JPH04261374A - 振動子型アクチュエータ - Google Patents

振動子型アクチュエータ

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Publication number
JPH04261374A
JPH04261374A JP3044216A JP4421691A JPH04261374A JP H04261374 A JPH04261374 A JP H04261374A JP 3044216 A JP3044216 A JP 3044216A JP 4421691 A JP4421691 A JP 4421691A JP H04261374 A JPH04261374 A JP H04261374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
movable electrode
fixed
type actuator
displacement
Prior art date
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Pending
Application number
JP3044216A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Horiguchi
堀口 浩幸
Junichi Takahashi
淳一 高橋
Motomi Ozaki
尾崎 元美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3044216A priority Critical patent/JPH04261374A/ja
Publication of JPH04261374A publication Critical patent/JPH04261374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やファクシミリ
等の給紙機構や、ローラ、ドラムの駆動機構として用い
られる振動子型アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超小型の駆動機構として、圧電素
子を用いた超音波モータが注目されている。この場合、
その駆動方法としては、定在波を利用した場合と進行波
を利用した場合とが一般に知られている。まず、定在波
を利用した平板状の超音波モータとしては、例えば、図
3の超音波振動素子(振動部材)1に示すように、屈曲
振動8次共振モード2、図4の超音波振動素子(振動部
材)3に示す縦振動1次共振モード4を利用したものが
ある。これら2つのモード2,4を利用することにより
、それら両端部1a,1b、3a,3bに同方向の楕円
運動を形成することができるため、図示しないローラで
両端部1a,1b、3a,3bを加圧接触し、そのロー
ラと基板間に物体を挿入することにより、その物体を移
動させることができる。このような楕円運動の方向は正
弦波電圧の位相を変えることによって反転することがで
きるため、物体の移動方向を容易に反転させることがで
きる。一方、進行波を利用した超音波モータとしては、
屈曲振動により進行波を発生させて生じる圧電隊表面の
同一方向の楕円運動を利用している。ここで、進行波は
位置的、時間的に90°の位相を変えた2つの正弦波の
組合せによって得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような駆動源
として圧電素子を用いた超音波モータでは、その圧電素
子を薄くすると変位量が小さくなるため、おのずと超小
型化(数mm以下)、低コスト化には限界がある。また
、一般に、超小型のアクチュエータにおいては、単位体
積当たりの表面積が大きくなるため「電磁力」による駆
動は望ましくない。そこで、「静電力」による超小型ア
クチュエータの開発が行われてきている。例えば、空気
層や誘電体或いは液晶層を介して対向する共通電極と各
個別電極との間に電圧を印加させ、これにより発生する
静電力で共通電極に一体化して固定された振動部材に振
動を発生させ、その振動部材の振動を楕円運動に変換し
、その楕円運動発生部に移動部材を接触させることによ
って、その移動部材に駆動力を与えるものがある。しか
し、この場合、空気層を介した場合はその変位量が1〜
2μmであり、この変位量を大きくしたり或いは駆動力
を高めるために高誘電体層を設けると作製プロセスが複
雑化することになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に一部
が固定された多数本の梁を備えたくし歯状の可動電極を
設け、この可動電極の各梁と対向させて固定電極を配設
し、この固定電極と可動電極との間に静電力を発生させ
ることにより可動電極に共振モードの変位を起こさせる
屈曲振動発生手段を設けた。
【0005】
【作用】本発明においては、屈曲振動発生手段により固
定電極と可動電極との間に静電力を発生させ、その可動
電極に共振モードの変位を起こさせることによって大き
な駆動力を得ることができるため、超小型な構成とする
ことができるにもかかわらず変位量を大きくとることが
可能となる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明する。まず、図1に基づいてくし歯状をした振動子
型アクチュエータの電極ユニットの基本構成を示すもの
である。基板5上にはくし歯状の可動電極6が設けられ
ている。この可動電極6には、直線状をした共通電極6
aが形成され、この共通電極6aから突出した形で多数
本の梁6bが形成されている。また、可動電極6の各梁
6bに対向した形で個別的に固定電極7が配設されてい
る。さらに、固定電極7と可動電極6との間に静電力を
発生させる図示しない屈曲振動発生手段が設けられてい
る。この屈曲振動発生手段によって可動電極6に共振モ
ード(図3及び図4参照)の変位を起こさせることがで
きる。従って、振動子型アクチュエータは、基板5上に
形成された多数本の梁6bを有する可動電極6と、これ
と対向配置された固定電極7とにより構成される。なお
、基板5としては、P(リン)やB(ボロン)を高濃度
にドーピングしたpoly−Si、或いは、C−Si(
クリスタルシリコン)を使用することができる。
【0007】次に、図2は、上述した振動子型アクチュ
エータの電極ユニットの基本構成をもとに8次共振モー
ドに対応した8個の梁6bを備えた可動電極6からなる
電極ユニットの構成を示すものである。但し、ここでは
便宜上、電極ユニットを1個のくし歯で示しているが、
当然複数のくし歯から構成してもよい。前述した図3及
び図4から明らかなように、超音波振動素子1,3の中
央部Pは節となっている。そこで、本実施例では、C−
Siの基板5からなる振動子型アクチュエータの8次共
振モードの節Pとなる中央部でPyrex基板8に固定
されている。また、Pyrex基板8は固定電極7にも
固定されており、各固定電極7には配線パターン9が接
続されている。
【0008】ここで、図2に示した構成の節Pでの具体
的な固定方法を陽極接合法を例にとってその概略につい
て説明する。すなわち、予めC−Siの厚み分だけエッ
チングされたPyrex基板8に、固定電極7間が一部
分離しているSiウェハを400°C、500Vの条件
で陽極接合する。次に、KOH異方性エッチングを行い
個々の固定電極7間の分離、及び、共通電極6a間の分
離を行う。次に、固相ドーピングでP又はBをドープし
てC−Siの領域の低抵抗化を行う。このようにして節
PでのPyrex基板8との固定を行うことができる。
【0009】この場合、屈曲振動発生手段による駆動電
圧をVd、くし歯方向をX軸方向とすると、そのX軸方
向の変位ΔXは、
【0010】
【数1】 となる。なお、FxはX軸方向の力、kは振動部材のば
ね定数、Cはくし歯電極間の容量である。
【0011】従って、可動電極6のくし歯の長さと幅を
最適化することにより、この容量を大きくし、X軸方向
の変位、及び、力を大きくすることができる。例として
、1電極ユニットの固定電極7の数を10個、可動電極
6の各梁6bの幅を4μm、長さを150μm、電極間
のギャップを3μmとしたとき、20Vの印加により約
5μmの変位を得ることができた。この場合、変位量は
電圧値に比例するので、40Vで10μmの変位が可能
である。この時、1次共振周波数は30KHzであり、
これにより通常の超音波モータとほぼ同程度の振動数を
実現することができる。さらに、この場合、屈曲振動発
生手段によって、各電極ユニットに図3の屈曲振動8次
共振モードを可能とする電位と、図4の縦振動1次共振
モードを可能とする電位とを重畳して与えることにより
、共通電極6aを有する可動電極6(振動部材)に楕円
運動を発生させることができる。
【0012】なお、本実施例では、8個の梁6bを備え
た可動電極6からなる電極ユニットで構成したが、この
他に16個の梁6b、さらには、32個の梁6bを備え
た電極ユニットで構成することによって、一段とスムー
ズな楕円運動を起こさせることが可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、基板上に一部が固定された多
数本の梁を備えたくし歯状の可動電極を設け、この可動
電極の各梁と対向させて固定電極を配設し、この固定電
極と可動電極との間に静電力を発生させることにより可
動電極に共振モードの変位を起こさせる屈曲振動発生手
段を設けたので、その屈曲振動発生手段により固定電極
と可動電極との間に静電力を発生させ、その可動電極に
共振モードの変位を起こさせることによって大きな駆動
力を得ることが可能となり、これにより、超小型な構成
とすることができるにもかかわらず変位量を大きくとる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電極ユニットの基本構
成を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例である8個の梁6bが形成さ
れた可動電極を有する電極ユニットの構成を示す平面図
である。
【図3】振動部材に発生する屈曲振動8次共振モードの
様子を示す説明図である。
【図4】振動部材に発生する縦振動1次共振モードの様
子を示す説明図である。
【符号の説明】
5      基板 6      可動電極 6b    梁 7      固定電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板上に一部が固定された多数本の梁
    を備えたくし歯状の可動電極を設け、この可動電極の各
    梁と対向させて固定電極を配設し、この固定電極と前記
    可動電極との間に静電力を発生させることにより前記可
    動電極に共振モードの変位を起こさせる屈曲振動発生手
    段を設けたことを特徴とする振動子型アクチュエータ。
JP3044216A 1991-02-15 1991-02-15 振動子型アクチュエータ Pending JPH04261374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999019978A1 (fr) * 1997-10-14 1999-04-22 Seiko Epson Corporation Excitateur electrostatique
WO2014110848A1 (zh) * 2013-01-21 2014-07-24 北京大学 一种折叠式微型震动发电机及其制造方法

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