JPS6387925A - 甲殻類飼育用水槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は甲殻類を運搬、展示等のめに収納飼育する甲殻
類飼育用水槽に関する。

〔従来の技術〕

エビやカニなどのように身体の表面がかたい殻でおおわ
れている甲殻類は毎日、大量に日本人の食用に供せられ
ている。これら甲殻類の新鮮さを保つために冷凍して産
地から消費地へ運搬する方法もあるが、できれば生きた
まま運搬することが望ましいことはいうまでもない。従
来は甲殻類を生きたまま運搬するのに、通常の魚類と同
様に水を貯えた飼育用水槽を用い、この水槽中に甲殻類
を入れて運搬していた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながらかかる従来の水槽を用いた場合、多量の水
を用いるため、運搬する甲殻類の聞に比べて水槽全体が
大ぎくかつ重くなりすぎ大量に運搬することができない
という問題があった。また水槽の水温を低温に保たなけ
ればならない場合、大量の水を冷却するため電気エネル
ギを大量に必要にするという問題があった。

本発明は上記事情を考慮してなされたもので、比較的小
量の水を用いるだけで多量の甲殻類を運搬、展示等のた
めに飼育することができる甲殻類飼育用水槽を提供する
ことを目的とする。

（問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明による甲殻類飼育用水
槽は、甲殻類を収納し、この甲殼類上に撒かれた水が底
から漏れ落ちる、積み重ねられた複数の収納容器と、こ
れら積み重ねられた収納容器の上部から、収納された甲
殼類上に散水する散水部と、収納容器の下部から漏れ落
ちる水を受け、所定回の水を貯える貯水部と、この貯水
部に貯えられた水を、貯水部から散水部に）７流させる
ポンプ部と、このポンプ部により還流させる水を浄化す
る浄化部とを備えたことを特徴とする。

〔作　用〕

本発明による甲殻類飼育用水槽は以上のように構成され
ているので散水部により収納容器上に撒かれた水が、積
み重ねられた収納容器を漏れ落ちて貯水部に貯えられ、
貯水部の水はポンプ部により散水部へと送られ還流させ
られる。これにより、少ない水で多δの甲殻類を飼育す
ることができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例による甲殻類飼育用水槽を第１図、第
２図に示す。第１図は正面図であり第２図は平面図であ
る。飼育すべきエビ、カニなどの甲殻類２はかご４に収
納される。かご４は塩化ビ　　。

ニル製アングルにトリカルネットを張って作ったもので
ある。このかご４はかご１１６に積み重ねられる。本実
施例ではかご棚６に３段のかご２が積み重ねられ、１段
が３個ずつ２列であり合計１８個のかご２が収容される
。かご２は第３図に示すように、底に甲殻類が収納され
ており、上部から甲殼類上に撒かれた水が底から漏れ落
ちるようになっている。なお第４図に示すようにウレタ
ン線５をかご４の底に截くようにしてもよい。かご４か
ら水が均等に下方に漏れ落ちるようになる。

積み重ねられたかご４上には散水するための散水管８が
設置プられている。この散水管８には多数の孔があけら
れており、これら孔から水がシャワー状に撒かれる。散
水管８とかご４との間には、例えばウレタンにより作ら
れたフィルタ１０が配されている。このフィルタ１０は
散水された水を均等に下のかご４上に散布する役割をす
る。

かご４から漏れ落ちた水は貯水槽１２に貯えられる。こ
の貯水槽１２は還流させて散水管８より散水するために
最少限必要な坦の水だけを貯えるようにする。この貯水
槽１２には補助タンク１４が設けられている。これによ
り貯水槽１２の水が減少した場合に水を補給するように
なっており、常にほぼ一定の水が貯水槽１２に貯えられ
ることになる。

循環ポンプ１６は貯水槽１２の水を還流させるためのも
のである。循環ポンプ１６の取水バイブ１８は貯水槽１
２の水中に入れられている。循環ポンプ１６の吐出側に
はバイブ２０を介してフィルタ２２が接続されている。

フィルタ２２中には活性炭が収納され、還流する水を漉
してきれいにする。フィルタ２２にはさらにバイブ２４
を介して冷却器２６が接続されている。冷却器２６は還
流する水を冷却し、甲殻類の飼育に適した所望の温度に
なるように調節する。この冷却器２６の吐出側はバイブ
２８を介して散水管８に接続されている。

またこの甲殻類飼育用水槽を制御するためにコントロー
ルボックス３０が設けられている。このコントロールボ
ックス３０は循環ポンプ１６および冷却器２６に接続さ
れている。外部から循環ポンプ１６により還流水の水量
や温度をコントロールすることができる。

この飼育用水槽は断熱板３２（例えばマクロボ−ド（商
品名））により周囲を囲われ、外部からの熱の影響を受
けにくくなっている。またこの飼育用水槽の下部にはフ
ォークリフト（図示せず）によりこの水槽を運ぶため受
１３４が形成されている。

次に動作を説明する。循環ポンプ１６を駆動し、貯水槽
に貯られた水をフィルタ２２へ吐出する。

フィルタ２２により漉された水は冷却器２６で所定位置
に冷即された後散水管８に送られ、散水管８からは水が
シャワーのように降り注ぐ。降り注いだ水は貯水槽１２
に貯えられ、再び循環ポンプ１６にて還流させられる。

一方、それぞれのかご４の底にあまり重ならないように
エビ２を収納する。このようにしてエビ２が収納された
かご４を順々に積み重ねる。散水管８から降り注いだ水
は上段のかご４から中段のかご４に降り注がれ、さらに
中段のかご４から下段のかご４に降り注がれる。このよ
うに−変敗水した水が効率的に何度も用いられる。

このように本実施例によれば、大損の水を用いることな
く甲殻類を飼育できるため、水槽全体を軽量にすること
ができる。従来のものに比べて約５分の１から６分の１
の重さになった。ひとつの水槽が軽楢になったので第５
図に示すように水槽を積み重ねて大Ｍに運搬することが
できる。第５図は水槽用のコンテナ４２であって飼育用
水槽４０が３段２列に積み重ねられている各列の間には
人が通れる位のすぎ間をあけである。このコンテナ４２
には側壁に放熱口４４が形成され、冷ｌＪｌ器２６や循
環ポンプ１６から発する熱を放出する。

また本実施例によれば常に水が降り注いでいるから水中
とかわりがなく甲殻類を長く飼育することができる。さ
らに使用水量が少ないので冷却器やポンプの電気消費偵
が少なくてすむという利点がある。またエビなどをかご
に収納した形態で飼育しているので外から見ることがで
き展示にも都合がよい。

本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能である。

例えば水が少なくて飼育できるものであれば甲殻類に限
らず貝などでもよい。

〔発明の効果〕

以上の通り本発明によれば少恐の水で大量の甲殻類を飼
育することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ本発明の一実施例による甲殻
類飼育用水槽の正面図および平面図、第３図は同飼育用
水槽で用いられるかごの一具体例の正面図、第４図は同
かごの他の具体例の正面図、第５図は同飼育用水槽を運
搬するコンテナを示す斜視図である。 ２・・・甲殻類、４・・・かご、６・・・かご棚、８・
・・散水管、１０・・・フィルタ、１２・・・貯水槽、
１４・・・補助タンク、１６・・・循環ポンプ、１８・
・・取水バイブ、２０・・・バイブ、２２・・・フィル
タ、２４・・・バイブ、２６・・・冷却ム、２８・・・
バイブ、３０・・・コントロールボックス、３２・・・
断熱板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、甲殼類を収納し、この甲殼類上に撤かれた水が底か
   ら漏れ落ちる、積み重ねられた複数の収納容器と、 これら積み重ねられた収納容器の上部から、収納された
   甲殼類上に散水する散水部と、 前記収納容器の下部から漏れ落ちる水を受け、所定量の
   水を貯える貯水部と、 この貯水部に貯えられた水を、前記貯水部から前記散水
   部に還流させるポンプ部と、 このポンプ部により還流させる水を浄化する浄化部と を備えたことを特徴とする甲殻類飼育用水槽。 ２、特許請求の範囲第１項記載の甲殻類飼育用水槽にお
   いて、前記ポンプ部により還流される水を冷却する冷却
   部を備えたことを特徴とする甲殻類飼育用水槽。 ３、特許請求の範囲第１項又は第２項記載の甲殻類飼育
   用水槽において、前記貯水部に水を補給する補給タンク
   を備えたことを特徴とする甲殻類飼育用水槽。