JPH04272179A - ダイヤモンド被覆部材の製造方法 - Google Patents

ダイヤモンド被覆部材の製造方法

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JPH04272179A
JPH04272179A JP3394391A JP3394391A JPH04272179A JP H04272179 A JPH04272179 A JP H04272179A JP 3394391 A JP3394391 A JP 3394391A JP 3394391 A JP3394391 A JP 3394391A JP H04272179 A JPH04272179 A JP H04272179A
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JP
Japan
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diamond film
diamond
film
arc discharge
discharge plasma
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Withdrawn
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JP3394391A
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English (en)
Inventor
Masanori Yoshikawa
吉川 昌範
Toshimichi Ito
伊藤 利通
Masaya Tsubokawa
坪川 雅也
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンド被覆部材
の製造方法に関する。より詳しく言うと、本発明は、金
属、合金、超硬合金、セラミックス等の各種の基材の面
上に、密着性に優れ、結晶性の良い高品質のダイヤモン
ド被膜を均一にしかも短時間で生成させることができる
などの利点を有し、たとえば、バイト、ダイス、線引き
ダイス、カッター、エンドミル、タップ、ゲージ、ボン
ディングツールのヘッド等の超硬工具や耐摩耗性部材と
して、あるいは電子材料部材等として好適に利用するこ
とができる耐久性等に優れた高品質のダイヤモンド被覆
部材を生産性よく製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基材の表面にダイヤモンド膜を被覆した
部材は、高い硬度や耐摩耗性が要求される工具類、たと
えば切削工具、研磨工具、ダイス等の超硬工具や耐摩耗
性部材等として、あるいは放熱材などとして種々の分野
に使用されており、今後ますます利用分野の拡大が期待
されている。
【0003】金属、合金、超硬合金、セラミックス等の
種々の材質の基材にダイヤモンド膜を被覆形成する方法
として、近年、化学的気相成長法(CVD法)や物理的
気相成長法(PVD法)などの気相法ダイヤモンド合成
技術が注目されている。こうした気相合成法としては、
多くの方法が提案されているが、基材に対する大きな密
着性を有して均一性に優れた良質のダイヤモンド膜を、
高い成膜速度で形成する方法は、未だ得られていない。
【0004】たとえば、マイクロ波プラズマCVD法、
熱フィラメントCVD法等では、基材の選択、ダイヤモ
ンド膜の核発生のための基材表面のダイヤモンド粉によ
る傷付処理等によって、比較的均一で良質なダイヤモン
ド被覆が得られるが、成膜速度が十分でないという欠点
がある。
【0005】また、アーク放電プラズマCVD法の場合
、アーク放電の発生装置が安価で、構造および取り扱い
が簡単であり、しかも成膜速度が数100μm〜1mm
/hr.に達し、非常に成膜速度が速いという利点はあ
る。しかしながら、この方法においては、プラズマ温度
が5000〜10000℃と非常に高く、そのため基材
の表面が損傷しやすく、表面処理効果も消滅し、その結
果、均一なダイヤモンド膜が得難く、基材に対するダイ
ヤモンド膜の密着性も不十分となるなどの問題点があり
、さらにダイヤモンド膜の表面の凹凸が大きいという欠
点もある。
【0006】このほか、基材の表面に物理的気相成長法
(PVD法)によってダイヤモンド膜を形成し、その上
に化学的気相成長法(CVD法)により2段目のダイヤ
モンド膜を形成させるという二段合成法も提案されてい
る(特開昭64−18991号公報)。しかしながら、
この従来の二段合成法では、1段目のダイヤモンド膜の
形成にPVD法を採用しているので、装置が大型で高価
であり、操作がCVD法に比べて複雑であること、核発
生制御の効果が期待できないこと、また、特に成膜速度
が非常に遅いなどのPVD法の欠点がそのまま問題点と
なっている。また、この2段目のダイヤモンド膜の生成
にはマイクロ波プラズマCVD法等が開示されているが
、マイクロ波プラズマCVD法の場合には前記したよう
に成膜速度が遅いという欠点がある。さらには、この従
来の二段合成法の場合、1段目はもとより2段目のダイ
ヤモンド膜の生成に際しても、プラズマ温度の高いアー
ク放電プラズマ法の採用は、極めて困難である。なぜな
ら、PVD法では、成膜速度が極めて遅いなどの理由に
よって、基材にアーク放電プラズマ法に耐える保護機能
を付与するような良質で十分な膜厚を有するダイヤモン
ド膜を生成することが難しく、たとえ、これを技術的に
実現できたとしてもコストの面から実用的でないからで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記事情に
基づいてなされたものである。
【0008】本発明の目的は、前記問題点を解決し、金
属、合金、超硬合金、セラミックス等の各種の基材の面
上に、密着性に優れ、結晶性が良くて均一な高品質のダ
イヤモンド被膜を短時間で生成させることができ、切削
工具等の超硬工具や耐摩耗性材料あるいは電子材料等の
部材として好適に利用することができる、耐久性等に優
れた高品質のダイヤモンド被覆部材を生産性よく製造す
る方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、基材の面上に、ま
ず、マイクロ波プラズマCVD法、熱フィラメントCV
D法等の非アーク放電プラズマCVD法により比較的に
温和な合成条件下で1段目のダイヤモンド膜を生成し、
次いで、その上に成膜速度の速いアーク放電プラズマC
VD法によって2段目のダイヤモンド膜を生成すること
によってダイヤモンド被覆部材を製造する方法が前記目
的を満足する極めて実用的で優れた方法であることを見
出した。本発明者らは、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、化学的気相成長法(
CVD法)により基材の表面にダイヤモンド膜を被覆す
るダイヤモンド被覆部材の製造方法において、非アーク
放電プラズマ法により基材表面にダイヤモンド膜を生成
させた後に、アーク放電プラズマ法により前記ダイヤモ
ンド膜の表面にさらにダイヤモンド膜を生成させること
を特徴とするダイヤモンド被覆部材の製造方法である。 以下、本発明の方法について、詳細に説明する。
【0011】1.基材 本発明の方法において、前記基材としては、たとえば、
金属、合金、超硬合金、セラミックス等の種々の材質の
基材を使用することができる。本発明の方法においては
、アーク放電プラズマ法によって2段目のダイヤモンド
膜の生成を行うので、上記の各種の材質のものでも、あ
る程度の耐熱性を有するものが好ましいが、通常は、マ
イクロ波プラズマCVD法や熱フィラメントCVD法等
の比較的に温和な合成条件に耐えうるものであれば十分
であり、したがって、本発明の方法においては、前記基
材として、広範囲の材質のものから選択することができ
る。なぜなら、本発明の方法においては、基材上に、ま
ず、比較的温和な合成条件で行いうる非アーク放電プラ
ズマCVD法によって予めダイヤモンド膜を生成するの
で、そのダイヤモンド膜の保護作用によって基材に耐熱
性等の保護機能を付与することができ、しかも、アーク
放電プラズマ法を用いる際には基材を内部および表面か
ら冷却するという手法も好適に適用できるからである。
【0012】前記基材の材質の具体例としては、たとえ
ば、W、Mo、Ta、Ti、Ni、Si等の金属もしく
は半金属類、W−Co、Ni−Co等の合金類、WC−
Co系、WC−TiC−Co系、WC−TiC−TaC
−Co系、WC−TiN−Co系、WC−TiC−Ti
N−Co系などのカーバイド系超硬合金類などの超硬合
金類、SiC、TiC、WC、TaC等の炭化物、Si
3 N4 、TiN、AlN、BN等の窒化物もしくは
窒化物系材料、金属ホウ化物等のホウ化物系材料、アル
ミナ、シリカ等の酸化物もしくは酸化物系材料、これら
の複合系の材料などを挙げることができる。これらの中
でも、密着性等の点から、特に好ましいものとして、た
とえば、Si3 N4 など、あるいはSi3 N4 
でコーティングされたものなどを挙げることができる。
【0013】使用する基材は、上記材質の単層構造であ
ってもよく、2層以上の構成を有する積層構造であって
もよく、また、内部から表面部へと漸次にその材質が変
化する構造すなわち傾斜材料構造であってもよく、強化
材料をマトリックス材中に分散してなる複合構造であっ
てもよい。
【0014】さらに、基材は、ダイヤモンド膜の密着性
を向上させるための表面化学処理もしくは物理処理が施
された表面や表面層(たとえば、BN層、炭化物層、窒
化物層など)を有していても良い。通常は、後述のよう
に、ダイヤモンド膜の生成に先駆けて基材の所定の面に
、ダイヤモンド膜の核発生もしくは密着性の向上のため
の各種の表面処理を施しておくことが好ましい。
【0015】使用する基材の形状としても、特に制限は
なく、たとえば、超硬工具や耐摩耗性部材としてすでに
成形された形状であってもよく、部分的に成形されてい
るものであってもよく、あるいは特定の形状に成形され
ていないものであってもよい。
【0016】なお、こうした基材の材質、構成、形状等
は、製品の用途、製造の際の要求等に応じて適宜に選択
すればよい。
【0017】2.表面処理 本発明の方法においては、ダイヤモンド膜の生成に先駆
けて、前記基材の所定の面上に、まず、ダイヤモンドの
核発生もしくは密着性の向上のための表面処理を施して
おくことが好ましい。
【0018】この表面処理は、公知の各種の方法によっ
て行うことができる。具体的には、、たとえば、ダイヤ
モンド粉、SiC粉、C−BN粉などの研磨剤を用いた
湿式法および/または乾式法による表面処理などが好適
に採用される。これらの中でも、特にダイヤモンド粉を
研磨剤とする湿式表面処理法などが好適に採用される。 この湿式法の場合、たとえば、超音波処理による方式が
好適に採用される。これらの方法においては、研磨剤の
粒径によって、核発生制御を行うこともできる。なお、
必要に応じて、さらに化学的処理を併用してもよい。
【0019】3.非アーク放電プラズマCVD法による
ダイヤモンド膜の生成 本発明の方法においては、前記基材、好ましくは前記表
面処理を施した基材の表面上に、非アーク放電プラズマ
CVD法によってダイヤモンド膜(以下、このダイヤモ
ンド膜を、後述のアーク放電プラズマ法によるダイヤモ
ンド膜と区別するために、1段目のダイヤモンド膜と称
すことがある。)を生成する。なお、非アーク放電プラ
ズマCVD法は、アーク放電プラズマ法に比べて、ずっ
と温和な合成条件(低いプラズマ温度)でダイヤモンド
膜を合成することができるという特長を有している。し
たがって、基材を極めて高い温度にさらすことがないの
で、基材を熱的に損傷することもなく、前記表面処理の
効果も十分に生かすことができる。
【0020】前記非アーク放電プラズマCVD法として
は、たとえば、EACVD方式を含む各種の熱フィラメ
ント法、直流プラズマCVD法、高周波プラズマCVD
法、有磁場(ECR法など)法を含めたマイクロ波プラ
ズマCVD法、燃焼炎法などの各種の方法があり、それ
ぞれの方法において磁場を用いない方法および磁場を印
加する有磁場法を組み合わせることもできる。
【0021】本発明の方法における前記1段目のダイヤ
モンド膜の生成には、こうした公知の方法などの各種の
非アーク放電プラズマCVD法が採用されるのであるが
、中でも、マイクロ波プラズマCVD法(有磁場法を含
む。以下同様。)、熱フィラメントCVD法などが好適
に採用され、特に、マイクロ波プラズマCVD法(有磁
場法を含む。)などが好適に採用される。これらの各種
の方法は、単独で用いてもよく、二種以上の方法を適宜
に組合せて使用してもよい。
【0022】この1段目のダイヤモンド膜は、最終的に
は中間層となるので、結晶性は低くてもよい。
【0023】なお、本発明においては、ダイヤモンドと
言うとき、ダイヤモンドの他に、ダイヤモンド状炭素を
一部において含有するダイヤモンド、および、ダイヤモ
ンド状炭素を含むものである。
【0024】マイクロ波プラズマCVD法、熱フィラメ
ントCVD法等の非アーク放電プラズマCVD法による
前記1段目のダイヤモンド膜の生成は、公知の一般的な
方法に従って容易に行うことができる。
【0025】たとえば、前記1段目のダイヤモンド膜を
生成する際に用いる炭素源化合物(炭素源ガス)として
は、通常用いられている各種の化合物を使用することが
できる。
【0026】この炭素源ガスとしては、たとえば、メタ
ン、エタン、プロパン、ブタン等のパラフィン系炭化水
素;エチレン、プロピレン、ブチレン等のオレフィン系
炭化水素;アセチレン、アリレン等のアセチレン系炭化
水素;ブタジエン、アレン等のジオレフィン系炭化水素
;シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シ
クロヘキサン等の脂環式炭化水素;ベンゼン、トルエン
、キシレン、ナフタレン等の芳香族炭化水素;アセトン
、ジエチルケトン、ベンゾフェノン等のケトン類;メタ
ノール、エタノール等のアルコール類;このほかの含酸
素炭化水素;トリメチルアミン、トリエチルアミン等の
アミン類;このほかの含窒素炭化水素;含ハロゲン化合
物;一酸化炭素、炭酸ガス、過酸化炭素;さらに、単体
ではないが、ガソリン等の消防法危険物第4類、第1類
、ケロシン、テレピン油、しょうのう油等の第2石油類
、重油等の第3石油類、ギヤー油、シリンダー油等の第
4石油類も使用することができる。また前記各種の炭素
化合物を混合して使用することもできる。
【0027】これらの中でも、好ましいのはメタン、エ
タン、プロパン等のパラフィン系炭化水素、アセトン、
ベンゾフェノン等のケトン類、トリメチルアミン、トリ
エチルアミン等のアミン類、一酸化炭素、炭酸ガス、で
あり、特に一酸化炭素、メタンなどが好ましい。なお、
これらは一種単独で用いてもよく、二種以上を混合ガス
等として併用してもよい。また、これらは、水素等の活
性ガスやヘリウム、アルゴン。ネオン、キセノン、窒素
等の不活性ガスと混合して用いてもよい。
【0028】原料ガスがメタンガス(CH4 )を含有
する場合、メタンガスの含有量は10モル%未満である
のが好ましい。又、一酸化炭素の場合には、一酸化炭素
をたとえば1〜80モル%という高い濃度で有する原料
ガスを使用してダイヤモンド膜を合成することができる
ので、成膜速度の向上、制御に有利である。
【0029】また、炭素源ガスとして一酸化炭素を使用
する場合、一酸化炭素と水素ガスとを組合わせるのが好
ましい。一酸化炭素と水素ガスとを組合わせた原料ガス
によると、ダイヤモンド膜の成膜速度が速い(たとえば
、同一条件では、メタンと水素ガスとを組合わせた原料
ガスの場合の数倍のダイヤモンド薄膜の成膜速度が得ら
れることがある。)。
【0030】前記一酸化炭素としては特に制限がなく、
たとえば石炭、コークス等と空気または水蒸気を熱時反
応させて得られる発生炉ガスや水性ガスを十分に精製し
たものを用いることができる。前記水素ガスとしても、
特に制限がなく、たとえば石油類のガス化、天然ガス、
水性ガス等の変成、水の電解、鉄と水蒸気との反応、石
炭の完全ガス化等により得られるものを十分に精製した
ものを用いることができる。
【0031】水素ガスと一酸化炭素との混合ガスを原料
ガスとして使用する場合、一酸化炭素ガスの含有量が、
通常1〜80モル%、好ましくは1〜60モル%、さら
に好ましくは3〜60モル%となる割合で原料ガスを調
製する。
【0032】前記混合ガス中の一酸化炭素ガスの含有量
が1モル%よりも少ないと、ダイヤモンド膜の成長速度
が十分に得られないことがあり、一方、一酸化炭素ガス
の含有量が80モル%を越えると堆積するダイヤモンド
膜中のダイヤモンド成分の純度が低下することがある。
【0033】前記炭素源ガスもしくはこれを含有する原
料ガスは、前記マイクロ波プラズマCVD法、熱フィラ
メントCVD法等の非アーク放電プラズマCVD法によ
って活性化(励起)され、この状態で、前記基材の所定
の面上に、通常、適当なキャリアーガスとともに流通さ
せるなどして、接触させて、所望の性状の1段目のダイ
ヤモンド膜を生成させる。
【0034】このキャリアーガスとしては、通常、水素
等の反応性ガスあるいはこれらと不活性ガスとの混合ガ
スを使用することができる。また、このキャリアーガス
には、所望により、水蒸気、二酸化炭素、酸素等の添加
ガスを含有させることもできる。
【0035】前記1段目のダイヤモンド膜の生成のため
の反応条件としては、特に制限はなく、前記のそれぞれ
の非アーク放電プラズマCVD法によるダイヤモンド膜
の生成に常用される反応条件を適用することができる。
【0036】たとえば、反応圧力は、通常、10−5〜
103 Torr、好ましくは、10−3〜103 T
orrの範囲内とするのが適当である。この反応圧力が
10−5Torrよりも低いと、ダイヤモンド薄膜の成
膜速度が遅くなることがある。一方、103 Torr
より高くしてもそれに相当する効果は奏されない。
【0037】反応温度(前記基材の表面の温度)は、前
記原料ガスの活性化手段等により異なるので、一概に規
定することはできないが、通常、常温〜1,200℃、
好ましくは、600〜1,100℃の範囲内とするのが
適当である。この温度が常温よりも低いと、ダイヤモン
ド膜の生成が不十分となることがあり、一方、1,20
0℃を超えると、ダイヤモンド膜の生成が困難になるこ
とがある。
【0038】反応時間はダイヤモンド膜の厚みが所望の
厚みとなるようにダイヤモンド膜の成膜速度に応じて適
宜に設定するのが好ましい。
【0039】前記1段目のダイヤモンド膜の厚みは、通
常、0.5〜20μm、好ましくは1〜10μmの範囲
に選定するのが適当である。
【0040】この厚みがあまり小さいと、中間層として
の効果が十分に得られず、後述のアーク放電プラズマC
VD法による2段目のダイヤモンド膜を生成する際に、
その高温のプラズマに対する基材の保護機能が不十分に
なり、基材が損傷するなどの不都合を生じることがあり
、また、2段目のダイヤモンド膜の均一性、密着性など
が不十分になることがある。一方、1段目のダイヤモン
ド膜の厚みをあまり大きくすると、必要以上に製造時間
が長くなり、また、ダイヤモンド膜が剥離しやきくする
と、必要以上に製造時間が長くなり、また、ダイヤモン
ド膜が剥離しやすくなることがある。
【0041】以上のようにして、前記基材の面上に1段
目のダイヤモンド膜を好適に生成することができる。
【0042】4.アーク放電プラズマCVD法によるダ
イヤモンド膜の生成 本発明の方法においては、前記基材の面上に、前記のよ
うに非アーク放電プラズマCVD法によって1段目のダ
イヤモンド膜を生成した後、その面上にアーク放電プラ
ズマCVD法によってダイヤモンド膜(このダイヤモン
ド膜を前記のアーク放電プラズマ法によるダイヤモンド
膜と区別するために、2段目のダイヤモンン膜と称する
ことがある。)を生成する。
【0043】なお、アーク放電プラズマCVD法によっ
てダイヤモンド膜を生成する場合、前記の非アーク放電
プラズマ法に比べて、ずっと速い成膜速度が実現できる
という利点を有している。一方、アーク放電プラズマC
VD法は、前記の非アーク放電プラズマCVD法に比べ
て、プラズマ温度がはるかに高いが、本発明の方法にお
いては、基材が前記1段目のダイヤモンド膜によって十
分に保護されているので、基材を何ら損傷することなし
に2段目のダイヤモンド膜の生成にアーク放電プラズマ
CVD法を有効に使用することができるのである。また
、アーク放電プラズマCVD法では、従来、均一で密着
性の高いダイヤモンド膜が得難いという欠点があったが
、本発明の方法においては、1段目のダイヤモンド膜に
よる中間層としての作用によって、こうした欠点も解消
され、均一で密着性に優れた十分な厚みの2段目のダイ
ヤモンド膜を短時間で生成することができる。
【0044】以下に、アーク放電プラズマCVD法によ
る2段目のダイヤモンド膜の生成方法について説明する
【0045】アーク放電プラズマCVD法として、たと
えば、直流アーク放電法、交流アーク放電法、高周波ア
ーク放電法など各種の方法が知られている。
【0046】本発明の方法における2段目のダイヤモン
ド膜の生成には、こうした公知の各種のアーク放電プラ
ズマCVD法を採用することができるが、中でも、直流
アーク放電プラズマCVD法などが好適に採用される。
【0047】直流アーク放電プラズマCVD法等のアー
ク放電プラズマCVD法による前記2段目のダイヤモン
ド膜の生成は、公知の一般的な方法に従って容易に行う
ことができる。
【0048】たとえば、アーク放電プラズマCVD法に
よる前記2段目のダイヤモンド膜の生成に際して利用す
るアーク放電ガスには、アーク放電技術に常用されるア
ルゴンガス、水素ガス等が使用される。
【0049】また、前記2段目のダイヤモンド膜を生成
する際に用いる炭素源化合物(炭素源ガス)としては、
通常に用いられている各種の化合物を使用することがで
きる。
【0050】この炭素源ガスとしては、たとえば、前記
1段目のダイヤモンド膜の合成用として例示した各種の
炭素源ガスを挙げることができる。
【0051】これらの中でも、好ましいのはメタン、エ
タン、プロパン等のパラフィン系炭化水素、アセトン、
ベンゾフェノン等のケトン類、メタノール、エタノール
などのアルコール類、一酸化炭素、炭酸ガス、などであ
り、特にメタン、一酸化炭素等が好ましい。なお、これ
らは一種単独で用いてもよく、二種以上を混合ガス等と
して併用してもよい。また、これらは、水素等の活性ガ
スやヘリウム、アルゴン。ネオン、キセノン、窒素等の
不活性と混合して用いてもよい。
【0052】原料ガスがメタンガス(CH4 )を含有
する場合、メタンガスの含有量は20モル%未満である
のが好ましい。
【0053】また、炭素源ガスとしてメタン等の炭化水
素ガスを使用する場合、これらと水素ガスとを組合わせ
るのが好ましい。
【0054】水素ガスとメタンとの混合ガスを原料ガス
として使用する場合、メタンガスの含有量が、通常0.
5〜20モル%、好ましくは0.5〜15モル%、さら
に好ましくは1〜10モル%となる割合で原料ガスを調
製する。
【0055】前記混合ガス中のメタンガスの含有量が0
.5モル%よりも少ないと、ダイヤモンド膜の成長速度
が十分に得られないことがあり、一方、メタンガスの含
有量が20モル%を越えると堆積するダイヤモンド膜中
のダイヤモンド成分の純度が低下し、結晶性が低下する
ことがある。
【0056】前記炭素源ガスもしくはこれを含有する原
料ガスは、アーク放電プラズマCVD法によって活性化
(励起)され、この状態で、前記基材上の1段目のダイ
ヤモンド膜の所定の面上に、通常、適当なキャリアーガ
スとともに流通させるなどして、接触させて、所望の性
状の2段目のダイヤモンド膜を生成させる。
【0057】このキャリアーガスとしては、通常、水素
等の反応性ガスあるいはこれらと不活性ガスとの混合ガ
スを使用することができる。また、このキャリアーガス
には、所望により、水蒸気、二酸化炭素、酸素等の添加
ガスを含有させることもできる。
【0058】なお、前記炭素源ガスもしくはこれを含有
する原料ガスは、放電電極間の前後のどちらに供給して
もよいが、メタン等の炭化水素ガスの場合には、電極(
カソード)の損傷を防止するために、通常は放電電極間
の後(下流)に供給するのがよい。
【0059】前記2段目のダイヤモンド膜の生成のため
の反応条件としては、特に制限はなく、前記のそれぞれ
のアーク放電プラズマCVD法によるダイヤモンド膜の
生成に常用される反応条件を適用することができる。
【0060】たとえば、反応圧力は、通常、10〜80
0Torr、好ましくは、20〜600Torrの範囲
内とするのが適当である。この反応圧力が10Torr
よりも低いと、ダイヤモンド薄膜の成膜速度が遅くなる
ことがある。一方、800Torrより高くすると温度
制御が困難となる。
【0061】反応温度(前記基材の温度)は、前記原料
ガスの種類や活性化手段等により異なるので、一概に規
定することはできないが、通常、600〜1200℃、
好ましくは、700〜1100℃の範囲内とするのが適
当である。この温度が600℃よりも低いと、ダイヤモ
ンド膜の結晶性が低下することがあり、一方、1200
℃を超えると、生成されたダイヤモンド膜にグラファイ
トを含有しやすくなることがある。
【0062】なお、その際、プラズマ温度が高いので、
基板を、たとえば内と外から、適宜に冷却することが好
ましい。これを含め、生成されるダイヤモンド膜の膜質
、均一性等を考慮して適宜に温度制御を行うことが望ま
しい。
【0063】反応時間はダイヤモンド膜の厚みが所望の
厚みとなるようにダイヤモンド膜の成膜速度に応じて適
宜にに設定するのが好ましい。
【0064】なお、この2段目のダイヤモンド膜の成膜
速度は、通常、30〜1000μm/hrの範囲内に選
定することができる。このように、アーク放電プラズマ
CVD法による2段目のダイヤモンド膜の成膜速度は、
非アーク放電プラズマCVD法による場合に比べてずっ
と大きいので、短時間で十分な厚みのダイヤモンド膜を
生成することができる。
【0065】前記2段目のダイヤモンド膜の厚みは、ダ
イヤモンド被覆部材の使用目的等によって適宜に選定す
ればよいのであるが、通常は後述の後加工(研磨)の際
の取りしろ分を考慮して、ある程度厚めにするのがよく
、多くの場合、通常、5μm以上、好ましくは10〜1
000mmの範囲に選定するのが適当である。
【0066】この厚みがあまり小さいと、ダイヤモンド
被覆部材としての効果が十分に得られないことがある。 一方、2段目のダイヤモンド膜の厚みをあまり大きくす
ると、ダイヤモンド膜が剥離しやすくなることがある。
【0067】以上のようにして、前記基材の面上に生成
した前記1段目のダイヤモンド膜の面上に2段目のダイ
ヤモンド膜を十分な厚みの膜として短時間に生成するこ
とができる。
【0068】このようにして生成された2段目のダイヤ
モンド膜は、結晶性に優れ、均一で、しかも、1段目の
ダイヤモンド膜を介して基材との密着性に優れるなど優
れた特性を有する品質のよいダイヤモンド膜である。
【0069】5.後加工(表面加工) 以上のようにして本発明のダイヤモンド被覆部材を好適
に製造することができる。得られたダイヤモンド被覆部
材は、そのままでも種々の用途に利用することができる
が、通常は、以下に示すような表面加工を施してダイヤ
モンド膜面の平滑性を向上させてから使用するのが好ま
しい。
【0070】前記2段目のダイヤモンド膜は、アーク放
電プラズマCVD法によって生成しているので、その表
面は凹凸状になっており、平滑性が不十分であることが
多い。この平滑性の改善は、たとえば、次のレーザーに
よる研磨加工処理によって容易に行うことができる。
【0071】このレーザー研磨加工処理は、公知の方法
[たとえば、NEW−DIAMOND,17(4),p
p28−29(1990)などを参照]等に準じて行う
ことができ、通常は次に例示の方法によって好適に行う
ことができる。
【0072】使用するレーザーとしては、たとえば、Y
AGレーザー等が好適に使用される。前記レーザーは、
たとえば図1に示すようにして、2段目のダイヤモンド
膜面に照射され、その凹凸部がレーザー研磨によって除
去され、表面が平滑化される。図1において、1は基材
、2は1段目のダイヤモンド膜、3は2段目のダイヤモ
ンド膜を表す。前記レーザー研磨加工処理は、図1にお
いて、レーザービームを照射角fで照射つつ、送り速度
vで走査する方法(部材を移動してもよい)によって好
適に行うことができ、通常は、照射角fを0〜45度の
範囲から選択し、送り速度vを0〜30mm/sの範囲
から選択するのが好ましい。この照射条件によって、2
段目のダイヤモンド膜表面の粗さを2〜3μm程度、あ
るいはそれ以下にすることができる。なお、用途によっ
ては、上記レーザー研磨加工処理を2回、あるいは数回
行って表面平滑性をさらに向上させてもよい。たとえば
、本発明のダイヤモンド被覆部材を切削バイトとして用
いる場合には、上記のレーザー研磨加工処理を少なくと
も2回施して、表面粗さを1μm以下にする方法が好適
に採用される。
【0073】6.その他 以上のようにして本発明のダイヤモンド被覆部材を好適
に製造することができる。
【0074】本発明のダイヤモンド被覆部材は、上記の
ものをそのまま種々の用途に利用してもよく、あるいは
、必要に応じてさらに所望の加工・処理を施してもよい
【0075】なお、必要に応じて、基材と1段目のダイ
ヤモンド膜の間、あるいは1段目のダイヤモンド膜と2
段目のダイヤモンド膜の間に適宜に中間層を設けてもよ
く、さらには、2段目のダイヤモンド膜の面上に適宜に
コーティング等の上層を設けてもよい。
【0076】本発明の方法を用いて製造されたダイヤモ
ンド被覆部材は、結晶性に優れ、均一で密着性に優れた
高品質のダイヤモンド膜を有しているので、耐久性等に
優れた高性能のダイヤモンド被覆部材であり、たとえば
、バイト、ダイス、線引きダイス、カッター、エンドミ
ル、タップ、ゲージ、ボンディングツールのヘッド等の
超硬工具や耐摩耗性部材として、あるいは電子材料部材
等として種々の分野に好適に利用することができる。
【0077】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0078】(実施例1)窒化ケイ素系基材の研磨面を
、ダイヤモンド粉(粒径3〜8μm)によって湿式超音
波処理を施した。この基材の処理面に、次の条件で順次
に、1段目のダイヤモンド膜(膜厚3.6μm)および
2段目のダイヤモンド膜(膜厚;120μm)を生成し
、ダイヤモンド被覆部材を作製した。
【0079】(1)1段目のダイヤモンド膜の合成条件
・下記の条件でのマイクロ波プラズマCVD法による合
成 ・原料ガス  H2 /CO=85/15(モル比):
供給流量  100SCCM ・反応圧力  40Torr;  温度  1000℃
・合成時間  1.5hr (2)2段目のダイヤモンド膜の合成条件・下記の条件
での直流アーク放電プラズマCVD法による合成 ・原料ガス  H2 /CH4 =96/4(モル比)
:供給流量  1.5SLM ・メタンは、ノズル出口へ供給 ・反応圧力  200Torr;  温度(基板)  
800〜1000℃ ・合成時間  1.5hr (実施例2)2段目のダイヤモンド膜の合成時間を3時
間としたほかは、実施例1と同様にして1段目のダイヤ
モンド膜および2段目のダイヤモンド膜を生成させた。 なお、1段目のダイヤモンド膜および2段目のダイヤモ
ンド膜の膜は、それぞれ、3.6μmおよび270μm
であり、2段目のダイヤモンド膜の表面粗度は25μm
であった。
【0080】次に、上記で得たダイヤモンド被覆部材の
2段目のダイヤモンド膜面に図1に示す方法により次の
条件でレーザー研磨加工処理を施した。
【0081】レーザー研磨加工処理条件(図1参照)・
使用したレーザー;YAGレーザー ・レーザー照射角f;15度照射 ・レーザー送り速度v;5mm/s その結果、表面粗度は2.2μmに低下し、表面平滑性
にも優れたダイヤモンド被覆部材が得られた。
【0082】
【発明の効果】本発明によると、基材の面上に非アーク
放電プラズマCVD法により1段目のダイヤモンド膜を
生成した後、その面上にアーク放電プラズマCVD法に
より2段目のダイヤモンド膜を生成するという特定の方
法を用いているので、各種の基材の面上に、基材を損傷
することなく、密着性に優れ、結晶性が良く均一な高品
質のダイヤモンド被膜を短時間で生成させることができ
、切削工具等の超硬工具や耐摩耗性材料あるいは電子材
料等の部材として好適に利用することができる耐久性等
に優れた高品質のダイヤモンド被覆部材を生産性よく製
造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ダイヤモンド膜表面にレーザー研磨加
工処理を施す際の好適な方法の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1    基材 2    1段目のダイヤモンド膜 3    2段目のダイヤモンド膜 LB  レーザービーム f    レーザー照射角 v    レーザー送り速度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  化学的気相成長法(CVD法)により
    基材の表面にダイヤモンド膜を被覆するダイヤモンド被
    覆部材の製造方法において、非アーク放電プラズマ法に
    より基材表面にダイヤモンド膜を生成させた後に、アー
    ク放電プラズマ法により前記ダイヤモンド膜の表面にさ
    らにダイヤモンド膜を生成させることを特徴とするダイ
    ヤモンド被覆部材の製造方法。
  2. 【請求項2】  アーク放電プラズマ法が、直流アーク
    放電プラズマ法である請求項1のダイヤモンド被覆部材
    の製造方法。
JP3394391A 1991-02-28 1991-02-28 ダイヤモンド被覆部材の製造方法 Withdrawn JPH04272179A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5705271A (en) * 1994-04-01 1998-01-06 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Method for producing diamond coated member
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US8082656B1 (en) * 2007-09-04 2011-12-27 Hutchinson Technology Incorporated Method for manufacturing a disk drive head suspension

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