JPH0427235Y2 - - Google Patents
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- JPH0427235Y2 JPH0427235Y2 JP1985199097U JP19909785U JPH0427235Y2 JP H0427235 Y2 JPH0427235 Y2 JP H0427235Y2 JP 1985199097 U JP1985199097 U JP 1985199097U JP 19909785 U JP19909785 U JP 19909785U JP H0427235 Y2 JPH0427235 Y2 JP H0427235Y2
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- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 12
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
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Description
[考案の技術分野]
この考案は、例えば、無線通信装置に使用され
ている高周波信号を切換え送出する信号切換制御
装置に関する。 [考案の技術的背景] 無線通信装置の送信装置は、異常時のバツクア
ツプを考慮して、同一信号を送信する送信装置が
2台用意され、これらがともに稼働状態におかれ
ている。そして、稼働状態にある2つの送信装置
より出力される2つの同一信号のうち、一方を選
択して送出しておき、この選択された信号を出力
している送信装置に異常が起きたときに、他方の
送信装置より出力される信号を選択して送出する
ようにしている。 従来のこの種の信号切換制御装置は、第4図に
示される如く構成されていた。同図において、1
はダイオードスイツチより成る高周波信号切換
器、2A,2Bは、バイアス供給回路、3A,3
Bはアンドゲート、14A,14Bはオアゲート
を夫々示す。高周波信号切換器1の入力端子11
Aには、図示せぬ第1の送信装置による高周波信
号が与えられ、入力端子11Bには、図示せぬ第
2の送信装置による高周波信号が与えられる。上
記第1、第2の送信装置より出力される高周波信
号は、同一の信号である。高周波信号切換器1
は、与えられた高周波信号を、信号線12A,1
2Bを介して与えられるバイアスに基づき、選択
切換えして出力端子13から出力する。バイアス
供給回路2A,2Bは、夫々、オアゲート14
A,14Bの出力により、バイアスを、信号線1
2A,12Bを介して送出する。アンドゲート3
Bには、第2の送信装置による高周波信号の送出
を選択する選択信号No.2SELECT及び第2の送
信装置が異常であることを報知するアラーム信号
No.2ALMが与えられており、アンドゲート3A
には、第1の送信装置による高周波信号の送出を
選択する選択信号No.1SELECT及び第1の送信
装置が異常であることを報知するアラーム信号
No.1ALMが与えられている。またオアゲート1
4Aには、アラーム信号No.2ALMとアンドゲー
ト3Aの出力とが与えられ、オアゲート14Bに
は、アラーム信号No.1ALMとアンドゲート3B
の出力とが与えられている。 このように構成された信号切換制御装置による
と、2つの送信装置に異常のないときには、アラ
ーム信号No.1ALM、No.2ALMがともにLレベ
ルであり、選択信号No.1SELECT、
No.2SELECTのいずれか一方がHレベルとされ
ることにより、対応する送信装置からの信号の送
出が行われるようにバイアス供給回路2A,2B
の一方が作動される。これにより信号線12Aま
たは信号線12Bからバイアスが与えられ、対応
するダイオードスイツチがオンとなり、該当の送
信装置による高周波信号の送信が行われる。 また、送信装置に異常が生じると、アラーム信
号がHレベルとなり、正常に作動している送信装
置から出力された高周波信号の送信が行われるよ
うに、オアゲート14Aまたはオアゲート14B
からHレベルの信号が出力される。これにり、対
応するバイアス回路が作動して、正常に動作して
いる送信装置より出力された高周波信号が選択さ
れて切換器1が出力端子13より送出される。 また、上記信号切換制御装置において、無線装
置の送信装置の保守・点検用に、選択信号及びア
ラーム信号に関係なく、高周波信号切換器1を手
動により切換え可能とした構成の装置は、第5図
の如きものであつた。即ち、信号線12A,12
B間にスイツチ5を設け、このスイツチ5の端子
LOCK1,LOCK2とスイツチ4の端子No.1,
No.2と接続し、スイツチ4へ電源+V(バイアス
に相当)を供給して、選択的に手動でスイツチ4
を切換え、ダイオードをバイアス可能としてい
る。また、スイツチ5も手動により切換えられ、
通常の状態では、接点が端子AUTO1,AUTO
2側に倒され、保守・点検時には、接点が端子
LOCK1,LOCK2側に倒される。 [背景技術の問題点] このように従来の信号切換制御装置では、高周
波信号切換器1を切換制御する信号として、二本
のバイアス供給用の信号線を用いていたため、信
頼性や保守性が悪いついう欠点があった。しか
も、例えば保守・点検等の様にどちらか一方の送
信装置の出力を固定するためのスイツチが2個必
要であるため切換機構が複雑になり、信頼性が低
下する欠点があつた。更に、保守・点検時には、
2箇所のスイツチを操作する必要があり、作業効
率が悪いという欠点があつた。 [考案の目的] 本考案は、上記のような従来の信号切換制御装
置の欠点に鑑みなされたもので、その目的は、信
頼性を高くでき、保守・点検の作業効率を向上さ
せ得る信号切換制御装置を提供することである。 [考案の概要] そこで本考案は、アラーム信号と選択信号とに
基づき作成される2つの送信装置より送信される
信号の一方の送出を指示する指示信号を一本の信
号線を介して送出する論理回路部と、3種類の設
定状態を有し、第1の設定状態の場合には前記指
示信号の出力レベルを第1のレベルに固定し、第
2の設定状態の場合には前記指示信号をそのまま
出力し、第3の設定状態の場合には前記指示信号
を前記第2のレベルに固定する強制切換スイツチ
ング手段と、この強制切換スイツチング手段によ
り変換された前記指示信号の電圧レベルに応じて
前記第1及び第2の送信装置より与えられる信号
の一方を選択して送出する送出信号スイツチング
手段とを具備する信号切換制御装置を構成し、上
記目的を達成したものである。 [考案の実施例] 第1図は、本考案の一実施例のブロツク図であ
る。同図における高周波信号切換器1、バイアス
供給回路2A,2Bは、第4図、第5図において
示した構成と同一の構成要素を示している。第1
図において、8は論理回路部を示し、この論理回
路部8は、選択信号No.1SELECT,
No.2SELECT、アラーム信号No.1ALM,
No.2ALMに基づいて、2つの送信装置より出力
される高周波信号の一方の送出を指示する指示信
号を一本の信号線9を介して出力する。この論理
回路部8の具体的回路例を第2図に示す。アンド
ゲート3A,3Bからオアゲート4A,4Bまで
の構成は、第4図、第5図の信号切換制御装置の
構成と同様である。オアゲート14A,14Bの
出力は、夫々、アンドゲート15A,15Bの正
論理の入力端子に、アンドゲート15B,15A
の負論理の入力端子に与えられている。アンドゲ
ート15Aの出力はR−Sフリツプフロツプ21
のS端子に、アンドゲート15Bの出力はR−S
フリツプフロツプ21のR端子に、夫々与えられ
ている。R−Sフリツプフロツプ21の出力端子
Qからは、指示信号が出力される。このような論
理回路部8の入力信号と出力信号との真理値表
を、第1表に示す。
ている高周波信号を切換え送出する信号切換制御
装置に関する。 [考案の技術的背景] 無線通信装置の送信装置は、異常時のバツクア
ツプを考慮して、同一信号を送信する送信装置が
2台用意され、これらがともに稼働状態におかれ
ている。そして、稼働状態にある2つの送信装置
より出力される2つの同一信号のうち、一方を選
択して送出しておき、この選択された信号を出力
している送信装置に異常が起きたときに、他方の
送信装置より出力される信号を選択して送出する
ようにしている。 従来のこの種の信号切換制御装置は、第4図に
示される如く構成されていた。同図において、1
はダイオードスイツチより成る高周波信号切換
器、2A,2Bは、バイアス供給回路、3A,3
Bはアンドゲート、14A,14Bはオアゲート
を夫々示す。高周波信号切換器1の入力端子11
Aには、図示せぬ第1の送信装置による高周波信
号が与えられ、入力端子11Bには、図示せぬ第
2の送信装置による高周波信号が与えられる。上
記第1、第2の送信装置より出力される高周波信
号は、同一の信号である。高周波信号切換器1
は、与えられた高周波信号を、信号線12A,1
2Bを介して与えられるバイアスに基づき、選択
切換えして出力端子13から出力する。バイアス
供給回路2A,2Bは、夫々、オアゲート14
A,14Bの出力により、バイアスを、信号線1
2A,12Bを介して送出する。アンドゲート3
Bには、第2の送信装置による高周波信号の送出
を選択する選択信号No.2SELECT及び第2の送
信装置が異常であることを報知するアラーム信号
No.2ALMが与えられており、アンドゲート3A
には、第1の送信装置による高周波信号の送出を
選択する選択信号No.1SELECT及び第1の送信
装置が異常であることを報知するアラーム信号
No.1ALMが与えられている。またオアゲート1
4Aには、アラーム信号No.2ALMとアンドゲー
ト3Aの出力とが与えられ、オアゲート14Bに
は、アラーム信号No.1ALMとアンドゲート3B
の出力とが与えられている。 このように構成された信号切換制御装置による
と、2つの送信装置に異常のないときには、アラ
ーム信号No.1ALM、No.2ALMがともにLレベ
ルであり、選択信号No.1SELECT、
No.2SELECTのいずれか一方がHレベルとされ
ることにより、対応する送信装置からの信号の送
出が行われるようにバイアス供給回路2A,2B
の一方が作動される。これにより信号線12Aま
たは信号線12Bからバイアスが与えられ、対応
するダイオードスイツチがオンとなり、該当の送
信装置による高周波信号の送信が行われる。 また、送信装置に異常が生じると、アラーム信
号がHレベルとなり、正常に作動している送信装
置から出力された高周波信号の送信が行われるよ
うに、オアゲート14Aまたはオアゲート14B
からHレベルの信号が出力される。これにり、対
応するバイアス回路が作動して、正常に動作して
いる送信装置より出力された高周波信号が選択さ
れて切換器1が出力端子13より送出される。 また、上記信号切換制御装置において、無線装
置の送信装置の保守・点検用に、選択信号及びア
ラーム信号に関係なく、高周波信号切換器1を手
動により切換え可能とした構成の装置は、第5図
の如きものであつた。即ち、信号線12A,12
B間にスイツチ5を設け、このスイツチ5の端子
LOCK1,LOCK2とスイツチ4の端子No.1,
No.2と接続し、スイツチ4へ電源+V(バイアス
に相当)を供給して、選択的に手動でスイツチ4
を切換え、ダイオードをバイアス可能としてい
る。また、スイツチ5も手動により切換えられ、
通常の状態では、接点が端子AUTO1,AUTO
2側に倒され、保守・点検時には、接点が端子
LOCK1,LOCK2側に倒される。 [背景技術の問題点] このように従来の信号切換制御装置では、高周
波信号切換器1を切換制御する信号として、二本
のバイアス供給用の信号線を用いていたため、信
頼性や保守性が悪いついう欠点があった。しか
も、例えば保守・点検等の様にどちらか一方の送
信装置の出力を固定するためのスイツチが2個必
要であるため切換機構が複雑になり、信頼性が低
下する欠点があつた。更に、保守・点検時には、
2箇所のスイツチを操作する必要があり、作業効
率が悪いという欠点があつた。 [考案の目的] 本考案は、上記のような従来の信号切換制御装
置の欠点に鑑みなされたもので、その目的は、信
頼性を高くでき、保守・点検の作業効率を向上さ
せ得る信号切換制御装置を提供することである。 [考案の概要] そこで本考案は、アラーム信号と選択信号とに
基づき作成される2つの送信装置より送信される
信号の一方の送出を指示する指示信号を一本の信
号線を介して送出する論理回路部と、3種類の設
定状態を有し、第1の設定状態の場合には前記指
示信号の出力レベルを第1のレベルに固定し、第
2の設定状態の場合には前記指示信号をそのまま
出力し、第3の設定状態の場合には前記指示信号
を前記第2のレベルに固定する強制切換スイツチ
ング手段と、この強制切換スイツチング手段によ
り変換された前記指示信号の電圧レベルに応じて
前記第1及び第2の送信装置より与えられる信号
の一方を選択して送出する送出信号スイツチング
手段とを具備する信号切換制御装置を構成し、上
記目的を達成したものである。 [考案の実施例] 第1図は、本考案の一実施例のブロツク図であ
る。同図における高周波信号切換器1、バイアス
供給回路2A,2Bは、第4図、第5図において
示した構成と同一の構成要素を示している。第1
図において、8は論理回路部を示し、この論理回
路部8は、選択信号No.1SELECT,
No.2SELECT、アラーム信号No.1ALM,
No.2ALMに基づいて、2つの送信装置より出力
される高周波信号の一方の送出を指示する指示信
号を一本の信号線9を介して出力する。この論理
回路部8の具体的回路例を第2図に示す。アンド
ゲート3A,3Bからオアゲート4A,4Bまで
の構成は、第4図、第5図の信号切換制御装置の
構成と同様である。オアゲート14A,14Bの
出力は、夫々、アンドゲート15A,15Bの正
論理の入力端子に、アンドゲート15B,15A
の負論理の入力端子に与えられている。アンドゲ
ート15Aの出力はR−Sフリツプフロツプ21
のS端子に、アンドゲート15Bの出力はR−S
フリツプフロツプ21のR端子に、夫々与えられ
ている。R−Sフリツプフロツプ21の出力端子
Qからは、指示信号が出力される。このような論
理回路部8の入力信号と出力信号との真理値表
を、第1表に示す。
【表】
状態を示す。
信号線9を介して指定信号は、制御部16に与
えられている。この制御部16は、バイアス供給
回路2A,2Bの作動を制御するもので、実際上
は第3図の如き構成より成る。信号線9は抵抗
R1を介して比較回路6,7と接続されている。
また、比較回路6,7には抵抗R2,R3により分
圧された電源電圧+VCCによる電圧が供給されて
いる。更に、抵抗R1,R2,R3の接続点には、抵
抗R4を介して、送信装置の出力の選択を強制的
にどちらか一方に固定するための強制切換スイツ
チング手段であるスイツチ17が接続されてい
る。スイツチ17の端子No.1LOCKには電圧+
VCCが与えられ、端子AUTOには電圧が与えられ
ず、端子No.2LOCKには地気が与えられている。 比較回路6は、基準電圧Vref1と入力電圧VINと
を比較し、Vref1<VINのときに、出力信号をHレ
ベルとし、Vref1≧VINのときに、出力信号をLレ
ベルとする。また、比較回路7は、基準電圧
Vref2と入力電圧VINとを比較し、Vref2≧VINのと
きに、出力信号をHレベルとし、Vref2<VINのと
きに、出力信号をLレベルとする。尚、Vref1と
Vref2とは、一般にVref1≧Vref2であれば良いが、
通常は、ほぼ等しい値(例えば、HレベルとLレ
ベルの中央値)とする。 比較回路6の出力は、バイアス供給回路2Aに
与えられ、比較回路7の出力はバイアス回路2B
に与えられている。抵抗R1〜R4は、スイツチ1
7の接点が端子AUTOに接続されているときに
信号線9の指示信号がHレベルであればVIN>
Vref1、LレベルであればVIN<Vref2とし、スイツ
チ17の接点が端子No.1LOCKに接続されてい
るときには信号線9の指示信号と無関係にVIN>
Vref1とし、スイツチ17の接点が端子
No.2LOCKに接続されているときには信号線9
の指示信号と無関係にVIN<Vref2とするように、
それらの抵抗値が決定されている。 また、制御部16は、バイアス供給回路2A,
2B、高周波信号切換器1は、論理回路部8より
一本の信号線9を介して与えられる指示信号に基
づき、2つの送信装置より与えられる高周波信号
の一方を選択して送出するスイツチング手段20
を構成している。 このように構成された信号切換制御装置は、以
下のように動作する。図示しない2つの送信装置
が共に正常に動作しているときには、アラーム信
号No.1ALM,No.2ALMが共にLレベルである
から、第1表から明らかなように、論理回路部8
から信号線9を介して送られる指示信号は選択信
号No.1SELECT、No.2SELECTに追従する。こ
のため、選択信号No.1SELECTがHレベルとさ
れると、信号線9を介してHレベルの指示信号が
制御部16へ到り、VIN>Vref1≧Vref2が成立す
る。 これにより比較回路6からHレベルの信号が出
力され、バイアス供給回路2Aが作動され、高周
波信号切換器1の入力端子11A側のダイオード
にバイアスが供給されることになり、この入力端
子11Aに供給された高周波信号が出力端子13
より送出される。また、選択信号No.2SELECT
がHレベルとされると、VIN<Vref2≦Vref1が成立
し、これにより比較回路7からHレベルの信号が
出力され、バイアス回路2Bが作動され、高周波
信号切換器1の入力端子11Bに供給された高周
波信号が出力端子13より送出される。 送信装置の一方が異常となると、アラーム信号
No.1ALM,No.2ALMの一方がHレベルとなり、
第1表から判るように、正常な送信装置による高
周波信号を選択するように指示信号が出力され
る。従つて、この間を利用して異常となつた送信
装置を修理できる。尚、アラーム信号
No.1ALM,No.2ALMが共にHレベルとなつた
とき、つまり、2つの送信装置がともに異常とな
つたときには、第1表から明らかなように、その
前に選択されていた送信装置による高周波信号が
送出されることになる。 このように本実施例によれば、送信装置をいず
れとするかを指示する指示信号が、一本の信号線
9により伝えられることになり、二本であつた従
来例に比べ信頼性が向上し、保守も楽になる。 また、信号線が一本になつたので、一個のスイ
ツチ17により、保守・点検のための切換えを行
える。即ち、通常の送信時には、スイツチ17の
接点は端子AUTOに接続され、比較回路6,7
の入力電圧VINには何らの影響はない。保守・点
検時には、スイツチ17の接点が、端子
No.1LOCKまたは端子No.2LOCKの一方に切換
えられる。接点が、端子No.1LOCKに切換えら
れると、電圧+VCCが抵抗R4を介して比較回路
6,7に与えられることになり、信号線9から与
えられる指示信号がHレベルかLレベルかとは無
関係に、VIN>Vref1≧Vref2が成立する。これによ
つて、保守・点検時に入力端子11A側の送信装
置による高周波信号を選択して送信させることが
可能となる。また、スイツチ17の接点が端子
No.2LOCKに切換えられると、地気が抵抗R4を
介して比較回路6,7に与えられることになり、
信号線9から与えられる指示信号がHレベルかL
レベルかとは無関係に、 VIN<Vref2≦Vref2が成立する。これによつて、
保守・点検時に入力端子11B側の送信装置によ
る高周波信号を、選択して送信されることが可能
となる。 このように、本実施例によれば、一本の信号線
9による指示信号を、スイツチ17の操作によつ
て、そのまま、あるいは、別のレベル信号とし
て、比較回路6,7に与えることができ、簡単に
保守・点検のための切換が可能となる。しかも、
スイツチ17が一個であり、装置全体を小型化、
簡素化できるとともに、信頼性を向上させ得る。 尚、実施例では、制御部16として比較回路を
用いたが、インバータを用いても良い。つまり信
号線9の指示信号をそのままバイアス供給回路2
Aに与え、またバイアス供給回路2Bには、指示
信号を上記インバータを介して与えるようにすれ
ば良い。このような構成によつてもバイアス供給
回路2A,2Bに与えられる段階で指示信号のレ
ベルが著しく減衰していなければ本考案の目的が
達せられる。また、本実施例では、ダイオードに
バイアスを供給したときを信号通過として説明し
たが、バイアスを切つたときを信号通過として高
周波信号切換器を構成することもできる。そのよ
うなときには、2A,2Bのバイアス供給回路と
高周波信号切換器との接続を、本実施例とは逆に
することで対応できる。 [考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、信頼性を
高くでき、また、保守・点検等の様に送信装置の
出力の選択を強制的にどちらか一方に固定するた
めのスイツチを一個とすることできるから、保
守・点検の作業効率を向上させ得る。
信号線9を介して指定信号は、制御部16に与
えられている。この制御部16は、バイアス供給
回路2A,2Bの作動を制御するもので、実際上
は第3図の如き構成より成る。信号線9は抵抗
R1を介して比較回路6,7と接続されている。
また、比較回路6,7には抵抗R2,R3により分
圧された電源電圧+VCCによる電圧が供給されて
いる。更に、抵抗R1,R2,R3の接続点には、抵
抗R4を介して、送信装置の出力の選択を強制的
にどちらか一方に固定するための強制切換スイツ
チング手段であるスイツチ17が接続されてい
る。スイツチ17の端子No.1LOCKには電圧+
VCCが与えられ、端子AUTOには電圧が与えられ
ず、端子No.2LOCKには地気が与えられている。 比較回路6は、基準電圧Vref1と入力電圧VINと
を比較し、Vref1<VINのときに、出力信号をHレ
ベルとし、Vref1≧VINのときに、出力信号をLレ
ベルとする。また、比較回路7は、基準電圧
Vref2と入力電圧VINとを比較し、Vref2≧VINのと
きに、出力信号をHレベルとし、Vref2<VINのと
きに、出力信号をLレベルとする。尚、Vref1と
Vref2とは、一般にVref1≧Vref2であれば良いが、
通常は、ほぼ等しい値(例えば、HレベルとLレ
ベルの中央値)とする。 比較回路6の出力は、バイアス供給回路2Aに
与えられ、比較回路7の出力はバイアス回路2B
に与えられている。抵抗R1〜R4は、スイツチ1
7の接点が端子AUTOに接続されているときに
信号線9の指示信号がHレベルであればVIN>
Vref1、LレベルであればVIN<Vref2とし、スイツ
チ17の接点が端子No.1LOCKに接続されてい
るときには信号線9の指示信号と無関係にVIN>
Vref1とし、スイツチ17の接点が端子
No.2LOCKに接続されているときには信号線9
の指示信号と無関係にVIN<Vref2とするように、
それらの抵抗値が決定されている。 また、制御部16は、バイアス供給回路2A,
2B、高周波信号切換器1は、論理回路部8より
一本の信号線9を介して与えられる指示信号に基
づき、2つの送信装置より与えられる高周波信号
の一方を選択して送出するスイツチング手段20
を構成している。 このように構成された信号切換制御装置は、以
下のように動作する。図示しない2つの送信装置
が共に正常に動作しているときには、アラーム信
号No.1ALM,No.2ALMが共にLレベルである
から、第1表から明らかなように、論理回路部8
から信号線9を介して送られる指示信号は選択信
号No.1SELECT、No.2SELECTに追従する。こ
のため、選択信号No.1SELECTがHレベルとさ
れると、信号線9を介してHレベルの指示信号が
制御部16へ到り、VIN>Vref1≧Vref2が成立す
る。 これにより比較回路6からHレベルの信号が出
力され、バイアス供給回路2Aが作動され、高周
波信号切換器1の入力端子11A側のダイオード
にバイアスが供給されることになり、この入力端
子11Aに供給された高周波信号が出力端子13
より送出される。また、選択信号No.2SELECT
がHレベルとされると、VIN<Vref2≦Vref1が成立
し、これにより比較回路7からHレベルの信号が
出力され、バイアス回路2Bが作動され、高周波
信号切換器1の入力端子11Bに供給された高周
波信号が出力端子13より送出される。 送信装置の一方が異常となると、アラーム信号
No.1ALM,No.2ALMの一方がHレベルとなり、
第1表から判るように、正常な送信装置による高
周波信号を選択するように指示信号が出力され
る。従つて、この間を利用して異常となつた送信
装置を修理できる。尚、アラーム信号
No.1ALM,No.2ALMが共にHレベルとなつた
とき、つまり、2つの送信装置がともに異常とな
つたときには、第1表から明らかなように、その
前に選択されていた送信装置による高周波信号が
送出されることになる。 このように本実施例によれば、送信装置をいず
れとするかを指示する指示信号が、一本の信号線
9により伝えられることになり、二本であつた従
来例に比べ信頼性が向上し、保守も楽になる。 また、信号線が一本になつたので、一個のスイ
ツチ17により、保守・点検のための切換えを行
える。即ち、通常の送信時には、スイツチ17の
接点は端子AUTOに接続され、比較回路6,7
の入力電圧VINには何らの影響はない。保守・点
検時には、スイツチ17の接点が、端子
No.1LOCKまたは端子No.2LOCKの一方に切換
えられる。接点が、端子No.1LOCKに切換えら
れると、電圧+VCCが抵抗R4を介して比較回路
6,7に与えられることになり、信号線9から与
えられる指示信号がHレベルかLレベルかとは無
関係に、VIN>Vref1≧Vref2が成立する。これによ
つて、保守・点検時に入力端子11A側の送信装
置による高周波信号を選択して送信させることが
可能となる。また、スイツチ17の接点が端子
No.2LOCKに切換えられると、地気が抵抗R4を
介して比較回路6,7に与えられることになり、
信号線9から与えられる指示信号がHレベルかL
レベルかとは無関係に、 VIN<Vref2≦Vref2が成立する。これによつて、
保守・点検時に入力端子11B側の送信装置によ
る高周波信号を、選択して送信されることが可能
となる。 このように、本実施例によれば、一本の信号線
9による指示信号を、スイツチ17の操作によつ
て、そのまま、あるいは、別のレベル信号とし
て、比較回路6,7に与えることができ、簡単に
保守・点検のための切換が可能となる。しかも、
スイツチ17が一個であり、装置全体を小型化、
簡素化できるとともに、信頼性を向上させ得る。 尚、実施例では、制御部16として比較回路を
用いたが、インバータを用いても良い。つまり信
号線9の指示信号をそのままバイアス供給回路2
Aに与え、またバイアス供給回路2Bには、指示
信号を上記インバータを介して与えるようにすれ
ば良い。このような構成によつてもバイアス供給
回路2A,2Bに与えられる段階で指示信号のレ
ベルが著しく減衰していなければ本考案の目的が
達せられる。また、本実施例では、ダイオードに
バイアスを供給したときを信号通過として説明し
たが、バイアスを切つたときを信号通過として高
周波信号切換器を構成することもできる。そのよ
うなときには、2A,2Bのバイアス供給回路と
高周波信号切換器との接続を、本実施例とは逆に
することで対応できる。 [考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、信頼性を
高くでき、また、保守・点検等の様に送信装置の
出力の選択を強制的にどちらか一方に固定するた
めのスイツチを一個とすることできるから、保
守・点検の作業効率を向上させ得る。
第1図は本考案の一実施例のブロツク図、第2
図、第3図は第1図の要部のブロツク図、第4
図、第5図は従来の信号切換制御装置のブロツク
図である。 1……高周波信号切換器、2A,2B……バイ
アス供給回路、8……論理回路部、9……信号
線、16……制御部、20……スイツチング手
段。
図、第3図は第1図の要部のブロツク図、第4
図、第5図は従来の信号切換制御装置のブロツク
図である。 1……高周波信号切換器、2A,2B……バイ
アス供給回路、8……論理回路部、9……信号
線、16……制御部、20……スイツチング手
段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 同一の信号を出力する第1及び第2の送信装置
の夫々の異常を報知するアラーム信号とこれら2
つの送信装置のいずれか一方を選択する選択信号
とに基づき、前記2つの送信装置より出力される
信号の一方の送出を支持する2値の支持信号を作
成し、一本の信号線を介して送出する論理回路部
と、 3種類の設定状態を有し、第1の設定状態の場
合には前記指示信号の出力レベルを第1のレベル
に固定し、第2の設定状態の場合には前記指示信
号をそのまま出力し、第3の設定状態の場合には
前記指示信号を前記第1のレベルと異なる第2の
レベルに固定する強制切換スイツチング手段と、 この強制切換スイツチング手段により変換され
た前記指示信号の電圧レベルに応じて前記2つの
送信装置より与えられる信号の一方を選択して送
出する送出信号スイツチング手段とを具備するこ
とを特徴とする信号切換制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985199097U JPH0427235Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985199097U JPH0427235Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62109534U JPS62109534U (ja) | 1987-07-13 |
JPH0427235Y2 true JPH0427235Y2 (ja) | 1992-06-30 |
Family
ID=31160402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985199097U Expired JPH0427235Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427235Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6228105Y2 (ja) * | 1981-05-01 | 1987-07-18 |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP1985199097U patent/JPH0427235Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62109534U (ja) | 1987-07-13 |
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