JPH0427797Y2 - - Google Patents
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- JPH0427797Y2 JPH0427797Y2 JP273887U JP273887U JPH0427797Y2 JP H0427797 Y2 JPH0427797 Y2 JP H0427797Y2 JP 273887 U JP273887 U JP 273887U JP 273887 U JP273887 U JP 273887U JP H0427797 Y2 JPH0427797 Y2 JP H0427797Y2
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は清涼飲料等の瓶容器口部へ嵌着される
容易開封蓋体に関するものであり、尚詳しくは該
蓋体に用いるライナーの形状を改良したものであ
る。
容易開封蓋体に関するものであり、尚詳しくは該
蓋体に用いるライナーの形状を改良したものであ
る。
[従来の技術]
今日、清涼飲料、ビール等のガラス容器又は合
成樹脂製容器の口部へ嵌着する蓋体として、従来
の王冠に替わり第12図に示す如き容易開封蓋体
10が用いられる様になつてきた(例えば特公昭
51−16107号)。
成樹脂製容器の口部へ嵌着する蓋体として、従来
の王冠に替わり第12図に示す如き容易開封蓋体
10が用いられる様になつてきた(例えば特公昭
51−16107号)。
該蓋体10は天板部11を横切る様に略八の字
形状に二本のスコアー27が形成されており、第
13図に示す様に該蓋体10のスカート部21下
端を容器口部51の顎部52に係止して容器を密
封するものであり、前記リング部25を引き上げ
ることにより該スコアー27に挟まれた開口部1
2を引き上げる様に開口し、スコアー27よりも
外方の左側部15及び右側部16を左右に開き、
容器口部51の顎部52へ係合させたスカート部
21の下端を容器口部51の顎部52から開放
し、以て該蓋体10を容器口部51から開封除去
するものである。
形状に二本のスコアー27が形成されており、第
13図に示す様に該蓋体10のスカート部21下
端を容器口部51の顎部52に係止して容器を密
封するものであり、前記リング部25を引き上げ
ることにより該スコアー27に挟まれた開口部1
2を引き上げる様に開口し、スコアー27よりも
外方の左側部15及び右側部16を左右に開き、
容器口部51の顎部52へ係合させたスカート部
21の下端を容器口部51の顎部52から開放
し、以て該蓋体10を容器口部51から開封除去
するものである。
更に、該蓋体10の内側には、第14図に示す
様にライナー30が設けられており、ライナー3
0はポリエチレン又は塩化ビニール等の合成樹脂
製にして、容器口部51と圧接する部分を肉厚と
する様に内側環状突状部31及び外側環状突状部
32を該ライナー30の周縁に有しているも、中
央部分はその肉厚を0.1mm乃至0.3mmと薄くし、資
材の節用が図られている。
様にライナー30が設けられており、ライナー3
0はポリエチレン又は塩化ビニール等の合成樹脂
製にして、容器口部51と圧接する部分を肉厚と
する様に内側環状突状部31及び外側環状突状部
32を該ライナー30の周縁に有しているも、中
央部分はその肉厚を0.1mm乃至0.3mmと薄くし、資
材の節用が図られている。
そして、該ライナー30を蓋体天板部11の裏
面に取り付けるに際しては、第15図に示す様に
蓋体10の開口部12のみをライナー30との接
着部41とする様にスコアー27よりも僅かに内
方部分でライナー30を蓋体10の内側に固定
し、スコアー27よりも外方の部分は非接着部分
とすると共に、リング部25に接近した接着部4
1の端部近傍には、ライナー30と天板部11の
裏面との接着力を弱くする様に接着部と非接着部
とを混在させた部分的接着部43を形成する様に
している。
面に取り付けるに際しては、第15図に示す様に
蓋体10の開口部12のみをライナー30との接
着部41とする様にスコアー27よりも僅かに内
方部分でライナー30を蓋体10の内側に固定
し、スコアー27よりも外方の部分は非接着部分
とすると共に、リング部25に接近した接着部4
1の端部近傍には、ライナー30と天板部11の
裏面との接着力を弱くする様に接着部と非接着部
とを混在させた部分的接着部43を形成する様に
している。
この様に、ライナー30の接着部41を開口部
12のみとするのは、前述の様に該蓋体10を開
封除去するに際し、蓋体左側部15及び右側部1
6を左右に開いて蓋体10を除去する故、該左側
部15及び右側部16がライナー30に接着固定
されることがない様にし、以て左側部15及び右
側部16の左右への開放を可能とする為に非接着
部分を設けるものであり、又、リング部25に接
近した接着部41の端部近傍に部分的接着部43
を形成するのは、ライナー30との接着力に抗し
て開口部12を引き上げる際に、該開口部12と
ライナー30との剥離を容易とする為である。
12のみとするのは、前述の様に該蓋体10を開
封除去するに際し、蓋体左側部15及び右側部1
6を左右に開いて蓋体10を除去する故、該左側
部15及び右側部16がライナー30に接着固定
されることがない様にし、以て左側部15及び右
側部16の左右への開放を可能とする為に非接着
部分を設けるものであり、又、リング部25に接
近した接着部41の端部近傍に部分的接着部43
を形成するのは、ライナー30との接着力に抗し
て開口部12を引き上げる際に、該開口部12と
ライナー30との剥離を容易とする為である。
尚、ライナー30の形状に関しては、本考案の
如き容易開封蓋体10でなく、従来から多用され
ている王冠に用いるものについては、中央部から
放射状の補強部を有する形状のものもある。(特
公昭55−36549号)も、このライナーはライナー
の全面を王冠の天板部裏面に対し強固に接着する
ものであり、王冠自体の変形を防止する為に合成
樹脂製のライナーにて補強するものである。
如き容易開封蓋体10でなく、従来から多用され
ている王冠に用いるものについては、中央部から
放射状の補強部を有する形状のものもある。(特
公昭55−36549号)も、このライナーはライナー
の全面を王冠の天板部裏面に対し強固に接着する
ものであり、王冠自体の変形を防止する為に合成
樹脂製のライナーにて補強するものである。
[考案が解決しようとする問題点]
上述の如く天板部を横切るスコアー及びリング
部を有する容易開封蓋体は、天板部裏面にライナ
ーを有し、密封性は比較的良好に保たれている
も、ガス飲料等の長期保存に際しては僅かながら
もガス抜け等により内容物の品質低下が見出ださ
れることがある。
部を有する容易開封蓋体は、天板部裏面にライナ
ーを有し、密封性は比較的良好に保たれている
も、ガス飲料等の長期保存に際しては僅かながら
もガス抜け等により内容物の品質低下が見出ださ
れることがある。
この様な品質低下の原因は未だ明確とは言えな
い。しかし、本考案に係る様な容易開封蓋体にお
いては、前述の様にその構造上ライナーに非接着
部分を有しており、この為、蓋体の容器口部への
打栓時又は打栓後の熱処理時にライナーの非接着
部分に歪みを生ずることに起因すると考えられ
る。
い。しかし、本考案に係る様な容易開封蓋体にお
いては、前述の様にその構造上ライナーに非接着
部分を有しており、この為、蓋体の容器口部への
打栓時又は打栓後の熱処理時にライナーの非接着
部分に歪みを生ずることに起因すると考えられ
る。
即ち、天板部とライナーとの接着部は、蓋体天
板部の剛性により補強されているも、打栓時の強
い外力により又は熱処理時の加熱によるライナー
30の収縮により、ライナー30の非接着部の肉
厚が薄くなつた部分は変形を生じ易い為、第16
図に示す様にライナー30と天板部11の裏面と
の間に僅かな空隙45が生じる可能性が有る。
板部の剛性により補強されているも、打栓時の強
い外力により又は熱処理時の加熱によるライナー
30の収縮により、ライナー30の非接着部の肉
厚が薄くなつた部分は変形を生じ易い為、第16
図に示す様にライナー30と天板部11の裏面と
の間に僅かな空隙45が生じる可能性が有る。
そして、ライナーはガスバリヤー性を有する合
成樹脂をもつて成形されているも、該ライナーの
肉厚が薄い故、容器内から前記空隙45へは僅か
ながらもガスの透過が生じ、例えば天板部裏面に
設けられているスコアー27の溝に沿つて外部に
ガス抜けが生じると考えられる。
成樹脂をもつて成形されているも、該ライナーの
肉厚が薄い故、容器内から前記空隙45へは僅か
ながらもガスの透過が生じ、例えば天板部裏面に
設けられているスコアー27の溝に沿つて外部に
ガス抜けが生じると考えられる。
[問題を解決するための手段]
本考案は天板部、該天板部周縁から垂下する円
筒状のスカート部、該スカート部の下端から前記
天板部を横切る一対のスコアーを有し、該スコア
ーは天板部において該スコアー間に開口部を区画
し、該開口部内で天板部裏面に接着される合成樹
脂製のライナーを有する容易開封蓋体において、
ライナーの接着部から前記天板部に設けられたス
コアー位置を越えてライナーの非接着部分に至る
厚肉部を有する形状のライナーを形成することを
特徴とする容易開封蓋体とする。
筒状のスカート部、該スカート部の下端から前記
天板部を横切る一対のスコアーを有し、該スコア
ーは天板部において該スコアー間に開口部を区画
し、該開口部内で天板部裏面に接着される合成樹
脂製のライナーを有する容易開封蓋体において、
ライナーの接着部から前記天板部に設けられたス
コアー位置を越えてライナーの非接着部分に至る
厚肉部を有する形状のライナーを形成することを
特徴とする容易開封蓋体とする。
[作用]
本考案におけるライナー付の容易開封蓋体は、
該ライナーの形状として、天板部裏面との接着部
から天板部裏面との非接着部分へ至る厚肉部を形
成している故、非接着部分におけるライナーの剛
性を高め、ライナーの変形を防止することがで
き、従つて、ライナーと天板部裏面との間に空隙
が生じることを防止し得る。
該ライナーの形状として、天板部裏面との接着部
から天板部裏面との非接着部分へ至る厚肉部を形
成している故、非接着部分におけるライナーの剛
性を高め、ライナーの変形を防止することがで
き、従つて、ライナーと天板部裏面との間に空隙
が生じることを防止し得る。
[実施例]
本考案に係る蓋体の実施例は、第12図に示す
様に平板状の天板部11を有し、該天板部11の
周縁から垂下する円筒状のスカート部21を有す
る金属製の蓋体10として形成され、第13図に
示す様にスカート部21の下端を内方へ締め付け
ることにより、容器口部51の外周に形成される
凸状の顎部52の下方へ係合させて容器を密封し
得るものである。
様に平板状の天板部11を有し、該天板部11の
周縁から垂下する円筒状のスカート部21を有す
る金属製の蓋体10として形成され、第13図に
示す様にスカート部21の下端を内方へ締め付け
ることにより、容器口部51の外周に形成される
凸状の顎部52の下方へ係合させて容器を密封し
得るものである。
そして、該蓋体10は、スカート部21下端の
一部から下方に延びる突出部22を有し、該突出
部22を挟む様にスカート部21下端を始点と
し、且つ、スカート部21の下端において適宜の
間隔を有する二本のスコアー27であつて、上方
へ向い、天板部11においては順次間隔を広げる
様に略八の字形状を呈して天板部11を横切る一
組のスコアー27が形成されており、この一組の
スコアー27に挟まれて区画された開口部12に
おけるスカート部21下端には、前記突出部22
にリング部25を溶接又は機械的巻き締めをもつ
て取り付けるものである。
一部から下方に延びる突出部22を有し、該突出
部22を挟む様にスカート部21下端を始点と
し、且つ、スカート部21の下端において適宜の
間隔を有する二本のスコアー27であつて、上方
へ向い、天板部11においては順次間隔を広げる
様に略八の字形状を呈して天板部11を横切る一
組のスコアー27が形成されており、この一組の
スコアー27に挟まれて区画された開口部12に
おけるスカート部21下端には、前記突出部22
にリング部25を溶接又は機械的巻き締めをもつ
て取り付けるものである。
尚、上記スコアー27の深さは、第11図に示
す様に肩部から天板部11の周縁に至る部分、即
ち二本のスコアー27の間隔が広くなる様にスコ
アー27の向きが変化する部分の前後位置でスコ
アー27の深さを深くする様に形成する。
す様に肩部から天板部11の周縁に至る部分、即
ち二本のスコアー27の間隔が広くなる様にスコ
アー27の向きが変化する部分の前後位置でスコ
アー27の深さを深くする様に形成する。
又、天板部11の裏面にはポリエチレン等の合
成樹脂製のライナー30を接着形成するものであ
り、該ライナー30の接着は前記開口部12にお
いて天板部11の裏面へ接着する様に、第15図
に示す如くスコアー27の僅かに内方の部分から
内側のみを接着部41とし、且つ、該接着部41
のリング部25方向端部には部分的接着部43を
形成し、ライナー30と天板部11との接着強度
を低くすること従来と同様である。
成樹脂製のライナー30を接着形成するものであ
り、該ライナー30の接着は前記開口部12にお
いて天板部11の裏面へ接着する様に、第15図
に示す如くスコアー27の僅かに内方の部分から
内側のみを接着部41とし、且つ、該接着部41
のリング部25方向端部には部分的接着部43を
形成し、ライナー30と天板部11との接着強度
を低くすること従来と同様である。
更に、ライナー30の形状は、第1図及び第2
図に示す如く、ライナー30の周囲に同心円状の
内側環状突状部31及び外側環状突状部32を形
成し、この内側環状突状部31及び外側環状突状
部32は第16図に示す様に容器口部51の頂部
内側及び頂部外側に接し、以て該内側環状突状部
31及び外側環状突状部32が容器口部51の頂
部に圧接されて容器を密封することができるもの
である。
図に示す如く、ライナー30の周囲に同心円状の
内側環状突状部31及び外側環状突状部32を形
成し、この内側環状突状部31及び外側環状突状
部32は第16図に示す様に容器口部51の頂部
内側及び頂部外側に接し、以て該内側環状突状部
31及び外側環状突状部32が容器口部51の頂
部に圧接されて容器を密封することができるもの
である。
そして、本考案に係る容易開封蓋体10のライ
ナー30では、前記内側環状突状部31の内側に
沿つて厚さが0.6mm乃至0.7mmの環状厚肉部35を
形成し、該厚肉部35の内周端をスコアー27相
当位置よりも内方として接着部41に該厚肉部3
5内周端が掛かる様にする。
ナー30では、前記内側環状突状部31の内側に
沿つて厚さが0.6mm乃至0.7mmの環状厚肉部35を
形成し、該厚肉部35の内周端をスコアー27相
当位置よりも内方として接着部41に該厚肉部3
5内周端が掛かる様にする。
上述の如く本考案に係る蓋体10は、スカート
部21の一部から下方に延設した突出部22にリ
ング部25を取り付けていること従来と同様であ
る故、該リング部25に指を掛けてスコアー27
に挟まれた開口部12を容易に持ち上げることが
でき、リング部25を持ち上げてスコアー27に
沿つた破断を進行させるに際し、天板部11にお
けるスコアー27の破断はスコアー27の間隔が
広くなる様に湾曲する部分ではスコアー27を深
く形成している故、破断を容易に進行させ得るも
のであり、且つ、ライナー30と開口部12との
接着も接着部41の端部は部分的接着部43を形
成して接着力を弱くしている故、開口部12を引
き上げる際の妨げとはならない。そして蓋体10
の左側部15及び右側部16はライナー30と非
接着状態とされている故、スコアー27の破断が
適宜天板部11の中央を越える位置まで進行する
と、スコアー27よりも外方の左側部15及び右
側部16が水平外方向へ開き得る状態となり、ス
カート部21下端の容器口部51顎部52への係
合が外れ、蓋体10全体を容器口部51から取り
外し、容器を容易に開封することができる。
部21の一部から下方に延設した突出部22にリ
ング部25を取り付けていること従来と同様であ
る故、該リング部25に指を掛けてスコアー27
に挟まれた開口部12を容易に持ち上げることが
でき、リング部25を持ち上げてスコアー27に
沿つた破断を進行させるに際し、天板部11にお
けるスコアー27の破断はスコアー27の間隔が
広くなる様に湾曲する部分ではスコアー27を深
く形成している故、破断を容易に進行させ得るも
のであり、且つ、ライナー30と開口部12との
接着も接着部41の端部は部分的接着部43を形
成して接着力を弱くしている故、開口部12を引
き上げる際の妨げとはならない。そして蓋体10
の左側部15及び右側部16はライナー30と非
接着状態とされている故、スコアー27の破断が
適宜天板部11の中央を越える位置まで進行する
と、スコアー27よりも外方の左側部15及び右
側部16が水平外方向へ開き得る状態となり、ス
カート部21下端の容器口部51顎部52への係
合が外れ、蓋体10全体を容器口部51から取り
外し、容器を容易に開封することができる。
そして、この容易開封蓋体10は金属製蓋体の
天板部11の裏面に合成樹脂製のライナー30を
有し、該ライナー30の外周縁に設けられた内側
環状突状部31及び外側環状突状部32により蓋
体10と容器との密封性を良好に保ち、移送、保
管時のガス抜け等を防止し得るものであつて、該
ライナー30は部分的に非接着部分を左右両側に
有するも、該非接着部分は厚肉部35により補強
されており、蓋体10の打栓時又は打栓後の熱殺
菌処理時においてライナー30が歪むことが防止
され容器の密封を良好に行なうことができるもの
である。尚、天板部11裏面への接着部41内に
位置するライナー30の中央部は従来同様に薄肉
部として形成する故、資材の節用も図られてい
る。
天板部11の裏面に合成樹脂製のライナー30を
有し、該ライナー30の外周縁に設けられた内側
環状突状部31及び外側環状突状部32により蓋
体10と容器との密封性を良好に保ち、移送、保
管時のガス抜け等を防止し得るものであつて、該
ライナー30は部分的に非接着部分を左右両側に
有するも、該非接着部分は厚肉部35により補強
されており、蓋体10の打栓時又は打栓後の熱殺
菌処理時においてライナー30が歪むことが防止
され容器の密封を良好に行なうことができるもの
である。尚、天板部11裏面への接着部41内に
位置するライナー30の中央部は従来同様に薄肉
部として形成する故、資材の節用も図られてい
る。
又、ライナー30の形状としての他の実施例
は、第3図及び第4図に示す様に同心円状に環状
とした線状の厚肉部35を形成する場合や、第5
図及び第6図に示す様に放射状に複数の線状厚肉
部35を形成する場合もあり、該放射状に配する
線状厚肉部35は、各線状厚肉部35の内側端が
形成する円形が接着部41内に納まる形状とし、
接着部41から非接着部分に至り、内側環状突状
部31に達する形状とする。
は、第3図及び第4図に示す様に同心円状に環状
とした線状の厚肉部35を形成する場合や、第5
図及び第6図に示す様に放射状に複数の線状厚肉
部35を形成する場合もあり、該放射状に配する
線状厚肉部35は、各線状厚肉部35の内側端が
形成する円形が接着部41内に納まる形状とし、
接着部41から非接着部分に至り、内側環状突状
部31に達する形状とする。
更に第7図及び第8図に示す様に放射状に配し
た各線状厚肉部35の各外側端を内側環状突状部
31の近傍迄とする場合や、第9図及び第10図
に示す様にライナー30の中央から内側環状突状
部31に至る放射状の線状厚肉部35とする場合
もある。
た各線状厚肉部35の各外側端を内側環状突状部
31の近傍迄とする場合や、第9図及び第10図
に示す様にライナー30の中央から内側環状突状
部31に至る放射状の線状厚肉部35とする場合
もある。
要するに、ライナー30の形状として、ライナ
ー30の中心位置を中心とする点対称の形状に厚
肉部35を形成するものであつて、ライナー30
と天板部11裏面との接着部41から、ライナー
30の左右両側に形成された非接着部分へ至る厚
肉部35を形成し、ライナー30の強度を高めて
非接着部分におけるライナー30の変形を防止し
得るものであり、且つ、点対称の形状である故、
該ライナー30を天板部11の裏面に接着形成す
るに際し、蓋体10の方向とライナー30の方向
については位置合わせの必要がなく、製造が容易
な容易開封蓋体10である。
ー30の中心位置を中心とする点対称の形状に厚
肉部35を形成するものであつて、ライナー30
と天板部11裏面との接着部41から、ライナー
30の左右両側に形成された非接着部分へ至る厚
肉部35を形成し、ライナー30の強度を高めて
非接着部分におけるライナー30の変形を防止し
得るものであり、且つ、点対称の形状である故、
該ライナー30を天板部11の裏面に接着形成す
るに際し、蓋体10の方向とライナー30の方向
については位置合わせの必要がなく、製造が容易
な容易開封蓋体10である。
[考案の効果]
本考案に係る容易開封蓋体は、ライナーの接着
部から非接着部分に至る厚肉部を有する形状とし
たライナーを設けている故、打栓時又は打栓後の
内容物に対する熱処理時に非接着部分のライナー
が歪むことが防止され、密封性を良好に維持し、
内容物が充填された密封容器の長期保存等におい
ても内容物の品質低下を防止することができる容
易開封蓋体である。
部から非接着部分に至る厚肉部を有する形状とし
たライナーを設けている故、打栓時又は打栓後の
内容物に対する熱処理時に非接着部分のライナー
が歪むことが防止され、密封性を良好に維持し、
内容物が充填された密封容器の長期保存等におい
ても内容物の品質低下を防止することができる容
易開封蓋体である。
第1図は本考案に係る蓋体の要部裏面図にし
て、第2図は本考案に係る蓋体の要部垂直断面
図、第3図、第5図、第7図、第9図は他の実施
例を示す要部裏面図にして、第4図、第6図、第
8図、第10図は要部垂直断面図、第11図はス
コアーの深さ形状を示す断面図であり、第12図
は容易開封蓋体の外観斜視図、第13図は該蓋体
を容器口部へ打栓した状態を示す半断面図にし
て、第14図は従来の容易開封蓋体を示す断面図
であり、第15図は蓋体とライナーとの接着部を
示す図、第16図は容器口部51とライナーの圧
着を示す断面図である。 10……蓋体、11……天板部、12……開口
部、15……左側部、16……右側部、21……
スカート部、22……突出部、25……リング
部、30……ライナー、31……内側環状突状
部、32……外側環状突状部、35……厚肉部、
41……接着部、43……部分的接着部、45…
…空隙、51……容器口部、52……顎部。
て、第2図は本考案に係る蓋体の要部垂直断面
図、第3図、第5図、第7図、第9図は他の実施
例を示す要部裏面図にして、第4図、第6図、第
8図、第10図は要部垂直断面図、第11図はス
コアーの深さ形状を示す断面図であり、第12図
は容易開封蓋体の外観斜視図、第13図は該蓋体
を容器口部へ打栓した状態を示す半断面図にし
て、第14図は従来の容易開封蓋体を示す断面図
であり、第15図は蓋体とライナーとの接着部を
示す図、第16図は容器口部51とライナーの圧
着を示す断面図である。 10……蓋体、11……天板部、12……開口
部、15……左側部、16……右側部、21……
スカート部、22……突出部、25……リング
部、30……ライナー、31……内側環状突状
部、32……外側環状突状部、35……厚肉部、
41……接着部、43……部分的接着部、45…
…空隙、51……容器口部、52……顎部。
Claims (1)
- 天板部と、該天板部周縁から垂下する円筒状の
スカート部と、該スカート部の下端から前記天板
部を横切る一対のスコアーとを有し、該スコアー
は天板部において該スコアー間に開口部を区画
し、該開口部内で天板部裏面に接着される合成樹
脂製のライナーを有する容易開封蓋体において、
前記ライナーの天板部裏面への接着部から前記天
板部に設けたスコアー位置を越えてライナーの非
接着部分に至る厚肉部を形成した形状のライナー
を有することを特徴とする容易開封蓋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP273887U JPH0427797Y2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP273887U JPH0427797Y2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63111446U JPS63111446U (ja) | 1988-07-18 |
JPH0427797Y2 true JPH0427797Y2 (ja) | 1992-07-03 |
Family
ID=30781862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP273887U Expired JPH0427797Y2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427797Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7544478B2 (ja) * | 2019-12-05 | 2024-09-03 | 日本クロージャー株式会社 | 易開封性容器蓋 |
-
1987
- 1987-01-12 JP JP273887U patent/JPH0427797Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63111446U (ja) | 1988-07-18 |
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