JPH0427638B2 - - Google Patents
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- JPH0427638B2 JPH0427638B2 JP8109487A JP8109487A JPH0427638B2 JP H0427638 B2 JPH0427638 B2 JP H0427638B2 JP 8109487 A JP8109487 A JP 8109487A JP 8109487 A JP8109487 A JP 8109487A JP H0427638 B2 JPH0427638 B2 JP H0427638B2
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、読み出し速度をより向上させるよ
うに改良した半導体メモリ装置に関する。
うに改良した半導体メモリ装置に関する。
半導体メモリ装置は、例えばフローテイングゲ
ートを持つた不揮発性半導体メモリ素子を使用し
て構成されている。このフローテイングゲート型
の不揮発性半導体メモリ素子は第1図A〜Cに示
すように、P型基体11の表面部に、n+領域か
らなるソース12およびドレイン13を形成し、
ソース12およびドレイン13間には、チヤネル
14が形成されるように、酸化膜15を介してコ
ントロールゲート16が設けられている。そし
て、この酸化膜15中にフローテイングゲート1
7が埋めこまれている。同図Dは、上記フローテ
イングゲート型の不揮発性半導体メモリ素子のシ
ンボル記号を示している。
ートを持つた不揮発性半導体メモリ素子を使用し
て構成されている。このフローテイングゲート型
の不揮発性半導体メモリ素子は第1図A〜Cに示
すように、P型基体11の表面部に、n+領域か
らなるソース12およびドレイン13を形成し、
ソース12およびドレイン13間には、チヤネル
14が形成されるように、酸化膜15を介してコ
ントロールゲート16が設けられている。そし
て、この酸化膜15中にフローテイングゲート1
7が埋めこまれている。同図Dは、上記フローテ
イングゲート型の不揮発性半導体メモリ素子のシ
ンボル記号を示している。
このように構成されるフローテイングゲート型
の不揮発性半導体メモリ素子にあつては、フロー
テイングゲート17に電子を注入することによ
り、しきい値電圧Vthが上昇設定されるもので、
この状態では、通常のコントロールゲート16に
加えられるゲート電圧信号では、オン状態となら
ない。また、電子が注入されていない場合には、
ゲート電圧信号をコントロールゲート16に加え
ることにより、ソース12およびドレイン13間
がオン状態となるもので、ゲート電圧信号に対応
して、「1」あるいは「0」の出力情報の得られ
るメモリ素子18を構成するようになるものであ
る。
の不揮発性半導体メモリ素子にあつては、フロー
テイングゲート17に電子を注入することによ
り、しきい値電圧Vthが上昇設定されるもので、
この状態では、通常のコントロールゲート16に
加えられるゲート電圧信号では、オン状態となら
ない。また、電子が注入されていない場合には、
ゲート電圧信号をコントロールゲート16に加え
ることにより、ソース12およびドレイン13間
がオン状態となるもので、ゲート電圧信号に対応
して、「1」あるいは「0」の出力情報の得られ
るメモリ素子18を構成するようになるものであ
る。
しかしながら、このようなメモリ素子18にあ
つては、フローテイングゲート17への電子の注
入効率をよくしたり、データ読み出し時における
メモリ素子に流れる電流を多くとるためには、実
効的なゲートであるフローテイングゲート17の
電位を、コントロールゲート16の電位上昇時に
充分上げることが必要となつてくる。
つては、フローテイングゲート17への電子の注
入効率をよくしたり、データ読み出し時における
メモリ素子に流れる電流を多くとるためには、実
効的なゲートであるフローテイングゲート17の
電位を、コントロールゲート16の電位上昇時に
充分上げることが必要となつてくる。
このメモリ素子にあつては、図からも明らかな
ように、コントロールゲート16とフローテイン
グゲート17間、フイールド部分のフローテイン
グ17と基体11間、さらにフローテイングゲー
ト11とチヤネル14間に、それぞれ容量C1〜
C3を有するものであり、コントロールゲート1
6およびフローテイングゲート17の電位をそれ
ぞれVCG′,VFとすると、このVCGおよびVFは次の
式のように表わされる。
ように、コントロールゲート16とフローテイン
グゲート17間、フイールド部分のフローテイン
グ17と基体11間、さらにフローテイングゲー
ト11とチヤネル14間に、それぞれ容量C1〜
C3を有するものであり、コントロールゲート1
6およびフローテイングゲート17の電位をそれ
ぞれVCG′,VFとすると、このVCGおよびVFは次の
式のように表わされる。
VF=C1/C1+C2+C3VCG
この式からわかるように、フローテイングゲー
ト17の電位を上げるには容量C3に比して容量1
を大きくすればよいが、そのための1つの方法に
フローテイングゲートと、コントロールゲート間
の絶縁膜厚をうすくする方法があるが、膜厚をう
すくすると、フローテイングゲート中の電子が逃
げやすくなり、信頼性上の問題がある。他の方法
として、フローテイングゲートを大きくする方法
がある。すなわち、容量C2を形成する所のフロ
ーテイングゲートと、基板間の距離は、普通7000
〓、またフローテイングゲートと、コントロール
ゲート間の距離は、1000〓程度のため、単位面積
で比較すれば、C1>C2となる。よつてチヤネル
部分を一定にしてフローテイングゲートを大きく
すれば、C1がC2よりはるかに大きいから、C1が
C2+C3の増加のわりあいより大きくなるもので
ある。
ト17の電位を上げるには容量C3に比して容量1
を大きくすればよいが、そのための1つの方法に
フローテイングゲートと、コントロールゲート間
の絶縁膜厚をうすくする方法があるが、膜厚をう
すくすると、フローテイングゲート中の電子が逃
げやすくなり、信頼性上の問題がある。他の方法
として、フローテイングゲートを大きくする方法
がある。すなわち、容量C2を形成する所のフロ
ーテイングゲートと、基板間の距離は、普通7000
〓、またフローテイングゲートと、コントロール
ゲート間の距離は、1000〓程度のため、単位面積
で比較すれば、C1>C2となる。よつてチヤネル
部分を一定にしてフローテイングゲートを大きく
すれば、C1がC2よりはるかに大きいから、C1が
C2+C3の増加のわりあいより大きくなるもので
ある。
第2図は、上記のようなメモリ素子18で構成
されるメモリ装置を平面的に示したもので、等間
隔にして横方向に伸びる複数の行線191,192
…を備え、この行線191,192…それぞれらに
おいて、複数のメモリ素子1811,1812…が配
置されるようになる。例えば、行線191に対し
ては、メモリ素子1811,1812…が等間隔で配
置され、そのそれぞれのゲート16が対応接続さ
れ配置される。具体的には、隣接するメモリ素子
1811,1812…のそれぞれのゲート16を接続
して、行線191を構成するようにする。同様に、
行線192に対しても、メモリ素子1821,1822
…が形成されるもので、この場合対向するメモリ
素子1811と1821、1812と1822…でそれぞ
れドレイン電極を対向設定し、共通にして、列線
201,202…に接続された構成になつている。
そして。ソースはグランド線(GND)に接続さ
れている。
されるメモリ装置を平面的に示したもので、等間
隔にして横方向に伸びる複数の行線191,192
…を備え、この行線191,192…それぞれらに
おいて、複数のメモリ素子1811,1812…が配
置されるようになる。例えば、行線191に対し
ては、メモリ素子1811,1812…が等間隔で配
置され、そのそれぞれのゲート16が対応接続さ
れ配置される。具体的には、隣接するメモリ素子
1811,1812…のそれぞれのゲート16を接続
して、行線191を構成するようにする。同様に、
行線192に対しても、メモリ素子1821,1822
…が形成されるもので、この場合対向するメモリ
素子1811と1821、1812と1822…でそれぞ
れドレイン電極を対向設定し、共通にして、列線
201,202…に接続された構成になつている。
そして。ソースはグランド線(GND)に接続さ
れている。
すなわち、各メモリ素子1811,1812…の横
方向の長さは、図中斜線で示されたフローテイン
グゲート17とトランジスタのチヤネル巾Wによ
つて決まる。しかしながら、メモリ集積度の向上
のため、フローテイングゲート17およびチヤネ
ル巾はできめるだけ小さくすることが要求され
る。そのため、チヤネル巾Wをトランジスタ機能
を発揮するために許容される最低の大きさにする
もので、例えばコントロールゲートの電位VCGが
5Vの時、フローテイングゲートの電位が3V程度
になるように、フローテイングゲート17の大き
さを決めているのが現状である。したがつて、メ
モリ素子のコンダクタンスgmは上がらず、VCG
が5Vでドレイン電圧が5Vの時、100μA程度の出
力電流しかとれない。その結果、このメモリ素子
のソース、ドレイン間がオン状態となり、列線を
放電するには、列線の容量が大きく、メモリ素子
に流れる電流が少ないために多くの時間が必要で
あつた。メモリ装置の読み出し速度は、このメモ
リ素子の列線放電時間で制限され、データ読み出
し時間の約半分がこの放電時間に費やされてい
た。
方向の長さは、図中斜線で示されたフローテイン
グゲート17とトランジスタのチヤネル巾Wによ
つて決まる。しかしながら、メモリ集積度の向上
のため、フローテイングゲート17およびチヤネ
ル巾はできめるだけ小さくすることが要求され
る。そのため、チヤネル巾Wをトランジスタ機能
を発揮するために許容される最低の大きさにする
もので、例えばコントロールゲートの電位VCGが
5Vの時、フローテイングゲートの電位が3V程度
になるように、フローテイングゲート17の大き
さを決めているのが現状である。したがつて、メ
モリ素子のコンダクタンスgmは上がらず、VCG
が5Vでドレイン電圧が5Vの時、100μA程度の出
力電流しかとれない。その結果、このメモリ素子
のソース、ドレイン間がオン状態となり、列線を
放電するには、列線の容量が大きく、メモリ素子
に流れる電流が少ないために多くの時間が必要で
あつた。メモリ装置の読み出し速度は、このメモ
リ素子の列線放電時間で制限され、データ読み出
し時間の約半分がこの放電時間に費やされてい
た。
この発明は、上記のような事情に鑑みなされた
もので、メモリ素子に記憶されたデータの読み出
し速度を充分に向上させる半導体メモリ装置を提
供することを目的とする。
もので、メモリ素子に記憶されたデータの読み出
し速度を充分に向上させる半導体メモリ装置を提
供することを目的とする。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説
明する。第3図はこの回路構成を示したもので、
それぞれ複数の行線191〜19oおよび列線20
1〜20nはマトリツクス状に配列され、その各交
差部にそれぞれ前述したようなフローテインクゲ
ート型MOSトランジスタでなるメモリ素子181
1〜181n,1821〜182n,…が配設されてい
る。そして、そのそれぞれのメモリ素子のゲート
はそれぞれ対応する行線191〜19oに、同じく
ドレインは対応する列線201〜20nに接続さ
れ、ソースがアース接続されている。
明する。第3図はこの回路構成を示したもので、
それぞれ複数の行線191〜19oおよび列線20
1〜20nはマトリツクス状に配列され、その各交
差部にそれぞれ前述したようなフローテインクゲ
ート型MOSトランジスタでなるメモリ素子181
1〜181n,1821〜182n,…が配設されてい
る。そして、そのそれぞれのメモリ素子のゲート
はそれぞれ対応する行線191〜19oに、同じく
ドレインは対応する列線201〜20nに接続さ
れ、ソースがアース接続されている。
このように構成されるメモリ措置において、1
つのメモリ素子を選択指定するには、行線および
列線指定で行なうもので、この行線および列線の
指定は行および列デコーダ21,22で行なう。
行デコーダ21には、図示しないCPU等から行
アドレスデータAp〜Aiが供給され、信号C1〜Co
によつて、行線191〜19oのいずれかに「1」
レベルの信号を発生し、その行線を指定する。一
方、列デコーダ22には同様に列アドレスデータ
Aj〜Anが供給され、信号R1〜Rnの1つを発生
し、列線201〜20nに直列に接続されているエ
ンハンスメント型MOSトランジスタ231〜23
nのいずれかのゲートに「1」レベルの信号を供
給する。この当接231〜23nのドレインは、共
通に接続され、この共通接続部Sには負荷用のデ
イプレツシヨン型MOSトランジスタ24を介し
て電源VCを供給する。したがつて、トランジス
タ231〜23nのいずれかのゲートに「1」レベ
ルの信号を供給し、そのソース、ドレイン間をオ
ン状態にすると、そのトランジスタに接続されて
いる列線を指定され、電源VCが接続される状態
となる。そして、上記列線201〜20nの共通接
続部Sの論理電位レベルが出力回路25を介し
て、読み出しデイジタル情報として、出力端子O
から出力されるようになつている。
つのメモリ素子を選択指定するには、行線および
列線指定で行なうもので、この行線および列線の
指定は行および列デコーダ21,22で行なう。
行デコーダ21には、図示しないCPU等から行
アドレスデータAp〜Aiが供給され、信号C1〜Co
によつて、行線191〜19oのいずれかに「1」
レベルの信号を発生し、その行線を指定する。一
方、列デコーダ22には同様に列アドレスデータ
Aj〜Anが供給され、信号R1〜Rnの1つを発生
し、列線201〜20nに直列に接続されているエ
ンハンスメント型MOSトランジスタ231〜23
nのいずれかのゲートに「1」レベルの信号を供
給する。この当接231〜23nのドレインは、共
通に接続され、この共通接続部Sには負荷用のデ
イプレツシヨン型MOSトランジスタ24を介し
て電源VCを供給する。したがつて、トランジス
タ231〜23nのいずれかのゲートに「1」レベ
ルの信号を供給し、そのソース、ドレイン間をオ
ン状態にすると、そのトランジスタに接続されて
いる列線を指定され、電源VCが接続される状態
となる。そして、上記列線201〜20nの共通接
続部Sの論理電位レベルが出力回路25を介し
て、読み出しデイジタル情報として、出力端子O
から出力されるようになつている。
一方、各列線201〜20nの他端がエンハンス
メント型MOSトランジスタ261〜26nのそれ
ぞれのドレインに接続されている。このトランジ
スタ261〜26nのそれぞれのソースはアース接
続されており、またそれぞれのゲートには、パル
ス発生回路27からの出力信号Pが供給されてい
る。このパルス発生回路27は、アドレス入力信
号によつて動作状態の設定されるもので、行およ
び列デコーダ21,22に供給されるアドレスデ
ータAp〜Anが、第4図のAで示すように変化し
た時に、第4図のBに示すように、信号Pを発生
し、トランジスタ261〜26nをオン状態とす
る。すなわち、列線201〜20nを「0」レベル
とする。そして、第4図Cに示すように、指定さ
れた行線が充電され「1」レベルになると、信号
Pは「0」レベルとなる。したがつて、パルス発
生回路27はアドレスデータが変化してから、行
線が指定されるまでの間(たとえば80nsec)信号
Pを「1」レベルとするパルスを発生するもので
ある。
メント型MOSトランジスタ261〜26nのそれ
ぞれのドレインに接続されている。このトランジ
スタ261〜26nのそれぞれのソースはアース接
続されており、またそれぞれのゲートには、パル
ス発生回路27からの出力信号Pが供給されてい
る。このパルス発生回路27は、アドレス入力信
号によつて動作状態の設定されるもので、行およ
び列デコーダ21,22に供給されるアドレスデ
ータAp〜Anが、第4図のAで示すように変化し
た時に、第4図のBに示すように、信号Pを発生
し、トランジスタ261〜26nをオン状態とす
る。すなわち、列線201〜20nを「0」レベル
とする。そして、第4図Cに示すように、指定さ
れた行線が充電され「1」レベルになると、信号
Pは「0」レベルとなる。したがつて、パルス発
生回路27はアドレスデータが変化してから、行
線が指定されるまでの間(たとえば80nsec)信号
Pを「1」レベルとするパルスを発生するもので
ある。
このように構成される半導体メモリ装置にあつ
ては、パルス発生回路27に供給されるアドレス
データの内容が変わると、出力信号Pが「1」レ
ベルとなる。したがつて、トランジスタ261〜
26nがオン状態となり、列線201〜20nが放
電される。一方、行および列デコーダ21,22
にもアドレスデータが供給されており、例えば行
線191および列線201が指定され、メモリ素子
1811が選択されたとする。この時、このトラン
ジスタ1811のフローテイングゲートに電子が注
入されていない場合、トランジスタ1811はオン
状態となり、列線201を放電して、「0」レベル
の信号が出力回路25を介して出力されるように
なる。この場合、列線201はすでに放電され、
「0」レベルの状態になつているので、出力が
「0」レベルになるのは非常に速くなる。
ては、パルス発生回路27に供給されるアドレス
データの内容が変わると、出力信号Pが「1」レ
ベルとなる。したがつて、トランジスタ261〜
26nがオン状態となり、列線201〜20nが放
電される。一方、行および列デコーダ21,22
にもアドレスデータが供給されており、例えば行
線191および列線201が指定され、メモリ素子
1811が選択されたとする。この時、このトラン
ジスタ1811のフローテイングゲートに電子が注
入されていない場合、トランジスタ1811はオン
状態となり、列線201を放電して、「0」レベル
の信号が出力回路25を介して出力されるように
なる。この場合、列線201はすでに放電され、
「0」レベルの状態になつているので、出力が
「0」レベルになるのは非常に速くなる。
また、トランジスタ1811のフローテイングゲ
ートに電子が注入されている場合には、トランジ
スタ1811が選択されても、オフ状態に保たれ、
「1」レベルの信号が出力回路25に供給され、
信号「1」が出力される。この場合、列線201
をトランジスタ24により充電するものである
が、このトランジスタ24のコンダクタンスgm
を充分大きく設定すれば、列線201の充電速度
も充分上げることができる。すなわちデータの読
み出し速度は速くなる。
ートに電子が注入されている場合には、トランジ
スタ1811が選択されても、オフ状態に保たれ、
「1」レベルの信号が出力回路25に供給され、
信号「1」が出力される。この場合、列線201
をトランジスタ24により充電するものである
が、このトランジスタ24のコンダクタンスgm
を充分大きく設定すれば、列線201の充電速度
も充分上げることができる。すなわちデータの読
み出し速度は速くなる。
また、最近の半導体メモリLSI(大規模集積回
路)の様にパワーダウンモードがあるもの、つま
りそのLSIが非選択の時、各内部回路を動作させ
なくて消費電流を減らすようにな機能を持つたも
のについては、そのパワーダウン信号の変化した
時にアドレス変化時同様パルスを出してもよい。
(なぜなら、このようなパワーダウン信号と、ア
トレスは同時に変化して、使用することが多いか
らである。)また、このようなモードを持つた
LSIについてのアドレスバツフア等の回路につい
ては、よく知られているので省略する。
路)の様にパワーダウンモードがあるもの、つま
りそのLSIが非選択の時、各内部回路を動作させ
なくて消費電流を減らすようにな機能を持つたも
のについては、そのパワーダウン信号の変化した
時にアドレス変化時同様パルスを出してもよい。
(なぜなら、このようなパワーダウン信号と、ア
トレスは同時に変化して、使用することが多いか
らである。)また、このようなモードを持つた
LSIについてのアドレスバツフア等の回路につい
ては、よく知られているので省略する。
また、パルス発生回路は、パワーダウン信号に
より、動作、非動作が制御されてもよい。
より、動作、非動作が制御されてもよい。
なお、信号Pは、新たに行線が指定された後も
長く“1”レベルにあることは、逆に列線の充電
が妨げられ、フローテイングゲートに電子が注入
されているメモリセルの読み出し速度が遅くな
る。このため、新たに行線が指定された後は、す
みやかに“0”になることが望ましい。むしろ行
線の充電中、信号Pが“0”になるように設定さ
れるのが最適である。
長く“1”レベルにあることは、逆に列線の充電
が妨げられ、フローテイングゲートに電子が注入
されているメモリセルの読み出し速度が遅くな
る。このため、新たに行線が指定された後は、す
みやかに“0”になることが望ましい。むしろ行
線の充電中、信号Pが“0”になるように設定さ
れるのが最適である。
トランジスタ261〜26nは、第3図接続部S
に接続してもよい。この場合行線の変化よりも列
デコーダからの出力の方を速くしておけば、列線
はトランジスタ231〜23nの導通状態にあるど
れか1つを介して放電される。第5図は本発明の
第2の実施例の回路構成を示している。この実施
例に於いては、列線放電のためのトランジスタ2
6を共通接続部Sに接続することによつて、放電
ためのトランジスタを1個のトランジスタで構成
する方法を示している。
に接続してもよい。この場合行線の変化よりも列
デコーダからの出力の方を速くしておけば、列線
はトランジスタ231〜23nの導通状態にあるど
れか1つを介して放電される。第5図は本発明の
第2の実施例の回路構成を示している。この実施
例に於いては、列線放電のためのトランジスタ2
6を共通接続部Sに接続することによつて、放電
ためのトランジスタを1個のトランジスタで構成
する方法を示している。
すなわち、選択された列線の放電はトランジス
タ231〜23nの導通状態にあるいずれか1つを
介して行われる。
タ231〜23nの導通状態にあるいずれか1つを
介して行われる。
第6図は、第5図の回路の動作を示すタイミン
グチヤートである。パルス発生回路27は、第1
の実施例同様行及び列デコーダ21,22に供給
されるアドレスデータが、Aで示すように変化し
た時にBに示すように信号Pを発生し、放電ため
のトランジスタ26を導通状態とする。そして入
力されるアドレスにより列線および行線が選択さ
れる。本実施例においてはC,Dに示すように列
選択用トランジスタ231〜23nは、行線191
〜19oが選択される前に導通状態となるように
設定されている。すなわち、行線が選択される前
に、列線は列選択用トランジスタ231〜23nお
よびトランジスタ26を介して放電される。列線
はデプレツシヨントランジスタ24を介して電源
VCに接続さていれるが、トランジスタ24のコ
ングクタンスを適当な値に設定しておけば、放電
が妨げられるようなことはない。その後、第6図
B及びCに示すように行線が完全に選択される前
に信号Pは「0」レベルになり列線の放電は中止
する。列線の放電が中止されると、列線はトラン
ジスタ24を介して電源VC方向に充電されるが、
行線の選択により、共通接続部Sにあらわれる選
択されたメモリセルのデータに対応した電位を出
力回路25により読み出すこととなる。
グチヤートである。パルス発生回路27は、第1
の実施例同様行及び列デコーダ21,22に供給
されるアドレスデータが、Aで示すように変化し
た時にBに示すように信号Pを発生し、放電ため
のトランジスタ26を導通状態とする。そして入
力されるアドレスにより列線および行線が選択さ
れる。本実施例においてはC,Dに示すように列
選択用トランジスタ231〜23nは、行線191
〜19oが選択される前に導通状態となるように
設定されている。すなわち、行線が選択される前
に、列線は列選択用トランジスタ231〜23nお
よびトランジスタ26を介して放電される。列線
はデプレツシヨントランジスタ24を介して電源
VCに接続さていれるが、トランジスタ24のコ
ングクタンスを適当な値に設定しておけば、放電
が妨げられるようなことはない。その後、第6図
B及びCに示すように行線が完全に選択される前
に信号Pは「0」レベルになり列線の放電は中止
する。列線の放電が中止されると、列線はトラン
ジスタ24を介して電源VC方向に充電されるが、
行線の選択により、共通接続部Sにあらわれる選
択されたメモリセルのデータに対応した電位を出
力回路25により読み出すこととなる。
すべてのアドレス入力のうち、どれか1つが変
化した時パルスを発生させてもよいが、行デコー
ダの入力アドレスが変化した時だけでもよい。つ
まり列線は、第3図においてトランジスタ231
〜23nが非選択状態でカツトオフ状態にある場
合、負荷トランジスタ24から切り離される。よ
つて非選択の列線はすでに放電が完了しており、
列デコーダの切りかわりには特別に放電しなくて
もよい。
化した時パルスを発生させてもよいが、行デコー
ダの入力アドレスが変化した時だけでもよい。つ
まり列線は、第3図においてトランジスタ231
〜23nが非選択状態でカツトオフ状態にある場
合、負荷トランジスタ24から切り離される。よ
つて非選択の列線はすでに放電が完了しており、
列デコーダの切りかわりには特別に放電しなくて
もよい。
なお、上記実施例ではメモリ素子として、フロ
ーテイングゲート型MOSトランジスタを用いた
が、これは他のメモリ素子でもよいものである。
ーテイングゲート型MOSトランジスタを用いた
が、これは他のメモリ素子でもよいものである。
以上述べたように、この発明によれば、メモリ
素子に記憶されたデータの読み出し速度をより向
上させた半導体メモリ装置を提供することができ
る。
素子に記憶されたデータの読み出し速度をより向
上させた半導体メモリ装置を提供することができ
る。
第1図A〜Cは、メモリ素子として使用される
フローテイングゲート型のMOSトランジスタを
説明するもので、Aは平面図、BおよびCはそれ
ぞれA図のb−b線およびc−c線の断面構成
図、第1図Dは素子のシンボルを示す図、第2図
は上記メモリ素子から構成されるメモリ装置を示
す平面図、第3図はこの発明の一実施例に係る半
導体メモリ装置の回路構成図、第4図は上記装置
の動作を説明するタイミングチヤートである。チ
ャート、第5図はこの発明の第二の実施例に係る
半導体メモリ装置の回路構成図、第6図は第5図
に示す装置の動作を説明するタイミングチャート
である。 1811〜18on……フローテイングゲート型
MOSトランジスタ、21……行デコーダ、22
……列デコーダ、231〜23n……エンハンスメ
ント型MOSトランジスタ、24……デイプレツ
シヨン型MOSトランジスタ、25……出力回路、
261〜26n……エンハンスメント型MOSトラ
ンジスタ、27……パルス発生回路。
フローテイングゲート型のMOSトランジスタを
説明するもので、Aは平面図、BおよびCはそれ
ぞれA図のb−b線およびc−c線の断面構成
図、第1図Dは素子のシンボルを示す図、第2図
は上記メモリ素子から構成されるメモリ装置を示
す平面図、第3図はこの発明の一実施例に係る半
導体メモリ装置の回路構成図、第4図は上記装置
の動作を説明するタイミングチヤートである。チ
ャート、第5図はこの発明の第二の実施例に係る
半導体メモリ装置の回路構成図、第6図は第5図
に示す装置の動作を説明するタイミングチャート
である。 1811〜18on……フローテイングゲート型
MOSトランジスタ、21……行デコーダ、22
……列デコーダ、231〜23n……エンハンスメ
ント型MOSトランジスタ、24……デイプレツ
シヨン型MOSトランジスタ、25……出力回路、
261〜26n……エンハンスメント型MOSトラ
ンジスタ、27……パルス発生回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 行線と、 入力されるアドレステデータにより前記行線を
選択する行デコーダと、 この行デコーダ及び前記行線を介して駆動され
るメモリセルと、 このメモリセルからデータを受ける複数の列線
と、 入力されるアドレスデータにより前記列線を選
択する列デコーダと、 前記複数の列線に各々設けられ、各ソースとド
レインの内一方が各列線に接続され、各ソースと
ドレインの内他方が共通接続点に共通接続され、
各ゲートが前記列デコーダに接続された複数の列
選択用MOSトランジスタと、 前記共通接続点と電源電圧との間に接続され、
前記列線を充電するための負荷トランジスタと、 前記メモリセルに記憶されたデータを検出し、
この検出されたデータを出力するために、前記列
線が前記メモリセルによつて放電された状態であ
るのか、前記負荷トランジスタにより充電された
状態であるのかを検出する出力回路と、 ドレインが前記列線に接続され、ソースが基準
電位に接続されたMOSトランジスタと、 アドレスデータが入力され、このアドレスデー
タの変化を検出し、アドレスデータが変化した後
所定時間前記MOSトランジスタを導通状態とす
る信号を前記MOSトランジスタのゲートに供給
するパルス発生回路とを具備したことを特徴とす
る半導体メモリ装置において、 前記アドレスデータが入力された後前記行デコ
ーダにより前記行線が選択されるまでの時間より
も前記アドレスデータが入力された後、前記列デ
コーダにより前記列線が選択されるまでの時間が
短く設定され、 前記MOSトランジスタは前記複数の列選択用
MOSトランジスタのソースとドレインの内他方
の共通接続点に接続することにより前記列選択用
MOSトランジスタを介して列線に接続され、 前記パルス発生回路は、前記MOSトランジス
タを導通状態とする前記信号の供給を前記列線が
選択され前記行線が選択される前にあるいは選択
されている途中に停止するパルス発生回路である
ことを特徴とする半導体メモリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62081094A JPS63302495A (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 半導体メモリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62081094A JPS63302495A (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 半導体メモリ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55041569A Division JPS6027118B2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | 半導体メモリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63302495A JPS63302495A (ja) | 1988-12-09 |
JPH0427638B2 true JPH0427638B2 (ja) | 1992-05-12 |
Family
ID=13736801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62081094A Granted JPS63302495A (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 半導体メモリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63302495A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10431265B2 (en) * | 2017-03-23 | 2019-10-01 | Silicon Storage Technology, Inc. | Address fault detection in a flash memory system |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5263637A (en) * | 1975-11-20 | 1977-05-26 | Toshiba Corp | Device for non-volatile semiconductor memory |
JPS5467727A (en) * | 1977-10-31 | 1979-05-31 | Ibm | Ros memory circuit |
JPS54136239A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-23 | Nec Corp | Integrated circuit |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP62081094A patent/JPS63302495A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5263637A (en) * | 1975-11-20 | 1977-05-26 | Toshiba Corp | Device for non-volatile semiconductor memory |
JPS5467727A (en) * | 1977-10-31 | 1979-05-31 | Ibm | Ros memory circuit |
JPS54136239A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-23 | Nec Corp | Integrated circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63302495A (ja) | 1988-12-09 |
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