JPH0426808B2 - - Google Patents

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JPH0426808B2
JPH0426808B2 JP63126498A JP12649888A JPH0426808B2 JP H0426808 B2 JPH0426808 B2 JP H0426808B2 JP 63126498 A JP63126498 A JP 63126498A JP 12649888 A JP12649888 A JP 12649888A JP H0426808 B2 JPH0426808 B2 JP H0426808B2
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JP
Japan
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container
adsorption tank
fish
carbon dioxide
water
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63126498A
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English (en)
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JPH01296929A (ja
Inventor
Takayoshi Yamazaki
Masakazu Obara
Masao Takahara
Mitsuo Ui
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Tatsumi Corp
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Tatsumi Corp
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は活魚輸送装置に関する。 (従来の技術) 近年、魚およびえび等の魚介類を鮮度を保つて
輸送するため、また商品価値を高める等の目的で
魚介類を生きたまま輸送することがひろく行われ
ている。 これら、魚介類の輸送のうちとくに魚類を輸送
する方法(活魚輸送)として従来行われている方
法は、大量輸送する方法としては魚を大形の水槽
に収容しこの水槽内にボンベから酸素ガスを供給
しながら輸送する方法があり、また、観償魚を輸
送したり外国から魚介類を航空輸送する場合など
のように小規模で輸送する方法としては、第2図
に示すように、ポリエチレンなどの袋に水ととも
に魚を入れ、酸素ガスを袋内に充填した後密封し
て輸送する方法がある。第2図で1はビニール袋
であり、2は水で、ビニール袋1の気相中には酸
素ガス3が充填される。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の魚類の輸送方法において
は、輸送できる魚の量および魚を弱らせずに輸送
できる時間に制限がある。これは、魚類が呼吸す
る際に排出する二酸化炭素が大きく関係してお
り、水中の二酸化炭素量が一定の許容量をこえる
と、水中に十分に酸素が存在していても魚は弱つ
てしまい死亡してしまうことが知られている。 開放型の輸送水槽であれば、水中に酸素ガスあ
るいは空気を送り込むことにより、水中に溶けた
二酸化炭素を空気中に強制的に発散させる程度の
対応は可能になるが、上記のように密閉容器を用
いて輸送する場合は、容器が閉鎖された環境にあ
るため二酸化炭素を外部へ放出することが不可能
であり、したがつてあまり多くの魚を長時間輸送
すると容器内に蓄積された二酸化炭素の害が顕著
に現れてくる。 この二酸化炭素の害を軽減させるためには、水
中から発散される二酸化炭素を受け入れる空間を
大きくとればよいが、このように空間部分を大き
くとると収容される魚類および水の量に比較して
大きな容器を用いることとなり輸送経費がかさみ
効率的でないという問題点がある。 そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなさ
れたものであり、その目的とするところは、密閉
容器を用いた活魚輸送に好適に用いることがで
き、また魚類から排出される二酸化炭素を除去す
ることにより容器内に充填した酸素ガスが効率的
に利用でき、大量の魚類を長時間にわたつて弱ら
せずに輸送できる活魚輸送装置を提供しようとす
るものである。 (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそ
なえる。 すなわち、魚が水とともに収容され酸素ガスが
充填されて密閉される容器と、該容器の外部に設
置され、二酸化炭素を吸着する吸着剤が収納され
た吸着槽と、前記容器の気相内で一端が開口し、
他端が前記吸着槽の入口側に接続される吸気管
と、前記吸着槽の出口側に一端が接続され、送気
端が前記容器内の水中で開口する送気管と、前記
容器内の気相から吸気し前記吸気管、吸着槽、送
気管をとおして前記容器と前記吸着槽間で容器内
の気体を循環通流させるエアポンプとを有するこ
とを特徴とする。 (作用) エアポンプを駆動することにより、容器内の気
相から吸気管をとおして二酸化炭素を含んだ気体
が吸着槽に導入される。吸着槽を通過する際に気
体に含まれた二酸化炭素が吸着剤によつて吸着・
除去され、二酸化炭素が除去された気体は送気管
をとおして水中の送気端から送出される。容器内
の気体はこうして容器と吸着槽の間で循環され、
水中での二酸化炭素の蓄積を防止する。 (実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。 第1図は、本発明に係る活魚輸送装置の一実施
例を示す説明図である。 図で10は魚を水とともに収容して輸送する容
器であり、上部に魚および水を出し入れするため
の開口部が設けられ、この開口部は蓋12によつ
て密閉される。 14は容器10の外部に設置される吸着槽であ
る。この吸着槽14内には水酸化ナトリウム、水
酸化カルシウム、ソーダ石灰等の二酸化炭素吸着
剤が収容されている。 前記容器10と吸着槽14間は吸気管16およ
び送気管18を介して連通され、送気管18の中
途には吸着槽14を経由して容器10内のガスを
循環させるエアポンプ20が設けられる。 容器10の上部には前記吸気管16と送気管1
8を支持する換気部22が設けられ、換気部22
には酸素ガスを充填する際に使用する注入口24
が設けられる。 なお、前記吸気管16の容器内の先端は容器内
の気相中に開口し、送気管18の先端は容器10
内の底部まで延出される。送気管18の先端部に
は送気管18によつて送られた酸素ガスを小さな
気泡状にして排出するための分散器26が設けら
れる。 続いて、上述した実施例の作用について説明す
る。まず、容器10内に酸素ガスを充填する空間
をあけて魚と水を入れ、この空間から空気を抜い
た後に蓋12を閉め、注入口24から容器内に酸
素ガスを注入・充填し容器10を密閉する。エア
ポンプ20を作動することにより容器10内の酸
素ガスは吸気管16を介して吸着槽14内に吸入
され、送気管18をとおつて再び容器10内に戻
される。 送気管18先端の分散器26からは送られてき
た酸素ガスが小さな気泡状となつて排出されるこ
とにより、酸素ガスが水中に溶け込みやすくな
り、また同時に魚が呼吸することによつて水中に
排出された二酸化炭素ガスを積極的に容器の気相
中へ発散させる。 気相中に発散された二酸化炭素ガスは酸素ガス
とともに吸着槽14に送られ、吸着槽14内を通
過する間に吸着槽14に収容された吸着剤によつ
て二酸化炭素が吸着され、酸素ガスのみが再び送
気管18を通じて容器内に戻される。 上述したように送気管18から送られた酸素ガ
スは水中で気泡状に排出されて水中に積極的に溶
け込み、同時に水中の二酸化炭素を気相中へ発散
しやすくして、二酸化炭素ガスを効果的に排出す
る。そして、常時容器中のガスを循環させること
によつて容器内の環境を良好に保つことができ
る。 以下に、上記実施例の活魚輸送装置を用いた場
合と従来の密閉容器を用いた場合での比較試験例
について説明する。 容積20リツトルのビニール製密閉容器内に水10
リツトルと魚体重約100gのイワナ5〜30尾を入
れ、30時間の輸送実験を行つた。輸送装置として
は従来の酸素ガスを充填した容器と本実施例の輸
送装置を用いた。表1にその試験結果を示す。 表1からわかるように、従来の方法では30時間
後まで魚を生存させるためには5〜10尾が限度で
あつたのに対し、本実施例の方法によれば20〜30
尾まで生存させたままで輸送することができた。 しかも、従来の密閉容器を用いたものでは、二
酸化炭素の影響により麻酔状態となり弱つてしま
つたが、本実施例の活魚輸送装置を用いたもので
は試験開始時と同様に活動が活発で弱ることがな
かつた。
【表】
【表】 なお、水中に二酸化炭素が蓄積するにつれてPH
値が著しく低下するので、水のPH値を知ることに
よつて間接的に水中の二酸化炭素の量を知ること
ができるが、本実施例の活魚輸送装置を用いた例
では、自然の水がPH6.9〜7.0であつたのに対し、
試験終了時でも容器内の水はPH6.8〜6.9とほとん
ど低下せず、魚の排出した二酸化炭素が効率良く
回収されていたことが確認できた。 また、本試験においては二酸化炭素の吸着剤と
して水酸化ナトリウムの水溶液、固型水酸化ナト
ウム、水酸化カルシウム、ソーダ石灰について上
記の条件で30時間経過後の生存を試験したとこ
ろ、いずれも十分な効果を示した。なお、吸着剤
として用いる場合は取り扱いやすさの点からソー
ダ石灰がもつとも優れていると思われる。 また、エアポンプ20の送気量による効果をみ
るために送気能力が700ml/分〜1600ml/分のも
のについて試験したが、700ml/分程度の送気能
力を有する小型のエアポンプでも十分に機能する
ことが確かめられた。 なお、上記例においては密閉袋を用いた例につ
いて述べたが、もちろも容器等は密閉袋に限定さ
れるものではなく、他の密閉容器であつてもかま
わない。また、吸着槽の取り付け位置も容器外に
限定されるものではなく、場合によつては容器内
に配置することも可能である。また、エアポンプ
も吸気管側に配置する等その配置位置もとくに限
定されるものではない。 以上、本発明について好適な実施例を挙げて
種々説明したが、本発明はこの実施例に限定され
るものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内
で多くの改変を施し得るのはもちろんのことであ
る。 (発明の効果) 本発明に係る活魚輸送装置によれば、上述した
ように、容器内の気体を循環して二酸化炭素を吸
着除去することにより二酸化炭素を効果的に除去
することができ、これによつて容器の水中に二酸
化炭素が蓄積されることを効果的に防止し、活魚
の輸送環境を好適に維持することができる。ま
た、気体循環で二酸化炭素を除去することで、吸
着槽の構成および気体を循環させるためのポンプ
等の機構が簡素化でき、輸送装置全体をコンパク
トに構成でき、機能性、経済性において優れた機
能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る活魚輸送装置の一実施例
を示す説明図、第2図は活魚輸送装置の従来例を
示す説明図である。 10…容器、14…吸着槽、16…吸気管、1
8…送気管、20…エアポンプ、26…分散器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 魚が水とともに収容され酸素ガスが充填され
    て密閉される容器と、 該容器の外部に設置され、二酸化炭素を吸着す
    る吸着剤が収納された吸着槽と、 前記容器の気相内で一端が開口し、他端が前記
    吸着槽の入口側に接続される吸気管と、 前記吸着槽の出口側に一端が接続され、送気端
    が前記容器内の水中で開口する送気管と、 前記容器内の気相から吸気し前記吸気管、吸着
    槽、送気管をとおして前記容器と前記吸着槽間で
    容器内の気体を循環通流させるエアポンプとを有
    することを特徴とする活魚輸送装置。
JP12649888A 1988-05-24 1988-05-24 活魚輸送装置 Granted JPH01296929A (ja)

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JP12649888A JPH01296929A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 活魚輸送装置

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JP12649888A JPH01296929A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 活魚輸送装置

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JPH01296929A JPH01296929A (ja) 1989-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2789058B1 (fr) * 1999-02-03 2001-03-09 Serres Aquatiques Barquette de transport et d'acclimatation de poissons exotiques vivants ou de plantes aquatiques

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5024878A (ja) * 1973-07-09 1975-03-17

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