JPH04269804A - 着色磁性粉体およびその製造方法  - Google Patents

着色磁性粉体およびその製造方法 

Info

Publication number
JPH04269804A
JPH04269804A JP3030905A JP3090591A JPH04269804A JP H04269804 A JPH04269804 A JP H04269804A JP 3030905 A JP3030905 A JP 3030905A JP 3090591 A JP3090591 A JP 3090591A JP H04269804 A JPH04269804 A JP H04269804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic powder
colored
magnetic
slurry
inorganic pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3030905A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Shinko
貴史 新子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Mining Co Ltd filed Critical Nittetsu Mining Co Ltd
Priority to JP3030905A priority Critical patent/JPH04269804A/ja
Publication of JPH04269804A publication Critical patent/JPH04269804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性カラートナー、磁
性カラーインク等の有色磁性材料の原料として使用する
ための着色磁性粉体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁性トナー、磁性インク等の磁性材料に
使用する磁性粉体としては、金属鉄、金属コバルト、金
属ニッケルなどの磁性金属粉体、あるいはフェライト、
酸化クロムなどの磁性酸化物粉体が用いられている。
【0003】例えば磁性トナーを得るには、これらの磁
性粉体に添加剤を加え、樹脂に練り込んだものを固結し
て粉砕・分級するか、あるいは溶剤に溶解・混合して噴
霧乾燥することにより磁性トナーとしているが、こうし
て得られた磁性トナーは黒色磁性トナーであって、鮮や
かな色彩を示すいわゆる磁性カラートナーとするには無
理があり、従ってその原料となる着色磁性粉体もまだ得
られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これは上記磁性材料に
使用した磁性粉体、即ち磁性金属粉体や磁性酸化物粉体
が、一般に灰色ないし黒色、もしくは黒褐色であるため
で、たとえこれらの磁性粉体に染料を加えて着色し、樹
脂に練り込んだところで磁性粉体自身の色が完全に隠蔽
されることがなく、また染料による着色被膜を通して磁
性粉体自身の色が現れるため、黒色以外のカラートナー
とした場合にはその色を鈍色にして鮮やかな色彩が得ら
れないからである。これは磁性インク等の場合にあって
も同様である。
【0005】そしてこれらの磁性粉体の形状は、球状で
あることが望ましいが、現実には必ずしも球状ではなく
不定形の磁性粉体である場合が多い。
【0006】そこで磁性カラートナー、磁性カラーイン
ク等の有色磁性材料の原料として使用できる磁性粉体で
あるためには、明るい白色ないし所望の色彩をもったも
のであることが要求され、その形状は球状であることが
望ましい。
【0007】本発明は、磁性カラートナー、磁性カラー
インク等の有色磁性材料の原料として使用するための磁
性粉体それ自体が、明るい白色ないし所望の色に着色さ
れた磁性粉体であって、さらにその形状が球状もしくは
亜球状である着色磁性粉体およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は次の着色磁性
粉体およびその製造方法により達成される。
【0009】請求項1の発明は、表面が無機顔料の被覆
層で覆われた磁性粉体からなる着色磁性粉体であって、
前記被覆層の外面の覆いと空隙充填が表面処理剤と樹脂
からなる混合物によりなされている着色磁性粉体である
【0010】請求項2の発明は、表面が無機顔料の被覆
層で覆われた磁性粉体からなる着色磁性粉体であって、
前記被覆層の外面の覆いと空隙充填が表面処理剤と樹脂
および有機染料からなる混合物によりなされている着色
磁性粉体である。
【0011】請求項3の発明は、磁性粉体、無機顔料、
有機溶媒、表面処理剤、および樹脂を混合してスラリー
化し、このスラリーを噴霧乾燥する着色磁性粉体の製造
方法である。
【0012】請求項4の発明は、磁性粉体、無機顔料、
有機溶媒、表面処理剤、有機染料、および樹脂を混合し
てスラリー化し、このスラリーを噴霧乾燥する着色磁性
粉体の製造方法である。
【0013】
【作用】前述のように磁性トナー、磁性インク等の磁性
材料の原料として使用する磁性粉体は、一般に灰色ない
し黒色、もしくは黒褐色であるため、これを磁性カラー
トナー、磁性カラーインク等の有色磁性材料の原料とし
て使用できる着色磁性粉体とするためには、この表面を
白色ないし所望の色をもつ物質で完全に隠蔽・着色する
ことが必要である。
【0014】それは磁性粉体の表面を白色もしくは所望
の色をもった無機顔料の被覆層(コーティング層)で覆
うこと、さらにバインダーでコーティング層の空隙部の
充填とその外面を覆うとともにコーティング層を固定す
ることにより達成される。そしてこのバインダーとして
は表面処理剤と樹脂(必要により有機染料を含む)をそ
れぞれ有機溶媒に溶解して使用する。
【0015】次に着色磁性粉体の製造方法の一例を図1
のフローチャートに基づいて詳細に説明するが、本発明
の着色磁性粉体の製造方法はこのフローチャートの例に
限定されるものではない。
【0016】磁性粉体と無機顔料に有機溶媒を加え、さ
らに表面処理剤を加えて充分に混合し、磁性粉体と無機
顔料が有機溶媒中に均一に分散したスラリーとする。こ
のスラリーに、あらかじめ樹脂(必要により有機染料を
含む)を有機溶媒に溶解しておいたものを加えてさらに
混合し、白色ないし所望の色に着色されたスラリーを得
る。この混合にはアトライターやポットミルなどの混合
機が使用できる。また図1のフローチャートによらず、
磁性粉体などの原料を同時もしくは順次加えて混合し、
着色スラリーとすることも可能である。
【0017】この着色スラリーを攪拌しながらスプレイ
ドライヤのような噴霧乾燥装置を使用して噴霧・乾燥す
ると、噴霧された微小スラリーがその表面張力により球
形を保った状態で乾燥するため、球状もしくは亜球状の
着色磁性粉体が得られる。
【0018】この着色磁性粉体の粒径は、0.02〜2
0μm程度であることが好ましい。なぜなら現在用いら
れている磁性カラートナーの粒径は5〜20μmである
から、この着色磁性粉体に樹脂や染料をさらに添加して
直接カプセルトナーを製造するにしても、着色磁性粉体
の粒径を20μm以下に抑える必要があり、逆に小さす
ぎるものは磁化が小さくて磁性カラートナーとして使用
できないものとなるためである。
【0019】そこで必要によっては、さらにこの着色磁
性粉体を分級して粒度分布を調整し、粒度分布範囲のき
わめて狭い着色磁性粉体とする。こうして得られた粒度
分布範囲の狭い着色磁性粉体は、磁性カラートナーの製
造において、製品トナーの粒径制御を容易にするなど、
磁性カラートナーの原料として非常に優れたものである
。そしてこの分級には市販の微粉分級機、例えば日鉄鉱
業株式会社製のエルボージェットなどが好適に使用でき
る。
【0020】こうして得られた着色磁性粉体は、磁性粉
体の表面が無機顔料のコーティング層で覆われており、
表面処理剤と樹脂(有機染料を使用した場合は有機染料
を含む)からなる混合物のバインダーによってコーティ
ング層の空隙充填とその外側の被覆がなされたものであ
る。また明るい白色ないし鮮やかな色彩を示しており、
その形状が球状もしくは亜球状であって、磁性カラート
ナーや磁性カラーインク等の有色磁性材料の原料として
最適な着色磁性粉体である。
【0021】本発明に使用する原料について、さらに詳
しく説明する。
【0022】磁性粉体には、金属鉄、金属コバルト、金
属ニッケルなどの磁性金属粉体、あるいはマグネタイト
、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、
Co−Zn系フェライト、酸化クロムなどの磁性金属酸
化物が使用できる。
【0023】無機顔料は、磁性粉体1の表面に被覆層を
形成してその表面を覆い、磁性粉体1自身の色を隠蔽・
着色するために使用する。それには図2に示すように粒
径の小さい無機顔料の粒子2が緻密に磁性粉体1の表面
を覆っているものがよく、図3に示すようなものは無機
顔料粒子4の隙間が大きいために隠蔽効果が少なく、さ
らに磁性粉体3に比べて無機顔料4の重量比が多くなっ
て粒子全体の磁化を小さくするのでよくない。従って無
機顔料の粒径は0.001〜4μm程度であって、隠蔽
効果のうえから屈折率の大きいものがよく、さらに前述
の図2に示すようなものとするためには、磁性粉体と無
機顔料の粒径の比が5以上であることが好ましいが、粒
径が0.001μmより小さいと隠蔽効果が小さくて多
量に必要となり、結果として磁化が小さくなるので好ま
しくない。
【0024】この無機顔料としては、酸化亜鉛、酸化ア
ルミニウム、酸化チタン等の白色酸化物粉体や炭酸カル
シウムなどの白色炭酸塩粉体を用いることができ、その
ほか黄色のチタン−ニッケル−アンチモン系の酸化物で
あるタイペーク顔料や、青色のコバルト−マグネシウム
−アルミニウム系の酸化物であるコバルトブルーを用い
ることもできる。無機顔料の量は、磁性粉体の量の1〜
9倍程度が適当である。無機顔料の量が少なすぎると隠
蔽効果が小さくなり、逆に多すぎると磁化が小さくなっ
て着色磁性粉体としての用をなさなくなるためである。
【0025】磁性粉体と無機顔料を均一に混合し、無機
顔料を磁性粉体にコーティングし、さらに必要により有
機染料を用いて染色するために有機溶媒を用いる。この
有機溶媒としては、ベンゼン、シクロヘキサン、トルエ
ン、キシレンのような非極性溶媒や、メタノール、エタ
ノール、ブタノール、プロパノール等のアルコールある
いはアセトンなどの極性溶媒を用いることができる。色
および染料の溶解度(有機染料を用いた場合)などの点
からベンゼンあるいはメタノールの使用が好ましい。
【0026】有機溶媒の使用量は、磁性粉体と無機顔料
を併せた重量、すなわち固形物重量に対して0.6〜1
0倍程度が適当である。量が少ないと粉体粒子間を充填
する液量が不足し、混合の際にスラリー状態を維持でき
ず、多すぎれば消費量が多くなって経済的でなく、乾燥
にも時間がかかって不都合である。
【0027】ベンゼンなど非極性溶媒を使用する場合は
、固形物の表面の親水基を表面処理剤で置換してベンゼ
ンに対する分散を良くする必要がある。また、溶媒の極
性の有無にかかわらず表面処理剤には無機顔料、樹脂、
染料相互の混和性を良くし、粒子間の充填やバインダー
としての働きがあり、粒子表面を疎水性にしてさらに隠
蔽効果を増す働きもある。
【0028】この表面処理剤としてチタンやシリコンの
アルコキシドが使用でき、具体的にはチタンのアルコキ
シドとしてイソプロポキシド、メトキシド、エトキシド
などのアルコキシチタン化合物が、シリコンのアルコキ
シドとしてメトキシドなどがあげられる。表面処理剤の
使用量は、固形物の重量に対して0.001〜50倍程
度が適当である。量が少ないと粒子表面の被膜が充分に
できず表面処理が不完全となり、多すぎれば表面処理剤
の反応残留物(酸化物として残る)重量が大きくなり好
ましくない。
【0029】固形物粒子や染料を固定し被覆するための
バインダーとし樹脂が用いられる。これには固形物粒子
との親和性が良く、有機溶媒に対して高い溶解度をもっ
たメチルメタクリレート系、エチルメタクリレート系、
ブチルメタクリレート系、シアノアクリレート系などの
アクリル樹脂やそれらの混合物、あるいはスチレンなど
の無色透明の樹脂が好ましい。
【0030】樹脂の使用量は、固形物重量に対して0.
01〜2倍程度が適当である。これが不足すると接着効
果が少なくなり磁性粉体と無機顔料が一体化せず、多す
ぎると磁化を小さくしたり、粒子と粒子が接着して単粒
子とならずに塊状になるなどの不都合が生ずる。
【0031】無機顔料により白色ないし所望の色に着色
された着色磁性粉体は、必要に応じてさらに有機染料に
より染色し、所望の色の着色磁性粉体とする。この有機
染料は前記有機溶媒によく解けるものを使用する。ベン
ゼンなどの非極性溶媒にあっては、オイルイエローG、
オイルイエロー3G、オイルイエロー#101、オイル
オレンジ、ソルベントオレンジ40、ソルベントイエロ
ー21、ソルベントイエロー151などの黄色染料、オ
イルブルーIIN、オイルブルーBO、オイルブルーB
、オイルブルー#603などの青色染料や、オイルレッ
ド、オイルスカーレット、オイルピンク、ソルベントレ
ッド113、ソルベントレッド118、ソルベントレッ
ド218などの赤色染料がそれぞれ使用できる。極性溶
媒のうち、とくにメタノールを使用する場合には、メタ
ノールシリアスレッド、オイルピンク、メタノールシリ
アスイエロー、オイルイエロー#101、メタノールシ
リアスブルー、オイルブルー#603、メタノールシリ
アススカーレットなどが好ましい。またアセトンやブタ
ノールには、オイルイエロー#101、オイルピンク、
オイルブルー#603などが使用できる。
【0032】上記以外の中間色を作る場合には、これら
の染料を適宜混合して調色するか、あるいは市販の中間
色有機染料を使用する。
【0033】有機染料の使用量は、無機顔料と有機染料
の組合せや所望の色相にもよるが、固形物重量の1〜3
0%、好ましくは2〜20%が適当である。
【0034】
【実施例】以下、本発明の製造方法を実施例および比較
例をあげてさらに具体的に説明するが、各実施例および
比較例はいずれも容量8リットルのポットミルを使用し
て混合し、媒体として直径3mmのジルコニアビーズ1
.3kgを使用した。また各実施例および比較例に共通
する原料は、磁性粉体として平均粒径1.3μmのカル
ボニル鉄粉を、無機顔料として比較例3を除き平均粒径
0.2μmの酸化チタンを、表面処理剤としてオルトチ
タン酸イソプロピルを、樹脂としてメタクリレートをそ
れぞれ使用した。
【0035】図1のフローチャートに従ってポットミル
に磁性粉体、無機顔料、所要量のほぼ半量の有機溶媒と
表面処理剤を入れ、5〜8時間混合して充分に分散した
スラリーとした。なお、図1の有機染料は実施例1では
用いず、また分級作業は必要に応じて行えばよい。
【0036】このスラリーに、残り半量の有機溶媒に樹
脂と実施例1を除き有機染料を溶解したものを加えてさ
らに1時間混合し、完全に分散した着色スラリーとした
【0037】この着色スラリーを攪拌しながらスプレイ
ドライヤを使用して、窒素雰囲気中に50〜100℃で
噴霧・乾燥し、それぞれの着色磁性粉体を得た。
【0038】実施例1 カルボニル鉄粉400g、酸化チタン1600g、ベン
ゼン2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル20
0gを混合し、ベンゼン2000gにメチルメタクリレ
ート50gを溶解したものを加えてさらに混合し、この
着色スラリーを噴霧・乾燥して着色磁性粉体Aを得た。
【0039】実施例2 カルボニル鉄粉400g、酸化チタン1600g、ベン
ゼン2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル20
0gを混合し、ベンゼン2000gにオイルレンジ20
0gとメチルメタクリレート50gを溶解したものを加
えてさらに混合し、この着色スラリーを噴霧・乾燥して
着色磁性粉体B−1を得た。
【0040】比較例1 カルボニル鉄粉1050g、酸化チタン950g、ベン
ゼン2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル20
0gを混合し、ベンゼン2000gにオイルオレンジ2
00gとメチルメタクリレート50gを溶解したものを
加えてさらに混合し、この着色スラリーを噴霧・乾燥し
て着色磁性粉体B−2を得た。
【0041】比較例2 カルボニル鉄粉190g、酸化チタン1810g、ベン
ゼン2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル20
0gを混合し、ベンゼン2000gにオイルオレンジ2
00gとメチルメタクリレート50gを溶解したものを
加えてさらに混合し、この着色スラリーを噴霧・乾燥し
て着色磁性粉体B−3を得た。
【0042】比較例3 カルボニル鉄粉400g、酸化チタン(本比較例のみ粒
径1.1μmのもの)1600g、ベンゼン2000g
およびオルトチタン酸イソプロピル200gを混合し、
ベンゼン2000gにオイルオレンジ200gメチルメ
タクリレート50gを溶解したものを加えてさらに混合
し、この着色スラリーを噴霧・乾燥して着色磁性粉体B
−4を得た。
【0043】実施例3 カルボニル鉄粉500g、酸化チタン1500g、ベン
ゼン2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル20
0gを混合し、ベンゼン2000gにオイルオレンジ2
60gとメチルメタクリレート50gを溶解したものを
加えてさらに混合し、この着色スラリーを噴霧・乾燥し
て着色磁性粉体Cを得た。
【0044】実施例4 カルボニル鉄粉500g、酸化チタン1500g、ベン
ゼン2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル20
0gを混合し、ベンゼン2000gにオイルピン160
gとメチルメタクリレート50gを溶解したものを加え
てさらに混合し、この着色スラリーを噴霧・乾燥して着
色磁性粉体Dを得た。
【0045】実施例5 カルボニル鉄粉500g、酸化チタン1500g、ベン
ゼン2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル20
0gを混合し、ベンゼン2000gにオイルブルー15
5gとメチルメタクリレート50gを溶解したものを加
えてさらに混合し、この着色スラリーを噴霧・乾燥して
着色磁性粉体Eを得た。
【0046】実施例6 カルボニル鉄粉500g、酸化チタン1500g、メタ
ノール2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル2
00gを混合し、メタノール2000gにメタノールシ
リアスイエロー155gとメチルメタクリレート50g
を溶解したものを加えてさらに混合し、この着色スラリ
ーを噴霧・乾燥して着色磁性粉体Fを得た。
【0047】実施例7 カルボニル鉄粉500g、酸化チタン1500g、メタ
ノール2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル2
00gを混合し、メタノール2000gにメタノールシ
リアスレッド140gとメチルメタクリレート50gを
溶解したものを加えてさらに混合し、この着色スラリー
を噴霧・乾燥して着色磁性粉体Gを得た。
【0048】実施例8 カルボニル鉄粉500g、酸化チタン1500g、メタ
ノール2000gおよびオルトチタン酸イソプロピル2
00gを混合し、メタノール2000gにメタノールシ
リアスブルー160gとメチルメタクリレート50gを
溶解したものを加えてさらに混合し、この着色スラリー
を噴霧・乾燥して着色磁性粉体Hを得た。上記の各実施
例および比較例で得た着色磁性粉体A〜Hの性状、色、
磁化などを表1に示す。なお参考として原料に使用した
磁性粉体(カルボニル鉄粉)の性状なども併記した。
【0049】
【0050】表1において、色はCIELAB標準表色
系、磁化の単位はemu/g(室温・10kOe)、粒
径の単位はμmである。
【0051】表1から磁性粉体と無機顔料の重量比が不
適当なもの(比較例1、2)や、粒径の比が不適当なも
の(比較例3)は着色磁性粉体として好ましくないこと
が分る。
【0052】
【発明の効果】本発明の着色磁性粉体は、明るい白色も
しくは所望の鮮やかな色彩をもった球状もしくは亜球状
の着色磁性粉体であり、磁性カラートナーや磁性カラー
インク等の着色磁性材料の原料として最適なものである
。また本発明の方法によれば、高品質の着色磁性粉体が
容易に得られるので、その工業的価値は大なるものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート、
【図
2】粒径が適正な場合の着色磁性粉体を構成する磁性粉
体と無機顔料の配置を示す模式図。
【図3】粒径が不適正な場合の図2と同様な模式図。
【符号の説明】
1、3・・・磁性粉体の粒子 2、4・・・無機顔料の粒子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  表面が無機顔料の被覆層で覆われた磁
    性粉体からなる着色磁性粉体であって、前記被覆層の外
    面の覆いと空隙充填が表面処理剤と樹脂からなる混合物
    によりなされていることを特徴とする着色磁性粉体。
  2. 【請求項2】  表面が無機顔料の被覆層で覆われた磁
    性粉体からなる着色磁性粉体であって、前記被覆層の外
    面の覆いと空隙充填が表面処理剤と樹脂および有機染料
    からなる混合物によりなされていることを特徴とする着
    色磁性粉体。
  3. 【請求項3】  磁性粉体、無機顔料、有機溶媒、表面
    処理剤、および樹脂を混合してスラリー化し、このスラ
    リーを噴霧乾燥することを特徴とする着色磁性粉体の製
    造方法。
  4. 【請求項4】  磁性粉体、無機顔料、有機溶媒、表面
    処理剤、有機染料、および樹脂を混合してスラリー化し
    、このスラリーを噴霧乾燥することを特徴とする着色磁
    性粉体の製造方法。
JP3030905A 1991-02-26 1991-02-26 着色磁性粉体およびその製造方法  Pending JPH04269804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3030905A JPH04269804A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 着色磁性粉体およびその製造方法 

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3030905A JPH04269804A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 着色磁性粉体およびその製造方法 

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04269804A true JPH04269804A (ja) 1992-09-25

Family

ID=12316740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3030905A Pending JPH04269804A (ja) 1991-02-26 1991-02-26 着色磁性粉体およびその製造方法 

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04269804A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2278114A (en) * 1993-05-20 1994-11-23 Ecc Int Ltd Pigmenting fillers for polymeric compositions
WO1996028269A1 (fr) * 1995-03-14 1996-09-19 Nittetsu Mining Co., Ltd. Poudre a pellicule multicouche sur sa surface et son procede de preparation
WO2000061496A1 (fr) * 1999-04-13 2000-10-19 Nittetsu Mining Co., Ltd. Poudre blanche et procédé de production
WO2004064086A1 (ja) * 2003-01-10 2004-07-29 Neomax Co., Ltd. 耐酸化性希土類系磁石粉末およびその製造方法、希土類系ボンド磁石用コンパウンド、希土類系ボンド磁石およびその製造方法
JP2005320231A (ja) * 2004-04-09 2005-11-17 Toda Kogyo Corp 磁性酸化鉄粒子粉末及び該磁性酸化鉄粒子粉末を用いた磁性トナー
JP2012193366A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Xerox Corp コーティングされた磁気ナノ粒子を含む溶媒系インク
JP2015054473A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 ニチレイマグネット株式会社 カラー磁性膜構造
JP2020073727A (ja) * 2016-09-29 2020-05-14 Jx金属株式会社 レーザー焼結用表面処理金属粉

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2278114A (en) * 1993-05-20 1994-11-23 Ecc Int Ltd Pigmenting fillers for polymeric compositions
GB2278114B (en) * 1993-05-20 1996-05-08 Ecc Int Ltd Pigmenting fillers for polymeric compositions
CN1102084C (zh) * 1995-03-14 2003-02-26 日铁矿业株式会社 表面有多层膜的粉末及其制备方法
AU696689B2 (en) * 1995-03-14 1998-09-17 Katsuto Nakatsuka Powder having multilayer film on its surface and process for preparing the same
US5985466A (en) * 1995-03-14 1999-11-16 Nittetsu Mining Co., Ltd. Powder having multilayered film on its surface and process for preparing the same
WO1996028269A1 (fr) * 1995-03-14 1996-09-19 Nittetsu Mining Co., Ltd. Poudre a pellicule multicouche sur sa surface et son procede de preparation
WO2000061496A1 (fr) * 1999-04-13 2000-10-19 Nittetsu Mining Co., Ltd. Poudre blanche et procédé de production
AU772097B2 (en) * 1999-04-13 2004-04-08 Katsuto Nakatsuka White powder and method for production thereof
US6818297B1 (en) 1999-04-13 2004-11-16 Nittetsu Mining Co., Ltd. White powder and method for production thereof
WO2004064086A1 (ja) * 2003-01-10 2004-07-29 Neomax Co., Ltd. 耐酸化性希土類系磁石粉末およびその製造方法、希土類系ボンド磁石用コンパウンド、希土類系ボンド磁石およびその製造方法
JP2005320231A (ja) * 2004-04-09 2005-11-17 Toda Kogyo Corp 磁性酸化鉄粒子粉末及び該磁性酸化鉄粒子粉末を用いた磁性トナー
JP4735810B2 (ja) * 2004-04-09 2011-07-27 戸田工業株式会社 磁性トナー用磁性酸化鉄粒子粉末及び該磁性酸化鉄粒子粉末を用いた磁性トナー
JP2012193366A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Xerox Corp コーティングされた磁気ナノ粒子を含む溶媒系インク
JP2015054473A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 ニチレイマグネット株式会社 カラー磁性膜構造
JP2020073727A (ja) * 2016-09-29 2020-05-14 Jx金属株式会社 レーザー焼結用表面処理金属粉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6673138B2 (en) Multi-color crayon or oil pastel and method of producing the same
US5766334A (en) Colored titanium flakes, process for their preparation and resin composition containing colored titanium flakes
EP0156408B1 (en) Coloured magnetically attractable toner powder
JPH0469384B2 (ja)
JPH04269804A (ja) 着色磁性粉体およびその製造方法 
JPH032276A (ja) 黒色顔料粒子粉末
CN110083023A (zh) 一种专用于红头文件打印的金光红墨粉及其制备方法
US4486523A (en) Magnetic toner particles coated with opaque polymer particles to obscure color thereof
JPS62229160A (ja) 有色の一成分トナ−
JPS61138959A (ja) 着色された磁性トナー
JP3551204B2 (ja) 黒色磁性酸化鉄粒子粉末
US5009712A (en) Non-magnetic pigments
JPH03107872A (ja) 高彩度の色再現性に優れたトナーインキシステムを用いた電子印刷法
JP3400836B2 (ja) 顔料分散方法
JP3440586B2 (ja) 粒状マグネタイト粒子粉末及びその製造法
CN106094455A (zh) 一种陶瓷碳粉及其制备方法
JPS63222324A (ja) 磁性粉末
JP3440585B2 (ja) 粒状マグネタイト粒子粉末及びその製造法
KR20130140837A (ko) 내열성 흑색 분체 및 그의 제조 방법, 상기 내열성 흑색 분체를 이용한 도료 및 수지 조성물
JP3314788B2 (ja) 粒状マグネタイト粒子粉末及びその製造法
JPH10251550A (ja) 顔料粒子粉末及びその製造法並びに該顔料粒子粉末を用いた水系塗料
Baur et al. Organic pigments for digital color printing
JPH03282556A (ja) カプセル化磁性トナー
JP2001039719A (ja) 酸化鉄粒子の製造方法
JP2000351629A (ja) 酸化鉄粒子