JPH04279580A - クロモン系化合物 - Google Patents

クロモン系化合物

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JPH04279580A
JPH04279580A JP4023591A JP4023591A JPH04279580A JP H04279580 A JPH04279580 A JP H04279580A JP 4023591 A JP4023591 A JP 4023591A JP 4023591 A JP4023591 A JP 4023591A JP H04279580 A JPH04279580 A JP H04279580A
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JP
Japan
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compound
group
chromone
formula
atom
Prior art date
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Pending
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JP4023591A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakasumi
博行 中澄
Teijiro Kitao
北尾 悌次郎
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なクロモン系化合
物に関し、詳しくはフォトクロミック性を有する新規な
クロモン系化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトクロミック性を有する化合物とし
ては、従来からスピロピラン系化合物が知られており、
これを使用したフォトクロミック感光材料も種々提案さ
れている。例えば、特開昭58−113203号公報に
は、下記式(II)で表わされるフォトクロミック性を
示すスピロピラン系化合物が提案されている。
【0003】
【化2】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来公知の
化合物とは異なる化学構造を有し、記録材料、記憶材料
、調光材料、光学フィルター、マスキング材料或いは示
温材料として使用することができる新規なクロモン系化
合物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のクロ
モン系化合物は、前記請求項1において一般式(I)で
表わされるクロモン系化合物を要旨とするものである。 以下に本発明を詳細に説明する。R1 、R2 または
R3 におけるアルキル基としては、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基
、n−オクチル基等の炭素数1〜8のアルキル基が挙げ
られ、R1 におけるアルキル基の置換基としてのアル
コキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プ
ロピルオキシ基、n−ブトキシ基、n−ヘキシルオキシ
基、n−オクチルオキシ基等の炭素数1〜8のアルコキ
シ基が挙げられ、R2 、R3 におけるアルコキシ基
としては、R3 でアルキル基の置換基として挙げた炭
素数1〜8のアルコキシ基が挙げられ、R2 、R3 
におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子
、臭素原子等が挙げられる。
【0006】R4 で表わされるp−(N,N−ジアル
キルアミノ)−スチリル基あるいは2−(N,N−ジア
ルキルアミノ)−エチレニル基及びYにおける炭素原子
の置換基におけるアルキル基としては前記R1 、R2
 及びR3 で例示されたアルキル基が挙げられる。こ
れらジアルキルアミノ基の各アルキル基及びYにおける
炭素原子の2つの置換基としてのアルキル基はそれぞれ
同じでも異っていてもよい。X− で示される1価の陰
イオンとしては、クロルイオン、ブロムイオン、ヨード
イオン等のハロゲンイオン、過塩素酸イオン、四フッ化
ほう素酸イオン等が挙げられる。本発明のクロモン系化
合物は、例えば、次のようにして製造することが出来る
。すなわち、下記一般式(IV)
【0007】
【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 、XおよびYは、前記
一般式(I)におけると同意義を示す。)で表わされる
化合物と、下記一般式(V)
【0008】
【化4】 (式中、R4 およびZは、前記一般式(I)における
と同意義を示す。)で表わされる化合物とを反応させる
ことにより製造することが出来る。この反応は、通常、
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール系溶媒の存在下で、反応温度−20〜10
0℃において実施される。本発明の前記一般式(I)の
クロモン系化合物の具体例としては、各置換基が以下の
表1に示される組み合わせのものを挙げることが出来る
【0009】
【表1】
【0010】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 前記表1No.1の化合物の合成 1,2,3,3−テトラメチルインドレニウムパークロ
レート192mg(0.7mmol)と3−ホルミルチ
オクロモン210mg(1.10mmol)をエタノー
ル10ml中に加え、12時間加熱還流させる。析出し
た結晶を濾取し、得られた結晶をエーテルで3回洗浄す
ることにより収率35%で得られた。この化合物は以下
の物性値を示した。 dp  263.9℃; 1H  NMR(DMSO−
d6 )δ1.79(6H,s),4.10(3H.s
),7.63−7.67(2H,m),7.78(1H
,dt,J  1  and  8  Hz),7.8
5−7.96(3H,m),8.07(1H,dd,J
  1  and  8  Hz),8.15(1H,
d,J  16  Hz),8.36(1H,d,J 
 16  Hz),8.53(1H,dd,J  1 
 and  8Hz),9.63(1H,s) 元素分析値(理論値)  C22H20NO5 SC1
:C,59.25;H,4.52;N,3.14%.(
実測値):C,58.82;H,4.43;N,3.0
6%. この化合物はテトラクロルエタン(1.0×10−4M
)中456nmのλmax を示し、図1に示す様に可
視光(>39nm)を照射(at20℃)すると消色し
、(λmax 354nm)、暗所で放置すると元の状
態(λmax 456nm)に戻った。
【0011】実施例2 実施例1と同様にして前記表1No.2の化合物を収率
75%で合成した。この化合物は以下の物性値を示した
。 mp  256.2℃; 1H  NMR(DMSO−
d6 )δ1.79(6H,s),4.10(3H.s
),7.63−7.67(2H,m),7.79(1H
,dt,J  1  and  8  Hz),7.8
5−7.96(3H,m),8.07(1H,dd,J
  1  and  8  Hz),8.16(1H,
d,J  16  Hz),8.37(1H,d,J 
 16  Hz),8.53(1H,dd,J  1 
 and  8Hz),9.64(1H,s) 元素分析値(理論値)  C22H20NOSI:C,
55.82;H,4.26;N,2.96%.(実測値
):C,55.42;H,3.84;N,2.64%. また、実施例1と同様にして、可視光を照射した時の照
射前後の最大吸収波長(λmax )はそれぞれ455
nm、354nmであった。
【0012】実施例3 実施例1と同様にして、前記表1No.3の化合物を収
率68%で合成した。この化合物は以下の物性値を示し
た。 dp  241.5℃; 1H  NMR(DMSO−
d6 )δ1.75(6H,s),3.23(3H.s
),3.44(3H,s),3.92(3H,s),5
.67(1H,d,J  12  Hz),7.42(
1H,dt,J  1  and8  Hz),7.4
9(1H,t,J  8  Hz),7.54−7.6
0(2H,m),7.74−7.80(3H,m),8
.03(1H,dd,J  2and  8  Hz)
,8.21(1H,d,J  15  Hz),8.3
7(1H,d,J  15  Hz),8.47(1H
,d,J  12  Hz)元素分析値(理論値)  
C26H27N2 O6Cl  1/2H2 O:C,
61.48;H,5.56;N,5.51%. (実測値):C,61.46;H,5.34;N,5.
59%.
【0013】実施例4 実施例1と同様にして、前記表1No.4の化合物を収
率63%で合成した。この化合物は以下の物性値を示し
た。 dp  250.6℃; 1H  NMR(DMSO−
d6 )δ1.80(6H,s),3.08(6H.s
),4.08(3H,s),6.85(2H,d,J9
  Hz),7.39(1H,d,J  16  Hz
),7.55(1H,dt,J  1  and  8
  Hz),7.61−7.66(2H,m),7.7
8(2H,d,J  9  Hz),7.80−7.9
5(4H,m),8.09(1H,d,J  16  
Hz),8.14(1H,dd,J  2  and 
 8  Hz),8.33(1H,d,J  16  
Hz),8.51(1H,d,J  16  Hz) 元素分析値(理論値)  C32H31N2 O6Cl
  1/3H2 O:C,66.84;H,5.43;
N,4.87%. (実測値):C,66.13;H,5.67;N,4.
64%.
【0014】実施例5 実施例1と同様にして前記表1No.6の化合物を収率
32%で合成した。この化合物は以下の物性値を示した
。 mp  237.2℃; 1H  NMR(DMSO−
d6 )δ4.33(3H,s),7.77(1H,d
t,J  1  and  7  Hz),7.82(
1H,dt,J  1  and  7  Hz),7
.85−7.94(2H,m),8.06(1H,dd
,J  1  and  8  Hz),8.15(1
H,d,J  16Hz),8.30(1H,d,J 
 8  Hz),8.42(1H,d,J  16Hz
),8.45(1H,dd,J  1  and  8
  Hz),8.53(1H,dd,J  1  an
d  8  Hz),9.42(1H,s)元素分析値
(理論値)  C19H14NOS2 I:C,49.
25;H,3.05;N,3.02%.(実測値):C
,49.22;H,3.03;N,2.85%. また、実施例1と同様にして、可視光を照射した時の照
射前後の最大吸収波長(λmax )はそれぞれ435
nm、344nmであった。
【0015】実施例7 実施例1と同様にして、前記表1No.7の化合物を収
率39%で合成した。この化合物は以下の物性値を示し
た。 dp  285.4℃; 1H  NMR(DMSO−
d6 )δ4.32(3H,s),7.74−7.93
(4H,m),8.06(1H,dd,J  1  a
nd8  Hz),8.15(1H,d,J  16 
 Hz),8.30(1H,d,J  8  Hz),
8.41(1H,d,J  16  Hz),8.44
(1H,dd,J  1  and  8  Hz),
8.53(1H,dd,J  1  and  8Hz
),9.41(1H,s)元素分析値(理論値)  C
19H14NO5 S2 Cl:C,51.81;H,
3.32;N,3.18%.(実測値):C,51.8
4;H,3.08;N,3.20%. また実施例1と同様にして可視光を照射した時の、照射
前後の最大吸収波長(λmax )はそれぞれ435n
m、345nmであった。
【0016】
【発明の効果】本発明の上記クロモン系化合物は新規な
物質であって、フォトクロミック性を示す。したがって
、本発明の上記クロモン系化合物は、そのフォトクロミ
ック性を利用して記録材料、記憶材料、調光ガラス等の
調光材料、光学フィルター或いはマスキング材料に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の化合物の可視光照射前後の吸収波長
を示した図。
【符号の説明】
縦軸は吸光度、横軸は波長(nm)を表わす。曲線aは
照射直後、曲線b,c,d,e,f,g,hはそれぞれ
照射後、10,20,30,40,50,60,80分
後の曲線を示し、曲線iは照射前および照射後125分
の曲線を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記一般式(I)で表わされるクロモ
    ン系化合物。 【化1】 〔式中、R1 はアルコキシ基で置換されていてもよい
    アルキル基を示し、R2 およびR3 はそれぞれ独立
    して水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基ま
    たはハロゲン原子を示し、R4 は水素原子、p−(N
    ,N−ジアルキルアミノ)−スチリル基又は2−N,N
    ジアルキルアミノエチレニル基を示し、X− は1価の
    陰イオンを示し、Yは2つのアルキル基を有する炭素原
    子または硫黄原子を示し、Zは酸素原子または硫黄原子
    を示す。〕
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