JPH04279631A - 共重合ポリエステル - Google Patents
共重合ポリエステルInfo
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- JPH04279631A JPH04279631A JP6934791A JP6934791A JPH04279631A JP H04279631 A JPH04279631 A JP H04279631A JP 6934791 A JP6934791 A JP 6934791A JP 6934791 A JP6934791 A JP 6934791A JP H04279631 A JPH04279631 A JP H04279631A
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- Japan
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- copolyester
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- Pending
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 18
- MMINFSMURORWKH-UHFFFAOYSA-N 3,6-dioxabicyclo[6.2.2]dodeca-1(10),8,11-triene-2,7-dione Chemical group O=C1OCCOC(=O)C2=CC=C1C=C2 MMINFSMURORWKH-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
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Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は優れた耐熱性と機械的特
性を兼ね備えた共重合ポリエステルに関し、該共重合ポ
リエステルを紡糸することによって、高強度であってし
かも耐熱性の繊維を得ることができる。
性を兼ね備えた共重合ポリエステルに関し、該共重合ポ
リエステルを紡糸することによって、高強度であってし
かも耐熱性の繊維を得ることができる。
【０００２】
【従来の技術】テレフタル酸とエチレングリコールを構
成成分とするポリエチレンテレフタレート（以下ＰＥＴ
という）に代表されるポリエステル類は、繊維やフィル
ムなど広い分野で使用されているポリマーである。しか
しながら、その耐熱性は特に優れたものとはいえず、さ
らに耐熱性の優れたポリマーが望まれている。
成成分とするポリエチレンテレフタレート（以下ＰＥＴ
という）に代表されるポリエステル類は、繊維やフィル
ムなど広い分野で使用されているポリマーである。しか
しながら、その耐熱性は特に優れたものとはいえず、さ
らに耐熱性の優れたポリマーが望まれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】従来よりＰＥＴの耐
熱性および機械的特性を改善する方法として、アシドリ
シス反応によるＰＥＴとパラアセトキシ安息香酸の液晶
性ポリエステルが報告されている（Ｊｏｕｒｎａｌ ｏ
ｆ Ｐｏｌｙｍｅｒ Ｓｃｉｅｎｃｅ： Ｐｏｌｙｍ．
Ｃｈｅｍ．， Ｅｄ， Ｖｏｌ．１４， ２０４３（
１９７６）、特公昭５６−１８０１６号公報等）。上記
液晶性ポリマーは、ＰＥＴ構造への芳香族成分の導入に
よる耐熱性向上と、液晶性ポリマーの特徴である良好な
溶融流動性と分子配向性のしやすさによる機械的特性の
向上がみられる。しかしながら、前記液晶性ポリマーは
分子配向のしやすさが力学特性の異方性として現れ、分
子配向方向には強いが、その垂直方向には非常に弱いと
いう重大な欠点も持ち合わせている。
熱性および機械的特性を改善する方法として、アシドリ
シス反応によるＰＥＴとパラアセトキシ安息香酸の液晶
性ポリエステルが報告されている（Ｊｏｕｒｎａｌ ｏ
ｆ Ｐｏｌｙｍｅｒ Ｓｃｉｅｎｃｅ： Ｐｏｌｙｍ．
Ｃｈｅｍ．， Ｅｄ， Ｖｏｌ．１４， ２０４３（
１９７６）、特公昭５６−１８０１６号公報等）。上記
液晶性ポリマーは、ＰＥＴ構造への芳香族成分の導入に
よる耐熱性向上と、液晶性ポリマーの特徴である良好な
溶融流動性と分子配向性のしやすさによる機械的特性の
向上がみられる。しかしながら、前記液晶性ポリマーは
分子配向のしやすさが力学特性の異方性として現れ、分
子配向方向には強いが、その垂直方向には非常に弱いと
いう重大な欠点も持ち合わせている。
【０００４】ところで本発明者等はＰＥＴとパラアセト
キシシ安息香酸の共重合ポリエステルにおいて、パラア
セトキシ安息香酸の共重合量が低いところでは溶融液晶
性を示さないことを見出し、該共重合ポリエステルが力
学特性の異方性の影響を受けることなく、ＰＥＴよりも
耐熱性および機械特性の優れたポリマーとなることが期
待された。しかしながら、パラアセトキシ安息香酸組成
の少ない場合においては得られる共重合ポリマーは重合
度が高くならないという新たな欠点が残された。
キシシ安息香酸の共重合ポリエステルにおいて、パラア
セトキシ安息香酸の共重合量が低いところでは溶融液晶
性を示さないことを見出し、該共重合ポリエステルが力
学特性の異方性の影響を受けることなく、ＰＥＴよりも
耐熱性および機械特性の優れたポリマーとなることが期
待された。しかしながら、パラアセトキシ安息香酸組成
の少ない場合においては得られる共重合ポリマーは重合
度が高くならないという新たな欠点が残された。
【０００５】
【発明が解決しようとする手段】そこで本発明者等は溶
融液晶性を示さなず、かつ重合度の高いポリマーを得る
べく、つまり機械的特性の異方性による欠点がなく、Ｐ
ＥＴよりも耐熱性に優れたポリマーを得るべく、鋭意研
究検討した結果、遂に本発明を完成するに到った。すな
わち本発明はエチレンテレフタレートユニット６５〜９
５モル％およびパラヒドロキシ安息香酸ユニット５〜３
５モル％から構成され、還元粘度０．４以上を有し、且
つ溶融液晶性を示さないことを特徴とする共重合ポリエ
ステルである。
融液晶性を示さなず、かつ重合度の高いポリマーを得る
べく、つまり機械的特性の異方性による欠点がなく、Ｐ
ＥＴよりも耐熱性に優れたポリマーを得るべく、鋭意研
究検討した結果、遂に本発明を完成するに到った。すな
わち本発明はエチレンテレフタレートユニット６５〜９
５モル％およびパラヒドロキシ安息香酸ユニット５〜３
５モル％から構成され、還元粘度０．４以上を有し、且
つ溶融液晶性を示さないことを特徴とする共重合ポリエ
ステルである。
【０００６】本発明において溶融液晶性を示さないとは
、ポリマーの溶融状態の偏光下での観察において複屈折
を示すものを液晶性と判断し、暗視野になるものを非液
晶性、つまり溶融液晶性を示さないと判断した。
、ポリマーの溶融状態の偏光下での観察において複屈折
を示すものを液晶性と判断し、暗視野になるものを非液
晶性、つまり溶融液晶性を示さないと判断した。
【０００７】本発明共重合ポリエステルはエチレンテレ
フタレートユニット６５〜９５モル％、好ましくは６５
〜８５モル％およびパラヒドロキシ安息香酸ユニット５
〜３５モル％、好ましくは１５〜３５モル％から構成さ
れているが、本発明においてエチレンテレフタレートユ
ニットが６５モル％よりも少ない場合、共重合ポリエス
テルは溶融液晶性を示し力学的異方性を示す材料となっ
てしまい、一方９５モル％よりも多い場合にはＰＥＴに
対して耐熱性、力学特性の優位性が出てこないので好ま
しくない。またポリマーの還元粘度が０．４（パラクロ
ロフェノール／テトラクロロエタン＝３／１混合溶媒，
０．４ｇ／ｄｌの濃度で３０℃で測定した値）よりも小
さい場合は得られたポリマーは充分な強度を示さないの
で好ましくなく、特に０．５以上が望ましい。
フタレートユニット６５〜９５モル％、好ましくは６５
〜８５モル％およびパラヒドロキシ安息香酸ユニット５
〜３５モル％、好ましくは１５〜３５モル％から構成さ
れているが、本発明においてエチレンテレフタレートユ
ニットが６５モル％よりも少ない場合、共重合ポリエス
テルは溶融液晶性を示し力学的異方性を示す材料となっ
てしまい、一方９５モル％よりも多い場合にはＰＥＴに
対して耐熱性、力学特性の優位性が出てこないので好ま
しくない。またポリマーの還元粘度が０．４（パラクロ
ロフェノール／テトラクロロエタン＝３／１混合溶媒，
０．４ｇ／ｄｌの濃度で３０℃で測定した値）よりも小
さい場合は得られたポリマーは充分な強度を示さないの
で好ましくなく、特に０．５以上が望ましい。
【０００８】次に本発明共重合ポリエステルを得る方法
としては、たとえば特定量のＰＥＴとパラアセトキシ安
息香酸よりアシドリシス反応でポリマー前駆体を合成し
た後、溶融重縮合する方法が挙げられるが、重合度を上
げるために、溶融重縮合する際に亜鉛化合物、マンガン
化合物等の触媒の存在下で行うことが好ましく、また溶
融重縮合後、さらに固相重合を行うことによって、目的
の重合度を有する本発明共重合ポリエステルを得ること
ができる。
としては、たとえば特定量のＰＥＴとパラアセトキシ安
息香酸よりアシドリシス反応でポリマー前駆体を合成し
た後、溶融重縮合する方法が挙げられるが、重合度を上
げるために、溶融重縮合する際に亜鉛化合物、マンガン
化合物等の触媒の存在下で行うことが好ましく、また溶
融重縮合後、さらに固相重合を行うことによって、目的
の重合度を有する本発明共重合ポリエステルを得ること
ができる。
【０００９】
【実施例】以下、実施例で本発明を具体的に説明するが
、溶液粘度の測定は、ポリマーを０．４ｇ／ｄｌの濃度
でパラクロロフェノール／１，１，２，２−テトラクロ
ロエタン＝３／１混合溶液に溶解し、３０℃において還
元粘度を測定した。なおポリマー特性の評価として、溶
融液晶性は、溶融状態の偏光下での観察において複屈折
を示すものを液晶性、暗視野になるものを非液晶性と判
断し、また耐熱性は熱重量測定装置島津ＴＧＡ−３０を
用い、空気中１０℃／分で昇温した際の５％重量減少温
度で判定した。
、溶液粘度の測定は、ポリマーを０．４ｇ／ｄｌの濃度
でパラクロロフェノール／１，１，２，２−テトラクロ
ロエタン＝３／１混合溶液に溶解し、３０℃において還
元粘度を測定した。なおポリマー特性の評価として、溶
融液晶性は、溶融状態の偏光下での観察において複屈折
を示すものを液晶性、暗視野になるものを非液晶性と判
断し、また耐熱性は熱重量測定装置島津ＴＧＡ−３０を
用い、空気中１０℃／分で昇温した際の５％重量減少温
度で判定した。
【００１０】実施例１
ポリエチレンテレフタレート（東洋紡（株）製 ＲＥ
５３０ 固有粘度０．６３）２７．０ｇとパラアセト
キシ安息香酸４．５ｇをガラス製縦型重合管に仕込み（
パラアセトキシ安息香酸含有量１５％）、窒素雰囲気下
２８０℃で３０分撹拌した後、徐々に０．２〜０．３ｍ
ｍＨｇまで減圧にして３時間重合を進めた。得られた共
重合ポリマーは、粉砕した後ガラスアンプルに入れ減圧
状態にした後、２２０℃に設定したオイルバスで加熱を
１５時間続け固相重合を行った。得られたポリマーの還
元粘度は０．５１であり、このポリマーは溶融時に液晶
性を示さなかった。また、５％重量減少温度は３４９℃
を示した。
５３０ 固有粘度０．６３）２７．０ｇとパラアセト
キシ安息香酸４．５ｇをガラス製縦型重合管に仕込み（
パラアセトキシ安息香酸含有量１５％）、窒素雰囲気下
２８０℃で３０分撹拌した後、徐々に０．２〜０．３ｍ
ｍＨｇまで減圧にして３時間重合を進めた。得られた共
重合ポリマーは、粉砕した後ガラスアンプルに入れ減圧
状態にした後、２２０℃に設定したオイルバスで加熱を
１５時間続け固相重合を行った。得られたポリマーの還
元粘度は０．５１であり、このポリマーは溶融時に液晶
性を示さなかった。また、５％重量減少温度は３４９℃
を示した。
【００１１】実施例２、３、４
実施例１において，パラアセトキシ安息香酸含有量を５
、２５および３５％と代えた以外は全て実施例１と同様
にして各々の共重合ポリマーを得た。なお固相重合温度
は、ポリマーの融点を考慮して個々に設定した。得られ
たポリマーの特性を”表１”に示す。
、２５および３５％と代えた以外は全て実施例１と同様
にして各々の共重合ポリマーを得た。なお固相重合温度
は、ポリマーの融点を考慮して個々に設定した。得られ
たポリマーの特性を”表１”に示す。
【００１２】比較例１
実施例１で用いた東洋紡製ポリエチレンテレフタレート
の特性を評価した。その結果を”表１”に併記する。
の特性を評価した。その結果を”表１”に併記する。
【００１３】比較例２
実施例１において、パラアセトキ安息香酸含有量を４５
％に変更した以外は全て実施例１と同様にして共重合ポ
リマーを合成し、さらに２１０℃で固相重合を行ったと
ころ還元粘度０．７４のポリマーが得られた。しかし、
このポリマーは溶融時に液晶性を示し、異方性を持つも
のであった。
％に変更した以外は全て実施例１と同様にして共重合ポ
リマーを合成し、さらに２１０℃で固相重合を行ったと
ころ還元粘度０．７４のポリマーが得られた。しかし、
このポリマーは溶融時に液晶性を示し、異方性を持つも
のであった。
【００１４】比較例３
実施例１において共重合ポリマーを合成した後、固相重
合を行わなかったポリマーの還元粘度は０．３７であっ
た。このポリマーは溶融液晶性を示さなかったが、力学
強度の弱いものであった。
合を行わなかったポリマーの還元粘度は０．３７であっ
た。このポリマーは溶融液晶性を示さなかったが、力学
強度の弱いものであった。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【発明の効果】以上本発明共重合ポリエステルは、優れ
た耐熱性と優れた機械的特性を兼ね備えているので、従
来からの高価な芳香族ポリアミドや全芳香族ポリエステ
ルに代替することができ、その応用分野を飛躍的に拡大
することができる。
た耐熱性と優れた機械的特性を兼ね備えているので、従
来からの高価な芳香族ポリアミドや全芳香族ポリエステ
ルに代替することができ、その応用分野を飛躍的に拡大
することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 エチレンテレフタレートユニット
６５〜９５モル％およびパラヒドロキシ安息香酸ユニッ
ト５〜３５モル％から構成され、還元粘度０．４以上を
有し、且つ溶融液晶性を示さないことを特徴とする共重
合ポリエステル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6934791A JPH04279631A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 共重合ポリエステル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6934791A JPH04279631A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 共重合ポリエステル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04279631A true JPH04279631A (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=13399927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6934791A Pending JPH04279631A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 共重合ポリエステル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04279631A (ja) |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP6934791A patent/JPH04279631A/ja active Pending
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