JPH042749Y2 - - Google Patents

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JPH042749Y2
JPH042749Y2 JP1985076500U JP7650085U JPH042749Y2 JP H042749 Y2 JPH042749 Y2 JP H042749Y2 JP 1985076500 U JP1985076500 U JP 1985076500U JP 7650085 U JP7650085 U JP 7650085U JP H042749 Y2 JPH042749 Y2 JP H042749Y2
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JP
Japan
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machining
tank
work table
workpiece
machining fluid
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JP1985076500U
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JPS61191823U (ja
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は放電加工装置に係り、さらに詳細に
は被加工材を支承するワークテーブルと、このワ
ークテーブルを囲繞した加工槽を持つ放電加工装
置の改良に関する。
[技術的背景とその問題点] 従来、放電加工装置においては、放電加工機に
おけるベツドにワークテーブルを固定し、かつワ
ークテーブルを囲繞した加工槽もベツドに固定し
てある。従つて、ワークテーブルに対する被加工
材の着脱は、加工槽内の加工液を排出した後に行
なうものであり、加工槽からの加工液の排出およ
び加工再開時の加工槽への加工液の充満に時間が
かかり、作業能率を低下させる難点があつた。そ
こで本考案者等は、前記ワークテーブルか加工槽
の少なくとも一方を上下調節自在にして、加工槽
から加工液を排出することなしにワークテーブル
に取付けられた被加工材が加工槽の加工液液面上
に露出するようにした構成の放電加工機を先に提
案した(特開昭59−152018号公報参照)。このよ
うに構成することで、従来のようにワークテーブ
ル上の被加工物の着脱ごとに加工槽内の加工液を
排出し、又充満させる手間と時間を不要にできて
非常に大きな効果を得られた。
しかしながら、前記加工槽がワークテーブルの
少なくとも一方を上下させて操作する時に、ワー
クテーブルと周囲の加工槽側壁との間〓が狭いこ
とで、前記上下操作の速度を早め難い問題があつ
た。前記間〓を狭くしてあるのはワークテーブル
との被加工材の着脱、放電電極の着脱等において
器材、工具等が誤つてこの間〓から加工槽下方に
落ち込むと取出しが面倒である等の理由で落ち込
みを防止するためである。これで加工槽とワーク
テーブルとが相対的に昇降する時にワークテーブ
ルの上下に充満している加工液が前記狭い間〓を
移動することになる。例えばワークテーブルに対
し加工槽を無理なく昇降させるにはいずれもある
程度の時間がかかり、もし強引に行なえば昇降機
構にオーバーロードを生じたり、特に加工槽を上
昇させる際は間〓から加工槽が噴き上がつて周囲
に飛び散る。
[考案の目的] この考案は上記の問題点に鑑み創案したもの
で、ワークテーブル周囲の加工槽との間〓からの
加工液の噴出トラブルや昇降機構のオーバロード
等を生じることなくワークテーブルと加工槽との
相対昇降速度を向上できる放電加工装置の提供を
目的とする。
[考案の構成] 上記目的を達成するために、この考案は、被加
工材を支持するワークテーブルを囲繞した加工槽
を相対的に上下動自在に備えてなる放電加工装置
にして、加工槽の壁部の上部側および下部側に加
工槽の内部に連通した孔を設け、上部側の孔と下
部側の孔とを加工液通路を介して連動し、前記加
工槽の相対的な上下動時に加工液通路を介してワ
ークテーブルの上部側から下部側へ或はその逆方
向へ加工液が流通する構成である。
[考案の実施例] 以下この考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
この考案の放電加工装置1は箱状のベース3が
備えられている。ベース3の上部に、前後方向、
左右方向及び上下方向の各方向のスライド機構を
介して加工ヘツド5が装着されており、加工ヘツ
ド5の中心のスピンドル7の下端に加工電極9が
着脱自在に取付けられる。スピンドル7は又回転
方向の割出しと回転ができる機構を持つている。
前記前後方向、左右方向及び上下方向の各スライ
ド機構は夫々図外の駆動装置と制動装置とによつ
て加工ヘツド5を3次元方向に自在に数μmオー
ダの精密さで制御運動させられる。加工ヘツド5
の背後付近にベース3から垂直に立上つた前壁部
11があり、加工ヘツド5の下方に配設されたワ
ークテーブル13の奥側端縁がこの前壁部11に
装着される。ワークテーブル13上に被加工材1
5が着脱自在に固着される。ワークテーブル13
の周囲には、左右両側面17a,17bと手前側
面19と底面21とでワークテーブル13を包囲
し、奥側の一面は前壁部11により構成された加
工槽23が設けられている。加工槽23は左右両
側面17a,17bと底面21の各奥側の端縁が
前壁部11と図外のシール部材ガイドレールを介
して水密に上下摺動可能な構造となつており、底
面21には又、スクリユースピンドルを用いた昇
降機構25が設けられて図外の駆動装置により加
工槽23が昇降して、加工槽23内の加工液にワ
ークテーブル13上の被加工材15が所定深さに
浸漬されるように制御される。加工槽23内の加
工液は前記ベース3の上方に加工槽23の使用中
のレベルよりも若干高くして設けられている図外
の上部タンクから前壁部11に備えられている図
外の貫通孔と開閉機構付バルブを経て補充され、
ベース3の下方部分に設けられている図外の下部
タンクに、加工槽23の底面21の図外のバルブ
付排出口から排出されるようになっている。加工
槽23内の加工液の液面水位はほぼ一定になるよ
うにオーバーフロー口によつて制御されており、
ワークテーブル13上の被加工材15に対する加
工液液面水位は前記昇降機構25によつて加工液
が充満された加工槽23を上下させて行われるよ
うになつている。
そしてこの加工槽23の左右両側面17a,1
7b及び手前側面19は図のように側面壁を夫々
二重とされている。
内面側の壁37はワークテーブル13の左右両
側端面及び手前側面からの距離を約5mmとしてい
る。壁37と外周側の壁39との間隔はこの場合
約50mmとしてあり、ここが加工液通路41として
用いられる。従つて内面側の壁37の上下に貫通
孔43a,43bが設けられ、又加工液通路41
の上端面45は閉塞されており、加工液を溢れさ
せないようにされている。
次に上記一実施例の作用について述べる。
被加工材15の放電加工に適合する加工電極を
加工ヘツド5のスピンドル7に装着するが、この
作業の時に既に加工槽23は下方に降下させられ
ているものとする。次にワークテーブル13上面
に被加工材15を乗せ固定する。そして加工槽2
3の昇降機構25が駆動されて加工槽23を予定
高さの若干手前まで上昇させて一旦停止させ、加
工液を充満後再上昇となり、被加工材15の設定
浸漬深さになつたところで正確に制御されて加工
槽23の上昇は停止し、この高さに止まつて放電
加工開始となる。放電加工が終了すると加工槽2
3は昇降機構25の逆駆動により降下される。ワ
ークテーブル13上面が加工槽23の加工液液面
上に露出されて、ワークテーブル13上の被加工
材15を取外し、次の被加工材15を固定し終る
と加工槽23を正規高さまで上昇させて所定深さ
に被加工材15を浸漬して放電加工再開となり、
以後これを繰返えす。この繰返しにおいて加工槽
23の降下、上昇がその都度行われるがこの時に
前記加工槽23の左右両側と手前側面とに充分な
断面積の加工液通路41が設けられているので、
ワークテーブル13の上部側から下部側へ或はそ
の逆方向への加工液の流動は加工液通路41を経
て行なわれることとなる。したがつて従来の装置
のように加工槽23を上昇させる時に加工槽23
とワークテーブル13周辺との狭い間〓から加工
液が上方に噴出したり、又加工槽23を降下させ
る動作においてオーバーロードになると言つた現
象がなくなり、昇降速度を極めて大幅に増加させ
ることができて作業時間短縮に大きく寄与する。
この考案は上記一実施例に限定されず種々の変
形が可能である。すなわち上記実施例では加工槽
の左右両側面と手前側面を二重構造としたが、こ
れを片方の側面のみにしてもよい。あるいは又、
手前側面のみとしてもよい。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、被加工材15を支持する
ワークテーブル13を囲繞した加工槽23を相対
的に上下動自在に備えてなる放電加工装置にし
て、加工槽23の壁部の上部側および下部側に加
工槽23の内部に連通した孔43a,43bを設
け、上部側の孔43aと下部側の孔43aとを加
工液通路41を介して連通し、前方加工槽23の
相対的な上下動時に加工液通路41を介してワー
クテーブル13の上部側から下部側へ或はその逆
方向へ加工液が流通する構成である。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、加工槽23の上部側に設けた孔43aと下部
側に設けた孔43bとは加工液通路41を介して
連通しており、ワークテーブル13に対する加工
槽23の相対的な上下動時に、上記加工液通路4
1を介してワークテーブル13の上部側から下部
側へ或はその逆方向へ加工液が流通する構成であ
るから、ワークテーブル13と加工槽23との間
隔が狭い場合であつても、加工液はワークテーブ
ル13の上部側から下部側へ或はその逆方向へ円
滑に流動するものである。したがつて、加工槽2
3を上下動するときに、従来のごとき問題を生じ
るようなことがないものである。
なお、本考案は前述の実施例のみに限るもので
はなく、適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様でも実施可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の放電加工装置の正面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は第1図の要部の
正面図である。 主要な図面符号の説明、1……放電加工装置、
3……ベース、5……加工ヘツド、9……加工電
極、13……ワークテーブル、37……(内面側
の)壁、41……加工液通路、39……(外面側
の)壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加工材15を支持するワークテーブル13を
    囲繞した加工槽23を相対的に上下動自在に備え
    てなる放電加工装置にして、加工槽23の壁部の
    上部側および下部側に加工槽23の内部に連通し
    た孔43a,43bを設け、上部側の孔43aと
    下部側の孔43aとを加工液通路41を介して連
    通し、前記加工槽23の相対的な上下動時に加工
    液通路41を介してワークテーブル13の上部側
    から下部側へ或はその逆方向へ加工液が流通する
    構成であることを特徴とする放電加工装置。
JP1985076500U 1985-05-24 1985-05-24 Expired JPH042749Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985076500U JPH042749Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

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JP1985076500U JPH042749Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

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Publication Number Publication Date
JPS61191823U JPS61191823U (ja) 1986-11-29
JPH042749Y2 true JPH042749Y2 (ja) 1992-01-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59152018A (ja) * 1983-02-19 1984-08-30 Amada Co Ltd 放電加工装置
JPS59169727A (ja) * 1983-03-15 1984-09-25 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59152018A (ja) * 1983-02-19 1984-08-30 Amada Co Ltd 放電加工装置
JPS59169727A (ja) * 1983-03-15 1984-09-25 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置

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JPS61191823U (ja) 1986-11-29

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