JPH04277414A - Nb3Al多芯超電導線の製造方法 - Google Patents
Nb3Al多芯超電導線の製造方法Info
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- JPH04277414A JPH04277414A JP3038557A JP3855791A JPH04277414A JP H04277414 A JPH04277414 A JP H04277414A JP 3038557 A JP3038557 A JP 3038557A JP 3855791 A JP3855791 A JP 3855791A JP H04277414 A JPH04277414 A JP H04277414A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電導線の製造方法に係
り、特に臨界電流密度(Jc)等の特性の優れた極細多
芯構造のNb3 Al超電導線の製造方法の改良に関す
る。
り、特に臨界電流密度(Jc)等の特性の優れた極細多
芯構造のNb3 Al超電導線の製造方法の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金属系の化合物系超電導体の一種である
Nb3 Alは、Nb3 SnやV3 Ga等に比較し
て臨界温度(Tc)および臨界磁場(Hc2 )が高く
、優れた特性を有しているが、化学量論的組成のNb3
Alは1700℃以上の温度でのみ安定であるため、
長尺の線材を製造することが困難である。
Nb3 Alは、Nb3 SnやV3 Ga等に比較し
て臨界温度(Tc)および臨界磁場(Hc2 )が高く
、優れた特性を有しているが、化学量論的組成のNb3
Alは1700℃以上の温度でのみ安定であるため、
長尺の線材を製造することが困難である。
【0003】このような難点を解決するため、(イ)ジ
ェリーロール法や粉末冶金法等によりNbとAlの拡散
距離を極めて短くして比較的低温の1000℃以下の温
度で熱処理を施す方法の他、(ロ)レーザビーム照射法
等により熱処理を施し、直ちに急冷する方法が検討され
ている。
ェリーロール法や粉末冶金法等によりNbとAlの拡散
距離を極めて短くして比較的低温の1000℃以下の温
度で熱処理を施す方法の他、(ロ)レーザビーム照射法
等により熱処理を施し、直ちに急冷する方法が検討され
ている。
【0004】一方、超電導線の製造技術の進歩により、
その応用機器の開発が進められており、トランスや発電
機等に使用される交流用超電導線の開発が要求されてい
る。このような交流用超電導線に要求される性質を満足
するためには、ヒシテリシスロスを低減するするために
フィラメント径を小さくし、またフィラメント間のカッ
プリングロスを低減するとともにフィラメント同志の接
触を防止するために比抵抗値の高い材料をマトリックス
に採用することが必要となる。
その応用機器の開発が進められており、トランスや発電
機等に使用される交流用超電導線の開発が要求されてい
る。このような交流用超電導線に要求される性質を満足
するためには、ヒシテリシスロスを低減するするために
フィラメント径を小さくし、またフィラメント間のカッ
プリングロスを低減するとともにフィラメント同志の接
触を防止するために比抵抗値の高い材料をマトリックス
に採用することが必要となる。
【0005】このため、マトリックスにNbまたはNb
合金を採用する方法が検討されており、この方法は加工
性および比抵抗値の問題を解決する有力な方法の一つと
考えられている。
合金を採用する方法が検討されており、この方法は加工
性および比抵抗値の問題を解決する有力な方法の一つと
考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Nbま
たはNb合金をマトリックスに採用する場合には、Nb
とAlとの硬度差が大きいため、上記(イ)の方法では
必要とする高加工度の成形が困難であり、一方(ロ)の
方法では急冷により結晶粒が微細化されるものの、従来
は空冷または水冷したテーブル上でレーザビームの照射
が行われているため、冷却速度が不十分で、従って結晶
粒の微細化も不十分となり、Jc値も 400〜
450A/mm2 (at 12T)程度に止まると
いう難点があった。
たはNb合金をマトリックスに採用する場合には、Nb
とAlとの硬度差が大きいため、上記(イ)の方法では
必要とする高加工度の成形が困難であり、一方(ロ)の
方法では急冷により結晶粒が微細化されるものの、従来
は空冷または水冷したテーブル上でレーザビームの照射
が行われているため、冷却速度が不十分で、従って結晶
粒の微細化も不十分となり、Jc値も 400〜
450A/mm2 (at 12T)程度に止まると
いう難点があった。
【0007】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、加工性を改善するとともに熱処理直後の冷
却速度を大きくして結晶粒を十分に微細化せしめ、特性
の優れた極細多芯構造のNb3 Al超電導線を製造す
る方法を提供することをその目的とする。
れたもので、加工性を改善するとともに熱処理直後の冷
却速度を大きくして結晶粒を十分に微細化せしめ、特性
の優れた極細多芯構造のNb3 Al超電導線を製造す
る方法を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のNb3Al多芯超電導線の製造方法は、N
bまたはNb合金マトリックス中に多数のAl合金線を
配置した複合体に減面加工を施して線材化した後、前記
線材にエネルギービームを照射し、直ちに液化ガスによ
り急冷し、次いで熱処理を施すものである。
に、本発明のNb3Al多芯超電導線の製造方法は、N
bまたはNb合金マトリックス中に多数のAl合金線を
配置した複合体に減面加工を施して線材化した後、前記
線材にエネルギービームを照射し、直ちに液化ガスによ
り急冷し、次いで熱処理を施すものである。
【0009】上記のAl合金線としては、NbとAlと
の硬度差を小さくして加工性を向上させるために適度な
硬度を有し、かつNb3 Alの生成を阻害しない合金
、例えばNbと選択的に反応するNi等を含まないAl
−Ge合金やAl−Mg合金等が用いられる。
の硬度差を小さくして加工性を向上させるために適度な
硬度を有し、かつNb3 Alの生成を阻害しない合金
、例えばNbと選択的に反応するNi等を含まないAl
−Ge合金やAl−Mg合金等が用いられる。
【0010】また、エネルギービームとしては電子ビー
ムやレーザビーム等が用いられる。さらに、エネルギー
ビーム照射後の冷却に用いられる液化ガスとしては、液
体酸素、液体窒素または液体ヘリウムが用いられるが、
冷却速度が大きい程特性が向上するため、液体ヘリウム
が最も有利である。
ムやレーザビーム等が用いられる。さらに、エネルギー
ビーム照射後の冷却に用いられる液化ガスとしては、液
体酸素、液体窒素または液体ヘリウムが用いられるが、
冷却速度が大きい程特性が向上するため、液体ヘリウム
が最も有利である。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。
【0012】外径φ8.0 mm、内径φ4.0 mm
のNb管内に、外径φ3.9 mmのAl−5 wt%
Mg合金線を収容し、このNb管の外側に外径φ9.1
mm、内径φ8.1 mmのCu−10wt%Ni合
金管を配置した後、縮径加工を施して対辺間距離1.1
4mmの断面六角形の複合線aを製造した。
のNb管内に、外径φ3.9 mmのAl−5 wt%
Mg合金線を収容し、このNb管の外側に外径φ9.1
mm、内径φ8.1 mmのCu−10wt%Ni合
金管を配置した後、縮径加工を施して対辺間距離1.1
4mmの断面六角形の複合線aを製造した。
【0013】次いで、この複合線aの外周のCu−Ni
合金を化学的処理により除去した複合線bの 931本
を、その側面を当接して外径φ38mm、内径φ31m
mのNb管内に充填し、その外側に外径φ45mm、内
径φ38.1mmのCu−10wt%Ni合金管を配置
した後、静水圧押出加工を施して外径φ18.0mmに
成形し、次いで伸線加工を施して対辺間距離1.18m
mの断面六角形の複合線cを製造した。
合金を化学的処理により除去した複合線bの 931本
を、その側面を当接して外径φ38mm、内径φ31m
mのNb管内に充填し、その外側に外径φ45mm、内
径φ38.1mmのCu−10wt%Ni合金管を配置
した後、静水圧押出加工を施して外径φ18.0mmに
成形し、次いで伸線加工を施して対辺間距離1.18m
mの断面六角形の複合線cを製造した。
【0014】この複合線cの外周のCu−Ni合金を化
学的処理により除去した複合線dの931本を外径φ3
8mm、内径φ33mmのNb管内に充填し、その外側
に外径φ45mm、内径φ38.1mmのCu−10w
t%Ni合金管を配置した後、静水圧押出加工および伸
線加工を施して外径φ1.65mmの複合線eを製造し
た。
学的処理により除去した複合線dの931本を外径φ3
8mm、内径φ33mmのNb管内に充填し、その外側
に外径φ45mm、内径φ38.1mmのCu−10w
t%Ni合金管を配置した後、静水圧押出加工および伸
線加工を施して外径φ1.65mmの複合線eを製造し
た。
【0015】この複合線eの外周のCu−Ni合金を化
学的処理により除去した外径φ1.4mmの複合線fに
、種々の条件で冷却しながら電子ビームを照射した。
学的処理により除去した外径φ1.4mmの複合線fに
、種々の条件で冷却しながら電子ビームを照射した。
【0016】図1はその照射装置1を示したもので、2
は電子銃、3は冷却器である。
は電子銃、3は冷却器である。
【0017】複合線fは送出機4のボビン上に巻回され
、ガイドローラ5、6を経て巻取機7のボビンに巻取ら
れる。上記のガイドローラ5、6間で複合線fは冷却器
3に接して走行し、上部から電子銃2から発射された電
子ビーム2aにより照射され、同時に冷却器3内に配置
された冷却チャンネル3a内に圧送された冷却媒体によ
り冷却される。
、ガイドローラ5、6を経て巻取機7のボビンに巻取ら
れる。上記のガイドローラ5、6間で複合線fは冷却器
3に接して走行し、上部から電子銃2から発射された電
子ビーム2aにより照射され、同時に冷却器3内に配置
された冷却チャンネル3a内に圧送された冷却媒体によ
り冷却される。
【0018】冷却媒体として、液体窒素および液体ヘリ
ウムを用いて製造した超電導線のJc値を空冷および水
冷の場合と比較して図2に示した。
ウムを用いて製造した超電導線のJc値を空冷および水
冷の場合と比較して図2に示した。
【0019】この場合の照射条件は、加速電圧80kV
、ビーム電流60mA、照射速度1500mm/min
であり、照射後 750℃×72時間の熱処理を施し
た。
、ビーム電流60mA、照射速度1500mm/min
であり、照射後 750℃×72時間の熱処理を施し
た。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の方法によれ
ば、加工性が向上するとともに熱処理直後の大きな冷却
速度により結晶粒が十分に微細化され、特性の優れた極
細多芯構造のNb3 Al超電導線を製造することがで
きる。また本発明の方法により製造された超電導線は交
流用に適する。
ば、加工性が向上するとともに熱処理直後の大きな冷却
速度により結晶粒が十分に微細化され、特性の優れた極
細多芯構造のNb3 Al超電導線を製造することがで
きる。また本発明の方法により製造された超電導線は交
流用に適する。
【図1】本発明の方法に用いられる照射装置の概略図で
ある。
ある。
【図2】本発明の方法により製造された超電導線の臨界
電流密度と冷却条件の関係を示すグラフである。
電流密度と冷却条件の関係を示すグラフである。
1………照射装置
2………電子銃
3………冷却器
f………複合線線
Claims (2)
- 【請求項1】 NbまたはNb合金マトリックス中に
多数のAl合金線を配置した複合体に減面加工を施して
線材化した後、前記線材にエネルギービームを照射し、
直ちに液化ガスにより急冷し、次いで熱処理を施すこと
を特徴とするNb3 Al多芯超電導線の製造方法。 - 【請求項2】 液化ガスは、液体窒素または液体ヘリ
ウムである請求項1記載のNb3 Al多芯超電導線の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3038557A JPH04277414A (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | Nb3Al多芯超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3038557A JPH04277414A (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | Nb3Al多芯超電導線の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04277414A true JPH04277414A (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=12528596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3038557A Withdrawn JPH04277414A (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | Nb3Al多芯超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04277414A (ja) |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP3038557A patent/JPH04277414A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |