JPH04265838A - 細胞判別装置および粒子の検出方法 - Google Patents

細胞判別装置および粒子の検出方法

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JPH04265838A
JPH04265838A JP3027089A JP2708991A JPH04265838A JP H04265838 A JPH04265838 A JP H04265838A JP 3027089 A JP3027089 A JP 3027089A JP 2708991 A JP2708991 A JP 2708991A JP H04265838 A JPH04265838 A JP H04265838A
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JP
Japan
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cell
flow
slit
streamline
particles
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JP3027089A
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Yoshio Kawamura
河村 喜雄
Hiroyuki Kohida
啓之 小比田
Shinji Tanaka
伸司 田中
Kazuo Sato
一雄 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微小粒子の形状判別装置
に係り、特に、細胞融合や遺伝子導入に用いる植物細胞
のプロトプラストの正常か否かの判別や、分級の判別等
を細胞の形状から行うのに適した細胞判別装置に関し、
特に、懸濁液中の細胞粒子の流れる流線の位置を検出す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−296136号公報や特開平
2−118436号公報に記載しているように、細胞の
懸濁液を流路中に流し、その拡大像をスリットで走査し
て細胞の形状を判別する装置がある。これは、流路内を
一定速度で流れている細胞の拡大像を相対的に、流れの
方向に対して複数の角度で走査して、検出信号の時間幅
と速度から細胞の外形を測長し、複数の方向における測
長寸法の直線の先端を結んだ包絡線の形から細胞の形状
を推定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、流
路を流れる細胞の移動速度が一定であることを前提とし
ている。ところが、細い管内の流れは、層流や乱流に係
らず、流路の壁面近傍と流れの中心とでは流速が異なっ
ている。特に、層流の場合にはその流れは流体力学のハ
ーゲン・ポアズイユの法則として知られているように、
断面が円形の管路の場合、その速度分布は放物面となる
。壁面での速度ゼロから、平均流速の2倍の値となる中
心の軸上の最大流速へというように速度分布が変化する
。従って、管路の中のどの流線に沿って細胞が流れるか
によって、すなわち、細胞の流れの中心軸からの偏り具
合によって細胞の移動速度が異なるため、細胞の外形の
測長結果に誤差が生じるという課題があった。また、検
出光学系の光軸上の結像点からずれた位置に細胞が流れ
ると、デフォーカスにより像のサイズが変わり細胞の径
の計測誤差となる問題があった。さらに、細胞の移動速
度が変動した場合の流線の偏り具合を計測することが困
難であった。従って、細胞流れの流線が基準流線から少
ない偏り量で安定に流れているか否かの判定技術の確立
が必要とされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、管路内の基準流線を含む平面を光学的に結像する位置
に、基準流線の方向に対して垂直、および交差する配置
で設けた複数のスリットを通して得られる、検出信号の
間隔から粒子の流れの基準流線からの偏差量を算出する
演算回路手段を備えた細胞の判別装置および粒子の検出
方法を発明した。
【0005】
【作用】管路内の基準流線の方向に垂直な第1のスリッ
トと第2のスリットを用いて、管路内を流れる細胞の拡
大像の光信号を検出し、その信号の発生時間間隔を測定
すれば、第1と第2のスリットの間隔が既知であるので
、細胞の移動速度が求められる。一方、基準流線の方向
に対して所定の角度をなす第3のスリットと上記第1の
スリットとから検出される信号の時間間隔を測定すると
該角度が既知であるので、上記の移動速度とから細胞の
流れる流線の位置を算出できる。
【0006】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1から図3を用い
て説明する。
【0007】図1は本発明の実施例の細胞の判別装置の
主要構成図である。細胞を懸濁した懸濁液を流す流路2
,流路内の細胞1を照明する半導体レーザを用いた光源
3,細胞1の像を拡大し結像する対物レンズ4,結像面
位置に設置されたスリット6,7,8を有するスリット
板9、スリットを通過した像の光量を検出する光検出器
10、光検出器からの信号を増幅し、検出信号の時間間
隔から細胞流れの位置を換算する処理回路11から構成
される。
【0008】細胞像からの光信号のSN比を高めるため
に、対物レンズ4内に0次光を遮る機能のブロッカー5
を設け、細胞の散乱光像のみを拡大し結像させるように
構成されている。流路2は、細胞懸濁液をシース液で包
むようにしてシースフローを形成する機能のある公知の
フローセルの先端部の流路の一部を示している。また、
光源3からのレーザ光の通過する流路2の壁面はガラス
等の透光性の材料からなり、像歪を最小にする目的で、
光学的に互いに平行なガラス構造となっている。シース
フローの主流に乗った細胞は移動速度vで移動し、その
拡大像はスリット板9に投影され、像の輝度に応じた光
がスリット6,8,7の順に順次、細胞の移動速度に応
じて光検出器10に取り込まれる。
【0009】図2は、スリット板9上のスリットの拡大
図である。スリット16,18,17と基準流線21上
を移動する細胞の拡大像22の関係を示す。スリット1
6と17は距離Lで互いに平行で、かつ基準流線21に
対して垂直な位置に配置されている。スリット18は基
準流線21に対して角度θで配置されている。スリット
の幅bは細胞の拡大像の平均直径より十分に小さい寸法
に設計されている。本発明では直径5μmから100μ
mの細胞を対象とし、拡大倍率40倍の対物レンズで直
径200μmから4000μmの像に拡大し、この拡大
像を幅bが40μmのスリットで相対的に走査する。
【0010】拡大像22の移動速度をvとし、拡大像2
2がスリット16を通過し始めてから、スリット18を
通過し始めるまでに要する時間をt1 、さらにスリッ
ト17を通過し始めるまでに要する時間をt2 とする
。座標系を図示したように、基準流線の方向をy、それ
と垂直な方向をxとする。次に、細胞が基準流線21か
らxだけ偏った流線23上を移動し、点線で示した拡大
像24を結像したものとする。流線23上の細胞は流れ
が基準流線から偏っているためその移動速度が流れの速
度分布に応じて小さくなっている。拡大像24の移動速
度を(v−Δv)として、拡大像24がスリット16を
通過し始めてから、スリット18を通過し始めるまでに
要する時間をt3 、スリット17を通過し始めるまで
に要する時間をt4 とすると、細胞の拡大像の流線2
3の偏り量xは次式の関係から求めることができる。
【0011】               x=y・tanθ   
                         
  …(数1)              L=v・
t2=(v−Δv)・t4             
  …(数2)              y=(v
−Δv)・t3−v・t1             
              =L・(t3/t4−t
1/t2)              …(数3) 
         ∴  x=L・(t3/t4−t1
/t2)・tanθ        …(数4)数4に
おいて、距離Lと角度θは既知の値であるので、細胞の
拡大像がそれぞれのスリットを通過し始める時間間隔t
1,t2,t3,t4を求めれば、その比から流線の偏
り量xが換算できる。流路内での細胞の流線の偏り量は
、値xを対物レンズの拡大率で割って求められる。
【0012】図3に細胞の拡大像がスリットを通過する
ことによって光検出器から得られる信号を2値化した検
出信号の波形の一例を示す。横軸の時間tの経過にとも
なって、図2に示したスリット16,18,17からの
2値化された信号波形が図示したように矩形状に得られ
る。図3の(a)は細胞が基準流線上を流速vで、流れ
る時の細胞拡大像からの信号波形、(b)は細胞が基準
流線から偏り、そのスリット板上での偏り量xの流線上
を移動速度(v−Δv)で流れる時の細胞拡大像からの
信号波形、(c)は細胞が基準流線上を流れているが、
移動速度が遅くなり (v−Δv) で流れる時の細胞
拡大像からの信号波形出ある。なお、この3例で扱う細
胞の直径は等しいものと仮定する。また、時間間隔の記
号t1 からt4 と移動速度v,移動速度の低下分Δ
v,流線の偏り量xは図2と共通とする。信号幅t7 
は細胞像がスリット16を通過し始めてから通過し終わ
るまでの時間間隔である。信号幅t8 がt7 より長
いのはスリット18が角度θだけ傾斜していることに起
因する。また、信号幅t9やt10がt7 より長いの
は移動速度がΔvだけ遅いためである。時間間隔t3 
がt1 より長いのは流線が基準流線よりxだけ偏った
ことと移動速度がΔvだけ遅いことによる。流線の偏り
がなく、移動速度のみがΔvだけ遅い場合には時間間隔
t3 とt5 との差だけが生じる。
【0013】互いに平行なスリット16と17とからの
信号の時間間隔は移動速度のみに依存して変わる。従っ
て、(b)と(c)は共に移動速度がΔvだけ遅いので
、時間間隔t4 とt6 は等しくなる。また、移動速
度が等しく、流線の偏りだけが生じている時には(b)
と(c)との比較から判るように、時間間隔t4 とt
6 は等しく、かつt3 とt5 とが異なる値となる
【0014】このように、時間間隔t1 は流線の位置
と移動速度の両者に依存しているが、時間間隔t2 が
移動速度のみに依存するので、時間間隔t2 で無次元
化することで、流線のみの位置が数4で示したように算
出できる。従って、流速が変動してもその影響をほとん
ど受けることなく流線の位置を算出できる特徴を有して
いる。 なお、本発明では、細胞の拡大像を走査しているので、
移動速度v (=L/t2 )が求められるので、検出
信号幅t7やt8から拡大像の寸法が、さらに細胞の寸
法が測定できるという従来技術で可能な機能が併用でき
ることはいうまでもない。
【0015】図4は本発明の第2の実施例の2次元検出
のための細胞判別装置の主要構成図である。図1に示し
た本発明の検出光学系を、その光軸が互いに直交するよ
うに配置して、細胞の流れる流線の偏り量を2次元的に
求めることを可能にする構成になっている。細胞を懸濁
した懸濁液を流す流路2、流路内の細胞1を照明する半
導体レーザを用いた光源3,43、細胞1の像を拡大し
結像する対物レンズ4,44、結像面位置に設置された
スリット板9,49、スリットを通過した像の光量を検
出する光検出器10,50、光検出器からの信号を増幅
し、検出信号の時間間隔から細胞流れの位置を換算する
図示していない処理回路から構成される。検出原理は記
述の方法の応用から明らかである。
【0016】
【発明の効果】本発明の細胞判別装置では、流路中を流
れる細胞の流線の位置を特定できるので、流れの安定の
度合いを把握し、所定の流路上に細胞が流れるように流
れを制御することが容易になる。特に、流速変動による
影響を受けずに流線の位置が計測できるので、フローセ
ルを用いてシースフローを形成させる際の流量調整が容
易に行える効果がある。また、流速が早い乱流での測定
も可能であるので、試料を極細い基準流線上に流す条件
出しが容易となる。さらに、自動計測も可能であるので
、試料を長時間流し続けたりして配管や流路系の流路抵
抗が変わり流線が乱れたりする現象をモニタしたり、制
御することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】細胞の判別装置の主要構成図である。
【図2】スリット板上のスリットの拡大図である。
【図3】検出信号の波形の一例の図である。
【図4】2次元検出のための細胞判別装置の主要構成図
である。
【符号の説明】
1…細胞、2…流路、3…光源、4…対物レンズ、6,
7,8…スリット、10…光検出器、11…演算処理回
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒子懸濁液を流す流路と、該流路内の粒子
    の拡大像を結像する光学系と、該拡大像を相対的に走査
    するスリット手段と、該スリットからの光量を検出する
    検出手段と、該検出手段からの検出信号間隔から粒子の
    流れの基準流線からの偏差量を算出する演算回路手段と
    からなることを特徴とする細胞判別装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスリット手段が、流路内の
    基準流線の方向に対して垂直で互いに平行な第1と第2
    のスリット、および該基準流線の方向に所定角度を成す
    配置で形成した第3のスリットから構成されるスリット
    手段を用いることを特徴とする細胞判別装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の流路が、粒子懸濁液を搬送
    液で包んだシースフローを形成する流路であることを特
    徴とする細胞判別装置。
  4. 【請求項4】流路に粒子の懸濁液を流し、該懸濁液の基
    準流線の方向に垂直で、かつ互いに平行な第1と第2の
    スリットから得られる該粒子の光学的拡大像の検出信号
    の間隔と、基準流線の方向に対して所定の角度をなす第
    3のスリットと該第1のスリットから得られる該粒子の
    光学的拡大像からの検出信号の間隔とから、該粒子の流
    れの基準流線からの偏差量を求めることを特徴とする粒
    子の検出方法。
JP3027089A 1991-02-21 1991-02-21 細胞判別装置および粒子の検出方法 Pending JPH04265838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063305A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Sony Corp 光照射装置、微粒子解析装置及び光照射方法
WO2023062830A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 シンクサイト株式会社 フローサイトメータ、イメージング装置、位置検出方法、及びプログラム

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