JPH0426480Y2 - - Google Patents

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JPH0426480Y2
JPH0426480Y2 JP1983089562U JP8956283U JPH0426480Y2 JP H0426480 Y2 JPH0426480 Y2 JP H0426480Y2 JP 1983089562 U JP1983089562 U JP 1983089562U JP 8956283 U JP8956283 U JP 8956283U JP H0426480 Y2 JPH0426480 Y2 JP H0426480Y2
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JP
Japan
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nip
liquid
compressed air
air blowing
gelling
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JP1983089562U
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JPS59193899U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、キヤスト塗被紙の製造装置に関する
ものである。
キヤスト塗被紙の製造法としては、ウエツトキ
ヤスト法、リウエツトキヤスト法、ゲル化キヤス
ト法等が知られている。これらのキヤスト法のう
ち、リウエツトキヤスト法は、一旦乾燥された塗
被層を再湿潤し、又、ゲル化キヤスト法を塗被層
をゲル化するため、いずれも100℃以上に加熱さ
れた鏡面ドラムに圧接してキヤスト仕上げするこ
とができ、ウエツトキヤスト法に比べてはるかに
高速度キヤスト仕上げできるという特徴がある。
しかし、リウエツトキヤスト法及びゲル化キヤ
スト法に使用されるキヤスト装置にあつては、い
ずれも鏡面ドラムとプレスロールとで形成される
ニツプ部に再湿潤液又はゲル化液がプールされる
ようになつていることから、操業途中で運転を停
止せざるを得ない場合には次のような問題に遭遇
することになる。例えば鏡面のクリーニングのた
めの装置の運転を停止する場合は、先づ湿潤液又
はゲル化液のニツプへの供給をストツプし、ニツ
プにある既存の液を消費し、無くなつてから停止
することになる。ところが湿潤液の供給をストツ
プし、ニツプに溜つた湿潤液が消費され終るまで
運転を続けると、湿潤液の減少過程に於て、湿潤
液の温度は逆に次第に上昇してゆき、遂には沸騰
してキヤスト塗被紙の塗被層を破壊し、同時にド
ラムの鏡面をも汚損させて了うことになる。塗被
紙は鏡面に完全に接着して離型できなくなり、こ
れを剥しクリーニングするには相当長時間を費し
なければならない。このような事態は、損紙の発
生、時間、労力の無駄を招来し、安定操業という
観点からみた場合は放置できない問題である。
そこで本考案者等は、生産性に優れたキヤスト
方式であるリウエツトキヤスト方式又はゲル化キ
ヤスト方式を採用するにつけて付随する前記の如
き問題を生じないようにするための方策について
検討した結果、キヤスト装置を以下のような構成
にすることによつて解決を図つたものである。即
ち、本考案の構成は鏡面ドラム1とプレスロール
2とで形成されるニツプ3に湿潤液又はゲル化液
4を溜め、キヤスト仕上げ前の塗被層表面を再湿
潤又はゲル化させる形式のキヤスト塗被紙製造装
置に於て、該ニツプに溜つた不要の湿潤液を飛散
除去させ得るように、該ニツプの近傍に圧搾空気
吹き出し装置5を設けたことを特徴とするもので
ある。
かかる構成から成る本考案の操作について、実
施例として記載した図面に基づき説明すれば、第
1図は顔料及び接着剤を主成分とした塗被層をも
つ乾燥塗被紙dを鏡面ドラム1とプレスロール2
とで形成されるニツプ3に導き、ニツプにプール
されている再湿潤液によつて塗被層表面を再湿潤
し、鏡面ドラム1に圧接して仕上げるリウエツト
キヤスト仕上げ工程を示したものであり、このキ
ヤスト仕上げ工程に於て本考案が機能するのは、
装置の運転を停止する理由(例えば鏡面ドラムに
汚れが発生し、そのクリーニングの必要)が生じ
た場合である。具体的には装置の運転を停止する
につけ、先づニツプの再湿潤液の供給をストツプ
する。次いでニツプに向けて直ちに装置5より圧
搾空気を吹き出しニツプに溜つている再湿潤液又
はゲル化液を瞬時に飛散除去させるという操作を
とることになる。
ここで圧搾空気吹き出し装置5の具体的な構成
例を挙げれば、第2図に示すものは、複数ノズル
を有するパイプ式のもので、これをニツプに平行
設置し、ノズルから圧搾空気をニツプへ向けて吹
き出すようにしたものである。第3図のものは、
上記パイプ式のものであるが吹き出し部がスリツ
ト式になつているところが第2図のものとは相異
する。而して第2図及び第3図の装置は、単に圧
搾空気のみを吹き出すだけでなく、常時はニツプ
への再湿潤供給装置として設計しておき、キヤス
ト仕上げ装置の停止時にはバルブ操作で再湿潤液
の供給機能から圧搾空気吹き出し用としての機能
に切り換えが出来るようにしておくのがよい。ま
た圧搾空気吹き出し装置5は第4図に示すような
ジエツトノズル式のものであつてもよい。
而して、本考案に係る装置によつてニツプ部に
溜つている不要再湿潤液又はゲル化液を飛散除去
させれば、その効果として紙中への湿潤液の浸透
がなくなるため紙切れがなくなること、及びこれ
までのような再湿潤液又はゲル化液の沸騰がなく
なり、それに伴い損紙の発生、鏡面ドラムの汚損
が防止でき、これがため運転操作がスムーズとな
り、安定操業に効果的に寄与することから、実用
的な効果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るリウエツトキヤスト装
置の概略図であり、第2図〜第4図は、本考案の
構成をなす圧搾空気吹き出し装置の模式図であ
る。尚、第4図は、鏡面ドラム1とプレスロール
で形成されるニツプ部に於て、プールされた液状
が判りやすいようにとの配慮から、便宜上鏡面ド
ラムの表示を省略した状態を表わしたものであ
る。 1……キヤストドラム、2……プレスロール、
3……ニツプ、4……湿潤液又はゲル化液、5…
…圧搾空気吹き出し装置、6……ノズル、6′…
…スリツト、7……バルブ、8……再湿潤液、9
……圧搾空気、a……原紙、b……コーター、c
……ドライヤー、d……キヤスト仕上げ前の塗被
紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鏡面ドラム1とプレスロール2とで形成され
    るニツプ3に湿潤液又はゲル化液4を溜め、キ
    ヤスト仕上げ前の塗被層表面を再湿潤又はゲル
    化させる形式のキヤスト塗被紙の製造装置に於
    て、該ニツプに溜つた不要の湿潤液又はゲル化
    液を飛散除去させ得るように、該ニツプの近傍
    に圧搾空気吹き出し装置5を設けたことを特徴
    とするキヤスト塗被紙の製造装置。 (2) 圧搾空気吹き出し装置5は、湿潤液の供給機
    能をも兼ね備えたものであることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置。 (3) 圧搾空気吹き出し部は、複数ノズルを有する
    パイプでニツプに平行に設置していることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    装置。
JP8956283U 1983-06-10 1983-06-10 キヤスト塗被紙の製造装置 Granted JPS59193899U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8956283U JPS59193899U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 キヤスト塗被紙の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8956283U JPS59193899U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 キヤスト塗被紙の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59193899U JPS59193899U (ja) 1984-12-22
JPH0426480Y2 true JPH0426480Y2 (ja) 1992-06-25

Family

ID=30219462

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JP8956283U Granted JPS59193899U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 キヤスト塗被紙の製造装置

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JP (1) JPS59193899U (ja)

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JPS59193899U (ja) 1984-12-22

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