JPH042735Y2 - - Google Patents

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JPH042735Y2
JPH042735Y2 JP6350186U JP6350186U JPH042735Y2 JP H042735 Y2 JPH042735 Y2 JP H042735Y2 JP 6350186 U JP6350186 U JP 6350186U JP 6350186 U JP6350186 U JP 6350186U JP H042735 Y2 JPH042735 Y2 JP H042735Y2
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JP
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cutting
tool body
hole
tip
tool
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JP6350186U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、エンドミル等のようにカツターを
横方向へ送つて切削加工を行う切削工具の改良に
関するものである。
[従来の技術] 従来、エンドミルとしては、第6図ないし第8
図に示すものがある。これらの図に示すエンドミ
ルは、軸線を中心として回転せしめられる工具本
体1先端部外周に、それぞれ3つの切刃チツプ2
a……を軸線を挟んで互いに点対象に位置させ、
かつ軸線方向へ互いに離間させて配置し、これら
切刃チツプ2a……の周方向中間部に、それぞれ
2つの切刃チツプ2b……を軸線方向へ互いに離
間させて配置したものであつて、軸線方向へ隣接
する切刃チツプ2a,2aの相対向する端部と、
切刃チツプ2bの両端部とがそれらの回転軌跡に
おいてオーバーラツプし、切刃チツプ2a,2b
……全体により、被削材を平坦に切削加工するこ
とができるようになつている。なお、図中符号3
は切刃チツプ2a,2bを工具本体に固定するた
めのクランプねじである。
このようなエンドミルにおいては、一度の送り
によつて、単独の切刃チツプの切刃長さよりもは
るかに長い幅を切削加工することができるので、
切削加工の加工効率を向上させることができ、ま
た、被削材の上面に対してかなり深い部分の切削
加工を行うことができる等の利点がある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、一般に、エンドミルを用いて切削加
工を行う場合には、カツターが一回転する毎に各
切刃チツプが切削と非切削を繰り返す断続切削と
なり、切刃チツプに繰り返し衝撃力が加わる。こ
のため、衝撃力が工具本体に伝わつてカツターが
びびり、切刃チツプの切刃が欠損し易くなつてい
る。ところが、上記のようなエンドミルにおいて
は、複数の切刃チツプを工具本体の軸線方向へ互
いに離間させて配置しているから、工具本体の切
刃チツプが装着されている部分の長さが長くなつ
ている。このため、切削加工に際して工具本体に
大きな衝撃力が加わり、カツターにびびりが生じ
易い。したがつて、カツターのびびりによる切刃
の欠損を防止するために、被削材の材質を限定し
たり、あるいは切り込み量を少なくする等切削条
件を著しく制限しなければならないという問題が
あつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
カツターのびびりによる切刃チツプの切刃の欠損
を有効に防止することができ、したがつて重切削
を行うことができる切削工具を提供することを目
的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は、その目的を達成するものであつ
て、工具本体内に、少なくとも一端が工具本体の
一端面に開口し、かつ工具本体の軸線に沿つた方
向へ延びる穴部を形成し、この穴部に、一端部が
工具本体の軸線方向を向く壁面と係合し、他端部
が穴部の内壁部に螺合することにより、工具本体
の切刃チツプが装着された先端部に圧縮応力を発
生させるねじ部材を設けた構成としている。
[作用] 上記構成の切削工具にあつては、工具本体の切
刃チツプが装着された先端部に軸線方向へ向かう
圧縮力を加えているので、その部分に圧縮力に抗
する内部応力が発生している。このため、工具本
体の先端部がその軸線方向に対して高い剛性を有
し、しかも減衰能の優れた状態となつており、工
具本体が大きな衝撃力を受けても容易に弾性変形
しないばかりか、びびりが発生してもこれを吸収
することができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第2
図を参照しながら説明する。第1図および第2図
は実施例によるエンドミルを示す図である。
第1図において符号4は、工具本体である。工
具本体4は、円柱状をなすものであつて、その先
端部外周には、従来例と同様に複数の切刃チツプ
2a,2b……がクランプねじ3によつてそれぞ
れ着脱自在に装着されている。この工具本体4の
内部には、一端が工具本体4の先端面(一端面)
4aに開口し、他端が工具本体4の後端部に至る
穴(穴部)5が、その軸線を工具本体4の軸線と
一致させて形成されている。
穴5は、先端側の大径穴部6と、この大径穴部
6から工具本体4の後端側へ延びる小径穴部7と
から構成されたものであつて、小径穴部7の後端
側には、ねじ穴部8が形成されている。そして、
穴5の内部には、ねじ部材9が設けられている。
ねじ部材9は、端面に六角穴10aを有する頭
部10と、この頭部10よりも小径な小径部11
とから構成されたものであつて、小径部11の後
端部には、ねじ部12が形成されている。このね
じ部材9は、その頭部10を大径穴部6の軸線方
向を向く壁面6aに係合させ、かつ、ねじ部12
を上記ねじ穴部8に螺合させた状態で穴5内に挿
入されている。そして、大径穴部6の壁面6aは
頭部10によつて押圧され、これによつて、工具
本体4のねじ穴部8から大径穴部6に至る部分に
圧縮力が加えられている。
このようなエンドミルにおいては、工具本体4
のねじ穴部8から大径穴部6に至る部分に、圧縮
力を加えているので、その部分に圧縮力に抗する
内部応力が発生している。このため、工具本体の
先端部がその軸線方向に対して高い剛性を有し、
しかも減衰能の優れた状態となつており、工具本
体4が大きな衝撃力を受けても容易に弾性変形し
ないばかりか、びびりが発生してもこれを吸収す
ることができる。したがつて、重切削を行つても
カツターがびびることがなく、切刃チツプ2a,
2b……の切刃の欠損を有効に防止することがで
きる。
また、上記エンドミルにおいては、ねじ部材9
のねじ込み量を適宜変更することにより圧縮応力
の大きさを調整することができるので、切削条件
により最適な圧縮応力の大きさを設定することが
できる。さらに、穴5の一端を工具本体4の先端
部4aに開口させているから、切削加工を行いな
がら圧縮応力の大きさを調整することができ、そ
の調整作業を容易にすることができる。
また、第3図ないし第5図は本考案のさらに他
の実施例を示す図である。これらの図に示すエン
ドミルは、工具本体13に、その両端面に連通す
る孔(穴部)14を形成し、この孔14内に上記
実施例と同様のねじ部材15を設けたものであつ
て、孔14は、後端側開口端部に形成された大径
孔部16と、この大径孔部16と工具本体13の
先端面に連通する小径孔部17とからなり、小径
孔部17の先端側開口端部にねじ穴部18を形成
して構成されている。このようなエンドミルにお
いても、工具本体13の先端部には圧縮力が加え
られており、上記実施例と同様の効果を得ること
ができる。
なお、上記実施例は、いずれもエンドミルに適
用した例であるが、その他フライスやボーリング
バーあるいはドリル等の種々の切削工具に適用し
ても上記と同様の効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の切削工具では、
工具本体に、少なくとも一端が工具本体の一端面
に開口し、かつ工具本体の軸線に沿つた方向へ延
びる穴部を形成し、この穴部に、一端部が工具本
体の軸線方向を向く壁面と係合し、他端部が穴の
内壁部に螺合することにより、工具本体の切刃チ
ツプが装着された先端部に圧縮応力を発生させる
ねじ部材を設けた構成としているので、工具本体
の先端部に圧縮力に抗する内部応力が生じてい
る。このため、工具本体が大きな衝撃力を受けて
も容易に弾性変形しないばかりか、びびりが発生
してもこれを吸収することができる。したがつ
て、重切削を行つても切削工具がびびることがな
く、切刃チツプの切刃の欠損を有効に防止するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図はエンドミルを示す側面図、
第2図は第1図の方向矢視図、第3図ないし第
5図は本考案の他の実施例を示す図であつて、第
3図はエンドミルを示す破砕断面図、第4図は第
3図の方向矢視図、第5図は第3図の方向矢
視図、第6図ないし第8図は従来の切削工具の一
例を示す図であつて、第6図はエンドミルを示す
側面図、第7図は、第6図の方向矢視図、第8
図は第6図の−線視断面図である。 1……工具本体、2a……切刃チツプ、2b…
…切刃チツプ、4……工具本体、4a……先端面
(一端面)、5……穴(穴部)、9……ねじ部材、
13……工具本体、14……孔(穴部)、15…
…ねじ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線を中心として回転せしめられる工具本体の
    先端部外周に切刃チツプが装着されてなる切削工
    具において、上記工具本体内に、少なくとも一端
    が工具本体の一端面に開口し、かつ上記軸線に沿
    つた方向へ延びる穴部を形成し、この穴部に、一
    端部が工具本体の上記軸線方向を向く壁面と係合
    し、他端部が穴の内壁部に螺合することにより、
    工具本体の上記切刃チツプが装着された先端部に
    圧縮応力を発生させるねじ部材を設けてなること
    を特徴とする切削工具。
JP6350186U 1986-04-26 1986-04-26 Expired JPH042735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6350186U JPH042735Y2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6350186U JPH042735Y2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62174811U JPS62174811U (ja) 1987-11-06
JPH042735Y2 true JPH042735Y2 (ja) 1992-01-30

Family

ID=30898784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6350186U Expired JPH042735Y2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26

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JPS62174811U (ja) 1987-11-06

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