JPH04262863A - 無酸化はんだ付け炉用洗浄装置 - Google Patents
無酸化はんだ付け炉用洗浄装置Info
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- JPH04262863A JPH04262863A JP2330391A JP2330391A JPH04262863A JP H04262863 A JPH04262863 A JP H04262863A JP 2330391 A JP2330391 A JP 2330391A JP 2330391 A JP2330391 A JP 2330391A JP H04262863 A JPH04262863 A JP H04262863A
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- soldering furnace
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- oxidizing gas
- heat exchanger
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Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無酸化雰囲気でのはん
だ付け工程で、はんだ付け炉内の無酸化ガスより水分や
フラックスを除去する無酸化はんだ付け炉用洗浄装置に
関する。
だ付け工程で、はんだ付け炉内の無酸化ガスより水分や
フラックスを除去する無酸化はんだ付け炉用洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のはんだ付けは、大気雰囲気中でフ
ラックスを用いて実施されてきたが、近年、製品のコス
トダウンや品質向上をねらいとして、はんだ付け性を大
幅に向上出来る無酸化はんだ付け法が要求されてきた。
ラックスを用いて実施されてきたが、近年、製品のコス
トダウンや品質向上をねらいとして、はんだ付け性を大
幅に向上出来る無酸化はんだ付け法が要求されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、無酸化熱処
理炉内にて熱処理を行う場合、被処理物を炉内に投入す
る際に、前洗浄、前処理により、被処理物の付着物を除
去しておく必要がある。そこで、はんだ付けの場合には
、高腐食性フラックスや水分が炉内に持ち込まれ、還元
反応した物質が残渣として炉内各部へ回り込むため、炉
内の搬送機構や炉内ガスの温度コントロール用熱交換器
などに残渣が付着し、搬送不良を引き起こしたり、温度
制御が不能となるなどの不具合が生じる。
理炉内にて熱処理を行う場合、被処理物を炉内に投入す
る際に、前洗浄、前処理により、被処理物の付着物を除
去しておく必要がある。そこで、はんだ付けの場合には
、高腐食性フラックスや水分が炉内に持ち込まれ、還元
反応した物質が残渣として炉内各部へ回り込むため、炉
内の搬送機構や炉内ガスの温度コントロール用熱交換器
などに残渣が付着し、搬送不良を引き起こしたり、温度
制御が不能となるなどの不具合が生じる。
【0004】その結果、操業を停止して炉内の清掃や洗
浄を行うことから、炉内の無酸化雰囲気が破壊され、回
復までに長時間を要するため、多大な保全費用がかかる
とともに、生産活動への悪影響を招く。
浄を行うことから、炉内の無酸化雰囲気が破壊され、回
復までに長時間を要するため、多大な保全費用がかかる
とともに、生産活動への悪影響を招く。
【0005】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、搬送不良や温度制御不能などを防止
して、保全費用を削減することができるとともに、安定
した生産活動を得ることのできる無酸化はんだ付け炉用
洗浄装置を提供することにある。
ので、その目的は、搬送不良や温度制御不能などを防止
して、保全費用を削減することができるとともに、安定
した生産活動を得ることのできる無酸化はんだ付け炉用
洗浄装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、無酸化雰囲気のはんだ付け炉内より導き
出された無酸化ガスを冷却して、その無酸化ガスに保有
された水分やフラックス等の残渣を凝縮液化させる熱交
換手段と、この熱交換手段の上方より、この熱交換手段
に向かって液体を流出する液体流出手段と、前記熱交換
手段および前記液体流出手段を収容するとともに、前記
液体流出手段より流出された後、凝縮液化された残渣が
混入または溶解した液体を排水するための排水口が低部
に設けられ、この排水口が、大気に開放する容器内に蓄
えられた液体中に開口するように設置された洗浄塔と、
前記熱交換手段の上流で、前記はんだ付け炉と前記洗浄
塔とを気密に連絡する往路ダクト、および前記熱交換手
段の下流で、前記はんだ付け炉と前記洗浄塔とを気密に
連絡する帰路ダクトからなる循環ダクトと、前記はんだ
付け炉と前記洗浄塔との間で、前記循環ダクトを介して
無酸化ガスを循環させる無酸化ガス循環手段とを備えた
ことを技術的手段とする。
成するために、無酸化雰囲気のはんだ付け炉内より導き
出された無酸化ガスを冷却して、その無酸化ガスに保有
された水分やフラックス等の残渣を凝縮液化させる熱交
換手段と、この熱交換手段の上方より、この熱交換手段
に向かって液体を流出する液体流出手段と、前記熱交換
手段および前記液体流出手段を収容するとともに、前記
液体流出手段より流出された後、凝縮液化された残渣が
混入または溶解した液体を排水するための排水口が低部
に設けられ、この排水口が、大気に開放する容器内に蓄
えられた液体中に開口するように設置された洗浄塔と、
前記熱交換手段の上流で、前記はんだ付け炉と前記洗浄
塔とを気密に連絡する往路ダクト、および前記熱交換手
段の下流で、前記はんだ付け炉と前記洗浄塔とを気密に
連絡する帰路ダクトからなる循環ダクトと、前記はんだ
付け炉と前記洗浄塔との間で、前記循環ダクトを介して
無酸化ガスを循環させる無酸化ガス循環手段とを備えた
ことを技術的手段とする。
【0007】
【作用】上記構成より成る本発明の無酸化はんだ付け炉
用洗浄装置は、以下の作用を奏する。はんだ付け炉内で
水分やフラックスなどの残渣を保有した無酸化ガスは、
無酸化ガス循環手段により、往路ダクトを介して洗浄塔
内に導かれる。洗浄塔内では、熱交換手段を通過する際
に、無酸化ガスに保有された残渣が冷却されて凝縮液化
する。
用洗浄装置は、以下の作用を奏する。はんだ付け炉内で
水分やフラックスなどの残渣を保有した無酸化ガスは、
無酸化ガス循環手段により、往路ダクトを介して洗浄塔
内に導かれる。洗浄塔内では、熱交換手段を通過する際
に、無酸化ガスに保有された残渣が冷却されて凝縮液化
する。
【0008】この凝縮液化された残渣は、液体流出手段
より熱交換手段に向かって流出された液体に混入あるい
は溶解して落下し、洗浄塔の低部に設けられた排水口よ
り排水される。洗浄塔は、排水口が、容器に蓄えられた
液体中に開口することで、洗浄塔内部と大気との遮断が
行われている。
より熱交換手段に向かって流出された液体に混入あるい
は溶解して落下し、洗浄塔の低部に設けられた排水口よ
り排水される。洗浄塔は、排水口が、容器に蓄えられた
液体中に開口することで、洗浄塔内部と大気との遮断が
行われている。
【0009】熱交換手段で残渣が除去された無酸化ガス
は、帰路ダクトを介して、再び、はんだ付け炉内に投入
される。
は、帰路ダクトを介して、再び、はんだ付け炉内に投入
される。
【0010】
【発明の効果】本発明では、はんだ付け炉内の無酸化ガ
スを、循環ダクトを介して洗浄塔との間で循環させなが
ら、無酸化ガスに保有される水分やフラックスを除去す
ることができる。従って、はんだ付け炉内には、常に、
残渣の除去された無酸化ガスが供給されるため、搬送機
構や炉内ガスの温度コントロール用熱交換器などへの残
渣の付着を防止することができる。
スを、循環ダクトを介して洗浄塔との間で循環させなが
ら、無酸化ガスに保有される水分やフラックスを除去す
ることができる。従って、はんだ付け炉内には、常に、
残渣の除去された無酸化ガスが供給されるため、搬送機
構や炉内ガスの温度コントロール用熱交換器などへの残
渣の付着を防止することができる。
【0011】その結果、搬送不良や温度制御不能などの
不具合が解消されて、安定した生産活動を確保すること
ができる。また、操業を停止してはんだ付け炉内の清掃
や洗浄を行う必要もなく、保全費用の削減を図ることが
できる。
不具合が解消されて、安定した生産活動を確保すること
ができる。また、操業を停止してはんだ付け炉内の清掃
や洗浄を行う必要もなく、保全費用の削減を図ることが
できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の無酸化はんだ付け炉用洗浄装
置を図に示す一実施例に基づき説明する。図1は、はん
だ付け炉に適用された無酸化はんだ付け炉用洗浄装置の
全体構成図、図2は、はんだ付け工程図である。
置を図に示す一実施例に基づき説明する。図1は、はん
だ付け炉に適用された無酸化はんだ付け炉用洗浄装置の
全体構成図、図2は、はんだ付け工程図である。
【0013】はんだ付け工程は、フラックス塗布工程、
はんだ付け工程、冷却工程から成り、各工程は、図2に
示すように、各コンベア1で連絡されたフラックスブー
ス2、はんだ付け炉3、冷却フード4で行われる。車両
用銅製熱交換器などの被処理物5(図1参照)は、作業
者により、投入位置(図2において実線矢印で示す)に
て搬送パレット6に乗せられ、コンベア1によって搬送
される。
はんだ付け工程、冷却工程から成り、各工程は、図2に
示すように、各コンベア1で連絡されたフラックスブー
ス2、はんだ付け炉3、冷却フード4で行われる。車両
用銅製熱交換器などの被処理物5(図1参照)は、作業
者により、投入位置(図2において実線矢印で示す)に
て搬送パレット6に乗せられ、コンベア1によって搬送
される。
【0014】フラックスブース2では、被処理物5に、
はんだ付け用フラックスが規定量塗布される。はんだ付
け炉3は、Aゾーン、Bゾーン、Cゾーン、Dゾーンか
ら成り、各ゾーン内には、炉内雰囲気を加熱するための
ラジアントチューブバーナ7(図1参照)が設けられて
いる。このはんだ付け炉3では、常温からはんだ付け温
度(例えば、約350℃)まで加熱されたAゾーンにて
被処理物5が加熱され、100℃〜250℃の温度で、
水分とフラックス成分が活性化して、被処理物5の表面
の酸化膜が除去される。その後、Bゾーン、Cゾーン、
Dゾーンではんだ付けが行われるとともに、除々に冷却
される。なお、気化した水分やフラックス成分は、炉内
の無酸化ガスに保有される。
はんだ付け用フラックスが規定量塗布される。はんだ付
け炉3は、Aゾーン、Bゾーン、Cゾーン、Dゾーンか
ら成り、各ゾーン内には、炉内雰囲気を加熱するための
ラジアントチューブバーナ7(図1参照)が設けられて
いる。このはんだ付け炉3では、常温からはんだ付け温
度(例えば、約350℃)まで加熱されたAゾーンにて
被処理物5が加熱され、100℃〜250℃の温度で、
水分とフラックス成分が活性化して、被処理物5の表面
の酸化膜が除去される。その後、Bゾーン、Cゾーン、
Dゾーンではんだ付けが行われるとともに、除々に冷却
される。なお、気化した水分やフラックス成分は、炉内
の無酸化ガスに保有される。
【0015】はんだ付け炉3では、ラジアントチューブ
バーナ7の燃焼ガスを、はんだ付け炉3の外部に設けた
冷却用熱交換器8で冷却し、燃焼ガスダクト9を介して
、はんだ付け炉3の内部へ投入することにより、無酸化
雰囲気を生成している。冷却フード4では、常温まで強
制冷却される。以上の工程を経てはんだ付けが完了した
被処理物5は、コンベア1により取出位置(図2中破線
矢印で示す)まで搬送されて、作業者により取り出され
る。
バーナ7の燃焼ガスを、はんだ付け炉3の外部に設けた
冷却用熱交換器8で冷却し、燃焼ガスダクト9を介して
、はんだ付け炉3の内部へ投入することにより、無酸化
雰囲気を生成している。冷却フード4では、常温まで強
制冷却される。以上の工程を経てはんだ付けが完了した
被処理物5は、コンベア1により取出位置(図2中破線
矢印で示す)まで搬送されて、作業者により取り出され
る。
【0016】次に、図1を基に、無酸化はんだ付け炉用
洗浄装置10(以下洗浄装置と略す)について説明する
。洗浄装置10は、はんだ付け炉3内の無酸化ガスに保
有される水分やフラックス成分を除去するための洗浄塔
11を備え、この洗浄塔11が、往路ダクト12および
帰路ダクト13より成る循環ダクトを介して、Aゾーン
におけるはんだ付け炉3と気密に連絡されている。
洗浄装置10(以下洗浄装置と略す)について説明する
。洗浄装置10は、はんだ付け炉3内の無酸化ガスに保
有される水分やフラックス成分を除去するための洗浄塔
11を備え、この洗浄塔11が、往路ダクト12および
帰路ダクト13より成る循環ダクトを介して、Aゾーン
におけるはんだ付け炉3と気密に連絡されている。
【0017】洗浄塔11は、円筒状を呈し、その側面下
方に、往路ダクト12が接続される流入口11a、上方
に、帰路ダクト13が接続される流出口11bが設けら
れている。洗浄塔11の内部には、流入口11a側から
流出口11b側に向かって(下方から上方に向かって)
、冷却用の熱交換器14(本発明の熱交換手段)、スチ
ームノズル15、水シャワー16、ミストシャワー17
が順に設けられている。
方に、往路ダクト12が接続される流入口11a、上方
に、帰路ダクト13が接続される流出口11bが設けら
れている。洗浄塔11の内部には、流入口11a側から
流出口11b側に向かって(下方から上方に向かって)
、冷却用の熱交換器14(本発明の熱交換手段)、スチ
ームノズル15、水シャワー16、ミストシャワー17
が順に設けられている。
【0018】熱交換器14は、冷却水あるいは冷却媒体
によって冷却されており、往路ダクト12を介してはん
だ付け炉3内より流入した無酸化ガスを冷却することに
より、その無酸化ガスに保有された水分やフラックス等
の残渣を凝縮液化させる。スチームノズル15は、熱交
換器14を洗浄するためのものである。水シャワー16
は、本発明の液体流出手段で、熱交換器14で冷却され
た無酸化ガスの追加冷却を行うとともに、液化された残
渣が熱交換器14に付着するのを防止する。ミストシャ
ワー17は、無酸化ガスから凝縮ガスを分離落下させて
、無酸化ガスを清浄に洗い仕上げる。
によって冷却されており、往路ダクト12を介してはん
だ付け炉3内より流入した無酸化ガスを冷却することに
より、その無酸化ガスに保有された水分やフラックス等
の残渣を凝縮液化させる。スチームノズル15は、熱交
換器14を洗浄するためのものである。水シャワー16
は、本発明の液体流出手段で、熱交換器14で冷却され
た無酸化ガスの追加冷却を行うとともに、液化された残
渣が熱交換器14に付着するのを防止する。ミストシャ
ワー17は、無酸化ガスから凝縮ガスを分離落下させて
、無酸化ガスを清浄に洗い仕上げる。
【0019】帰路ダクト13には、ミストシャワー17
によって多量に水蒸気を保持した無酸化ガスを再冷却し
て水分を凝縮除去するための水分除去用熱交換器18が
設けられている。また、帰路ダクト13には、はんだ付
け炉3と洗浄塔11との間で、循環ダクトを介して無酸
化ガスを循環させるための循環用ファン19(本発明の
無酸化ガス循環手段)、および無酸化ガスの循環量を調
整して、はんだ付け炉3内の温度コントロールを行う循
環ガス量調整ダンパ20が設けられている。
によって多量に水蒸気を保持した無酸化ガスを再冷却し
て水分を凝縮除去するための水分除去用熱交換器18が
設けられている。また、帰路ダクト13には、はんだ付
け炉3と洗浄塔11との間で、循環ダクトを介して無酸
化ガスを循環させるための循環用ファン19(本発明の
無酸化ガス循環手段)、および無酸化ガスの循環量を調
整して、はんだ付け炉3内の温度コントロールを行う循
環ガス量調整ダンパ20が設けられている。
【0020】洗浄塔11は、その低部に、スチームノズ
ル15、水シャワー16、ミストシャワー17より流出
された水、あるいは液化した残渣が混入または溶解した
水を排水するための排水口21が設けられている。そし
て、この洗浄塔11は、排水口21が、大気に開放され
た容器22内に蓄えられた水中に開口されることで、洗
浄塔11内の無酸化ガスと大気との遮断を行っている。
ル15、水シャワー16、ミストシャワー17より流出
された水、あるいは液化した残渣が混入または溶解した
水を排水するための排水口21が設けられている。そし
て、この洗浄塔11は、排水口21が、大気に開放され
た容器22内に蓄えられた水中に開口されることで、洗
浄塔11内の無酸化ガスと大気との遮断を行っている。
【0021】次に、本実施例の洗浄装置10の作動を説
明する。循環用ファン19の作動により、はんだ付け炉
3内の無酸化ガスが、往路ダクト12を介して洗浄塔1
1内に吸引される。吸引された無酸化ガスは、洗浄塔1
1内を上昇して熱交換器14を通過する際に急激に冷却
されることにより、気化していた水分やフラックス成分
が凝縮液化して、熱交換器14に付着する。
明する。循環用ファン19の作動により、はんだ付け炉
3内の無酸化ガスが、往路ダクト12を介して洗浄塔1
1内に吸引される。吸引された無酸化ガスは、洗浄塔1
1内を上昇して熱交換器14を通過する際に急激に冷却
されることにより、気化していた水分やフラックス成分
が凝縮液化して、熱交換器14に付着する。
【0022】熱交換器14に付着した残渣は、水シャワ
ー16から流出する水に混入あるいは溶解しながら、排
水口21より容器22内の水中へ混入する。なお、水シ
ャワー16は、容器22内に蓄えられた水を汲み上げて
流出させているが、他の水源から供給されても良い。残
渣が除去された無酸化ガスは、ミストシャワー17によ
って、さらに冷却凝縮したガスが分離された後、水分除
去用熱交換器18で再冷却され、ミストシャワー17で
保持された水蒸気が凝縮除去される。そして、水分やフ
ラックスの除去された無酸化ガスが、再びはんだ付け炉
3内へ投入される。
ー16から流出する水に混入あるいは溶解しながら、排
水口21より容器22内の水中へ混入する。なお、水シ
ャワー16は、容器22内に蓄えられた水を汲み上げて
流出させているが、他の水源から供給されても良い。残
渣が除去された無酸化ガスは、ミストシャワー17によ
って、さらに冷却凝縮したガスが分離された後、水分除
去用熱交換器18で再冷却され、ミストシャワー17で
保持された水蒸気が凝縮除去される。そして、水分やフ
ラックスの除去された無酸化ガスが、再びはんだ付け炉
3内へ投入される。
【0023】容器22内の水中に混入した残渣は、容器
22からオーバーフローしながら、順次大気中へ排出さ
れる。
22からオーバーフローしながら、順次大気中へ排出さ
れる。
【0024】このように、本実施例では、はんだ付け炉
3内の無酸化ガスを、循環ダクトを介して洗浄塔11と
の間で循環させながら、無酸化ガスに保有される水分や
フラックスを残渣として除去することができる。そして
、その残渣は、はんだ付け炉3を運転しながら、連続的
に大気中へ排出することができる。従って、はんだ付け
炉3内には、常に、残渣の除去された無酸化ガスが供給
されるため、搬送機構や炉内ガスの温度コントロール用
熱交換器などへの残渣の付着を防止することができる。
3内の無酸化ガスを、循環ダクトを介して洗浄塔11と
の間で循環させながら、無酸化ガスに保有される水分や
フラックスを残渣として除去することができる。そして
、その残渣は、はんだ付け炉3を運転しながら、連続的
に大気中へ排出することができる。従って、はんだ付け
炉3内には、常に、残渣の除去された無酸化ガスが供給
されるため、搬送機構や炉内ガスの温度コントロール用
熱交換器などへの残渣の付着を防止することができる。
【0025】その結果、搬送不良や温度制御不能などの
不具合が解消されて、安定した生産活動を確保すること
ができる。また、操業を停止してはんだ付け炉3内の清
掃や洗浄を行う必要もなく、保全費用の削減を図ること
ができる。
不具合が解消されて、安定した生産活動を確保すること
ができる。また、操業を停止してはんだ付け炉3内の清
掃や洗浄を行う必要もなく、保全費用の削減を図ること
ができる。
【0026】なお、本実施例で示したスチームノズル1
5は、熱交換器14への付着物の程度によっては不要な
場合もある。また、ミストシャワー17、および水分除
去用熱交換器18は、循環する無酸化ガス量、熱交換量
によっては廃止することも可能である。
5は、熱交換器14への付着物の程度によっては不要な
場合もある。また、ミストシャワー17、および水分除
去用熱交換器18は、循環する無酸化ガス量、熱交換量
によっては廃止することも可能である。
【0027】循環する無酸化ガス量が少ない場合、また
は熱交換量が少ない場合には、本発明の熱交換手段とし
て、熱交換器14の代わりに洩れ板バッフルを使用し、
上部からのシャワー水によって残渣を凝縮液化させるよ
うにしてもよい。燃焼ガスの冷却用熱交換器8は、洗浄
塔11の冷却能力を増加させることで廃止しても良い。
は熱交換量が少ない場合には、本発明の熱交換手段とし
て、熱交換器14の代わりに洩れ板バッフルを使用し、
上部からのシャワー水によって残渣を凝縮液化させるよ
うにしてもよい。燃焼ガスの冷却用熱交換器8は、洗浄
塔11の冷却能力を増加させることで廃止しても良い。
【図1】はんだ付け炉に適用された無酸化はんだ付け炉
用洗浄装置の全体図である。
用洗浄装置の全体図である。
【図2】はんだ付け工程図である。
3 はんだ付け炉
10 無酸化はんだ付け炉用洗浄装置11 洗浄塔
12 往路ダクト(循環ダクト)
13 帰路ダクト(循環ダクト)
14 熱交換器(熱交換手段)
16 水シャワー(液体流出手段)
19 循環用ファン(無酸化ガス循環手段)21
排水口 22 容器
排水口 22 容器
Claims (1)
- 【請求項1】a)無酸化雰囲気のはんだ付け炉内より導
き出された無酸化ガスを冷却して、その無酸化ガスに保
有された水分やフラックス等の残渣を凝縮液化させる熱
交換手段と、 b)この熱交換手段の上方より、この熱交換手段に向か
って液体を流出する液体流出手段と、 c)前記熱交換手段および前記液体流出手段を収容する
とともに、前記液体流出手段より流出された後、凝縮液
化された残渣が混入または溶解した液体を排水するため
の排水口が低部に設けられ、この排水口が、大気に開放
する容器内に蓄えられた液体中に開口するように設置さ
れた洗浄塔と、 d)前記熱交換手段の上流で、前記はんだ付け炉と前記
洗浄塔とを気密に連絡する往路ダクト、および前記熱交
換手段の下流で、前記はんだ付け炉と前記洗浄塔とを気
密に連絡する帰路ダクトからなる循環ダクトと、e)前
記はんだ付け炉と前記洗浄塔との間で、前記循環ダクト
を介して無酸化 ガスを循環させる無酸化ガス循環手段とを備えた無酸化
はんだ付け炉用洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2330391A JPH04262863A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 無酸化はんだ付け炉用洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2330391A JPH04262863A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 無酸化はんだ付け炉用洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04262863A true JPH04262863A (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=12106841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2330391A Pending JPH04262863A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 無酸化はんだ付け炉用洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04262863A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5481087A (en) * | 1992-03-17 | 1996-01-02 | Soltec B.V. | Soldering apparatus with improved filter |
EP1722180A1 (en) * | 2004-03-05 | 2006-11-15 | Yamakawa Sangyo Co., Ltd. | Attaching device for cooling and cleaning process of exhaust gas generated from reflow furnace |
JP2014123660A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Senju Metal Ind Co Ltd | 搬送処理システム |
WO2019094461A1 (en) | 2017-11-08 | 2019-05-16 | Btu International, Inc. | Devices, systems and methods for flux removal from furnace process gas |
CN111906401A (zh) * | 2020-08-11 | 2020-11-10 | 杨佳一 | 一种无铅再流焊机的涡轮增压式风道装置 |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP2330391A patent/JPH04262863A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1722180A4 (en) * | 2004-03-05 | 2008-01-23 | Yasakawa Sangyo Co Ltd | FASTENING DEVICE FOR COOLING AND CLEANING PROCEDURES FOR EXHAUST GASES PRODUCED FROM A MIXING OVEN |
JP2014123660A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Senju Metal Ind Co Ltd | 搬送処理システム |
WO2019094461A1 (en) | 2017-11-08 | 2019-05-16 | Btu International, Inc. | Devices, systems and methods for flux removal from furnace process gas |
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US11202983B2 (en) | 2017-11-08 | 2021-12-21 | Btu International, Inc. | Devices, systems and methods for flux removal from furnace process gas |
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