JPH0427942Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0427942Y2 JPH0427942Y2 JP1987116567U JP11656787U JPH0427942Y2 JP H0427942 Y2 JPH0427942 Y2 JP H0427942Y2 JP 1987116567 U JP1987116567 U JP 1987116567U JP 11656787 U JP11656787 U JP 11656787U JP H0427942 Y2 JPH0427942 Y2 JP H0427942Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- tread
- base material
- top surface
- wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 9
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000011120 plywood Substances 0.000 claims description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 12
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 6
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 5
- XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N Vinyl acetate Chemical compound CC(=O)OC=C XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000004061 bleaching Methods 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N Urea Chemical compound NC(N)=O XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 241000190021 Zelkova Species 0.000 description 3
- 239000004202 carbamide Substances 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 3
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 3
- 239000011121 hardwood Substances 0.000 description 3
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003831 antifriction material Substances 0.000 description 2
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 2
- 241000218645 Cedrus Species 0.000 description 1
- 241000218691 Cupressaceae Species 0.000 description 1
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000219492 Quercus Species 0.000 description 1
- 229920001807 Urea-formaldehyde Polymers 0.000 description 1
- 239000000980 acid dye Substances 0.000 description 1
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 229930014626 natural product Natural products 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
- 239000011122 softwood Substances 0.000 description 1
- 235000019640 taste Nutrition 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、階段用踏板の色むら、色はげを防
止することに関する。
止することに関する。
[従来の技術]
従来、階段はラワン材等を製材加工したものか
ら、量産が可能な合板やLVLに木目模様を印刷
した塩化ビニルシートを貼着したものが製造され
ていた。
ら、量産が可能な合板やLVLに木目模様を印刷
した塩化ビニルシートを貼着したものが製造され
ていた。
しかし、現在では量産品から天然物や高級物へ
と嗜好が変化しており、基材に塩化ビニルシート
を貼着した従来の量産品では顧客を満足させられ
なくなつて来た。
と嗜好が変化しており、基材に塩化ビニルシート
を貼着した従来の量産品では顧客を満足させられ
なくなつて来た。
そこで、天然感や高級感を現わすために、天然
木から得たスライス単板あるいはロータリー単板
を接着剤を介して基材に貼着したものが生産され
るようになつた。その場合に耐摩耗性を向上させ
るために階段踏板の段鼻部には硬木を埋込み、そ
の周囲に単板を貼着したもの、あるいは基材上面
に貼るよりも正面側面部に貼着する単板を厚く
し、さらに木目を強調するために着色塗料によつ
て着色し、その上面に減摩剤を混入した透明ある
いは半透明塗料で上塗り層を設けていた。
木から得たスライス単板あるいはロータリー単板
を接着剤を介して基材に貼着したものが生産され
るようになつた。その場合に耐摩耗性を向上させ
るために階段踏板の段鼻部には硬木を埋込み、そ
の周囲に単板を貼着したもの、あるいは基材上面
に貼るよりも正面側面部に貼着する単板を厚く
し、さらに木目を強調するために着色塗料によつ
て着色し、その上面に減摩剤を混入した透明ある
いは半透明塗料で上塗り層を設けていた。
[考案の解決すべき問題点]
しかし、単板は天然木〓板である為、その材色
は同一木であつても、採取部位や、木取り、さら
には生育条件等によつて違つていた。そのため着
色塗装した場合に、同一の塗料、同一の塗布条件
であつても単板の色むら、変色による色違いなど
が生じて、商品としては色の統一されたものを得
ることは困難であつた。
は同一木であつても、採取部位や、木取り、さら
には生育条件等によつて違つていた。そのため着
色塗装した場合に、同一の塗料、同一の塗布条件
であつても単板の色むら、変色による色違いなど
が生じて、商品としては色の統一されたものを得
ることは困難であつた。
さらに、階段踏板の段鼻部は歩行時、特に摩擦
量が多く、硬木を埋めたり、単板厚を厚くし、下
塗り塗料や上塗り塗料中に減摩剤を混入して出来
るだけ摩耗性能を向上させようとしていたが、着
色塗料は表面のみ着色しているにすぎないので、
やがては摩耗によつて着色剤が剥がれ、色違いと
なつていた。
量が多く、硬木を埋めたり、単板厚を厚くし、下
塗り塗料や上塗り塗料中に減摩剤を混入して出来
るだけ摩耗性能を向上させようとしていたが、着
色塗料は表面のみ着色しているにすぎないので、
やがては摩耗によつて着色剤が剥がれ、色違いと
なつていた。
[問題点を解決するための手段]
この考案は、上記の問題点を解決するためなさ
れたもので、その構成は、基材に接着剤を介して
〓板を貼着しのた後、必要に応じてその上面に透
明、或は半透明合成樹脂層を有する階段用踏板に
おいて、少なくとも踏板上面と長手方向両側両部
の内、施工後正面となる側に内部まで均一に染色
した化粧単板が着された階段用踏板を提供するこ
とで解決するものです。
れたもので、その構成は、基材に接着剤を介して
〓板を貼着しのた後、必要に応じてその上面に透
明、或は半透明合成樹脂層を有する階段用踏板に
おいて、少なくとも踏板上面と長手方向両側両部
の内、施工後正面となる側に内部まで均一に染色
した化粧単板が着された階段用踏板を提供するこ
とで解決するものです。
以下、図面により詳述する。
第1図は本考案による階段用踏板の断面図、を
示し、第2図はその踏板を利用した箱形階段の斜
視図を示す。第3図は本考案による他の実施例
で、第4図はその踏板を利用した露出形階段の斜
視図を示す。
示し、第2図はその踏板を利用した箱形階段の斜
視図を示す。第3図は本考案による他の実施例
で、第4図はその踏板を利用した露出形階段の斜
視図を示す。
基材1は合板、LVL等からなり、そして基材
1の表面(踏板の上面4と長手方向両側面部の
内、階段施工時正面となる側3と、その連続する
下面の端部から約50mmの範囲を示す)には、ナ
ラ,ケヤキ、セン等の広葉樹やヒノキなどの針葉
樹単板を漂白するか、あるいはせずに所望の色に
染料で内部まで均一に染色して得た染色化粧単板
2や染色した人工木目化粧単板2を適宜の寸法に
裁断して尿素樹脂接着剤、尿素・酢酸ビニル樹脂
接着剤や変性酢酸ビニル樹脂接着剤等で貼着して
踏板を得る。
1の表面(踏板の上面4と長手方向両側面部の
内、階段施工時正面となる側3と、その連続する
下面の端部から約50mmの範囲を示す)には、ナ
ラ,ケヤキ、セン等の広葉樹やヒノキなどの針葉
樹単板を漂白するか、あるいはせずに所望の色に
染料で内部まで均一に染色して得た染色化粧単板
2や染色した人工木目化粧単板2を適宜の寸法に
裁断して尿素樹脂接着剤、尿素・酢酸ビニル樹脂
接着剤や変性酢酸ビニル樹脂接着剤等で貼着して
踏板を得る。
[作用]
ここで、染色した染色単板を階段用踏板の表面
に貼着するのは、原料単板の色むら、変色によつ
て生じる着色塗装後の色違い、および、階段踏板
に貼着した単板表面が摩耗によつて生じる色はげ
を防ぐためである。
に貼着するのは、原料単板の色むら、変色によつ
て生じる着色塗装後の色違い、および、階段踏板
に貼着した単板表面が摩耗によつて生じる色はげ
を防ぐためである。
[実施例 1]
基材1は合板からなり、その寸法は1000×40×
240mmで、その表面には、厚さ0.5mmで、色むらが
あるケヤキの粗悪な〓板を過酸化水素液中に浸漬
して漂白した後、このケヤキ〓板を茶系統の酸性
染料で内部まで均一に染料して得た化粧単板2を
1000×240mmと1000×40mm、1000×50mmに裁断し
て第1図の様に、基材1の上面4と長手方向側面
部の内、施工時正面となる側3、およびその連続
する下面に尿素・酢酸ビニル樹脂接着剤を介して
接着し、第2図に示す様な箱形階段用の踏板を得
た。
240mmで、その表面には、厚さ0.5mmで、色むらが
あるケヤキの粗悪な〓板を過酸化水素液中に浸漬
して漂白した後、このケヤキ〓板を茶系統の酸性
染料で内部まで均一に染料して得た化粧単板2を
1000×240mmと1000×40mm、1000×50mmに裁断し
て第1図の様に、基材1の上面4と長手方向側面
部の内、施工時正面となる側3、およびその連続
する下面に尿素・酢酸ビニル樹脂接着剤を介して
接着し、第2図に示す様な箱形階段用の踏板を得
た。
[実施例 2]
基材1は合板からなり、その寸法は1000×40×
240mm。そして第3図に示す様に、その全表面
(基材1の上下面、長手方向両側面、及び両木口)
には、複数色に染色した染料単板を接着剤を介し
て複数枚接着した集成フリツチから接着剤層が柾
目模様となるように切削して得られた厚さ0.3mm
の人工木目化粧単板2を1000×240mm、1000×40
mm、240×40mmに各2枚づつ裁断した。そしてそ
れらの全体を尿素・酢酸ビニル樹脂接着剤を介し
て基材1に接着して第4図に示す様な露出型階段
用の踏板を得た。
240mm。そして第3図に示す様に、その全表面
(基材1の上下面、長手方向両側面、及び両木口)
には、複数色に染色した染料単板を接着剤を介し
て複数枚接着した集成フリツチから接着剤層が柾
目模様となるように切削して得られた厚さ0.3mm
の人工木目化粧単板2を1000×240mm、1000×40
mm、240×40mmに各2枚づつ裁断した。そしてそ
れらの全体を尿素・酢酸ビニル樹脂接着剤を介し
て基材1に接着して第4図に示す様な露出型階段
用の踏板を得た。
[考案の効果]
本考案は染色した染色単板を階段用踏板の表面
に貼着しているので、原料単板の濃淡や変色によ
る色違いによつて生じる着色塗料塗布後の色む
ら、および、単板表面の摩耗による削れが生じて
も、内部まで均一に染色しているので、踏板に色
むらを生じることはない。
に貼着しているので、原料単板の濃淡や変色によ
る色違いによつて生じる着色塗料塗布後の色む
ら、および、単板表面の摩耗による削れが生じて
も、内部まで均一に染色しているので、踏板に色
むらを生じることはない。
さらに、単板を漂白すると、原料単板に濃淡や
変色などの欠点がある粗悪な天然木も利用出来る
ので資源の有効利用が図れる。
変色などの欠点がある粗悪な天然木も利用出来る
ので資源の有効利用が図れる。
第1図は本考案による階段用踏板の断面図を示
し、第2図はその踏板を利用した箱形階段の斜視
図を示す。第3図は本考案による他の実施例で、
第4図はその踏板を利用した露出形階段の斜視図
を示す。 1……基材、2……化粧単板、3……施工後正
面となる面、4……踏板上面。
し、第2図はその踏板を利用した箱形階段の斜視
図を示す。第3図は本考案による他の実施例で、
第4図はその踏板を利用した露出形階段の斜視図
を示す。 1……基材、2……化粧単板、3……施工後正
面となる面、4……踏板上面。
Claims (1)
- 合板等の基材1に接着剤を介してスライド単
板、またはロータリー単板を貼着した後、必要に
応じてその上面に透明、或は半透明合成樹脂層を
設けた階段用踏板において、少なくとも踏板上面
4と長手方向両側面部の内、施工後正面となる側
3に内部まで均一に染色した化粧単板2が貼着さ
れたことを特徴とする階段用踏板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116567U JPH0427942Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116567U JPH0427942Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6424235U JPS6424235U (ja) | 1989-02-09 |
JPH0427942Y2 true JPH0427942Y2 (ja) | 1992-07-06 |
Family
ID=31359215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987116567U Expired JPH0427942Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427942Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5061612U (ja) * | 1973-09-29 | 1975-06-06 | ||
JPS5910254Y2 (ja) * | 1980-10-01 | 1984-03-31 | 当麻硬板株式会社 | 板状体 |
-
1987
- 1987-07-28 JP JP1987116567U patent/JPH0427942Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6424235U (ja) | 1989-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06307065A (ja) | 木質系化粧板及びその製造方法 | |
JPH0427942Y2 (ja) | ||
JPH0726701A (ja) | 床材用基板および床材 | |
JPH0768504A (ja) | 溝付き化粧板及びその製造方法 | |
JPS6220281Y2 (ja) | ||
CN201351352Y (zh) | 一种原木单板拼花强化复合地板 | |
JPH0447901A (ja) | 木質カラー床板の製造方法 | |
JPH0646672Y2 (ja) | 木質単板を使用した床用化粧板 | |
JPS61192508A (ja) | 化粧材 | |
KR20050009570A (ko) | 만곡이 제어된 원목단위편 제조방법 및 그 제조방법에의한 원목단위편 | |
JP2853006B2 (ja) | 化粧板およびその製造方法 | |
JPH0729136Y2 (ja) | 単板貼り化粧板 | |
JP3030683B2 (ja) | 化粧パネル | |
JPS6126006Y2 (ja) | ||
JPS61153178A (ja) | 突板貼り化粧板の製造方法 | |
JP2935006B2 (ja) | 化粧板の製造方法 | |
JPH0825250B2 (ja) | 溝付き化粧合板及びその製造方法 | |
JP2790417B2 (ja) | 化粧材及びその製造方法 | |
JPS6064886A (ja) | 木質化粧板 | |
JPS6217242Y2 (ja) | ||
JPS6037942Y2 (ja) | 壁材 | |
JPH0736979Y2 (ja) | フラッシュパネル | |
JP2001315106A (ja) | 高級感に富んだ木調建材、およびその製造方法 | |
JPH1177902A (ja) | 木質建材 | |
JPH07329016A (ja) | 化粧単板およびその製造方法 |