JPH0426859Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0426859Y2
JPH0426859Y2 JP19037987U JP19037987U JPH0426859Y2 JP H0426859 Y2 JPH0426859 Y2 JP H0426859Y2 JP 19037987 U JP19037987 U JP 19037987U JP 19037987 U JP19037987 U JP 19037987U JP H0426859 Y2 JPH0426859 Y2 JP H0426859Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
tray
water
electric heater
making
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19037987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0194880U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19037987U priority Critical patent/JPH0426859Y2/ja
Publication of JPH0194880U publication Critical patent/JPH0194880U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0426859Y2 publication Critical patent/JPH0426859Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、おもに冷蔵庫に使用される製氷装
置に関する。
(ロ) 従来の技術とその問題点 従来、冷凍室内に製氷皿を設置して製氷する製
氷装置においては、製氷皿が急速に冷却されるた
めに水中に溶け込んでいる空気が氷中に閉じ込め
られて気泡となり、白濁状の不透明部分として残
留するので、氷の仕上りが外観上好ましくないと
いう問題点があつた。
この考案はこのような事情を考慮してなされた
もので、製氷皿にヒータを装着し、それによつて
製氷速度を制御することにより水中の気泡を移動
させ、きわめて透明に近い氷を作ることが可能な
製氷装置を提供するものである。
(ハ) 問題点を解決するための手段 この考案は、冷凍又は冷蔵装置に設けられた冷
凍室内に製氷皿を設置し、その製氷皿の水を冷凍
室で冷却して凍らせるように構成した製氷装置に
おいて、製氷皿の底部外面に設けた電気ヒータ
と、その電気ヒータを覆う断熱材と、製氷皿の温
度を検出する温度センサと、前記電気ヒータへの
通電を前記温度センサの出力により制御して製氷
速度を調整する制御回路とを備えたことを特徴と
する製氷装置である。
(ニ) 作用 製氷皿の底部をヒータにより加熱し、製氷皿の
水を表面からゆつくりと凍らせることにより、水
中の気泡が底部の方向に順次移動し、一ケ所に集
められる。従つてきわめて透明に近い氷が製造さ
れることになる。
(ホ) 実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの考案を
詳述する。これによつて、この考案が限定される
ものではない。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
り、1は水を収容するプラスチツク製の製氷皿、
2は製氷皿の外部底面に密着するように設けられ
た電気ヒータ、3は発泡ウレタンまたは発泡スチ
ロールを用いて電気ヒータ2および製氷皿1の側
面を覆うように成形した断熱ケース、4は製氷皿
1の温度を検出するサーミスタであり、電気ヒー
タ2およびサーミスタ4は断熱ケース3に固定さ
れ、製氷皿1は断熱ケース3にとりはずし可能に
設置されると共に、断熱ケース3は冷蔵庫の冷凍
室(図示しない)内に設置されている。
第2図は第1図に示す実施例の制御装置の回路
図であり、B1は制御電源、B2は電気ヒータ2
にリレーIRの接点を介して給電するヒータ用電
源、R1はサーミスタ4を電源B1に接続する限
流抵抗、R2は制御回路5にサーミスタ4の端子
電圧を入力する入力抵抗、R3は制御回路5から
トランジスタTRにベース電流を出力するための
ベース抵抗、R4はトランジスタTRのベース・
エミツタ間に挿入された安定抵抗、Dはリレー
IRのコイルの両端に接続されたフライホイルダ
イオードである。
このような構成における動作を第3図を用いて
説明する。まず、製氷皿1に水を満たし断熱ケー
ス3に装着する。製氷皿1の水は冷凍室内で冷却
され、サーミスタ4によつて検出される製氷皿1
の検出温度は第3図に示す曲線イのように変化す
る。すなわち、冷凍室の冷凍作用が開始される
と、時間t1後にサーミスタ4の検出温度は−1
℃に達する。この時、製氷皿1の上部の水が氷に
なりはじめる。ターミスタ4から−1℃に対応す
る信号を受けると、制御回路5はトランジスタ
TRへベース電流を出力し、トランジスタTRが
導通してリレーIRの接点が閉じ、ヒータ2に電
源B2から電流が供給され、ヒータ2の加熱動作
が開始される。
次に、サーミスタ4の検出温度が時間t2後に
−5℃に達すると、製氷皿1の水は底部まで氷と
なり、制御回路5はトランジスタTRのベース電
流の供給を停止し、それによつてリレーIRの接
点が開路して電気ヒータ2への通電が停止され
る。
これに対して第3図の曲線ロは電気ヒータ2に
全く通電しない場合のサーミスタ4の検出温度の
時間的変化を示しているが、これによると、時間
t2よりもはるかに短い時間t3でサーミスタ4
の検出温度が−5℃に達しており、また、水から
氷への状態変化期間TAもヒータ加熱を行つた場
合の状態変化期間TBに比較して短かくなつてい
る。すなわち、従来においては、製氷皿1の水は
急速に氷に変化することがわかる。従つて、この
場合には、水中に存在する気泡が底部へ移動する
速度よりも早く氷化されるため、気泡が氷中に残
留して不透明な氷が製造されることになる。
しかし、この実施例においては、サーミスタ4
の検出温度に対応してヒータ2に通電することに
より、製氷速度を気泡の移動速度よりも遅くする
ことができるので、製氷皿1の水が表面から凍る
につれて、水中の気泡は製氷皿1の底部へ順次移
動し、最後には製氷皿底部にすべて集中する。従
つて、製氷皿1から氷を取り出せば、極めて透明
に近い氷が得られることになる。また、サーミス
タ4の検出温度から判断して、製氷皿1の底部に
わずかに水の部分が残る状態で製氷皿1から氷を
取り出せば、気泡はすべてその底部の水中に溶け
込んだ状態となり、取り出された氷は、より完全
な透明氷となる。
(ヘ) 考案の効果 この考案によれば、製氷速度を任意に制御する
ことが可能となり、水中の気泡を製氷皿の底部に
集中させて透明な氷を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図
は第1図に示す実施例の制御装置の電気回路図、
第3図は第1図に示す実施例の検出温度の時間的
変化を説明するグラフである。 1……製氷皿、2……電気ヒータ、3……断熱
ケース、4……サーミスタ、5……制御回路、
IR……リレー、TR……トランジスタ、B1,B
2……電源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 冷凍又は冷蔵装置に設けられた冷凍室内に製氷
    皿を設置し、その製氷皿の水を冷凍室で冷却して
    凍らせるように構成した製氷装置において、 製氷皿の底部外面に設けた電気ヒータと、その
    電気ヒータを覆う断熱材と、製氷皿の温度を検出
    する温度センサと、前記電気ヒータへの通電を前
    記温度センサの出力により制御して製氷速度を調
    整する制御回路とを備えたことを特徴とする製氷
    装置。
JP19037987U 1987-12-14 1987-12-14 Expired JPH0426859Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19037987U JPH0426859Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19037987U JPH0426859Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0194880U JPH0194880U (ja) 1989-06-22
JPH0426859Y2 true JPH0426859Y2 (ja) 1992-06-26

Family

ID=31481359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19037987U Expired JPH0426859Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0426859Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266173A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Sharp Corp 製氷装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185541A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Toshiba Corp 製氷装置
JP5767048B2 (ja) * 2011-07-29 2015-08-19 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP5785021B2 (ja) * 2011-07-29 2015-09-24 シャープ株式会社 冷蔵庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266173A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Sharp Corp 製氷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0194880U (ja) 1989-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5182916A (en) Automatic ice maker and household refrigerator equipped therewith
JPH0426859Y2 (ja)
JPS6157546B2 (ja)
US3483919A (en) Electric refrigerator with defrosting means
CA1204948A (en) Ice production rate selector for ice maker
JP2583937B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JPH04313662A (ja) 冷蔵庫の製氷装置
JPH04124571A (ja) 自動製氷装置
JP2589740B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JP2599447B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JP2578879B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JPH02254276A (ja) 製氷装置
JPH0345099Y2 (ja)
JP2667226B2 (ja) 冷蔵庫
JP2667225B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JPH0243030Y2 (ja)
KR920002460B1 (ko) 냉장고의 쾌속 해동장치
JP2589734B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JPH0229567A (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JPS5937650Y2 (ja) 自動製氷装置
JP2589739B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JP2578867B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JP2990001B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2589735B2 (ja) 冷蔵庫等の製氷装置
JP2644852B2 (ja) 冷蔵庫等の除霜制御装置