JPH042738Y2 - - Google Patents

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JPH042738Y2
JPH042738Y2 JP6350486U JP6350486U JPH042738Y2 JP H042738 Y2 JPH042738 Y2 JP H042738Y2 JP 6350486 U JP6350486 U JP 6350486U JP 6350486 U JP6350486 U JP 6350486U JP H042738 Y2 JPH042738 Y2 JP H042738Y2
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cutting
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hole
tip
tool
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JP6350486U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、エンドミル等のようにカツターを
横方向へ送つて切削加工を行う切削工具の改良に
関するものである。
[従来の技術] 従来、エンドミルとしては、第10図ないし第
12図に示すものがある。これらの図に示すエン
ドミルは、軸線を中心として回転せしめられる工
具本体1先端部外周に、それぞれ3つの切刃チツ
プ2a…を軸線を挟んで互いに点対象に位置さ
せ、かつ軸線方向へ互いに離間させて配置し、こ
れら切刃チツプ2a…の周方向中間部に、それぞ
れ2つの切刃チツプ2b…を軸線方向へ互いに離
間させて配置したものであつて、軸線方向へ隣接
する切刃チツプ2a,2aの相対向する端部と、
切刃チツプ2bの両端部とがそれらの回転軌跡に
おいてオーバーラツプし、切刃チツプ2a,2b
…全体により、被削材を平坦に切削加工すること
ができるようになつている。なお、図中符号3は
切刃チツプ2a,2bを工具本体に固定するため
のクランプねじである。
このようなエンドミルにおいては、一度の送り
によつて、単独の切刃チツプの切刃長さよりもは
るかに長い幅を切削加工することができるので、
切削加工の加工効率を向上させることができ、ま
た、被削材の上面に対してかなり深い部分の切削
加工を行うことができる等の利点がある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、一般に、エンドミルを用いて切削加
工を行う場合には、カツターが一回転する毎に各
切刃チツプが切削と非切削を繰り返す断続切削と
なり、切刃チツプに繰り返し衝撃力が加わる。こ
のため、衝撃力が工具本体に伝わつてカツターが
びびり、切刃チツプの切刃が欠損し易くなつてい
る。ところが、上記のようなエンドミルにおいて
は、複数の切刃チツプを工具本体の軸線方向へ互
いに離間させて配置しているから、工具本体の切
刃チツプが装着されている部分の長さが長くなつ
ている。このため、切削加工に際して工具本体に
大きな衝撃力が加わり、カツターにびびりが生じ
易い。したがつて、カツターのびびりによる切刃
の欠損を防止するために、被削材の材質を限定し
たり、あるいは切り込み量を少なくする等切削条
件を著しく制限しなければならないという問題が
あつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
カツターのびびりによる切刃チツプの欠損を有効
に防止することができ、したがつて重切削を行う
ことができる切削工具を提供することを目的とす
るものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は、その目的を達成するものであつ
て、工具本体内に、一端が工具本体の一端面に開
口し、かつ工具本体の軸線に沿つた方向へ延びる
穴を形成し、この穴に、一端部が穴の開口端側の
内壁部に螺合するとともに他端部が穴の底壁部を
押圧することにより、工具本体の切刃チツプが装
着された先端部に引張応力を発生させるねじ部材
を設けた構成としている。
[作用] 上記構成の切削工具にあつては、工具本体の切
刃チツプが装着された先端部に軸方向へ向かう引
張力を加えているので、その部分に引張力に抗す
る内部応力が発生している。このため、工具本体
の先端部がその軸線方向に対して高い剛性を有
し、しかも減衰能の優れた状態となつており、工
具本体が大きな衝撃力を受けても容易に弾性変形
しないばかりか、びびりが発生してもこれを吸収
することができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図および第2
図を参照しながら説明する。第1図および第2図
実施例によるエンドミルを示す図である。
第1図において符号4は、工具本体である。工
具本体4は、円柱状をなすものであつて、その先
端外周には、従来例と同様に複数の切刃チツプ2
a,2bがクランプねじ3によつてそれぞれ着脱
自在に装着されている。この工具本体4の内部に
は、一端が工具本体4の先端面(一端面)4aに
開口し、他端が工具本体4の後端部に至る穴5
が、その軸線を工具本体4の軸線と一致させて形
成されている。
穴5は、開口端部に形成された大径穴部6と、
この大径穴部6から工具本体4の後端側へ延びる
小径穴部7とから構成されたものであつて、小径
穴部7の大径穴部6側端部には、ねじ穴部8が形
成されている。そして、穴5の内部には、ねじ部
材9が設けられている。
ねじ部材9は、端面に六角穴10aが形成され
た頭部10と、小径部11とから構成されたもの
であつて、小径部11の長さは、上記小径穴部7
の長さよりも長く設けられている。また、小径部
11の頭部10側端部には、ねじ部12が形成さ
れている。そして、ねじ部材9は、そのねじ部1
2を上記ねじ穴部8に螺合させることにより、小
径部11の端面11aを上記穴5の底壁部7aに
押圧させた状態で穴5内に挿入されており、これ
によつて、工具本体4のねじ穴部8から底壁部7
aに至る部分に引張力が加えられている。
このようなエンドミルにおいては、工具本体4
のねじ穴部8から底壁部7aに至る部分に、引張
力を加えているので、その部分に引張力に抗する
内部応力が発生している。このため、工具本体4
の先端部がその軸線方向に対して高い剛性を有
し、しかも減衰能の優れた状態となつており、工
具本体4が大きな衝撃力を受けても容易に弾性変
形しないばかりか、びびりが発生してもこれを吸
収することができる。したがつて、重切削を行つ
てもカツターがびびることがなく、切刃チツプ2
a,2b…の切刃の欠損を有効に防止することが
できる。
また、上記エンドミルにおいては、ねじ部材9
のねじ込み量を適宜変更することにより、引張応
力の大きさを調整することができるので、切削条
件により最適な引張応力の大きさを設定すること
ができる。さらに、穴5の一端を工具本体4の先
端面4aに開口させているから、切削加工を行い
ながら引張応力の大きさを調整することができ、
その調整作業を容易にすることができる。
また、第3図ないし第5図は本考案の第2実施
例を示す図である。これらの図に示すエンドミル
は、工具本体13中央部に、一端が工具本体13
の後端面中央部に開口する穴14を形成し、この
穴14内にねじ部材15を螺合させて構成したも
のであつて、上記実施例とほぼ同様の効果を奏す
るものである。また、第6図および第7図に示す
エンドミルは、第1図に示す工具本体4の穴5の
内部に,ピン16を挿入し、穴5のねじ部8にね
じ部材17を螺合させて構成したものである。さ
らに、第8図および第9図に示すエンドミルは、
穴18の底壁部が円錘状をなす場合の適用例を示
すものであつて、穴18内に球19を挿入すると
ともに、穴18の開口端にねじ部材20のねじ部
21を螺合させ、球19を介して穴18の底壁部
を押圧するように構成したものである。
なお、上記実施例は、いずれもエンドミルに適
用した例であるが、その他フライスやボーリング
バーあるいはドリル等の種々の切削工具に適用し
ても上記と同様の効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の切削工具では、
工具本体内に、一端が工具本体の一端面に開口
し、かつ工具本体の軸線に沿つた方向へ延びる穴
を形成し、この穴に、一端部が穴の開口端側の内
壁部に螺合するとともに他端部が穴の底壁部を押
圧することにより、工具本体の切刃チツプが装着
された先端部に引張応力を発生させるねじ部材を
設けた構成としているので、工具本体の先端部に
引張力に抗する内部応力が生じている。このた
め、工具本体が大きな衝撃力を受けても容易に弾
性変形しないばかりか、びびりが発生してもこれ
を吸収することができる。したがつて、重切削を
行つても切削工具がびびることがなく、切刃チツ
プの切刃の欠損を有効に防止することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
す図であつて、第1図はエンドミルを示す側面
図、第2図は第1図の方向矢視図、第3図ない
し第5図は本考案の第2実施例を示す図であつ
て、第3図はエンドミルを示す破砕断面図、第4
図は第3図の方向矢視図、第5図は第3図の
方向矢視図、第6図および第7図は本考案の第3
実施例を示す図であつて、第6図はエンドミルを
示す側面図、第7図は第6図の方向矢視図、第
8図および第9図は本考案の第4実施例を示す図
であつて、第8図はエンドミルを示す側面図、第
9図は第8図の方向矢視図である。また、第1
0図ないし第12図は従来の切削工具の一例を示
す図であつて、第10図はエンドミルを示す側面
図、第11図は、第10図の方向矢視図、第
12図は第10図の−線視断面図であ
る。 1……工具本体、2a……切刃チツプ、2b…
…切刃チツプ、4……工具本体、4a……先端面
(一端面)、5……穴、9……ねじ部材、13……
工具本体、14……穴、15……ねじ部材、17
……ねじ部材、18……穴、20……ねじ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線を中心として回転せしめられる工具本体の
    先端部外周に切刃チツプが装着されてなる切削工
    具において、上記工具本体内に、一端が工具本体
    の一端面に開口し、かつ上記軸線に沿つた方向へ
    延びる穴を形成し、この穴に、一端部が穴の開口
    端側の内壁部に螺合するとともに他端部が穴の底
    壁部を押圧することにより、工具本体の上記切刃
    チツプが装着された先端部に引張応力を発生させ
    るねじ部材を設けてなることを特徴とする切削工
    具。
JP6350486U 1986-04-26 1986-04-26 Expired JPH042738Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6350486U JPH042738Y2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6350486U JPH042738Y2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62174814U JPS62174814U (ja) 1987-11-06
JPH042738Y2 true JPH042738Y2 (ja) 1992-01-30

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ID=30898790

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JP6350486U Expired JPH042738Y2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26

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JPS62174814U (ja) 1987-11-06

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