JPH04272591A - パイプのろう付け構造 - Google Patents

パイプのろう付け構造

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Publication number
JPH04272591A
JPH04272591A JP2417111A JP41711190A JPH04272591A JP H04272591 A JPH04272591 A JP H04272591A JP 2417111 A JP2417111 A JP 2417111A JP 41711190 A JP41711190 A JP 41711190A JP H04272591 A JPH04272591 A JP H04272591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
burring
brazing
brazed
mounting member
Prior art date
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Pending
Application number
JP2417111A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ono
伸司 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2417111A priority Critical patent/JPH04272591A/ja
Publication of JPH04272591A publication Critical patent/JPH04272591A/ja
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ取付部材の取付
孔内にパイプを挿通配置してこの取付孔の周縁部とパイ
プの外周面とをろう付けするようにしたパイプのろう付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のろう付け構造は、自動車のフュ
ーエルタンクのパイプ等に適用されている。すなわち、
図2に示すように、フューエルタンク1の側部にはフィ
ラーパイプ2が連結されると共に、その上部にはエバポ
レーションパイプやベントパイプ等のパイプ3がろう付
けにより連結されている。
【0003】図3は、パイプ3のろう付け構造の典型的
な従来例を示すものであって、従来では、フューエルタ
ンク1の上面板すなわちパイプ取付部材1aにバーリン
グ穴4を形成し、このバーリング穴4内にパイプ3を挿
通配置してろう材5によりパイプ3をパイプ取付部材1
aにろう付けするようにしている。具体的には、前記パ
イプ取付部材1aにその下方側に向けてほぼ直角に屈曲
されたバーリング部6を設け、このバーリング部6にて
パイプ3の外径に相当する直径の透孔7を形成する。そ
して、この透孔7内にパイプ3を差し込み、パイプ取付
部材1aの上方側からパイプ3の外周面とバーリング穴
4の周縁部4aとの間に溶融したろう材5を流し込んで
ろう付けを行なうようにしている。
【0004】また、図4に示すように、板状部材9を予
めろう付けしたパイプ3をパイプ取付部材1aの開孔1
0内に挿通配置して、このパイプ取付部材1aの裏面に
前記板状部材9をスポット溶接した後に、パイプ3,開
孔10及び板状部材9にて形成された溝部11内にろう
材5を流し込むことにより、パイプ3のろう付け(半田
付け)を行なってシール性を確保する場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す如き従来のろう付け構造では、ろう付け作業時にパ
イプ取付部材1a(例えば、フューエルタンク1の上面
板1a)の広い範囲がろう材溶融時に火炎にさらされて
しまい、バーリング穴4のろう付け部付近(溶接部付近
)に歪みを生じる。そのため、パイプ取付部材1aに対
するパイプ3の取付精度が悪くなり、図5において一点
鎖線で示すように正規の取付位置からずれてしまうよう
な事態を生じるおそれが多分にある。さらに、パイプ取
付部材1aに塗装やメッキ等の表面処理が施してある場
合には、広範囲にわたってメッキ膜等の表面処理膜が剥
離してしまう不具合がある。
【0006】また、図4に示す如き従来のろう付け構造
では、板状部材9を設ける必要があるため部品点数が増
加すると共に、スポット溶接工程が増えるためろう付け
作業の工数が増大し、コストアップを招来する不都合が
ある。
【0007】そこで、このような不都合を解消するため
の対策としては、図6に示す如くバーリング部6を上方
に向けて形成してバーリング部6の先端に火炎を集中さ
せるようにし、これによってバーリング穴4の歪み及び
表面処理膜の剥離を防止することが考えられる。しかし
、この場合には、接合部がバーリング部6の先端となる
ため、ろう材5がこの箇所に溜りにくく、ろう付け作業
の条件(溶接条件)の管理が非常に難しいのが実状であ
る。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、非常に簡単な構成であり
ながらろう付け部(溶接部)の歪みを効果的に抑制でき
ると共に、メッキ膜等の表面処理膜が剥離してしまうこ
とがないようなパイプのろう付け構造を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明ではパイプ取付部材の取付孔内にパイプを
挿通配置して前記取付孔の周縁部と前記パイプの外周面
とをろう付けするようにしたパイプのろう付け構造にお
いて、前記パイプ取付部材の取付孔の周縁にバーリング
部を形成し、前記バーリング部の付け根部分を前記パイ
プの外周面の一部に合致する寸法形状に成形すると共に
、前記バーリング部の先端部分と前記パイプの外周面と
の間にろう溜め用溝部を形成し、前記溝部内に溶融した
ろう材を流し込むように構成している。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例に付き図1を参照し
て説明する。なお、図1において図3〜図6と同様の部
分には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。
【0011】図1に示すように、本例のパイプ3の外周
面には中間部分に傾斜段面部13が形成されており、こ
の傾斜段面部13に対応してパイプ取付板部1aにはバ
ーリング穴4が形成されている。
【0012】すなわち、上述のパイプ3は大径部3aと
小径部3bとを有しており、大径部3aと小径部3bと
の間に傾斜段面部13が設けられている。一方、パイプ
取付部材1aには上向きに屈曲されたバーリング部6が
形成されており、このバーリング部6の付け根部分(屈
曲基部)6aは、前記パイプ3の傾斜段面部13の一部
分の形状に合致する寸法形状に成形されたテーパ部分6
bが設けられている。そして、このテーパ部分6bの上
端側にほぼ円環状の先端部分6cが屈曲成形にて延設さ
れている。
【0013】かくして、パイプ3はパイプ取付部材1a
に次のようにしてろう付けされる。すなわち、前記パイ
プ3は図1に示すように小径部3bがパイプ取付部材1
aのバーリング穴4内に下方側から挿入されてその傾斜
段面13がバーリング部6のテーパ部分7bに当接され
た状態となされる。これに伴い、バーリング部6の先端
部分6cと、パイプ3の傾斜段面13の一部分及び小径
部3bの下端部分とにより、ろう溜め用溝部11が形成
される。この状態の下で、火炎で溶融させたろう材5を
前記溝部11内に流し込むことにより、パイプ3がパイ
プ取付部材1aにろう付けされる。
【0014】このような構成のろう付け構造によれば、
前記溝部11内にろう材5が流れ込み易いため、ろう材
5の溶融及び流し込み作業を迅速に行なうことができ、
ろう付け部(溶接部)が火炎にさらされる時間を短縮す
ることができる。その結果、火炎によるろう付け部の変
形並びに表面処理膜等の剥離を抑制することが可能とな
る。
【0015】また、ろう材5は前記溝部11内に流し込
まれてその内部の全表面に接着結合することになるので
、接着面積を大きくとることができ、充分な強度の結合
が可能となる。
【0016】さらに、パイプ取付部材1aにパイプ3を
既述のようにセットする際に、バーリング部6のテーパ
部分6bとパイプ3の傾斜段面13との係合作用により
パイプ3が所定位置に位置規制されるため、パイプ3の
位置決め用治具が不要となり、治具費の削減が可能とな
る。
【0017】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、本発明はフューエルタンク1の上面板1a
に限らず、他の各種のパイプ取付部材へ他種のパイプを
ろう付けするための構造に適用可能であることは言う迄
もない。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、パイプ取付部材
にバーリング穴を形成してそのバーリング部の付け根部
分をパイプの外周面の一部に合致する寸法形状に成形す
ると共に、バーリング部の先端部分とパイプの外周面と
の間にろう溜め用溝部を形成してろう付けを行なうよう
にしたものであるから、火炎にて溶融させたろう材を前
記溝部内に流し込む作業が容易になるのに応じて、パイ
プとパイプ取付部材とのろう付け部が火炎にさらされる
時間の短縮を図ることができる。その結果、火炎による
ろう付け部の変形や表面処理膜等の剥離を生じるような
不具合を回避できる。
【0019】また、前記溝部内に流し込まれるろう材の
接合面積を大きくとることができるため、充分な強度の
ろう付けを行なうことができる。
【0020】さらに、バーリング部の付け根部とパイプ
の外周面とを互いに係合させることにより、パイプ取付
部材に対するパイプの位置規制を自動的に行なうことが
可能となる。その結果、パイプの位置決め用治具が不要
となり、治具費を削除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプのろう付け構造を示す断面
図である。
【図2】フューエルタンクの斜視図である。
【図3】従来のパイプのろう付け構造を示すものであっ
て、図2におけるA−A線断面図である。
【図4】従来のパイプのろう付け構造の別例を示す断面
図である。
【図5】パイプの取付状態の変化を示す断面図である。
【図6】バーリング部を上向きに形成した場合における
パイプのろう付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1  パイプ取付部材 3  パイプ 4  バーリング穴 4a  周縁部 5  ろう材 6  バーリング部 6a  付け根部分 6b  テーパ部分 6c  先端部分 13  傾斜段面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パイプ取付部材の取付孔内にパイプを
    挿通配置して前記取付孔の周縁部と前記パイプの外周面
    とをろう付けするようにしたパイプのろう付け構造にお
    いて、前記パイプ取付部材の取付孔の周縁にバーリング
    部を形成し、前記バーリング部の付け根部分を前記パイ
    プの外周面の一部に合致する寸法形状に成形すると共に
    、前記バーリング部の先端部分と前記パイプの外周面と
    の間にろう溜め用溝部を形成し、前記溝部内に溶融した
    ろう材を流し込むように構成したことを特徴とするパイ
    プのろう付け構造。
JP2417111A 1990-12-28 1990-12-28 パイプのろう付け構造 Pending JPH04272591A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2417111A JPH04272591A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 パイプのろう付け構造

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JP2417111A JPH04272591A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 パイプのろう付け構造

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JPH04272591A true JPH04272591A (ja) 1992-09-29

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JP2417111A Pending JPH04272591A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 パイプのろう付け構造

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