JPH04261191A - ヌクレオシド−5’−アルキルフォスフォネート類の合成方法 - Google Patents

ヌクレオシド−5’−アルキルフォスフォネート類の合成方法

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JPH04261191A
JPH04261191A JP4046991A JP4046991A JPH04261191A JP H04261191 A JPH04261191 A JP H04261191A JP 4046991 A JP4046991 A JP 4046991A JP 4046991 A JP4046991 A JP 4046991A JP H04261191 A JPH04261191 A JP H04261191A
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JP
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residue
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phosphoric acid
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JP4046991A
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English (en)
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Hideomi Yamagami
山上 英臣
Yoshikazu Mori
芳和 森
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Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
    • C07H19/04Heterocyclic radicals containing only nitrogen atoms as ring hetero atom
    • C07H19/06Pyrimidine radicals
    • C07H19/10Pyrimidine radicals with the saccharide radical esterified by phosphoric or polyphosphoric acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
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    • C07H19/16Purine radicals
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品として有用なヌク
レオシド−5’−アルキルフォスフォネート類を合成す
るにあたり、簡便にかつ大量に製造するための合成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品の製造原価を下げるには、より効
率の良い合成方法を確立することが望ましく、このよう
な合成方法の確立を目指して種々の研究がなされている
【0003】従来、ヌクレオシド−5’−アルキルフォ
スフォネート類の合成方法としては、ヌクレオシドの5
’−水酸基をアルキル燐酸化するために縮合剤としてD
CC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)を用いる方法
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、DCCを用い
る従来の合成方法では、反応時間に約96〜120時間
も要し、また生成したヌクレオシド−5’−アルキルフ
ォスフォネート類とDCC及びその分解物とを分離する
ために複雑な操作が必要である等の問題点があり、工業
的に大量に合成することが困難であった。
【0005】本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭
意研究を重ねた結果、ヌクレオシドとアルキル燐酸ハラ
イドを反応させることにより、ヌクレオシド−5’−ア
ルキルフォスフォネート類を工業的に、短時間で容易か
つ大量に合成する方法、または2’位および3’位水酸
基を保護したヌクレオシドとアルキル燐酸ハライドを反
応させることにより、ヌクレオシド−5’−アルキルフ
ォスフォネート類を工業的に、短時間で容易かつ大量に
合成する方法を見いだした。
【0006】更に、2’位および3’位水酸基を保護し
たヌクレオシドとアルキル燐酸を反応させる際に、式I
、式II、式IIIおよび式IVで表される縮合剤から
なる群より選ばれる1種の縮合剤を作用させることによ
り、収率の向上および精製の簡略化が達成できることも
見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の構成】すなわち本発明は、ヌクレオシドまたは
2’位および3’位水酸基を保護したヌクレオシドをア
ルキル燐酸ハライドと反応させ、ヌクレオシド−5’−
アルキルフォスフォネート類を得ることを特徴とするヌ
クレオシド−5’−アルキルフォスフォネート類の合成
方法および2’位および3’位水酸基を保護したヌクレ
オシドに、式(I) で表される縮合剤、式(II) で表される縮合剤、式(III) で表される縮合剤および式(IV) で表される縮合剤からなる群より選ばれる一種の縮合剤
を作用させ、ヌクレオシド−5’−アルキルフォスフォ
ネート類を得ることを特徴とするヌクレオシド−5’−
アルキルフォスフォネート類の合成方法である。
【0008】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0009】特許請求の範囲第1項に記載された発明に
使用されうるヌクレオシドは、例えばチミジン、シチジ
ン、アデノシン、グアノシン、ウリジン、5−フルオロ
ウリジン、イノシン、デオキシシチジン、デオキシアデ
ノシン、デオキシグアノシン、デオキシウリジン、5−
フルオロデオキシウリジン等が挙げられ、市販のものを
用いることができる。また、2’位および3’位水酸基
を保護したヌクレオシドとしては、上述のヌクレオシド
に、例えばp−トルエンスルホン酸等の酸性触媒下、ア
セトン、またはトリエチルオルトフォルメートとシクロ
ペンタノンを反応させたものを用いることができる。
【0010】使用する溶媒は、溶解力が十分でかつ反応
の進行を妨げない非プロトン性の有機溶媒であれば差し
支えなく、例えば、トリメチル燐酸、トリエチル燐酸、
ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルフォキ
シド(DMSO)、酢酸エチル、テトラヒドロフラン(
THF)、ジオキサン、ピリジン等の単独もしくは混合
溶媒が挙げられる。
【0011】使用するアルキル燐酸ハライドは、例えば
メチルフォスフォネートジクロリド、メチルフォスフォ
ネートジブロミド、メチルフォスフォネートジヨード、
エチルフォスフォネートジクロリド、エチルフォスフォ
ネートジブロミド、エチルフォスフォネートジヨード、
プロピルフォスフォネートジクロリド、プロピルフォス
フォネートブロミド、プロピルフォスフォネートジブロ
ミド、プロピルフォスフォネートジヨード等が挙げられ
る。
【0012】反応温度は、一般に−20℃〜100℃で
行えばよく、特に好ましくは0℃〜室温で反応させるの
が良い。反応時間は、反応基質、溶媒、以下に示した有
機塩基によっても異なるが、一般に2時間から48時間
程度である。以上の操作によって得られたヌクレオシド
−5’−アルキルフォスフォネート類は、抽出、高速イ
オン交換クロマトグラフィー、逆相高速液体クロマトグ
ラフィー、イオン交換クロマトグラフィーおよび再結晶
等の通常の操作を選択、組み合せることにより精製する
ことができる。
【0013】以上の反応は、適宜試薬の活性化および生
じる酸を中和するために、例えばトリブチルアミン、ピ
リジン、アンモニア、ジメチルアニリン、トリエチルア
ミン、γ−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基を反応
補助剤として用いることができる。
【0014】次に原料として用いられる2’位および3
’位水酸基を保護したヌクレオシドの合成方法について
、具体例を挙げて説明する。
【0015】[具体例]5−フルオロウリジン(シグマ
社製)400mgとp−トルエンスルホン酸40mgを
無水アセトン20mlに溶解し、室温で3時間撹拌した
。得られた反応液に氷冷下、炭酸水素ナトリウムを加え
て一夜放置した。これに過剰のアセトンを加え、析出し
た塩を濾別し、得られた残渣をアセトンで洗浄し、洗浄
液と濾液を混合し、減圧下濃縮し、得られた残渣のクロ
ロホルム可溶部である2’,3’−イソプロピリデン−
5−フルオロウリジン460mgを得た。
【0016】この2’,3’−イソプロピリデン−5−
フルオロウリジン460mg、メチルリン酸336mg
およびN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド3.
15gを無水ピリジン5mlに溶解し、室温で2日間撹
拌した。析出した不溶物を濾別し、水洗後、濾液を石油
エーテルで抽出し、水層を減圧下濃縮し、粗2’,3’
−イソプロピリデン−5−フルオロウリジン−5’−O
−メチルモノフォスフォネート1.1gを得た。
【0017】この粗2’,3’−イソプロピリデン−5
−フルオロウリジン−5’−O−メチルモノフォスフォ
ネート1.1gを10%酢酸に溶解し、100℃で1.
5時間撹拌した。得られた反応液を水で希釈した後、石
油エーテルで抽出し、得られた石油エーテル抽出液のう
ち水層を減圧下濃縮した。得られた残渣を陰イオン交換
クロマトグラフィー[展開溶媒:0.05〜0.35M
,トリエチルアミン炭酸緩衝液]に付し、溶出した紫外
線吸収部260nmの部分を集め、2’,3’−イソプ
ロピリデン−5−フルオロウリジン−5’−O−メチル
モノフォスフォネートトリエチルアミン塩600mgを
得た。
【0018】次に、特許請求の範囲第2項に記載の反応
について説明する。
【0019】2’位および3’位水酸基を保護したヌク
レオシドは、上述したものと同様である。
【0020】使用する溶媒は、溶解力が十分でかつ反応
の進行を妨げない非プロトン性の有機溶媒であれば差し
支えなく、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、
ジメチルスルフォキシド(DMSO)、酢酸エチル、テ
トラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ピリジン等
の単独もしくは混合溶媒が挙げられる。
【0021】反応温度は、一般に−20℃〜100℃で
行えばよく、特に好ましくは0℃〜室温で反応させるの
が良い。反応時間は、反応基質、溶媒、有機塩基によっ
ても異なるが、一般に2.5時間から48時間程度であ
る。以上の操作によって得られたヌクレオシド−5’−
アルキルフォスフォネート類は、抽出、高速イオン交換
クロマトグラフィー、逆相高速液体クロマトグラフィー
、イオン交換クロマトグラフィーおよび再結晶等の通常
の操作を選択、組み合せることにより精製することがで
きる。
【0022】以上の反応は、適宜試薬の活性化および生
じる酸を中和するために、例えばトリブチルアミン、ア
ンモニア、ジメチルアニリン、トリエチルアミン、γ−
ジメチルアミノピリジン等の有機塩基を反応補助剤とし
て用いることができる。
【0023】また、特許請求の範囲第1項、第2項に記
載された発明によって合成されたヌクレオシド−5’−
アルキルフォスフォネート類は、適宜必要に応じ、塩と
して得ることもできる。
【0024】ヌクレオシド−5’−アルキルフォスフォ
ネート類を塩とする方法は、アセトン等の溶媒中、過塩
素酸ナトリウム等を反応させるか、または陽イオン交換
樹脂を用いて遊離酸とした後に水酸化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のア
ルカリと中和することにより達成することができる。
【0025】次にヌクレオシドアルキルフォスフォネー
ト類の合成の実施例を示して本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれにより、何等制限されるものではない
【0026】[実施例1]市販の5−フルオロウリジン
52.4gを溶解させたトリメチル燐酸200mlの溶
液に、氷冷下、メチルフォスフォロジクロリド79.6
gを溶解したトリメチル燐酸を滴下した。さらにトリブ
チルアミン47.4mlを滴下させ、10時間撹拌後、
氷水を加えてしばらく撹拌した後、炭酸水素ナトリウム
を加え中和した。ジクロルメタンで洗浄後、溶液を減圧
下濃縮した。残渣を無水メタノール600mlに懸濁さ
せて析出してきた塩を濾別した後、撹拌下、無水アセト
ン2lに滴下した。析出してきた白色粉末状沈殿物を遠
心分離し、陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーに
付し0.1Mトリエチルアミン炭酸緩衝液溶出部分を集
め濃縮し、5−フルオロウリジン−5’−メチルフォス
フォネートトリエチルアミン塩42.6gを得た。これ
をメタノール300mlに溶解させ、過塩素酸ナトリウ
ム85.2gを溶解させたアセトン1.5lに撹拌させ
ながら滴下する。析出した沈殿を遠心分離し、更にアセ
トンで洗浄し、白色粉末状の5−フルオロウリジン−5
’−メチルフォスフォネートソディウムソルト36g(
収率49.5%)を得た。
【0027】マススペクトル  m/e(%):385
(M+,+Na)赤外線吸収スペクトル    νKB
rmax  cm−1  :3444,1710,12
62,1180,1120,1058紫外線吸収スペク
トル  λMeOHmaxnm(logε):0.49
5(8960) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in
  CDCl3):1.33(3H,d,J=16.4
Hz),4.06〜4.30(5H,m),5.92〜
5.97(1H,m),8.12(1H,d,J=6.
6Hz)
【0028】[実施例2]2’,3’−イソプ
ロピリデンフルオロウリジン302mgをジオキサン1
0mlに溶解し、メチル燐酸ジクロリド398mgを加
え、更にトリブチルアミン237μlを滴下し、10時
間撹拌した。氷水を加え、5%炭酸水素ナトリウム水溶
液で中和した後、ジクロロメタンで洗浄した。水層を濃
縮後、残渣にメタノールを加えてしばらく放置し、析出
した塩を濾別した後、濾液を減圧下で濃縮した。残渣に
90%トリフルオロ酢酸5mlを加え、室温で4時間撹
拌後、減圧下で濃縮した。残渣をイオン交換クロマトグ
ラフィー(展開溶媒  0.1〜0.2M,トリエチル
アミン炭酸緩衝液)に付し、溶出した紫外線吸収部位を
集め濃縮した。残渣をメタノール3mlに溶解させ、過
塩素酸ナトリウム800mgを溶かしたアセトン15m
lに撹拌させながら滴下する。析出した沈澱を遠心分離
し、さらにアセトンで洗浄し、白色粉末状のフルオロウ
リジン−5’−メチルフォスフォネートソディウムソル
ト246mg(収率68%)を得た。
【0029】マススペクトル  m/e(%):385
(M+,+Na)赤外線吸収スペクトル    νKB
rmax  cm−1  :3444,1710,12
62,1180,1120,1058紫外線吸収スペク
トル  λMeOHmaxnm(logε):0.49
5(8960) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in
  CDCl3):1.33(3H,d,J=16.4
Hz),4.06〜4.30(5H,m),5.92〜
5.97(1H,m),8.12(1H,d,J=6.
6Hz)
【0030】[実施例3]2’,3’−イソプ
ロピリデンフルオロウリジン302mg及びメチル燐酸
192mgを無水ピリジン5mlで2回共沸脱水した後
、無水ピリジン3mlに溶かした2,4,6−トリイソ
プロピルベンゼンスルフォニルクロリドを加えて室温で
4時間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、塩化メチレ
ン20ml、トリブチルアミン2ml、水30mlで分
配し、水層を濃縮した。残渣に90%トリフルオロ酢酸
5ml加え、室温で4時間撹拌後減圧下で濃縮した。残
渣をイオン交換クロマトグラフィー(展開溶媒  0.
1〜0.2M,トリエチルアミン炭酸緩衝液)に付し、
溶出した紫外線吸収部位を集め濃縮した。残渣をメタノ
ール3mlに溶解させ、過塩素酸ナトリウム800mg
を溶かしたアセトン15mlに撹拌させながら滴下した
。析出した沈澱を遠心分離し、さらにアセトンで洗浄し
、白色粉末状のフルオロウリジン−5’−メチルフォス
フォネートソディウムソルト245mgを得た。
【0031】マススペクトル  m/e(%):385
(M+,+Na)赤外線吸収スペクトル    νKB
rmax  cm−1  :3444,1710,12
62,1180,1120,1058紫外線吸収スペク
トル  λMeOHmaxnm(logε):0.49
5(8960) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in
  CDCl3):1.33(3H,d,J=16.4
Hz),4.06〜4.30(5H,m),5.92〜
5.97(1H,m),8.12(1H,d,J=6.
6Hz)
【0032】[実施例4]2’,3’−イソプ
ロピリデンフルオロウリジン302mg及びメチル燐酸
192mgを無水ピリジン5mlで2回共沸脱水した後
、無水ピリジン3mlに溶かした  3−ニトロ−1H
−1,2,4−トリアゾールを加えて室温で28時間撹
拌した。反応液を減圧下で濃縮し、塩化メチレン20m
l、トリブチルアミン2ml、水30mlで分配し、水
層を濃縮した。残渣に10%酢酸5mlを加え、100
℃で3時間撹拌後、減圧下で濃縮した。残渣をイオン交
換クロマトグラフィー(展開溶媒  0.1〜0.2M
,トリエチルアミン炭酸緩衝液)に付し、溶出した紫外
線吸収部位を集め濃縮した。残渣をメタノール3mlに
溶解させ、過塩素酸ナトリウム800mgを溶かしたア
セトン15mlに撹拌させながら滴下した。析出した沈
澱を遠心分離し、さらにアセトンで洗浄し、白色粉末状
のフルオロウリジン−5’−メチルフォスフォネートソ
ディウムソルト264mgを得た。
【0033】マススペクトル  m/e(%):385
(M+,+Na)赤外線吸収スペクトル    νKB
rmax  cm−1  :3444,1710,12
62,1180,1120,1058紫外線吸収スペク
トル  λMeOHmaxnm(logε):0.49
5(8960) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in
  CDCl3):1.33(3H,d,J=16.4
Hz),4.06〜4.30(5H,m),5.92〜
5.97(1H,m),8.12(1H,d,J=6.
6Hz)
【0034】[実施例5]2’,3’−イソプ
ロピリデンフルオロウリジン302mg及びエチル燐酸
220mgを無水ピリジン5mlで2回共沸脱水した後
、無水ピリジン3mlに溶かした2,4,6−トリイソ
プロピルベンゼンスルフォニルクロリドを加えて室温で
5時間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、塩化メチレ
ン20ml、トリブチルアミン2ml、水30mlで分
配し、水層を濃縮した。残渣に90%トリフルオロ酢酸
5mlを加え、室温で4時間撹拌後減圧下で濃縮した。 残渣をイオン交換クロマトグラフィー(展開溶媒  0
.1〜0.2M,トリエチルアミン炭酸緩衝液)に付し
、溶出した紫外線吸収部位を集め濃縮した。残渣をメタ
ノール3mlに溶解させ、過塩素酸ナトリウム800m
gを溶かしたアセトン15mlに撹拌させながら滴下し
た。析出した沈澱を遠心分離し、さらにアセトンで洗浄
し、白色粉末状物質を得た。この白色粉末状物質は、下
記の理化学的性質を示すことからフルオロウリジン−5
’−エチルフォスフォネートソディウムソルトであると
決定した。
【0035】マススペクトルm/z(%):377(M
+,+Na)赤外線吸収スペクトル  νKBrmax
  cm−1:3396,1726,1706,168
0,1266,1172,1086,1042プロトン
核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in  D2
O):0.88〜1.78(3H,m),4.16〜4
.30(3H,m),5.83〜5.96(1H,m)
,8.10(1H,  J=6.6Hz)
【0036】
[実施例6]2’,3−’イソプロピリデンフルオロウ
リジン302mg及びエチル燐酸220mgを無水ピリ
ジン5mlで2回共沸脱水した後、無水ピリジン3ml
に溶かした  3−ニトロ−1H−1,2,4−トリア
ゾールを加えて室温で48時間撹拌した。反応液を減圧
下で濃縮し、塩化メチレン20ml、トリブチルアミン
2ml、水30mlで分配し、水層を濃縮した。残渣に
90%トリフルオロ酢酸5mlを加え、室温で4時間撹
拌後減圧下で濃縮した。残渣をイオン交換クロマトグラ
フィー(展開溶媒  0.1〜0.2M,トリエチルア
ミン炭酸緩衝液)に付し、溶出した紫外線吸収部位を集
め濃縮した。残渣をメタノール3mlに溶解させ、過塩
素酸ナトリウム800mgを溶かしたアセトン15ml
に撹拌させながら滴下した。析出した沈澱を遠心分離し
、さらにアセトンで洗浄し、白色粉末状のフルオロウリ
ジン−5’−エチルフォスフォネートソディウムソルト
を得た。
【0037】マススペクトルm/z(%):377(M
+,+Na)赤外線吸収スペクトル  νKBrmax
  cm−1:3396,1726,1706,168
0,1266,1172,1086,1042プロトン
核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in  D2
O):0.88〜1.78(3H,m),4.16〜4
.30(3H,m),5.83〜5.96(1H,m)
,8.10(1H,  J=6.6Hz)
【0038】
[実施例7]2’,3’−イソプロピリデンフルオロウ
リジン302mg及びエチル燐酸220mgを無水ピリ
ジン5mlで2回共沸脱水した後、無水ピリジン3ml
に溶かした  2,4,6−トリメチルベンゼンスルフ
ォニル−3−ニトロトリアゾールを加えて室温で3時間
撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、塩化メチレン20
ml、トリブチルアミン2ml、水30mlで分配し、
水層を濃縮した。残渣に90%トリフルオロ酢酸5ml
を加え、室温で4時間撹拌後、減圧下で濃縮した。残渣
をイオン交換クロマトグラフィー(展開溶媒0.1〜0
.2M,トリエチルアミン炭酸緩衝液)に付し、溶出し
た紫外線吸収部位を集め濃縮した。残渣をメタノール3
mlに溶解させ、過塩素酸ナトリウム800mgを溶か
したアセトン15mlに撹拌させながら滴下した。析出
した沈澱を遠心分離し、さらにアセトンで洗浄し、白色
粉末状のフルオロウリジン−5’−エチルフォスフォネ
ートソディウムソルトを得た。
【0039】マススペクトルm/z(%):377(M
+,+Na)赤外線吸収スペクトル  νKBrmax
  cm−1:3396,1726,1706,168
0,1266,1172,1086,1042プロトン
核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in  D2
O):0.88〜1.78(3H,m),4.16〜4
.30(3H,m),5.83〜5.96(1H,m)
,8.10(1H,  J=6.6Hz)
【0040】
[実施例8]2’,3’イソプロピリデンフルオロウリ
ジン302mg及びメチル燐酸192mgを無水ピリジ
ン5mlで2回共沸脱水した後、無水ピリジン3mlに
溶かした  2,4,6−トリメチルベンゼンスルフォ
ニル−3−ニトロトリアゾールを加えて室温で2.5時
間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、塩化メチレン2
0ml、トリブチルアミン2ml,水30mlで分配し
、水層を濃縮した。残渣に90%トリフルオロ酢酸5m
l加え、室温で4時間撹拌後、減圧下で濃縮した。残渣
をイオン交換クロマトグラフィー(展開溶媒0.1〜0
.2M,トリエチルアミン炭酸緩衝液)に付し、溶出し
た紫外線吸収部位を集め濃縮した。残渣をメタノール3
mlに溶解させ、過塩素酸ナトリウム800mgを溶か
したアセトン15mlに撹拌させながら滴下する。析出
した沈澱を遠心分離し、さらにアセトンで洗浄し、白色
粉末状のフルオロウリジン−5’−メチルフォスフォネ
ートソディウムソルトを得た。
【0041】マススペクトル  m/e(%):385
(M+,+Na)赤外線吸収スペクトル    νKB
rmax  cm−1  :3444,1710,12
62,1180,1120,1058紫外線吸収スペク
トル  λMeOHmaxnm(logε):0.49
5(8960) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ  ppm  in
  CDCl3):1.33(3H,d,J=16.4
Hz),4.06〜4.30(5H,m),5.92〜
5.97(1H,m),8.12(1H,d,J=6.
6Hz)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヌクレオシドまたは2’位および3’位水
    酸基を保護したヌクレオシドをアルキル燐酸ハライドと
    反応させ、ヌクレオシド−5’−アルキルフォスフォネ
    ート類を得ることを特徴とするヌクレオシド−5’−ア
    ルキルフォスフォネート類の合成方法。
  2. 【請求項2】2’位および3’位水酸基を保護したヌク
    レオシドに、式(I) で表される縮合剤、式(II) で表される縮合剤、式(III) で表される縮合剤および式(IV) で表される縮合剤からなる群より選ばれる一種の縮合剤
    を作用させ、ヌクレオシド−5’−アルキルフォスフォ
    ネート類を得ることを特徴とするヌクレオシド−5’−
    アルキルフォスフォネート類の合成方法。
JP4046991A 1991-02-13 1991-02-13 ヌクレオシド−5’−アルキルフォスフォネート類の合成方法 Pending JPH04261191A (ja)

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