JPH04278820A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
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- JPH04278820A JPH04278820A JP6105191A JP6105191A JPH04278820A JP H04278820 A JPH04278820 A JP H04278820A JP 6105191 A JP6105191 A JP 6105191A JP 6105191 A JP6105191 A JP 6105191A JP H04278820 A JPH04278820 A JP H04278820A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 9
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 4
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims 1
- 238000010792 warming Methods 0.000 abstract 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 4
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内の温度制御をよ
り安定に行なうことができる車両用空調制御装置に関す
るものである。
り安定に行なうことができる車両用空調制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置は、例えば特公昭
62−30931号公報に開示されているように、冷気
と暖気との混合比を変えるエアミックスドアの如き温度
調節部材によって車室内に吹き出す空気の温度を調節す
る構成を有し、実際の車室内温度を検出するセンサから
の出力に応答し、車室内の温度が所望の値に維持される
よう温度調節部材の操作量がフィードバック制御され、
これにより、車室内の温度制御が行なわれる構成となっ
ている。
62−30931号公報に開示されているように、冷気
と暖気との混合比を変えるエアミックスドアの如き温度
調節部材によって車室内に吹き出す空気の温度を調節す
る構成を有し、実際の車室内温度を検出するセンサから
の出力に応答し、車室内の温度が所望の値に維持される
よう温度調節部材の操作量がフィードバック制御され、
これにより、車室内の温度制御が行なわれる構成となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のフィードバック制御方式によって車室内の温度を
安定に制御しようとすると、暖気用のヒータユニットの
制御特性を使用するユニットに合わせてチューニングす
る必要があり、多大の工数を必要とし、コストの増加を
生じるという問題点を有していた。これは、ヒータユニ
ットの温度制御特性は、吹出モード、吸い込みモードに
よって異なるばかりか、各ユニットによっても異なると
いう理由によるものである。したがって、仮にチューニ
ングを行なったとしても、車室内温度を円滑且つ安定に
制御するためには、複雑なユニット特性値をメモリに格
納しておき、これらのデータを参照しながら制御演算を
行なわなければならないという繁雑さを有している。本
発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決す
ることができる、車両用空気調和装置を提供することに
ある。
従来のフィードバック制御方式によって車室内の温度を
安定に制御しようとすると、暖気用のヒータユニットの
制御特性を使用するユニットに合わせてチューニングす
る必要があり、多大の工数を必要とし、コストの増加を
生じるという問題点を有していた。これは、ヒータユニ
ットの温度制御特性は、吹出モード、吸い込みモードに
よって異なるばかりか、各ユニットによっても異なると
いう理由によるものである。したがって、仮にチューニ
ングを行なったとしても、車室内温度を円滑且つ安定に
制御するためには、複雑なユニット特性値をメモリに格
納しておき、これらのデータを参照しながら制御演算を
行なわなければならないという繁雑さを有している。本
発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決す
ることができる、車両用空気調和装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明の装置は、図1に示されるように、車室内の温
度を制御するための車両用空気調和装置において、所望
の車室温度を設定するための設定手段と室温検出手段と
を含んでいる熱負荷検出手段と、熱負荷検出手段からの
出力に応答し車室内の温度を設定手段により設定された
温度に接近させ維持するにの必要な吹出空気の目標吹出
温度を演算する目標吹出温度演算手段と、吹出空気の実
際の温度を検出する吹出温度検出手段とを備えている。 目標吹出温度演算手段において演算された目標吹出温度
を示す出力と、吹出温度検出手段において検出された吹
出温度を示す出力とは、第1のファジィ推論手段に与え
られる。第1のファジィ推論手段は、目標吹出温度と実
際の吹出温度との差が最小となる温度調節手段の操作量
を推論するためのものであり、第1のファジィ推論手段
の出力は操作量決定手段に与えられ、ここで温度調節手
段の操作量が決定される。熱負荷検出手段からの出力及
び目標吹出温度演算手段からの出力は、設定温度と室温
との差分に見合った最適送風量を推論するための第2の
ファジィ推論手段に与えられる。送風量決定手段は、第
2のファジィ推論手段における推論結果に応答し、送風
手段においてこの最適送風量を得るための実際の送風量
を決定し、これにより送風手段が調節される。
、本発明の装置は、図1に示されるように、車室内の温
度を制御するための車両用空気調和装置において、所望
の車室温度を設定するための設定手段と室温検出手段と
を含んでいる熱負荷検出手段と、熱負荷検出手段からの
出力に応答し車室内の温度を設定手段により設定された
温度に接近させ維持するにの必要な吹出空気の目標吹出
温度を演算する目標吹出温度演算手段と、吹出空気の実
際の温度を検出する吹出温度検出手段とを備えている。 目標吹出温度演算手段において演算された目標吹出温度
を示す出力と、吹出温度検出手段において検出された吹
出温度を示す出力とは、第1のファジィ推論手段に与え
られる。第1のファジィ推論手段は、目標吹出温度と実
際の吹出温度との差が最小となる温度調節手段の操作量
を推論するためのものであり、第1のファジィ推論手段
の出力は操作量決定手段に与えられ、ここで温度調節手
段の操作量が決定される。熱負荷検出手段からの出力及
び目標吹出温度演算手段からの出力は、設定温度と室温
との差分に見合った最適送風量を推論するための第2の
ファジィ推論手段に与えられる。送風量決定手段は、第
2のファジィ推論手段における推論結果に応答し、送風
手段においてこの最適送風量を得るための実際の送風量
を決定し、これにより送風手段が調節される。
【0005】
【作用】吹出温度が種々の要因によって変動した場合、
第1のファジィ推論手段の推論にしたがって温度調節手
段が操作され、一方、室温と設定温度との差に応じて、
第2のファジィ推論手段の推論に従って送風量が調節さ
れるので、きめの細かい安定な制御が得られる。
第1のファジィ推論手段の推論にしたがって温度調節手
段が操作され、一方、室温と設定温度との差に応じて、
第2のファジィ推論手段の推論に従って送風量が調節さ
れるので、きめの細かい安定な制御が得られる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例につき詳細に説明する。
例につき詳細に説明する。
【0007】図2は、本発明による車両用空気調和装置
の一実施例を示し、ここで、1は通風ダクトで、その入
口端には、車内及び車内からの空気の取り入れ量を調節
するインテークドア2が設けられている。3はブロアモ
ータ4により回転せしめられるブロア、5はクーリング
ユニット、6はヒータコア、7は通風ダクト1からの吹
出空気の温度を調節するための温度調節部材として働く
エアミックスドアであり、エアミックスドア7の位置決
め操作はドアモータ8によって行なわれる。通風ダクト
1の出口端には、吹出空気の吹出方向を定めるため、デ
フドア9、ベントドア10、及びフットドア11が設け
られており、これらのドアを公知の手段で開閉操作する
ことにより、所望の吹出モードで空気を車室内に吹き出
すことができる。
の一実施例を示し、ここで、1は通風ダクトで、その入
口端には、車内及び車内からの空気の取り入れ量を調節
するインテークドア2が設けられている。3はブロアモ
ータ4により回転せしめられるブロア、5はクーリング
ユニット、6はヒータコア、7は通風ダクト1からの吹
出空気の温度を調節するための温度調節部材として働く
エアミックスドアであり、エアミックスドア7の位置決
め操作はドアモータ8によって行なわれる。通風ダクト
1の出口端には、吹出空気の吹出方向を定めるため、デ
フドア9、ベントドア10、及びフットドア11が設け
られており、これらのドアを公知の手段で開閉操作する
ことにより、所望の吹出モードで空気を車室内に吹き出
すことができる。
【0008】この構成において、車室内の温度を希望す
る温度に到達させ且つその温度に維持させるようにブロ
ア4及びエアミックスドア7を制御する目的で、総体的
に符号20で示される制御部が設けられている。
る温度に到達させ且つその温度に維持させるようにブロ
ア4及びエアミックスドア7を制御する目的で、総体的
に符号20で示される制御部が設けられている。
【0009】制御部20において、21はセットされた
希望の車室内温度である設定温度(Tset)を示す設
定信号SAを出力する設定器、22は車室内の室温Tr
を検出しその検出結果を示す室温信号SBを出力する室
温センサ、23は外気温Taを検出しその検出結果を示
す外気温信号SCを出力する外気温センサ、24は日射
量Qを検出しその検出結果を示す日射信号SDを出力す
る日射センサである。
希望の車室内温度である設定温度(Tset)を示す設
定信号SAを出力する設定器、22は車室内の室温Tr
を検出しその検出結果を示す室温信号SBを出力する室
温センサ、23は外気温Taを検出しその検出結果を示
す外気温信号SCを出力する外気温センサ、24は日射
量Qを検出しその検出結果を示す日射信号SDを出力す
る日射センサである。
【0010】これらの信号SA〜SDは、アナログディ
ジタル変換器(A/D)25において、夫々対応するデ
ィジタルデータDA,DB,DC,DDに変換され、マ
イクロコンピュータ26に入力されている。
ジタル変換器(A/D)25において、夫々対応するデ
ィジタルデータDA,DB,DC,DDに変換され、マ
イクロコンピュータ26に入力されている。
【0011】マイクロコンピュータ26は、中央処理ユ
ニット(CPU)27、読出専用メモリ(ROM)28
及びランダムアクセスメモリ(RAM)29を備えて成
る公知の構成のものであり、ROM28内には、ファジ
ィ推論よる温度制御のための制御プログラム、及び後述
するメンバシップ関数に関するデ−タがストアされてい
る。
ニット(CPU)27、読出専用メモリ(ROM)28
及びランダムアクセスメモリ(RAM)29を備えて成
る公知の構成のものであり、ROM28内には、ファジ
ィ推論よる温度制御のための制御プログラム、及び後述
するメンバシップ関数に関するデ−タがストアされてい
る。
【0012】吹出空気の温度検出のため、本実施例の装
置は、ベントドア10の近くに設けられた第1センサ3
0とフットドア11の近くに設けられた第2センサ31
とを有している。第1センサ30からはベント吹出温度
(Tv)を示すベント温度信号SEが出力され、第2セ
ンサ31からはヒート吹出温度(Th)を示すヒート温
度信号SFが出力される。これらの温度信号SE,SF
は、アナログ−ディジタル変換器(A/D)32によっ
て夫々ディジタル形式に変換され、ディジタル化された
ベント温度データDE及びヒート温度データDFがマイ
クロコンピュータ26に入力される。
置は、ベントドア10の近くに設けられた第1センサ3
0とフットドア11の近くに設けられた第2センサ31
とを有している。第1センサ30からはベント吹出温度
(Tv)を示すベント温度信号SEが出力され、第2セ
ンサ31からはヒート吹出温度(Th)を示すヒート温
度信号SFが出力される。これらの温度信号SE,SF
は、アナログ−ディジタル変換器(A/D)32によっ
て夫々ディジタル形式に変換され、ディジタル化された
ベント温度データDE及びヒート温度データDFがマイ
クロコンピュータ26に入力される。
【0013】入力されたデータDA〜DFに基づき、後
述する制御プログラムの実行によって得られたブロア制
御用の第1制御信号S1とエアミックスドア制御用の第
2制御信号S2とが、マイクロコンピュータ26から出
力され、これらの制御信号S1、S2は第1及び第2駆
動回路33、34に与えられる。
述する制御プログラムの実行によって得られたブロア制
御用の第1制御信号S1とエアミックスドア制御用の第
2制御信号S2とが、マイクロコンピュータ26から出
力され、これらの制御信号S1、S2は第1及び第2駆
動回路33、34に与えられる。
【0014】この結果、第1駆動回路33からは、第1
制御信号S1に従う風量を得るために必要なブロア駆動
信号K1が出力され、ブロアモータ3はこのブロア駆動
信号K1に従って駆動される。一方、第2駆動回路34
からは、第2制御信号S2に従うエアミックスドア7の
操作量、すなわち開度を得るために必要なドア駆動信号
K2が出力され、ドアモータ8によるエアミックスドア
7の位置決め操作がこのドア駆動信号K2に従って行な
われる。
制御信号S1に従う風量を得るために必要なブロア駆動
信号K1が出力され、ブロアモータ3はこのブロア駆動
信号K1に従って駆動される。一方、第2駆動回路34
からは、第2制御信号S2に従うエアミックスドア7の
操作量、すなわち開度を得るために必要なドア駆動信号
K2が出力され、ドアモータ8によるエアミックスドア
7の位置決め操作がこのドア駆動信号K2に従って行な
われる。
【0015】次に、図3に示す、ROM28内にストア
されている温度制御のための制御プログラムのフローチ
ャートを参照しながら、本装置の作動について説明する
。
されている温度制御のための制御プログラムのフローチ
ャートを参照しながら、本装置の作動について説明する
。
【0016】制御プログラムの実行がスタ−トすると、
先ず、ステップ41で各入力データの読込みが行なわれ
、しかる後、ステップ42において、車室内の温度を設
定温度Tsetに近づけてそこに維持させるのに必要な
目標吹出温度値Xmが、下記の公知の計算式に基づいて
計算される。 Xm=ATset−BTr−CTa−DQ+E(A、B
、C、D:定数、E:補正項)
先ず、ステップ41で各入力データの読込みが行なわれ
、しかる後、ステップ42において、車室内の温度を設
定温度Tsetに近づけてそこに維持させるのに必要な
目標吹出温度値Xmが、下記の公知の計算式に基づいて
計算される。 Xm=ATset−BTr−CTa−DQ+E(A、B
、C、D:定数、E:補正項)
【0017】ここで、A
〜Eは定数であり、適宜に定めることができる。次のス
テップ43では、設定温度値と室温値との差分に関連す
る指標値ΔTの計算がそこに示す式に従って、実行され
る。
〜Eは定数であり、適宜に定めることができる。次のス
テップ43では、設定温度値と室温値との差分に関連す
る指標値ΔTの計算がそこに示す式に従って、実行され
る。
【0018】ステップ44では、図4及び図5に規定さ
れる目標吹出温度値Xmと指標値ΔTの各メンバシップ
関数に従って、下記のルール(a)〜(e)毎にそれぞ
れのルールのグレードが計算される。 (a) IF Xm=L & ΔT=
S, THEN W=S (b) IF X
m=LL & ΔT=L, THEN W=M
(c) IF Xm=M & ΔT=
L, THEN W=M (d) IF X
m=LS & ΔT=L, THEN W=L
(e) IF Xm=S & ΔT=
S, THEN W=L
れる目標吹出温度値Xmと指標値ΔTの各メンバシップ
関数に従って、下記のルール(a)〜(e)毎にそれぞ
れのルールのグレードが計算される。 (a) IF Xm=L & ΔT=
S, THEN W=S (b) IF X
m=LL & ΔT=L, THEN W=M
(c) IF Xm=M & ΔT=
L, THEN W=M (d) IF X
m=LS & ΔT=L, THEN W=L
(e) IF Xm=S & ΔT=
S, THEN W=L
【0019】図4及び図5
における、各ファジィ関数の定義は、下記の通りである
。 L ・・・ 大きい LL ・・・ すこし大きい M ・・・ 中位 LS ・・・ すこし小さい S ・・・ 小さい ES ・・・ 極めて小さい
における、各ファジィ関数の定義は、下記の通りである
。 L ・・・ 大きい LL ・・・ すこし大きい M ・・・ 中位 LS ・・・ すこし小さい S ・・・ 小さい ES ・・・ 極めて小さい
【0020】図4及び図5から判るように、XmとΔT
との間で12の組合わせが可能である。しかし、ここで
は、上述のように、そのうちの6つの組合わせに対する
ルール(a)〜(f)のみが定められており、ステップ
44では、これらの各ルール毎に、Xm及びΔTについ
て、グレードの算出が行なわれる。
との間で12の組合わせが可能である。しかし、ここで
は、上述のように、そのうちの6つの組合わせに対する
ルール(a)〜(f)のみが定められており、ステップ
44では、これらの各ルール毎に、Xm及びΔTについ
て、グレードの算出が行なわれる。
【0021】このグレードの算出方法について、Xm=
12(°C)でΔT=6°Cの場合を例にとって説明す
る。先ずルール(a)については、Xmについてのグレ
ードが零で、ΔTについてのグレードが0.4であるか
らルール(a)についての前件部のグレードはその最小
値をとって零となる。
12(°C)でΔT=6°Cの場合を例にとって説明す
る。先ずルール(a)については、Xmについてのグレ
ードが零で、ΔTについてのグレードが0.4であるか
らルール(a)についての前件部のグレードはその最小
値をとって零となる。
【0023】同様にして、残りの各ルールにおいて採用
されているファジィ関数について同様の計算をすると以
下の通りとなる。 ルール(b) 0 ルール(c) 0.07ルール(d
) 0.6ルール(e)
0 ルール(f) 0
されているファジィ関数について同様の計算をすると以
下の通りとなる。 ルール(b) 0 ルール(c) 0.07ルール(d
) 0.6ルール(e)
0 ルール(f) 0
【0024】このようにして、各ルール毎にグレードが
計算されたならば、ステップ45に入り、ここで、各ス
−ルが実行される。すなわち、ステップ44で得られた
各ルールのグレード毎に、図6に示す、変数S,M,,
Lによって定義されるファジィ関数に従って、風量を決
めるための推論が行なわれる。前述の例に従って計算例
を示すと、ルール(c)のグレードが0.07でルール
(d)のグレードが0.6であるから、ブロア電圧の適
正制御量の推論結果は図6に斜線を付した部分の形状と
なる。
計算されたならば、ステップ45に入り、ここで、各ス
−ルが実行される。すなわち、ステップ44で得られた
各ルールのグレード毎に、図6に示す、変数S,M,,
Lによって定義されるファジィ関数に従って、風量を決
めるための推論が行なわれる。前述の例に従って計算例
を示すと、ルール(c)のグレードが0.07でルール
(d)のグレードが0.6であるから、ブロア電圧の適
正制御量の推論結果は図6に斜線を付した部分の形状と
なる。
【0025】次に、ステップ46に入り、ここで、図6
で斜線を付した部分の重心位置の計算が行なわれ、この
重心位置に対応するブロア電圧Bvの値Bvoが適正な
ブロア電圧値を示す推論結果として得られる。ステップ
47では、第1駆動回路33によってこのブロア電圧値
Bvoをブロアモータ3に与えるための第1制御信号S
1が出力される。これにより、ブロア4の風量がファジ
ィ推論に従って適正に制御される。
で斜線を付した部分の重心位置の計算が行なわれ、この
重心位置に対応するブロア電圧Bvの値Bvoが適正な
ブロア電圧値を示す推論結果として得られる。ステップ
47では、第1駆動回路33によってこのブロア電圧値
Bvoをブロアモータ3に与えるための第1制御信号S
1が出力される。これにより、ブロア4の風量がファジ
ィ推論に従って適正に制御される。
【0026】プログラムは、次に、エアミックスドア7
の制御のための処理に入る。すなわち、ステップ48に
進み、目標吹出温度値Xmと、車室内の実際の吹出温度
値Xrとの差分F、及び差分Fの単位時間当りの変化量
ΔFが計算される。ここで、吹出温度値Xrは、ベント
及びヒート温度データDE,DFから計算される。
の制御のための処理に入る。すなわち、ステップ48に
進み、目標吹出温度値Xmと、車室内の実際の吹出温度
値Xrとの差分F、及び差分Fの単位時間当りの変化量
ΔFが計算される。ここで、吹出温度値Xrは、ベント
及びヒート温度データDE,DFから計算される。
【0027】ステップ49では、図7,図8に規定され
るF,ΔFのメンバシップ関数を用い、下記のルール(
1)〜(5)に従って、それぞれのルールのグレードが
計算される。
るF,ΔFのメンバシップ関数を用い、下記のルール(
1)〜(5)に従って、それぞれのルールのグレードが
計算される。
【0028】
(1) IF F=ZO & ΔF=PB
, THEN Δθ=PB (2) IF
F=ZO & ΔF=ZO, THEN Δθ
=ZO (3) IF F=ZO & ΔF
=NB, THEN Δθ=NB (4) I
F F=NB & ΔF=ZO, THEN
Δθ=NB (5) IF F=PB &
ΔF=ZO, THEN Δθ=PB
, THEN Δθ=PB (2) IF
F=ZO & ΔF=ZO, THEN Δθ
=ZO (3) IF F=ZO & ΔF
=NB, THEN Δθ=NB (4) I
F F=NB & ΔF=ZO, THEN
Δθ=NB (5) IF F=PB &
ΔF=ZO, THEN Δθ=PB
【0029
】すなわち、図7及び図8に規定されるメンバシップ関
数は、経験則、実験データ、その他有用な情報を考慮し
て決定されたものであり、ROM28内に予めディジタ
ルデータとして入力されている。図示の実施例では、そ
れぞれについて、負方向に大きい(NB),適正(ZO
),正方向に大きい(PB)の3つのファジィ変数が定
義されている。従って9つの組合わせが考えられるが、
ここではその内の5つの組合わせについてのみルール(
1)〜(5)が定められている。
】すなわち、図7及び図8に規定されるメンバシップ関
数は、経験則、実験データ、その他有用な情報を考慮し
て決定されたものであり、ROM28内に予めディジタ
ルデータとして入力されている。図示の実施例では、そ
れぞれについて、負方向に大きい(NB),適正(ZO
),正方向に大きい(PB)の3つのファジィ変数が定
義されている。従って9つの組合わせが考えられるが、
ここではその内の5つの組合わせについてのみルール(
1)〜(5)が定められている。
【0030】これらのルールの適用される状態が図10
に模式的に示されている。図10で横軸は時間、縦軸は
差分Fの値であり、曲線は差分Fの時間的変化を示して
いる。
に模式的に示されている。図10で横軸は時間、縦軸は
差分Fの値であり、曲線は差分Fの時間的変化を示して
いる。
【0031】したがって、例えば、ルール(1)につい
て、F=5でΔF=0.5であったとすれば、Fについ
てのグレードは0.44となり、ΔFについてのグレー
ドは0.46となる。従って、ルール(1)についての
グレードは小さい方の値をとって0.44となる。
て、F=5でΔF=0.5であったとすれば、Fについ
てのグレードは0.44となり、ΔFについてのグレー
ドは0.46となる。従って、ルール(1)についての
グレードは小さい方の値をとって0.44となる。
【0032】このようにして、残りのルール(2)〜(
5)についても、同様にしてグレードの決定が行なわれ
る。
5)についても、同様にしてグレードの決定が行なわれ
る。
【0033】ステップ50では、図9に示した、エアミ
ックスドア7の操作量Δθを決定するための出力メンバ
シップ関数に基づき、ステップ49で求めたグレードに
従って各ル−ルが実行され、エアミックスドアの操作量
Δθが決定される。
ックスドア7の操作量Δθを決定するための出力メンバ
シップ関数に基づき、ステップ49で求めたグレードに
従って各ル−ルが実行され、エアミックスドアの操作量
Δθが決定される。
【0034】上述の例で説明すると、ルール(2)〜(
5)に対するグレードは、それぞれ、0、0、0、0
となるため、図9に斜線で示す部分がこれらのルール
(1)〜(5)の実行に従う結論を示すことになる。こ
れに基づき、その重心位置の計算が行なわれ、これが、
推論結果に従うエアミックスドアの操作量(変位量)Δ
θaを与える。
5)に対するグレードは、それぞれ、0、0、0、0
となるため、図9に斜線で示す部分がこれらのルール
(1)〜(5)の実行に従う結論を示すことになる。こ
れに基づき、その重心位置の計算が行なわれ、これが、
推論結果に従うエアミックスドアの操作量(変位量)Δ
θaを与える。
【0035】ステップ51では、このΔθaの値に従っ
てエアミックスドア7を制御するための第2制御信号S
2が出力され、次のステップ52に入る。ステップ52
では、その他の所要の制御が実行され、しかる後、本プ
ログラムの実行が終了する。
てエアミックスドア7を制御するための第2制御信号S
2が出力され、次のステップ52に入る。ステップ52
では、その他の所要の制御が実行され、しかる後、本プ
ログラムの実行が終了する。
【0036】上述の構成によれば、必要吹出温度値Xm
と実際の吹出温度値Xrとの差分F、及びこの差分の単
位時間当りの変化量ΔFを用い、経験則その他のデータ
に従うルールに従って、ファジィ推論を行ない、エアミ
ックスドアの変位量Δθaを決定すると共に、必要吹出
温度Xm及びXmと室温Trとの差分に関する指標値Δ
Tを用いて、やはりファジィ推論によってブロアの制御
量を決定するので、極めて適切な車室温制御が実現でき
る。
と実際の吹出温度値Xrとの差分F、及びこの差分の単
位時間当りの変化量ΔFを用い、経験則その他のデータ
に従うルールに従って、ファジィ推論を行ない、エアミ
ックスドアの変位量Δθaを決定すると共に、必要吹出
温度Xm及びXmと室温Trとの差分に関する指標値Δ
Tを用いて、やはりファジィ推論によってブロアの制御
量を決定するので、極めて適切な車室温制御が実現でき
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、必要吹出
温度が与えられた場合に、実際の吹出温度及び室温を考
慮してファジィ推論を行ない、温度調節手段及び送風手
段の制御量をそれぞれ所要のファジィ推論に基づいて制
御するようにしたので、従来の制御に比べて、よりきめ
の細かい温度制御を行なうことができ、使用感を著しく
改善することができる。
温度が与えられた場合に、実際の吹出温度及び室温を考
慮してファジィ推論を行ない、温度調節手段及び送風手
段の制御量をそれぞれ所要のファジィ推論に基づいて制
御するようにしたので、従来の制御に比べて、よりきめ
の細かい温度制御を行なうことができ、使用感を著しく
改善することができる。
【図1】本発明の構成を説明するための説明図。
【図2】本発明の一実施例を示す構成図。
【図3】図2のマイクロコンピュータにおいて実行され
る制御プログラムのフローチャート。
る制御プログラムのフローチャート。
【図4】制御に用いられるファジィ推論のためのメンバ
シップ関数を示す線図。
シップ関数を示す線図。
【図5】制御に用いられるファジィ推論のためのメンバ
シップ関数を示す線図。
シップ関数を示す線図。
【図6】制御に用いられるファジィ推論のためのメンバ
シップ関数を示す線図。
シップ関数を示す線図。
【図7】制御に用いられるファジィ推論のためのメンバ
シップ関数を示す線図。
シップ関数を示す線図。
【図8】制御に用いられるファジィ推論のためのメンバ
シップ関数を示す線図。
シップ関数を示す線図。
【図9】制御に用いられるファジィ推論のためのメンバ
シップ関数を示す線図。
シップ関数を示す線図。
【図10】ファジィ推論のための制御ルールの適用を説
明するための説明図。
明するための説明図。
4 ブロア
7 エアミックスドア
20 空調制御装置
21 設定器
22 内気温センサ
23 外気温センサ
24 日射センサ
26 マイクロコンピュータ
30 第1センサ
31 第2センサ
S1 第1制御信号
S2 第2制御信号
Claims (1)
- 【請求項1】 車室内に空気を送る通風ダクト内に、
送風手段と、冷却用熱交換器と、加熱用熱交換器と、こ
れらの熱交換器による熱交換作用の効果を調節する温度
調節手段とが設けられ、前記送風手段による送風量と前
記温度調節手段の操作量とにより車室内の空気調和を行
なうようにした車両用空気調和装置において、少なくと
も温度設定手段と室温検出手段とを含んでいる熱負荷検
出手段と、該熱負荷検出手段からの出力に応答し車室内
の温度を前記温度設定手段により設定された設定の温度
に接近させ維持するのに必要な吹出空気の目標吹出温度
を演算する目標吹出温度演算手段と、吹出空気の実際の
温度を検出する吹出温度検出手段と、前記目標吹出温度
演算手段と前記吹出温度検出手段とに応答し目標吹出温
度と実際の吹出温度との差が最小となる温度調節手段の
操作量を推論するための第1のファジィ推論手段と、該
第1のファジィ推論手段に応答し前記温度調節手段の操
作量を決定する操作量決定手段と、前記目標吹出温度演
算手段と前記熱負荷検出手段とに応答し設定温度と室内
温度との差分に見合った前記送風手段による最適送風量
を推論する第2のファジィ推論手段とを有し、前記第1
及び第2ファジィ推論手段において得られた推論結果に
従って前記送風手段及び前記温度調節手段を調節するよ
うにしたことを特徴とする車両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6105191A JPH04278820A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6105191A JPH04278820A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 車両用空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04278820A true JPH04278820A (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=13160032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6105191A Pending JPH04278820A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04278820A (ja) |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP6105191A patent/JPH04278820A/ja active Pending
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