JPH0426411Y2 - - Google Patents

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JPH0426411Y2
JPH0426411Y2 JP1986191992U JP19199286U JPH0426411Y2 JP H0426411 Y2 JPH0426411 Y2 JP H0426411Y2 JP 1986191992 U JP1986191992 U JP 1986191992U JP 19199286 U JP19199286 U JP 19199286U JP H0426411 Y2 JPH0426411 Y2 JP H0426411Y2
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JP
Japan
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hair
wig
net
nets
flocking
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JP1986191992U
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JPS6398329U (ja
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  • Prostheses (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はかつらに関し、特にかつらの周部に植
毛用ネツトを配設してなるかつらに関する。
(従来の技術) 従来のかつらにおいては、かつらを頭部に装着
したとき、かつらを装着していることが他人に判
らないよう、かつらには種々の工夫がなされてい
るが十分ではない。例えば下層網地に上層網地を
重ね、両網地の縁に接着剤を塗布しその上に細糸
の絹帯布を重ね合せ、この重ね合せ部を加圧して
薄くなして接着剤を硬化させ、上層網地に上向き
に植毛し、下層網地の縁に下向きに植毛し、この
毛髪を上向きに揃えることにより網地の周縁を迷
彩できるようにしたかつらが実公昭52−21189号
公報で提案されている。また、かつらのアウトラ
インを迷彩するものとして、細幅テープを縫着し
てなるかつらベース周部に網地を設けたかつらが
実開昭52−165788号公報で示されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来技術においては、実公昭52−21189号
公報のかつらは、下層網地と上層網地と絹帯部と
を重ねてなる部分が分厚くなり浮き上り易い上
に、かつら側頭部及び後頭部の生え際に植毛され
た頭髪が風圧によつてかつらの毛髪と地毛とが分
離してしまう毛髪の分離現象を生じ容易にかつら
を装着していることが判つてしまうという問題を
有していた。また、実開昭52−165788号公報に示
されているかつらは、網地を単にかつらベースの
周部に設けるものであるため、網地の端部網目か
らほつれが生じ易く耐久性に劣り、これを防止す
るためには、その端部網目に別個にほつれ防止の
縁取り等を施さなければならず、網地をかつら装
着者に適したアウトラインに合わせて切断等によ
り形成し、さらにその網地のアウトライン側の端
部にほつれ防止の縁取り等を施さなければならな
いため、特にこの種の手作業を主とするかつらの
製造において作業に劣るという問題がある。
そこで本考案は毛髪の分離現象を防止してかつ
らを装着していることが他人に判り難く、かつア
ウトラインの加工が容易で耐久性に優れたかつら
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は植毛されたかつらベースの周部に、帯
状ネツトを2つ折りしてなる複数の植毛用ネツト
を該ネツトの折り目がかつらのアウトラインにな
るようにして配設し、前記植毛用ネツトの内縁端
部を全て前記かつらベースに固着し、かつ隣り合
う前記植毛用ネツトの長手方向端部相互を重ね合
せて固着して構成される。
(作用) 本考案は帯状ネツトを2つ折りしてなる植毛用
ネツトをかつらベースの周部形状に沿つて固着
し、その植毛用ネツトに植毛された毛髪が地毛と
絡んで毛髪の分離現象が防止されると共に、複数
のネツトを別々に補修できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。
第1図〜第5図は第1実施例を示し、周囲にお
いて1は一部が人工皮膚2で他の部分は通気用ネ
ツト3で形成されたかつらベースであり、その前
頭部に第1の植毛用ネツト4aが後頭部に第2の
植毛用ネツト4bがそれぞれ配設されている。こ
の場合第1,第2の植毛用ネツト4a,4bは合
成繊維を素材として作られたものが好ましく、例
えば皮膚の色に着色したナイロンのモノフイラメ
ントを溶着して形成されたネツトを10mm〜30mmに
切りとり、この切り取つた帯状ネツトを2つ折り
にして溶着し、この2つ折りにしたネツトをその
折り目4fがかつらのアウトラインになるように
してかつらベース1の全周縁部に溶着する。この
際第1,第2の植毛用2ネツト4a,4bの長手
方向端部には第5図に示すように相互に重ね合せ
た状態で溶着され重ね合せ部4cが形成される。
次いで植毛用ネツト4a,4bと人工皮膚2とが
重なつた部分をウレタン樹脂でコーテイングした
後、人工皮膚2と通気用ネツト3と植毛用ネツト
4a,4bの部分に毛髪5を植毛し、その後仕上
げ工程を経て完成される。なお植毛用ネツト4
a,4bはかつら人工皮膚2のアウトラインから
2mm〜10mm程度出るようにするのが好ましい。第
2図は第1図A部の拡大図であり、6は毛髪5の
結節部を示している。そして、第4図の拡大断面
図で示すように特に後頭部の植毛用ネツト4bの
毛髪5は植毛用ネツト4bの下方に向つて揃えら
れている。なお、人工皮膚2には各種のプラスチ
ツクが用いられるが、ポリウレタン樹脂やシリコ
ン樹脂などのような軟質でゴム状弾性を有する伸
縮可能なものが好ましい。また、ネツト3は合成
樹脂が主として用いられ例えばナイロンが好まし
い。またネツト3は合成樹脂加工することにより
丈夫になり変形し難くなる。この例ではナイロン
のモノフイラメントを溶着することによりネツト
を形成している。
このように上記実施例においては植毛された植
毛用ネツト4a,4bをかつら全周部に配設して
なるため、薄い植毛用ネツト4a,4bに下方に
向かつて植毛された毛髪5が地毛と絡んで毛髪5
と地毛が分離する現象を防止でき、さらに、かつ
らの周縁部の浮き上がりが防止でき、かつらを装
着していることが他人には判らないという効果を
有している。さらに、老朽化の原因により植毛用
ネツト4a,4bがブラツシング等の強い衝撃に
耐えられず切れた場合、ナイロン製のネツトがほ
つれて毛髪5が離脱してしまう。又ブラツシング
の都度このほつれが広がり、ついにはネツト全周
を破損してしまうことが考えられるが、この際植
毛されたネツト4a,4bを新しいものに取替え
て補修する必要が生じる。これに対処するため本
実施例においては第1,第2の植毛用ネツト4
a,4bの長手方向端部を重ね合せてかつらベー
ス1に溶着した重ね合せ部4cが形成されている
ため、この重ね合せ部4cがあたかもストツパー
の作用をなしてナイロン製ネツト4a,4bの切
断によるほつれはこの重ね合せ部4cにおいて停
止され重ね合せ部4cを超えて損傷することはな
い。また、ネツトの損傷によるほつれが重ね合せ
部まで達しない場合でもこれを取替えるに際し
て、重ね合せ部4cの外側を損ねることなく第
1,第2の植毛用ネツト4a,4b全体を取替え
ずにその重ね合せ部4cから切り離すことにより
第1の植毛用ネツト4a又は第2の植毛用ネツト
4bの切損された一方だけを取替えることが可能
である。そして、補修方法の一例を示すならば先
ず第1の植毛用ネツト4a又は第1の植毛用ネツ
ト4bに植毛された毛髪5を取り去り、次いでカ
ツターにより第1の植毛用ネツト4a又は第2の
植毛用ネツト4bを削ぎ取り、その後削ぎ取つた
面をきれいに処理して新しい植毛された第1の植
毛用ネツト4a又は第2の植毛用ネツト4bを溶
着すればよい。このようにして第1,第2の植毛
用ネツト4a,4bのいずれか一方を補修するこ
とが可能であるため補修作業が容易である。なお
第1,第2の植毛用ネツト4a,4bの長手方向
両端は重ね合されているため第1,第2の植毛用
ネツト4a,4bの境は外部に表われず自然に見
える。また、本実施例では帯状ネツトを2つ折り
にしてなる植毛用ネツト4a,4bをネツトの折
り目4fがかつらのアウトラインになるように固
着してなるため、植毛用ネツト4a,4bをかつ
らベース1の周部に沿つて容易に取り付けること
ができ、かつネツトの切断端部をかつらのアウト
ラインに設けるものと異なり、植毛用ネツト4
a,4bはその折り目4fからはほつれにくく丈
夫な構造になり耐久性に優れたものになる。
第6図は第2実施例を示し、上記実施例と同一
部分に同一符号を用い同一箇所の説明を省略して
説明すると、全て人工皮膚2で形成されたかつら
ベース1aの前頭部に植毛された第1の植毛用ネ
ツト4aを配設し、後頭部に植毛された第2,第
3の植毛用ネツト4b,4dを配設してなり、各
植毛用ネツト4a,4b,4dのそれぞれ長手方
向端部は相互に重ね合せて溶着されている。これ
により上記実施例と同様に良好な迷彩効果が得ら
れると共に、上記実施例よりさらに短い部分であ
るから第1,第2,第3の植毛用ネツト4a,4
b,4dのいずれか一方を取替えることができ補
修作業を一層容易に行うことができる。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば植毛用ネツトはかつら全
周部の少なくとも一部に配設していればよくその
数は2枚と3枚のものを示したが4枚以上でもよ
い。また重ね合せ幅は適宜選定すればよい。また
植毛用ネツトの固定法は溶着のみならず、接着や
縫着などでもよい。また第7図のように植毛用ネ
ツト4aの内縁端部にギザギザの凹凸部4eを設
けることによりネツト4aを人工皮膚2のカーブ
に沿つて容易に装着できる。
[考案の効果] 本考案は植毛されたかつらベースの周部に、帯
状ネツトを2つ折りしてなる複数の植毛用ネツト
を該ネツトの折り目がかつらのアウトラインにな
るようにして配設し、前記植毛用ネツトの内縁端
部を全て前記かつらベースに固着し、かつ隣り合
う前記植毛用ネツトの長手方向端部相互を重ね合
せて固着してなり、ネツトに植毛された毛髪が地
毛と絡んで毛髪の分離現象及びかつら周縁の浮き
上がりが防止されると共に、複数のネツトをそれ
ぞれ別々に補修でき、アウトラインの加工が容易
で耐久性に優れたかつらを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の第1実施例を示し、
第1図は背面図、第2図は第1図のA部拡大図、
第3図は第1図の中央縦断面図、第4図は第3図
の後頭部の拡大図、第5図は植毛用ネツトの長手
方向端部の重ね合せ部を示す正面図、第6図は第
2実施例を示す背面図、第7図は他の実施例を示
す要部の正面図である。 1,1a……かつらベース、4a,4b,4d
……ネツト、4c……重ね合せ部、4f……折り
目、5……毛髪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 植毛されたかつらベース1,1aの周部に、帯
    状ネツトを2つ折りしてなる複数の植毛用ネツト
    4a,4b,4dを該ネツトの折り目4fがかつ
    らのアウトラインになるようにして配設し、前記
    植毛用ネツト4a,4b,4dの内縁端部を全て
    前記かつらベース1,1aに固着し、かつ隣り合
    う前記植毛用ネツト4a,4b,4dの長手方向
    端部相互を重ね合せて固着してなることを特徴と
    するかつら。
JP1986191992U 1986-12-12 1986-12-12 Expired JPH0426411Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986191992U JPH0426411Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986191992U JPH0426411Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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Publication Number Publication Date
JPS6398329U JPS6398329U (ja) 1988-06-25
JPH0426411Y2 true JPH0426411Y2 (ja) 1992-06-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5418391Y2 (ja) * 1976-06-07 1979-07-11

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JPS6398329U (ja) 1988-06-25

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