JPH0428018B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0428018B2 JPH0428018B2 JP16121887A JP16121887A JPH0428018B2 JP H0428018 B2 JPH0428018 B2 JP H0428018B2 JP 16121887 A JP16121887 A JP 16121887A JP 16121887 A JP16121887 A JP 16121887A JP H0428018 B2 JPH0428018 B2 JP H0428018B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- present
- fruits
- vegetables
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は５−ハイドロオキシ−２−ハイドロオ
キシメチル−γ−ピロンを塗布した包装用フイル
ムまたはシートに関する。 本発明の包装用フイルムまたはシートは切花、
青果物用包装材として好適なものであり、その鮮
度の保持に役立つという優れた効果を有する。 〔従来の技術〕 野菜、果物等の青果物或いは切花類は収穫後も
生物体として生活作用を営んでいるが、収穫後は
栄養補給が断たれているので、自らの体成分を消
耗しながら吸収、蒸散などを続けている。 そのため、それらの生鮮度を維持しつつ貯蔵も
しくは転送することは極めて難しく、従来から
種々な工夫がなされてきた。 切花、青果物等の鮮度保持を目的としてセロフ
アンもしくはプラスチツクフイルムで包装した
り、プラスチツク製のトレーにいれてストレツチ
フイルムで包装するのもその一つである。 これらはセロフアンもしくはプラスチツクフイ
ルムで包装することにより、中の青果物等の生活
作用（吸収、蒸散）を抑制して、保存性を向上さ
せることをねらいとしている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記した従来の方法では鮮度保
持の点で不十分である他、逆に内部が過湿になり
易く、このためかえつて青果物等の腐敗が促進さ
れるという問題点があつた。 そこでこの腐敗を抑えるため、予冷、低温貯
蔵、CA貯蔵（Controlled Atmosphere
Storage）等が実施されているが、いずれも設備
にかなりの投資を必要とするうえ、コールドチエ
ーンが未発達の我が国においては所期の目的を達
成できないという別の問題点が存在する。 本発明はこれらの問題点のない包装方法の確立
を目的とするものであつて、特に切花、青果物等
の変色、及び腐敗の抑制を可能とする包装用フイ
ルム又はシートを提供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は上記目的のため鋭意研究を行つた結
果、特定の化合物をフイルム又はシートに塗布す
ることにより目的を達成できることを見出し本発
明を完成した。 すなわち、本発明は５−ハイドロオキシ−２−
ハイドロオキシメチル−γ−ピロンを塗布した包
装用フイルム又はシートを提供するものである。 本発明で用いられる５−ハイドロオキシ−２−
ハイドロオキシメチル−γ−ピロン（以下本化合
物と略記する）は下記化学式を有する化合物であ
つて、麹酸とも呼ばれているものである。 本化合物は微生物によつて各種炭水化合物から
生成されるが、市販品があるのでこれを使用すれ
ばよい。 本化合物をフイルムなどに塗布するには、本化
合物の溶媒、例えば水、アルコール、酢酸エステ
ル等に溶解して塗布するのが好ましい。また、塗
布は通常の塗布の他、該溶液中にいわゆるドブ浸
けするか、もしくはフイルムを液中に通過させて
付着せしめることもできる。この際含浸しても勿
論よい。 なお、本発明の溶液中には防曇剤、及びその他
の添加剤を加えてもよい。 本化合物の塗布量は５〜1000mg／m2が好まし
い。塗布量が５mg／m2未満では切花、青果物など
の腐敗防止効果が充分でなく、1000mg／を越える
とフイルム等の透明性が悪化するので好ましくな
い。 本発明に用いるフイルム、またはシートは包装
用のプラスチツクフイルムもしくはセロフアン等
いずれも使用出来るが、好ましくはポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポプロピレン等のフイルム或
いはシートである。 〔実施例〕 以下実施例、比較例で本発明を具体的に説明す
る。 実施例 １ ５−ハイドロオキシ−２−ハイドロオキシメチ
ル−γ−ピロンの水溶液を該化合物が300mg／m2
になるように厚み16μのポリスチレンフイルム
（旭化成工業(株)社製、スタイロフイルム ）に塗
布した。このフイルムを用いて収穫直後のレタス
を包装し25℃、70％RHFに放置して、レタスの
鮮度を評価した。結果を表−１に示す。又、比較
のため本化合物を塗布していない点を除き、他は
全く同じポリエステルフイルムを用いて実施した
比較例も表−１に示す。 なお、表中の数値はサンプル10個について市場
の当業者が下記の市場性評点をつけ、それの平均
値をとつたものである。 〔市場性評点〕 ４：収穫時と変わらず ３：変化あるも市場性充分有り ２：市場性の限界ぎりぎり １：市場性喪失 実施例 ２ 実施例１と同じ塗布フイルムを用い収穫直後の
レタスを包装し、５℃で実施例１と同様にして鮮
度を評価した結果を比較例とともに表−２に示
す。（評点などで全て実施例１と同じものを用い
た）。
キシメチル−γ−ピロンを塗布した包装用フイル
ムまたはシートに関する。 本発明の包装用フイルムまたはシートは切花、
青果物用包装材として好適なものであり、その鮮
度の保持に役立つという優れた効果を有する。 〔従来の技術〕 野菜、果物等の青果物或いは切花類は収穫後も
生物体として生活作用を営んでいるが、収穫後は
栄養補給が断たれているので、自らの体成分を消
耗しながら吸収、蒸散などを続けている。 そのため、それらの生鮮度を維持しつつ貯蔵も
しくは転送することは極めて難しく、従来から
種々な工夫がなされてきた。 切花、青果物等の鮮度保持を目的としてセロフ
アンもしくはプラスチツクフイルムで包装した
り、プラスチツク製のトレーにいれてストレツチ
フイルムで包装するのもその一つである。 これらはセロフアンもしくはプラスチツクフイ
ルムで包装することにより、中の青果物等の生活
作用（吸収、蒸散）を抑制して、保存性を向上さ
せることをねらいとしている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記した従来の方法では鮮度保
持の点で不十分である他、逆に内部が過湿になり
易く、このためかえつて青果物等の腐敗が促進さ
れるという問題点があつた。 そこでこの腐敗を抑えるため、予冷、低温貯
蔵、CA貯蔵（Controlled Atmosphere
Storage）等が実施されているが、いずれも設備
にかなりの投資を必要とするうえ、コールドチエ
ーンが未発達の我が国においては所期の目的を達
成できないという別の問題点が存在する。 本発明はこれらの問題点のない包装方法の確立
を目的とするものであつて、特に切花、青果物等
の変色、及び腐敗の抑制を可能とする包装用フイ
ルム又はシートを提供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は上記目的のため鋭意研究を行つた結
果、特定の化合物をフイルム又はシートに塗布す
ることにより目的を達成できることを見出し本発
明を完成した。 すなわち、本発明は５−ハイドロオキシ−２−
ハイドロオキシメチル−γ−ピロンを塗布した包
装用フイルム又はシートを提供するものである。 本発明で用いられる５−ハイドロオキシ−２−
ハイドロオキシメチル−γ−ピロン（以下本化合
物と略記する）は下記化学式を有する化合物であ
つて、麹酸とも呼ばれているものである。 本化合物は微生物によつて各種炭水化合物から
生成されるが、市販品があるのでこれを使用すれ
ばよい。 本化合物をフイルムなどに塗布するには、本化
合物の溶媒、例えば水、アルコール、酢酸エステ
ル等に溶解して塗布するのが好ましい。また、塗
布は通常の塗布の他、該溶液中にいわゆるドブ浸
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論よい。 なお、本発明の溶液中には防曇剤、及びその他
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い。塗布量が５mg／m2未満では切花、青果物など
の腐敗防止効果が充分でなく、1000mg／を越える
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い。 本発明に用いるフイルム、またはシートは包装
用のプラスチツクフイルムもしくはセロフアン等
いずれも使用出来るが、好ましくはポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポプロピレン等のフイルム或
いはシートである。 〔実施例〕 以下実施例、比較例で本発明を具体的に説明す
る。 実施例 １ ５−ハイドロオキシ−２−ハイドロオキシメチ
ル−γ−ピロンの水溶液を該化合物が300mg／m2
になるように厚み16μのポリスチレンフイルム
（旭化成工業(株)社製、スタイロフイルム ）に塗
布した。このフイルムを用いて収穫直後のレタス
を包装し25℃、70％RHFに放置して、レタスの
鮮度を評価した。結果を表−１に示す。又、比較
のため本化合物を塗布していない点を除き、他は
全く同じポリエステルフイルムを用いて実施した
比較例も表−１に示す。 なお、表中の数値はサンプル10個について市場
の当業者が下記の市場性評点をつけ、それの平均
値をとつたものである。 〔市場性評点〕 ４：収穫時と変わらず ３：変化あるも市場性充分有り ２：市場性の限界ぎりぎり １：市場性喪失 実施例 ２ 実施例１と同じ塗布フイルムを用い収穫直後の
レタスを包装し、５℃で実施例１と同様にして鮮
度を評価した結果を比較例とともに表−２に示
す。（評点などで全て実施例１と同じものを用い
た）。
【表】
本発明の包装用フイルム又はシートは切花、青
果物等に用いた場合、その変色及び腐敗を防ぎ、
鮮度を保持するという優れた効果を持つている。
果物等に用いた場合、その変色及び腐敗を防ぎ、
鮮度を保持するという優れた効果を持つている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ５−ハイドロオキシ−２−ハイドロオキシメ
チル−γ−ピロンを塗布した包装用フイルム又は
シート。 ２ 切花又は青果物の包装用フイルム又はシート
である特許請求の範囲第１項記載の包装用フイル
ムまたはシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16121887A JPS646034A (en) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | Packaging film or sheet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16121887A JPS646034A (en) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | Packaging film or sheet |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS646034A JPS646034A (en) | 1989-01-10 |
| JPH0428018B2 true JPH0428018B2 (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=15730864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16121887A Granted JPS646034A (en) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | Packaging film or sheet |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS646034A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2112378C1 (ru) * | 1994-06-27 | 1998-06-10 | Касеи Когио Кабусики Кайся | Водопоглощающие бумага или нетканый материал для предотвращения обесцвечивания среза растений и способ предотвращения обесвечивания поверхности среза растений |
| CN110746658B (zh) * | 2019-11-05 | 2020-09-08 | 江南大学 | 壳聚糖/曲酸/氯代曲酸复合抑菌保鲜膜及其制备方法 |
-
1987
- 1987-06-30 JP JP16121887A patent/JPS646034A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS646034A (en) | 1989-01-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |