JPH0427125A - 配線部材の製造方法 - Google Patents

配線部材の製造方法

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JPH0427125A
JPH0427125A JP13204590A JP13204590A JPH0427125A JP H0427125 A JPH0427125 A JP H0427125A JP 13204590 A JP13204590 A JP 13204590A JP 13204590 A JP13204590 A JP 13204590A JP H0427125 A JPH0427125 A JP H0427125A
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film
mask
wiring
layer
aluminum alloy
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JP13204590A
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Tetsuo Uchiyama
哲夫 内山
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、配線部材に関し、特に、アルミニウム配線を
有する配線部材に適用して有効な技術に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
本発明者が開発中のDRAMは、公知技術ではないが、
積層構造の配線を使用する。前記開発中のDRAMは2
層配線構造で構成され、第1層目配線、第2層目配線の
夫々に積層構造が適用される。具体的に、DRAMのメ
モリセルに接続されるデータ線(第1層目配線)、ワー
ド線(第2層目配線、シャン1−用ワード線)の夫々に
積層構造が適用される。
前記積層構造の配線はMoSi2膜、アルミニウム合金
膜、MoSi2膜の夫々を順次積層した3層構造で構成
される。積層構造の中間のアルミニウム合金膜は、実質
的な配線部分であり、比抵抗値が小さく、信号伝達速度
を高める目的で構成される。下層のM o S 12膜
は前記中間のアルミニウム合金膜のアルミニウム原子、
半導体素子例えばメモリセルのセル選択用MO8FET
の拡散層(半導体領域)の珪素原子の夫々の相互拡散を
防止する目的で構成される。すなわち、下層のM o 
S i□膜はバリアメタル膜として使用される。上層の
MoSi2膜は中間のアルミニウム合金膜の表面から成
長するアルミニウムヒルロックを防止する目的で構成さ
れる。
前記積層構造の配線は、下層のMoSi2膜、中間のア
ルミニウム合金膜、上層のM o S i□膜の夫々を
順次積層し、これらを同一マスクでパターンニングする
ことにより形成される。下層、上層の夫々のMoSi2
膜及び中間のアルミニウム合金膜はスパッタ法で堆積さ
れる。パターンニングは微細加工が可能で高集積化に適
したドライエツチングで行われる。
このように、DRAMは、積層構造の配線を使用するこ
とにより、前述のように原子の相互拡散やヒルロックを
防止できるので、配線不良を低減し、高信頼性を得られ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、本発明者は以下の問題点を見出した。
前記積層構造の配線は、アルミニウム合金膜の上面のア
ルミニウムヒルロックを上層のMoSi2膜で抑えてい
るが、アルミニウム合金膜の側面が露出しているので、
この側面にアルミニウムヒルロックが多発する(サイド
ヒルロックの発生)。このため、同一導電層において、
積層構造の配線間、例えばデータ線間やワード線間が短
絡するので、DRAMの電気的信頼性が低下する。
また、本発明者は、前記問題点に対する考察の結果、積
層構造の配線のアルミニウム合金膜の側面に発生するア
ルミニウムヒルロックを抑える方法として下記の2つの
方法を考えた。
第1の方法は、まず、積層構造の配線の下層のMoSi
2膜、中間のアルミニウム合金膜の夫々を順次積層する
。次に、この下層のMoSi2膜、アルミニウム合金膜
の夫々を同一のマスクを使用し、ドライエツチングでパ
ターンニングする。次に、前記アルミニウム合金膜の上
面及び側面を覆う全面に上層のMo8i2膜を堆積する
。そして、新たなマスクを使用し、上層のMoSi2膜
をドライエツチングでパターンニングする。この第1の
方法によれば、下層のM o S i□膜、中間のアル
ミニウム合金膜、上層のM o S i□膜の夫々から
なる積層構造の配線を形成できると共に、このアルミニ
ウム合金膜の側面を上層のMoSi2膜で覆うことがで
きる。
第2の方法は、まず、積層構造の配線の下層のMo5j
2膜、中間のアルミニウム合金膜、上層のMo8i2膜
の夫々を順次積層する。次に、この3層の夫々を同一の
マスクを使用し、ドライエツチングでパターンニングす
る。この後、前記上層のMoSi2膜上を含む全面に新
たにMoSi2膜を堆積する。そして、このMoSi2
膜の全面にその膜厚に相当する分RIE等の異方性エツ
チングを施し、アルミニウム合金膜の側面だけにMoS
i、膜を残存する(サイドウオールスペーサを形成する
)。
しかしながら、前記第1の方法は、積層構造の配線の下
層のMo5i2膜及びアルミニウム合金膜の他に、上層
のM o S i□膜のパターンニングを行う別のマス
ク(レチクルに相当)を使用する工程が増加するので、
DRAMの製造工程数が増大する。
また、前記第1の方法は、積層構造の配線の下層のMo
Si2膜及びアルミニウム合金膜、上層のMoSi2膜
の夫々が別の製造工程でパターンニングされるので、製
造工程でのマスク合せずれが生じる。このため、このマ
スク合せずれに対する余裕寸法を確保するので、この余
裕寸法に相当する分、DRAMの集積度が低下する。
また、前記第2の方法は、積層構造の配線の上層のMo
Si、膜、アルミニウム合金膜の側面に形成されたM 
o S 12膜(サイドウオールスペーサ)の夫々が別
々の製造工程で形成されるので1両者間の接着性が低い
。このため、両者間の界面が剥離し易く、製造プロセス
での歩留りが低下する。
本発明の目的は、アルミニウム配線を有する配線部材に
おいて、前記アルミニウム配線の上面及び側面のヒルロ
ックを防止することが可能な技術を提供することにある
本発明の他の目的は、前記目的を達成すると共に、配線
部材の製造工程数を低減することが可能な技術を提供す
ることにある。
本発明の他の目的は、前記目的を達成すると共に、配線
部材の集積度を向上することが可能な技術を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、前記目的を達成すると共に、配線
部材の製造プロセス上の歩留りを向上することが可能な
技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)下地絶縁膜上にアルミニウム配線を形成する配線
部材の製造方法において、前記下地絶縁膜上に、第1マ
スク形成層、それと異なるエツチング選択比を有する第
2マスク形成層の夫々を順次積層する工程と、この第2
マスク形成層の前記アルミニウム配線の形成領域に第2
開口を形成し、この第2マスク形成層で第2マスクを形
成する工程と、この第2マスクを使用し、この第2開口
から露出する第1マスク形成層を除去して第1開口を形
成し、この第1マスク形成層で第1マスクを形成する工
程と、前記第2マスクを使用し、リフトオフ法で第2開
口で規定された領域内の下地絶縁膜上にアルミニウム配
線を形成する工程と、前記第1マスクを使用し、リフト
オフ法で第1開口で規定された領域内のアルミニウム配
線の上面及び側面に保護膜を形成する工程を備える。こ
の保護膜は、Mo512膜、TiSi2膜、TaSi2
膜、WSix膜等の金属膜又は酸化珪素膜等の絶縁膜で
ある。
(2)前記手段(1)の第1マスクに形成される第1開
口は第2マスクに形成される第2開口に比べて大きく形
成される。
〔作  用〕
上述した手段(1)によれば、(A)前記アルミニウム
配線の上面及び側面に保護膜を形成したので、アルミニ
ウム配線の上面、側面の夫々に発生するアルミニウムヒ
ルロックを防止できる。
(B 、)前記第2マスク形成層の第2開口を形成する
1枚のパターンニングマスク(レチクル)の使用と、2
回のリフトオフ法の使用とで、前記第2開口を形成する
工程以後から保護膜を形成する工程まで別のパターンニ
ングマスクを使用しないので、パターンニングマスクの
形成工程に相当する分、配線部材の製造工程数を低減で
きる。(C)前記第2マスク形成層の第2開口に対して
、前記アルミニウム配線、保護膜の夫々を自己整合で形
成できるので、結果的に前記保護膜はアルミニウム配線
に対して自己整合で形成できる。(D)前記アルミニウ
ム配線の上面、側面の夫々に形成される保護膜を同一製
造工程で形成し一体化したので、アルミニウム配線の上
面の保護膜、側面の保護膜の夫々の剥離を低減できる。
上述した手段(2)によれば、第1マスクの第1開口内
の側面、アルミニウム配線の側面の夫々にスペースを確
保できるので、このアルミニウム配線の側面の保護膜の
形成を容易にかつ確実に行える。
以下、本発明の構成について、アルミニウム配線を有す
る半導体集積回路装置に本発明を適用した実施例ととも
に説明する。
なお、実施例を説明するための企図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。
〔発明の実施例〕
(実施例■) 本発明の実施例■である半導体集積回路装置の構成を第
1図(要部断面図)で示す。
第1図に示すように、半導体集積回路装置は単結晶珪素
からなる半導体基板1で構成される。半導体集積回路装
置はこれに限定されないが例えばDRAMで構成される
前記半導体基板1の主面には、図示しないが、半導体素
子例えばメモリセルを構成するセル選択用MISFET
及び情報蓄積用容量素子、周辺回路を構成するMISF
ET、抵抗素子等が搭載される。
前記半導体基板1上には、パッシベーション膜(下地絶
縁膜)2を介在して積層構造の配置iA3が構成される
。前記パッシベーション膜3は例えば酸化珪素膜を主体
に形成される。
前記積層構造の配線3はMo5iz膜3A、アルミニウ
ム合金膜3B、MoSi2膜3C及びM o S j2
膜3Dの夫々を順次積層した3層配線構造で構成される
。下層のMoSi2膜3Aは、図示しない半導体素子例
えばMI 5FETのソース領域又はドレイン領域であ
る拡散層(半導体領域)に接続され、その珪素原子、ア
ルミニウム合金膜3Bのアルミニウム原子の夫々の相互
拡散を低減し、アロイスパイク現象を防止する、バリア
メタル膜として使用される。この下層のMoSi2膜3
Aは15〜20[nm1程度の膜厚で形成される。中間
層のアルミニウム合金膜3Bは、積層構造の配線3の主
要部分であり、信号伝達速度を速める目的で構成される
。この中間層のアルミニウム合金膜3BはCU或はSi
、又はCu及びSiを添加したアルミニウムで形成され
る。Cuはエレクトロマイグレーション耐圧を向上する
作用を有する。Siは、中間層のアルミニウム合金膜3
Bに前記拡散層から珪素原子が拡散されることを低減し
、アロイスパイク耐圧を向上する作用がある。また、積
層構造の配線3は、中間層に前述の添加物が添加されな
いアルミニウム膜で構成してもよい。中間層のアルミニ
ウム合金膜3Bは例えば500〜1200[nm]程度
の膜厚で形成する。上層のMoSi2膜3Cは中間層の
アルミニウム合金膜3Bの上部表面に発生するアルミニ
ウムヒルロックを低減する(抑制する)目的で構成され
る。上層のMoSi。
膜5Cは20〜60[nm]程度の膜厚で形成する。
側面のMoSi2膜3Dはアルミニウム合金膜3Bの側
面に発生するアルミニウムヒルロックを低減する目的で
構成される。側面のMoSi2膜は20〜60[nm]
程度の膜厚で形成する。
このように構成される積層構造の配線3は下層のMoS
i2膜3A、上層のMO812膜3C1膜面C1側o 
S i□膜3Dの夫々で形成される保護膜で中間層のア
ルミニウム合金膜3Bの実質的にすべての表面が覆われ
る。つまり、この積層構造の配線3は、中間層のアルミ
ニウム合金膜3Bのすべての表面を保護膜(3A、3C
及び3D)で被覆し、アルミニウムヒルロックの発生を
低減できる。
前記積層構造の配線3上にはファイナルパッシベーショ
ン膜4が構成される。ファイナルパッシベーション膜4
は、耐湿性を向上する目的で、酸化珪素膜に比べて耐湿
性が高い、プラズマCVD法で堆積した窒化珪素膜を主
体に構成される。
なお、本実施例は、説明を簡単化するために、積層構造
の配線3の単層である1層配線構造を有するDRAMに
本発明を適用した場合であるが、本発明は、2層、3層
等の複数層の積層構造の配線3を有するDRAMに適用
することもできる。
次に、前述の半導体集積回路装置の製造方法について、
第2図乃至第8図(各製造工程毎に示す要部断面図)を
用いて簡単に説明する。
まず、半導体基板1の主面上にパッシベーション膜2を
形成する。
次に、前記パッシベーション膜2上の全面に積層構造の
配線3を形成する下層のM o S i□膜3Aを堆積
する。下層のMo5iz膜3Aは例えばスパッタ法又は
CVD法で堆積する。
次に、前記下層のMo5j2膜3A上の全面に、異なる
エツチング選択比を有する2層の第1マスク形成層5.
第2マスク形成層6の夫々を順次積層する。第1マスク
形成層5は例えばポリイミド系樹脂膜等の有機膜で形成
する。ポリイミド系樹脂膜は酸素反応性イオンエツチン
グ(02RIE)でパターンニングできる。第2マスク
形成層6は、前記第1マスク形成層5に対してエツチン
グ選択比を有する(○、RIE耐性を有する)例えばS
i含有フォトレジスト膜で形成する。
次に、第2図に示すように、周知のフォトリソグラフィ
技術を使用し、第2マスク形成層6の積層構造の配線3
の形成領域に開口6Aを形成し、この第2マスク形成層
6で第2マスク6を形成する。第2マスク6の開口6A
は、パターンニングマスク(レチクルに相当する)から
第2マスク形成層6にパターンを転写(感光)し、現像
することにより形成される。
次に、第3図に示すように、前記第2マスク6を使用し
、その開口6A内から露出する第1マスク形成層5を除
去して関口5Aを形成し、この第1マスク形成層5で第
1マスク5を形成する。第1マスク5の開口5AはO,
RIEで形成される。
関口5Aの形成に際してはアンダーカット処理が施され
、関口5Aは第2マスク6の開口6Aに比べて開口サイ
ズが大きく形成される。アンダーカット処理は、関口5
Aの内壁と積層構造の配線3のアルミニウム合金膜3B
の側面との間に適切なスペースを確保し、リフトオフを
確実に行うと共に、アルミニウム合金膜3Bの側面に確
実にMoSi2膜3Dを形成する目的で行われる。
次に、第4図及び第5図に示すように、第1回目のりフ
トオフにより、下層のMoSi2膜3A上にアルミニウ
ム合金膜3Bを形成する。つまり、まず、第4図に示す
ように、第2マスク6を使用し、基板全面にアルミニウ
ム合金膜3B及び3bを堆積する。アルミニウム合金膜
3B及び3bはスパッタ法で堆積する。アルミニウム合
金膜3Bは、第2マスク6の開口6Aで規定された領域
内において、下層のM o S lz膜3A上に堆積さ
れる。
アルミニウム合金膜3bは第2マスク6上に堆積される
。次に、第5図に示すように、第2マスク6を選択的に
除去すると共に、この第2マスク6上のアルミニウム合
金膜3bを除去し、アルミニウム合金膜3Bを残存させ
る。第2マスク6はレジスト剥離液により除去される。
次に、第6図及び第7図に示すように、第2回目のりフ
トオフにより、アルミニウム合金膜3Bの上面にMoS
i2膜3C及び側面にMoSi2膜3Dをスパッタ法で
形成する。前述の第1回目のりフトオフと同様に、まず
、第6図に示すように、第1マスク5を使用し、基板全
面にMoSi、膜3C13c及び3Dを同一工程で堆積
する。少なくともMo5i=膜3Cは、後の全面エツチ
ング工程で減少する分を考慮し、下層のMoSi、膜3
Aの膜厚の約2倍又はそれ以上の膜厚で形成される。
前記MoSi2膜3dは、第1マスク5の関口5Aで規
定された領域内において、アルミニウム合金膜3Bの上
面に堆積される。MoSi2膜3Dは、アルミニウム合
金膜3Bの側面に堆積され、M。
S12膜3Cと同一製造工程で形成される膜なのでそれ
と一体化される。MoSi2膜3cは第1マスク5上に
堆積される。次に、第7図に示すように、第1マスク5
を選択的に除去すると共に、この第1マスクS上のMo
Si2膜3cを除去し、MoSi2膜3C及び3Dを残
存させる。第1マスク5は例えばヒドラジンヒトラード
液により除去される。
次に、第8園に示すように、Mo5iz膜3C及び3D
をエツチングマスクとして使用し、下層のMo5i、膜
3Aをパターンニングする。このパターンニングは基板
全面にドライエツチングを施すことにより行う。ドライ
エツチングは例えばF系ドライエツチングガスを使用す
る。この工程が終了した時点で、アルミニウム合金膜3
Bの上面にMo5iz膜3C1膜面C1側Si2膜3D
の夫々が形成された積層構造の配線3が完成する。
次に、前記積層構造の配線3上を含む基板全面にパッシ
ベーション膜4を形成する。
これら一連の製造工程を施すことにより、前記第1図に
示す本実施例の半導体集積回路装置(DRAM)は完成
する。
このように、パッシベーション膜(下地絶縁膜)2上に
アルミニウム合金膜3Bを形成する半導体集積回路装置
の製造方法において、前記パッシベーションM2上に、
第1マスク形成層5、それと異なるエツチング選択比を
有する第2マスク形成層6の夫々を順次積層する工程と
、この第2マスク形成層6の前記アルミニウム合金膜3
Bの形成領域に開口6Aを形成し、この第2マスク形成
層6で第2マスク6を形成する工程と、この第2マスク
6を使用し、この間口6Aから露出する第1マスク形成
層5を除去して関口5Aを形成し、この第1マスク形成
層5で第1マスク5を形成する工程と、前記第2マスク
6を使用し、第1回目のリフトオフで開口6Aで規定さ
れた領域内のパッシベーション膜2上にアルミニウム合
金膜3Bを形成する工程と、前記第1マスク5を使用し
、第2回目のリフトオフで関口5Aで規定された領域内
のアルミニウム合金膜3Bの上面及び側面にMo512
膜(保護膜)3C及び3Dを形成する工程とを備える。
この構成により、(A)前記アルミニウム合金膜3Bの
上面及び側面にMoSi2膜3C及び3Dを形成したの
で、アルミニウム合金膜3Bの上面、側面の夫々に発生
するアルミニウムヒルロックを防止できる。また、(B
)前記第2マスク形成層6の開口6Aを形成する1枚の
パターンニングマスク(レチクル)の使用と、2回のリ
フトオフの使用とで、前記開口6Aを形成する工程以後
から上層及び側面のMoSi2膜(保護膜)3C及び3
Dを形成する工程まで別のパターンニングマスクを使用
しないので、パターンニングマスクの形成工程に相当す
る分、半導体集積回路装置の製造工程数を低減できる。
(C)前記第2マスク形成層6の開口6Aに対して、前
記アルミニウム合金膜3B、上層及び側面のM o S
 l 2膜(保護膜)3C及び3Dの夫々を自己整合で
形成できるので、結果的に前記保護膜はアルミニウム合
金膜3Bに対して自己整合で形成できる。(D)前記ア
ルミニウム合金膜3Bの上面、側面の夫々に形成される
MoSi2膜(保護膜)3C及び3Dを同一製造工程で
形成し一体化したので、アルミニウム合金膜3Bの上面
のMoSi2膜3C1側面のMo5j2膜3Dの夫々の
剥離を低減できる。
また、前記構成の第1マスク5に形成される関口5Aは
第2マスク6に形成される開口6Aに比べて大きく形成
される。この構成により、第1マスク5の開口5A内の
側面、アルミニウム合金膜3Bの側面の夫々にスペース
を確保できるので、このアルミニウム合金膜3Bの側面
のMoSi2膜(保護膜)3Dの形成を容易にかつ確実
に行える。
また、本発明は、前記積層構造の配線3の上層及び側面
の保護膜をT i S i2膜、T a S i2膜、
WSi2膜、TiW膜等のいずれかの金属膜で形成して
もよい。
また、本発明は、前記積層構造の配線3のアルミニウム
合金膜3Bの上層及び側面の保護膜として選択CVD法
で堆積したW膜を使用してもよい。
(実例例■) 本実施例■は、前記実施例Iの積層構造の配線の下層の
MoSi、膜(バリアメタル膜)3Aを廃止した2層の
積層構造の配線に本発明を適用した、本発明の第2実施
例である。
本発明の実施例■である半導体集積回路装置の構成を第
9図(要部断面図)で示す。
本実施例■の半導体集積回路装置は、第9図に示すよう
に、アルミニウム合金膜3B、上層のMo S i、膜
3C及び側面のMoSi2膜3Dで積層構造の配線3を
構成する。つまり、積層構造の配線3は下層のMoSi
2膜(バリアメタル膜)3Aが廃止される。
次に、前記半導体集積回路装置の製造方法について、第
10図乃至第13図(各製造工程毎に示す要部断面図)
を使用して簡単に説明する。
まず、前記実施例Iと実質的に同様に、半導体基板1上
にパッシベーション膜2を介在して第1マスク形成層5
、第2マスク形成層6の夫々を順次積層する。
次に、第10図に示すように、第2マスク形成層6に開
口6Aを形成し、第2マスク6を形成する。
次に、第11図に示すように、第2マスク6を使用し、
第1マスク形成層5に関口5Aを形成し、第1マスク5
を形成する。
次に、第1回目のリフトオフを行い、第12図に示すよ
うに、第2マスク6の開口6Aで規定された領域内にお
いて、パッシベーション膜2上にアルミニウム合金膜3
Bを形成する。
次に、第2回目のりフトオフを行い、第13図に示すよ
うに、アルミニウム合金膜3Bの上面及び側面にMoS
i、膜3C及び3Dを形成する。
これら一連の製造工程を施すことにより、前記第9図に
示す本実施例の半導体集積回路装置(DRAM)は完成
する。
本実施例■によれば、前記実施例Iと実質的に同様の効
果を奏することができる。
(実施例■) 本実施例■は、アルミニウム合金膜のストレスマイグレ
ーションを低減した、本発明の第3実施例である。
本発明の実施例■である半導体集積回路装置の構成を第
14図(要部断面図)で示す。
本発明の実施例■である半導体集積回路装置は、第14
図に示すように、第1層目の配線3及び第2層目の配線
11の2層配線構造で構成される。
第1層目の配線3はパッシベーション膜2に形成された
接続孔2Aを通して半導体基板1の主面部に形成された
拡散層10に接続される。また、第1層目の配線3はパ
ッシベーション膜4に形成された接続孔4Aを通してこ
のパッシベーション膜4上を延在する第2層目の配線1
1に接続される。
第1層目の配線3はアルミニウム合金膜3B及びその実
質的にすべての表面を覆う保護膜3Eで構成される。保
護膜3Eは、アルミニウム合金膜3Bの表面から発生す
るアルミニウムヒルロックを防止し、かつ耐湿性を向上
するために、例えばプラズマCVD法で堆積した酸化珪
素膜(無機絶縁膜)で形成される。第2層目の配線11
は、第1層目配線3と同様に、アルミニウム合金膜11
B及び保護膜11Eで構成される。
第1層目の配線3、第2層目の配線11の夫々の間のパ
ッシベーション膜4は窒化珪素膜に比べて低応力を有す
る例えばポリイミド系樹脂膜で形成する。つまり、ポリ
イミド系樹脂膜は第1層目の配線3のアルミニウム合金
膜3B、第2層目の配線11のアルミニウム合金膜11
Bの夫々のストレスマイグレーションの発生を低減でき
る。このポリイミド系樹脂膜は窒化珪素膜に比べて耐湿
性が低いが、この耐湿性は前述の保護膜3E、IIEの
夫々で向上できる。
このように、半導体集積回路装置において、第1層目の
配線3(又は第2層目の配線11)をアルミニウム合金
膜3B(又は11B)及びその表面を覆う無機系の保護
膜3E(又は11E)で構成し、パッシベーション膜4
(又は12)を有機系で構成する。この構成により、第
1層目の配線3のアルミニウム合金膜3Bのストレスマ
イグレーションの発生を防止できると共に、アルミニウ
ム合金膜3Bの耐湿性を向上できる。
次に、前述の半導体集積回路装置の製造方法について、
第15図乃至第21図(各製造工程毎に示す要部断面図
)を使用して簡単に説明する。
まず、拡散層10が形成された半導体基板1の主面上に
パッシベーション膜2を形成する。
次に、このパッシベーション膜2上の全面に保護膜3E
1、マスク形成層13の夫々を順次積層する。保護膜3
E1は例えばプラズマCVD法で堆積した酸化珪素膜で
形成する。マスク形成層13は塗布及びベーク処理され
たフォトレジスト膜で形成する。
次に、前記マスク形成層13にフォトリソグラフィ技術
でパターンを転写し、現像し、第1層目の配線3の形成
領域に開口13Aを形成し、このマスク形成層13でマ
スク13を形成する。この後、マスク18を使用し、そ
の間口13Aで規定された領域内から露出する保護膜1
3E1、パッシベーション膜2の夫々をエツチングで除
去し、第15図に示すように、パッシベーション膜2に
接続孔2Aを形成する。この接続孔2Aは例えばCF、
系ガスを使用するドライエツチングで形成する。
次に、マスク18を除去し、この後、少なくとも前記接
続孔2Aの内壁の表面上を含む基板全面上に保護膜3E
1と実質的に同一の保護膜3E2を堆積する。そして、
保護膜3E2の全面にその堆積した膜厚に相当する分エ
ツチングを施し、第16図に示すように、接続孔2Aの
内壁に保護膜3E2を残存させる。このエツチングはC
F4系ガスを使用するドライエツチングで行う。
次に、前記実施例Iと同様に、第1マスク形成層5、第
2マスク形成層6の夫々を順次積層する。
そして、第17図に示すように、第2マスク形成層6に
開口6Aを形成し、第2マスク6を形成すると共に、第
1マスク形成層5に関口5Aを形成し、第1マスク5を
形成する。
次に、第1回目のリフトオフを行い、第18図に示すよ
うに、アルミニウム合金膜3Bを形成する。このアルミ
ニウム合金膜3Bは、保護膜3E1及び3E2上に形成
され、接続孔2Aを通して拡散層10に接続される。
次に、第2回目のりフトオフを行い、第19図に示すよ
うに、アルミニウム合金膜3Bの上面に保護膜3E4、
側面に保護膜3E3の夫々を形成する。この保護膜3E
3.3E4の夫々は前記保護膜3E1と実質的に同一の
材料で形成され、保護膜3E3.3E4の夫々は同一層
で形成さする。
また、保護膜3E4は、後工程での全面エツチングで除
去される膜厚を考慮し、例えば保護膜3E1の約2倍或
はそれ以上の膜厚で形成する。
次に、第20図に示すように、前記保護膜3E3及び3
E4をエツチングマスクとして使用し、それらから露出
する保護膜3E1を全面エツチングによV除去する。こ
の全面エツチングは例えばCF4系ガスを使用するドラ
イエツチングで行う。
全面エツチングが終了すると、同第20図に示すように
、アルミニウム合金膜3B及びその実質的にすべての表
面を覆う保護膜3Eからなる第1層目の配線3が完成す
る。
次に、第21図に示すように、前記第1層目の配4!3
上を含む基板全面にパッシベーション膜4を形成する。
パッシベーション膜4は、前述のように、塗布法により
塗布されたポリイミド系樹脂膜で形成する。
次に、前記接続孔2A、第1層目の配線3、パッシベー
ション膜4の夫々と実質的に同様の方法により、接続孔
4A、第2層目の配線11、パッシベーション膜12の
夫々を形成する。
これら一連の製造工程を施すことにより、本実施例の半
導体集積回路装置は完成する。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に
基き具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは勿論である。
例えば、本発明は、半導体集積回路装置に限定されず、
アルミニウム配線を有するプリント配線基板等に適用で
きる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
アルミニウム配線を有する配線部材において、前記アル
ミニウム配線の上面及び側面のヒルロックを防止するこ
とができる。
前記効果の他に、配線部材の製造工程数を低減すること
ができる。
前記効果の他に、配線部材の集積度を向上することがで
きる。
前記効果の他に、配線部材の製造プロセス上の歩留りを
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例Iである半導体集積回路装置
の構成を示す要部断面図、 第2図乃至第8図は、前記半導体集積回路装置を各製造
工程毎に示す要部断面図、 第9図は1本発明の実施例■である半導体集積回路装置
の構成を示す要部断面図、 第10図乃至第13図は、前記半導体集積回路装置を各
製造工程毎に示す要部断面図、第14図は、本発明の実
施例■である半導体集積回路装置の構成を示す要部断面
図、 第15図乃至第21図は、前記半導体累積回路装置に各
製造工程毎に示す要部断面図である。 図中、1・・・半導体基板、2,4.12・・・パッシ
ベーション膜、3.LL−配線、3A、3C,3D−M
oSi2 膜、 3B・・・アルミニウム合金膜、 3E・・・ 保護膜、 5゜ 6・・・マスク、 5A。 6A・・・開口であ る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下地絶縁膜上にアルミニウム配線を形成する配線部
    材の製造方法において、前記下地絶縁膜上に、第1マス
    ク形成層、それと異なるエッチング選択比を有する第2
    マスク形成層の夫々を順次積層する工程と、この第2マ
    スク形成層の前記アルミニウム配線の形成領域に第2開
    口を形成し、この第2マスク形成層で第2マスクを形成
    する工程と、この第2マスクを使用し、この第2開口か
    ら露出する第1マスク形成層を除去して第1開口を形成
    し、この第1マスク形成層で第1マスクを形成する工程
    と、前記第2マスクを使用し、リフトオフ法で第2開口
    で規定された領域内の下地絶縁膜上にアルミニウム配線
    を形成する工程と、前記第1マスクを使用し、リフトオ
    フ法で第1開口で規定された領域内のアルミニウム配線
    の上面及び側面に保護膜を形成する工程とを備えたこと
    を特徴とする配線部材の製造方法。 2、前記保護膜は、MoSi_2膜、TiSi_2膜、
    TaSi_2膜、WSi_2膜等の金属膜、又は酸化珪
    素膜等の絶縁膜であることを特徴とする請求項1に記載
    の配線部材の製造方法。 3、前記第1マスクに形成される第1開口は第2マスク
    に形成される第2開口に比べて大きく形成されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線部材の製
    造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007165860A (ja) * 2005-11-17 2007-06-28 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及びその作製方法
US8344379B2 (en) 2005-11-17 2013-01-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and manufacturing method of the same
US10249764B2 (en) 2012-02-09 2019-04-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, display device including semiconductor device, electronic device including semiconductor device, and method for manufacturing semiconductor device
US10263114B2 (en) 2016-03-04 2019-04-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, method for manufacturing the same, or display device including the same

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