JPH04266247A - 電話インターフェース回路 - Google Patents

電話インターフェース回路

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Publication number
JPH04266247A
JPH04266247A JP3285998A JP28599891A JPH04266247A JP H04266247 A JPH04266247 A JP H04266247A JP 3285998 A JP3285998 A JP 3285998A JP 28599891 A JP28599891 A JP 28599891A JP H04266247 A JPH04266247 A JP H04266247A
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JP
Japan
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terminals
pair
circuit
interface circuit
central office
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Application number
JP3285998A
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Inventor
Chuck D Khuat
チャック・ダン・クアット
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Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/005Interface circuits for subscriber lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/22Arrangements for supervision, monitoring or testing
    • H04M3/2272Subscriber line supervision circuits, e.g. call detection circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M7/00Arrangements for interconnection between switching centres
    • H04M7/0096Trunk circuits

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話通信システムに関
し、特に電話通信システムにおいて使用されるインター
フェース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】当技術において周知のように、電話通信
システムは、一般に複数の遠隔ユーザ即ち電話加入者と
中央局(電話局)を含む。中央局は、一般にチップ/リ
ング端子と呼ばれる複数対の端子を持ち、各対は複数の
加入者の対応する1つと接続されている。中央局は、複
数の加入者の1つ(即ち、「発呼」加入者)を複数の加
入者の他の1つ(即ち、「被呼」加入者)に電気的に経
路接続して、アナログ音声および(または)ディジタル
・データ情報がその間に通るようにする。特に、中央局
は、「発呼」加入者と接続されたチップ/リング端子対
を「被呼」加入者と接続されたチップ/リング端子対に
電気的に接続する。
【0003】更に詳細には、中央局は、中央局のチップ
/リング端子対の各々と接続されるとともに、複数の加
入者の各々に接続される典型的には−48ボルトの直流
(DC)電圧源を備えている。DC電圧は、アナログ音
声および(または)ディジタル・データ情報が送信また
は受信される時、電話機内部の回路に給電するため使用
される。加入者、特に受話器が「オン・フック」状態に
ある時、開回路状態となり、電流がDC電圧源から電話
機に流れることが阻止される。受話器が「オフ・フック
」の状態になると、例えば、加入者が電話をかける時、
閉回路状態が生じ、DC電流がDC電圧源から電話機に
流れる(即ち、電話がDC電流を「引き込む(sink
)」)。このDC「引き込み」動作は、中央局において
検出され、適切な動作が行われる、例えば、中央局はこ
のような加入者に「ダイアル・トーン」信号を送る。次
いで、「発呼」加入者は選択された「被呼」加入者の電
話番号を入力し、このようなダイアル情報に応答して、
中央局は「リング」電圧源により与えられるDC電圧上
に重畳され同様に「リング」電圧源から与えられる20
HzのAC「リング(呼出)」電圧を「被呼」加入者へ
与えることにより、「被呼」加入者の電話の「呼出動作
」を行う。対応する加入者が「オフ・フック」状態にあ
るならば、中央局は対応する加入者の電話に対して20
HzのAC「リング」電圧を与えず、中央局は「発呼」
加入者に対して「話中信号」を送出する。「被呼」加入
者が「オン・フック」状態にあるならば、20HzのA
C「リング」電圧が、このような加入者の電話の「呼出
動作」を行う。「被呼」加入者がこの「呼出動作」に応
答して「オフ・フック」状態になるならば、閉回路状態
が生じて「被呼」電話がこれと接続された中央局のチッ
プ/リング端子対において中央局により与えられる「リ
ング」電圧源からのDC電流およびAC電流を「引き込
む」。中央局は、この「オフ・フック」状態、即ち「被
呼」加入者において生じるDC電流の「引き込み」を検
出し、「リング」電圧源をチップ/リング端子から電気
的に遮断して、DC電圧源をこのような加入者に接続す
る。中央局はまた、「発呼」加入者および「被呼」加入
者と接続された中央局のチップ/リング端子を一緒に接
続して、情報がその間に流れるようにする。
【0004】しばしば、加入者が中央局から離れた比較
的長い距離、例えば約32km(200マイル)より大
きな距離にある時、電話通信システムは中央局と加入者
間にインターフェースを提供するディジタル・ループ搬
送システムを使用する。このディジタル・ループ搬送シ
ステムは、一般に、高速ディジタル伝送回線を介して一
緒に接続された1対のスイッチング・システムを含む。 このスイッチング・システム対の一方は加入者の近くに
置かれ、遠隔端スイッチング・システムと呼ばれ、他方
のスイッチング・システムは中央局の付近に置かれて、
中央局端スイッチング・システムと呼ばれる。各スイッ
チング・システムは、情報が1つの加入者から中央局へ
、あるいは中央局から1つの加入者へのどちらに伝送さ
れつつあるかに従って時分割マルチプレックスおよびデ
マルチプレクスを行い、一方のスイッチング・システム
が時分割マルチプレックスを行うとき、他方は時分割デ
マルチプレクスを行う。このような構成により、ディジ
タル・ループ搬送システムは、中央局を都市に集中させ
、中央局および加入者の双方に対してトランスパレント
にすることができる。
【0005】更に詳細には、複数の加入者の各々は、複
数の遠隔端(RT)インターフェース回路の対応する1
つを介して遠隔端スイッチング・システムと接続される
、一般にチップ/リング端子と呼ばれる1対の端子を有
する。同様に、中央局チップ/リング端子対の各々は、
複数の中央局端(COT)インターフェース回路の対応
する1つを介して中央局端スイッチング・システムと接
続される。ディジタル・ループ搬送システムを中央局お
よび加入者に対してトランスパレントにするためには、
COTインターフェース回路が各々中央局にとって電話
に見える(即ち、なかんずく対応する加入者が「オフ・
フック」状態にある時DC電流を「吸収」する能力を持
つ)ことが必要であり、またRTインターフェース回路
が各々対応する加入者にとって中央局に見える(即ち、
なかんずく、通常の−48ボルトDC源を提供する)こ
とが必要である。
【0006】従来のCOTインターフェース回路におい
ては、チップ/リング端子間に直列に置かれているのは
、変圧器の一次巻線、抵抗と並列のコンデンサおよびリ
レーである。変圧器の二次巻線は、アナログ−ディジタ
ル・コンバータおよびディジタル−アナログ・コンバー
タ、あるいはCODECを介して中央局端スイッチング
・システムと接続される。このため、アナログ音声およ
び(または)ディジタル・データ情報は、一次巻線と二
次巻線間の相互誘導結合により変圧器を介してCOTイ
ンターフェース回路のチップ/リング端子とCODEC
の間に結合される。変圧器は、DC電流により害されな
いように、CODECに対する分離を提供する。リレー
は、対応するRTインターフェース回路で発生され、遠
隔端スイッチング・システムおよび中央局端スイッチン
グ・システム、およびディジタル伝送回線を介して対応
するCOTインターフェース回路に送られるフック状態
信号に応答して選択的に開閉される。このフック状態信
号は、COTインターフェース回路に対して対応する加
入者が「オン・フック」または「オフ・フック」のいず
れにあるかを示している。対応する加入者が「オフ・フ
ック」状態にある時、リレーは閉じられて閉回路状態を
生じ、上記の如きDC電流の「引き込み」を許容する。 ここで再び、中央局はこの「オフ・フック」状態即ちD
C電流「引き込み」動作を検出して、適当な動作を行う
。この加入者が「オフ・フック」状態にある時、リレー
は開かれて上記の如き開回路状態を生じる。
【0007】先に述べたように、変圧器はチップ/リン
グ端子とCODECの間のアナログ音声および(または
)ディジタル・データ情報を相互誘導結合により結合す
るので、変圧器を不飽和状態で作動させることが望まし
い。また、対応加入者が「オフ・フック」状態にある時
は、リレーは閉じ、中央局におけるDC電圧源からの電
流は変圧器の一次巻線および直列接続された抵抗を介し
てCOTのチップ/リング端子間に流れて、上記のDC
電流「引き込み」動作を許容する。このように、DC電
流は変圧器を飽和状態に駆動し、これによりその結合効
率を低下させようとする傾向がある。変圧器が飽和しよ
うとする傾向を減少させるため使用される1つの手法は
、比較的大きく高価な変圧器を使用することであり、こ
れは変圧器の大きさが飽和磁束密度レベルと関連し、従
って飽和に先立ち変圧器のDC電流処理レベルと関連す
るためである。
【0008】従来のCOTインターフェース回路におい
て使用されるリレーは一般に「フック・リレー」と呼ば
れ、相互に直列にかつリレーと並列に配置される付加抵
抗およびコンデンサを有し、スイッチが開かれると、対
応加入者が「オン・フック」状態にある時のように、例
えばコンピュータおよびモデム装置からの情報がコンデ
ンサおよび抵抗を介して接続されるようにする。しかし
、コンデンサおよび抵抗を介して接続される情報と関連
するAC伝送損失は信号の歪みを生じ得る。このリレー
は、一般に比較的大きくかつ高価な構成要素である。
【0009】これも当技術において周知であるように、
ディジタル・ループ搬送システムを使用すれば中央局を
比較的少ない加入者を持つ小さな遠隔地にある町に中央
局を提供するコストを省くものであるが、ディジタル・
ループ搬送システムを使用するネットワークは、RTイ
ンターフェース回路およびCOTインターフェース回路
の両方の装置を必要とする。両方の装置の維持は比較的
高価となる。更に、ある用途においては、加入者は現在
ある電話の代わりに構内交換機(PBX)を持つことを
選択することがある。PBXにおいては、対応するRT
およびCOTインターフェース回路の機能性を逆転する
ことが必要となる。即ち、PBXは、電話加入者のため
に遠隔端末の機能が提供されたところに中央局端末の機
能を必要とするので、PBXと関連する対応するインタ
ーフェース回路は互いに交替する必要がある。このため
、変更が要求されると、サービス要員は取替えを行うた
めに遠隔端末インターフェース回路の場所まで出張する
ことが要求される。
【0010】
【発明の概要】本発明によれば、電話通信インターフェ
ース回路は、第1の対の端子と第2の対の端子とを有す
る。一次巻線と二次巻線を持ち、二次巻線が第2の対の
端子と接続された変圧器もまた含まれる。この電話通信
インターフェース回路は更に、変圧器の一次巻線と並列
に接続されフック状態信号に応答して第1の対の端子間
に閉回路を生じるスイッチを含む。
【0011】更に、ディジタル・ループ搬送システムが
、複数の加入者と1つの中央局との間に接続され、遠隔
端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・スイッチング・
システムと、中央局端マルチプレクサ/デマルチプレク
サ・スイッチング・システムとを含む。この遠隔端およ
び中央局端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・スイッ
チング・システムは、1つの伝送回線により相互に接続
されている。複数の遠隔端インターフェース回路が提供
され、それぞれが複数の加入者の1つと対応し、加入者
と遠隔端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・スイッチ
ング・システム間に接続されるようになっている。複数
の中央局端インターフェース回路もまた設けられ、各々
が複数の加入者の1つと対応し、中央局に設けられたD
C電圧源と接続するための第1の対の端子と、中央局端
マルチプレクサ/デマルチプレクサ・スイッチング・シ
ステムと接続するための第2の対の端子とを有する。 複数の中央局端インターフェース回路の各々は一次巻線
と二次巻線を持つ1つの変圧器を含み、この二次巻線は
CODECを介して第2の対の端子と接続される。また
、COTインターフェース回路の各々には、対応する加
入者の「オン・フック/オフ・フック」状態を指示する
フック状態信号に応答するスイッチも設けられ、このス
イッチは前記第1の対の端子間に配置されて、第1の対
の端子間に閉回路を提供して、フック状態信号が対応す
る加入者における「オフ・フック」状態を指示する時D
C電圧源により与えられるDC電流を「引き込む」。 第1の対の端子間の一次巻線と直列に接続された手段が
、DC電圧源により与えられるDC電流が変圧器の一次
巻線に流れることを阻止する。
【0012】このような構成により、ディジタル・ルー
プ搬送システムが提供され、中央局端インターフェース
回路の各々が、これと関連する加入者が「オフ・フック
」状態にある時DC電流を指向、即ち「引き込む」ため
のスイッチと、この電流が変圧器の一次巻線に流れるこ
とを阻止する手段とを有する。このような構成は、変圧
器が飽和しようとする傾向を低下させることにより、比
較的小さく安価な変圧器の使用を可能にする。本発明の
望ましい実施態様においては、DC電流阻止手段はコン
デンサを含む。更に、前記スイッチの構成により、ソリ
ッドステート・スイッチ、望ましくは光電子スイッチを
比較的大きく高価なリレーの代わりに使用することもで
きる。従って、COTインターフェース回路は比較的安
価となる。
【0013】本発明の更に別の特徴によれば、電話通信
インターフェース回路は、中央局端インターフェース回
路として、あるいは遠隔端インターフェース回路として
使用されるように構成可能であり、第1の対の端子と、
第2の対の端子と、第3の対の端子とを含み、第3の対
の端子はCODECを介して第2の対の端子と接続され
ている。第1の回路の経路は、一次巻線および二次巻線
を有する変圧器と、フック状態信号に応答して第1の対
の端子間に閉回路を生じるスイッチと、一次巻線と直列
に接続されてDC電流が一次巻線に流れないようにする
コンデンサとを含む。第2の回路の経路は、加入者回線
インターフェース回路を含む。電話通信インターフェー
ス回路は更に、第1と第3の対の端子間の第1の回路の
経路または第1と第3の対の端子間の第2の回路の経路
のいずれか一方を選択的に接続するジャンパを含む。
【0014】更に、第1の対の端子は、回路が中央局端
インターフェース回路として構成される時中央局に設け
られるDC電圧源と接続するようになっており、また回
路が遠隔端インターフェース回路として構成される時加
入者に対して接続されるようになっている。第2の対の
端子は、回路が中央局端インターフェース回路として構
成される時中央局端マルチプレクサ/デマルチプレクサ
・スイッチング・システムと接続されるようになってお
り、また回路が遠隔端インターフェース回路として構成
される時遠隔端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・ス
イッチング・システムと接続されるようになっている。 第3の対の端子は、CODECを介して第2の対の端子
と接続される。第1の回路の経路は、一次巻線および二
次巻線を持つ変圧器と、フック状態信号に応答し、第1
の対の端子間に配置されて第1の対の端子間のDC閉回
路を提供して信号が対応する加入者における「オフ・フ
ック」状態を指示する時DC電圧源により生じるDC電
流を「引き込む」スイッチ手段とを含む。第1の回路の
経路は更に、第1の対の端子間で一次巻線と直列に接続
されて、DC電圧源により与えられるDC電流が一次巻
線に流れないようにする手段を含む。インターフェース
回路は、加入者回線インターフェース回路(SLIC)
を含む第2の回路の経路を有し、この第2の回路の経路
は第1の回路の経路と並列に配置されている。電話イン
ターフェース回路は更に、この電話インターフェース回
路が中央局端インターフェース回路として構成される時
第1と第3の対の端子間に第1の回路の経路を、あるい
は前記電話インターフェース回路が遠隔端インターフェ
ース回路として構成される時第1と第3の対の端子間に
第2の回路の経路を、選択的に接続する手段を含む。
【0015】このような構成により、中央局端インター
フェース回路あるいは遠隔端インターフェース回路のい
ずれかとして構成可能な電話インターフェース回路が提
供される。このように構成可能なインターフェース回路
は、共通回路がCOTまたはRTインターフェース回路
として構成できるので、ディジタル・ループ搬送システ
ムを用いて電話通信システムのオペレータのため用意お
よび維持しなければならないインターフェース回路の在
庫を減少させることができる。
【0016】本発明の上記の諸特徴は、本発明自体と共
に、図面と関連する以降の詳細な記述からより完全に理
解することができよう。
【0017】
【実施例】本発明によれば、電話通信システム10は、
中央局11と、ディジタル・ループ搬送システム12と
、複数の遠隔ユーザ即ち加入者13a〜13nとを含む
。電話通信システム10は、ディジタル・ループ搬送シ
ステム12および中央局11を介して、複数の遠隔ユー
ザ即ち加入者13a〜13nの1つ、即ち「発呼」加入
者を複数の加入者13a〜13nの別の1つに電気的に
接続する。更に、中央局11は、信号線14を介して1
つ以上の異なる中央局(図示せず)に接続され、複数の
加入者13a〜13nの1つを別の電話通信システム(
図示せず)における別の加入者に接続することができる
ようにしている。複数の加入者13a〜13nの1つと
複数の加入者13a〜13nの他の1つの間に提供され
る電気的接続は、アナログ音声および(または)ディジ
タル・データ情報をこのような加入者13a〜13n間
で交換することを可能にする。このため、複数の加入者
13a〜13nの各々は電話として示されるが、ある用
途においては、電話の加入者13a〜13nのいずれか
を構内交換機(PBX)で置換することが望ましい場合
がある。
【0018】ディジタル・ループ搬送システム12は、
複数の遠隔端(RT)インターフェース回路15a〜1
5nを含み、この回路15a〜15nの各々は複数の加
入者13a〜13nの1つと対応している。複数のRT
インターフェース回路15a〜15nの各々は、複数の
加入者13a〜13nの対応する1つに近接して配置さ
れ、それぞれ直接対応する加入者13a〜13nと信号
線対16a、17a〜16n、17nを介して対応する
加入者13a〜13nと接続され、特に複数の加入者1
3a〜13nの対応する1つのチップ/リング端子対T
13a、R13a〜T13n、R13nとそれぞれ接続
されたチップ/リング端子対T15a、R15a〜T1
5n、R15nを有する。複数のRTインターフェース
回路15a〜15nの各々の第2の対の端子18a、1
9a〜18n、19nは、それぞれ信号線対21a、2
2n〜21n、22nを介してディジタル・ループ搬送
システム12の遠隔端マルチプレクサ/デマルチプレク
サ・スイッチング・システム20と接続されている。ス
イッチング・システム20は、複数の加入者13a〜1
3nの比較的近くに配置され、更に高速ディジタル伝送
回線23の一端部と接続されている。ディジタル・ルー
プ搬送システム12はまた、中央局11の比較的近くに
配置され高速ディジタル伝送回線23の別の端部と接続
された中央局端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・ス
イッチング・システム24を含む。遠隔端スイッチング
・システム20および中央局端スイッチング・システム
24は、与えられた時点において、スイッチング・シス
テムの1つがマルチプレックス(多重化)を行うが他の
ものはデマルチプレクス(分離)を行うように構成され
ている。
【0019】例えば、動作においては、情報が複数の加
入者13a〜13nの1つから中央局11へ伝送されつ
つある時、遠隔端スイッチング・システム20は、RT
インターフェース回路15a〜15nの各々をディジタ
ル伝送回線23に逐次接続することにより複数の加入者
13a〜13nの各々により与えられる情報を時分割マ
ルチプレックスして、回線23上で矢印23aにより示
される第1の方向に伝送される1つの信号を与える。中
央局端スイッチング・システム24は、回線23を介し
て送られた信号を受取り、この信号を時分割デマルチプ
レックスして複数の加入者13a〜13nの各々により
与えられる個々の情報を復元し、この情報を中央局11
へ送信する。反対に、情報が中央局11から加入者13
a〜13nへ流れる時、遠隔端スイッチング・システム
20はこの情報をデマルチプレックスするが、中央局端
スイッチング・システム24はこの情報をマルチプレッ
クスして、矢印23bにより示される第2の反対方向に
回線23上で送信するための1つの信号を生じる。更に
、情報が複数の加入者13a〜13nの1つから中央局
11へ伝送されつつある時は、中央局端スイッチング・
システム24は、このデマルチプレックスされた情報を
、図示の如く、信号線27a〜27nを介してそれぞれ
複数の中央局端(COT)インターフェース回路26a
〜26nの端子25a〜25nへ与える。情報が中央局
11から複数の加入者13a〜13nの1つに送られる
時は、この情報は、図示の如く、それぞれ信号線29a
〜29nを介してCOTインターフェース回路26a〜
26nの端子28a〜28nを経て中央局端スイッチン
グ・システム24に対して与えられる。COTインター
フェース回路26a〜26nの各々は、図示の如く、そ
れぞれ信号線対30a、31a〜30n、31nを介し
て中央局11と接続されたチップ/リング端子対T26
a、R26a〜T26n、R26nを有する。特に、C
OTチップ/リング端子対T26a、R26a〜T26
n、R26nは、図示の如く、それぞれ複数の中央局回
路32a〜32nの対応する1つと接続される。このよ
うに、複数の加入者13a〜13nの各々は、対応する
専用化されたRTインターフェース回路15a〜15n
、COTインターフェース回路26a〜26nおよび中
央局回路32a〜32nの1つを有する。
【0020】中央局回路32a〜32nの各々は、図示
の如く、それぞれ信号線対30a、31a〜30n、3
1nを介して複数のCOTインターフェース回路26a
〜26nの対応するもののチップ/リング端子対T26
a、R26a〜T26n、R26nとそれぞれ電気的に
接続されるチップ/リング端子対T32a、R32a〜
T32n、R32nを有する。中央局回路32a〜32
nは、それぞれ信号線対34a、35a〜34n、35
nを介してスイッチング・ネットワーク33と接続され
ている。スイッチング・ネットワーク33は、複数の加
入者13a〜13nの「発呼」加入者を複数の加入者1
3a〜13nの「被呼」加入者に接続する。
【0021】ここで、ディジタル・ループ搬送システム
12は、T1フォーマット・エンコード法を用いる従来
の時分割マルチプレックス(TDM)システムである。 このため、ディジタル伝送回線23により運ばれる情報
は8ビットに量子化され、複数の遠隔端インターフェー
ス回路15a〜15nの各々が伝送される1つの信号を
与えるためサンプリングされる期間(即ち、情報が複数
の加入者13a〜13nの1つから中央局11へ伝送さ
れつつある時)はフレームと呼ばれる。T1フォーマッ
トに従って、サンプリング情報が周知の方法で6番目の
フレーム毎の8番目のビット即ち信号ビットで与えられ
る。
【0022】複数の遠隔端インターフェース回路15a
〜15nの各々は、対応する加入者13a〜13nに関
して中央局11の機能性を局在化する。ディジタル・ル
ープ搬送システムが使用されず、このため中央局11が
複数の加入者13a〜13nの1つに直接接続される場
合を考察しよう。このような状態においては、中央局1
1および特に中央局回路32a〜32nは各々が−36
および−52ボルト間の値、通常は−48ボルトを持つ
DC電圧源36a〜36nを複数の加入者13a〜13
nの対応する1つのチップ/リング端子T13a、R1
3a〜T13n、R13nに対して提供して、電話機内
の回路に電力を供給する。更に、中央局回路32a〜3
2nの各々は、DC電圧に重畳されるAC「リング」電
圧を生じて複数の加入者13a〜13nの対応するもの
の電話を「呼出動作」する「リング」電圧源37a〜3
7nを含む。中央局回路32a〜32nはまた、複数の
加入者13a〜13nの1つが中央局スイッチング・ネ
ットワーク33を介して複数の加入者13a〜13nの
別の1つと電気的に接続された時、アナログ音声および
(または)ディジタル・データ情報がこれを通って送ら
れることを可能にする。
【0023】ディジタル・ループ搬送システムが使用さ
れない場合に対して先に述べた中央局11の機能と同様
に、図1に示されるように、中央局11がディジタル・
ループ搬送システムを介して複数の加入者13a〜13
nと接続される時、複数の遠隔端(RT)インターフェ
ース回路15a〜15nの各々が中央局11と実質的に
同じ機能を提供する。特に、複数のRTインターフェー
ス回路15a〜15nの各々は、DC電圧源および「リ
ング」電圧源(それぞれ中央局11におけるDC電圧源
36a〜36nおよび「リング」電圧源37a〜37n
の各々に相当する)を複数の加入者13a〜13nの対
応するものに提供し、電話機内の回路に電力を供給する
【0024】更に詳細には、複数のRTインターフェー
ス回路15a〜15nの各々は構造が同じであり、その
一例、ここではRTインターフェース回路15aが、C
ODEC38aおよび直列に接続された加入者回線イン
ターフェース回路(SLIC)39aを含むように示さ
れる。従って、RTインターフェース回路15aを参照
すると、公称−48ボルトのDC電圧源が、内部に配置
されたSLIC39aと接続されこれに給電する電圧源
(−V)により提供される。ここでは、SLIC39a
はスウェーデンのEriccson社が製造販売するモ
デルPBL3764である。SLIC39aに給電する
DC電圧源(−V)は、RTインターフェース回路15
aのチップ/リング端子T15a、R15aと接続され
、この端子は図示の如くそれぞれ対応する加入者13a
のチップ/リング端子対T13a、R13aと接続され
ている。更に、RTインターフェース回路15aは、「
リング」電圧源40aにより与えられるDC電圧上に重
畳されて加入者13aの電話を「呼出動作」するAC「
リング」電圧(中央局11により与えられる「リング」
電圧に相当する)を生じる「リング」電圧源を含む。特
に、RTインターフェース回路15aは、信号線41a
により運ばれる「リング」信号に応答してAD「リング
」電圧を生じる。この「リング」信号は、これから述べ
る如き対応するCOTインターフェース回路26aによ
り与えられる「リング」制御信号と対応する。同様に、
RTインターフェース回路15aの残りはそれぞれ信号
線41b〜41nにより運ばれる「リング」信号が与え
られ、この信号は以下に述べるように、対応する数のC
OTインターフェース回路26b〜26nにより与えら
れる「リング」制御信号と対応している。遠隔端インタ
ーフェース回路15a〜15nはまた、一旦中央局11
が複数の加入者13a〜13nの1つを複数の加入者1
3a〜13nの別の選択された1つに接続すると、アナ
ログ音声および(または)ディジタル・データ情報がこ
れを通って送られることを可能にする。
【0025】特に、アナログ音声および(または)ディ
ジタル・データ情報は、信号線対16a、17a〜16
n、17nの対応するものに沿って複数の加入者13a
〜13nの1つにより複数のRTインターフェース回路
15a〜15nの対応するものに対して与えられる。こ
のため、例えばRTインターフェース回路15aについ
て考察すれば、情報は加入者回線インターフェース回路
(SLIC)39aを介して送られ、中央局11に対す
る回線23に送るための信号線対21a、22aにディ
ジタル情報を与えるためコーダ/デコーダ即ちCODE
C38aにより更に処理される。CODEC38aは、
通過する情報の方向に従ってアナログ−ディジタル変換
およびディジタル−アナログ変換の両方を行う。
【0026】反対に、複数の中央局端インターフェース
回路26a〜26nの各々は、中央局11に関する複数
の加入者13a〜13nの対応するものの機能を局限す
る。換言すれば、COTインターフェース回路26a〜
26nは、中央局11からは複数の加入者13a〜13
nであるかのように見える。先に行なったように、ディ
ジタル・ループ搬送システムが使用されず、従って中央
局11が直接複数の加入者13a〜13nと接続される
場合について再び考察しよう。この場合には、複数の加
入者13a〜13nの1つが例えば「被呼」加入者であ
る時、DC電圧に重畳されたAC「リング」電圧は、図
示の如く、それぞれ中央局回路32a〜32nの「リン
グ」電圧源37a〜37nの対応するものによりそのチ
ップ/リング端子T13a、R13a〜T13n、R1
3nの両端に与えられる。対応する加入者13a〜13
nがこのような「リング」電圧に応答して受話器を外す
(即ち、「オフ・フック」になる)ならば、この対応す
る加入者13a〜13nは、それぞれ複数の「リング」
電圧源37a〜37nの対応するものからDCおよびA
Cの両電流を「引き込む」あるいは換言すれば吸い込む
閉回路状態を生じる。しかし、一旦電流が複数の加入者
13a〜13nの「被呼」の電話に流れると、中央局回
路32a〜32nの対応するものがこれに流れるDC電
流を検出する。特に、検出回路42a〜42nの対応す
るものは、複数の加入者13a〜13nの対応するもの
に流れるDC電流を検出して、この情報をそれぞれ信号
線43a〜43nの対応するものを介して中央局スイッ
チ33へ送る。このようなDC電流の「引き込み」情報
に応答して、中央局スイッチ33は、複数の加入者13
a〜13nの対応するものからの「リング」電圧源37
a〜37nの対応するものを電気的に遮断し、複数のD
C電圧源36a〜36nの対応するものを複数の加入者
13a〜13nの対応するものに接続して、複数の加入
者13a〜13nの対応するものがDC電圧源36a〜
36nの対応するものからのDC電流を「引き込む」よ
うにする。例えば、複数の加入者13a〜13nの1つ
が加入者13aと電気的に接続されて電話13b〜13
nを切ると、このような情報は中央局スイッチ33を介
して中央局回路32aへ与えられる。この情報に応答し
て、中央局回路32aはDC電圧源36aを対応する加
入者13aから電気的に遮断し、これによりこの加入者
13aをそのDC電圧源36aから遮断して加入者13
aと加入者13b〜13nの電気的に接続されたものと
の間の電気的接続を終了する。この特徴は、一般に「フ
ォワード遮断(forward  disconnec
t)」と呼ばれ、加入者が他の加入者と電気的に接続さ
れた後に受話器を置いた時二者間の電気的接続が終了さ
れることを保証する。
【0027】図1における如く中央局11および複数の
加入者13a〜13nがディジタル・ループ搬送システ
ム、ここではシステム12を介して相互に接続される場
合は、先に述べた複数の加入者13a〜13nの機能は
複数のCOTインターフェース回路26a〜26nによ
り与えられる。従って、複数のCOTインターフェース
回路26a〜26nの各々は、複数の加入者13a〜1
3nの対応するものが「被呼」加入者である時、図示の
如く、それぞれ信号線対30a、31a〜30n、31
nを介してこれにそれぞれ接続された対応する中央局回
路32a〜32nの複数の「リング」電圧源37a〜3
7nの対応するものからそのCOTチップ/リング端子
対T26a、R26a〜T26n、R26nにおけるD
C電圧に重畳されたAC「リング」電圧を受取るように
なっている。 更に、COTインターフェース回路26a〜26nは、
複数の「リング」電圧源37a〜37nの1つからのD
CおよびAC電流を「引き込み」あるいは「吸い込み」
、あるいはDC電圧源36a〜36nのどれが接続され
るかに従って、複数の中央局回路32a〜32nの対応
するものにより与えられる複数のDC電圧源36a〜3
6nの1つからのDC電流を引込むようになっている。 更に、複数の加入者13a〜13nの1つが「リング」
電圧に応答して「オフ・フック」状態になると、COT
インターフェース回路26a〜26nの対応するものが
、これに接続された複数の「リング」電圧源37a〜3
7nの1つからのDCおよびAC電流を引込むことにな
る。一旦中央局回路32a〜32nの対応するものがC
OTインターフェース回路26a〜26nの対応するも
のに流れるDC電流を検出すると、「リング」電圧源3
7a〜37nの対応するものがそれぞれ信号線対30a
、31a〜30n、31nから電気的に遮断され、DC
電流のみが「引き込まれる」ようにDC電圧源36a〜
36nの対応するものがこれに接続される。更に、例え
ば複数の加入者13a〜13nの1つが加入者13aと
電気的に接続されて受話器を置くと、中央局回路32a
はDC電圧源36aをCOTインターフェース回路26
aから電気的に遮断する。COTインターフェース回路
26aにおけるDC電流検出回路54aは、DC電流の
停止を検出して、スイッチング・システム24、20、
ディジタル伝送回線23およびRTインターフェース回
路15aを介して信号線55aにより運ばれるこの状態
を指示する信号を生じる。特に、信号線56aはRTイ
ンターフェース回路15aのSLIC39aに信号を送
り、複数の加入者13a〜13nの他の電気的に接続さ
れた1つが受話器を置いたことの指示に応答して、RT
インターフェース回路15aは加入者13aからDC電
圧源(−V)を遮断し、これによりこれら加入者間の電
気的接続を終了する。このように、複数のCOTインタ
ーフェース回路26a〜26nは中央局11に対する複
数の加入者13a〜13nの機能を局部化し、また複数
のRTインターフェース回路15a〜15nは複数の加
入者13a〜13nに関する中央局11の機能を局部化
する。このように、ディジタル・ループ搬送システム1
2は、中央局11および複数の加入者13a〜13nの
双方に対して実質的にトランスパレントである。
【0028】COTインターフェース回路26a〜26
nの各々は構造において同じであり、その一例、ここで
はCOTインターフェース回路26aは、一次巻線45
a、46aが図示の如くチップ/リング端子対T26a
、R26a〜T26n、R26n間に配置されたDC電
流阻止回路(ここでは、コンデンサ47a)と直列に接
続された変圧器44aを含む。以下に述べるように、コ
ンデンサ47aはDC電流が一次巻線45a、46aに
流れることを阻止する。変圧器44aの二次巻線48a
は、CODEC49aを介してCOTインターフェース
回路26aの端子対25a、28aと接続されている。 スイッチ即ちDC「引き込み」回路50aは、フック状
態信号線51aと接続されており、この線51aは対応
する加入者、ここでは電話13aのオン・フック/オフ
・フック状態の指示を行うフック状態信号を伝送する。 このフック状態信号は、RTインターフェース回路15
aのSLIC39aにより生成されて図示の如く遠隔端
スイッチング・システム20に対して信号線57aによ
り送られるフック状態制御信号と対応する。このフック
状態信号は、伝送線23を通して送られ、中央局端スイ
ッチング・システム24によりフック状態信号線51a
へ与えられる。
【0029】電話13aが「オン・フック」状態にある
時、信号線51aにより送られるフック状態信号はこの
ような「オン・フック」状態を示し、DC「引き込み」
回路50aは開回路状態となる。このため、DC電圧源
36aあるいは「リング」電圧源37aは開回路状態に
よりDC「引き込み」回路50aに流れることを阻止さ
れると共に、コンデンサ47aにより一次巻線45a、
46aに流れることが阻止される。一方、電話13aが
「オフ・フック」状態にある時は、信号線51aにより
送られるフック状態信号は、このような「オフ・フック
」情報を示し、DC「引き込み」回路50aはDC電流
を「引き込む」ように閉回路状態で提供される。DC電
流がDC「引き込み」回路50aに引込まれる時、中央
局11、特に中央局回路32aはDC電流検出回路42
aによりこの「オフ・フック」状態を検出し、例えば「
ダイアル・トーン」信号を加入者13aへ送ることによ
り然るべく応答する。先に述べたように、DC電流はコ
ンデンサ47aにより変圧器44aの一次巻線45a、
46aに流れないようにされ、このためこの電流は変圧
器44aを飽和しようとしない。
【0030】先に述べたように、変圧器44aの二次巻
線48aはCODEC49aを介して端子対25a、2
8aと接続され、このCODEC49aは、ディジタル
伝送回線23に対する伝送に先立ちアナログ音声情報を
ディジタル情報へ変換し、あるいはまた伝送回線23に
対して送られたディジタル情報をアナログ情報へ変換す
る。
【0031】図2において、複数のCOTインターフェ
ース回路26a〜26nの一例、COTインターフェー
ス回路26aが、チップ/リング端子T26a、R26
aと変圧器44a間に接続されたスイッチ即ちDC「引
き込み」回路50aを含むように示されている。先に述
べたように、COTインターフェース回路26aは、中
央局11と、特に信号線30a、31aを介して対応す
る中央局回路32aと接続するためのチップ/リング端
子対T26a、R26aを有する。中央局端インターフ
ェース回路26aは更に、信号線対27a、29aを介
して中央局端スイッチング・システム24と接続するた
めの端子対25a、28aを含む。DC「吸収」回路5
0aは、変圧器44aの一次巻線45a、46aと接続
され、この一次巻線45a、46aはその間に直列に置
かれたDC電流阻止回路即ちコンデンサ47aを有する
。変圧器44aの二次巻線48aはCODEC49aと
接続され、このCODEC49aは更にCOTインター
フェース回路26aの端子対25a、28aと接続され
ている。
【0032】COTインターフェース回路26aは、リ
ング情報回路52aおよびDC電流検出回路54aを含
む。リング情報回路52aは、従来のビット信号手法に
より、中央局端スイッチング・システム24、伝送回線
23および遠隔端スイッチング・システム20(図1)
を介して、対応する遠隔端インターフェース回路15a
へ情報を送る。特に、リング情報回路52aは、COT
インターフェース回路26aのチップ/リング端子T2
6a、R26aと接続された1対の入力端子と、信号線
53aを介して中央局端スイッチング・システム24と
接続された出力端子とを持つ。DC電流検出回路54a
は、図1に関して先に述べた「フォワード遮断」特性に
従って、信号線55aを介して対応するRTインターフ
ェース回路15aへ情報を提供する。特に、回路54a
により生成され信号線55aにより伝送されるものと対
応する電流検出信号は、RTインターフェース回路15
aへ送られ、信号線56a(図1)により運ばれる。D
C電流検出回路54aは、DC「引き込み」回路50a
と接続された1対の入力端子と、信号線55aを介して
中央局端スイッチング・システム24と接続された出力
端子とを有する。
【0033】動作において、加入者13aが「オン・フ
ック」状態にあり「リング」電圧源37aがCOTイン
ターフェース回路26aのチップ/リング端子T26a
、R26aから遮断された時、これらチップ/リング端
子T26a、R26aは中央局11に配置されたDC電
圧源36a(図1)により与えられるDC電圧を有する
。特に、DC電圧源36aは対応する中央局回路32a
に配置され、このDC電圧源36aは約−36乃至−5
2ボルト間の値、公称では−48ボルトを持つ。対応す
る加入者13aが電話をかけて(即ち、「発呼」加入者
となって)「オフ・フック」状態になる時、このような
「オフ・フック」情報はフック状態信号により、従来の
信号技術によって信号線51aを介してCOTインター
フェース回路26aへ与えられる。先に述べたように、
信号線51aにより伝送されるフック状態信号は、RT
インターフェース回路15aにより生成され信号線57
aにより伝送されるフック状態制御信号と対応するもの
する。 特に、加入者13aが「発呼」加入者であって電話の受
話器を取上げる時、論理的に「ロー」の信号が信号線5
1aに与えられる。このような「オフ・フック」情報の
受取りと同時に、COTインターフェース回路26aは
、以下において詳細に述べる方法でチップ/リング端子
T26a、R26aと接続されたDC電圧源36a(図
1)からDC電流をDC「引き込み」回路50aが引出
すことを可能にする。しかし、ここでは、一旦DC電流
が「引き込み」回路50aに流れると、このDC電流は
中央局回路32aの検出回路42aにより検出されると
いえば充分であろう。回路42aにより与えられる電流
検出信号は、対応する加入者13aが「オン・フック」
あるいは「オフ・フック」のいずれにあるかの指示を中
央局スイッチ33に対して与える。例えば、「オフ・フ
ック」状態を示す電流検出信号に応答して、中央局回路
32aは「ダイアル・トーン」信号を対応する加入者1
3aへ送出することにより応答する。次いで、対応する
「発呼」加入者13aにより与えられるダイアル情報に
応答して、中央局11は、DC電圧に重畳されたAC「
リング」電圧を「被呼」加入者へ与えることにより複数
の加入者13a〜13nの選択された「被呼」の電話を
「呼出」す。選択された「被呼」加入者が「オフ・フッ
ク」状態になったことを中央局回路32aが受取ると、
中央局11は「被呼」加入者および「発呼」加入者を一
緒に電気的に接続して、アナログ音声および(または)
ディジタル・データ情報がその間に流れることを可能に
する。更に、例えば音声情報が対応する加入者13aか
らCOTインターフェース回路26aの信号線対27a
、29aと接続される。CODEC49aは、ディジタ
ルで送られた音声情報をアナログ音声情報に変換し、こ
の情報は次に変圧器44aを介してCOTインターフェ
ース回路26aのチップ/リング端子T26a、R26
aと、また信号線対30a、31aを介して対応する中
央局回路32aと接続される。
【0034】対応する加入者13aが「被呼」加入者で
ある場合、ここではコンパレータ(図示せず)を含むリ
ング情報回路52aが、信号線対30a、31aを介し
て対応する中央局回路32aからリング情報を受取り、
これに応答して、信号線53aにより伝送される「リン
グ」制御信号を生じ、この信号は中央局端スイッチング
・システム24、伝送回線23、遠隔端スイッチング・
システム20を経てRTインターフェース回路15aへ
送られる。回路52aにより生成されたリング制御信号
と対応するリング信号は、信号線41aを介してRTイ
ンターフェース回路15aへ送られる。対応する加入者
13aが選択された「被呼」加入者であることを示すこ
のリング信号に応答して、RTインターフェース回路1
5aは信号回線対16a、17a(図1)を介して対応
する加入者13aへ「リング」電圧源40aにより与え
られるDC電圧に重畳された源40aからのAC「リン
グ」電圧を与える。加入者13aがこの「リング」電圧
に応答して「オフ・フック」状態になると、この「オフ
・フック」情報はCOTインターフェース回路26aへ
送られる。特に、先に述べたように、信号線51aはこ
のフック状態信号をDC「引き込み」回路50aへ送り
、対応する加入者13aが「オフ・フック」状態にある
時、DC電流を回路50aに流させる。このDC「引き
込み」情報即ち「オフ・フック」情報のDC電流検出回
路42aによる検出と同時に、中央局回路32aはアナ
ログ音声および(または)ディジタル・データが「発呼
」加入者と「被呼」加入者との間を通ることを可能にす
る。
【0035】このように、対応加入者13aが「発呼」
加入者あるいは「被呼」加入者のいずれであろうとも、
加入者13aが「オフ・フック」状態にある時、COT
インターフェース回路26aにおけるDC「引き込み」
回路50aにはDC電流が流れ、この電流は信号線51
aに与えられるフック状態信号に応答して生じることが
理解されよう。
【0036】更に、対応加入者13aが「オフ・フック
」状態になる時、フック状態信号は信号線51aを介し
て第1の論理的「ロー」の状態で与えられる。このフッ
ク状態信号は、光電子カプラ・デバイス63のダイオー
ド63bのカソードと接続される。ダイオード63bの
アノードは、ここでは約348オームの抵抗64を介し
てここでは約5.0ボルトの基準電位と接続される。 論理的に「ロー」の状態においては、フック状態信号は
光電子カプラ63のダイオード63bを順方向にバイア
スし、これにより光電子カプラ・デバイス63のトラン
ジスタ63aを導通状態にバイアスする。
【0037】DC「引き込み」回路50aは、ダイオー
ド58a〜58dを含むダイオード・ブリッジ装置58
を含む。このダイオード・ブリッジ58は、チップ/リ
ング端子T26a、R26aと接続されたDC電圧源3
6aの極性の如何に拘わらず、DC「引き込み」回路5
0aの動作を可能にする。ここではそれぞれ約340K
Ωおよび49.9KΩの値を持つ抵抗59および62が
、ダイオード・ブリッジ58の端子58eおよび58f
間で直列接続状態に配置される。4.3ボルトのツェナ
ー・ダイオード61が、抵抗59および62間に配置さ
れている。ここでは約15マイクロファラッドの値を持
つコンデンサ60が、抵抗62およびダイオード61の
直列構成と並列に接続されている。コンデンサ60は、
200および3400Hz間の周波数(CODEC49
aの動作限界と対応する周波数)においてAC電圧降下
を、従ってAC信号損失およびアナログ音声および(ま
たは)ディジタル・データ情報の歪みを最小限に抑える
ACインピーダンスを生じる。ここでは、DC「引き込
み」回路50aと関連するAC変換損失は無視し得る。
【0038】このため、DC電圧源36aが一般におけ
る如くCOTインターフェース回路26aの端子R26
aにおいて約−48ボルトを生じるものとすれば、DC
電流は電圧源36aから端子T26a、ダイオード58
a、抵抗59、ツェナー・ダイオード61、抵抗62お
よび端子R26aに流れることになる。しかし、光電子
カプラ63のトランジスタ63aが導通状態にバイアス
されるまで、DC電流はこのトランジスタ63aに流れ
ることが禁止される。
【0039】DC「引き込み」回路50aは更に、ここ
では電界効果トランジスタ(FET)66のドレーン6
6aと直列になった約348Ωの値を持つ抵抗65を含
み、このFET66のソース66bは抵抗69を介して
リング端子R26aと接続されている。ここでは、抵抗
69は約100Ωの値を有する。FET66のゲート6
6cは、光電子カプラ・デバイス63のトランジスタ6
3aのエミッタと接続されている。ダイオード68は、
ゲート端子66cとソース66bの端子間の過大な逆の
破壊電圧からこのFET66を保護するために、ゲート
端子66cとFET66のソース端子66bとの間に配
置される。抵抗67は、FET66のゲート端子66c
とダイオード・ブリッジ58の端子58f間に配置され
、FET66のゲート端子66c〜ソース端子66b間
のキャパシタンスに対する放電経路を提供する。抵抗6
7により提供される放電経路は、ダイアル・パルスなら
びにこのパルスのタイミングの歪みを最小限に抑えるた
めに特に重要である。
【0040】光電子カプラ63、更に光電子カプラ63
のトランジスタ63aが導通状態にある時(即ち、フッ
ク状態信号が論理的「ロー」の状態で与えられる時)、
FET66は導通状態にバイアスされる。FET66が
導通状態になると、電流がチップ端子T26a、抵抗6
5、FET66、抵抗69を経てダイオード58cを介
してリング端子R26aに流れる。
【0041】ここで、DC電流検出回路54aが抵抗6
9の両端に接続される。抵抗69に電流が流れると、抵
抗69の両端における電圧降下がコンデンサ(図示せず
)を用いてこの検出回路54aにより検出され、その出
力が電流検出制御信号を生じ、この信号は信号線55a
を介して対応する遠隔端インターフェース回路15aへ
送られ、対応するものする電流検出信号が信号線56a
(図1)により運ばれる。
【0042】線51a上に与えられるフック状態信号が
第2の論理的に「ハイ」の状態にある時、光電子カプラ
・デバイス63およびFET66は非導通状態にある。 更に、光電子カプラ63のトランジスタ63bは非導通
状態にあり、このため、光電子カプラ63のトランジス
タ63aが非導通状態にある。このように、FET66
は非導通状態にあり、電流が抵抗65、FET66およ
び抵抗69に流れる、DC「引き込み」動作を行うこと
が阻止される。
【0043】図1に関して先に述べたように、COTイ
ンターフェース回路26a〜26nの各々は構造におい
て同じものであり、このためCOTインターフェース回
路26b〜26nの各々も同様にフック状態信号が信号
線51b〜51nを介して送られる。更に、COTイン
ターフェース回路26b〜26nの各々は、リング情報
回路52a(図2)と同じリング情報回路と、DC電流
検出回路54a(図2)と同じDC電流検出回路とを含
む。このため、COTインターフェース回路26b〜2
6nにおけるリング情報回路(図示せず)は、図示の如
く、それぞれ信号線53b〜53nを介して中央局端ス
イッチング・システム24と接続されている。同様に、
COTインターフェース回路26b〜26nにおけるD
C電流検出回路(図示せず)は、図示の如く、それぞれ
信号線55b〜55nを介して中央局端スイッチング・
システム24と接続されている。
【0044】これも図1に関してのべたように、RTイ
ンターフェース回路15a〜15nの各々は構造におい
て同じものである。このため、RTインターフェース回
路15a〜15nの各々は同様に複数のCOTインター
フェース回路26a〜26nの対応するものへ伝送する
ため信号線57a〜57nにより運ばれるフック状態制
御信号を提供する。更に、RTインターフェース回路1
5a〜15nの各々は、図1に関して述べた「フォワー
ド遮断」特性に従って信号線56a〜56nを介して電
流検出信号が送られる。
【0045】次に図1および図3において、複数のCO
Tインターフェース回路26a〜26nの1つとして、
または複数のRTインターフェース回路15a〜15n
の1つとして使用されるように構成可能な電話通信イン
ターフェース回路70が示されている。このような電話
通信インターフェース回路70は、以下において時に組
合わせインターフェース回路70と呼ばれる。この組合
わせインターフェース回路70は、組合わせインターフ
ェース回路70が複数のCOTインターフェース回路2
6a〜26nの1つとして構成される時中央局11と接
続され、かつこの回路70が複数のRTインターフェー
ス回路15a〜15nの1つとして構成されると加入者
13a〜13nと接続される第1の対の端子71、72
を含む。組合わせインターフェース回路70は更に、こ
の組合わせインターフェース回路70が複数のCOTイ
ンターフェース回路26a〜26nの1つとして構成さ
れる時中央局端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・ス
イッチング・システム24と接続され、またこの回路7
0が複数のRTインターフェース回路15a〜15nの
1つとして構成される時遠隔端マルチプレクサ/デマル
チプレクサ・スイッチング・システム20と接続される
第2の対の端子73、74を含む。
【0046】更に、組合わせインターフェース回路70
は、複数のCOTインターフェース回路26a〜26n
の1つとして構成される(例えば、COTインターフェ
ース回路26aと置換)時、端子71、72は、対応す
る中央局回路32aと接続され、また端子73、74は
、信号線対27a、29aを介して中央局端スイッチン
グ・システム24と接続されるようになっている。組合
わせインターフェース回路70が複数のRTインターフ
ェース回路15a〜15nの1つとして構成されて例え
ばRTインターフェース回路15aと置換される時、端
子71、72は、信号回線対16a、17aを介して対
応する加入者13aと接続され、また端子73、74は
、信号線対21a、22nを介して遠隔端スイッチング
・システム20と接続されるようになっている。第3の
対の端子75、76は、図示の如く、CODEC49を
経て第2の対の端子73、74と接続される。組合わせ
回路70は、第1の回路経路77を含む。第1の回路経
路77は、変圧器44と、スイッチ回路50、ここでは
DC「引き込み」回路50a(図2)と同じ回路50と
、コンデンサ47とを含む。コンデンサ47は、DC電
流が変圧器44の一次巻線(ここでは、2つの直列に接
続された一次巻線45、46)に流れないようにする。 換言すれば、第1の回路経路77は、図2におけるCO
Tインターフェース回路26aの略々全ての回路を含み
、これに関して先に述べたように動作する。
【0047】第2の回路経路78は、加入者回線インタ
ーフェース回路(SLIC)39と「リング」電圧源4
0とを含む。この第2の回路経路78は、図示の如く、
第1の回路経路77と並列に配置されている。
【0048】組合わせインターフェース回路70は更に
、第1と第3の対の端子71、72および75、76間
で下記のいずれかを選択的に接続するためのジャンパ7
9a〜79nを含む。即ち、(a)第1の回路経路77
(前記組合わせ回路70が複数のCOTインターフェー
ス回路26a〜26nの1つとして構成される時の如く
)、または(b)第2の回路経路78(この組合わせ回
路70が、複数のRTインターフェース回路15a〜1
5nの1つとして構成される時)。
【0049】更に、組合わせインターフェース回路70
は、ジャンパ79a〜79hを選択的に含めあるいは除
くことによりCOTインターフェース回路またはRTイ
ンターフェース回路のいずれかとして構成される。組合
わせインターフェース回路70がCOTインターフェー
ス回路として構成されることが要求する時(即ち、端子
71、72が経路77を介して端子75、76と接続さ
れる時)、含まれるジャンパ・ワイヤは図3の実線によ
り示される如きである(即ち、ジャンパ・ワイヤ79a
、79c、79eおよび79gが含まれる)。このよう
な構成により、組合わせインターフェース回路70は図
2のCOTインターフェース回路26aと略々同じに構
成され、これに関連して述べたように動作する。例えば
、組合わせインターフェース回路70がCOTインター
フェース回路26a(図1)と置換するように構成され
るものと考えよう。この場合、組合わせ回路70の端子
71、72は信号線対30a、31aを介して中央局回
路32aと接続され、組合わせ回路70の端子73、7
4は信号線27a、29aを介して中央局端スイッチン
グ・システム24と接続される。フック状態信号線51
は、先に述べたように、対応する加入者の「オン・フッ
ク/オフ・フック」状態を示す信号を送る。リング情報
回路52は、図2に関して述べたように、信号線53を
介して対応するRTインターフェース回路に「リング」
制御信号を提供する。DC電流検出回路54aは、スイ
ッチ回路50に流れるDC電流を検出し、先に述べたよ
うに、「フォワード遮断」特性に従って信号線55を介
して対応するRTインターフェース回路15aに対して
電流が回路50により「引き込まれ」るかどうかの指示
を与える。
【0050】用途により組合わせインターフェース回路
70がRTインターフェース回路として構成されること
を要求される時、ジャンパ・ワイヤ79b、79d、7
9f、79h(破線で示す)が含まれ、残りのジャンパ
・ワイヤ79a、79c、79e、79gは除去される
。このため、端子71、72は回路経路78を介して端
子75、76と接続される。例えば、RT構成組合わせ
インターフェース回路70がRTインターフェース回路
15a(図1)と置換するように構成されるものと考え
よう。この場合、組合わせ回路70の端子71、72は
、信号回線対16a、17aを介して対応する加入者1
3aと接続され、組合わせ回路70の端子73、74は
信号線対21a、22nを介して遠隔端スイッチング・
システム20と接続される。「リング」信号は信号線4
1により「リング」電圧源40へ送られ、対応する加入
者13aの電話を「呼出」すことが要求される時、この
ソース40をこの加入者13aと接続させる。線56が
対応するCOTインターフェース回路におけるDC電流
検出回路54により生じる信号と対応する信号を生成し
、対応する加入者と接続された加入者が「フォワード遮
断」特性に従って電話を切ったかどうかを表示する。 もしこの表示が与えられると、信号線56により送られ
る信号は、電圧源−Vを対応する加入者から電気的に遮
断させ、これにより加入者間の電気的接続を終了する。 信号線57は、フック状態制御信号を対応するCOTイ
ンターフェース回路へ送り、この信号は、先に述べたよ
うに対応する加入者の「オン・フック/オフ・フック」
状態を指示する。
【0051】本発明の望ましい実施態様について記述し
たが、当業者には本発明の概念を包含する他の実施態様
も可能であることは明らかであろう。従って、これらの
実施態様は開示された実施例に限定されるべきものでは
なく、特許請求の範囲によってのみ限定されるべきもの
であると考える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電話通信システムを示すやや簡単
化したブロック図である。
【図2】図1の電話通信システムにおいて使用される中
央局端インターフェース回路を示す概略図である。
【図3】本発明の別の実施例による図1の電話通信シス
テムにおいて使用されるインターフェース回路を示す概
略図である。
【符号の説明】
10  電話通信システム 11  中央局 12  ディジタル・ループ搬送システム13  遠隔
加入者 15  遠隔端(RT)インターフェース回路16  
信号線対 17  信号線対 20  遠隔端(RT)マルチプレクサ/デマルチプレ
クサ・スイッチング・システム 23  高速ディジタル伝送回線 24  中央局端(COT)マルチプレクサ/デマルチ
プレクサ・スイッチング・システム 26  中央局端(COT)インターフェース回路32
  中央局回路 33  スイッチング・ネットワーク(中央局スイッチ
)36  DC電圧源 37  「リング」電圧源 38  CODEC 39  加入者回線インターフェース回路(SLIC)
40  「リング」電圧源 42  DC電流検出回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の対の端子と第2の対の端子とを
    有する中央局端インターフェース回路であって、(a)
    一次巻線と二次巻線を有する変圧器を設け、該二次巻線
    が前記第2の対の端子と接続され、(b)前記変圧器の
    一次巻線と並列に接続され、フック状態信号に応答して
    、前記第1の対の端子間に閉回路を提供するスイッチ手
    段を設けてなる中央局端インターフェース回路。
  2. 【請求項2】  前記変圧器の一次巻線と直列に接続さ
    れてDC電流が前記一次巻線に流れることを阻止する手
    段を更に設けてなる請求項1記載のインターフェース回
    路。
  3. 【請求項3】  前記DC電流阻止手段がコンデンサを
    含む請求項2記載のインターフェース回路。
  4. 【請求項4】  アナログ音声および(または)ディジ
    タル・データ情報を送受する中央局端インターフェース
    回路であって、前記中央局と接続することが可能な第1
    の対の端子と中央局端マルチプレクサ/デマルチプレク
    サ・スイッチング・システムと接続することが可能な第
    2の対の端子とを有する中央局端インターフェース回路
    において、(a)一次巻線と二次巻線とを有する変圧器
    を設け、該二次巻線は前記第2の対の端子と接続され、
    (b)「オン・フック/オフ・フック」状態の指示を行
    うフック状態信号に応答するスイッチ手段を設け、該ス
    イッチ手段は、前記第1の対の端子間に配置されて、該
    第1の対の端子間に閉回路を提供して、前記信号が対応
    する加入者における「オフ・フック」状態を指示する時
    DC電圧源により与えられるDC電流を「引き込み」、
    (c)前記第1の対の端子間で前記一次巻線と直列に接
    続され、前記DC電圧源により生じるDC電流が前記一
    次巻線に流れることを阻止する手段を設けてなる中央局
    端インターフェース回路。
  5. 【請求項5】  前記DC電流阻止手段がコンデンサを
    含む請求項4記載のインターフェース回路。
  6. 【請求項6】  前記スイッチ手段が光電子デバイスを
    含む請求項4記載のインターフェース回路。
  7. 【請求項7】  前記スイッチ手段が前記二次巻線と並
    列に配置される請求項4記載のインターフェース回路。
  8. 【請求項8】  複数の加入者と1つの中央局間に接続
    されるディジタル・ループ搬送システムであって、遠隔
    端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・スイッチング・
    システムと中央局端マルチプレクサ/デマルチプレクサ
    ・スイッチング・システムとを含み、該スイッチング・
    システムは伝送線を介して一緒に接続されるディジタル
    ・ループ搬送システムにおいて、複数の遠隔端インター
    フェース回路を設け、該回路の各々は複数の加入者の1
    つと対応するものとし、該加入者と前記遠隔端マルチプ
    レクサ/デマルチプレクサ・スイッチング・システム間
    を接続し、複数の中央局端インターフェース回路を設け
    、該回路の各々は、複数の加入者の1つと対応し、前記
    中央局に設けられたDC電圧源と接続することが可能な
    第1の対の端子と、前記中央局端マルチプレクサ/デマ
    ルチプレクサ・スイッチング・システムと接続すること
    が可能な第2の対の端子とを有し、該中央局端インター
    フェース回路の各々は、(a)一次巻線と二次巻線とを
    有し、該二次巻線がCODECを介して前記第2の対の
    端子と接続される変圧器と、(b)対応する加入者の「
    オン・フック/オフ・フック」状態の指示を行うフック
    状態信号に応答するスイッチ手段とを含み、該スイッチ
    手段は、前記第1の対の端子間に配置されて、前記第1
    の対の端子間に閉回路を提供して、前記信号が対応する
    加入者における「オフ・フック」状態を指示する時DC
    電圧源により与えられるDC電流を「引き込み」、(c
    )前記第1の対の端子間で前記一次巻線と直列に接続さ
    れ、前記DC電圧源により生じるDC電流が前記一次巻
    線に流れることを阻止する手段を含むディジタル・ルー
    プ搬送システム。
  9. 【請求項9】  前記DC電流阻止手段がコンデンサを
    含む請求項8記載のディジタル・ループ搬送システム。
  10. 【請求項10】  前記スイッチ手段が光電子デバイス
    を含む請求項8記載のディジタル・ループ搬送システム
  11. 【請求項11】  中央局端インターフェース回路また
    は遠隔端インターフェース回路として使用されるよう構
    成可能な電話通信インターフェース回路であって、第1
    の対の端子と、第2の対の端子と、前記第2の対の端子
    にCODECを介して接続される第3の対の端子と、第
    1の回路経路とを設け、該回路経路は、(a)一次巻線
    と二次巻線とを有する変圧器と、(b)フック状態制御
    信号に応答して、前記第1の対の端子間に閉回路を提供
    するスイッチ手段と、(c)前記第1の対の端子間で前
    記一次巻線と直列に接続されて、DC電流が前記一次巻
    線に流れることを阻止する手段とを含み、加入者回線イ
    ンターフェース回路を含む第2の回路経路と、前記第1
    および第3の対の端子間の前記第1の回路経路または前
    記第1および前記第3の対の端子間の前記第2の回路経
    路のいずれか一方を選択的に接続する手段とを設けてな
    る電話通信インターフェース回路。
  12. 【請求項12】  前記変圧器が、1対の一次巻線を含
    み、前記DC電流阻止手段がコンデンサを含む請求項1
    1記載の電話通信インターフェース回路。
  13. 【請求項13】  中央局端インターフェース回路また
    は遠隔端インターフェース回路として使用されるよう構
    成可能な、アナログ音声および(または)ディジタル・
    データ情報を送受する電話通信インターフェース回路に
    おいて、前記回路が中央局端インターフェース回路とし
    て構成される時中央局に設けられたDC電圧源と接続す
    ることができ、前記回路が遠隔端インターフェース回路
    として構成される時加入者と接続することができる第1
    の対の端子と、前記回路が中央局端インターフェース回
    路として構成される時中央局端マルチプレクサ/デマル
    チプレクサ・スイッチング・システムと接続することが
    でき、前記回路が遠隔端インターフェース回路として構
    成される時遠隔端マルチプレクサ/デマルチプレクサ・
    スイッチング・システムと接続することができる第2の
    対の端子と、前記第2の対の端子にCODECを介して
    接続される第3の対の端子と、第1の回路経路とを設け
    、該回路経路は、(a)一次巻線と二次巻線とを有する
    変圧器と、(b)フック状態制御信号に応答し、前記第
    1の対の端子間に配置されて該第1の対の端子間に閉回
    路を提供して、前記制御信号が前記加入者における「オ
    フ・フック」状態を指示する時DC電圧源により生じる
    DC電流を「引き込む」スイッチ手段と、(c)前記第
    1の対の端子間で前記一次巻線と直列に接続され、前記
    DC電圧源により生じるDC電流が前記一次巻線に流れ
    ることを阻止する手段とを含み、前記第1の回路経路と
    並列に配置される、加入者回線インターフェース回路を
    含む第2の回路経路と、前記電話通信インターフェース
    回路が中央局端インターフェース回路として構成される
    時前記第1および第3の対の端子間に前記第1の回路経
    路を、および前記電話通信インターフェース回路が遠隔
    端インターフェース回路として構成される時前記第1お
    よび第3の対の端子間に前記第2の回路経路を、選択的
    に接続する手段とを設けてなる電話通信インターフェー
    ス回路。
  14. 【請求項14】  前記変圧器が一次巻線を含み、前記
    DC電流阻止手段がコンデンサを含む請求項13記載の
    電話通信インターフェース回路。
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