JPH04268036A - 銅合金線 - Google Patents

銅合金線

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Publication number
JPH04268036A
JPH04268036A JP4889191A JP4889191A JPH04268036A JP H04268036 A JPH04268036 A JP H04268036A JP 4889191 A JP4889191 A JP 4889191A JP 4889191 A JP4889191 A JP 4889191A JP H04268036 A JPH04268036 A JP H04268036A
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JP
Japan
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copper alloy
alloy wire
wire
magnesium
copper
Prior art date
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Pending
Application number
JP4889191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Aoyama
正義 青山
Koichi Tamura
幸一 田村
Takao Ichikawa
貴朗 市川
Bunichi Yuza
遊座 文一
Kesao Kobayashi
袈裟雄 小林
Hiroyoshi Hiruta
浩義 蛭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅合金線に関し、特に
ヒータ線等に使用される導電用極細銅合金線に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気毛布等のヒータ線等に用いら
れる線材としては、銅を主成分とし、これに錫やマグネ
シウム、亜鉛、銀、カドミウム等の他の金属を僅かに含
有させて強度を大きくした銅合金からなる線材が使用さ
れていた。例えば、特公昭60−33176号公報には
、5〜100ppmのマグネシウムと残部が通常の銅か
らなる導電用銅合金が示されており、この銅合金を用い
て線材を製造することができる。また、藤井等による古
河電工時報59号(昭和51年8月、第132頁〜第1
41頁)、特公昭50−27716号公報には、0.2
重量%の亜鉛及び0.1重量%のマグネシウムをそれぞ
れ含有し、残部が銅から成る銅合金線が示されている。 この銅合金線は、1.0重量%のカドミウムを含み、残
部が銅から成る銅合金線と同等の特性(線径が0.2m
mで導電率が80IACS%以上、引張強さが80Kg
/mm2 以上)を示す。この銅合金線は、亜鉛とマグ
ネシウムとを同時に添加することにより、微細なMgZ
n化合物が分散析出し、強度が増加するものと考えられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電気電子機器及びその
部品の高性能化に伴い、それに使用する材料に対する要
求は益々厳しくなっている。特に、上記のように電気毛
布等のヒータ線として使用する線材は、直径が100μ
m以下のものが使用されるので、高導電率とともに高強
度、さらに高耐熱性が要求される。また、このような民
生用機器に使用される材料としては、製造コストが安い
ことも要求される。
【0004】しかし、前述したような従来の銅合金線に
は上記の要求を同時に満たすものは無かった。例えば、
マグネシウムを5〜100ppm含有する銅合金線は引
張強度が小さく、特に線の直径が100μmの極細線を
製造するには強度が十分でない。また、0.2重量%の
亜鉛及び0.1重量%のマグネシウムをそれぞれ含有し
、残部が銅から成る銅合金線は、二種の金属を添加し、
しかも分散析出のための熱処理も行う必要があるので、
製造コストが大きい。高価な銀を含有する銅合金線も同
様に製造コストが大きい。さらに、錫を含有する銅合金
線は、導電率が低いという問題があった。なお、公害防
止の見地から、カドミウムを含有する銅合金線の使用も
制限される。
【0005】従って、本発明の目的は、導電率及び強度
が十分大きく、且つ製造コストが安い銅合金線を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、銅合金線を、
マグネシウムを0.03〜0.15重量%含有し、残部
が銅から成るように構成したものである。マグネシウム
が0.03重量%以下では、導電率は高く問題ないが、
引張強さが不十分となる。マグネシウムが0.15重量
%以上では、マグネシウムが活性金属のため、MgOが
形成し易く、断線の原因となり易い。
【0007】
【作用】本発明の銅合金線は、マグネシウムを0.03
〜0.15重量%含有し、残部が銅から成る。マグネシ
ウムが上記の範囲では、マグネシウム添加による導電率
の低下がほとんどなく、高導電率が得られる。また、マ
グネシウム添加による強度の増加効果も十分に得られる
。さらに、上述のようなMgOの形成も防止される。 なお、この銅合金線中においては、マグネシウムは銅中
に固溶体の形で存在しており、マグネシウムが上記範囲
内では、マグネシウムと銅の金属間化合物も組織上認め
られない。従って介在物による断線も生じない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 実施例1 マグネシウムを0.05重量%含有し、残部が銅から成
る銅合金を、誘導加熱溶解し、1250℃に保持後、直
径110mmのサイズに半連続鋳造し、その後700〜
850℃で熱間圧延し、直径8mmの熱間圧延銅合金線
を得た。この熱間圧延銅合金線を冷間伸線し、直径0.
1mmの銅合金線を製造した。この銅合金線の引張強さ
は88Kg/mm2 、突き合せ伸び(GL=250m
m)は0.7〜2.0%であり、導電率は80IACS
%であった。また、曲げ特性についても検討したところ
、2.5R、100gの曲げ条件で60〜80回の値を
示した。なお、この曲げ条件は次に示す通りである。 まず、100gの重りを付けた銅合金線を2.5Rの曲
率を持つダイスで掴み、90°だけ曲げ(1回目)、次
にもとの状態に戻し(2回目)、次に1回目とは反対方
向に90°だけ曲げ(3回目)、次にもとの状態に戻し
(4回目)、試験開始と同じ状態とする。このように回
数を数え、銅合金線が切断するまでの回数を曲げ回数と
する。
【0009】なお、比較のため、錫を0.7重量%含有
し、残部が銅から成る銅合金を、上記実施例1と同じ条
件下で同じ工程により処理し、直径0.1mmの銅合金
線を製造した。この比較例の銅合金線の引張強さは、8
5Kg/mm2 と高い値を示し、伸びは1.1〜2.
0%と上記実施例1の銅合金線と同様な値を示した。し
かし、導電率は55IACS%と低かった。
【0010】実施例2 マグネシウムの含有量が種々異なる銅合金を、実施例1
と同じ条件で同じ工程により処理して銅合金線を製造し
、その諸特性を評価した。その結果を表に示す。表から
分かるように、マグネシウムの含有量が0.03〜0.
15重量%の範囲の銅合金線は、引張強さ、伸び、及び
導電率とも優れた性能を示す。
【0011】なお、本銅合金線は、銀を含有する銅合金
線の用途として考えられていたエナメル線(巻線)、リ
ードワイヤ、トローリ線等へも使用可能である。
【0012】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の銅合金線は
、比較的安価なマグネシウム一種を所定量含有する銅合
金から成るので、導電率及び強度がいずれも高く、且つ
製造コストが安価である。従って、電気毛布やロボット
等に用いられる直径が100μm以下の線材として使用
するのに適している。しかも、毒性のあるカドミウム等
の元素を使用していないので、安全性にも優れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  0.03〜0.15重量%のマグネシ
    ウムを含有し、残部が銅から成ることを特徴とする銅合
    金線。
JP4889191A 1991-02-21 1991-02-21 銅合金線 Pending JPH04268036A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1482063A1 (en) * 2003-05-27 2004-12-01 Fisk Alloy Wire, Inc. Processing copper-magnesium alloys and improved copper alloy wire
JP2009174038A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Hitachi Cable Ltd 銅合金導体の製造方法および銅合金導体ならびにケーブルならびにトロリー線

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1482063A1 (en) * 2003-05-27 2004-12-01 Fisk Alloy Wire, Inc. Processing copper-magnesium alloys and improved copper alloy wire
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