JP2011185541A - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011185541A
JP2011185541A JP2010051715A JP2010051715A JP2011185541A JP 2011185541 A JP2011185541 A JP 2011185541A JP 2010051715 A JP2010051715 A JP 2010051715A JP 2010051715 A JP2010051715 A JP 2010051715A JP 2011185541 A JP2011185541 A JP 2011185541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice making
water
ice
output
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010051715A
Other languages
English (en)
Inventor
Kota Watanabe
浩太 渡邊
Hiroki Marutani
裕樹 丸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010051715A priority Critical patent/JP2011185541A/ja
Publication of JP2011185541A publication Critical patent/JP2011185541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

【課題】後ブロック45内および中ブロック46内のそれぞれに相互に同一な透明度の氷を短時間で製氷すること。
【解決手段】シートヒータが通常出力で運転されることで後ブロック45内の水の凍結が下面に到達した場合にはシートヒータの出力が通常出力から低出力に切換えられる。この状態では中ブロック46内の水の凍結が下面に到達しておらず、中ブロック46内の水の凍結は中ブロック46が低出力で加熱されることで下面に到達する。従って、後ブロック45内の水の凍結が下面に到達することでシートヒータを運転停止する場合に比べて後ブロック45内および中ブロック46内のそれぞれに相互に同一な透明度の氷が製氷され、中ブロック46内の水の凍結が下面に到達するまでシートヒータを通常出力で運転する場合に比べて製氷時間が短くなる。
【選択図】図5

Description

本発明は冷気吐出口から製氷室内に冷気を吐出することで製氷室内の製氷皿内の水を凍結させる製氷装置に関する。
水が凍結して氷になる場合には氷の結晶内にいかなる物質も入り込めない性質があり、水中の不純物は水および氷相互間の凍結面に排出される。この不純物が水中に拡散する速度に比べて氷の凍結速度が速い場合には氷が不純物を取込みながら成長し、氷の内部に不純物が白濁となって観測される。従来の製氷装置には製氷皿の複数の製氷ブロックのそれぞれを相互に共通の熱源によって下方から加熱する構成のものがある。これら複数の製氷ブロックのそれぞれは給水器から供給される製氷用の水を受けるものであり、複数の製氷ブロック内のそれぞれの水は上から下に向けて凍結することで白濁の要因となる不純物が熱源側に集められ、透明度が高い氷となる。
特開2008−157619号公報 特開2002−350019号公報
上記従来の製氷装置の場合には冷気の流れの上流側の第1の製氷ブロックおよび冷気の流れの下流側の第2の製氷ブロック相互間で氷の凍結速度に違いがある。このため、第1の製氷ブロック内の水が全て凍結するタイミングで熱源を運転停止した場合には第2の製氷ブロック内の底部の未凍結の水が熱源の運転状態に比べて急速度で凍結するので、第2の製氷ブロック内の氷が白濁する。これに対して第2の製氷ブロック内の水が全て凍結するタイミングで熱源を運転停止した場合には第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに白濁のない透明な氷が製氷されるものの製氷に長時間を要する。
本発明の製氷装置は氷を製氷するための製氷温度帯域にコントロールされる製氷室と、前記製氷室内に冷気を吐出する冷気吐出口と、前記製氷室内に設けられ1)上面が開放され且つ下面が閉鎖されたものであって製氷用の水を貯留する第1の製氷ブロックおよび2)前記第1の製氷ブロックに比べて前記冷気吐出口から吐出される冷気の流れの下流側に設けられ上面が開放され且つ下面が閉鎖されたものであって製氷用の水を貯留する第2の製氷ブロックを有する製氷皿と、前記製氷皿の第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに上面から水を供給するものであって電気的な駆動源を有する給水器と、前記給水器の駆動源を電気的に制御することで前記製氷皿の第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに予め決められた一定量の水を貯留する給水制御手段と、前記製氷皿の第1の製氷ブロックおよび第2の製氷ブロックのそれぞれを下方から加熱することで第1の製氷ブロック内の水の凍結および第2の製氷ブロック内の水の凍結のそれぞれを上から下に向けて進行させる電気的な熱源と、前記熱源を電気的に制御する熱源制御手段を備え、前記熱源制御手段は前記製氷皿の第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに一定量の水が貯留された状態で前記熱源を予め決められた第1の出力で運転するものであって前記製氷皿の第1の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達するように予め決められた条件が成立した場合に前記熱源を第1の出力に比べて低い第2の出力で運転し前記製氷皿の第2の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達するように予め決められた条件が成立した場合に前記熱源の第2の出力での運転を終えるところに特徴を有する。
熱源が第1の出力で運転されることで製氷皿の第1の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達した場合には予め決められた条件が成立し、熱源が第1の出力に比べて低い第2の出力で運転される。この第1の製氷ブロックは第2の製氷ブロックに比べて冷気の流れの上流側に配置されたものであり、第1の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達した状態では第2の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達しておらず、第2の製氷ブロック内の水の凍結は熱源が第2の出力で運転されることで目標位置に到達する。従って、第1の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達することで熱源を運転停止する場合に比べて第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに相互に同一な透明度の氷が製氷され、第2の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達するまで熱源を第1の出力で運転する場合に比べて製氷時間が短縮される。
実施例1を示す図(キャビネットの内部構成を示す断面図) 電気的な構成を示す図 冷凍サイクルを示す図 製氷皿および製氷ダクトを示す図 製氷皿を示す図 制御回路の製氷処理を示すフローチャート シートヒータの出力の時間的な変化を示す図 製氷皿の時間的な温度変化を示す図 実施例2を示す図7相当図 製氷皿の時間的な温度変化を示す図 実施例3を示す図6相当図 図7相当図 実施例4を示す図6相当図 図7相当図 実施例5を示す図6相当図 図7相当図 実施例6を示す図6相当図 シートヒータのオフ状態での製氷皿の時間的な温度変化を示す図
キャビネット1は、図1に示すように、前面が開口する縦長な長方形状をなすものであり、底壁と左側壁と右側壁と天壁と後壁を有している。このキャビネット1は外箱の内部に内箱を収納し、外箱および内箱相互間の隙間に断熱材を充填することから構成されたものであり、キャビネット1の内部には水平な上断熱仕切壁2が固定されている。この上断熱仕切壁2は中空状のケース内に固形状の断熱材を収納することから構成されたものであり、キャビネット1の内部には上断熱仕切壁2の上方に位置して冷蔵室3が形成されている。この冷蔵室3は前面が開口するものであり、キャビネット1には冷蔵室3の前方に位置してRドア4が装着されている。このRドア4は使用者が閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、冷蔵室3の前面はRドア4の閉鎖状態で気密状態に閉鎖され、Rドア4の開放状態で冷蔵室3内に対して食品を出し入れすることが可能に開放される。この冷蔵室3の室壁にはR冷気吸込口およびR冷気吐出口のそれぞれが固定されており、冷蔵室3内はRドア4の閉鎖状態でR冷気吐出口から冷気が吐出されることで食品を冷蔵保存することが可能な冷蔵温度帯域にコントロールされる。この冷蔵室3内にはR温度センサ5(図2参照)が固定されており、R温度センサ5は冷蔵室3内の温度に応じたレベルの温度信号を出力する。
キャビネット1の内部には、図1に示すように、上断熱仕切壁2の下方に位置して水平な中断熱仕切壁6が固定され、中断熱仕切壁6の下方に位置して水平な下断熱仕切壁7が固定されている。これら中断熱仕切壁6および下断熱仕切壁7のそれぞれは中空状のケース内に固形状の断熱材を収納することから構成されたものであり、キャビネット1の内部には中断熱仕切壁6および下断熱仕切壁7相互間に位置して野菜室8が形成されている。この野菜室8は前面が開口するものであり、キャビネット1には野菜室8の前方に位置してVドア9が装着されている。このVドア9は使用者が閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、野菜室8の前面はVドア9の閉鎖状態で気密状態に閉鎖され、Vドア9の開放状態で野菜室8内に対して食品を出し入れすることが可能に開放される。この野菜室8の室壁にはV冷気吸込口およびV冷気吐出口のそれぞれが固定されており、野菜室8内はVドア9の閉鎖状態でV冷気吐出口から冷気が吐出されることで食品を冷蔵保存することが可能な冷蔵温度帯域にコントロールされる。
キャビネット1の内部には、図1に示すように、下断熱仕切壁7の下方に位置して冷凍室10が形成されている。この冷凍室10は前面が開口するものであり、キャビネット1には冷凍室10の前方に位置してFドア11が装着されている。このFドア11は使用者が閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、冷凍室10の前面はFドア11の閉鎖状態で気密状態に閉鎖され、Fドア11の開放状態で冷凍室10内に対して食品を出し入れすることが可能に開放される。この冷凍室10の室壁にはF冷気吸込口およびF冷気吐出口のそれぞれが固定されており、冷凍室10内はFドア11の閉鎖状態でF冷気吐出口から冷気が吐出されることで食品を冷凍保存することが可能な冷凍温度帯域(<冷蔵温度帯域)にコントロールされる。この冷凍室10内にはF温度センサ12(図2参照)が固定されており、F温度センサ12は冷凍室10内の温度に応じたレベルの温度信号を出力する。
キャビネット1の内部には、図1に示すように、上断熱仕切壁2および中断熱仕切壁6相互間に位置して製氷室13が形成されている。この製氷室13は前面が開口するものであり、後壁と左側壁と右側壁と底壁と天壁を有している。キャビネット1には製氷室13の前方に位置してIドア14が装着されている。このIドア14は使用者が閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、製氷室13の前面はIドア14の閉鎖状態で気密状態に閉鎖され、Iドア14の開放状態で製氷室13内から氷を取出すことが可能に開放される。この製氷室13の後壁にはI冷気吸込口およびI冷気吐出口15が固定されている。このI冷気吐出口15は製氷室13内に冷気を後から前に向けて直線的に吐出する筒状をなすものであり、製氷室13内はIドア14の閉鎖状態でI冷気吐出口15から冷気が吐出されることで水を凍結させることが可能な製氷温度帯域(=冷凍温度帯域)にコントロールされる。このI冷気吐出口15は冷気吐出口に相当する。
キャビネット1には、図1に示すように、冷凍室10の後方に位置して機械室16が形成されている。この機械室16はキャビネット1の外部に通じるものであり、機械室16内には冷凍サイクルのコンプレッサ17が固定されている。このコンプレッサ17はコンプモータ18(図2参照)を駆動源とするものである。このコンプレッサ17は冷媒を吐出する吐出口および冷媒を吸込む吸込口を有するものであり、コンプモータ18の運転状態で吐出口からコンプモータ18の回転速度に応じた流量の冷媒を吐出する。機械室16内には、図1に示すように、Cファンモータ19が固定されている。このCファンモータ19の回転軸にはCファン20が固定されており、Cファンモータ19の運転状態ではCファン20が回転することでCファン20からコンプレッサ17に冷却風が吐出される。
キャビネット1には、図1に示すように、Rダクト21が固定されている。このRダクト21はR冷気吸込口とR冷気吐出口とV冷気吸込口とV冷気吐出口のそれぞれに接続されたものであり、Rダクト21内にはRファンモータ22(図2参照)が固定されている。このRファンモータ22の回転軸にはRファンが固定されており、Rファンモータ22の運転状態ではRファンが回転することで冷蔵室3内の空気がR冷気吸込口からRダクト21内に吸引され、野菜室8内の空気がV冷気吸込口からRダクト21内に吸引される。これら両空気のそれぞれはRダクト21内を流れた後にR冷気吐出口から冷蔵室3内に吐出され、V冷気吐出口から野菜室8内に吐出される。
キャビネット1には、図1に示すように、Fダクト24が固定されている。このFダクト24はF冷気吸込口とF冷気吐出口とI冷気吸込口とI冷気吐出口15のそれぞれに接続されたものであり、Fダクト24内にはFファンモータ25が固定されている。このFファンモータ25の回転軸にはFファン26が固定されており、Fファンモータ25の運転状態ではFファン26が回転することで冷凍室10内の空気がF冷気吸込口からFダクト24内に吸引され、製氷室13内の空気がI冷気吸込口からFダクト24内に吸引される。これら両空気のそれぞれはFダクト24内を流れた後にF冷気吐出口から冷凍室10内に吐出され、I冷気吐出口15から製氷室13内に吐出される。
コンプレッサ17の吐出口には、図3に示すように、冷凍サイクルのコンデンサ27が接続されている。このコンデンサ27はコンプモータ18の運転状態でコンプレッサ17の吐出口から吐出された冷媒が進入するものであり、冷媒はコンデンサ27内で凝縮する。Rダクト21内には冷凍サイクルのRエバポレータ28が固定され、Fダクト24内には冷凍サイクルのFエバポレータ29が固定されており、Rエバポレータ28およびFエバポレータ29のそれぞれは流路バルブ30を介してコンデンサ27に接続されている。この流路バルブ30はバルブモータ31(図2参照)を駆動源とするものであり、RポートおよびFポートを有している。この流路バルブ30はバルブモータ31が原位置から正方向へ回転操作されることでRポートを開放し、バルブモータが原位置から逆方向へ回転操作されることでFポートを開放するものであり、Rポートの開放量はバルブモータ31の原位置を基準する正方向への回転量に応じて制御され、Fポートの開放量はバルブモータ31の原位置を基準する逆方向への回転量に応じて制御される。
流路バルブ30のRポートは、図3に示すように、Rエバポレータ28に接続されたものであり、流路バルブ30のRポートが開放されたRモードではコンデンサ27内を通過した冷媒がRエバポレータ28内で蒸発した後にコンプレッサ17の吸込口に戻る。この流路バルブ30のRモードでRファンモータ22が運転されている状態ではRエバポレータ28がRダクト21内を流れる空気を冷却することでR冷気吐出口から冷蔵室3内に冷気を吐出し、V冷気吐出口から野菜室8内に冷気を吐出する。流路バルブ30のFポートはFエバポレータ29に接続されたものであり、流路バルブ30のFポートが開放されたFモードではコンデンサ27内を通過した冷媒がFエバポレータ29内で蒸発した後にコンプレッサ17の吸込口に戻る。この流路バルブ30のFモードでFファンモータ25が運転されている状態ではFエバポレータ29がFダクト24内を流れる空気を冷却することでF冷気吐出口から冷凍室10内に冷気を吐出し、I冷気吐出口15から製氷室13内に冷気を吐出する。この流路バルブ30のFモードは冷凍サイクルの冷却モードに相当し、流路バルブ30のRモードは冷凍サイクルの冷却停止モードに相当する。
図2の制御回路32はCPUとROMとRAMを有するものである。この制御回路32のROMには運転制御プログラムおよび運転制御データのそれぞれが予め記録されており、制御回路32のCPUはモータ駆動回路33を運転制御プログラムおよび運転制御データのそれぞれに応じて電気的に制御することでコンプモータ18を回転操作し、モータ駆動回路34を運転制御プログラムおよび運転制御データのそれぞれに応じて電気的に制御することでCファンモータ19を回転操作し、モータ駆動回路35を運転制御プログラムおよび運転制御データのそれぞれに応じて電気的に制御することでRファンモータ22を回転操作し、モータ駆動回路36を運転制御プログラムおよび運転制御データのそれぞれに応じて電気的に制御することでFファンモータ25を回転操作し、モータ駆動回路37を運転制御プログラムおよび運転制御データのそれぞれに応じて電気的に制御することでバルブモータ31を回転操作する。この制御回路32は給水制御手段および熱源制御手段のそれぞれに相当する。
制御回路32のCPUはR温度センサ5からの温度信号およびF温度センサ12からの温度信号の双方に基づいてバルブモータ31の回転方向を制御することで流路バルブ30をRモードおよびFモード相互間で切換え、バルブモータ31の正方向の回転量を制御することでRエバポレータ28に対する冷媒の流量を制御し、バルブモータ31の逆方向の回転量を制御することでFエバポレータ29に対する冷媒の流量を制御するものである。この制御回路32のCPUは流路バルブ30のRモードでRファンモータ22を運転状態にし、流路バルブ30のFモードでFファンモータ25を運転状態にするものであり、冷蔵室3内は流路バルブ30のRモードでバルブモータ31の回転方向および回転量のそれぞれが制御されることで冷蔵温度帯域に直接的にコントロールされ、冷凍室10内は流路バルブ30のFモードでバルブモータ31の回転方向および回転量のそれぞれが制御されることで冷凍温度帯域に直接的にコントロールされ、野菜室8内は冷蔵室3内が冷蔵温度帯域にコントロールされることに連動して間接的に冷蔵温度帯域にコントロールされ、製氷室13内は冷凍室10内が冷凍温度帯域にコントロールされることに連動して製氷温度帯域に間接的にコントロールされる。
製氷室13内には、図4に示すように、製氷ダクト38が固定されている。この製氷ダクト38はI冷気吐出口15が後から前へ吐出した冷気を同方向へ案内するものであり、水平な天板39と天板39の左端部から下に向けて突出する垂直な左側板40と天板39の右端部から下に向けて突出する垂直な右側板41を有している。この製氷ダクト38の前端部には前板42が固定されている。この前板42は製氷ダクト38の前面を塞ぐ垂直なものであり、前板42には中空状のユニットケース43が固定されている。このユニットケース43は前板42の後方に配置されたものであり、製氷ダクト38に沿って後から前に向けて流れる冷気はユニットケース43および前板42のそれぞれに衝突する。このユニットケース43はケースに相当する。
製氷ダクト38には、図4に示すように、天板39の下方に位置して製氷皿44が装着されている。この製氷皿44は、図5に示すように、上方から見て左右方向の中心線がI冷気吐出口15の左右方向の中心線に重なるように配置されたものであり、4つの後ブロック45と4つの後ブロック45のそれぞれに比べて前方に位置する4つの中ブロック46と4つの中ブロック46のそれぞれに比べて前方に位置する2つの前ブロック47を有している。これら4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれは一面が開口する容器状をなしている。これら4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれは一面を通して注入された水を貯留するものであり、4つの後ブロック45内の水〜2つの前ブロック47内の水の10個のそれぞれは製氷室13内が製氷温度帯域にコントロールされることで凍結する。これら4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれは表面形状および大きさの双方が相互に同一な氷を製氷するものであり、内面の形状および内面の大きさの双方が相互に同一に設定されている。この製氷皿44は、図4に示すように、前後方向へ指向する回転軸48を有するものであり、注水用の一面が上方へ指向する製氷位置および注水用の一面が下方へ指向する離氷位置相互間で回転軸48を中心に製氷ダクト38と前板42とユニットケース43のそれぞれに対して回転可能にされている。
製氷皿44の4つの後ブロック45のそれぞれは、図5に示すように、4つの中ブロック46および2つの前ブロック47の6個に比べて後方に配置されたものであり、4つの後ブロック45内のそれぞれの水にはI冷気吐出口15から吐出された冷気が中ブロック46内の水および前ブロック47内の水の双方に比べて上流側で接触する。製氷皿44の2つの前ブロック47のそれぞれは4つの後ブロック45および4つの中ブロック46の8個に比べて前方に配置されたものであり、2つの前ブロック47内のそれぞれの水にはI冷気吐出口15から吐出された冷気が後ブロック45内の水および中ブロック46内の水の双方に比べて下流側で接触するものの製氷ダクト38の前板42およびユニットケース43に衝突した冷気が接触する。即ち、4つの後ブロック45内のそれぞれの水に接触する冷気は中ブロック46内の水に接触する冷気に比べて冷却能力が高く、2つの前ブロック47内のそれぞれの水に接触する冷気は中ブロック46内の水に接触する冷気に比べて接触量が多く、4つの中ブロック46内のそれぞれの水は後ブロック45内の水および前ブロック47内の水の双方に比べて凍結速度が遅い。この後ブロック45は第1の製氷ブロックに相当し、中ブロック46は第2の製氷ブロックに相当し、前ブロック47は第3の製氷ブロックに相当する。
ユニットケース43の内部には、図4に示すように、離氷モータ49および減速機構が収納されており、離氷モータ49の回転軸は減速機構を介して製氷皿44に連結されている。このユニットケース43にはストッパが固定されている。このストッパは製氷皿44が製氷位置から離氷位置に回転する途中で接触するものであり、製氷皿44はストッパに接触することでストッパに接触する前の自然形状から捻れ形状に弾性変形し、4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの氷は製氷皿44が自然形状から捩れ形状に弾性変形することで剥離する。制御回路32のCPUは、図2に示すように、モータ駆動回路51を電気的に制御することで離氷モータ49を回転操作するものであり、離氷モータ49を回転操作することで製氷皿44を製氷位置および離氷位置相互間で回転操作する。
製氷室13内には、図1に示すように、アイスボックス52が収納されている。このアイスボックス52は製氷皿44の下方に配置されたものであり、4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれの内面から剥離した氷はアイスボックス52内に落下する。ユニットケース43には、図4に示すように、検知レバー53が水平な軸54を中心に回転可能に装着されている。この検知レバー53はアイスボックス52内の氷に上方から接触する状態に自重で傾斜するものであり、検知レバー53の傾斜角度はアイスボックス52内の氷の高さに応じて変動する。ユニットケース43内には検知スイッチ55(図2参照)が収納されている。この検知スイッチ55はアイスボックス52内の氷の高さが一定の満杯値に到達することで検知レバー53の傾斜角度が限度値に到達した場合に電気的なオフ状態からオン状態に切換わるものであり、制御回路32のCPUは検知スイッチ55の電気的なオン状態では離氷モータ49の回転操作を行わない。
冷蔵室3内には、図1に示すように、給水タンク56が着脱可能に収納されている。この給水タンク56は水を貯留するものであり、給水タンク56内の水は冷蔵室3内の冷気によって凍結することなく冷蔵温度帯域に冷却される。この給水タンク56には給水ポンプの吸水口が接続されている。この給水ポンプは給水器に相当するものであり、給水ポンプの排水口には給水パイプ57の上端部の入口が接続されている。製氷ダクト38の天板39には、図4に示すように、開口部58が形成されており、給水パイプ57の下端部の出口は開口部58内に上方から挿入されている。この給水パイプ57の出口は製氷皿44の製氷位置で4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のうちの特定の1個の一面に上方から対向するものであり、製氷皿44の製氷位置で給水ポンプが運転状態にされた場合には4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のうちの特定の1個に給水タンク56から給水パイプ57を通して水が直接的に注入され、残りの9個のそれぞれには特定の1個から溢れた水が注入される。
給水ポンプは、図2に示すように、ポンプモータ59を駆動源とするものであり、制御回路32のCPUはモータ駆動回路60を電気的に制御することでポンプモータ59を運転状態および運転停止状態相互間で操作する。この制御回路32のCPUはポンプモータ59を一定の回転速度で一定の運転時間だけ運転状態にするものであり、製氷皿44の製氷位置でポンプモータ59が運転状態にされた場合には給水タンク56から製氷皿44内に一定量の水が注入されることで4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれに相互に同量の一定水位および一定量の水が貯留される。
製氷皿44には、図4に示すように、左右方向に隣接する特定の2つの中ブロック46相互間に位置してI温度センサ61が固定されている。このI温度センサ61は製氷皿44の底部の温度に応じたレベルの温度信号を出力するものであり、特定の2つの中ブロック46のそれぞれの外面に上下方向の底部で接触している。このI温度センサ61には下方からセンサカバー62が固定されている。このセンサカバー62は上カバー63および下カバー64を相互に接合してなる中空状をなすものであり、センサカバー62には下方からシートヒータ65が固定されている。このシートヒータ65は熱源に相当する。
シートヒータ65は2枚のシート相互間に蛇行状のヒータ線66(図2参照)を介在してなるものであり、2枚のシートのそれぞれとしてはヒータ線66に比べて熱伝導性に優れたアルミニウムが使用されている。このシートヒータ65はヒータ線66に電流が流れることで発熱するものであり、製氷皿44の4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれの下面はシートヒータ65に隙間を介して対向している。このシートヒータ65は4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれの下面を相互に同一の発熱量で下方から加熱するものであり、製氷皿44の製氷位置でシートヒータ65が発熱した場合には4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの水が上から下に向けて凍結する。水が凍結して氷になる場合には氷の結晶内にいかなる物質も入り込めない性質があり、水中に含まれている水以外の不純物は水および氷相互間の凍結面に排出される。この不純物が水中に拡散する速度よりも氷の凍結速度が速い場合には氷が不純物を取込みながら成長するので、氷の内部に白濁となって観測される。シートヒータ65は製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの水を上から下に向けて不純物が水中に拡散することが可能な遅い速度で凍結させ、白濁の要因となる不純物を下面に集めることで透明な氷を製氷するものである。
制御回路32のCPUは、図2に示すように、ヒータ駆動回路67を電気的に制御することでシートヒータ65を発熱させるものである。このシートヒータ65のヒータ線66はヒータ駆動回路67のオン状態で一定レベルの電流が流れるものであり、制御回路32のCPUはヒータ駆動回路67をROMに予め記録されたデューティ比D1およびデューティ比D2のいずれかで制御する。これらデューティ比D1およびデューティ比D2のそれぞれはオフ時間およびオン時間の合計の時間に対してオン時間が占める割合であり、シートヒータ65はヒータ駆動回路67がデューティ比D1で制御されることで通常出力(4W)で発熱し、ヒータ駆動回路67がデューティ比D2で制御されることで通常出力に比べて低い低出力(2W)で発熱する。この通常出力は第1の出力に相当し、低出力は第2の出力に相当する。
図6の製氷処理は制御回路32のROMに運転制御プログラムの一部として予め記録されたものであり、図6の製氷処理の実行中にはR温度センサ5からの温度信号およびF温度センサ12からの温度信号の双方に基づいて冷蔵室3内が冷蔵温度帯域にコントロールされ、冷凍室10内が冷凍温度帯域にコントロールされる。
制御回路32のCPUは図6のステップS1でポンプモータ59を運転開始する。このポンプモータ59の運転開始時には製氷皿44が製氷位置に静止しており、給水タンク56から給水パイプ57を通して製氷皿44内に水が給水開始される。このポンプモータ59は一定速度で継続的に運転されるものであり、CPUはステップS1でポンプモータ59を運転開始した場合にはステップS2でRAMのタイマの値を初期値(0)にリセットする。このタイマの値はCPUがタイマ割込み処理を起動する毎に一定値を加算するものである。このタイマ割込み処理は一定時間(1秒)が経過する毎に起動するものであり、タイマの値はポンプモータ59の運転開始時を基準とする時間に相当する。このポンプモータ59の運転開始時には製氷皿44内に水および氷のそれぞれが貯留されておらず、製氷皿44に対する給水は製氷皿44内に水および氷のそれぞれが貯留されていない空の状態で開始される。
CPUはステップS2でタイマの値をリセットすると、ステップS3でシートヒータ65を運転開始する。このシートヒータ65の運転はヒータ駆動回路67をROMのデューティ比D1で電気的に制御することで行われるものであり、製氷皿44の4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれの下面はステップS3で通常出力で加熱開始される。
CPUはステップS3でシートヒータ65を通常出力で運転開始すると、ステップS4でタイマの値の加算結果をROMに予め記録された給水時間と比較する。この給水時間は製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれに相互に同量の一定水位および一定量の水を貯留するための時間であり、CPUはステップS4でタイマの値の加算結果が給水時間に到達したと判断した場合にはステップS5でポンプモータ59を運転停止することで製氷皿44に対する給水を停止する。
CPUはステップS5でポンプモータ59を運転停止すると、ステップS6でタイマの値の加算結果をROMに予め記録された出力低下時間(>給水時間)と比較する。この出力低下時間は製氷皿44の4つの後ブロック45内および2つの前ブロック46内の6個のそれぞれの水が下面まで凍結するのに要する時間(2時間50分)に設定されたものであり、タイマの値の加算結果が出力低下時間に到達した時点では製氷皿44の4つの後ブロック45内および2つの前ブロック46内の6個のそれぞれに白濁のない透明な氷が製氷され、4つの中ブロック46内のそれぞれの水が下面まで凍結していない未凍結状態にある。このタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達する条件は熱源の第1の出力での運転を終えるために予め決められた条件に相当し、後ブロック45内〜前ブロック47内のそれぞれの水の下面は目標位置に相当する。
CPUはステップS6でタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達したと判断すると、ステップS7でシートヒータ65の出力をタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達する直前の通常出力から低出力に切換える。このシートヒータ65の出力低下はヒータ駆動回路67をROMのデューティ比D2で制御することで行われるものであり、図7に示すように、シートヒータ65はポンプモータ59の運転開始から出力低下時間が経過するまでは製氷皿44の4つの後ブロック45〜2つの前ブロック47の10個のそれぞれの下面を一定の通常出力で加熱し、出力低下時間が経過した後は一定の低出力で加熱する。
CPUは図6のステップS7でシートヒータ65の出力を通常出力から低出力に切換えると、ステップS8でタイマの値の加算結果を運転停止時間(3時間30分)と比較し、I温度センサ61からの温度信号を運転停止温度(−5℃)と比較する。これら運転停止時間および運転停止温度のそれぞれはROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS8でタイマの値の加算結果が運転停止時間に到達し、しかも、I温度センサ61からの温度信号が運転停止温度に到達したと判断した場合には運転停止条件が成立したと判断する。この運転停止条件は熱源の第2の出力での運転を終えるために予め決められた条件に相当する。
CPUはステップS8で運転停止条件が成立したと判断すると、ステップS9でヒータ駆動回路67の制御を終えることでシートヒータ65をオフする。この運転停止条件は4つの中ブロック46内のそれぞれの水が下面まで凍結するのに要する条件に設定されたものであり、運転停止条件が成立した時点では製氷皿44の4つの中ブロック46内のそれぞれに白濁のない透明な氷が製氷されている。図8の実線A〜Dの4つのそれぞれは中ブロック46の製氷処理での時間的な温度変化であり、実線E〜Fの2つのそれぞれは前ブロック47の製氷処理での時間的な温度変化であり、4つの中ブロック46内のそれぞれの水はシートヒータ65のオン状態で下面まで凍結する。
CPUは図6のステップS9でシートヒータ65をオフすると、ステップS10でタイマの値の加算結果を製氷完了時間(4時間)と比較し、I温度センサ61からの温度信号を製氷完了温度(−12.5℃)と比較する。これら製氷完了時間および製氷完了温度のそれぞれはROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS10でタイマの値の加算結果が製氷完了時間に到達し、しかも、I温度センサ61からの温度信号が製氷完了温度に到達したと判断した場合には製氷完了条件が成立したと判断する。即ち、製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの氷は運転停止条件が成立した後から製氷完了条件が成立するまでの期間内はシートヒータ65のオフ状態で冷却されることで降温する。
CPUはステップS10で製氷完了条件が成立したと判断すると、ステップS11で検知スイッチ55がオフ状態にあるか否かを判断する。例えばアイスボックス52内に満杯値の高さの氷が貯留されていない状態ではステップS11で検知スイッチ55がオフ状態にあると判断し、ステップS12で離氷モータ49を回転操作する。この離氷モータ49の回転操作は製氷皿44が製氷位置から離氷位置に回転した後に離氷位置から製氷位置に回転するように行われるものであり、製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの氷はステップS12で製氷皿44が製氷位置から離氷位置に回転操作されることで製氷皿44から剥離し、アイスボックス52内に落下する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
シートヒータ65が通常出力で運転されることで製氷皿44の後ブロック45内の水の凍結および前ブロック47内の水の凍結のそれぞれが下面に到達した場合にはタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達し、シートヒータ65の出力が通常出力から低出力に切換えられる。これら後ブロック45内の水の凍結および前ブロック47内の水の凍結のそれぞれが下面に到達した状態では中ブロック46内の水の凍結が下面に到達しておらず、中ブロック46内の水の凍結は中ブロック46が低出力で加熱されることで下面に到達する。従って、後ブロック45内の水の凍結および前ブロック47内の水の凍結のそれぞれが下面に到達することでシートヒータ65を運転停止する場合に比べて後ブロック45内と中ブロック46内と前ブロック47内のそれぞれに相互に同一な透明度の氷が製氷され、中ブロック46内の水の凍結が下面に到達するまでシートヒータ65を通常出力で運転する場合に比べて製氷時間が短縮される。
制御回路32のCPUは流路バルブ30をFモードからRモードに切換えることでRAMのフラグをオン状態に設定する。このフラグは流路バルブ30がFモードおよびRモードのいずれに設定されているかを示すものであり、制御回路32のCPUは流路バルブ30をRモードからFモードに切換えることでRAMのフラグをオフ状態に設定する。この制御回路32のROMには補正値αが予め記録されており、制御回路32のCPUは図6のステップS3でシートヒータ65をオンした後からステップS7でシートヒータ65の出力を低出力に切換える前までの期間内にはフラグのオフ状態でヒータ駆動回路67をデューティ比D1で運転し、フラグのオン状態でヒータ駆動回路67をデューティ比(D1−α)で運転する。この制御回路32のCPUは図6のステップS7でシートヒータ65を低出力に切換えた後からステップS9でシートヒータ65をオフする前までの期間内にはフラグのオフ状態でヒータ駆動回路67をデューティ比D2で運転し、フラグのオン状態でヒータ駆動回路67をデューティ比(D2−α)で運転する。図9はシートヒータ65の出力の時間的な変化であり、流路バルブ30のRモードではシートヒータ65の出力がFモードに比べて補正値αに相当する一定出力だけ小さくなる。図10はI温度センサ61からの温度信号の時間的な変化であり、I温度センサ61からの温度信号は流路バルブ30のRモードでほぼ変化することなく全体として滑らかに低下する。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
流路バルブ30がFモードおよびRモードのいずれに設定されているかに応じてシートヒータ65の通常出力および低出力のそれぞれを変化させた。このため、I温度センサ61からの温度信号が流路バルブ30のRモードで局部的にほぼ変化することなく全体として滑らかに低下するようになるので、流路バルブ30のFモードおよびRモードのそれぞれで水の凍結速度を相互に同一に保つことができる。従って、製氷皿44の後ブロック45内の水の凍結と中ブロック46内の水の凍結と前ブロック47内の水の凍結のそれぞれが下面まで進行するのに要する時間がシートヒータ65を一定の通常出力および一定の低出力で運転する場合に比べて短縮されるので、図6のステップS6の出力低下時間とステップS8の運転停止時間とステップS10の製氷完了時間のそれぞれを短縮しながらも透明な氷を製氷することができる。
上記実施例2においては、制御回路32のCPUがFファンモータ25を運転状態から運転停止状態にすることでフラグをオン状態に設定し、Fファンモータ25を運転停止状態から運転状態にすることでフラグをオフ状態に設定する構成としても良い。
図11の製氷処理は制御回路32のCPUが図6の製氷処理に換えて行うものであり、CPUはステップS5でポンプモータ59を運転停止状態にした場合にはステップS21でタイマの値の加算結果をROMに予め記録された運転開始時間(>給水時間)と比較する。この運転開始時間(10分)は製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの上面のみに氷の板ができるまでに必要な時間であり、CPUはステップS21でタイマの値の加算結果が運転開始時間に到達したと判断した場合にはステップS22でヒータ駆動回路67をデューティ比D1で運転開始し、図12に示すように、シートヒータ65を通常出力で運転開始する。
CPUは図11のステップS22でシートヒータ65を通常出力で運転開始すると、ステップS23でタイマの値の加算結果がROMに予め記録された出力低下時間に到達したか否かを判断する。このシートヒータ65は製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの上面のみに氷の板が形成された後に通常出力で運転開始されるものであり、4つの後ブロック45内および2つの前ブロック47内の6個のそれぞれの水の凍結はポンプモータ59の運転開始を基準にシートヒータ65を通常出力で運転開始する場合に比べて短時間で下面まで進行する。図11のステップS23の出力低下時間はポンプモータ59の運転開始を基準にシートヒータ65を通常出力で運転開始する場合の図6のステップS6の出力低下時間に比べて短く設定されたものであり、CPUはステップS23でタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達したと判断した場合にはステップS7でシートヒータ65の出力を通常出力から低出力に切換え、ステップS24へ移行する。このタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達した時点では製氷皿44の4つの後ブロック45内および2つの前ブロック47内のそれぞれに白濁のない透明な氷が製氷されている。
CPUはステップS24へ移行すると、タイマの値の加算結果をROMに予め記録された運転停止時間と比較し、I温度センサ61からの温度信号をROMに予め記録された運転停止温度と比較する。このステップS24の運転停止時間は図6のステップS8の運転停止時間に比べて短く設定されたものであり、ステップS24の運転停止温度は図6のステップS8の運転停止温度と同一に設定されたものであり、CPUはステップS24でタイマの値の加算結果が運転停止時間に到達し、I温度センサ61からの温度信号が運転停止温度に到達したと判断した場合には運転停止条件が成立したと判断する。この運転停止条件は4つの中ブロック46内のそれぞれの水が下面まで凍結するのに要する条件に相当するものであり、運転停止条件が成立した時点では製氷皿44の4つの中ブロック46内のそれぞれに白濁のない透明な氷が製氷されている。
CPUはステップS24で運転停止条件が成立したと判断すると、ステップS9でシートヒータ65を運転停止状態にする。そして、ステップS25でタイマの値の加算結果をROMに予め記録された製氷完了時間と比較し、I温度センサ61からの温度信号をROMに予め記録された製氷完了温度と比較する。このステップS25の製氷完了時間は図6のステップS10の製氷完了時間に比べて短く設定されたものであり、ステップS25の製氷完了温度は図6のステップS10の製氷完了温度と同一に設定されたものであり、CPUはステップS25でタイマの値の加算結果が製氷完了時間に到達し、I温度センサ61からの温度信号が製氷完了温度に到達したと判断した場合には製氷完了条件が成立したと判断する。
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
製氷皿44の後ブロック45内の水と中ブロック46内の水と前ブロック47内の水のそれぞれの上面はシートヒータ65の運転停止状態で凍結した場合であっても白濁することが少なく、後ブロック45内の水〜前ブロック47内の水のそれぞれの上面のみをシートヒータ65の運転停止状態で凍結させた後にシートヒータ65を通常出力で運転開始することでポンプモータ59の運転開始を基準にシートヒータ65を通常出力で運転開始する場合に比べて短い運転停止時間で透明な氷を製氷できる。
図13の製氷処理は制御回路32のCPUが図6の製氷処理に換えて行うものであり、CPUはステップS2でタイマの値をリセットした場合にはステップS31でヒータ駆動回路67をROMに予め記録されたデューティ比D3で運転開始する。このデューティ比D3はシートヒータ65を通常出力(4W)および低出力(2W)相互間の中出力(3W)で運転するためのものであり、CPUはステップS31でシートヒータ65を中出力で運転開始した場合にはステップS4へ移行する。ここでタイマTの値の加算結果が給水時間に到達したと判断した場合にはステップS5でポンプモータ59を運転停止し、ステップS32へ移行する。
CPUはステップS32へ移行すると、タイマの値の加算結果がROMに予め記録された出力高上時間(>給水時間)に到達したか否かを判断する。この出力高上時間は製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの上面のみに氷の板ができるまでに必要な時間であり、CPUはステップS32でタイマの値の加算結果が出力高上時間に到達したと判断した場合にはステップS33へ移行する。ここでシートヒータ65の出力を中出力から通常出力に切換え(図14参照)、ステップS34へ移行する。この中出力は第3の出力に相当する。
CPUはステップS34へ移行すると、タイマの値の加算結果がROMに予め記録された出力低下時間に到達したか否かを判断する。この場合には製氷皿44の4つの後ブロック45内〜2つの前ブロック47内の10個のそれぞれの上面のみに氷の板が形成されるまでシートヒータ65が中出力で運転されており、4つの後ブロック45内および2つの前ブロック47内の6個のそれぞれの水の凍結はポンプモータ59の運転開始を基準にシートヒータ65を通常出力で運転開始する場合に比べて短時間で下面まで進行し、ポンプモータ59の運転開始を基準に運転開始時間が経過することでシートヒータ65を通常出力で運転開始する場合に比べて長時間で下面まで進行する。図13のステップS34の出力低下時間は図6のステップS6の出力低下時間および図11のステップS23の出力低下時間相互間の長さに設定されたものであり、CPUはステップS34でタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達したと判断した場合にはステップS7でシートヒータ65の出力を通常出力から低出力に下げ、ステップS35へ移行する。このタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達した時点では製氷皿44の4つの後ブロック45内および2つの前ブロック47内の6個のそれぞれに白濁のない透明な氷が製氷されている。
CPUはステップS35へ移行すると、タイマの値の加算結果をROMに予め記録された運転停止時間と比較し、I温度センサ61からの温度信号をROMに予め記録された運転停止温度と比較する。このステップS35の運転停止時間は図6のステップS8の運転停止時間および図11のステップS24の運転停止時間相互間の長さに設定されたものであり、ステップS35の運転停止温度は図6のステップS8の運転停止温度および図11のステップS24の運転停止温度のそれぞれと同一に設定されたものであり、CPUはステップS35でタイマの値の加算結果が運転停止時間に到達し、I温度センサ61からの温度信号が運転停止温度に到達したと判断した場合には運転停止条件が成立したと判断する。この運転停止条件は4つの中ブロック46内のそれぞれの水が下面まで凍結するのに要する条件に相当するものであり、運転停止条件が成立した時点では製氷皿44の4つの中ブロック46内のそれぞれに白濁のない透明な氷が製氷されている。
CPUはステップS35で運転停止条件が成立したと判断すると、ステップS9でシートヒータ65を運転停止状態にする。そして、ステップS36でタイマの値の加算結果をROMに予め記録された製氷完了時間と比較し、I温度センサ61からの温度信号をROMに予め記録された製氷完了温度と比較する。このステップS36の製氷完了時間は図6のステップS10の製氷完了時間および図11のステップS25の製氷完了時間相互間の長さに設定されたものであり、ステップS36の製氷完了温度は図6のステップS10の製氷完了温度および図11のステップS25の製氷完了温度のそれぞれと同一に設定されたものであり、CPUはステップS36でタイマの値の加算結果が製氷完了時間に到達し、I温度センサ61からの温度信号が製氷完了温度に到達したと判断した場合には製氷完了条件が成立したと判断する。
上記実施例4によれば次の効果を奏する。
製氷皿44の後ブロック45内の水と中ブロック46内の水と前ブロック47内の水のそれぞれの上面はシートヒータ65の中出力の運転状態で凍結した場合であっても白濁することが少なく、後ブロック45内の水〜前ブロック47内の水のそれぞれの上面のみをシートヒータ65の中出力の運転状態で凍結させた後にシートヒータ65を通常出力に切換えることでポンプモータ59の運転開始を基準にシートヒータ65を通常出力で運転開始する場合に比べて短い運転停止時間で透明な氷を製氷できる。
図15の製氷処理は制御回路32のCPUが図6の製氷処理に換えて行うものであり、CPUはステップS6でタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達したと判断した場合にはステップS41の出力低下処理へ移行する。この出力低下処理はタイマの値の加算結果が出力低下時間(2時間50分)に到達することでヒータ駆動回路67をROMに予め記録されたデューティ比D4で運転し、タイマの値の加算結果が出力低下時間1(3時間10分)に到達することでヒータ駆動回路67をROMに予め記録されたデューティ比D5で運転し、タイマの値の加算結果が出力低下時間2(3時間20分)に到達することでヒータ駆動回路67をROMに予め記録されたデューティ比D6で運転するものであり、シートヒータ65は、図16に示すように、ヒータ駆動回路67がデューティ比D4で運転されることで通常出力(4W)に比べて低い低出力1(3W)で発熱し、ヒータ駆動回路67がデューティ比D5で運転されることで低出力1に比べて低い低出力2(2W)で発熱し、ヒータ駆動回路67がデューティ比D6で運転されることで低出力2に比べて低い低出力3(1W)で発熱する。これら低出力1と低出力2と低出力3のそれぞれは第2の出力に相当する。
上記実施例1〜5のそれぞれにおいては、制御回路32のCPUが図6のステップS6と図11のステップS23と図13のステップS34と図15のステップS6のそれぞれでI温度センサ61からの温度信号がROMに予め記録された閾値に到達したか否かを判断する構成としても良い。この閾値は製氷皿44の4つの後ブロック45内の水の凍結および2つの前ブロック47内の水の凍結のそれぞれが下面に到達する値に設定することが好ましい。
上記実施例1〜5のそれぞれにおいては、制御回路32のCPUが図6のステップS8と図11のステップS24と図13のステップS35と図15のステップS8のそれぞれでタイマの値の加算結果が運転停止時間に到達した場合またはI温度センサ61からの温度信号が運転停止温度に到達した場合に運転停止条件が成立したと判断する構成としても良い。これら運転停止時間および運転停止温度のそれぞれは製氷皿44の4つの中ブロック46内の水の凍結が下面に到達する値に設定することが好ましい。
上記実施例1〜5のそれぞれにおいては、制御回路32のCPUが図6のステップS10と図11のステップS25と図13のステップS36と図15のステップS10のそれぞれでタイマの値の加算結果が製氷完了時間に到達した場合またはI温度センサ61からの温度信号が製氷完了温度に到達した場合に製氷完了条件が成立したと判断する構成としても良い。
上記実施例には特許請求の範囲に記載された発明に加えて次の[発明1]が記載されている。
[発明1]
氷を製氷するための製氷温度帯域にコントロールされる製氷室と、
前記製氷室内に冷気を吐出する冷気吐出口と、
前記製氷室内に設けられ、「上面が開放され且つ下面が閉鎖されたものであって、製氷用の水を貯留する第1の製氷ブロック」と「前記第1の製氷ブロックに比べて前記冷気吐出口から吐出される冷気の流れの下流側に設けられ、上面が開放され且つ下面が閉鎖されたものであって製氷用の水を貯留する第2の製氷ブロック」と「前記第2の製氷ブロックに比べて前記冷気吐出口から吐出される冷気の流れの下流側に設けられ、上面が開放され且つ下面が閉鎖されたものであって製氷用の水を貯留する第3の製氷ブロック」を有する製氷皿と、
前記製氷皿の第1の製氷ブロック内と第2の製氷ブロック内と第3の製氷ブロック内のそれぞれに上面から水を供給するものであって、電気的な駆動源を有する給水器と、
前記給水器の駆動源を電気的に制御することで前記製氷皿の第1の製氷ブロック内と第2の製氷ブロック内と第3の製氷ブロック内のそれぞれに予め決められた一定量の水を貯留する給水制御手段と、
前記製氷室内に設けられ、前記製氷皿の第3の製氷ブロックに比べて前記冷気吐出口から吐出される冷気の流れの下流側に配置されたものであって前記製氷皿を回転操作することで前記製氷皿の第1の製氷ブロック内と第2の製氷ブロック内と第3の製氷ブロック内のそれぞれから氷を剥離する離氷モータが収納されたケースと、
前記製氷皿の第1の製氷ブロックと第2の製氷ブロックと第3の製氷ブロックのそれぞれを下方から加熱することで第1の製氷ブロック内の水の凍結と第2の製氷ブロック内の水の凍結と第3の製氷ブロック内の水の凍結のそれぞれを上から下に向けて進行させる電気的な熱源と、
前記熱源を電気的に制御する熱源制御手段を備え、
前記熱源制御手段は、前記製氷皿の第1の製氷ブロック内と第2の製氷ブロック内と第3の製氷ブロック内のそれぞれに水が貯留された状態で前記熱源を予め決められた第1の出力で運転するものであって、前記製氷皿の第1の製氷ブロック内の水の凍結および第3の製氷ブロック内の水の凍結のそれぞれが目標位置まで進行するように予め決められた条件が成立した場合に前記熱源を当該第1の出力に比べて低い第2の出力で運転すると共に前記製氷皿の第2の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置まで進行するように予め決められた条件が成立した場合に前記熱源の第2の出力による運転を終えることを特徴とする製氷装置。
図17の製氷処理は制御回路32のCPUが図6の製氷処理に換えて行うものであり、CPUはステップS5でポンプモータ59を運転停止状態にした場合にはステップS51でタイマの値の加算結果をROMに予め記録された相変化前時間(30分)と比較する。ここでタイマの値の加算結果が相変化前時間に到達したと判断した場合にはステップS52へ移行し、ヒータ駆動回路67をデューティ比D1で運転開始することでシートヒータ65を通常出力で運転開始する。
シートヒータ65の運転停止状態では製氷皿44内の水はI冷気吐出口15から吐出された冷気が上面に直接的に接触することで上面から凍結開始し、上面→側面→底面→中央部の順序で凍結が進行する。この製氷皿44内の水の上面が凍結開始するのに要する時間は給水開始を基準に約10分であり、側面が凍結開始するのに要する時間は給水開始を基準に約20分であり、底面が凍結開始するのに要する時間は給水開始を基準に約30分であり、給水開始から約40分が経過した時点では底面の全てが凍結し、底面の全てが凍結した時点では白濁のない中央部が未凍結の氷となる。図18はシートヒータ65の運転停止状態でのI温度センサ61の温度信号の時間的な変化であり、I温度センサ61の温度信号は製氷皿44の空の状態で給水ポンプから製氷皿44内に水が給水されることで上昇する。このI温度センサ61の温度信号は水が氷へ相変化する場合の相変化温度帯域(二点鎖線参照)を維持し、給水開始から約40分が経過することで相変化温度帯域から外れて下降する。図17のステップS51の相変化前時間はシートヒータ65の運転停止状態で製氷皿44内の水の底面が凍結開始する時間に設定されたものであり、シートヒータ65は製氷皿44の4つの後ブロック45内の水と4つの中ブロック46内の水と2つの前ブロック47内の水のそれぞれの底面が凍結開始するタイミングで通常出力で運転開始される。
CPUは図17のステップS52でシートヒータ65を通常出力で運転開始すると、ステップS53でタイマの値の加算結果がROMに予め記録された出力低下時間に到達したか否かを判断する。このステップS53の出力低下時間は図6のステップS6の出力低下時間に比べて短く設定されたものであり、CPUはステップS53でタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達したと判断した場合にはステップS7へ移行する。このタイマの値の加算結果が出力低下時間に到達した時点では製氷皿44の4つの後ブロック45内の水および2つの前ブロック47内の水の全てが凍結しており、CPUはステップS7へ移行した場合にはシートヒータ65の出力を通常出力から低出力に下げ、ステップS54へ移行する。
CPUはステップS54へ移行すると、タイマの値の加算結果をROMに予め記録された運転停止時間と比較し、I温度センサ61からの温度信号をROMに予め記録された運転停止温度と比較する。このステップS54の運転停止時間は図6のステップS8の運転停止時間に比べて短く設定されたものであり、ステップS54の運転停止温度は図6のステップS8の運転停止温度と同一に設定されたものであり、CPUはステップS54でタイマの値の加算結果が運転停止時間に到達し、I温度センサ61からの温度信号が運転停止温度に到達したと判断した場合には運転停止条件が成立したと判断する。
CPUはステップS54で運転停止条件が成立したと判断すると、ステップS9でシートヒータ65を運転停止する。この運転停止条件が成立した時点では製氷皿44の4つの中ブロック46内のそれぞれの水が全て凍結しており、CPUはステップS9でシートヒータ65を運転停止した場合にはステップS55でタイマの値の加算結果をROMに予め記録された製氷完了時間と比較し、I温度センサ61からの温度信号をROMに予め記録された製氷完了温度と比較する。このステップS55の製氷完了時間は図6のステップS10の製氷完了時間に比べて短く設定されたものであり、ステップS55の製氷完了温度は図6のステップS10の製氷完了温度と同一に設定されたものであり、CPUはステップS55でタイマの値の加算結果が製氷完了時間に到達し、I温度センサ61からの温度信号が製氷完了温度に到達したと判断した場合には製氷完了条件が成立したと判断する。
上記実施例6によれば次の効果を奏する。
製氷皿44の後ブロック45内の水と中ブロック46内の水と前ブロック47内の水のそれぞれの底面が凍結開始するタイミングでシートヒータ65を通常出力で運転開始したので、ポンプモータ59の運転開始を基準にシートヒータ65を通常出力で運転開始する場合に比べて短い運転停止時間で透明な氷を製氷することができる。
13は製氷室、15はI冷気吐出口(冷気吐出口)、32は制御回路(給水制御手段,熱源制御手段)、43はユニットケース(ケース)、44は製氷皿、45は後ブロック(第1の製氷ブロック)、46は中ブロック(第2の製氷ブロック)、47は前ブロック(第3の製氷ブロック)、49は離氷モータ、59はポンプモータ(駆動源)、65はシートヒータ(熱源)を示す。

Claims (5)

  1. 氷を製氷するための製氷温度帯域にコントロールされる製氷室と、
    前記製氷室内に冷気を吐出する冷気吐出口と、
    前記製氷室内に設けられ、次の1)第1の製氷ブロックおよび2)第2の製氷ブロックを有する製氷皿と、
    1)上面が開放され且つ下面が閉鎖されたものであって、製氷用の水を貯留する第1の製氷ブロック
    2)前記第1の製氷ブロックに比べて前記冷気吐出口から吐出される冷気の流れの下流側に設けられ、上面が開放され且つ下面が閉鎖されたものであって製氷用の水を貯留する第2の製氷ブロック
    前記製氷皿の第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに上面から水を供給するものであって、電気的な駆動源を有する給水器と、
    前記給水器の駆動源を電気的に制御することで前記製氷皿の第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに予め決められた一定量の水を貯留する給水制御手段と、
    前記製氷皿の第1の製氷ブロックおよび第2の製氷ブロックのそれぞれを下方から加熱することで第1の製氷ブロック内の水の凍結および第2の製氷ブロック内の水の凍結のそれぞれを上から下に向けて進行させる電気的な熱源と、
    前記熱源を電気的に制御する熱源制御手段を備え、
    前記熱源制御手段は、
    前記製氷皿の第1の製氷ブロック内および第2の製氷ブロック内のそれぞれに一定量の水が貯留された状態で前記熱源を予め決められた第1の出力で運転するものであって、前記製氷皿の第1の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達するように予め決められた条件が成立した場合に前記熱源を第1の出力に比べて低い第2の出力で運転し、前記製氷皿の第2の製氷ブロック内の水の凍結が目標位置に到達するように予め決められた条件が成立した場合に前記熱源の第2の出力での運転を終えることを特徴とする製氷装置。
  2. 前記熱源制御手段は、前記製氷皿の第1の製氷ブロック内の水および第2の製氷ブロック内の水のそれぞれの上面のみが凍結するように予め決められた条件が成立していない場合に前記熱源を運転停止状態にするものであって、当該条件が成立した場合に前記熱源を第1の出力で運転開始することを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  3. 前記熱源制御手段は、前記製氷皿の第1の製氷ブロック内の水および第2の製氷ブロック内の水のそれぞれの上面のみが凍結するように予め決められた条件が成立していない場合に前記熱源を第1の出力に比べて低い第3の出力で運転するものであって、当該条件が成立した場合に前記熱源の出力を第3の出力から第1の出力に切換えることを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  4. 前記熱源制御手段は、前記熱源を時間が経過することに応じて出力が段階的に低下するように第1の出力に比べて低い複数の第2の出力のそれぞれで運転することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の製氷装置。
  5. 前記冷気吐出口から前記製氷室内に冷気を吐出する冷却モードおよび前記冷気吐出口から前記製氷室内に冷気を吐出しない冷却停止モードのそれぞれに切換えられる冷凍サイクルを備え、
    前記熱源制御手段は、前記冷凍サイクルが冷却モードおよび冷却停止モードのいずれに設定されているかに応じて第1の出力および第2の出力のそれぞれを変化させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の製氷装置。
JP2010051715A 2010-03-09 2010-03-09 製氷装置 Pending JP2011185541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010051715A JP2011185541A (ja) 2010-03-09 2010-03-09 製氷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010051715A JP2011185541A (ja) 2010-03-09 2010-03-09 製氷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011185541A true JP2011185541A (ja) 2011-09-22

Family

ID=44792049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010051715A Pending JP2011185541A (ja) 2010-03-09 2010-03-09 製氷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011185541A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020071802A1 (ko) * 2018-10-02 2020-04-09 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
KR20200038094A (ko) * 2018-10-02 2020-04-10 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
KR20200038095A (ko) * 2018-10-02 2020-04-10 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
CN111512104A (zh) * 2018-01-16 2020-08-07 三星电子株式会社 制冰机
CN111829227A (zh) * 2019-04-15 2020-10-27 青岛海尔电冰箱有限公司 制冰模块
EP3862699A4 (en) * 2018-10-02 2022-07-27 LG Electronics Inc. FRIDGE
US11874043B2 (en) 2018-10-02 2024-01-16 Lg Electronics Inc. Refrigerator
US12013168B2 (en) 2018-10-02 2024-06-18 Lg Electronics Inc. Refrigerator and method for controlling same

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0194880U (ja) * 1987-12-14 1989-06-22
JPH03282174A (ja) * 1990-03-29 1991-12-12 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫用自動製氷装置
JPH05203299A (ja) * 1992-01-23 1993-08-10 Matsushita Refrig Co Ltd 自動製氷装置
JPH05306867A (ja) * 1992-05-01 1993-11-19 Toshiba Corp 冷蔵庫の自動製氷装置
JP2002350019A (ja) * 2002-04-10 2002-12-04 Matsushita Refrig Co Ltd 透明氷の製造方法
JP2007120913A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2008157619A (ja) * 2003-03-24 2008-07-10 Mitsubishi Electric Corp 製氷装置、冷凍冷蔵庫

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0194880U (ja) * 1987-12-14 1989-06-22
JPH03282174A (ja) * 1990-03-29 1991-12-12 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫用自動製氷装置
JPH05203299A (ja) * 1992-01-23 1993-08-10 Matsushita Refrig Co Ltd 自動製氷装置
JPH05306867A (ja) * 1992-05-01 1993-11-19 Toshiba Corp 冷蔵庫の自動製氷装置
JP2002350019A (ja) * 2002-04-10 2002-12-04 Matsushita Refrig Co Ltd 透明氷の製造方法
JP2008157619A (ja) * 2003-03-24 2008-07-10 Mitsubishi Electric Corp 製氷装置、冷凍冷蔵庫
JP2007120913A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Toshiba Corp 冷蔵庫

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111512104A (zh) * 2018-01-16 2020-08-07 三星电子株式会社 制冰机
CN111512104B (zh) * 2018-01-16 2022-05-17 三星电子株式会社 制冰机
EP3862699A4 (en) * 2018-10-02 2022-07-27 LG Electronics Inc. FRIDGE
KR20200038095A (ko) * 2018-10-02 2020-04-10 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
KR20200038094A (ko) * 2018-10-02 2020-04-10 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
WO2020071802A1 (ko) * 2018-10-02 2020-04-09 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
KR20230031259A (ko) * 2018-10-02 2023-03-07 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
KR102551119B1 (ko) 2018-10-02 2023-07-05 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
US11719478B2 (en) 2018-10-02 2023-08-08 Lg Electronics Inc. Ice maker and refrigerator including the same
US11874043B2 (en) 2018-10-02 2024-01-16 Lg Electronics Inc. Refrigerator
KR102662710B1 (ko) * 2018-10-02 2024-05-03 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
KR102665703B1 (ko) * 2018-10-02 2024-05-14 엘지전자 주식회사 제빙기 및 이를 포함하는 냉장고
US12013168B2 (en) 2018-10-02 2024-06-18 Lg Electronics Inc. Refrigerator and method for controlling same
CN111829227A (zh) * 2019-04-15 2020-10-27 青岛海尔电冰箱有限公司 制冰模块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011185541A (ja) 製氷装置
EP2096384B1 (en) Method of controlling ice making assembly for refrigerator
US9341407B2 (en) Apparatus for storing ice and method for controlling same
US7752859B2 (en) Control method of refrigerator
CN102405383B (zh) 制冰机控制系统及方法
CN1075192C (zh) 电冰箱的运行控制装置及其方法
US5212957A (en) Refgrigerator/water purifier
EP2520878A2 (en) Ice making apparatus and refrigerator having the same
EP2159516A2 (en) Refrigerator having multiple icemakers
KR20180002613A (ko) 청정 응축기를 유지하기 위해 역전 응축기 팬 모터를 가진 제빙기
JP2007278548A (ja) 自動製氷装置
CA2544486A1 (en) Ice-dispensing assembly mounted within a refrigerator compartment
KR101189452B1 (ko) 제빙기 및 이를 구비한 냉장고
US20070137240A1 (en) Control method of refrigerator
CN101206092A (zh) 冰箱
US20210131724A1 (en) Method for controlling water purifier
KR101659021B1 (ko) 제빙장치 및 이를 구비한 냉장고
US20100018239A1 (en) Refrigerator
KR20150145705A (ko) 제빙기 및 이를 구비하는 냉장고
JP6370272B2 (ja) セル型製氷機
JP2005090801A (ja) 製氷装置
KR101507037B1 (ko) 제빙기의 함체
EP2097695B1 (en) Refrigerator
JP2008151504A (ja) 製氷装置
JP6575910B2 (ja) 製氷機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131017

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140325