JPH037439Y2 - - Google Patents

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JPH037439Y2
JPH037439Y2 JP3773286U JP3773286U JPH037439Y2 JP H037439 Y2 JPH037439 Y2 JP H037439Y2 JP 3773286 U JP3773286 U JP 3773286U JP 3773286 U JP3773286 U JP 3773286U JP H037439 Y2 JPH037439 Y2 JP H037439Y2
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JP
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coated paper
drum
cast
press roll
roll
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JP3773286U
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JPS62153400U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プレスロールで塗被紙を鏡面ドラム
に押圧して鏡面仕上げするキヤスト塗被紙の製造
装置の改良に関するものである。
(従来技術) キヤスト塗被紙と呼ばれる印刷用強光沢塗被紙
の製造法としては、湿潤状態にある塗被層を鏡面
ドラム面に圧接して光沢仕上げするウエツトキヤ
スト法、湿潤状態の塗被層をゲル状態にして鏡面
ドラム面に圧接して光沢仕上げするゲル化キヤス
ト法、湿潤状態の塗被層を一旦乾燥した後、再湿
潤により可塑化して鏡面ドラム面に圧接して光沢
仕上げするリウエツトキヤスト法等が知られてい
る。
これらのキヤスト法のうち、ゲル化キヤスト法
及びリウエツトキヤスト法は、塗被層が鏡面ドラ
ム面に圧接される前に各々ゲル化乃至乾燥されて
いるため、いずれも表面温度90℃以上の鏡面ドラ
ムに圧接してキヤスト仕上げすることができ、ウ
エツトキヤスト法に比べ遥かに高速度でのキヤス
ト仕上げができ、生産性の面では優れているとい
う特徴がある。しかし反面、ゲル化キヤスト法及
びリウエツトキヤスト法は、ウエツトキヤスト法
に比べて鏡面ドラムに圧接する前の塗被層の可塑
化度合が低い為、鏡面ドラム面に均一に密着され
難く、従つて低速の操業下では比較的均質な強光
沢塗被紙が得られるものの、高速の操業になるに
従つて次第に光沢むらや、ピンホール等が発生
し、塗被面の均質性が低下する傾向がある。この
ため50m/分以上の高速度操業においては、プレ
スロールの圧力は150Kg/cm以上の高線圧で運転
されているのが現状であり、これに伴つてプレス
ロールに次のような問題が発生する。
(考案が解決しようとする問題点) プレスロールは通常鉄芯の周囲をゴム性材質で
被覆して構成されており、鏡面ドラムの幅方向に
均一に圧力が加わるようにゴム層にクラウンをつ
けたり、コントロールクラウンロール構造の鉄芯
を使用したロールが使用されている。このような
ロールで塗被紙を鏡面ドラムに押圧する際、塗被
紙と接触していないプレスロールの両端付近は鏡
面ドラムに直接接触し、鏡面ドラムの温度がその
まま伝わることになる。しかも前記のような高圧
下で連続運転が行われるため、表面温度の上昇に
内部発熱が加わり、連続運転の間にロール表面に
クラツクが生じたり、ゴム層が破壊されたり、ゴ
ム層と鉄芯との接触部分が剥離したり、更にはこ
れらが原因で紙切れ、損紙の発生、鏡面ドラムの
破損などが起こり易く、操業度が低下するという
問題がある。
そのため、プレスロールに異常が生じる前にプ
レスロールを交換したり、スピードを押さえて操
業するといつた方法が採られているのが現状であ
る。
而して、本考案の目的はゲル化キヤスト法やリ
ウエツトキヤスト法の高温、高圧、高速連続操業
においても、プレスロールの両端部分の破壊が充
分防止できる製造装置を提供することである。
(問題を解決するための手段) 本考案は、表面温度が90℃以上の鏡面ドラムに
対し、プレスロールで塗被紙を150Kg/cm以上に
押圧して鏡面仕上げするリウエツトキヤスト塗被
紙又はゲル化キヤスト塗被紙の製造装置におい
て、該プレスロール1が鏡面ドラム2に直接接触
する両端部分3の温度上昇を防ぐため、プレスロ
ールの少なくとも両端部分に冷却装置4を設けた
ことを特徴とするキヤスト塗被紙の製造装置であ
る。
(作用) 本考案を図面に基づき更に詳細に説明する。
第2図に示すリウエツトキヤスト装置及び第3
図に示すゲル化キヤスト装置において、図中の1
はプレスロール、5はキヤスト仕上げ前の塗被
紙、2は鏡面ドラムを示す。鏡面ドラムに押圧さ
れる塗被紙は、その前段で顔料及び接着剤を主成
分とする塗液6が塗布され、再湿潤又はゲル化さ
れている。鏡面ドラムの表面は、一般にクロムメ
ツキされており、90℃以上の表面温度に加熱され
ている。
塗被紙は、この鏡面ドラムにプレスロール1に
よつて150Kg/cm以上の圧力で押圧されるが、プ
レスロールは第1図に示すように、その中央部7
は塗被紙を介しているが、両端部3は直接鏡面ド
ラムに接触して、上述の如く表面温度の上昇と内
部発熱を起こしてしまう。
このようなロール両端部の温度上昇を防ぐべ
く、本考案の主要部をなす冷却装置4が配置され
るが、本実施例においては第1図の如くロール面
上をにらんだノズル部8と先端部がロール面に接
触したドクター刃9とを組み合わせた冷却装置が
用いられている。ノズル部から発射された水でロ
ール両端部の温度上昇は抑制され、使用された水
は、はね跳んで塗被紙を汚さないようにドクター
刃で直ちにかき落とされる。
冷却装置としては、上記の如き水ノズル部とド
クター刃を組み合わせた構成のみに限定されず、
例えばエアーをプレスロール端部に吹き付けて冷
却する方法、プレスロール下方に設けたカラーパ
ンの水で冷却し、次いで全巾に亘るドクター刃に
よりかき取る方法など、少なくともプレスロール
の両端部を冷却できるものであれば適宜選択して
使用できる。
(効果) 本考案に係る冷却装置を備えたキヤスト塗被紙
の製造装置によれば、プレスロールの破損が効率
良く防止され、長時間の高速連続操業が可能とな
るため、作業員にかかる負担は大巾に軽減され、
しかも高品質のキヤスト塗被紙が安定して製造さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、冷却装置を備えたリウエツトキヤス
ト装置の概略説明図である。第2図及び第3図
は、従来のリウエツトキヤスト装置とゲル化キヤ
スト装置の説明図である。 1:プレスロール、2:鏡面ドラム、3:端
部、4:冷却装置、5:塗被紙、6:塗液、7:
中央部、8:ノズル部、9:ドクター刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面温度が90℃以上の鏡面ドラムに対し、プレ
    スロールで塗被紙を150Kg/cm以上に押圧して鏡
    面仕上げするリウエツトキヤスト塗被紙又はゲル
    化キヤスト塗被紙の製造装置において、該プレス
    ロール1が鏡面ドラム2に直接接触する両端部分
    3の温度上昇を防ぐため、プレスロールの少なく
    とも両端部分に冷却装置4を設けたことを特徴と
    するキヤスト塗被紙の製造装置。
JP3773286U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH037439Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3773286U JPH037439Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JP3773286U JPH037439Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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Publication Number Publication Date
JPS62153400U JPS62153400U (ja) 1987-09-29
JPH037439Y2 true JPH037439Y2 (ja) 1991-02-25

Family

ID=30849320

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