JPH0426468A - 自動ミシンの被縫物取り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ ｂも この発明は、≠亨モ芋イ廖ミシンの被縫物取り出し装置
に関し、詳しくは、被縫物形状の大小にるものである。

［従来技術］ 自動ミシンとして、特にポケット縫いミシンの被縫物取
り出し装置として、現在では、第７図および第８図に示
す装置が知られている。

第７図においてＭは、ミシンであり、Ｔは、このミシン
Ｍを載置するためのミシンテーブルである。

ｌは、ポケット型板であり、ミシンＭのミシンヘッド下
方に位置Ｑ、不図示の駆動手段に接続されていて、ミシ
ンテーブルＴの上面でポケット生地の形状に応じＸ方向
、Ｙ方向、あるいはこれらの合成方向に移動するように
なっている。

そしてＡは、縫製終了後の被縫物をミシンテーブルＴか
ら取り出すための被縫物取り出し装置である。

この被縫物取り出し装置Ａは、被縫物送り機構２、固定
板３、被縫物押さえ機構４、および被縫物返し機構５と
から構成されている。

被縫物送り機構２は、ローラ体２ａと、このローラ体２
ａを回動させる回動手段２ｂと、からなリミシンテーブ
ル下の上面に設けられている。

固定板３は、ミシンテーブルＴの“端縁と適宜の空隙を
置くように設置され、被縫物押さえ機構４は、この固定
板３の側面に向けて軸８を中心に不図示の回動手段によ
り回動可能となっている。

また、被縫物返し機構５は、上方に返し棒５ａを具え、
常にはこの返し棒５ａがミシンテーブルＴの下方にとな
るよう位置していて、駆動時においては、不図示のり助
手段により軸９を中心に返し棒５ａが固定板３の空隙を
通過するように回動するようになっている。

次に以上の構成からなる被縫物取り出し装置Ａの作用を
第８図により説明する。

ミシンテーブルから取り出す被縫物６の形状が小さかっ
た場合いは、まず型板ｌのＹ方向の駆動（第７図参照）
により、被縫物送り機構２のローラ体２ａまで送られる
。

次いで第８図（ａ）に示すように被縫物送り機構２のロ
ーラ２ａが回動し被縫物６の一端をミシンテーブルＴか
ら垂下させる。

ここで被縫物押さえ機構４が駆動し、被縫物押さえ機構
４は、同図（ｂ）に示すように垂下した被ｌ物６を固定
板３とで挟持する。

次いで被縫物返し機ＩＭ５が駆動し、ミシンテブルＴか
ら被縫物６を引き出し、被縫物６を被縫物押さえ機構４
の上方にめくり返すように載置する。（同図（ｂ）参照
） この後、上記の各機構は、同図（ａ）に示す位置に復帰
し、被縫物６は、被縫物押さえ機構４に載置される、こ
うして被縫物押さえ機構４に適宜枚数の被縫物６が載置
された後、これを取りはずし次の縫製工程に渡せば良い
。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来の技術には、次のような問題が
ある。

すなわち従来のポケットｌいミシンの被縫物取り出し装
置は、第８図に示すように、被縫物６の取り出し後の載
置状態は、被縫物押さえ機構４の上方にめくり返された
状態で載置されるので、ポケット縫製が適正に行われて
いるかいなかの確認をすることが出来ないという不都合
が生じる。

さらに、取り出され載置された被ｌ物６を次の縫製工程
に送るにあっては、複数枚被縫物６が積層された後、ま
とめて送ることになり、縫製作業を円滑なものとするこ
とが出来なか５った。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る自動ミシンの被縫物取り出し装置は、上
記従来の課題を解決するためになされたもので、自動ミ
シンの被縫物取り出し装置を、被縫物をミシンテーブル
から垂下させるための被縫物垂下機構と、垂下した被縫
物を挟持し搬送する搬送機構と、垂下した被縫物を前記
搬送機構に挟持させるため、被縫物を搬送機構方向に向
けて押し出す被縫物押し出し機構と、から構成し、前記
被縫物垂下機構は、ミシンテーブル端縁との間で移動可
能に設けられ、被縫物の上面を保持、解放可能で、被縫
物をミシンテーブル上で滑動させる滑動体と、この滑動
体を移動させるための駆動手°　　　を具えて構成し、
前記被縫 物押し出し機構は、ミシンテーブルの下方にミシンテー
ブル端縁から水平方向に突出移動可能に設けられた押し
出し板と、滑動体が、ミシンテーブル端縁に所定距離接
近した際、押し出し板を突出移動させる突出手段と、を
具えて構成し、前記搬送機構は、前記押し出し機構の押
し出し板により水平方向に押し出された被縫物を上下方
向から挟持する挾持部と、この挾持部をミシンテーブル
から離れるよう水平方向に移動させる搬送手段と、で構
成し、上記従来の課題を解決しようとするものである。

［作用］ この発明に係る自動ミシンの被縫物取り出し装置は、被
縫物垂下機構のストッパーの位置調節により、被縫物の
形状に応じた保持位置で滑動体を停止するようにし、こ
の滑動体で被縫物を保持させ、滑動体を移動させること
で被縫物をミシンテーブルから垂下させる。

次いで被縫物が所定量垂下された際、被縫物押し出し機
構の突出手段が駆動し、押し出し板がミシンテーブルの
端縁から突出し垂下した被縫物を水平方向に押し出す。

そして搬送機構の挾持部は、この押し出された被縫物を
上下方向から挟持し、搬送手段は、この被ｊ違物を挾持
した挾持部をミシンテーブルから離れる、水平方向に移
動させミシンテーブルから被縫物を取り出す。

［発明の実施例］ 図面にもとづいてこの発明の詳細な説明する。

従来例と同一箇所には、同一符号を付して重複説明は省
略する。

第１図においてＢは、被縫物垂下機構の滑動体であり、
この滑動体Ｂは、被縫物保持ローラＢ１と、この被縫物
保持ローラＢｌをミシンテーブルＴに昇降させる昇降手
段Ｂ２と、これら被縫物保持ローラＢ１および昇降手段
Ｂ２を支持する支持体Ｂ３と、からなっている。

第２図は、第１図に示す昇降手段Ｂ２を矢符Ｘ方向から
示す図である。

昇降手段Ｂ２は、一端に被縫物保持ローラＢ１を支持し
他端を軸ビンＰにより支持体１３３・に回動可能に支持
されるリンク体１４と、支持体Ｂ３の上方に固定される
固定板１１と、リンク体１４を図において反時計方向に
付勢するため固定板１１とリンク体１４とに接続される
バネ１０と、被縫物保持ローラＢ１を下降させるため、
ロンド部をリンク体１４に当接したシリンダー１３と、
から構成され、シリンダー１３を駆動させることで。

被縫物保持ローラＢｌを昇降することが出来るようにな
っている。

また、支持体Ｂ３は、第１図に示すようにミシンＭから
ミシンテーブルＴの端部まで設置されたスライド軸７に
滑動可能に設けられ、滑動体ＢをミシンテーブルＴ上で
滑動可能としている。

そしてＳは、ストッパーであり第３図に示すようにスリ
ット１５を有しスライドガイド軸７に巻装される固定体
１６と、この固定体１６のスリット１５の間隔を狭め、
ストッパーＳをスライド軸７に固定可能にする回動レバ
ーＬとからなっていて、このストッパーＳの固定する位
置により前記滑動体Ｂのミシン方向での停止位置を調整
出来るようになっている。

第４図に示すＣは、滑動体Ｂを移動させるためミシンテ
ーブル下の下方に設けられるの駆動手段である。

図において２２仲、駆動源としてのシリンダーでありミ
シンテーブルＴに設けられている。

そして２１は、回動軸で、シリンダー２２のロッド部と
リンク体２３を介して接続され、シリンダー２２の進退
動により回動するようになっている。

２４は、スライドアームであり回動軸２１に固着され回
動軸２１とともに回動することが出来るようになってい
て、このスライドアーム２４は先端にスライド溝２４ａ
を有している。

２５は、滑り角駒で、スライドアーム２４のスライド溝
２４ａと滑動可能に設けられている。

そしてこの滑り角駒２５は、第１図に示すテーブル満２
５ａを経て前記支持体Ｂ３と固着されている。

以上説明した構成からなる駆動手段Ｃは、シリンダー２
２を進退させると、リンク体２３、回動軸２１を介して
スライドアーム２４が回動し、角駒２５は、スライドア
ーム２４のスライド溝２４８を滑動するように移動し、
滑動体ＢをミシンテーブルＴ上でミシン方向および反ミ
シン方向に移動させることが出来る。

一方、第４図に示すＤは、被縫物押し出し機構であり、
ミシンテーブルＴの下方に設けられている。

１７は、押し出し板であり、工８は、押し出し板１７の
上方に設けられたスライド体で、押し出し板１７を滑動
可能に支持していて、このスライド体１８の上面は、ミ
シンテーブルＴの下面と固着されている。

１９は、固定体であり、ミシンテーブルＴの下面に固定
されている、また２０は、押し出し板１７を固定体１９
に向けて付勢するバネである。

そして、２６は突出手段であり、前記リンク体２３に一
端を固定され、回動軸２Ｊとともに回動する回動アーム
２６ｂと、押し出し板１７に一端を固定させた押し出し
捧２６ａと、からなっている。

この突出手段２６の、回動アーム２６ｂと、押し出し棒
２６ａは、常時においては離れていて、シリンダー２２
が進出し回動アーム２６ｂが、所定量回動した際、すな
わち滑動体Ｂが所定量移動した際に、当接し押し出し板
１７をバネ２０に抗してミシンテーブルＴから突出する
ことが出来るようになっている。

一方Ｅは、搬送手段の挾持部であり、被縫物押し出し機
構りの押し出し板１７が突出する方向に設置される、下
受は台２７と、押さ°え棒２８とがらなっていて、不図
示の駆動手段により押さえ棒２８を下受は台２７に昇降
することが出来、突出した押し出し板１７を、これら下
受は台２７、押さえ捧２８で上下方向から挟持すること
が出来るようになっている。

また、この挾持部Ｅは、不図示の搬送手段に接続され水
平方向に移動可能となっている。

以上の構成からなるポケット縫いミシンの被縫物取り出
し装置の作用を第５図および第６図により説明する。

第５図は、被縫物取り出し装置の動作状態を示すタイミ
ングチャート図で、第６図は、被縫物取り出し装置の作
用を示す側面図である。

被Ｉ」物取り出し装置を使用する際、まず第１図に示す
ストッパーＳの固定位置を調節することで滑動体Ｂのミ
シン方向での停止位置を、被縫物の形状に応じて調整す
る。

すなわち被縫物が子供用等の小さいものであった場合番
こけ、ストッパーＳをミシンＭの近傍に固定し、被縫物
が大きいものであった場合には、ストッパーＳをミシン
テーブルＴの端縁近傍に固定し、滑動体Ｂが被縫物を保
持可能な適正位置で停止するよう調整しておく。

そして、ミシンＭがポケットの縫製を終了し、ミシン信
号の最終信号である縫製糸の糸切り信号が出力されると
（第５図（ａ））、被縫物垂下機構の被縫物保持ローラ
Ｂ１が下降（同図ｂ）Ｌ被縫物６を保持する。

次いで被縫物を保持していた型板１が上昇する（同図（
Ｃ））。

これと同期して滑動体Ｂが、ミシンテーブルＴ上で前進
移動を始め（同図（ｄ）、第６図に示すように被縫物６
を、ミシンテーブルＴから垂下させる。

この間、型板１は、縫製開始時の定位置に移動する（第
５図（ｄ））。

またこの滑動体Ｂの移動の間、被縫物押し出し機構りの
突出手段２６が駆動し、押し出し板１７を突出（第５図
（ｆ））Ｌ、被縫物６を第６図に示すように水平方向に
押し出す。

そして、この押し出し板１７の押し出し動作が終了する
と、搬送機構の挾持部Ｅの押さえ棒２８が下降（第５図
（ｈ））Ｌ、第６図に示すように、挾持部Ｅは、被ｌ物
６および押し出し板１７を挟持する。

次いで滑動体Ｂが後退をかいしし、これに伴い押し出し
板１７も後退し、挾持部Ｅは、適正に被縫物６を挟持す
ることが出来る。

そして不図示の搬送手段は、被縫物６を保持した挾持部
Ｅを水平方向に移動させ、ミシンテーブルＴから被縫物
６を取り出し、次ぎの縫製工程にこの被縫物６を搬送す
る。

この被縫物６の取り出しの際、被縫物６は、縫製面を上
にして取り出されるので、ポケットが適正に縫製されて
いるかいなかを確認することが出来る。

［発明の効果］ 取り出すことが出来るので、取り出しの際、４＝ｅｒ−
３主縫製が適正に行われたどうかを、確認することが出
来る。

さらに、滑動体と、押し出し板を単一の駆動手段により
適宜のタイミングによって作動することが出来、コスト
を低減し、信転性を゛向上することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は、この発明に係６自動ミシンの被
縫物取り出し装置の構成状態を示す図で、 第１図は、ミシンテーブル上に設けられた滑動体を示す
外観斜視図、 第２図は、被縫物垂下機構の昇降手段を示す側面図、 第３図は、滑動体を係止するストッパーを示す外観斜視
図、 第４図は、被縫物垂下機構の駆動手段、および被縫物押
し出し機構の構成状態を示す外観斜視図、 第５図は、被縫物取り出し装置の動作状態を示すタイミ
ングチャート図、 第６図は、被縫物の作用を示す側面図で、同図（ａ）は
、被縫物垂下機構による被縫物の垂下状態を示す側面図
、 同図（ｂ）は、被縫物押し出し機構による被縫物の押し
出し状態および搬送機構の挾持部による被縫物の挟持状
態を示す側面図、 第７図および第８図は、従来のボケッ］・縫いミシンの
被縫物取り出し装置を示す図で、第７図は、ポケット縫
いミシンの被縫物取り出し装置の外観を示す外観斜視図
。 第８図は、第７図に示したポケットｊｌいミシンの被縫
物取り出し装置の作用を示す図で、同図（ａ）は、被縫
物の垂下状態を示す側面図。 同図（ｂ）は、被ｌ物の載置状態を示す側面図である。 図において、 Ｂ・・・滑動体 Ｃ・　・ Ｄ　・　・ Ｅ　・　・ Ｓ　・　・ ６　・　・ １７　・ ２６　・ ・駆動手段 ・被縫物押し出し機構 ・挾持部 ・ストッパー ・被縫物 ・押し出し板 ・突出手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）縫製終了後の被縫物を、自動ミシンから取り出す
   ための、自動ミシンの被縫物取り出し装置であって、 被縫物をミシンテーブルから垂下させるための被縫物垂
   下機構と、垂下した被縫物を挟持し搬送する搬送機構と
   、垂下した被縫物を前記搬送機構に挟持させるため、被
   縫物を搬送機構方向に向けて押し出す被縫物押し出し機
   構と、から構成し、前記被縫物垂下機構は、ミシンとミ
   シンテーブル端縁との間で移動可能に設けられ、被縫物
   の上面を保持、解放可能で、被縫物をミシンテーブル上
   で滑動させる滑動体と、 この滑動体を移動させるための駆動手段と、を具えて構
   成し、前記被縫物押し出し機構は、ミシンテーブルの下
   方に、ミシンテーブルの端縁から水平方向に突出移動可
   能に設けられた押し出し板と、 滑動体が、ミシンテーブル端縁に所定距離接近した際、
   押し出し板を突出移動させる突出手段と、 を具えて構成し、前記搬送機構は、 前記押し出し機構の押し出し板により水平方向に押し出
   された被縫物を上下方向から挾持する挾持部と、 この挾持部をミシンテーブルから離れる、水平方向に移
   動させる搬送手段と、 で構成したことを特徴とする自動ミシンの被縫物取り出
   し装置。
2. （２）縫製終了後の被縫物を、自動ミシンから取り出す
   ための、自動ミシンの被縫物取り出し装置であって、 被縫物をミシンテーブルから垂下させるための被縫物垂
   下機構と、垂下した被縫物を押し出す被縫物押し出し機
   構と、から構成し、 前記被縫物垂下機構は、ミシンとミシンテーブル端縁と
   の間で移動可能に設けられ、被縫物の上面を保持、解放
   可能で、被縫物をミシンテーブル上で滑動させる滑動体
   と、 この滑動体を移動させるための駆動手段と、を具えて構
   成し、前記被縫物押し出し機構は、ミシンテーブルの下
   方に、ミシンテーブルの端縁から水平方向に突出移動可
   能に設けられた押し出し板と、 前記被縫物垂下機構の駆動手段の駆動部に設けられ、滑
   動体が、ミシンテーブル端縁に所定距離接近した際、押
   し出し板と当接し、押し出し板を突出移動させる突出手
   段と、 で構成したことを特徴とする自動ミシンの被製物取り出
   し装置。