JPH042699B2 - - Google Patents

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JPH042699B2
JPH042699B2 JP60263089A JP26308985A JPH042699B2 JP H042699 B2 JPH042699 B2 JP H042699B2 JP 60263089 A JP60263089 A JP 60263089A JP 26308985 A JP26308985 A JP 26308985A JP H042699 B2 JPH042699 B2 JP H042699B2
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pressure
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明はジエツトルームの噴射ノズルにおける
流体噴射のタイミングを適正に設定するための方
法に関するものである。
(従来の技術) 高速織機であるジエツトルームにおいては、経
糸開口内へ緯糸を射出する緯入れ用メインノズル
あるいは経糸開口内へ射出された緯糸の飛走を助
勢する複数の補助ノズルにおける流体噴射の適正
な制御が重要である。この制御は流体供給限から
前記各ノズルに至る流体通路を開閉するバブルの
開閉タイミングを調整することにより行われ、同
開閉ダイミング調整は噴射ノズルにおける噴射圧
を確認しながら行われている。例えば、実開昭55
−87372号公報に開示されるように、圧力計に接
続されたチユーブを補助ノズルの噴射口に密閉接
合し、予め設定された機台回転角度において前記
圧力計に指示される圧力値が立ち上がり状態から
ピークとなるようにバルブの開放タイミング調整
が行われる。しかしながら、圧力計に接続された
チユーブが噴射口を密閉してしまうことから、バ
ルブの開放量の如何に関わらず補助ノズル内の流
体圧が短時間で最大となつてしまい、圧力計のピ
ーク指示値に基づくバルブの開放タイミング調整
は極めて難しい。
前記開閉タイミング設定方法に代わり、オシロ
スコープ上に取り出した補助ノズルにおける噴射
圧曲線と、ストロボスコープにより検出した所定
位置における飛走緯糸の先端の到達時期とにより
バルブの開閉タイミングを設定する方法がある。
すなわち、まずバルブの開閉時期を適宜設定し、
この設定のもとにオシロスコープ上に噴射圧曲線
を取り出す。続いてストロボスコープにより所定
位置における飛走緯糸の先端の到達時期を計り、
同到達時期と本来の到達時期との差に基づいてオ
シロスコープで確認しつつバルブの開閉時期を調
整する。そして、実際の到達時期と本来の到達時
期とが一致するまでこの調整作業を行う。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この開閉タイミング設定方法ではオ
シロスコープ上に噴射圧曲線が表示されるとはい
え、その噴射圧曲線は適宜に設定されたバルブ開
閉時期に基づいて設定表示されるものであり、ノ
ズルにおける実際上の噴射圧の立ち上がり及び立
ち下がり特性の緯糸に対する影響が不明であるた
め、結果的には噴射開始時期及び噴射停止時期を
オシロスコープにて確認しつつバルブの開閉タイ
ミングを調整する程度に止まらざるを得ない。す
なわち、噴射圧の立ち上がり及び立ち下がり特性
は管路の長さ、1つのバルブにより複数単位で噴
射を制御される補助ノズルの本数の相違あるいは
流体圧変更に左右されるものであり、それに故に
緯糸の飛走を助勢する上で適正な開閉タイミング
設定を行うことが困難である。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本発明では、予め設定された流体の噴射
タイミングに基づいて流体供給回路に設けられた
バルブ機構を開閉し、噴射ノズルから流体を噴射
し、緯入れを行うジエツトルームにおいて、流体
噴射圧の最大値を検出し、その最大値に予め設定
された1未満の正値を掛けて積値を算出し、前記
流体噴射圧の曲線上の前記積値の位置に対応する
機台回転角度位置を予め設定された機台回転角度
位置に一致するように前記バルブ機構の開閉時期
を補正するようにした。
(作用) すなわち、有効な噴射圧を考慮して予め設定さ
れている1未満の正値を実際に検出された流体噴
射圧の最大値に掛けると、当該流体噴射圧の曲線
上に位置する積値が算出される。そして、その積
値の位置に対応する機台回転角度位置を予め設定
された機台回転角度位置に一致するようにバルブ
機構の開閉時期を補正すると、噴射ノズルにおけ
る噴射タイミングが最適に設定される。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基
づいて説明する。
第1図に示すように、本実施例では変形筬1を
使用したジエツトルームを対象としており、変形
筬1を立設支持するスレイ2の前面には複数の補
助ノズル3,4が装着されている。スレイ2の下
方にはエアタンク5が配設されており、複数本
(図示の場合には3本)の補助ノズルを1群とす
る各ノズル群3A,4Aとエアタンク5との間に
は電磁バルブ機構6,7が介在されている。電磁
バルブ機構6,7の出力ポートには分配管6a,
7aが取り付けられており、補助ノズル3,4が
ノズル群3A,4A単位で各分配管6a,7aに
接続されている。各分配管6a,7aには例えば
半導体圧力センサあるいは歪計を用いた圧力セン
サを嵌入した圧力検出ポート8が設けられてお
り、同ポート8にケーブルを接続することにより
補助ノズル3,4における噴射圧を電気的信号値
として取り出すことができるようになつている。
エアタンク5の側方には別のエアタンウ9が配
置されており、同タンク9内の圧縮流体が電磁バ
ルブ機構10を介してスレイ2と同期して揺動さ
れる緯入れ用メインノズル11ね供給される。緯
入れ用メインノズル11における流体噴射により
緯糸Yが変形筬1の前面に形成された緯糸案内通
路1a内へ射出緯入れされ、同案内通路1a内の
緯糸Yの飛走が補助ノズル3,4からの流体噴射
により助勢される。電磁バルブ機構10の出力ポ
ートには接続管10aが取り付けられており、同
接続管10aには前記と同様の圧力検出ポート1
2が設けられている。
さて、本実施例における噴射ノズル3,4,1
1の噴射タイミングがどのように設定されるかを
ノズル群3Aの場合について以下に述べると、織
機の通常運転中においてノズル群3Aにおける噴
射圧が圧力検出ポート8から電気的信号として取
り出され、この信号が第1図に示す増幅器13に
て増幅されるとともに、この増幅された信号がA
−D変換器14にてデジタル信号に変換される。
同デジタル信号はマイクロコンピユータ15に入
力され、記憶される。マイクロコンピユータ15
は前記デジタル信号から最大圧力値Pを読み取
り、予め設定された1未満の正値αを掛けた積値
αpを算出する。なお、最大圧力値Pは1データ
あるいは多数のデータの平均値で求めることがで
きる。そして、マイクロコンピユータ15は、機
台回転角度検出器16から機台1回転毎に入力さ
れる原点信号Sを基準としてデジタル信号として
記憶した噴射圧曲線C上の値αPの機台回転角度
位置を算出する。すなわち、第2図に示すよう
に、噴射圧曲線Cと積値αPを表す直線Lとの交
差点A,Bを原点信号Sからの角度距離θ1,θ
2とし読み取るのである。このようにして算出さ
れた機台回転角度位置θ1,θ2は予め設定され
た機台回転角度位置A1,A2とを比較され、一
致しない場合には電磁バルブ機構6,7,10の
開閉タイミングを制御するバルブコントローラ1
7にマイクロコンピユータ15から補正指令が送
られる。なお、バルブコントローラ17は機台制
御部18からの指令に基づいて電磁バルブ機構
6,7,10に開閉指令を送るようになつてお
り、機台制御部18は通常運転時にのみ作動指令
を送る。前記補正指令に基づいて電磁バルブ機構
6における開閉時期が修正され、修正後の開閉に
よる噴射圧曲線がマイクロコンピユータ15に入
力される。マイクロコンピユータ15はこの噴射
圧曲線に基づいて前記と同様の演算及び比較を行
い、ノズル群3Aにおける噴射タイミングが制御
される。
前記1未満の正値αはバルブ機構の特性、流体
圧等により変化するものであつて実験に基づいて
予め決定され、飛走緯糸Yに作用する有効な噴射
圧と最大噴射圧Pとの関係から設定される。すな
わち、積値αPは飛走緯糸Yに対する有効な噴射
圧の下限付近と対応するものであり、αは電磁バ
ルブ機構における噴射タイミングの有力な指標と
なる。従つて、αを基礎とする前述した噴射タイ
ミング設定方法によれば、最大噴射圧Pとの関係
のもとに1未満の正値αを適正に設定することに
より飛走緯糸Yに対する噴射流体の適正な作用が
得られ、緯糸Yの緯入れが良好に行われる。
マイクロコンピユータ15において得られる積
値αP、機台回転角度位置θ1,θ2及び両角度
位置の差θ2−θ1は第1図に示す表示器19に
刻々表示され、ノズル群3における噴射状況を常
時把握することができる。表示器19はα、機台
回転角度位置A1,A2をマイクロコンピユータ
15へ入力設定する設定器でもある。
本発明はもちろん前記実施例にのみ限定される
ものではなく、噴射ノズル3,4,11への流体
供給をメカニカルなバルブ機構により制御する構
成に本発明を適用することもできる。この場合の
噴射タイミング調整は前記表示器19により噴射
状況を確認しつつ手動で行われるが、緯糸に対す
る作用結果がすでに把握されている実際に有効な
噴射圧と直接的に関係する前記積値αPの噴射タ
イミングに基づいて最適の噴射タイミングを容易
に設定することができる。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の噴射ノズルにお
ける流体を噴射するノズルから実際に検出された
噴射圧の最大値と有効の噴射圧を考慮して予め設
定された1未満の正値とから算出される積値に基
づき実際に有効な噴射圧に対応する機台回転角度
位置が割り出されるので、噴射タイミング設定方
法によれば噴射ノズルにおける実際に有効な噴射
タイミングを把握することができ、実際に有効な
噴射タイミングを予め設定した流体噴射タイミン
グに修正して当該噴射ノズルにおける最適タイミ
ングでの適正な噴射状態を設定することができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具体化した一実施例を示す略
体斜視図、第2図は噴射タイミング設定方法を説
明するグラフである。 噴射ノズル……3,4,11、電磁バルブ機構
……6,7,10、1未満の正値……α、最大噴
射圧……P、機台回転角度位置……A1,A2。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予め設定された流体の噴射タイミングに基づ
    いて流体供給回路に設けられたバルブ機構を開閉
    し、噴射ノズルから流体を噴射し、緯入れを行う
    ジエツトルームにおいて、流体噴射圧の最大値を
    検出し、その最大値に予め設定された1未満の正
    値を掛けて積値を算出し、前記流体噴射圧の曲線
    上の前記積値の位置に対応する機台回転角度位置
    を予め設定された機台回転角度位置に一致するよ
    うに前記バルブ機構の開閉時期を補正するジエツ
    トルームにおける流体の噴射タイミング設定方
    法。
JP26308985A 1985-11-22 1985-11-22 ジェットル−ムにおける流体の噴射タイミング設定方法 Granted JPS62125048A (ja)

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JPS62125048A JPS62125048A (ja) 1987-06-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60224837A (ja) * 1984-04-18 1985-11-09 津田駒工業株式会社 電磁バルブの動作異常検出方法

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