JPH0426787A - ソルト処理装置 - Google Patents

ソルト処理装置

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JPH0426787A
JPH0426787A JP13234290A JP13234290A JPH0426787A JP H0426787 A JPH0426787 A JP H0426787A JP 13234290 A JP13234290 A JP 13234290A JP 13234290 A JP13234290 A JP 13234290A JP H0426787 A JPH0426787 A JP H0426787A
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JP
Japan
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salt
sludge
bath
treatment
treatment tank
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Pending
Application number
JP13234290A
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English (en)
Inventor
Yoji Toki
洋司 土岐
Yukio Takizawa
幸雄 滝澤
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0426787A publication Critical patent/JPH0426787A/ja
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ソルト処理装置に係り、特に、ソルト処理に
よって生じた反応生成物からなるスラッジ(沈澱物)を
、処理槽外へ取り出す手段を備えたソルト処理装置に関
するものである。
(背景技術) 従来から、熱間圧延等の熱処理が施された鋼線等の線材
品に関して、その表面に付着するスケール(酸化皮膜)
を除去する場合や、或いは、インベストメント鋳造にお
いて、耐火物材料にて形成された鋳型を鋳物から除去す
る場合などに、ソルト浴(塩浴)として溶融苛性ソーダ
を用い、これに被処理物を浸漬して、それら付着物を化
学的に除去するソルト処理が行なわれている。
ところで、このようなソルト処理においては、ソルト液
中に、スケールや鋳型材料等の付着物と苛性ソーダとの
反応生成物が生じ、そしてその反応生成物はソルト液中
に蓄積されて行く一方、徐々に沈降し、処理槽内にスラ
ッジ(沈澱物)として堆積するようになる。そのため、
このスラッジを何等かの手段にて処理槽外に取り出す必
要があった。
しかしながら、溶融苛性ソーダを用いたソルト液は、ソ
ルト処理の効率を上げるために、通常、500〜550
°C程度と高温度に加熱されているため、かかる高温の
ソルト液の中から、スラッジを取り出すことは容易では
なかったのである。
加えて、ソルト処理により、鋳物に付着する耐火物から
なる鋳型材料を反応除去せしめる場合には、かかる耐火
物中の二酸化ケイ素(SiOz)と苛性ソーダ(NaO
H)とが反応することにより、水ガラス(Na20− 
nS i 02 )が生成するが、この水ガラスは時間
がたつと固まる性質があるため、スラッジ(水ガラス)
の取り出しが遅れると、スラッジが処理槽内面に強固に
固着して、容易に取れなくなる問題を内在していた。そ
して、固着してしまった場合には、固着物の除去作業を
行なうために、ソルト処理を停止しなければならず、ま
た、これが生産性の低下を招くことともなっていたので
ある。
(解決課題) 本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであっ
て、その解決課題とするところは、ソルト処理を行なう
ための装置において、その処理槽内に沈澱したスラッジ
を、高温のソルト液中から容易に取り出し得るようにす
ることにあり、また、沈澱後なるべく早く処理槽外へ取
り出し得るようにすることにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明は、鋳物
品や線材品等の被処理物を、主として溶融苛性ソーダか
らなるソルト液中に浸漬処理して、かかる被処理物表面
に付着せる鋳型材料やスケール等の付着物を反応除去せ
しめるためのソルト処理装置において、前記ソルト液を
収容する処理槽内に下部が浸漬されて、該処理槽の底部
に達するコンベヤ手段を設け、該ソルト液中を沈降する
、前記処理によって生じた反応生成物からなるスラッジ
を、該コンベヤ手段にて連続的に処理槽外に取り出し得
るようにしたことを、その要旨とするものである。
(作用・効果) 要するに、本発明装置においては、コンベヤ手段によっ
て、ソルト処理により生じた反応生成物からなるスラッ
ジが、処理槽の底部から連続的に引き上げられて、処理
槽外へ取り出され得るものであり、ソルト液が高温に維
持されているにも拘わらず、該ソルト液の中からのスラ
ッジの取出しを容易に実施することが出来るのである。
加えて、ソルト処理が実施されている間、コンベヤ手段
を作動させることにより、連続的にスラッジの取出操作
が実施され、反応生成物は、沈澱すると直ぐに処理槽外
へ取り出され、該反応生成物が処理槽内に長く止まるこ
とがないのである。
そのため、反応生成物が水ガラスのように固化する性質
を有するものであっても、該反応生成物は固化する前に
取り出されて、処理槽内面に固着したり、処理槽内にお
いて固化したりすることが極めて効果的に防止せしめら
れるのであり、以てそのような固着物/固化物の取除作
業を、ソルト処理を中断して行なうことが不要となって
、ソルト処理が安定して継続され得ることとなったので
ある。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明し、本発
明を、より一層具体的に明らかにすることとする。
先ず、第1図及び第2図には、本発明に従うソルト処理
装置の一例が示されている。そこにおいて、2対の支持
脚10.10によって、容器12が保持されている。そ
して、この容器12の内面には、ライニング14が施さ
れ、一方、該容器12の外面は耐火断熱材16で覆われ
ている。即ち、容器12、ライニング14、耐火断熱材
16によって3層構造のソルト処理槽が形成されている
のであり、これによって、かかるソルト処理槽は、そこ
に収容される、主として熔融苛性ソーダからなるソルト
液18によって侵食されることがなく、また、放熱が効
果的に抑制せしめられるようになっているのである。
また、容器12内に収容されたソルト液18は、ラジア
ントチューブ20.20によって加熱され、所定の処理
温度に良好に維持せしめられるようになっている。そし
て、ソルト処理効率を高めるべく、通常、この処理温度
は500〜550°C程度に設定されることとなる。な
お、22はフードであり、このフード22に、前記ラジ
アントチューブ20.20が取り付けられている他、被
処理物を出し入れするための開口部26が設けられてい
る。また、28は、容器12の補強枠である。
ところで、前記3層構造のソルト処理槽は、第2図から
明らかなように、被処理物が浸漬される部分となる、断
面が矩形で槽深さの深い浴槽部30と、該浴槽部30の
一例部から外方に延び出すスラッジ取出部32とを有し
ている。そして、該スラッジ取出部32は、第1図に示
される如く、浴槽部30から離れる程槽深さが浅くなる
ように上方に傾斜ゼしめられた底面36を有しており、
スラッジは、該傾斜底面36上を掻き上げられて、ソル
ト処理槽外へ取り出されるようになっている。
また、ソルト処理槽の浴槽部30においては、四方の各
側面の下部が槽の中心部に向けて傾斜せしめられた傾斜
面34とされて、それら傾斜面34に囲まれた底面35
は狭小となっており、ソルト処理中に生成された反応生
成物からなるスラッジが、効果的にかかる狭小な底面3
5上に集められるようになっている。そして、かかる浴
槽部30の前記傾斜面34の一つが上方へ延長された形
態において、前記スラッジ取出部32の傾斜底面36が
連続して形成されており、その傾斜角度は、ここでは4
5°に設定されている。また、該傾斜底面36の両側に
は、三角形状の側面38.38が形成され、この側面3
8.38と傾斜底面3Gとによって、前記スラッジ取出
部32が、浴槽部30に連続した形態において一体的に
構成されているのである。
ところで、このスラッジ取出部32には、傾斜底面36
に平行となるように傾斜した状態(傾斜角度=45°)
で、コンベヤ装置40が配設されているのであり、該コ
ンベヤ装置40の下端は、浴槽部30の底部に達し、そ
の底面35上に位置せしめられている一方、コンベヤ装
?1f40の上端は、第1図から明らかなように、容器
12外へ延び出すようにされている。
より具体的には、コンベヤ装置40は、第3図に示され
ているように、該コンベヤ装置40の全長よりもやや短
い長さを有する厚肉板状のコンベヤ支持体42が、その
幅方向両側面に固設された2対のコンベヤ固定部材44
.44にて、スラッジ取出部32の前記側面38.38
に固定されていることにより、ソルト処理槽に設置され
ているのであり、コンベヤ装置40の下面と処理槽内面
との間には、スラッジを掻き上げる間隔が設けられる。
そして、かかるコンベヤ支持体42の上端面には、調整
板46が固設されており、該調整板46の両側部に設け
られた係合孔に対して、角柱形状の端部軸受部材48に
固定された2本の調節ボルト50.50が、それぞれ挿
通され、調節ナツト52.52にて固定されており、そ
れにより、これらコンベヤ支持体42と端部軸受部材4
8とが互いに接続されている。なお、このような構成に
より、コンベヤ支持体42と端部軸受部材48との間の
距離を調節することが出来、それにより、後述するチェ
ーン54に適度な張りを与えることが出来るようになっ
ているのである。
さらに、前記端部軸受部材48には、駆動モータ56に
より回転駆動せしめられる駆動軸5Bが軸芯方向に挿通
されている一方、コンベヤ支持体42の下端部には、自
由回転し得る回転軸60が幅方向に押通されており、そ
れら駆動軸58及び回転軸60の両端部にそれぞれ固設
されたスプロケット62.62間に、チェーン54.5
4が巻き掛けられているのであり、駆動軸58の回転に
よって、チェーン54.54が回動せしめられるように
なっているのである。そして、それにより、チェーン5
4.54に両端を支持された複数のレーキ64が、ソル
ト処理槽の傾斜面(34及び36)に沿って、移動せし
められるのである。なお、本実施例装置では、コンベヤ
装置4oの下面側でレーキ64が上昇し、上面側でレー
キ64が下降するように、チェーン54.54が回転駆
動せしめられ、反応生成物からなるスラッジが掻き上げ
られるようにされている。
なお、前記駆動モータ56は、スラッジ取出部32の傾
斜底面36の上端面に固定されたコ字状の枠体66上に
設置されており、また、かかる枠体66の下方に、受器
68が配置せしめられている。
このようなソルト処理装置において、浴槽部30に被処
理物を浸漬せしめ、ソルト処理を実施すれば、ソルト処
理により生じた反応生成物は、ソルト液18内を徐々に
沈降し、傾斜面34によって、効果的に底面35上に集
められることとなる。
そして、このソルト処理の間、下端が該底面35上に位
置せしめられたコンベヤ装置40を駆動することにより
、底面35上に集まった反応生成物からなるスラッジを
、ソルト処理槽の底部からレーキ64で連続的に掻き上
げて、高温のソルト液I8内から連続的にスラッジを処
理槽外に取り出ずごとが出来るのであり、最終的に枠体
66内を落下させ、受器68内に廃棄することが出来る
のである。
従って、かかる構造のソルト処理装置にあっては、高温
のソルト液18内から極めて容易に反応生成物を取り除
くことが出来ると共に、沈澱から時間を置かずに処理槽
外に取り出すことが出来、反応生成物がソルト処理槽内
面に固着する等の問題も極めて良好に解消され得るので
ある。
ところで、反応生成物として、水ガラスが生成される場
合等には、その沈降速度が遅いと、沈降中に固化が進み
、沈澱してから直ぐ固着を起こす恐れがあり、そのよう
な事態を回避するために、水ガラスの沈降速度を速める
ようにすることが望ましい。その具体的な方法として、
ソルト液18の温度を、ソルト処理温度からソルト液1
8が固化しない限度で低下させることにより、微細な反
応生成物を互いに付着せしめ、その重みで反応生成物の
沈降速度を著しく高める手段が、有利に採用される。こ
うして反応生成物のスラッジ化を促進させれば、固化す
る以前にコンベヤ装置40による取出操作を完了せしめ
ることが出来、以て反応生成物の固着問題がより有利に
防止されるのである。
以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発明が
、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受
けるものでないことは、言うまでもなく、また、本発明
には、上述の実施例以外にも、本発明の趣旨を逸脱しな
い限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更
、修正、改良等を加え得るものであることが、理解され
るべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従うソルト処理装置の一例を示す正
面断面図であり、第2図は、第1図に示されるソルト処
理装置の平面図であり、フードを外した状態を示してい
る。また、第3図は、第1図の要部を拡大して示す説明
回である。 :容器    18:ソルト液 ニラジアンI・チューブ :浴槽部   32:スラッジ取出部 :底面    36:傾斜底面 :コンベヤ装置 54:チェーン 56:駆動モータ 58:駆動軸 60:回転軸 64:レーキ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 鋳物品や線材品等の被処理物を、主として溶融苛性ソー
    ダからなるソルト液中に浸漬処理して、かかる被処理物
    表面に付着せる鋳型材料やスケール等の付着物を反応除
    去せしめるための装置にして、 前記ソルト液を収容する処理槽内に下部が浸漬されて、
    該処理槽の底部に達するコンベヤ手段を設け、該ソルト
    液中を沈降する、前記処理によって生じた反応生成物か
    らなるスラッジを、該コンベヤ手段にて連続的に処理槽
    外に取り出し得るようにしたことを特徴とするソルト処
    理装置。
JP13234290A 1990-05-22 1990-05-22 ソルト処理装置 Pending JPH0426787A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13234290A JPH0426787A (ja) 1990-05-22 1990-05-22 ソルト処理装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13234290A JPH0426787A (ja) 1990-05-22 1990-05-22 ソルト処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH0426787A true JPH0426787A (ja) 1992-01-29

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ID=15079099

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13234290A Pending JPH0426787A (ja) 1990-05-22 1990-05-22 ソルト処理装置

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JP (1) JPH0426787A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100957988B1 (ko) * 2002-10-21 2010-05-17 주식회사 포스코 산세탱크 내의 부유물 제거장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100957988B1 (ko) * 2002-10-21 2010-05-17 주식회사 포스코 산세탱크 내의 부유물 제거장치

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