JPH04264312A - 電子機器用ケーブル - Google Patents
電子機器用ケーブルInfo
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- JPH04264312A JPH04264312A JP4620691A JP4620691A JPH04264312A JP H04264312 A JPH04264312 A JP H04264312A JP 4620691 A JP4620691 A JP 4620691A JP 4620691 A JP4620691 A JP 4620691A JP H04264312 A JPH04264312 A JP H04264312A
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド層を備えた電
子機器用ケ―ブル、特に、従来のスズメッキ軟銅線編組
(以下シールド編組という)に比較し、格段に優れたシ
ールド効果を有し、しかもそのようなシールド編組と同
等の可撓性を発揮し得る新規なシ―ルド層を備えた電子
機器用ケーブルに関するものである。
子機器用ケ―ブル、特に、従来のスズメッキ軟銅線編組
(以下シールド編組という)に比較し、格段に優れたシ
ールド効果を有し、しかもそのようなシールド編組と同
等の可撓性を発揮し得る新規なシ―ルド層を備えた電子
機器用ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のディジタル電子機器類は、益々高
密度実装化され高精度かつ高感度化しつつあり、電磁的
ノイズに対する対策が重要な課題となってきている。
密度実装化され高精度かつ高感度化しつつあり、電磁的
ノイズに対する対策が重要な課題となってきている。
【0003】上記のような電子機器類に配線される電線
・ケーブルへの電磁ノイズ対策として一般に電線外周へ
のシールド層の設置がある。そして、このシールド層を
形成するために、従来より絶縁心線の外周にスズメッキ
軟銅線による編組、銅テープ巻、アルミパイプの被覆、
ポリエステルなどにアルミニウム又は銅を積層したラミ
ネートテープの横巻きあるいは縦添え、さらには有機高
分子化合物にカーボンや金属粉末などの導電性付与剤を
混和した導電性組成物の被覆などが実施されてきた。
・ケーブルへの電磁ノイズ対策として一般に電線外周へ
のシールド層の設置がある。そして、このシールド層を
形成するために、従来より絶縁心線の外周にスズメッキ
軟銅線による編組、銅テープ巻、アルミパイプの被覆、
ポリエステルなどにアルミニウム又は銅を積層したラミ
ネートテープの横巻きあるいは縦添え、さらには有機高
分子化合物にカーボンや金属粉末などの導電性付与剤を
混和した導電性組成物の被覆などが実施されてきた。
【0004】とくに、最近は、上記シールド効果と同時
に金属ラミネートテープによる湿気の侵入を防止する意
味から、図4に示すように、導体1aの周囲に絶縁被覆
1bを施したケーブル心線1,1を撚合せた外周にアル
ミ/プラスチックラミネートテープ例えばアルミニウム
とポリエステルテ−プとをラミネートさせたアルミ/ポ
リエステルテープ21(以下このアルミ/ポリエステル
テープを代表例にあげ説明する)とシールド編組5ある
いは金属線を横巻きしてなる横巻シールドとを組合わせ
てなる2層構造のシールド層を形成し、その外周に保護
シース6を設け、その信頼性とシールド特性の向上を図
る例が多くなった。
に金属ラミネートテープによる湿気の侵入を防止する意
味から、図4に示すように、導体1aの周囲に絶縁被覆
1bを施したケーブル心線1,1を撚合せた外周にアル
ミ/プラスチックラミネートテープ例えばアルミニウム
とポリエステルテ−プとをラミネートさせたアルミ/ポ
リエステルテープ21(以下このアルミ/ポリエステル
テープを代表例にあげ説明する)とシールド編組5ある
いは金属線を横巻きしてなる横巻シールドとを組合わせ
てなる2層構造のシールド層を形成し、その外周に保護
シース6を設け、その信頼性とシールド特性の向上を図
る例が多くなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の2重シールド層
の形成において、シールド層の一方としてシ―ルド編組
5を用いる場合は、編組形成のための金属線の交錯運動
が複雑であるため編組機の作業速度が非常に遅く、しか
もこの編組機においてはシ―ルド編組を掛けられる側の
コアはその時に既にそれまでの工程、つまり心線の撚合
せやテ―プ巻きなど比較的高速度でなされる工程がすべ
て終了している形で装着されねばならないから、各工程
間の作業速度に大きな段差があること、および編組機へ
の掛け替えのため中間ボビン取りが必要であることの2
つの理由で工程管理面で多大の非能率を余儀なくされる
不都合がある。
の形成において、シールド層の一方としてシ―ルド編組
5を用いる場合は、編組形成のための金属線の交錯運動
が複雑であるため編組機の作業速度が非常に遅く、しか
もこの編組機においてはシ―ルド編組を掛けられる側の
コアはその時に既にそれまでの工程、つまり心線の撚合
せやテ―プ巻きなど比較的高速度でなされる工程がすべ
て終了している形で装着されねばならないから、各工程
間の作業速度に大きな段差があること、および編組機へ
の掛け替えのため中間ボビン取りが必要であることの2
つの理由で工程管理面で多大の非能率を余儀なくされる
不都合がある。
【0006】また、このシ―ルド編組5をアルミ/ポリ
エステルテ―プ21と組み合わせた2重シ―ルド層構成
の場合はケ―ブル自体の可撓性が低下する問題がある。
エステルテ―プ21と組み合わせた2重シ―ルド層構成
の場合はケ―ブル自体の可撓性が低下する問題がある。
【0007】また、シ―ルド編組を備えたケ―ブルの端
末において各心線を個別に取り出す場合は、その端末部
分の所要の長さにわたってシ―ルド編組5を除去する必
要があるわけであるが、この編組は簡単にほどくことが
できないものであるからいちいち特殊なハサミ等の工具
によってそのシ―ルド編組を円筒状に切り取る作業が必
要であり、このように端末処理が非常に面倒で手間がか
かる欠点がある。
末において各心線を個別に取り出す場合は、その端末部
分の所要の長さにわたってシ―ルド編組5を除去する必
要があるわけであるが、この編組は簡単にほどくことが
できないものであるからいちいち特殊なハサミ等の工具
によってそのシ―ルド編組を円筒状に切り取る作業が必
要であり、このように端末処理が非常に面倒で手間がか
かる欠点がある。
【0008】また、横巻シールドとアルミ/ポリエステ
ルテープを組合せた構成においては、横巻作業における
巻き付け本数に制限があり、太いケーブルに適用するに
は無理がある上、上記シールド編組に比べるとシールド
特性が劣るという問題がある。
ルテープを組合せた構成においては、横巻作業における
巻き付け本数に制限があり、太いケーブルに適用するに
は無理がある上、上記シールド編組に比べるとシールド
特性が劣るという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の種々の課
題を解決するためになされるものであって、複数本のケ
ーブル心線を単に集束、または撚合せた外周に、第1の
アルミ/プラスチックラミネートテープ、金属線によっ
て織った金属織りテープおよび第2のアルミ/プラスチ
ックラミネ―トテ―プをこの順に巻回してシ―ルド層を
形成し、その外周に保護シースを設けたものである。
題を解決するためになされるものであって、複数本のケ
ーブル心線を単に集束、または撚合せた外周に、第1の
アルミ/プラスチックラミネートテープ、金属線によっ
て織った金属織りテープおよび第2のアルミ/プラスチ
ックラミネ―トテ―プをこの順に巻回してシ―ルド層を
形成し、その外周に保護シースを設けたものである。
【0010】
【作用】本発明のケ―ブルは、内外の第1および第2の
アルミ/プラスチックラミネ―トテ―プの間に金属織り
テ―プを設けた3層のシ―ルド構造であるため、極めて
優れたシ―ルド効果を発揮し、かつ、テ―プの巻回によ
って形成される各シ―ルド層は、テ―プ両端の重ね合せ
部分が相対移動するため、ケ―ブルの可撓性を損うこと
がない。
アルミ/プラスチックラミネ―トテ―プの間に金属織り
テ―プを設けた3層のシ―ルド構造であるため、極めて
優れたシ―ルド効果を発揮し、かつ、テ―プの巻回によ
って形成される各シ―ルド層は、テ―プ両端の重ね合せ
部分が相対移動するため、ケ―ブルの可撓性を損うこと
がない。
【0011】また、シ―ルド層はテ―プの巻回により形
成されるため、簡単に巻きほどくことができ、端末処理
作業を簡略化できる。
成されるため、簡単に巻きほどくことができ、端末処理
作業を簡略化できる。
【0012】更に、本発明のケ―ブルの製造に際しては
、完成した金属織りテ―プを縦添えまたは横巻き等によ
って巻回すればよいため、従来のシ―ルド編組の形成に
比して製造速度を大幅に向上できる。
、完成した金属織りテ―プを縦添えまたは横巻き等によ
って巻回すればよいため、従来のシ―ルド編組の形成に
比して製造速度を大幅に向上できる。
【0013】
【実施例】図1を参照して本発明の実施例を説明する。
【0014】図1において、導体1aの周囲に絶縁被覆
1bを施してなるケ―ブル心線1の複数本は単に集合ま
たは撚り合わされて集束される。この集束されたケ―ブ
ル心線1の周囲には第1のアルミ/ポリエステルテ―プ
2がアルミ面が外側となるようにして適宜の重ね巻き量
をもって横巻きまたは縦添えされる。しかしてこの上に
後述する金属織りテ―プ3が適宜の重ね巻き量をもって
横巻きまたは縦添えされる。ここで適宜の重ね巻き量と
いうのは、たとえばテ―プ幅の半分とか、1/3幅づつ
重ねて順次巻き付けることであり、それぞれ1/2ラッ
プ、1/3ラップと呼ばれる。
1bを施してなるケ―ブル心線1の複数本は単に集合ま
たは撚り合わされて集束される。この集束されたケ―ブ
ル心線1の周囲には第1のアルミ/ポリエステルテ―プ
2がアルミ面が外側となるようにして適宜の重ね巻き量
をもって横巻きまたは縦添えされる。しかしてこの上に
後述する金属織りテ―プ3が適宜の重ね巻き量をもって
横巻きまたは縦添えされる。ここで適宜の重ね巻き量と
いうのは、たとえばテ―プ幅の半分とか、1/3幅づつ
重ねて順次巻き付けることであり、それぞれ1/2ラッ
プ、1/3ラップと呼ばれる。
【0015】さらにこの金属織りテ―プ3の上に横巻き
または縦添えにより第2のアルミ/ポリエステルテ―プ
4がアルミ面が内側となるようにして施され、その外周
に保護シ―ス6が設けられる。
または縦添えにより第2のアルミ/ポリエステルテ―プ
4がアルミ面が内側となるようにして施され、その外周
に保護シ―ス6が設けられる。
【0016】第1および第2のアルミ/ポリエステルテ
―プ2、4の横巻きまたは縦添え層はシ―ルド層として
の役目と同時に透湿防止層としての役目を有するもので
ある。
―プ2、4の横巻きまたは縦添え層はシ―ルド層として
の役目と同時に透湿防止層としての役目を有するもので
ある。
【0017】また、図1には図示されていないが第1の
アルミ/ポリエステルテ―プ2と金属織りテ―プ3の間
または金属織りテ―プ3と第2のアルミ/ポリエステル
テ―プ4の間に接地用のドレンワイヤを挿入し、接地を
より安定させるようにしてもよいのである。
アルミ/ポリエステルテ―プ2と金属織りテ―プ3の間
または金属織りテ―プ3と第2のアルミ/ポリエステル
テ―プ4の間に接地用のドレンワイヤを挿入し、接地を
より安定させるようにしてもよいのである。
【0018】図2および図3は、上記のシールド層を形
成する金属織りテープ3の2通りの構造例を示す説明図
である。
成する金属織りテープ3の2通りの構造例を示す説明図
である。
【0019】図2に示した構造例は、縦糸3aおよび横
糸3bともに例えばスズメッキ軟銅線の如き金属糸を用
いて平織したものであり、図3は、テープの幅方向の一
端または両端に位置する単数または複数本の縦糸として
、たとえばポリエステルのような適宜の合成繊維糸3c
を織込んだ例を示すものである。このようにポリエステ
ル繊維糸をシールド特性に影響のない範囲で使用すれば
、柔軟性が増し、糸切れが少くなって製造効率を向上さ
せることが可能となる。
糸3bともに例えばスズメッキ軟銅線の如き金属糸を用
いて平織したものであり、図3は、テープの幅方向の一
端または両端に位置する単数または複数本の縦糸として
、たとえばポリエステルのような適宜の合成繊維糸3c
を織込んだ例を示すものである。このようにポリエステ
ル繊維糸をシールド特性に影響のない範囲で使用すれば
、柔軟性が増し、糸切れが少くなって製造効率を向上さ
せることが可能となる。
【0020】また、とくに可撓性を重視する場合には、
横糸3bとして外径0.1mm以下の極細金属線を複数
本撚合せた32AWG(外径約0.2mm)以下の導体
撚線か、またはすべて弾性の優れた適宜の合成繊維糸、
たとえばポリエステル繊維糸を使用してもよく、極細の
撚線の場合は、シ―ルド効果を全く低下させることなく
可撓性が向上し、ポリエステル繊維糸を使用した場合に
は横巻シールドとほぼ同等までの可撓性をもたせること
が可能となる。
横糸3bとして外径0.1mm以下の極細金属線を複数
本撚合せた32AWG(外径約0.2mm)以下の導体
撚線か、またはすべて弾性の優れた適宜の合成繊維糸、
たとえばポリエステル繊維糸を使用してもよく、極細の
撚線の場合は、シ―ルド効果を全く低下させることなく
可撓性が向上し、ポリエステル繊維糸を使用した場合に
は横巻シールドとほぼ同等までの可撓性をもたせること
が可能となる。
【0021】なおこの発明に用いる金属織りテ―プ3に
ついて付言すれば、その織り方は横糸と縦糸とが1本づ
つ交錯するいわゆる平織テ―プで十分であるが、この他
の綾織テ―プなど他の織り方のテ―プも同等に使用する
ことができる。
ついて付言すれば、その織り方は横糸と縦糸とが1本づ
つ交錯するいわゆる平織テ―プで十分であるが、この他
の綾織テ―プなど他の織り方のテ―プも同等に使用する
ことができる。
【0022】<実施例>外径0.127mmの銅線を7
本撚合せた28AWG(外径約0.38mm)の撚線導
体上に、耐熱ポリ塩化ビニルを厚さ:0.33mm、外
径:1.04mmとなるように押出被覆して絶縁心線を
形成し、その絶縁心線を25心集合した。この集合上に
アルミ厚:10μm 、ポリエステルテ−プ厚:12μ
m 、幅:30mmのアルミ/ポリエステルテープを、
アルミ面が外側となるようにして1/3〜1/2ラップ
で巻き付けた。
本撚合せた28AWG(外径約0.38mm)の撚線導
体上に、耐熱ポリ塩化ビニルを厚さ:0.33mm、外
径:1.04mmとなるように押出被覆して絶縁心線を
形成し、その絶縁心線を25心集合した。この集合上に
アルミ厚:10μm 、ポリエステルテ−プ厚:12μ
m 、幅:30mmのアルミ/ポリエステルテープを、
アルミ面が外側となるようにして1/3〜1/2ラップ
で巻き付けた。
【0023】別途、0.12TA(外径0.12mmの
スズメッキ軟銅線、以下同じ)を素線とし、縦糸本数1
30本、横糸に外径0.05mmのスズメッキ軟銅線を
7本撚合せた36AWG(外径約0.12mm)の導体
撚線(撚りピッチ=5.5)を用い横糸本数1本でかつ
ピッチP=1.5mmとなるようにして平織状とし、幅
30mmの金属平織テープを製造し、上記アルミ/ポリ
エステルテープの上に1/3〜1/4ラップをもって重
ね巻きし、さらにその上にアルミ厚:10μm 、ポリ
エステルテ−プ厚:12μm 、幅:35mmのアルミ
/ポリエステルテープを、アルミ面が内側となるように
して1/3〜1/4ラップでもって重ね巻きした。この
上に、PVCシースをチューブ式により厚さ:0.81
mmとなるように押出被覆し、仕上り外径約9.0mm
の図1に示すような本発明のケーブルを製造した。
スズメッキ軟銅線、以下同じ)を素線とし、縦糸本数1
30本、横糸に外径0.05mmのスズメッキ軟銅線を
7本撚合せた36AWG(外径約0.12mm)の導体
撚線(撚りピッチ=5.5)を用い横糸本数1本でかつ
ピッチP=1.5mmとなるようにして平織状とし、幅
30mmの金属平織テープを製造し、上記アルミ/ポリ
エステルテープの上に1/3〜1/4ラップをもって重
ね巻きし、さらにその上にアルミ厚:10μm 、ポリ
エステルテ−プ厚:12μm 、幅:35mmのアルミ
/ポリエステルテープを、アルミ面が内側となるように
して1/3〜1/4ラップでもって重ね巻きした。この
上に、PVCシースをチューブ式により厚さ:0.81
mmとなるように押出被覆し、仕上り外径約9.0mm
の図1に示すような本発明のケーブルを製造した。
【0024】<比較例>一方、上記に対する比較例とし
ての従来例ケーブルを得るために、集合までは上記と同
じであり、その上に上記と同じアルミ厚およびポリエス
テルテ−プ厚で幅も同じ30mmのアルミ/ポリエステ
ルテープを、アルミ面が外側となるようにして1/3〜
1/2ラップで巻付け、その上に上記と同じ0.12T
Aを素線として用い密度約90%となるように編組した
シールド編組を施した。この場合の編組条件は、12本
持、16打、ピッチP=34mmである。
ての従来例ケーブルを得るために、集合までは上記と同
じであり、その上に上記と同じアルミ厚およびポリエス
テルテ−プ厚で幅も同じ30mmのアルミ/ポリエステ
ルテープを、アルミ面が外側となるようにして1/3〜
1/2ラップで巻付け、その上に上記と同じ0.12T
Aを素線として用い密度約90%となるように編組した
シールド編組を施した。この場合の編組条件は、12本
持、16打、ピッチP=34mmである。
【0025】さらにこの上にPVCシースをチューブ式
で厚さ0.81mmに押出被覆し、仕上り外径が約9.
0mmの図4に示すような従来例ケーブルを得た。
で厚さ0.81mmに押出被覆し、仕上り外径が約9.
0mmの図4に示すような従来例ケーブルを得た。
【0026】図5は上記実施例および比較例におけるケ
―ブルについてシ―ルド効果を測定した結果を示したも
のであり、実施例は格段に優れたシ―ルド効果を有して
いることがわかる。
―ブルについてシ―ルド効果を測定した結果を示したも
のであり、実施例は格段に優れたシ―ルド効果を有して
いることがわかる。
【0027】
【発明の効果】以上の通り本発明は、アルミ/プラスチ
ックラミネ−トテ−プ2層と金属織りテ−プとを組み合
わせた3層構造のシ−ルド層を形成することにより、編
組シ−ルドよりも格段に優れたシ−ルド効果を発揮する
一方、金属織りテ―プで形成されるシ―ルド層は編組式
のシ―ルド層のように円筒状に固定化されたものでなく
、もともと平らなテ―プを適宜の重ね巻き量をもって円
筒状に巻き付けただけのものであるからそれらの重ね層
間で相対移動が可能であり、このためケ−ブルのあらゆ
る方向の屈曲に対しても追従できる柔軟性を有する。 特に金属織りテープの層がその内、外側に位置するアル
ミ/プラスチックラミネートテープ層のアルミ面側に接
触する構成の場合は、それらの金属面間の摩擦抵抗がさ
らに低下するため上記の相対移動がさらに容易となって
柔軟性がさらに向上する。
ックラミネ−トテ−プ2層と金属織りテ−プとを組み合
わせた3層構造のシ−ルド層を形成することにより、編
組シ−ルドよりも格段に優れたシ−ルド効果を発揮する
一方、金属織りテ―プで形成されるシ―ルド層は編組式
のシ―ルド層のように円筒状に固定化されたものでなく
、もともと平らなテ―プを適宜の重ね巻き量をもって円
筒状に巻き付けただけのものであるからそれらの重ね層
間で相対移動が可能であり、このためケ−ブルのあらゆ
る方向の屈曲に対しても追従できる柔軟性を有する。 特に金属織りテープの層がその内、外側に位置するアル
ミ/プラスチックラミネートテープ層のアルミ面側に接
触する構成の場合は、それらの金属面間の摩擦抵抗がさ
らに低下するため上記の相対移動がさらに容易となって
柔軟性がさらに向上する。
【0028】また、金属織りテ−プは端末処理時にシ−
ルド編組のような切断作業が不要で、かつアルミ/プラ
スチックラミネ−トテ−プと同様に巻きほどくだけで済
むことから端末処理が容易となり、端末作業を改善でき
る。
ルド編組のような切断作業が不要で、かつアルミ/プラ
スチックラミネ−トテ−プと同様に巻きほどくだけで済
むことから端末処理が容易となり、端末作業を改善でき
る。
【0029】さらに、ケーブル製造の面からみた場合で
も、従来の編組シールドでは編組シールドを事前に製造
しておくことはできず集合撚合せ以降に必ず編組工程が
必要であったのに対し、本発明においては金属織りテー
プを予め別工程で製造しておき、ケ−ブル心線の集合撚
合せと同一の製造ラインで3層構造のシールド層の形成
作業を行なうことが可能となり、工程の短縮によるコス
トダウンあるいは短納期化が可能となる。
も、従来の編組シールドでは編組シールドを事前に製造
しておくことはできず集合撚合せ以降に必ず編組工程が
必要であったのに対し、本発明においては金属織りテー
プを予め別工程で製造しておき、ケ−ブル心線の集合撚
合せと同一の製造ラインで3層構造のシールド層の形成
作業を行なうことが可能となり、工程の短縮によるコス
トダウンあるいは短納期化が可能となる。
【0030】また横糸として導体撚線を用いた金属織り
テープ、またさらに幅方向の端縁に縦糸として合成繊維
糸を織り込んだ金属織りテープを使用する場合は、テー
プ自体の柔軟性が増して糸切れが少なくなり、ケーブル
の可撓性がさらに向上するとともに、電子機器用ケーブ
ルの製造効率も上昇する効果がある。
テープ、またさらに幅方向の端縁に縦糸として合成繊維
糸を織り込んだ金属織りテープを使用する場合は、テー
プ自体の柔軟性が増して糸切れが少なくなり、ケーブル
の可撓性がさらに向上するとともに、電子機器用ケーブ
ルの製造効率も上昇する効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す断面説明図。
【図2】本発明に用いる金属織りテ―プの一実施例を示
す平面説明図。
す平面説明図。
【図3】本発明に用いる金属織りテ―プの他の実施例を
示す平面説明図。
示す平面説明図。
【図4】従来の編組シ―ルドケ―ブルの一例を示す断面
説明図。
説明図。
【図5】実施例と従来例とのシ―ルド効果の測定結果を
示すグラフ。
示すグラフ。
1 ケーブル心線
2 第1のアルミ/ポリエステルテープ3 金属平
織テープ 4 第2のアルミ/ポリエステルテープ5 シ―ル
ド編組 6 保護シース
織テープ 4 第2のアルミ/ポリエステルテープ5 シ―ル
ド編組 6 保護シース
Claims (4)
- 【請求項1】複数本のケーブル心線を単に集束、または
撚合せた外周に、第1のアルミ/プラスチックラミネー
トテープ、金属線によって織った金属織りテープおよび
第2のアルミ/プラスチックラミネ―トテ―プをこの順
に巻回してシ―ルド層を形成し、その外周に保護シ―ス
を設けてなることを特徴とする電子機器用ケーブル。 - 【請求項2】前記第1のアルミ/プラスチックラミネー
トテープのアルミ面側が前記電子機器用ケーブルの断面
について半径方向外側に、前記第2のアルミ/プラスチ
ックラミネートテープのアルミ面側が同じく半径方向内
側に位置することを特徴とする請求項1記載の電子機器
用ケーブル。 - 【請求項3】金属細線を複数本撚合せた導体撚線を横糸
とした金属織りテ―プを使用してなる請求項1または請
求項2記載の電子機器用ケ―ブル。 - 【請求項4】前記金属織りテープの幅方向の一端縁また
は両端縁に位置する、単数または複数本の縦糸として合
成繊維糸を織り込んだ金属織りテ―プを使用してなる請
求項1または請求項2または請求項3記載の電子機器用
ケ―ブル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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GB9118053A GB2249212B (en) | 1990-08-21 | 1991-08-21 | Metal-shielded cable suitable for electronic devices |
US07/748,289 US5216202A (en) | 1990-08-21 | 1991-08-21 | Metal-shielded cable suitable for electronic devices |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3046206A JP2984071B2 (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 電子機器用ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04264312A true JPH04264312A (ja) | 1992-09-21 |
JP2984071B2 JP2984071B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=12740615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3046206A Expired - Fee Related JP2984071B2 (ja) | 1990-08-21 | 1991-02-19 | 電子機器用ケーブル |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984071B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5434354A (en) * | 1993-12-30 | 1995-07-18 | Mohawk Wire And Cable Corp. | Independent twin-foil shielded data cable |
JP2011034834A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル |
JP2016086298A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 株式会社オーディオテクニカ | マイクロホン装置 |
CN107608046A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-01-19 | 江苏永鼎股份有限公司 | 一种轻型防鸟啄架空光缆 |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP3046206A patent/JP2984071B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101989471A (zh) * | 2009-08-03 | 2011-03-23 | 日立电线株式会社 | 电缆 |
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CN107608046A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-01-19 | 江苏永鼎股份有限公司 | 一种轻型防鸟啄架空光缆 |
CN107608046B (zh) * | 2017-11-06 | 2024-02-20 | 江苏永鼎股份有限公司 | 一种轻型防鸟啄架空光缆 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2984071B2 (ja) | 1999-11-29 |
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