JPH04272046A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04272046A
JPH04272046A JP3055868A JP5586891A JPH04272046A JP H04272046 A JPH04272046 A JP H04272046A JP 3055868 A JP3055868 A JP 3055868A JP 5586891 A JP5586891 A JP 5586891A JP H04272046 A JPH04272046 A JP H04272046A
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JP
Japan
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roller
motor
output shaft
image forming
forming apparatus
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JP3055868A
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English (en)
Inventor
Tokitaka Ehata
時任 江幡
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは、モータの
回転動力をレジストロ−ラに確実に伝達し得るようにし
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示す電子写真方式の複写機等の画
像形成装置には、給紙カセット1内に積載された用紙P
を1枚ずつ分離して給紙するための給紙ローラ2と、こ
の給紙ローラ2によって給紙された用紙Pの斜行矯正及
び用紙Pを印字部(画像形成部)3へ搬送するレジスト
合わせをするためのレジストロ−ラ5とが備えられてい
る。
【0003】矢印方向に回転する給紙ローラ2に給紙さ
れた用紙Pの先端P1は、給紙ガイド6,7に案内され
て回転停止しているレジストロ−ラ5のニップ部に突き
当たる。給紙ローラ2が更に用紙Pを送り続けると、用
紙Pに図示のようなループが生じ、このループの復元力
で用紙Pの先端P1全体がレジストロ−ラ5のニップ部
に突き当たって整合し、用紙Pの斜行矯正がなされる。 その後、レジストを合わせてレジストロ−ラ5が矢印方
向に回転し、用紙Pを印字部3へ搬送する。印字部3に
おいて画像形成を終えた用紙Pは、搬送コンベア9によ
って定着装置10に送られ、ここで定着処理がなされる
と排紙口11を介して機外の図示しない排紙トレイ上に
排出される。
【0004】このように、レジストロ−ラ5は、給紙ロ
ーラ2が用紙Pを給紙しているときは用紙Pの斜行矯正
を行うために回転停止し、斜行矯正後において回転し用
紙Pの搬送を行う。なお、給紙ローラ2が用紙Pを給紙
しているとき、レジストロ−ラ5が回転状態にあると、
用紙Pの斜行矯正はできない。
【0005】一般に、画像形成装置本体(複写装置本体
)12内の比較的近い位置に設置されている給紙ローラ
2とレジストロ−ラ5は不図示の同一モータの回転動力
によって回転駆動するようになっている。これは、給紙
ローラ2とレジストロ−ラ5とに個別のモータを設ける
よりも、同一モータを利用するほうがコスト的、スペー
ス的、重量的に有利であるからである。
【0006】従来、給紙ローラ2及びレジストロ−ラ5
双方の駆動源としてのモータは、画像形成装置本体12
の給紙ローラ2近傍に、そのモータハウジングを固定し
て設置されている。そして、このモータのモータ出力軸
の回転動力が給紙ローラ2とレジストロ−ラ5の双方へ
伝達されている。
【0007】この従来構造の場合、レジストローラ5へ
の動力伝達経路にクラッチを設け、このクラッチを繋断
(オン・オフ)操作することによってレジストロ−ラ5
の回転及び回転停止の切り換えを行なっている。給紙ロ
ーラ2が用紙Pを給紙するときにはクラッチを断(オフ
)状態にして動力伝達を断ちレジストロ−ラ5を回転停
止させ、レジストロ−ラ5が用紙Pを画像形成部3へ搬
送するときにはクラッチを繋(オン)状態にして動力伝
達を行いレジストロ−ラ5を回転させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の画
像形成装置のように、モータの回転動力をクラッチを介
してレジストロ−ラ5へ伝達する方式を採用した場合、
繋状態とされたクラッチにスベリが生じると、モータの
回転動力が正確にレジストロ−ラ5へ伝達されなくなる
という欠点があった。
【0009】そして、モータの回転動力が正確にレジス
トロ−ラ5へ伝達されないと、レジストロ−ラ5による
用紙Pの送り量が減少してしまう問題が生じる。特に、
この問題がシリアルスキャンによって1ラインずつ画像
印字を行うインクジェット方式のプリンタ等において生
じると、画像性能を著しく低下させてしまう。すなわち
、インクジェット方式のプリンタ等においては、用紙P
の送り量が僅かでも減少すると、各ラインの継ぎ目に画
像の重なりが生じ、これにより、形成後の画像に黒スジ
が発生する。
【0010】そこで本発明は、上述のごとき事情に鑑み
てなされたもので、モータの回転動力を正確にレジスト
ロ−ラへ伝達することができる画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の事情に
鑑みなされたものであって、例えば図1、図2を参照し
て示すと、第1のローラ(20)によって送られたシー
ト材(P)を、第2のローラ(23)が印字部(25)
に搬送してなる画像形成装置において、前記第2のロー
ラ(23)の回転を制御するモータ(32)と、該モー
タ(32)と前記第2のローラ(23)との間に介装し
た直接的な伝達手段(M)と、を備えてなることを特徴
とする。この場合の直接的な伝達手段(M)は、動力繋
断部を有しないものとすることができる。
【0012】また、前記第1のローラ(20)を給紙ロ
ーラ(20)、前記第2のローラをレジストローラ(2
3)とし、前記モータ(32)が前記給紙ローラ(20
)の回転を制御し、前記印字部(25)が印字行方向に
移動する印字ヘッド(H)を有する(図4参照)ように
してもよい。
【0013】更に、前記モータ(32)を画像形成装置
本体(37)に対しそのモータハウジング(33)が回
転可能となるように取り付けると共に、モータ出力軸(
35)の回転固定により回転する前記モータハウジング
(33)の回転動力を前記給紙ロ−ラ(20)へ伝達し
、かつ前記モータハウジング(33)の回転固定により
回転する前記モータ出力軸の回転動力を前記伝達手段(
M)を介して前記レジストロ−ラ(23)へ伝達するよ
うにすることもできる。この際、前記モータハウジング
(33)を回転固定するためのハウジングロック手段(
53)と、前記モータ出力軸(35)を回転固定するた
めの出力軸ロック手段(55)とを有し、前記モータハ
ウジング(33)の回転動力を前記給紙ローラ(20)
へ伝達するときは前記出力軸ロック手段(55)によっ
て前記モータ出力軸(35)を回転固定させ、前記モー
タ出力軸(35)の回転動力を前記レジストロ−ラ(2
3)へ伝達するときは前記ハウジングロック手段(53
)によって前記モータハウジング(33)を回転固定さ
せてもよい。
【0014】加えて、図5、図6に示すように、印字部
(25)が、信号に応じて電気熱変換体(102)に通
電し、該電気熱変換体(102)による膜沸騰を越える
加熱によって生ずる気泡(112)の成長により、イン
ク(111)を吐出口(106)より吐出して印字を行
うインクジェット方式であってもよい。
【0015】
【作用】上記構成によれば、モータ(32)と第2のロ
ーラ(23)との間には直接的な伝達手段(46)が介
装されているから、モータ(32)の回転動力を正確に
第2のローラ(23)へ伝達することが可能となり、第
2のローラ(23)による用紙の送り量に減少が生じな
い。
【0016】なお、この場合の直接的な伝達手段(46
)とは、例えば摩擦力を利用したクラッチ等と異なり、
モータ(32)の回転動力の繋断に際して構成要素間に
滑りを生じないものをいう。
【0017】ここで、上記カッコ内の符号は、図面を参
照するためのもであって、何等構成を限定するものでは
ない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0019】図1は本発明が適用された画像形成装置と
してのインクジェット方式のプリンタの全体構成を示し
、図2及び図3は同プリンタの要部(発明部分)の構成
を示す。
【0020】先ず、図1を参照して本プリンタの概要を
説明する。
【0021】給紙ローラ20が矢印方向(時計方向)に
回転駆動すると、給紙カセット19内に積載された用紙
Pが1枚ずつ分離されて給紙される。この給紙された用
紙Pの先端P1は給紙ガイド21,22に案内されて回
転停止しているレジストローラ23のニップ部に導かれ
て突き当たる。そして、給紙ローラ20が更に用紙Pを
送り続けると、図示のように用紙Pにループが生じ、こ
のループの復元力で用紙Pの先端P1の全体がレジスト
ローラ23のニップ部に突き当てられて整合し、用紙P
の斜行が矯正される。
【0022】この後、レジストローラ23がレジストを
合わせて回転駆動し、用紙Pを1印字幅ずつ間欠的に印
字部(画像形成部)25へ向けて送る。印字部25では
、図4に示すように印字ヘッドHが用紙搬送方向に対し
て直交する方向(同図の矢印方向)に移動しながら間欠
搬送されている用紙P面にインク滴を噴射して印字を行
う。
【0023】印字部25において印字を終えた用紙Pは
図1に図示するように排紙ローラ27によって排紙口2
9を介して機外の排紙トレイ30上へ排紙される。
【0024】なお、図中、符号31は排紙ローラ27の
ニップ部において用紙Pの先端及び後端を検知するため
の用紙検知レバーである。
【0025】次に、図2及び図3を参照して上記給紙ロ
ーラ20とレジストローラ23とを回転駆動させるため
の駆動機構について説明する。
【0026】給紙ローラ20とレジストローラ23とは
同一モータ(ここではステッピングモータ)32の回転
動力によって回転駆動する。給紙ローラ20はモータ3
2のモータ出力軸35を回転固定することにより回転す
るモータハウジング33の回転動力によって回転駆動し
、レジストローラ23はモータ32のモータハウジング
33を回転固定することにより回転するモータ出力軸3
5の回転動力によって回転駆動する。
【0027】モータ32のモータハウジング33は円筒
状をなしており、また、モータ出力軸35はモータハウ
ジング33の両側に所定長延出した構造になっている。 このようなモータ32は、モータハウジング33の両側
に延出したモータ出力軸35,35部分を軸受36,3
6で回転可能に支持する(図3)ことによって、プリン
タ本体(画像形成装置本体)37に対しモータハウジン
グ33が回転可能となるように取り付けられている。
【0028】回転可能なモータハウジング33の外周面
の一側端には給紙ローラ駆動用ギヤ39が取り付けられ
ており、このギヤ39が中間ギヤ40を介して給紙ロー
ラ軸41に取り付けられた給紙ローラ用ギヤ42と噛み
合っている。この場合、ギヤ39とギヤ42とは所定の
増速比率(略2:1)になっている。また、モータハウ
ジング33の外周面の中央部にはハウジングロックプレ
ート43が設けられている。
【0029】モータハウジング33の一側に延出された
モータ出力軸35には、出力軸ロック用ラチェットギヤ
45と、ベルト伝動装置46の一方のプーリ47が取り
付けられている。レジストローラ23の駆動側ローラ軸
(下側ローラ軸)49の一側端にはベルト伝動装置46
の他方のプーリ50が取り付けられている。プーリ47
,50とこれらに巻き掛けられたタイミングベルト51
によって所定速度に減速するベルト伝動装置46を構成
しており、このベルト伝動装置46によってモータ出力
軸35とレジストローラ23の駆動側ローラ軸49とが
連結されている。
【0030】モータハウジング33はハウジングロック
プレート43にロック装置52のロック爪(ハウジング
ロック手段)53が係合することによって回転固定され
る。また、モータ出力軸35は出力軸ロック用ラチェッ
トギヤ45にロック装置52のロック爪(出力軸ロック
手段)55が係合することによって回転固定される。
【0031】ロック装置52は、ロック爪53,55を
有する爪本体56と、この爪本体56の一側(ロック爪
53側)に配置されたプランジャ57と、爪本体56の
他側(ロック爪55側)に配置された付勢ばね(コイル
スプリング)59とからなる。
【0032】爪本体56は、ロック爪53,55の中間
部に配置された支軸60を中心に支軸60の回りを揺動
するようになっている。プランジャ57は、通電(オン
)すると爪本体56を矢印A方向に揺動させる方向に駆
動する。付勢ばね59はロック爪53がハウジングロッ
クプレート43に係合する方向に常時爪本体56を付勢
する。
【0033】なお、給紙ローラ20は給紙ローラ軸41
に対しワンウェイクラッチ61(図2)を介して取り付
けられており、給紙ローラ軸41が矢印B方向に回転す
るときのみ駆動されるようになっている。
【0034】上記構成では、プランジャ57が非通電(
オフ)の状態にあると、ロック装置52のロック爪53
は付勢ばね59に付勢されてハウジングロックプレート
43に係合している(図2、図3の状態)。この状態で
はモータハウジング33が回転固定され、モータ出力軸
35が回転自由となる。
【0035】従って、モータ32を回転させても給紙ロ
ーラ軸41にはモータ32の回転動力は伝達されず、給
紙ローラ20は回転停止している(非給紙態勢)。一方
、レジストローラ23の駆動側ローラ軸49にはモータ
32の回転動力が伝達され、レジストローラ23は回転
する(用紙搬送態勢)。この場合、モータ32が矢印C
方向に回転するようにモータ32への通電をする。
【0036】また、プランジャ57が通電(オン)され
ると、ロック装置52のロック爪55が出力軸ロック用
ラチェットギヤ45に係合する。ロック爪53はハウジ
ングロックプレート43から離脱しモータハウジング3
3を解放する。この状態ではモータ出力軸35が回転固
定され、モータハウジング33が回転自由となる。
【0037】従って、モータ32を回転させてもレジス
トローラ23の駆動側ローラ軸49にはモータ32の回
転動力は伝達されず、レジストローラ23は回転停止し
ている(用紙Pの斜行矯正態勢)。一方、給紙ローラ軸
41にはモータ32の回転動力が伝達され、給紙ローラ
20は回転する(給紙態勢)。
【0038】なお、図2、図3において、Mで図示する
直接的な伝達手段は、モータ32の回転動力をレジスト
ローラ23に伝達するベルト伝動装置46と、モータ3
2の回転動力がレジストローラ23に伝達されないよう
にするロック装置52及び出力軸ロック用ラチェットギ
ヤ45とによって構成されており、これらには、摩擦ク
ラッチ等とは異なり、部材間の滑りを利用することなく
、直接的な動力伝達を行うことができる。
【0039】次に、給紙ローラ20による用紙Pの給紙
時及びレジストローラ23による用紙Pの搬送時の動作
を説明する。
【0040】給紙動作を行うに当たっては、先ず、プラ
ンジャ57を通電し、ロック爪53をハウジングロック
プレート43から解除し、ロック爪55を出力軸ロック
用ラチェットギヤ45に係合する。即ち、モータ出力軸
35を回転固定し、モータハウジング33を回転自由に
する。
【0041】次に、モータ32が矢印C方向に回転する
ように通電する。このようにすると、モータ出力軸35
が回転固定されているので、反トルクによってモータハ
ウジング33が矢印D方向に回転する。従って、この回
転動力がギヤ39,40,42を介して給紙ローラ軸4
1に伝達され、給紙ローラ20が矢印B方向に回転駆動
して用紙Pを給紙する。このとき、レジストローラ23
は回転停止している。
【0042】この場合、モータハウジング33が約半回
転すると、給紙ローラ20によって給紙された用紙Pは
、その先端P1がレジストローラ23のニップ部に突き
当たり、更にループが形成されて斜行が矯正されるよう
になっている。即ち、給紙ローラ20の径がそれだけ用
紙Pを搬送できる大きさに設定されている。このため、
モータ32の給電用コード62が回転するモータハウジ
ング33に巻き付くようなことはない。
【0043】用紙Pの給紙を終えると、続いて、プラン
ジャ57を通電したままでモータ32を逆回転させてモ
ータハウジング33を初期位置に戻す。
【0044】この場合、給紙ローラ20はワンウェイク
ラッチ61を介して給紙ローラ軸41に取り付けられて
いるので、給紙ローラ軸41が逆回転しても給紙した用
紙Pを引き戻すことはない。
【0045】次に、プランジャ57の通電を断ち、ロッ
ク爪55を出力軸ロック用ラチェット45から解除して
ロック爪53を元の位置に復帰したハウジングロックプ
レート43に係合させる。即ち、モータハウジング33
を回転固定し、モータ出力軸35を回転自由にする。
【0046】続いて、モータ32が矢印C方向に回転す
るようにモータ32への通電をする。このようにすると
、モータハウジング33が回転固定されているのでモー
タ出力軸35のみが回転する。従って、この回転動力が
ベルト伝動装置46を介してレジストローラ23の駆動
側ローラ軸49に伝達され、レジストローラ23が矢印
方向に回転駆動して給紙され斜行矯正された用紙Pを印
字部25方向(矢印E方向)へ搬送する。
【0047】この場合、モータ32の回転動力はタイミ
ングベルト51を用いたベルト伝動装置46を介してレ
ジストローラ23へ伝達されるので、モータ32の回転
角に対するレジストローラ23の回転角の変動が非常に
小さい。このため、回転動力を正確にレジストローラ2
3に伝達することができ、レジストローラ23による用
紙Pの送り量の減少は殆どみられなくなる。
【0048】このように、本プリンタでは、モータ出力
軸35を回転固定してモータハウジング33を回転自由
にすれば、レジストローラ23が回転停止している状態
で給紙ローラ20を回転駆動させて用紙Pを給紙するこ
とができる。また、モータハウジング33を回転固定し
てモータ出力軸35を回転自由にすれば、レジストロー
ラ23を回転駆動して給紙された用紙Pを搬送すること
ができる。
【0049】このため、給紙ローラ20によって給紙さ
れた用紙Pの斜行をレジストローラ23で正しく矯正す
ることができる上、レジストローラ23への回転動力の
伝達経路にクラッチを設ける必要がないので、モータ3
2の回転動力を正確にレジストローラ23へ伝達するこ
とができる。
【0050】なお、本実施例では、モータハウジング3
3及びモータ出力軸35をロック装置52のロック爪5
3,55を用いて直接的に回転固定する方法を採ってい
るが、モータハウジング33は給紙ローラ軸41を回転
固定し、モータ出力軸35はレジストローラ23の駆動
側ローラ軸49を回転固定するようにしても同様の作用
が生じる。また、モータハウジング33及びモータ出力
軸35を回転固定するロック手段はロック爪53,55
に限ることはない。
【0051】また、本実施例では、モータ32としてス
テッピングモータを用いた場合を示したが、これに限ら
ず他のモータに代えてもよく、ブラシ方式で通電するモ
ータを採用すると給電コードの巻き付きを考える必要が
ないのでモータハウジング33の回転量を増やすことも
できる。
【0052】また、本実施例では、レジストローラ23
の回転方向と同方向の通電をモータ32に与えて給紙動
作を行うようにしたが、レジストローラ23の回転方向
と逆方向の通電をモータ32に与えて給紙動作を行うこ
ともできる。
【0053】他の実施例として、本発明の主要構成要素
である、第1のローラ20、第2のローラ23及びモー
タ32と組み合わせて好適なインクジェット方式の印字
部25について説明する。
【0054】図5は記録手段を構成する記録ヘッド10
0の分解構成説明図であり、図6(a) 〜(g) は
インクジェット記録原理の説明図である。なおその代表
的な構成や原理については、例えば、米国特許第4,7
23,129号明細書、同第4,740,796号明細
書に開示されている。
【0055】図5において、101はヒータボードであ
り、シリコン基板上に電気熱変換体(吐出ヒータ)10
2、これに電力を供給するアルミニウム等の電極103
とが成膜されて配設されている。このヒータボード10
1に対して、記録用液体の液路(ノズル)105を仕切
るための隔壁を有する天板107を接着することにより
構成されている。また装置の所定位置には前記記録ヘッ
ド100にインクを供給するためのインクカートリッジ
が交換可能に取り付けられている。
【0056】前記インクカートリッジから導管を介して
供給されたインクは、天板107に設けられた供給口1
09より記録ヘッド100内の共通液室110に充填さ
れ、この共通液室110より各ノズル105内に導かれ
る。これらのノズル105にはインク吐出口106が形
成されており、また前記吐出口106は前記記録ヘッド
100の記録シートに対向してシート搬送方向に所定ピ
ッチで形成されている。
【0057】本実施例では前記構成の記録ヘッド100
が往復移動可能なキャリッジに搭載され、キャリッジの
移動に同期して前記記録ヘッド100からインクを吐出
、飛翔させて記録を行うものである。
【0058】ここで前記インクジェット記録方式におけ
るインク飛翔原理を図6(a) 〜(g) を参照して
説明する。
【0059】定常状態では図6(a) に示すように、
ノズル105内に充填されているインク111は吐出口
面で表面張力と外圧が平衡している。この状態でインク
111を飛翔させる場合には、ノズル105内の電気熱
変換体102に通電し、そのノズル105内のインク1
11に膜沸騰を越えて急速な温度上昇を生じさせる。す
ると、図6(b) に示すように、電気熱変換体102
に隣接したインク111が加熱されて微小気泡を生じ、
該加熱部分のインク111が気化して膜沸騰を生じ、図
6(c) に示すように前記気泡112が急速に成長す
る。
【0060】前記気泡112が図6(d) に示す如く
最大に成長すると、ノズル105内の吐出口からインク
液滴が押し出される。そして電気熱変換体102への通
電を終了すると、図6(e) に示すように、成長した
気泡112はノズル105内のインク111により冷却
されて収縮し、この気泡の成長、収縮によってインク液
滴が吐出口から飛翔する。更に図6(f) に示すよう
に電気熱変換体102面にインクが接触して急激に冷却
され、気泡112は消滅するか又は殆ど無視し得る程度
の体積に収縮する。そして前記気泡112が収縮すると
、図6(g) に示すようにノズル105内には毛細管
現象によって共通液室110からインクが供給され、次
の通電に備えるものである。
【0061】従って、キャリッジを往復移動させると共
に、この移動と同期させて画像信号に応じて前記電気熱
変換体102に通電することによって記録シートにイン
ク像が記録される。
【0062】更に、本実施例は、インクジェット方式の
プリンタに適用した場合を示したが、これに限らず本発
明は給紙ローラとレジストローラを備えている複写機等
の画像形成装置に幅広く適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、シート材を印字部に搬送する第2の搬送ローラ
とモータとの間に直接的な伝達手段を介装することによ
り、モータの回転量が減ずることなく確実に第2のロー
ラに伝達され得るので、シート材の送りピッチ精度を格
段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像形成装置(インク
ジェット方式のプリンタ)の全体構成を示す縦断側面図
【図2】同画像形成装置の給紙ローラ及びレジストロー
ラの駆動機構を示す斜視図。
【図3】同画像形成装置の給紙ローラ及びレジストロー
ラの駆動機構の平面図。
【図4】印字ヘッドの斜視説明図。
【図5】インクジェット方式の記録ヘッドの分解構成説
明図。
【図6】インクジェットの記録原理の説明図。
【図7】従来の画像形成装置(電子写真方式の複写機)
の全体構成を示す縦断側面図。
【符号の説明】
20        第1のローラ(給紙ローラ)23
        第2のローラ(レジストローラ)25
        印字部 32        モータ 33        モータハウジング35     
   モータ出力軸 37        画像形成装置本体(プリンタ本体
)53        ハウジングロック手段(ロック
爪)55        出力軸ロック手段(ロック爪
)102      電気熱変換体 106      吐出口 111      インク 112      気泡 H          印字ヘッド M          直接的な伝達手段P     
     シート材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1のローラによって送られたシート
    材を、第2のローラが印字部に搬送してなる画像形成装
    置において、前記第2のローラの回転を制御するモータ
    と、該モータと前記第2のローラとの間に介装した直接
    的な伝達手段と、を備えてなることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】  前記伝達手段が動力繋断部を有しない
    、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】  前記第1のローラが給紙ローラからな
    り、前記第2のローラがレジストローラからなり、前記
    モータが前記給紙ローラの回転を制御し、前記印字部が
    印字行方向に移動する印字ヘッドを有する、ことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】  前記モータを画像形成装置本体に対し
    そのモータハウジングが回転可能となるように取り付け
    ると共に、モータ出力軸の回転固定により回転する前記
    モータハウジングの回転動力を前記給紙ロ−ラへ伝達し
    、かつ前記モータハウジングの回転固定により回転する
    前記モータ出力軸の回転動力を前記伝達手段を介して前
    記レジストロ−ラへ伝達するようにした、ことを特徴と
    する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】  前記モータハウジングを回転固定する
    ためのハウジングロック手段と、前記モータ出力軸を回
    転固定するための出力軸ロック手段とを有し、前記モー
    タハウジングの回転動力を前記給紙ローラへ伝達すると
    きは前記出力軸ロック手段によって前記モータ出力軸を
    回転固定させ、前記モータ出力軸の回転動力を前記レジ
    ストロ−ラへ伝達するときは前記ハウジングロック手段
    によって前記モータハウジングを回転固定させる、こと
    を特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】  前記印字部が、信号に応じて電気熱変
    換体に通電し、該電気熱変換体による膜沸騰を越える加
    熱によって生ずる気泡の成長により、インクを吐出口よ
    り吐出して印字を行うインクジェット方式である、こと
    を特徴とする請求項1ないし請求項5記載の画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235232A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010235232A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

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