JPH0426698B2 - - Google Patents

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JPH0426698B2
JPH0426698B2 JP60034160A JP3416085A JPH0426698B2 JP H0426698 B2 JPH0426698 B2 JP H0426698B2 JP 60034160 A JP60034160 A JP 60034160A JP 3416085 A JP3416085 A JP 3416085A JP H0426698 B2 JPH0426698 B2 JP H0426698B2
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JP
Japan
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concrete
test pin
strength
fixing member
test
Prior art date
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Application number
JP60034160A
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English (en)
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JPS61196067A (ja
Inventor
Yasuhiko Abe
Keizo Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築物等の躯体コンクリートの強
度が、少なくとも希望の最低強度よりも上である
ことを確認する試験方法に関するものである。
〔従来技術およびこの発明が解決すべき問題点〕
従来この種の試験方法としては、反発硬度法、
超音波法、コアボーリング法、アンカー引抜き法
およびこれらの併用法等がある。
しかし反発硬度法は、検査方法としては簡単で
あるが、コンクリート圧縮強度と反発硬度との関
係は各種条件で異なるので、コンクリート強度を
確実に試験することができない。
また超音波法は検査技術にかなりの習熟が必要
で、しかもコンクリート圧縮強度の推定精度もそ
れ程良くない。
さらにコアボーリング法は、躯体コンクリート
の強度を直接知り得る方法であるが、躯体に穴を
あけるのでボーリング個所に制約があり、さらに
補修する必要がある。そしてボーリングのための
装置も比較的大きく、給水、排水、電気の準備も
必要であり、コア供試体数にも制限を受け、さら
に試験費用が高くなる。
一方アンカー引抜き法は、検査方法そのものが
簡単であり、アンカーまわりコンクリートのせん
断コーンの破壊強度とコンクリートの圧縮強度と
の間に非常に良い相関関係があるが、やはり躯体
の一部へ引抜く際に損傷を与えてしまう。
このように従来の試験方法では、種々の問題点
がある。そのためこのような問題点のない新たな
試験方法が望まれていた。
この発明は前述した事情に鑑み創案されたもの
で、その目的はコンクリート躯体へ損傷を与える
ことなく、また大掛りな装置を必要とせず、さら
に容易かつ確実に強度検査が行える試験方法を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、試験ピンの一端を、コンクリート
内に埋設した定着部材へ着脱自在に取付け、前記
試験ピンの他端に引張り力を加えてその試験ピン
を破断させることにより躯体コンクリートに要求
される下限強度より上であることを試験するコン
クリート強度の試験方法であつて、前記試験ピン
の破断強度が躯体コンクリートに要求される強度
かそれ以下の強度となるように、試験ピンの径を
決定して試験することにより前記問題点を解決し
ようとするものである。
〔実施例〕
以下この発明を図示する実施例によつて説明す
る。
まずこの発明方法を行うに際して使用される躯
体コンクリートの強度を検査する検査装置につい
て説明する。
検査装置1は、予め躯体コンクリート2中に埋
設されている定着部材3と、この定着部材3の雌
ねじ部3aへ螺合している一端に取付ねじ部4a
を有するねじ付きの試験ピン4と、この試験ピン
4が貫通しており躯体コンクリート2の表面へ当
接して設けられている加圧フレーム6と、この加
圧フレーム6の貫通孔5を貫通して突出した試験
ピン4の他端のねじ部4bに螺合しており、加圧
フレーム6へ締付ける締付部7とからなつてい
る。(第1図参照) 定着部材3は、内部に雌ねじ部3aが、また下
端に大径のアンカー部3bがそれぞれ設けられて
なつている。
試験ピン4は、小径の引張り用ねじ部4bと、
この引張り用ねじ部4bの端部に形成されている
大径の取付ねじ部4aとからなつている。
加圧フレーム6は、中央位置に穿設されている
貫通孔5を有する基部6aと、この基部6aの両
端に設けられている躯体コンクリート2へ当接す
る当接部8とから門形に形成されている。
締付部7は、試験ピン4のねじ部4bに螺合し
て加圧フレーム6へ締付けるナツトで構成されて
いる。なおこの締付部7は、第2図に示すように
センターホールジヤツキ9で構成してもよい。
このような構成からなる検査装置1でこの発明
である躯体コンクリート強度の試験方法を行なう
には、まずコンクリートに要求される強度に応じ
た、すなわち同じかそれ以下の強度を有する試験
ピン4を選定する。
この選定作業は、定着部材3の材質およびアン
カー部3bまでの埋込み深さlと、試験ピン4の
材質とを一定にしておくと、コンクリートが十分
に強いならば試験ピン4の径に応じて試験ピン4
の破断強度が決まることから、適宜径の試験ピン
4を選ぶことで行う。
そして適宜径の選択は、例えば予じめコンクリ
ート圧縮強度に対してどの径の試験ピン4が破断
するかの実験を行い、一例として第3図に示すよ
うに図表を作成しておき、この図表を基にして行
う。
例えば325Kg/cm2の最低コンクリート強度を試
験したい時に、定着部材3の埋設深さlを3cmと
した場合は径が5mmの試験ピン4を使用すればよ
い。
次に選定した試験ピン4を躯体コンクリート2
中へ埋設してある定着部材3へ、雌ねじ部3aに
取付ねじ部4aを螺合することで取付ける。
次に締付部7であるナツトを締付けることで試
験ピン4へ引張荷重を加える。その結果、試験ピ
ン4が破断されれば、躯体コンクリート2の圧縮
強度が所要強度以上あることになる。また逆にコ
ンクリートが第1図に一点鎖線で示した部分から
破壊したとすれば、コンクリートが所要強度を得
られていないこととなる。
このようにして躯体コンクリート2の強度を試
験ピン4の強度以上であることを試験する。
なお第1図で示した加圧フレーム6の支点間内
寸法2aは、定着部材3の埋込み深さlの4倍以
上とし、また試験ピン4の材質は均質のものであ
れば限定しない。
第4図は、定着部材3を躯体コンクリート2中
に埋設する方法を説明するためのものである。
まず定着部材3を正方形合板10に6角穴付き
ボルト11で固定する。そして躯体コンクリート
2の表面仕上げ時に、この合板10の下表面とス
ラブコンクリートの上表面レベルとを合わせて所
定の位置に静置する。
次にコンクリート硬化後合板を外し、定着部材
3の雌ねじ部3aに6角穴付きボルト11でキヤ
ツプをしておく。
この定着部材3の埋設方法は、第4図に示した
ものとは逆に下向きや、横向きにして設ける場合
も同様にして行われる。
なお前述した検査装置1の構成は、躯体コンク
リート2に埋設した定着部材3へ着脱自在に取付
けた試験ピン4に、引張力を与えることができる
ものならば、どのようなものでもよい。ただしこ
の実施例のものであれば、簡単な構成で容易かつ
確実に試験ピン4へ引張力を与えることができ
る。
〔発明の効果〕
この発明は、以上のような構成からなり、次に
述べる効果を有する。
コンクリート中に埋設した定着部材3へ着脱自
在に取付けた試験ピンの一端に引張力を与えて試
験ピンを破断させ、コンクリート強度が少なくと
も試験ピンの強度以上であることを試験すること
により、試験ピンの径を適宜変えるだけで、躯体
コンクリート強度から推定される強度を容易かつ
確実に確認することができる。
すなわち試験ピンに引張力を与えるだけの簡単
な作業で、試験ピンの破断という現象で確実に確
認できる。
また試験ピンを定着部材へ着脱自在に取付ける
ことと、試験ピンの破断で確認することとから、
躯体コンクリートを破損させるようなことがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法を行う検査装置を示す正
面図、第2図は締付部の別態様を示す正面図、第
3図は試験ピンの径とコンクリート圧縮強度の関
係を示したグラフ、第4図は定着部材の埋設状態
を示す断面図である。 1……検査装置、2……躯体コンクリート、3
……定着部材、3a……雌ねじ部、3b……アン
カー部、4……試験ピン、4a……取付ねじ部、
4b……ねじ部、5……貫通孔、6……加圧フレ
ーム、6a……基部、7……締付部、8……当接
部、9……センターホールジヤツキ、10……正
方形合板、11……6角穴付きボルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 試験ピンの一端を、コンクリート内に埋設し
    た定着部材へ着脱自在に取付け、前記試験ピンの
    他端に引張り力を加えてその試験ピンを破断させ
    ることにより躯体コンクリートに要求される下限
    強度より上であることを試験するコンクリート強
    度の試験方法であつて、 前記試験ピンの破断強度が躯体コンクリートに
    要求される強度かそれ以下の強度となるように、
    試験ピンの径を決定して試験することを特徴とす
    るコンクリート強度の試験方法。
JP3416085A 1985-02-22 1985-02-22 コンクリート強度の試験方法 Granted JPS61196067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3416085A JPS61196067A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 コンクリート強度の試験方法

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JP3416085A JPS61196067A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 コンクリート強度の試験方法

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JPS61196067A JPS61196067A (ja) 1986-08-30
JPH0426698B2 true JPH0426698B2 (ja) 1992-05-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6851640B2 (ja) * 2016-06-30 2021-03-31 Fsテクニカル株式会社 供試体、アンカー試験装置およびアンカー試験方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226703A (ja) * 1985-07-27 1987-02-04 東芝ライテック株式会社 照明器具

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JPS6226703A (ja) * 1985-07-27 1987-02-04 東芝ライテック株式会社 照明器具

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