JP2000116273A - 活魚介類輸送タンク、活魚介類輸送装置、活魚介類の輸送方法 - Google Patents

活魚介類輸送タンク、活魚介類輸送装置、活魚介類の輸送方法

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JP2000116273A
JP2000116273A JP10306314A JP30631498A JP2000116273A JP 2000116273 A JP2000116273 A JP 2000116273A JP 10306314 A JP10306314 A JP 10306314A JP 30631498 A JP30631498 A JP 30631498A JP 2000116273 A JP2000116273 A JP 2000116273A
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shellfish
circulating water
tank
fish
live fish
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Taku Omizu
卓 大水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク内水質の確保及び魚介類へのストレス
の緩和を図り、船便輸送によっても上記魚介類を生存率
の高い状態で輸送することが可能な、活魚介類輸送タン
ク、活魚介類輸送装置、活魚介類の輸送方法を提供す
る。 【解決手段】 タンクA10内に、防波板B10、仕切
板C10、整流板D10を配設するとともに、循環水の
浄化システムF1と上記タンクA10とを、一体的に輸
送可能に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活魚介類輸送タン
ク、活魚介類輸送装置、活魚介類の長期間の輸送方法に
関するものであり、特に、魚介類(例えば、貝類、エビ
類、かに類)などの輸送において、生きたままの状態
で、船便などによる長時間の輸送を可能にする技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、魚介類を輸出する場合、或いは輸
入する場合においては、主に、魚介類を冷凍保存を行っ
て輸送されている。また、より鮮度の高い魚介類が求め
られているため、魚介類を生きたままの状態で輸送する
ことが検討されている。この場合に、上記魚介類を生き
たままの状態で輸送するのは、温度調節や酸素の注入、
包装資材の進歩によって、かなり長時間の輸送が可能に
なりつつあり、例えば、日本と中国の間では、航空便な
どによって輸送することが可能である。しかし、上記航
空便においては、輸送費用があまりにも高価であるとい
う問題がある。例えば、日本と中国の間で、単位重さ当
たりの航空便料金は、船便の場合の約5倍の金額が必要
となる。そのため、一部の高級魚などの輸送以外では採
算が合わないため、船便による上記魚介類の輸送が望ま
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記船便輸送
においては、運行時間が長時間である問題と、搭載する
車輌や船の揺れが上記航空機などに比べて非常に大きい
ため、タンク内の循環水が大きく揺れ動いて撹拌される
問題がある。つまり、タンク内の循環水が大きく揺れ動
いて撹拌されるため、魚介類へのストレスや魚介類同士
の接触によるダメージとなったりするため、上記魚介類
の生存率を高く維持することが困難であった。
【0004】そこで、本発明は、タンク内の循環水の不
規則な揺れを抑制して循環水の撹拌を防止し、均等かつ
十分な循環水の循環の確保により良い水質の循環水を魚
介類に供給し、魚介類へのストレスの緩和を図り、船便
輸送によっても上記魚介類を生存率の高い状態で輸送す
ることが可能な、活魚介類輸送タンク、活魚介類輸送装
置、活魚介類の輸送方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、魚介
類を生きた状態で輸送するべく、内部空間に充填された
任意の循環水に上記魚介類を投入した状態で、該魚介類
を長期間の輸送を可能に形成された活魚介類輸送タンク
であって、上記内部空間の上記循環水面上部に水平に配
設されて、輸送移動中の発進、停止による上記循環水の
波立ちを抑制するべくなされた防波板を有することを特
徴とする。
【0006】上記第1の構成の活魚介類輸送タンクにお
いては、上記内部空間の上記循環水面上部に水平に配設
されて、上記循環水の波立ちを抑制するべくなされた防
波板を有しているため、好適に、上記活魚介類輸送タン
ク内の上記循環水の波立ちが抑制されるため、循環水の
撹拌が防止される。そのため、規則正しい循環水の循環
の確保ができ、良好なタンク内水質の確保及び魚介類へ
のストレスの緩和を図ることができるため、上記魚介類
を長時間生きの良い状態で保持することができ、生存率
を高めることが可能で長時間の上記魚介類の輸送が可能
になる。
【0007】また、第2には、第1の構成において、輸
送中の発進、停止による水の回転運動を防止すべく、上
記内部空間を所定の間隔で縦方向に仕切って上記内部空
間を分断するべくなされた仕切板を有することを特徴と
する。上記第2の構成の活魚介類輸送タンクにおいて
は、上記内部空間を所定の間隔で縦方向に仕切って上記
内部空間を分断するべくなされた仕切板を有しているの
で、揺れが非常に大きい船便の場合であっても、タンク
内の循環水のコリオリの力などによる循環水の回転運動
が規制される。そのため、さらに、十分な循環水の均等
な循環が確保され、良好なタンク内水質の確保及び魚介
類へのストレスの緩和を、さらに図ることができる。そ
のため、上記魚介類を長時間に渡って生きの良い状態で
保持することができ、生存率を高めることが可能で長時
間の上記魚介類の輸送が可能になる。
【0008】また、第3には、第1又は2の構成におい
て、水の上から下への流れを均一とすべく、上記内部空
間を上記循環水の流れの上部側と下部側に分断して、所
定の間隔で仕切るとともに複数の連通孔が形成されてな
る整流板を有することを特徴とする。上記第3の構成の
活魚介類輸送タンクにおいては、上記内部空間を上記循
環水の流れの上部側と下部側に分断して所定の間隔で仕
切るとともに複数穴のある有孔板に形成されてなる整流
板を有している。そのため、循環手段を設けた場合に、
該循環手段の吐出口(上部側)と吸入口(下部側)との
間に上記整流板を配設すれば、上記吐出口と上記吸入口
の間が分断されて、上記吐出口と上記吸入口の間の水の
流れやすい所を最短距離で上記循環水がすり抜けてしま
うのを防止することができる。従って、平面的に均等な
流れを作ることができるため、上記タンク内の循環水の
流れにくい部分などに上記循環水が滞って、その部分の
水質が悪化してしまうのを防止することが可能になる。
【0009】また、第4には、第1又は2又は3の構成
において、上記内部空間内に供給された空気を速やかに
該内部空間外へ排出し、かつ、上記循環水が漏出しない
ように調節するべく空気抜き弁を有することを特徴とす
る。よって、上記循環水が漏出することなく上記内部空
間の空気圧が略一定に保持されるため、上記タンク内の
圧力変動を抑制することができる。
【0010】また、第5には、上記タンク内の循環水を
循環させる循環手段と、上記タンクの上記循環水を濾過
する濾過手段とからなる循環水の浄化システムを有する
とともに、該循環水の浄化システムと上記タンクとを一
体的に輸送可能であり、魚介類の輸送中に上記循環水の
浄化システムを作動可能になされたことを特徴とする。
【0011】上記第5の構成の活魚介類輸送装置におい
ては、タンク内の循環水を循環させる循環手段と、上記
タンクの上記循環水を濾過する濾過手段とからなる循環
水の浄化システムを有するとともに、該循環水の浄化シ
ステムと上記タンクとを一体的に輸送可能であり、魚介
類の輸送中に上記循環水の浄化システムを作動可能にな
されているため、上記タンクに上記循環水の浄化システ
ムを一体的に接続した状態で、上記循環水の浄化システ
ム共々上記タンクを輸送することができ、また、輸送中
において上記循環水の浄化システムの作動が可能であ
る。そのため、上記魚介類を上記タンク内から取り出し
て、他の輸送装置に移し換える必要がなく、上記タンク
ごと移し換えることができる。従って、上記魚介類に与
える影響を大幅に低減することができ、上記魚介類を長
時間に渡って生きの良い状態で保持することができ、生
存率を高めることが可能で長時間の上記魚介類の輸送を
可能とすることができる。また、上記循環水が上記循環
手段によって加圧されるため、上記タンク内が縦に仕切
られている場合であっても各空間に対して等分に上記循
環水が行き渡るため、均等な上記循環水の循環が可能に
なる。
【0012】また、第6には、第5の構成において、魚
介類を内包可能であるとともに、上記タンク内に積層状
に配設可能な網かごを有することを特徴とする。上記第
6の構成の活魚介類輸送装置においては、魚介類を内包
可能で、上記タンク内に積層状に配設可能な網かごを有
している。そのため、多量の上記魚介類を複数の上記網
かごに分けて収納して、上記網かごを上記タンク内に積
層状に配設することが可能になる。従って、上記魚介類
の収納スペースを単位数量ごとに均一にすることがで
き、多量の上記魚介類を収納しても密度を分散すること
ができ上記循環水の各魚介類に対しての十分な循環を可
能にするとともに、上記タンクの一部分に多量の上記魚
介類が沈積して、上記魚介類が圧積によって死んだり損
傷してしまうのを防止することができる。また、種類が
異なる魚介類ごとに分けて収納することができるため、
分別や管理が容易になる。
【0013】また、第7には、第5又は6の構成におい
て、上記循環水の浄化システムが上記循環水中のアンモ
ニア分及び硝酸塩を除去するべくなされた手段を有する
ことを特徴とする。また、第8には、第7の構成におい
て、上記アンモニア分及び硝酸塩を除去するべくなされ
た手段がバクテリアを用いてアンモニア分及び硝酸塩を
除去するものであることを特徴とする。上記第7又は8
の構成の活魚介類輸送装置においては、上記循環水中の
アンモニア分及び硝酸塩を除去するべくなされた手段に
よって、上記循環水に含まれるアンモニア分及び硝酸塩
が除去され、上記循環水の水質が好適に改善されるため
上記魚介類を長時間に渡って生きの良い状態で保持する
ことができ、生存率を高めることが可能で長時間の上記
魚介類の輸送を可能とすることができる。
【0014】また、第9には、第5又は6又は7又は8
の構成において、上記循環水内へ酸素を供給すべく、酸
素供給手段を有することを特徴とする。また、第10に
は、第9の構成において、上記酸素供給手段が、循環水
の流れを利用したベンチュリ方式によるものであること
を特徴とする。上記第9又は第10の構成の活魚介類輸
送装置においては、上記循環水内へ酸素を供給すべく酸
素供給手段を有しているため、上記タンク内での上記魚
介類の生存が可能になる。特に、上記酸素供給手段が、
循環水の流れを利用したベンチュリ方式によるものであ
る場合には、循環水の流れを利用することによって、簡
略な構成とすることができ、また、別途エアーポンプな
どを配設する必要もない。
【0015】また、第11には、第5又は6又は7又は
8又は9又は10の構成において、上記循環手段による
上記タンク内への上記循環水の吐出口が、上記タンクの
上端側に配設されるとともに、上記循環手段による上記
タンク内からの上記循環水の吸入口が、上記タンクの下
端側に配設されることを特徴とする。
【0016】上記第11の構成の活魚介類輸送装置にお
いては、上記循環手段による上記タンク内への上記循環
水の吐出口が、上記タンクの上端側に配設されるととも
に、上記循環手段による上記タンク内からの上記循環水
の吸入口が、上記タンクの下端側に配設されるため、上
記タンク内での上記循環水の流れが、上記タンクの上方
から下方への流れとなる。従って、重力に逆らわない流
れであるため、上記魚介類への影響を小さくすることが
できる。
【0017】また、第12には、第5又は6又は7又は
8又は9又は10又は11の構成において、上記タンク
が上記請求項1に記載の活魚介類輸送タンクであること
を特徴とする。また、第13には、第5又は6又は7又
は8又は9又は10又は11の構成において、上記タン
クが上記請求項2に記載の活魚介類輸送タンクであるこ
とを特徴とする。また、第14には、第5又は6又は7
又は8又は9又は10又は11の構成において、上記タ
ンクが上記請求項3に記載の活魚介類輸送タンクである
ことを特徴とする。また、第15には、第5又は6又は
7又は8又は9又は10又は11の構成において、上記
タンクが上記請求項4に記載の活魚介類輸送タンクであ
ることを特徴とする。
【0018】上記第12又は13又は14又は15の構
成の活魚介類輸送装置においては、循環水の揺れを抑制
して循環水の撹拌を防止することが可能なタンクを用い
て、該タンクと循環水の浄化システムとを一体的に輸送
可能に構成することによって、さらに、上記魚介類を長
時間に渡って生きの良い状態で保持することができ、長
時間の上記魚介類の輸送を可能とすることができる。
【0019】また、第16には、上記第5又は6又は7
又は8又は9又は10又は11又は12又は13又は1
4又は15の構成において、上記タンク内へ上記循環水
を充填して、上記循環水の浄化システムを作動させ、続
いて、輸送すべき上記魚介類を上記循環水内へ投入し、
その状態で、上記活魚介類輸送装置を上記循環水の浄化
システムを接続したままの状態で直接輸送手段に搭載
し、上記輸送手段に搭載された状態で温度管理され、さ
らに、上記循環水の浄化システムを作動しつつ、上記魚
介類の輸送を行うことを特徴とする。
【0020】上記第16の構成の活魚介類の輸送方法に
おいては、上記タンクに上記循環水の浄化システムを一
体化した状態で、上記循環水の浄化システム共々上記タ
ンクを輸送することができるため、輸送中において上記
循環水の浄化システムの作動が可能である。そのため、
上記魚介類を上記タンク内から取り出して、他の輸送装
置に移し換える必要がなく、上記タンクごと移し換える
ことができる。従って、上記魚介類に与える影響を大幅
に低減することができ、上記魚介類を長時間に渡って生
きの良い状態で保持することができるため、長時間の上
記魚介類の輸送を可能とすることができる。また、上記
輸送手段への、新たな浄化システムの装備も不要とする
ことができる。
【0021】また、第17には、第16の構成におい
て、上記構成第6に記載の複数の上記網かごに、上記魚
介類を所定量分割して投入し、続いて、上記網かごを上
記タンク内へ積層状に配設して、上記魚介類の輸送を行
うことを特徴とする。
【0022】上記第17の構成の活魚介類の輸送方法に
おいては、多量の上記魚介類を複数の上記網かごに分け
て収納して、上記タンク内に積層状に配設することによ
って、上記魚介類の収納スペースを単位数量ごとに均一
にすることができ、多量の上記魚介類を収納しても上記
循環水の十分な循環を可能にするとともに、上記タンク
の一部分に多量の上記魚介類が沈積して、上記魚介類が
圧積によって死んだり損傷してしまうのを防止すること
ができる。また、種類が異なる魚介類ごとに分けて収納
することができるため、分別や管理が容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明の第1実施例に基
づく活魚介類輸送装置A1は、図1〜図3に示されるよ
うに、タンクA10、機械室A20、防波板B10、仕
切板C10、整流板D10、空気抜き弁Q10、循環水
の浄化システムF1、ポンプ(循環手段)P10、エア
インジェクタW10、フィルターマット(濾過手段)U
10、バイオフィルタ(アンモニア分及び硝酸塩を除去
するべくなされた手段)R10、給水ユニットS10、
吸入ユニットT10、網かごY10、循環水Z10を有
している。
【0024】上記タンクA10は、図1〜図3に示すよ
うに、耐海水性を有するアルミ材によって略直方体状の
筐体に、内部空間A10aを有して形成される。また、
上部の開口は、耐海水性を有するアルミ製の蓋部材A1
2によって封鎖される。さらに、側面部には、ポンプ類
や電源装置などが収納される機械室A20が連設され
る。また、上記内部空間A10aには、上記循環水Z1
0が充填されるとともに、上記防波板B10、上記仕切
板C10、上記給水ユニットS10、上記吸入ユニット
T10が配設される。
【0025】上記防波板B10は、図1及び図2に示す
ように、耐海水性を有するアルミ板によって上記タンク
A10の内部空間A10aの内壁に沿った外形形状に形
成される。そして、上記蓋部材A12の下側に、複数の
支持部材B10aによって固着され、上記タンクA10
に充填される上記循環水Z10の、所望の循環水位面に
配設される。そのため、好適に、上記活魚介類輸送タン
クA10内の上記循環水Z10の波立ちが抑制されるた
め、上記循環水Z10の撹拌が防止される。そのため、
規則正しい上記循環水Z10の循環の確保ができ、良好
なタンク内水質の確保及び魚介類へのストレスの緩和を
図ることができるため、上記魚介類を長時間生きの良い
状態で保持することができ、生存率を高めることが可能
で長時間の上記魚介類の輸送が可能になる。なお、余分
な空気は、上記防波板B10と上記タンクA10の内部
空間A10a内壁との隙間から、上部へ排出可能であ
る。
【0026】上記仕切板C10は、図1〜図3に示すよ
うに、4枚の耐海水性を有するアルミプレートからな
り、上記給水ユニットS10を囲繞するように、上記4
枚のアルミプレートを上記給水ユニットS10の各表面
部に縦置きに固着して放射状に配設する。従って、上記
タンクA10の内部空間A10aが、所定の間隔で縦方
向に仕切って4つの空間に分断される。なお、上記仕切
板C10による上記内部空間A10aを縦方向に仕切る
所定の間隔は、上記内部空間A10aの容積などに応じ
て適宜設定する。
【0027】そのようになされた上記仕切板C10を、
上記タンクA10の内部空間A10aに配設することに
よって、揺れが非常に大きい船便の場合であっても、上
記タンクA10内の上記循環水Z10のコリオリの力な
どによる循環水の回転運動が規制される。そのため、さ
らに、十分な上記循環水Z10の均等な循環が確保さ
れ、良好なタンク内水質の確保及び魚介類へのストレス
の緩和を、さらに図ることができる。そのため、上記魚
介類を長時間に渡って生きの良い状態で保持することが
でき、生存率を高めることが可能で長時間の上記魚介類
の輸送が可能になる。なお、上記コリオリの力などによ
る回転運動は、地球の自転によって物体に生じる見かけ
上の力であり、海流の運動にも現れる力で、北半球では
右回転、南半球では左回転となる。
【0028】上記整流板D10は、図1〜図3に示すよ
うに、耐海水性を有するアルミ板によって上記タンクA
10の内部空間A10aの内壁に沿った外形形状に形成
されているとともに複数の連通孔D10aがある有孔板
に形成されている。そして、上記内部空間A10aを上
記循環水Z10の流れを上流側たる上部側と下流側たる
下部側に分断して所定の間隔で仕切る位置に配設する。
つまり、上記給水ユニットS10の吐出口S10a(上
部側)と、上記吸入ユニットT10の吸入口T10a
(下部側)との間に上記整流板D10を配設すれば、上
記吐出口S10aと上記吸入口T10aの間が分断され
て、上記吐出口S10aと上記吸入口T10aの間の水
の流れやすい所を最短距離で上記循環水Z10がすり抜
けてしてしまうのを防止することができる。従って、平
面的に均等な流れを作ることができるため、上記タンク
A10内の上記循環水Z10の流れにくい部分(淵部分
や隅部分など)に上記循環水Z10が滞って、その部分
の水質が悪化してしまうのを防止することが可能にな
る。
【0029】上記空気抜き弁Q10は、上記図1及び図
2に示すように、上記蓋部材A12の上面の2ヶ所に配
設される。また、上記空気抜き弁Q10は、図4に示す
ように、プラスチックによって略円筒状の下端部及び頂
部Q14が開口する中空体に形成され、内側中空部に浮
き玉Q16が配設される。従って、上記空気抜き弁Q1
0からは空気のみが速やかに該内部空間外へ排出される
が、上記循環水Z10の排出時には上記浮き玉Q16が
浮き上がって閉弁するため、上記循環水Z10が漏出す
ることはない。また、上記空気抜き弁Q10の外周に
は、上記空気抜き弁Q10の外部を環囲して、上記空気
抜き弁Q10をガードするガード用パイプQ12が配設
される。以上のように上記空気抜き弁Q10を配設する
ことによって、上記内部空間A10aの空気圧が略一定
に保持されるため、上記タンクA10内の圧力変動を抑
制することができる。
【0030】上記網かごY10は、図2及び図3に示す
ように、上記仕切板C10によって分断された上記タン
クA10の内部空間A10aの形状と略同一の形状に、
予め形成される。また、投入される魚介類の種別や大き
さなどに応じて、適宜網目の大きさや厚さ、或いは投入
口の大きさなどを、任意に選定する。
【0031】上記フィルターマットU10は、図1及び
図2に示すように、化学繊維によって綿状に形成され、
上記内部空間A10aの内壁に沿った外形形状に形成さ
れているとともに、上記整流板D10と上記吸入ユニッ
トT10の間に介装されて、上記循環水Z10内のゴミ
などを濾し取って、上記循環水Z10を浄化するもので
ある。なお、本実施例においては、上記フィルターマッ
トU10は上記タンクA10内に配設しているが、上記
循環水の浄化システムF1の配管G10内に、濾過部材
を内包する円筒状のカプセルを介挿して、上記循環水Z
10を濾過する構成としても良い。
【0032】次に、本第1実施例の循環水の浄化システ
ムF1について説明する。本第1実施例の循環水の浄化
システムF1は、図5に示されるように、上記ポンプP
10、エアインジェクタW10、バイオフィルタR1
0、給水ユニットS10、吸入ユニットT10を有して
いる。上記循環水Z10は、当然ながら、海水産の魚介
類の場合には塩水が、淡水産の魚介類の場合には淡水が
用いられる。そして、その上記タンクA10に充填され
る上記循環水Z10を浄化する循環水の浄化システムF
1が、図5に示すように、各装置が配管G10によって
接続されて形成される。
【0033】具体的には、上記吸入ユニットT10が上
記配管G10によって一対のポンプP10に連通する。
また、さらに、上記一対のポンプP10からは上記配管
G10が分岐して、一側はエアインジェクタW10を介
して上記給水ユニットS10に連通し、他側は一対のバ
イオフィルタR10を介して上記給水ユニットS10に
連通する。
【0034】上記吸入ユニットT10は、図1及び図2
に示すように、多数の吸入口T10aを有するパイプ部
材を、略四角形状に折曲して形成され、上記タンクA1
0の底面部に配設される。
【0035】上記ポンプP10は、所定の能力のものを
2つ用意して、一方の上記ポンプP10をメインとして
他方の上記ポンプP10を予備として用い、一方の上記
ポンプP10に異常が起きた場合などに他方の上記ポン
プP10を起動して、上記循環水Z10の循環が停止す
ることがないように構成するものである。そのような構
成の上記ポンプP10を配設することによって、上記給
水ユニットS10内の上記循環水Z10が上記ポンプP
10によって加圧されるため、輸送中の上記タンクA1
0の傾斜に関係なく、上記循環水Z10が上記給水ユニ
ットS10上部にある後述する4つの吐出口S10aか
ら勢い良く吐出して、上記タンクA10の内部空間A1
0a内に均等に分配される。
【0036】上記エアインジェクタW10は、図6に示
すように、ベンチュリ管状に形成され、スロート部にエ
アホースW12が接続される。そして、上記エアインジ
ェクタW10内のスロート部を循環水が通過する場合
の、循環水の圧力の低下によって上記エアホースW12
から空気を吸入し、上記循環水Z10内に酸素を供給す
る。つまり、上記ポンプP10によって付勢された循環
水の流れを利用して、ベンチュリ方式によって循環水中
に酸素を供給するものである。従って、別途エアーポン
プなどを新たに配設する必要もなく、上記タンクA10
内での魚介類の生存を可能にすることができる。なお、
エアホースW12の先端部は、上記循環水Z10の水面
より上方に位置させるのが、循環水の漏出などを防止す
る意味でも好ましい。また、上記エアインジェクタW1
0は、該エアインジェクタW10の酸素取り入れ能力や
循環水の量などに応じて、任意の個数を配設する。
【0037】上記一対のバイオフィルタR10は、シリ
カ系のプラスチックの粒によって所定のバクテリアを繁
殖させたものであり、そのバクテリアの作用によって循
環水内における老廃物であるアンモニア成分及び硝酸塩
の除去を行う、いわゆる微生物処理濾過を行うものであ
る。このバイオフィルタR10を配設することによっ
て、上記循環水Z10に含まれる老廃物であるアンモニ
ア分及び硝酸塩が除去され、上記循環水Z10の水質が
好適に改善されるため上記魚介類を長時間に渡って生き
の良い状態で保持することができ、生存率を高めること
が可能で長時間の上記魚介類の輸送を可能とすることが
できる。上記給水ユニットS10は、図1及び図2に示
すように、断面略四角形状の柱状に形成され、各側面部
の上端近傍に吐出口S10aが形成される。また、頂部
には、エアー抜き孔S10bが形成されている。
【0038】そして、以上のように構成された循環水の
浄化システムF1が、上記タンクA10に接続される。
この場合に、図1及び図2に示すように、上記吸入ユニ
ットT10及び上記給水ユニットS10が、上記タンク
A10内部に配設され、それ以外の一対のポンプP1
0、エアインジェクタW10、一対のバイオフィルタR
10は、上記タンクA10に連設する上記機械室A20
内部に配設される。なお、上記図1及び図2に示した循
環水の浄化システムF1は、上記図5に示す各構成要素
を模式的に配置したものであり、構成的な理解を容易と
するために、図1と図2の図面的な整合性が部分的にと
れていない箇所が存在しているが、構成的な接続は図5
に示したものである。
【0039】次に、本第1実施例の、上記ポンプP10
を駆動する電気回路E1の構成、配線結合、及び作用に
ついて説明する。図7に示すように、AC100V或い
はAC200Vの外部電源E10からの電力は、メイン
スイッチE20を介してバッテリーチャージャE30に
入力される。上記バッテリーチャージャE30は、上記
外部電源E10からの電力をDC12Vに変換して、バ
ッテリE40に電力を供給してバッテリE40を充電す
ると同時に、リレーE50に電力を供給する。そして、
何らかの理由によって上記外部電源E10からの電力が
切れた場合には、上記バッテリE40によって電力が供
給される。従って、上記循環水Z10の循環が停止する
ことがないように、電力が供給される。
【0040】上記リレーE50は、通常時は、一方の上
記ポンプP10に電力を供給し、上述したように、何ら
かの理由で、一方の上記ポンプP10に異常が起きた場
合などに他方の上記ポンプP10に電力を供給して、上
記循環水Z10の循環が停止することがないように、電
力を制御する。なお、上述した上記ポンプP10を駆動
する上記電気回路E1は、好適には、上記機械室A20
内部の空きスペース部分を利用して配設するのが好まし
い。
【0041】次に、本第1実施例の活魚介類輸送装置A
1による活魚介類の輸送方法について説明する。まず、
上記タンクA10内へ上記循環水Z10を充填して、上
記循環水の浄化システムF1を作動させる。続いて、図
8に示すように、輸送すべき上記魚介類Y12を所定の
網かごY10内へ投入する。なお、上記図8(イ)は上
記魚介類Y12が貝類である場合の例を示し、上記図8
(ロ)は上記魚介類Y12がエビ類である場合の例を示
し、上記図8(ハ)は上記魚介類Y12がカニ類である
場合の例を示し、それぞれ、投入する魚介類の大きさ
や、上記循環水の浄化システムF1の浄化能力などに応
じて一つの上記網かごY10内へ投入する数量を決定す
る。
【0042】従って、上記魚介類Y12の収納スペース
を単位数量ごとに均一にすることができ、多量の上記魚
介類Y12を収納しても上記循環水Z10の十分な循環
を可能にするとともに、上記タンクの一部分に多量の上
記魚介類Y12が沈積して、上記魚介類Y12が圧積に
よって死んだり損傷してしまうのを防止することができ
る。また、種類が異なる魚介類ごとに分けて収納するこ
とができるため、分別や管理が容易になる。また、同一
の上記網かごY10内へ投入する上記魚介類Y12は、
共存が可能なものであれば同じ種類のものであっても別
の種類のものを投入しても良い。また、上記網かごY1
0の網目の大きさも、投入する上記魚介類Y12の大き
さに応じて、適宜決定する。
【0043】なお、上記網かごY10を使用するのは、
水中の主に底部分に生息する上記魚介類Y12の場合で
あり、上記タンクA10内の一部分に上記魚介類Y12
が沈積しやすいものである場合である。つまり、水中の
主に底部分に生息する上記魚介類Y12の場合に上記網
かごY10を使用することによって、上記タンクA10
内が多くの層に区分されるため、上記魚介類Y12の沈
積可能な面を拡大することができ、一つの上記タンクA
10内に多量の上記魚介類Y12を投入することが可能
になる。なお、上記魚介類Y12が水中の主に底部分に
生息するものでない場合、つまり水中の中層部や水面部
に生息するものの場合では、上記網かごY10を使用す
る必要性は特にないが、多量に上記魚介類Y12を一つ
の上記タンクA10内に投入する場合には、上記循環水
Z10の循環を確保する目的や、管理上の目的などで上
記魚介類Y12を使用するのが好ましい。
【0044】続いて、上述したように、上記魚介類Y1
2が投入されている上記網かごY10を、上記タンクA
10内の上記循環水Z10に投入して、上記タンクA1
0を上記蓋部材A12によって封鎖する。そして、上記
活魚介類輸送装置A1を、図9及び図10に示すよう
に、上記循環水の浄化システムF1を接続したままの状
態で直接輸送手段たるコンテナJ1に搭載する。この場
合に、上記コンテナJ1が20フィートのものの場合で
は、上記活魚介類輸送装置A1を図9及び図10に示す
ように、6台程度搭載することが可能である。さらに、
上記コンテナJ1に搭載された状態で、上記コンテナJ
1内の電源を用いて上記循環水の浄化システムF1を作
動しつつ、上記コンテナJ1ごと船便などによって上記
魚介類Y12の輸送を行う。
【0045】そのような上記活魚介類輸送装置A1によ
る活魚介類の輸送方法を行うことによって、上記タンク
A10に上記循環水の浄化システムF1を接続した状態
で、上記循環水の浄化システムF1共々上記タンクA1
0を輸送することができるため、輸送中において上記循
環水の浄化システムF1の作動が可能である。そのた
め、上記魚介類Y12を上記タンクA10内から取り出
して、他の輸送装置に移し換える必要がなく、上記タン
クA10ごと移し換えることができる。従って、上記魚
介類Y12に与える影響を大幅に低減することができ、
上記魚介類Y12を長時間に渡って生きの良い状態で保
持することができ、生存率を高めることが可能で長時間
の上記魚介類Y12の輸送を可能とすることができる。
また、上記輸送手段への、新たな浄化システムの装備も
不要とすることができる。
【0046】なお、上記コンテナJ1が、冷凍コンテナ
や高温コンテナである場合には、図10に示すような、
上記コンテナJ1の冷凍機J10或いはヒーターJ10
を用いて、上記コンテナJ1の内部空間の冷却或いは加
熱を行うことによって、上記タンクA10内の上記循環
水Z10の温度を増減して管理することができる。従っ
て、投入する上記魚介類Y12の生息環境に応じて上記
循環水Z10の温度を増減して管理して、上記魚介類Y
12にとって最適な環境を作り出すことが可能になる。
なお、当然ながら各上記タンクA10毎に、直接上記タ
ンクA10内の循環水Z10の温度を増減すべく、別途
冷凍機或いはヒーターを設定しても良い。
【0047】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本第2実施例に基づく活魚介類輸送装置A2は、図
11〜図14に示されるように、上記第1実施例に基づ
く活魚介類輸送装置A1に対して、上記給水ユニットS
20による給水を上記タンクA10の外部から行うべく
構成したところが異なり、他の構成、作用、効果、輸送
方法などは上記第1実施例に基づく活魚介類輸送装置A
1と略同一である。従って、上記第2実施例の構成の主
要部と上記第1実施例に基づく活魚介類輸送装置A1と
の相違する部分に焦点を絞って、説明を一部省略する。
【0048】本発明の第2実施例に基づく活魚介類輸送
装置A2は、図11〜図14に示されるように、タンク
A10、機械室A20、防波板B10、仕切板C20、
整流板D10、空気抜き弁Q10、循環水の浄化システ
ムF2、ポンプ(循環手段)P10、フィルターマット
(濾過手段)U10、網かごY20、バイオフィルタR
10、給水ユニットS20、吸入ユニットT10、循環
水Z10を有している。
【0049】上記タンクA10は、図11〜図14に示
すように、耐海水性を有するアルミ材によって略直方体
状の筐体に、内部空間A10aを有して形成される。ま
た、上部の開口は、耐海水性を有するアルミ製の蓋部材
A12によって封鎖される。さらに、側面部には、ポン
プ類や電源装置などが収納される機械室A20が連設さ
れる。また、上記内部空間A10aには、上記循環水Z
10が充填されるとともに、上記防波板B10、上記仕
切板C20、上記吸入ユニットT10が配設される。上
記仕切板C20は、図11〜図13に示すように、耐海
水性を有するアルミ材によって略十字状形状に形成され
る。従って、上記タンクA10の内部空間A10aが、
上記仕切板C20によって、4つの空間に分断される。
【0050】上記網かごY20は、図11〜図13に示
すように、上記仕切板C20によって分断された上記タ
ンクA10の内部空間A10aの形状と略同一の形状
に、予め形成される。そのため、上記第1実施例による
上記網かごY10よりも若干大きなものとなる。また、
投入される魚介類の種別や大きさなどに応じて、適宜網
目の大きさや厚さ、或いは投入口の大きさなどを、任意
に選定する。その他、整流板D10、空気抜き弁Q1
0、フィルターマットU10、循環水Z10などの構成
及び作用は、上記第1実施例における各要素と略同一で
ある。
【0051】次に、本第2実施例の循環水の浄化システ
ムF2について説明する。上記循環水の浄化システムF
2は、図14に示すように、ポンプ(循環手段)P1
0、エアインジェクタW10、バイオフィルタ(アンモ
ニア分及び硝酸塩を除去するべくなされた手段)R1
0、給水ユニットS20、吸入ユニットT10を有して
いる。上記給水ユニットS20は、図10〜図12に示
すように、断面略四角形状の帯状に形成され、上記タン
クA10の外側で上端近傍に、一対に配設される。ま
た、複数の上記タンクA10の内部空間A10aに連通
する吐出口S20aが形成される。また、中央部には、
エアー抜き孔S20bが形成されている。
【0052】その他、上記ポンプP10、エアインジェ
クタW10、バイオフィルタ(アンモニア分及び硝酸塩
を除去するべくなされた手段)R10、吸入ユニットT
10などの構成及び作用は、上記第1実施例における各
要素と略同一である。
【0053】そして、以上のように構成された循環水の
浄化システムF2が、上記タンクA10に接続される。
この場合に、図11〜図14に示すように、上記吸入ユ
ニットT10のみが、上記タンクA10内部に配設さ
れ、それ以外の一対のポンプP10、エアインジェクタ
W10、一対のバイオフィルタR10は、上記タンクA
10に連設する上記機械室A20内部に配設され、また
上述したように、上記給水ユニットS20は、上記タン
クA10の外側で上端近傍に配設される。なお、以上述
べた本発明の第2実施例による活魚介類輸送装置A2を
用いた活魚介類の輸送方法は、上記第1実施例による活
魚介類輸送装置A1を用いた活魚介類の輸送方法と、な
んら異なるものではなく、同一の輸送方法によって輸送
を行うことが可能である。
【0054】以上述べたように上記第1実施例及び上記
第2実施例による活魚介類輸送装置A1及び活魚介類輸
送装置A2の構成によれば、上記内部空間A10aの上
記循環水面上部に水平に配設されて、上記循環水Z10
の波立ちを抑制するべくなされた防波板B10を備えた
構成としている。そのため、荒天候時などに船に横揺れ
が発生しても、好適に、上記タンクA10内の上記循環
水Z10の波立ちが抑制され、上記循環水Z10の撹拌
が防止されるため、規則正しい上記循環水Z10の循環
の確保ができ、良好なタンク内水質の確保及び上記魚介
類Y12へのストレスの緩和を図ることができるため、
上記魚介類Y12を長時間生きの良い状態で保持するこ
とができ、生存率を高めることが可能で長時間の上記魚
介類Y12の輸送が可能になる。
【0055】また、輸送中の発進、停止による水の回転
運動を防止すべく、上記内部空間A10aを、所定の間
隔で縦方向に仕切って上記内部空間A10aを分断する
上記仕切板C10、C20を有している。そのため、揺
れが非常に大きい船便の場合であっても、上記タンクA
10内のコリオリの力などによる上記循環水Z10の回
転運動が規制される。そのため、さらに、十分な上記循
環水Z10の均等な循環が確保され、良好な上記タンク
A10内水質の確保及び上記魚介類Y12へのストレス
の緩和を、さらに図ることができる。そのため、上記魚
介類を長時間に渡って生きの良い状態で保持することが
でき、生存率を高めることが可能で長時間の上記魚介類
Y12の輸送が可能になる。
【0056】また、上記内部空間A10aを、上記循環
水Z10の流れを上流側たる上部側と下流側たる下部側
に分断して所定の間隔で仕切るとともに複数の上記連通
孔D10aがある有孔板に形成されている上記整流板D
10を有している。そのため、上記給水ユニットS1
0、S20の上記吐出口S10a、S20aと、上記吸
入ユニットT10の上記吸入口T10aとの間に上記整
流板D10を配設すれば、上記吐出口S10a、S20
aと上記吸入口T10aの間が分断されて、上記吐出口
S10a、S20aと上記吸入口T10aの間の水の流
れやすい所を最短距離で上記循環水Z10がすり抜けて
しまうのを防止することができる。従って、平面的に均
等な流れを作ることができるため、上記タンクA10内
の上記循環水Z10の流れにくい部分に上記循環水Z1
0が滞って、その部分の水質が悪化してしまうのを防止
することが可能になる。また、上記空気抜き弁Q10に
よって、上記内部空間A10aの空気圧が略一定に保持
されるため、上記タンクA10内の圧力変動を抑制する
ことができる。
【0057】また、上記エアインジェクタW10によっ
て、上記ポンプP10によって付勢された上記循環水Z
10の流れを利用して、ベンチュリ方式によって上記循
環水Z10中に酸素を供給することができ、上記タンク
A10内での上記魚介類Y12の生存が可能になるとと
もに、別途エアーポンプなどを新たに配設する必要もな
い。
【0058】また、上記バイオフィルタR10によっ
て、上記循環水Z10に含まれる老廃物であるアンモニ
ア分及び硝酸塩が除去され、上記循環水Z10の水質が
好適に改善されるため上記魚介類を長時間に渡って生き
の良い状態で保持することができ、生存率を高めること
が可能で長時間の上記魚介類の輸送を可能とすることが
できる。
【0059】また、上記給水ユニットS10、S20に
よれば、上記吐出口S10a、S20aが、上記タンク
A10の上端近傍に配設されている。そのため、上記吸
入ユニットT10による上記タンクA10内からの上記
循環水Z10の吸入口T10aが、上記タンクA10の
下端側に配設されるため、上記タンクA10内での上記
循環水Z10の流れが、上記タンクA10の上方から下
方への流れとなる。従って、重力に逆らわない流れであ
るため、上記循環水Z10の泡立ちを抑えることができ
上記魚介類Y12への影響を小さくすることができる。
【0060】また、上記第1実施例及び第2実施例によ
る活魚介類の輸送方法においては、上記タンクA10に
上記循環水の浄化システムF1、F2を一体化した状態
で、上記循環水の浄化システムF1、F2共々上記タン
クA10を輸送することができるため、輸送中において
上記循環水の浄化システムF1、F2の作動が可能であ
る。そのため、上記魚介類Y12を上記タンク内A10
から取り出して、他の輸送装置に移し換える必要がな
く、上記タンクA10ごと移し換えることができる。従
って、上記魚介類Y12に与える影響を大幅に低減する
ことができ、上記魚介類Y12を長時間に渡って生きの
良い状態で保持することができるため、長時間の上記魚
介類Y12の輸送を可能とすることができる。また、上
記輸送手段への、新たな浄化システムの装備も不要とす
ることができる。
【0061】また、多量の上記魚介類Y12を複数の上
記網かごY10、Y20に分けて収納して、上記タンク
A10内に積層状に配設することによって、上記魚介類
Y12の収納スペースを単位数量ごとに均一にすること
ができ、多量の上記魚介類Y12を収納しても上記循環
水Z10の十分な循環を可能にするとともに、上記タン
クA10の一部分に多量の上記魚介類Y12が沈積し
て、上記魚介類Y12が圧積によって死んだり損傷して
しまうのを防止することができる。また、種類が異なる
魚介類ごとに分けて収納することができるため、分別や
管理が容易になる。
【0062】なお、本発明の活魚介類輸送タンクは、上
記第1実施例及び第2実施例の構成のみに限定されるも
ではなく、タンク内に水が充填可能なものであれば、円
筒形状、台形状のものや、ステンレス製、FRP製のも
のなど全て含まれる。また、本発明の活魚介類輸送装置
は、上記第1実施例及び第2実施例の構成のみに限定さ
れるもではなく、任意のタンクと任意の循環水の浄化シ
ステムが一体的に輸送可能なものであれば、全て含まれ
る。
【0063】また、本発明の活魚介類の輸送方法は、上
記第1実施例及び第2実施例の構成のみに限定されるも
ではなく、輸送中に、上記活魚介類輸送装置に接続され
た上記浄化システムを作動させて循環水の浄化を行うも
のであれば、部分的に他の浄化システムを用いたり、任
意の浄化薬などを用いるものであっても全て含まれる。
【0064】また、本実施例では、上記ポンプP10、
及び上記バイオフィルタR10を、2個用いる構成とし
ているが、1個のみ用いる構成であっても良く、或いは
2個以上用いる構成としても良い。また、本実施例で
は、アンモニア分及び硝酸塩を除去するべくなされた手
段たる上記バイオフィルタR10を、バクテリアの分解
作用によってアンモニア分及び硝酸塩の除去を図る微生
物処理濾過による構成としているが、アンモニア分及び
硝酸塩の除去が可能なものであれば、その他の濾過方法
によるものも全て含まれる。特に、上記バクテリアの分
解作用による上記バイオフィルタR10にあっては、8
0日間程度上記循環水Z10を無交換の場合であって
も、上記魚介類Y12を生存させることが可能であり、
本発明に好適に適用可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の活魚介
類輸送タンクによれば、上記内部空間の上記循環水面上
部に水平に配設されて、上記循環水の波立ちを抑制する
べくなされた防波板を有しているため、好適に、上記活
魚介類輸送タンク内の上記循環水の波立ちが抑制される
ため、循環水の撹拌が防止される。そのため、規則正し
い循環水の循環の確保ができ、良好なタンク内水質の確
保及び魚介類へのストレスの緩和を図ることができるた
め、上記魚介類を長時間生きの良い状態で保持すること
ができ、生存率を高めることが可能で長時間の上記魚介
類の輸送が可能になる。
【0066】また、特に、請求項2に記載の活魚介類輸
送タンクによれば、上記内部空間を所定の間隔で縦方向
に仕切って上記内部空間を分断するべくなされた仕切板
を有しているので、揺れが非常に大きい船便の場合であ
っても、タンク内の循環水のコリオリの力などによる循
環水の回転運動が規制される。そのため、さらに、十分
な循環水の均等な循環が確保され、良好なタンク内水質
の確保及び魚介類へのストレスの緩和を、さらに図るこ
とができる。そのため、上記魚介類を長時間に渡って生
きの良い状態で保持することができ、生存率を高めるこ
とが可能で長時間の上記魚介類の輸送が可能になる。
【0067】また、特に、請求項3に記載の活魚介類輸
送タンクによれば、上記内部空間を上記循環水の流れの
上部側と下部側に分断して所定の間隔で仕切るとともに
複数穴のある有孔板に形成されてなる整流板を有してい
る。そのため、循環手段を設けた場合に、該循環手段の
吐出口(上部側)と吸入口(下部側)との間に上記整流
板を配設すれば、上記吐出口と上記吸入口の間が分断さ
れて、上記吐出口と上記吸入口の間の水の流れやすい所
を最短距離で上記循環水がすり抜けてしまうのを防止す
ることができる。従って、平面的に均等な流れを作るこ
とができるため、上記タンク内の循環水の流れにくい部
分などに上記循環水が滞って、その部分の水質が悪化し
てしまうのを防止することが可能になる。
【0068】また、特に、請求項4に記載の活魚介類輸
送タンクによれば、上記循環水が漏出することなく上記
内部空間の空気圧が略一定に保持されるため、上記タン
ク内の圧力変動を抑制することができる。
【0069】また、特に、請求項5に記載の活魚介類輸
送装置によれば、タンク内の循環水を循環させる循環手
段と、上記タンクの上記循環水を濾過する濾過手段とか
らなる循環水の浄化システムを有するとともに、該循環
水の浄化システムと上記タンクとを一体的に輸送可能で
あり、魚介類の輸送中に上記循環水の浄化システムを作
動可能になされているため、上記タンクに上記循環水の
浄化システムを一体的に接続した状態で、上記循環水の
浄化システム共々上記タンクを輸送することができ、ま
た、輸送中において上記循環水の浄化システムの作動が
可能である。そのため、上記魚介類を上記タンク内から
取り出して、他の輸送装置に移し換える必要がなく、上
記タンクごと移し換えることができる。従って、上記魚
介類に与える影響を大幅に低減することができ、上記魚
介類を長時間に渡って生きの良い状態で保持することが
でき、生存率を高めることが可能で長時間の上記魚介類
の輸送を可能とすることができる。また、上記循環水が
上記循環手段によって加圧されるため、上記タンク内が
縦に仕切られている場合であっても各空間に対して等分
に上記循環水が行き渡るため、均等な上記循環水の循環
が可能になる。
【0070】また、特に、請求項6に記載の活魚介類輸
送装置によれば、魚介類を内包可能であるとともに、上
記タンク内に積層状に配設可能な網かごを有している。
そのため、多量の上記魚介類を複数の上記網かごに分け
て収納して、上記タンク内に積層状に配設することが可
能になる。従って、上記魚介類の収納スペースを単位数
量ごとに均一にすることができ、多量の上記魚介類を収
納しても密度を分散することができ上記循環水の各魚介
類に対しての十分な循環を可能にするとともに、上記タ
ンクの一部分に多量の上記魚介類が沈積して、上記魚介
類が圧積によって死んだり損傷してしまうのを防止する
ことができる。また、種類が異なる魚介類ごとに分けて
収納することができるため、分別や管理が容易になる。
【0071】また、特に、請求項7又は8に記載の活魚
介類輸送装置によれば、上記循環水中のアンモニア分及
び硝酸塩を除去するべくなされた手段によって、上記循
環水に含まれるアンモニア分及び硝酸塩が除去され、上
記循環水の水質が好適に改善されるため上記魚介類を長
時間に渡って生きの良い状態で保持することができ、生
存率を高めることが可能で長時間の上記魚介類の輸送を
可能とすることができる。
【0072】また、特に、請求項9又は10に記載の活
魚介類輸送装置によれば、上記循環水内へ酸素を供給す
べく酸素供給手段を有しているため、上記タンク内での
上記魚介類の生存が可能になる。特に、上記酸素供給手
段が、循環水の流れを利用したベンチュリ方式によるも
のである場合には、循環水の流れを利用することによっ
て、簡略な構成とすることができ、また、別途エアーポ
ンプなどを配設する必要もない。
【0073】また、特に、請求項11に記載の活魚介類
輸送装置によれば、上記循環手段による上記タンク内へ
の上記循環水の吐出口が、上記タンクの上端側に配設さ
れるとともに、上記循環手段による上記タンク内からの
上記循環水の吸入口が、上記タンクの下端側に配設され
るため、上記タンク内での上記循環水の流れが、上記タ
ンクの上方から下方への流れとなる。従って、重力に逆
らわない流れであるため、上記魚介類への影響を小さく
することができる。
【0074】また、特に、請求項12又は13又は14
又は15に記載の活魚介類輸送装置によれば、循環水の
揺れを抑制して循環水の撹拌を防止することが可能なタ
ンクを用いて、該タンクと循環水の浄化システムとを一
体的に輸送可能に構成することによって、さらに、上記
魚介類を長時間に渡って生きの良い状態で保持すること
ができ、長時間の上記魚介類の輸送を可能とすることが
できる。
【0075】また、特に、請求項16に記載の活魚介類
の輸送方法によれば、上記タンクに上記循環水の浄化シ
ステムを一体化した状態で、上記循環水の浄化システム
共々上記タンクを輸送することができるため、輸送中に
おいて上記循環水の浄化システムの作動が可能である。
そのため、上記魚介類を上記タンク内から取り出して、
他の輸送装置に移し換える必要がなく、上記タンクごと
移し換えることができる。従って、上記魚介類に与える
影響を大幅に低減することができ、上記魚介類を長時間
に渡って生きの良い状態で保持することができるため、
長時間の上記魚介類の輸送を可能とすることができる。
また、上記輸送手段への、新たな浄化システムの装備も
不要とすることができる。
【0076】また、特に、請求項17に記載の活魚介類
の輸送方法によれば、多量の上記魚介類を複数の上記網
かごに分けて収納して、上記タンク内に積層状に配設す
ることによって、上記魚介類の収納スペースを単位数量
ごとに均一にすることができ、多量の上記魚介類を収納
しても上記循環水の十分な循環を可能にするとともに、
上記タンクの一部分に多量の上記魚介類が沈積して、上
記魚介類が圧積によって死んだり損傷してしまうのを防
止することができる。また、種類が異なる魚介類ごとに
分けて収納することができるため、分別や管理が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に基づく活魚介類輸送装置
の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に基づく活魚介類輸送装置
の構成を示す縦断面図である。
【図3】図2におけるH−H線断面図である。
【図4】空気抜き弁の構造を示す要部拡大図である。
【図5】第1実施例の循環水の浄化システムを示す配管
図である。
【図6】エアインジェクタの構造を示す要部断面図であ
る。
【図7】ポンプを駆動する電気回路を示す回路図であ
る。
【図8】(イ)網かごに貝類を投入した例を示す斜視図
である。(ロ)網かごにエビ類を投入した例を示す斜視
図である。(ハ)網かごにカニ類を投入した例を示す斜
視図である。
【図9】コンテナに活魚介類輸送装置を格納した例を示
す縦断面図である。
【図10】コンテナに活魚介類輸送装置を格納した例を
示す横断面図である。
【図11】本発明の第2実施例に基づく活魚介類輸送装
置の構成を示す斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例に基づく活魚介類輸送装
置の構成を示す縦断面図である。
【図13】図11におけるI−I線断面図である。
【図14】第2実施例の循環水の浄化システムを示す配
管図である。
【符号の説明】
A1、A2 活魚介類輸送装置 A10 タンク A10a 内部空間 B10 防波板 C10、C20 仕切板 D10 整流板 F1、F2 循環水の浄化システム P10 循環手段 Q10 空気抜き弁 R10 アンモニア分及び硝酸塩を除去するべくなされ
た手段 S10a 吐出口 T10a 吸入口 U10 濾過手段 W10 エアインジェクタ Y10、Y20 網かご Y12 魚介類 Z10 循環水

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚介類を生きた状態で輸送するべく、内
    部空間に充填された任意の循環水に上記魚介類を投入し
    た状態で、該魚介類を長期間の輸送を可能に形成された
    活魚介類輸送タンクであって、 上記内部空間の上記循環水面上部に水平に配設されて、
    輸送移動中の発進、停止による上記循環水の波立ちを抑
    制するべくなされた防波板を有することを特徴とする活
    魚介類輸送タンク。
  2. 【請求項2】 輸送中の発進、停止による水の回転運動
    を防止すべく、上記内部空間を所定の間隔で縦方向に仕
    切って、上記内部空間を分断するべくなされた仕切板を
    有することを特徴とする請求項1に記載の活魚介類輸送
    タンク。
  3. 【請求項3】 水の上から下への流れを均一とすべく、
    上記内部空間を上記循環水の流れの上部側と下部側に分
    断して、所定の間隔で仕切るとともに複数の連通孔が形
    成されてなる整流板を有することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の活魚介類輸送タンク。
  4. 【請求項4】 上記内部空間内に供給された空気を速や
    かに該内部空間外へ排出し、かつ、上記循環水が漏出し
    ないように調節するべく空気抜き弁を有することを特徴
    とする請求項1又は2又は3に記載の活魚介類輸送タン
    ク。
  5. 【請求項5】 上記タンク内の循環水を循環させる循環
    手段と、 上記タンクの上記循環水を濾過する濾過手段とからなる
    循環水の浄化システムを有するとともに、該循環水の浄
    化システムと上記タンクとを一体的に輸送可能であり、
    魚介類の輸送中に上記循環水の浄化システムを作動可能
    になされたことを特徴とする活魚介類輸送装置。
  6. 【請求項6】 魚介類を内包可能であるとともに、上記
    タンク内に積層状に配設可能な網かごを有することを特
    徴とする請求項5に記載の活魚介類輸送装置。
  7. 【請求項7】 上記循環水の浄化システムが上記循環水
    中のアンモニア分及び硝酸塩を除去するべくなされた手
    段を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の活
    魚介類輸送装置。
  8. 【請求項8】 上記アンモニア分及び硝酸塩を除去する
    べくなされた手段がバクテリアを用いてアンモニア分及
    び硝酸塩を除去するものであることを特徴とする請求項
    7に記載の活魚介類輸送装置。
  9. 【請求項9】 上記循環水内へ酸素を供給すべく、酸素
    供給手段を有することを特徴とする請求項5又は6又は
    7又は8に記載の活魚介類輸送装置。
  10. 【請求項10】 上記酸素供給手段が、循環水の流れを
    利用したベンチュリ方式によるものであることを特徴と
    する請求項9に記載の活魚介類輸送装置。
  11. 【請求項11】 上記循環手段による上記タンク内への
    上記循環水の吐出口が上記タンクの上端側に配設される
    とともに、上記循環手段による上記タンク内からの上記
    循環水の吸入口が、上記タンクの下端側に配設されるこ
    とを特徴とする請求項5又は6又は7又8又は9又は1
    0に記載の活魚介類輸送装置。
  12. 【請求項12】 上記タンクが上記請求項1に記載の活
    魚介類輸送タンクであることを特徴とする請求項5又は
    6又は7又は8又は9又は10又は11に記載の活魚介
    類輸送装置。
  13. 【請求項13】 上記タンクが上記請求項2に記載の活
    魚介類輸送タンクであることを特徴とする請求項5又は
    6又は7又は8又は9又は10又は11に記載の活魚介
    類輸送装置。
  14. 【請求項14】 上記タンクが上記請求項3に記載の活
    魚介類輸送タンクであることを特徴とする請求項5又は
    6又は7又は8又は9又は10又は11に記載の活魚介
    類輸送装置。
  15. 【請求項15】 上記タンクが上記請求項4に記載の活
    魚介類輸送タンクであることを特徴とする請求項5又は
    6又は7又は8又は9又は10又は11に記載の活魚介
    類輸送装置。
  16. 【請求項16】 上記請求項5又は6又は7又は8又は
    9又は10又は11又は12又は13又は14又は15
    に記載の上記活魚介類輸送装置の上記タンク内へ上記循
    環水を充填して、上記循環水の浄化システムを作動さ
    せ、 続いて、輸送すべき上記魚介類を上記循環水内へ投入
    し、 その状態で、上記活魚介類輸送装置を上記循環水の浄化
    システムを接続したままの状態で直接輸送手段に搭載
    し、 上記輸送手段に搭載された状態で温度管理され、さら
    に、上記循環水の浄化システムを作動しつつ、上記魚介
    類の輸送を行う活魚介類の輸送方法。
  17. 【請求項17】 上記請求項6に記載の複数の上記網か
    ごに、上記魚介類を所定量分割して投入し、 続いて、上記網かごを上記タンク内へ積層状に配設し
    て、上記魚介類の輸送を行う請求項16に記載の活魚介
    類の輸送方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063195A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Meidensha Corp パルス電源の冷却装置
JP2011193867A (ja) * 2010-03-22 2011-10-06 Yun-Su Lee 高密度活魚輸送用車両及びその輸送システム(Vehiclefortransportofhighdensitylivefishandtransportsystemthereof)
US8505489B2 (en) 2001-10-17 2013-08-13 Per Lyngstad Technical arrangement for transporting live fish or shellfish in water
CN104115779A (zh) * 2014-07-29 2014-10-29 厦门大学 一种适用于中华乌塘鳢活体运输的方法
CN105706990A (zh) * 2015-12-30 2016-06-29 苏州市相城区太平蟹业专业合作社 一种水产品运输箱

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