JPH0426793Y2 - - Google Patents

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JPH0426793Y2
JPH0426793Y2 JP15520286U JP15520286U JPH0426793Y2 JP H0426793 Y2 JPH0426793 Y2 JP H0426793Y2 JP 15520286 U JP15520286 U JP 15520286U JP 15520286 U JP15520286 U JP 15520286U JP H0426793 Y2 JPH0426793 Y2 JP H0426793Y2
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port
drain
stem
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tube
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は旋回台を有する建設機械の上部旋回体
と下部走行体との間に設置するスイベルジヨイン
トの構造に関する。
従来の技術 旋回台を有する建設機械、例えば、油圧シヨベ
ルでは、本体は旋回台、すなわち、上部旋回体と
下部走行体で構成し、上部旋回体上に作業アタツ
チメント、エンジン、油圧ポンプ等を設置し、下
部走行体には走行用の履帯と、これを駆動する油
圧モータ等を設置しており、上部旋回体と下部走
行体との間にはスイベルジヨイントを設置し、上
部旋回体上の油圧ポンプからの油路と下部走行体
上の油圧モータの油路を、上部旋回体が旋回して
も安全に油が流れるように連結している。
該スイベルジヨイント45は第5図に示すよう
にボデイ46とステム47とカバー48とからな
り、ステム47はボデイ46の内部に回動自在に
嵌挿され、カバー48はボデイ46の下部に結着
されており、ステム47は上部旋回体側に、ボデ
イ46は下部走行体側に固定されている。また、
ステム47には油圧ポンプに通ずる2対のポート
49と軸心を通るドレンポート50とを有し、ボ
デイ46には前記ポート49から走行モータに通
ずる2対のポート51を有し、カバー48には前
記ドレンポート50と走行モータを結ぶポート5
2を有する。
したがつて、上部旋回体が旋回しても、上部旋
回体上の油圧ポンプと、下部走行体上の走行モー
タとの間はこれらのポート49,51を通つて油
の流通が可能であり、ドレンはドレンポート5
0,52を通つて流出できる。
考案が解決すべき問題点 上記のスイベルジヨイントは走行モータが定容
量形の場合であり、もし、可変容量形の油圧モー
タを使用した場合は、そのコントロールシステム
を設けなければならない。その方法には電気的方
法と油圧的方法による場合があるが、油圧による
方法では、通常の油圧回路以外に油圧パイロツト
回路を設け、該パイロツト回路を介してパイロツ
ト圧により走行モータをコントロールする。この
ように油圧回路が1個だけ増加すれば当然スイベ
ルジヨイントでも回路を増設しなければならな
い。第6図はその例で、第5図の場合に比較して
ステム47にポート53を、ボデイ46にポート
54をそれぞれ増設している。
このようにパイロツトポート53,54を増設
すれば、ボデイ46は長くしなければならず、通
常使用している標準品を使用することができず、
新しいタイプのものを作らなければならず、その
ために使用する鋳物型も新しい形状のものを製作
しなければならぬ。また、ステム47についても
同様で、ポートが1個増加する分だけ径を大きく
しなければならず、長さも、ボデイ46と対応し
て長くしなければならぬ。
このように、パイロツトポートが増加するため
製作過程において通常の標準鋳物型を使用でき
ず、また、パイロツトポートの加工のため加工工
程が増加し、コストが上昇するばかりでなく、製
品自体の重量も増加し、種々の点において好まし
からざる状態が生じた。
本考案はドレンポート内にチユーブを通すとい
う簡単な方法により上記の問題点を解決すること
を目的としたものである。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために講じた本考案の
手段は、 イ 複数個の環状溝とこれに通じ外方に開口した
ポートとを有するボデイと、該ボデイに回動自
在に嵌挿され、前記ボデイの環状溝に通じ、上
方に開口したポートと、中心に上下に貫通する
ドレン用ポートを有するステムからなるもので
あること。
ロ ステムのドレンポートに、その穴径より小径
のチユーブを上下に開口した状態で挿入し、該
チユーブにパイロツト用圧油を通ぜしめる如く
したこと。
である。
作 用 ステムのドレンポートにパイロツト操作用のチ
ユーブを挿入し、ドレンポートをドレンの流通と
パイロツト油の流通を可能としたから、走行下部
体に設けた油圧モータを定容量形から可変容量形
としたためパイロツト操作用ポートを設ける場合
に、ボデイ、および、ステムの大きさを変更する
ことなく、パイロツトポートを設けることができ
るので、ボデイの製作に標準鋳物型を使用でき、
その大きさも変らず、重量も増加せず、機械加工
も増加しないのでコストも上昇しない。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図はスイベルジヨイント1の縦断面図であ
るが、該スイベルジヨイント1はボデイ2と、該
ボデイ2の内部に回動自在に嵌挿されたステム3
と、該ステム3の上部に螺合されたソケツト4
と、ボデイ2の下端に結着されたカバー5よりな
る。
ボデイ2は、その上部を下部走行体6にボルト
7で結着しており、内部には垂直方向の穴8を有
し、前にも述べたように該穴8にステム3が回動
自在に嵌挿されている。9はボデイ側の高圧ポー
トで、下方よりA,B,C,Dと4個だけ設けて
おり、第4図に示すようにAポートとCポートと
は油路10、切換弁11を経て左側の走行モータ
12に通じている。他方、BポートとDポートと
は油路13、切換弁14を経て右側の走行モータ
15に通じている。なお、これらの走行モータ1
2,15はいずれも可変容量形の油圧モータであ
る。ボデイ2の内部には、それぞれの高圧ポート
9と対応する位置に環状溝16があり、各高圧ポ
ート9は該環状溝16にそれぞれ通じている。
ステム3には内部に4個の軸方向の高圧ポート
17を穿設しており、各高圧ポート17の下端部
はそれぞれ対応する環状溝16に開通しており、
ステム3の高圧ポート17の各々が環状溝16を
経てその対応する高圧ポート9に通じている。ス
テム3には更に、その中心に軸方向のドレン通路
18を上下に貫通して穿設しており、走行モータ
12,15からのドレンが該ドレン通路18を通
つてタンク19に戻ることができるようにしてい
るが、該ドレン通路18にはその直径よりかなり
小径の外径を有するチユーブ20を嵌挿してパイ
ロツトポート21を形成せしめている。
ソケツト4はステム3の上部中心に螺合してお
り、内部には前記ステム3のドレン通路18と同
様のドレン通路22を有し、該ドレン通路22は
上部で側方に開口している。また、該ドレン通路
22にはチユーブ20の上部が貫通しており、該
チユーブ20の上端部はソケツト4の上端に螺合
したソケツト23の下部に嵌挿している。
カバー5はボデイ2の下端にボルト30で結着
しており、内部にはドレン室24を有し、側方に
はドレン通路25を有し、ドレン室24は該ドレ
ン通路25を通つて走行モータ12,15に通じ
ている。カバー5の下部中心にはソケツト26を
螺設しているが、該ソケツト26にはチユーブ2
0の下部が嵌挿しており、パイロツトポート21
は該ソケツト26で外方に通じている。
27は円形のプレートで、中心にステム3のド
レン通路18より若干大径の穴28を有し、カバ
ー5の内径より若干小径で、外周近くの上下面は
ボデイ2、カバー5に接触しないように若干薄く
形成しており、ボルト29でステム3の下端に結
着されている。
なお、44はOリングである。
第4図は本考案のスイベルジヨイント1を実際
に使用した油圧回路図である。
31は可変容量形油圧ポンプで、切換弁32を
経て油路33がスイベルジヨイント1のステム3
にある高圧ポート17に通じている。また、34
は補助油圧ポンプで、油路35がソレノイド弁3
6を経てスイベルジヨイント1のソケツト23に
あるパイロツトポート21に通じている。
前にも述べたように、12,15は可変容量形
油圧モータで切換弁12、油路10を経て、ま
た、切換弁14、油路13を経てボデイ2の高圧
ポート9に通じている。37,38はいずれも可
変容量形走行モータ12,15を操作する傾転ピ
ストンで、該傾転ピストン37,38にはパイロ
ツト切換弁39,40からそれぞれ油路41,4
2が通じている。パイロツト切換弁39,40に
はそれぞれパイロツト油路43が通じており、該
パイロツト油路43はカバー5に取付けたソケツ
ト26のパイロツトポート21に通じている。
本考案は上記の如く構成しており、作動時は油
圧ポンプ31からの圧油が切換弁32、油路33
を経てステム3の高圧ポート17に達し、更に、
環状溝16、高圧ポート9、油路10,13、切
換弁11,14等を経て走行モータ12,15に
達し、該走行モータ12,15を作動する。
パイロツト操作により走行モータ12,15を
制御する場合は、ソレノイド弁36を操作してこ
れを開通せしめる。パイロツト用油圧ポンプ34
からの圧油が、油路35、ソレノイド弁36、パ
イロツトポート21、パイロツト油路43を経て
パイロツト切換弁39,40に達し、該弁39,
40を切換える。圧油が油路I、パイロツト切換
弁39、油路41を経て傾転ピストン37に流
れ、走行モータ12を制御する。
ドレン通路18は、その内部にチユーブ20が
挿入されているとはいえ、該チユーブ20の外径
はドレン通路18の直径より小径であり、ドレン
油が流通できるだけの断面積は確保されているか
ら、ドレン油は自由に流通でき、したがつて、走
行モータ12,15からのドレン油はドレン油路
,、ドレンポート25、ドレン室24、ドレ
ン通路18,22を通つてタンク19へ流出する
ことができる。
考案の効果 以上述べたように、本考案はステムのドレンポ
ートにパイロツト操作用のチユーブを挿入し、ド
レンポートをドレンの流通とパイロツト操作用圧
油の流通ができるようにしたから、走行下部体に
設けた走行モータを定容量形から可変容量形にし
たために生ずるパイロツト操作用のポートを、従
来のようにボデイ、および、ステムの大きさを変
更することなく設けることが可能になるので、ボ
デイの製作に標準鋳物型を使用できて便利であ
り、また、全体の大きさが変わらず、重量も増加
しないので有利であるばかりでなく、機械加工も
増加せず、短時間に製作できてコストの面でも非
常に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B
拡大断面図、第4図は本考案のスイベルジヨイン
トを使用した油圧回路図、第5図、第6図はいず
れも従来のものの縦断面図である。 1……スイベルジヨイント、2……ボデイ、3
……ステム、9……ポート、16……環状溝、1
7……ポート、18……ドレンポート、20……
チユーブ、21……パイロツトポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の環状溝とこれに通じ外方に開口したポ
    ートを有するボデイと、該ボデイの内部に回動自
    在に嵌挿され、前記ボデイの環状溝に通じ、上方
    に開口したポートと、中心に上下に貫通するドレ
    ン用ポートを有するスイベルジヨイントにおい
    て、ステムのドレンポートに、その穴径より小径
    のチユーブを上下に開口した状態で挿入し、該チ
    ユーブにパイロツト用圧油を通ぜしめる如くした
    ことよりなるスイベルジヨイント。
JP15520286U 1986-10-09 1986-10-09 Expired JPH0426793Y2 (ja)

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JP15520286U JPH0426793Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09

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JP15520286U JPH0426793Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09

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JPS6360793U JPS6360793U (ja) 1988-04-22
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DE19956402A1 (de) * 1999-11-24 2001-05-31 Linde Ag Fahrzeug, insbesondere Mobilbagger
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JP7172781B2 (ja) * 2019-03-20 2022-11-16 コベルコ建機株式会社 建設機械のスイベルジョイント

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JPS6360793U (ja) 1988-04-22

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