JPH04269156A - ガラス板の加工装置 - Google Patents

ガラス板の加工装置

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JPH04269156A
JPH04269156A JP5080091A JP5080091A JPH04269156A JP H04269156 A JPH04269156 A JP H04269156A JP 5080091 A JP5080091 A JP 5080091A JP 5080091 A JP5080091 A JP 5080091A JP H04269156 A JPH04269156 A JP H04269156A
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JP
Japan
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glass plate
processing
processing tool
supporting force
elastic supporting
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JP5080091A
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English (en)
Inventor
Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
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Bando Kiko Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板の加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の周縁に沿って加工工具として
の研削ホイールを数値制御装置を介して移動させて、ガ
ラス板の周縁に面取りを施すガラス板の研削装置は知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような研
削装置において、研削ホイールをエアーシリンダによっ
て弾性的に支持して研削ホイールを研削点おいてガラス
板の周縁に対して法線方向にエアーフロート支持させて
ガラス板の周縁に例えば糸面取りを施す場合、曲率半径
の小さいガラス板の周縁で研削ホイールを急激に旋回さ
せると、遠心力によって研削ホイールが、エアー圧に抗
して研削されるべきガラス板の周縁から離れようとし、
その結果、所望の糸面取りをガラス板の周縁に施せなく
なる場合がある。このような事態を回避すべく、エアー
圧を予め大きくしておくと、エアーフロート支持、換言
すれば弾性的支持の効果が半減してしまう虞がある。
【0004】また、このような単なるエアーフロート支
持であると、ガラス板の周縁の特定領域においては糸面
取りを、ガラス板の周縁の他の特定領域においては完全
摺りを夫々施そうとする場合には、一度の作業又は一つ
の装置ではそれを行うことができず、同一のガラス板に
対してエアー圧を変えて又は他に準備されたエアー圧の
異なる装置でもって繰返しの作業を行う必要があり、作
業性が悪い。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、一度の作業でもって
ガラス板に異なる加工を施し得るガラス板の加工装置を
提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、曲率半径の小さいガ
ラス板の輪郭の加工においても加工形状の形崩れ或いは
寸法狂い等が生じなく所望に加工を行い得る上に、弾性
的支持による効果の低減も生じないガラス板の加工装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、ガラス板に接触してガラス板に加工を施す加工工具
と、この加工工具を駆動する駆動手段と、加工されるべ
きカラス板の加工点に加工工具の加工部を位置決めすべ
く、第一の方向とこの第一の方向に直交する第二の方向
とに加工工具及びガラス板を相対的に移動させる手段と
、第一の方向と第二の方向とによって規定される平面に
直交し且つ加工点を通る軸の回りで加工工具を旋回させ
るべく、加工工具に連結された旋回手段と、加工点での
ガラス板の加工されるべき輪郭に対して法線方向である
第三の方向に加工工具を弾性的に可動とすべく、加工工
具に連結されて加工工具を弾性的に支持する支持手段と
、この支持手段における加工工具の弾性的な支持力を制
御する弾性支持力制御手段とを具備するガラス板の加工
装置によって達成される。
【0008】本発明の加工装置によって加工されるべき
ガラス板としては、一般の建造物用窓ガラス、家具用ガ
ラス及び例えばフロントガラス、リアーガラス若しくは
サイドガラス等の自動車用ガラス等を提示することがで
きるが、その他のガラス板をも含み得る。
【0009】本発明のガラス板の加工装置によって実施
されるガラス板の加工としては、上述のような糸面取り
に限らず、例えば、完全摺り或いは研磨、研削等を含み
得、また、加工部位としては、ガラス板の周縁、所謂エ
ッジに限らず、曲面ガラスの湾曲面部でもよいのである
【0010】本発明の一つでは、支持手段は、加工工具
に連結されて加工工具を弾性的に支持する空気圧シリン
ダ装置からなり、弾性支持力制御手段は、空気圧シリン
ダ装置に供給される空気圧を制御する空気圧制御装置を
具備している。本発明の空気圧シリダ装置としては、ピ
ストン、ピストンロッド及びシリンダからなる所謂エア
ーシリンダを具備して構成しても良いが、好ましくは、
低摩擦特性のダイアフラムシリンダを用いる。
【0011】本発明における弾性支持力制御手段として
は、加工態様に基づいて予め設定されたプログラムに従
って加工工具の弾性的な支持力を制御するように構成さ
れていても良く、ここで加工態様としては、上述の糸面
取り、完全摺り、研磨及び研削等を含み、また、種々の
形状に対する加工、例えば上述のような曲率半径の異な
る形状に対する加工、更には、ガラス板の周縁若しく平
面に対する加工等、そして加工工具の移動速度等の種々
のものをも含むのである。
【0012】本発明の他の一つでは、駆動手段が加工工
具を駆動する電動モータからなり、弾性支持力制御手段
は、電動モータへの供給電流に基づいて支持手段におけ
る加工具の弾性的な支持力を制御するように構成されて
いる。本電動モータとしては、加工工具が研削ホイール
などの場合には、スピンドルモータを好ましい例として
提示し得るが、加工態様に対応してその他のモータをも
採用することができる。尚、支持手段に対する加工工具
の弾性的な支持力の制御としては、電動モータへの供給
電流に基づくもの或いは加工態様に基づいて予め設定さ
れたプログラムに基づくもの夫々単独で行っても良いが
、これに代えてこれらを併用しても良いのである。
【0013】本発明における弾性支持力制御手段は、電
動モータへの供給電流が増大する場合には、加工点に向
かう方向の支持手段の弾性支持力を減少させ、電動モー
タへの供給電流が減少する場合には、加工点に向かう方
向の支持手段の弾性支持力を増大させるべく、支持手段
における加工工具に対する弾性的な支持力を制御するよ
うに構成される場合がある。
【0014】また、本発明の弾性支持力制御手段として
は、支持手段における加工工具の弾性的な支持力を解除
して、剛性的に加工工具を支持するブレーキ装置を具備
して構成される場合もあり、本ブレーキ装置の作動の制
御は、予め設定されたプログラムにより数値制御装置を
介して行っても良いが、上述の電動モータへの供給電流
に基づいて行っても良いのである。
【作用】このように構成された本発明のガラス板の加工
装置では、弾性支持力制御手段が支持手段における加工
工具の弾性的な支持力を制御する結果、加工点での加工
工具のガラス板への接触状態を所望に保持することがで
きる。従って、制御状態を種々に変えることによって一
度の作業でもってガラス板に異なる加工を施し得る。
【0015】以下、本発明を、図面に示す具体例に基づ
いて更に詳細に説明する。これにより前記発明及び更に
他の発明が明瞭となるであろう。
【0016】尚、本発明はこれら具体例に何等限定され
ないのである。
【0017】
【具体例】図において、基台1の上面にはX方向に延び
る平行なレール2が取付けられており、レール2には、
スライダ3を介してベッド4がX方向に移動自在に載置
されている。基台1に取付けられた電動モータ5の出力
回転軸6には、両端で軸受7により回転自在に支持され
たねじ軸8が連結されおり、レール2の間で第一の方向
であるX方向に延びるねじ軸8は、ベッド4の下面に固
着されたナット9に螺合しており、給電により電動モー
タ5が作動されてその出力回転軸6が回転され、これに
よりねじ軸8が回転されるとベツド4はレール2に案内
されレール2に沿ってX方向に移動される。ベッド4に
は、加工されるべきガラス板10をベッド4上に真空吸
引固定する吸引装置11が取付けられている。
【0018】基台1の両端に立設された枠体12間には
、横枠13が架橋されており、横枠13の前面には、第
二の方向であるY方向に延びる一対の平行なレール14
が取付けられており、レール14には、スライダ15を
介して移動台16がY方向に移動自在に取付けられてい
る。横枠13の上面に取付けられた電動モータ17の出
力回転軸18には、プーリ19が取付けられており、プ
ーリ19に掛けられたベルト20はプーリ21に掛渡さ
れており、プーリ21は、横枠13の前面であってレー
ル14間においてY方向に延びるねじ軸22の一端に取
付けられており、両端において軸受23を介して横枠1
3に回転自在に支持されたねじ軸22は、移動台16の
裏面に固着されたナット24に螺合しており、給電によ
り電動モータ17が作動されその出力回転軸18が回転
され、これによりプーリ19、ベルト20、プーリ21
を介してねじ軸22が回転されると、移動台16はレー
ル14に案内されてレール14に沿ってY方向に移動さ
れる。このように本例では、加工されるべきガラス板の
加工点に加工工具の加工部を位置決めすべく、第一の方
向とこの第一の方向に直交する第二の方向とに加工工具
及びガラス板を相対的に移動させる手段は、電動モータ
5、ねじ軸8及びベッド4等からなるX方向移動装置と
、電動モータ17、ねじ軸22及び移動台16等からな
るY方向移動装置とを具備して構成されている。
【0019】移動台16に取付けられた電動モータ25
の出力回転軸26は、減速装置27、プーリ(図示せず
)、ベルト28及びプーリ(図示せず)を介して回転軸
29に連結されており、両端及びその間で軸受30を介
して移動台16に回転自在に支持された回転軸29には
、傘歯車31が固着されており、傘歯車31は、回転軸
32の一端に固着された傘歯車33に噛合っている。 軸受34を介して移動台16にR方向に回転自在に支持
された回転軸32の下端には、ブラケット35が取付け
られている。給電によりモータ25が作動されてその出
力回転軸26が回転されると、減速装置27、ベルト2
8、回転軸29、傘歯車31及び33を介して回転軸3
2がX方向及びY方向で規定されるX−Y平面に直交す
る方向に伸びる回転中心Aを中心として回転され、回転
軸32の回転で、ブラケット35は中心Aの回りでR方
向に旋回される。このように本例では、第一の方向と第
二の方向とによって規定される平面に直交し且つ加工点
を通る軸の回りで加工工具を旋回させるべく、加工工具
に連結された旋回手段は、電動モータ25、回転軸29
、32及びブラケット35等を具備して構成されている
【0020】ブラケット35には、ブラケット35に対
して横方向、即ちP方向に移動自在にスライダ36が取
付けられており、スライダ36のブラケット35に対す
るP方向の位置は、調節ねじ37を回転させることによ
り調節することができるようになっている。スライダ3
6には、スライダ36に対して横方向、即ちP方向に直
交する第三の方向であるQ方向に移動自在にスライダ3
8が取付けられており、スライダ38のスライダ36に
対するQ方向の位置は、調節ねじ39を回転させること
により調節することができるようになっている。スライ
ダ38には、スライダ38に対して縦方向、即ちX及び
Y方向で規定されるX−Y平面に直交するZ方向に移動
自在にスライダ40が取付けられており、スライダ40
のスライダ38に対するZ方向の位置は、調節ねじ41
を回転させることにより調節することができるようにな
っている。両端が取付部材42を介してスライダ40の
側面に取付けられた一対の案内棒43には、ボールスラ
イド軸受44を介してスピンドル電動モータ45がQ方
向に滑動自在に取付けられており、加工工具を駆動する
駆動手段としてのモータ45の出力回転軸には、加工工
具としての研削ホイール46が取付けられている。給電
によりモータ45が作動されてその出力回転軸が回転さ
れると、研削ホイール46は、中心線Bを中心として回
転される。
【0021】スライダ40には、ブラケット47を介し
てベロフラムシリンダ等からなる空気圧シリンダ装置4
8が取付けられており、空気圧シリンダ装置48の進退
自在なロッド49の外部先端は、モータ45に連結され
ている。空気圧シリンダ装置48は、圧縮空気源50か
ら供給される圧縮空気によってロッド49を介してモー
タ45、換言すれば研削ホイール46をQ方向に移動さ
せてガラス板10の研削されるべき周縁部位に研削ホイ
ール46の周縁を所定の押圧力をもって接触させる。空
気圧シリンダ装置48は、研削ホイール46によるガラ
ス板10の研削中、ガラス板10から研削ホイール46
に加わる反力と供給空気圧とのバランスの上で研削ホイ
ール46をQ方向に関して弾性的に支持、即ちエアーフ
ローティング支持する。このように本例では、加工点で
のガラス板の加工されるべき輪郭に対して法線方向であ
る第三の方向に加工工具を弾性的に可動とすべく、加工
工具に連結されて加工工具を弾性的に支持する支持手段
は、空気圧シリンダ装置48及び圧縮空気源50等によ
り構成されている。
【0022】モータ45に供給される電流を検出する電
流検出器51は、その検出した電流値に対応する信号を
制御弁装置52に供給し、制御弁装置52は、電流検出
器51から受信する信号に基づいて空気圧シリンダ装置
48に対する圧縮空気源50の圧縮空気圧の供給を制御
し、一定の接触圧をもって研削ホイール46がガラス板
10の周縁に押圧されるようにする。本例では、このよ
うに空気圧制御装置は、電流検出器51及び制御弁装置
52を具備して構成されている。
【0023】ブラケット47には、更にチャック爪53
及びチャック爪53を作動させる流体アクチエータ、例
えばエアーシリンダ54からなるブレーキ装置55が取
付けられており、ブレーキ装置55は、空気圧シリンダ
装置48による研削ホイール46のエアーフロート支持
を解除する場合に、エアーシリンダ54を介してチャッ
ク爪53を閉じてチャック爪53によりロッド49を把
持し、ロッド49をQ方向に関して移動できないように
、換言すれば研削ホイール46をQ方向に関して剛性的
に支持する。
【0024】尚、モータ5、17、25及び45並びに
ブレーキ装置55の作動は、予めプログラムされた数値
制御装置(図示せず)の数値制御命令で制御される。こ
のように支持手段における加工工具の弾性的な支持力を
制御する弾性支持力制御手段は、本例では、電流検出器
51、制御弁装置52、ブレーキ装置55及び数値制御
装置を具備して構成されている。
【0025】このように構成された本例のガラス板の加
工装置70は次のようにガラス板10に対して面取り作
業を行う。
【0026】まず、調節ねじ37、39及び41を回転
させて研削ホイール46の周縁が加工すべきガラス板1
0の周縁に接触するようにされる。尚、研削ホイール4
6とガラス板10との接触位置、即ち加工点Cが中心線
A上に位置し、且つ加工点Cでのガラス板10の研削す
べき周縁の接線方向に直交する方向、換言すれば加工点
Cでの法線方向に研削ホイール46の回転中心Bが位置
するように初期設定される。この初期設定は、ブラケッ
ト35を中心線Aを中心として旋回せしめることによっ
て行い得る。従って、このような初期設定状態ではQ方
向と加工点Cでの法線方向とが同方向となる結果、調節
ねじ39を回転することは、、所謂ガラス板10に対す
る研削切込み量を調節することになる。次に数値制御装
置を作動させることにより、これに制御されてモータ5
、17、25及び45は作動されてベッド4のX方向の
移動と移動台16のY方向の移動とで加工点Cは次々と
ガラス板10の研削すべき周縁に沿って位置決めされる
と共に、研削ホイール46の回転で加工点Cでガラス板
10に面取りが施される。面取り中、研削ホイール46
の回転中心Bが加工点Cでのガラス板10の面取りすべ
き周縁に対する法線方向に位置するように、モータ25
の作動でブラケット35が中心線Aを中心として旋回さ
れる。従って、空気圧シリンダ装置48による空気圧も
法線方向に沿って研削ホイール46を介して加工点Cに
おいてガラス板10の周縁に付加されることとなる。
【0027】ところで、加工装置70では、慣性等の何
等かの原因で研削ホイール46の周縁が研削すべきガラ
ス板10の周縁から離れようとすると、モータ45の負
荷が軽くなる結果、モータ45への供給電流が少なくな
り、これを検出する電流検出器51は、制御弁装置52
に空気圧シリンダ装置48への供給空気圧を増大すべき
信号を送出し、制御弁装置52は、これに基づいて圧縮
空気圧源50から空気圧をさらに空気圧シリンダ装置4
8に供給する。空気圧シリンダ装置48に供給される空
気圧が増大すると、Q方向において加工点Cに向かう研
削ホイール46に対する弾性的な支持力が増大する結果
、研削ホイール46の周縁の研削すべきガラス板10の
周縁からの離反は阻止され、研削ホイール46は、所定
の接触圧でガラス板10の周縁に接触してガラス板10
の周縁を所定に面取りする。逆に、何等かの原因で研削
ホイール46の周縁が研削すべきガラス板10の周縁に
所定の値より強く押し付けられた場合には、モータ45
への供給電流の増大に伴って空気圧シリンダ装置48へ
供給される空気圧が減少され、Q方向において加工点C
に向かう研削ホイール46に対する弾性的な支持力が減
少され、研削ホイール46によるガラス板10への所定
値より大きな押圧は阻止される。従って、ガラス板10
の周縁の面取り形状の形崩れ或いは寸法狂い等が生じな
くプログラムされた通りに面取りを行い得る。
【0028】また、加工装置70では、ブレーキ装置5
5が設けられているため、数値制御装置によりブレーキ
装置55を制御し、ガラス板10の周縁の特定の領域の
面取りにおいては、ブレーキ装置55を作動させてチャ
ック爪53によりロッド49を把持せしめ、研削ホイー
ル46の弾性的な支持を解除して剛性的にこれを支持す
るようにすることができる。
【0029】尚、上述の例では、モータ45に供給され
る電流に基づいて、研削ホイール46の弾性的な支持力
を制御するようにしたが、これに代えて、例えば数値制
御装置により制御弁装置52を制御し、ガラス板10の
周縁の特定の領域の面取りにおいては、空気圧シリンダ
装置48に供給される空気圧を増大又は減少して、研削
ホイール46の弾性的な支持力を制御するようにしても
良い。この場合、研削ホイール46が研削すべきガラス
板10の周縁から離反しそうな領域又は研削ホイール4
6が研削すべきガラス板10の周縁に必要以上に押圧し
そうな領域を予め予測して数値制御装置に対するプログ
ラムを設定する。また更に、数値制御装置により制御弁
装置52を制御する場合、研削ホイール46をより強く
又はより少なく押圧させるべきガラス板10の周縁の領
域を、得るべき最終製品から予め設定して、この設定に
基づいて数値制御装置に対するプログラムを作成し、こ
のプログラムでもって加工装置70を動作させても良い
。このようにすると、ガラス板10の特定の領域では糸
面取りがまた他の特定の領域では完全摺りが夫々施され
たガラス板10を得ることができ好ましい場合がある。 またこのようなガラス板10の特定の領域では糸面取り
がまた他の特定の領域では完全摺りが夫々施されたガラ
ス板10を得るには、ブレーキ装置55の作動と組合わ
せて行ってもよいことはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弾性支持
力制御手段が支持手段における加工工具の弾性的な支持
力を制御する結果、加工点での加工工具のガラス板への
接触状態を所望に保持することができる。
【0031】従ってまた本発明によれば、制御状態を種
々に変えることによって一度の作業でもってガラス板に
異なる加工を施し得る。
【0032】更に本発明によれば、曲率半径の小さいガ
ラス板の輪郭の加工においても加工形状の形崩れ或いは
寸法狂い等が生じなく所望に加工を行い得る上に、弾性
的支持による効果の低減も生じなくし得る。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の正面図
【図2】図
1に示す具体例の一部破断側面図
【図3】図1に示す具
体例の一部詳細正面図
【図4】図1に示す具体例の一部
詳細側面図
【図5】図1に示す具体例の一部詳細平面図
【図6】図1に示す具体例に適用されている弾性支持力
制御手段のブロック図
【符号の説明】
4  ベッド 5  電動モータ 8  ねじ軸 10  ガラス板 16  移動台 17  電動モータ 22  ねじ軸 25  電動モータ 45  スピンドル電動モータ 46  研削ホイール 48  空気圧シリンダ装置 52  制御弁装置 55  ブレーキ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガラス板に接触してガラス板に加工を
    施す加工工具と、この加工工具を駆動する駆動手段と、
    加工されるべきガラス板の加工点に加工工具の加工部を
    位置決めすべく、第一の方向とこの第一の方向に直交す
    る第二の方向とに加工工具及びガラス板を相対的に移動
    させる手段と、第一の方向と第二の方向とによって規定
    される平面に直交し且つ加工点を通る軸の回りで加工工
    具を旋回させるべく、加工工具に連結された旋回手段と
    、加工点でのガラス板の加工されるべき輪郭に対して法
    線方向である第三の方向に加工工具を弾性的に可動とす
    べく、加工工具に連結されて加工工具を弾性的に支持す
    る支持手段と、この支持手段における加工工具の弾性的
    な支持力を制御する弾性支持力制御手段とを具備するガ
    ラス板の加工装置。
  2. 【請求項2】  支持手段が加工工具に連結されて加工
    工具を弾性的に支持する空気圧シリンダ装置からなり、
    弾性支持力制御手段が空気圧シリンダ装置に供給される
    空気圧を制御する空気圧制御装置を具備している請求項
    1に記載のガラス板の加工装置。
  3. 【請求項3】  弾性支持力制御手段は、加工態様に基
    づいて予め設定されたプログラムに従って加工工具の弾
    性的な支持力を制御するように構成されている請求項1
    又は2に記載のガラス板の加工装置。
  4. 【請求項4】  駆動手段が加工工具を駆動する電動モ
    ータからなり、弾性支持力制御手段は、電動モータへの
    供給電流に基づいて支持手段における加工工具の弾性的
    な支持力を制御するように構成されている請求項1から
    3のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
  5. 【請求項5】  弾性支持力制御手段は、電動モータへ
    の供給電流が増大する場合には、加工点に向かう方向の
    支持手段の弾性支持力を減少させ、電動モータへの供給
    電流が減少する場合には、加工点に向かう方向の支持手
    段の弾性支持力を増大させるべく、支持手段における加
    工工具に対する弾性的な支持力を制御するように構成さ
    れている請求項4に記載のガラス板の加工装置。
  6. 【請求項6】  弾性支持力制御手段は、支持手段にお
    ける加工工具の弾性的な支持力を解除して、剛性的に加
    工工具を支持するブレーキ装置を具備している請求項1
    から5のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
JP5080091A 1991-02-22 1991-02-22 ガラス板の加工装置 Pending JPH04269156A (ja)

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Citations (2)

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