JPH04261061A - 入力保護装置 - Google Patents

入力保護装置

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JPH04261061A
JPH04261061A JP2280480A JP28048090A JPH04261061A JP H04261061 A JPH04261061 A JP H04261061A JP 2280480 A JP2280480 A JP 2280480A JP 28048090 A JP28048090 A JP 28048090A JP H04261061 A JPH04261061 A JP H04261061A
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JP
Japan
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region
type
high concentration
concentration diffusion
power supply
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Pending
Application number
JP2280480A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tajima
豊 田島
Koichi Murakami
浩一 村上
Toshiaki Shinohara
俊朗 篠原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、入力保護装置に係り、特に内部回路が静電
破壊されることを防止する保護装置に関する。
〔従来技術〕
従来の入力保護装置としては、例えば第6図および第7
図に示したようなものがある。第6図は、半導体基板上
に形成された従来の入力保護装置の断面構造を示した図
である。また、第7図は、第6図に示した入力保護装置
の回路構成を示した図である。
まず、第6図に基づいて構造を説明する。
同図において、100はN形半導体基板である。
このN形半導体基板100の一部に、P形不純物を拡散
させてP形ウェル領域101を形成する。
また、N形半導体基板100中に、N形不純物を拡散さ
せてN形高濃度拡散領域132を形成し、さらにP形不
純物を拡散させてP形高濃度拡散領域114を形成する
同様に、P形ウェル領域101中に、N形不純物を拡散
させてN形高濃度拡散領域130を形成し、さらにP形
不純物を拡散させてP形高濃度拡散領域112を形成す
る。
また、N形半導体基板100とP形ウェル領域101上
には、N形半導体基板100とP形ウェル領域101の
表面を酸化させて形成したフィールド絶縁膜150が設
けられている。そのフィールド絶縁膜150上には、P
SG〈リンシリケートガラス〉等をデポジションして形
成した層間絶縁膜160が設けられている。
そして、層間絶縁膜160上には、コンタクト孔を通し
てP形高濃度拡散領域112、114およびN形高濃度
拡散領域130、132の夫々に接続された配線170
、171、172、173が形成されている。
なお、N形高濃度拡散領域132は、配線171を介し
て電源端子VDDに接続され、P形高濃度拡散領域12
2は、配線172を介してグランド端子GNDに接続さ
れている。
また、P形高濃度拡散領域114は、配線173を介し
て入力端子に接続される。そして、P形高濃度拡散領域
114とN形高濃度拡散領域130は、内部回路(図示
せず)への信号線である配線170によって電気的に接
続される。
次に、第6図および第7図に基づいて回路構成を説明す
る。
P形高濃度拡散領域114は、入力端子と内部回路との
間に接続される入力保護抵抗201となる。
また、P形高濃度拡散領域114−N形半導体基板10
0間のPN接合が、電源端子VDDと配線170との間
に接続されるプルアップダイオード202を構成する。
N形高濃度拡散領域130−P形ウェル領域101間の
PN接合は、グランド端子GNDと配線170との間に
接続されるプルダウンダイオード203を構成する。
さらに、N形高濃度拡散領域130をエミッタ領域とし
、P形ウェル領域101をベース領域、N形半導体基板
100をコレクタ領域とするバーチカル型のNPNトラ
ンジスタ204が寄生的に構成される。
なお、N形半導体基板100−P形ウェル領域101間
のPN接合が、電源端子VDDとグランド端子GNDと
の間に接続されたダイオード205を構成している。そ
して、N形半導体基板100−P形ウェル領域101間
の接合容量が、電源端子VDDとグランド端子GHDと
の間に接続された容量206を構成している。
次に、第7図に基づいて動作を説明する。
入力保護装置に印加される静電サージ(以下、これを単
にサージと記す)には、以下に示すような4つの場合が
あり、それぞれの場合に対する保護動作を示す。
(A1)入力端子−電源端子VDD間にサージが印加さ
れた場合 1)電源端子VDDに対して入力端子が正となる場合:
サージ電流は、入力端子から入力保護抵抗201および
プルアップダイオード202を介して電源端子VDDへ
流れる。
2)電源端子VDDに対して入力端子が負となる場合:
サージ電圧がプルアップダイオード202の降伏電圧を
越えると、プルアップダイオード202がブレイクダウ
ンして、サージ電流は、電源端子VDDからプルアップ
ダイオード202および入力保護抵抗201を介して入
力端子へ流れる。
また、立下がりが急俊なサージの場合には、プルダウン
ダイオード203および入力保護抵抗201を介して容
量206に充電電流が流れると共に、寄生NPNトラン
ジスタ204がターンオンする。このため、サージ電流
は、電源端子VDDから寄生NPNトランジスタ204
および入力保護抵抗201を介して入力端子へ流れる。
(A2)入力端子−グランド端子GND間にサージが印
加される場合 1)グランド端子GNDに対して入力端子が正となる場
合:サージ電圧がプルダウンダイオード203の降伏電
圧を越えると、プルダウンダイオード203がブレイク
ダウンして、サージ電流は、入力端子から入力保護抵抗
201およびプルダウンダイオード203を介してグラ
ンド端子GNDへ流れる。
2)グランド端子GNDに対して入力端子が負となる場
合:サージ電流は、グランド端子GNDからプルダウン
ダイオード203および入力保護抵抗201を介して入
力端子へ流れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般にダイオードは、順方向に電流を流す場合よりも逆
方向に電流を流す場合のほうが破壊されやすい。これは
、PN接合部にサージパワ(サージ電流*PN接合耐圧
)が集中するためである。
よって、問題となるのはプルアップ・プルダウンダイオ
ード202、203の逆方向にサージ電流を流す場合、
つまり上記の(A1)−2)と(A2)−1)の場合で
ある。
前記のごとき従来の入力保護装置にあつては、入力端子
−電源端子VDD間に寄生NPNトランジスタ204が
寄生的に形成されていたのに対して、入力端子−グラン
ド端子GND間には、寄生NPNトランジスタ204に
対応するようなトランジスタがなかった。
つまり、入力端子−電源端子VDD間には、プルアップ
ダイオード202の一部を構成しているP形高濃度拡散
領域114と、寄生NPNトランジスタ204の一部を
構成しているN形高濃度拡散領域130の2つからサー
ジ電流の経路が形成されている。
これに対して、入力端子−グランド端子GND間には、
プルダウンダイオード203の一部を構成しているN形
高濃度拡散領域130の1つだけからサージ電流の経路
が形成されている。
したがって、入力端子−グランド端子GND間のサージ
に対する耐久性(以下これをサージ耐量と記す)が、入
力端子−電源端子VDD間のサージ耐量よりも低く、バ
ランスが悪いという問題点があった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、半
導体基板中に絶縁物によって半導体基板と誘電体分離さ
れた半導体領域(SOI薄膜領域)を形成し、該SOI
薄膜領域中に保護用のトランジスタを形成してサージ電
流の電流経路を設けることによって、入力保護装置全体
のサージ耐量を大きくすることを目的としている。
〔問題を解決するための手段〕
この発明は、上記のごとき目的を達成するためになされ
たもので、半導体基板上に形成されたCMOS構成の半
導体装置へ信号を伝達する信号線と半導体基板外からの
信号が入力される入力端子との間に直列に接続された入
力保護抵抗と、アノードを信号線へ接続し、カソードを
電源端子へ接続したプルアップダイオードと、アノード
をグランド端子へ接続し、カソードを信号線へ接続した
プルダウンダイオードと、ベースをグランド端子へ接続
し、エミッタを信号線へ接続し、コレクタを電源端子へ
接続したNPNトランジスタと、ベースを電源端子へ接
続し、エミッタを信号線へ接続し、コレクタをグランド
端子へ接続したPNPトランジスタとを具備し、NPN
トランジスタ又はPNPトランジスタの少なくともどち
らか一方を、半導体基板と絶縁物によって誘電体分離さ
れた半導体領域内に設けた構成の入力保護装置とする。
〔作用〕
半導体基板と誘電体分離された半導体領域内に、電流容
量の大きな保護用のトランジスタを形成して、信号線と
電源端子との間にNPNトランジスタを接続し、信号線
とグランド端子との間にPNPトランジスタを接続させ
たことによって、入力端子−電源端子間および入力端子
−グランド端子間にサージ電流の電流経路を形成して、
入力端子−電源端子間および入力端子−グランド端子間
のサージ耐量のバランスを改善し、入力保護装置全体の
サージ耐量を大きくした。
〔実施例〕
以下、具体的な実施例に基づいて説明する。
第1図〜第3図は、この発明の実施例を示す図である。
第1図は、第1の実施例における入力保護装置の断面構
成を示した図である。また、第2図は、第1の実施例に
おける入力保護装置の配線のパターンレイアウトを示し
た図である。そして、第3図は、第1の実施例における
入力保護装置の回路構成を示した図である。
まず、この第1図および第2図に基づいて構成を説明す
ると、100はN形半導体基板である。このN形半導体
基板100には、絶縁層103を介してN形領域104
およびP形領域105が形成されている。そして、N形
領域104とP形領域105は、絶縁領域190によっ
て誘電体分離される。
N形領域104の中に、P形不純物を拡散させてP形高
濃度拡散領域110を形成し、さらにP形高濃度拡散領
域110の周囲にP形不純物を拡散させてP形高濃度拡
散領域111を形成する。
同様に、P形領域105の中に、N形不純物を拡散させ
てN形高濃度拡散領域130を形成し、さらにN形高濃
度拡散領域130の周囲にN形不純物を拡散させてN形
高濃度拡散領域131を形成する。
また、N形領域104とP形領域105上には、N形領
域104とP形領域105の表面を酸化させて形成した
フィールド酸化膜と150PSG(リンシレケートガラ
ス)等をデポジションして形成した層間絶縁膜160と
が設けられている。
層間絶縁膜160上には、コンタクト孔を通してP形高
濃度拡散領域110およびN形高濃度拡散領域130と
接続された配線170と、コンタクト孔を通してN形高
濃度拡散領域131と接続された配線171と、コンタ
クト孔を通してP形高濃度拡散領域111と接続された
配線172とが形成されている。
なお、配線170は内部回路(図示せず)への信号線で
あり、その一方が入力保護抵抗201を介して入力端子
に接続されている。そして、配線171は電源端子VD
Dに接続され、配線172はグランド端子GNDに接続
されている。
このため、N形領域104中には、P形高濃度拡散領域
110がエミッタ領域、P形高濃度拡散領域111がコ
レクタ領域、N形領域104がベース領域となるラテラ
ル型PNPトランジスタが形成される。
そして、P形高濃度拡散領域110がアノード、N形領
域、104がカソードとなるプルアップダイオード20
2も同時に形成される。
同様にP形領域105中には、N形高濃度拡散領域13
0がエミッタ領域、N形高濃度拡散領域131がコレク
タ領域、P形領域105ベース領域となるラテラル型P
NPトランジスタが形成される。そして、N形高濃度拡
散領域130がアノード、P形領域105がカソードと
なるプルアップダイオード203も同時に形成される。
また、第1図には示さなかったが、N形領域104中に
はN形高濃度拡散領域が形成され、N形領域104はそ
のN形高 濃度拡散領域を介して配線171に接続される。同様に
、P形領域105中にはP形高濃度拡散領域が形成され
、P形領域105はそのP形高濃度拡散領域を介して配
線172に接続される。
なお、第1図中において、P形高濃度拡散領域110、
111およびN形高濃度拡散領域130、131は、絶
縁層103と分離しているように図示してあるが、P形
高濃度拡散領域110、111およびN形高濃度拡散領
域130、131が、絶縁層103と接するように形成
してもよい。
上記のごとくP形高濃度拡散領域110、111および
N形高濃度拡散領域131、132を深く形成すると、
トランジスタ301、302の電流増幅率を大きくする
ことができ、サージ耐量を向上させられる。しかしこの
場合、P形高濃度拡散領域110およびN形高濃度拡散
領域130に高電圧が印加されるために、絶縁層103
の厚さを充分に厚くして絶縁破壊が発生しないようにす
る必要がある。
入力端子より入力された信号は、入力保護抵抗201と
配線170を介してN形半導体基板100上の他の部分
に形成されている内部回路(図示せず)へ伝達される。
そして、第1図および第2図中に示さなかったが、入力
保護抵抗201も、入力保護装置を形成したN形半導体
基板100上の他の部分に形成されている。
次に、第1の実施例の回路構成を第3図に基づいて説明
する。
まず、NPNトランジスタ301は、エミッタ領域が配
線170に接続され、コレクタ領域が配線171を介し
て電源端子VDDに接続され、ベース領域が配線172
を介してグランド端子GNDに接続されている。そして
、PNPトランジスタ302は、エミッタ領域が配線1
70に接続され、コレクタ領域が配線172を介してグ
ランド端子GNDに接続され、ベース領域が配線171
を介して電源端子VDDに接続されている。
プルアップダイオード202は、カソードが配線171
を介して電源端子VDDに接続され、アノードが配線1
70を介して入力保護抵抗201に接続されている。
そして、プルダウンダイオード203は、カソードが配
線170を介して入力保護抵抗201に接続され、アノ
ードが配線172を介してグランド端子GNDに接続さ
れている。
さらに、電源端子VDDとグランド端子GNDの間に容
量206が接続されている。この容量206は、第1図
および第2図中に図示していないCMOS構成の半導体
装置を構成している領域において形成される寄生容量で
ある。
次に、第3図に示した回路図に基づいて動作を説明する
入力保護装置に印加されるサージには、前記のごとく4
つの場合があり、それぞれの場合に対する保護動作を示
す。
(B1)入力端子−電源端子VDD間にサージが印加さ
れた場合 1)電源端子VDDに対して入力端子が正となる場合:
サージ電流は、入力端子から入力保護抵抗201および
プルアップダイオード202を介して電源端子VDDへ
流れる。
2)電源端子VDDに対して入力端子が負となる場合:
サージ電圧がプルアップダイオード202の降伏電圧を
越えると、プルアップダイオード202がブレイクダウ
ンして、サージ電流は、電源端子VDDからプルアップ
ダイオード202および入力保護抵抗201を介して入
力端子へ流れる。
更に、立下がりが急俊なサージの場合には、プルダウン
ダイオード203および入力保護抵抗201を介して容
量206に充電電流が流れると共に、寄生NPNトラン
ジスタ204がターンオンする。このため、サージ電流
は、電源端子VDDから寄生NPNトランジスタ204
および入力保護抵抗201を介して入力端子へ流れる。
(B2)入力端子−グランド端子GND間にサージが印
加される場合: 1)グランド端子GNDに対して入力端子が正となる場
合:サージ電圧がプルダウンダイオード203の降伏電
圧を越えると、プルダウンダイオード203がブレイク
ダウンして、サージ電流は、入力端子から入力保護抵抗
201およびプルダウンダイオード203を介してグラ
ンド端子GNDへ流れる。更に、立上がりが急峻なサー
ジの場合には、プルアップダイオード202および入力
保護抵抗201を介して容量206に充電電流が流れる
と共に、PNPトランジスタ板302がターンオンする
。このため、サージ電流は入力端子から入力保護抵抗2
01およびPNPトランジスタ302を介してグランド
端子へ流れる。
2)グランド端子GNDに対して入力端子が負となる場
合:サージ電流は、グランド端子GNDからプルダウン
ダイオード203および入力保護抵抗201を介して入
力端子へ流れる。
一般に、第1図に示したごとく、N形半導体基板100
絶縁層103上に形成された薄い半導体領域、所謂薄膜
半導体領域に形成されたラテラル型バイポーラトランジ
スタの電流増幅率が、高いことが知られている。このた
め、上記(B1)−2),(B2)−1)のような場合
、トランジスタ301、302によつて従来の入力保護
装置よりもサージ電流を流すことが可能となって、サー
ジ耐量が高くなる。
次に、第2の実施例を第4図に示す。この第2の実施例
は、NPNトランジスタ301の構造のみが第1の実施
例と相違しており、回路構成としては、第3図に示した
ものと同一である。
同図に示したように、N形半導体基板100中に形成さ
れたP形ウェル領域102と、そのP形ウェル領域10
2中に形成されたN形高濃度拡散領域130とのPN接
合でプルダウンダイオード203が形成させる。さらに
、N形半導体基板100コレクタ領域とし、P形ウェル
領域102をベース領域とし、N形高濃度拡散領域13
0をエミッタ領域とするバーチカル型の保護用NPNト
ランジスタ301が寄生的に形成される。
なお、N形高濃度拡散領域130は、配線170に接続
され、P形ウェル領域102は、P形高濃度拡散領域1
12・配線172を介してグランド端子GNDに接続さ
れている。
第2の実施例の回路構成は、第1の実施例と同一である
ために、サージが印加された場合の保護動作も同一であ
る。よって、第2の実施例の動作の説明は省略する。
次に、第3の実施例を第5図に示す。第5図は、第3の
実施例の断面構造を示す図であって、第1の実施例とは
、PNPトランジスタ302およびPNPトランジスタ
302を形成する半導体領域であるSOI薄膜領域の構
造が異なつている。
まず、SOI薄膜領域の構造を第5図に基づいて説明す
る。
第5図において、100はN形半導体基板であって、5
01はN形領域であり、502はP形領域である。そし
て、N形およびP形領域501、502は、それぞれ酸
化膜540、541および埋込み型絶縁物領域531、
532、533、534によって、N形半導体規範10
0と誘電体分離されている。
N形領域501中には、P形高濃度拡散領域510、5
11が形成されている。そして、P形高濃度拡散領域5
10は、配線170に接続されている。また、P形高濃
度拡散領域511は、配線172を介してグランド端子
GNDへ接続されている。
また、P形領域502中には、N形高濃度拡散領域52
0、521が形成されている。そして、P形高濃度拡散
領域520は、配線170へ接続されている。
また、N形高濃度拡散領域521は、配線171を介し
て電源端子VDDへ接続されている。
N形半導体基板100はシリコン基板であって、P形お
よびN形領域501、502を形成したN形半導体基板
100の面はシリコン結晶における{100}面である
。また、P形およびN形領域501、502の底部は、
{111}面に形成されている。
次に、第3実施例の製造方法を説明する。
まず、N形半導体基板100中に、P形およびN形領域
501、502を形成しようとする部分を挟むように溝
を形成する。このとき溝は、N形半導体基板100の{
100}面からRIE(リアクティブ・イオン・エッチ
ング)などの等方性エッチングを用いて形成する。
次いで、上記溝を例えば水酸化カリウム(KOH)溶液
などのアルカリ系異方性エッチング溶液を用いて異方性
エッチングを行う。その結果、N形半導体基板100の
{100}面および{110}面が選択的にエッチング
されて、第5図中に示した埋込み型絶縁物領域531、
532、533、534のごとき菱形状の{111}面
で囲まれたエッチング孔が形成される。
そして、上記エッチング孔表面を酸化させることによっ
て、酸化膜540、541を形成する。さらに、上記エ
ッチング孔内を絶縁物で満たすことにより、埋込み型絶
縁物領域531、532、533、534を形成する。
よって、N形半導体基板100と完全に誘電体分離され
た、SOI薄膜領域が形成される。
次いで、導電型がN形であるSOI薄膜領域は、そのま
まN形領域501として用いられ、N形領域501中に
、通常のCMOSプロセスによってP形高濃度拡散領域
510、511が形成される。
また、SOI薄膜領域中に、P形不純物を拡散させてP
形領域502を形成し、P形領域502中に、通常のC
MOSプロセスによってN形高濃度拡散領域520、5
21が形成される。
したがって、SOI薄膜領域であるN形領域501内に
、N形領域501をベース領域とし、P形高濃度拡散領
域510をエミッタ領域とし、P形高濃度拡散領域51
1をコレクタ領域とするラテラル型の保護用PNPトラ
ンジスタ302が形成される。
さらに、P形高濃度拡散領域510をアノードとし、N
形領域501をカソードとするプルアップダイオード2
02が形成される。
同様に、SOI薄膜領域であるP形領域502内に、P
形領域502をベース領域とし、N形高濃度拡散領域5
20をエミッタ領域とし、N形高濃度拡散領域521を
コレクタ領域とするラテラル型の保護用NPNトランジ
スタ301が形成される。
さらに、N形高濃度拡散領域520をカソードとし、P
形領域502をアノードとするプルダウンダイオード2
03が形成される。
第3の実施例の回路構成も、第1の実施例と同一である
ために、サージが印加された場合の保護動作も同一であ
る。よつて、第3実施例の動作の説明も省略する。
第3実施例に示したSOI薄膜領域は、従来知られてい
るSOI薄膜領域形成法で形成したものよりも、大きく
かつ深く形成することが可能である。このため、SOI
薄膜領域の熱容量を大きくすることができ、サージに対
する破壊耐量を向上させることができる。
なお、第3の実施例では、保護用NPNおよびPNPト
ランジスタ301、302をラテラル型トランジスタと
したが、バーチカル型のトランジスタとしてもよい。
さらに、保護用NPNトランジスタ301をSOI薄膜
領域であるP形領域502中に形成するのではなく、第
4図に示した第2実施例のごとく誘電体分離していない
P形ウェル領域を用いて寄生的に形成させてもよい。
また、上記の説明ではN形半導体基板上に形成された入
力保護装置について説明してきたが、全て半導体領域お
よび半導体基板の導電形を反転させても同様の効果が得
られることはいうまでもない。ただし、この場合、電源
端子VDDとグランド端子GNDを反転させる。
〔発明の効果〕
以上、具体的な実施例に基づいて説明してきたように、 半導体基板と誘電体分離された半導体領域内に保護用の
トランジスタを形成して、信号線と電源端子との間にN
PNトランジスタを接続し、信号線とグランド端子との
間にPNPトランジスタを接続させた構成としたために
、入力端子−電源端子間および入力端子−グランド端子
間のサージ電流の電流経路を増やして、入力保護装置の
サージ耐量を上げることができるという効果が得られた
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す断面図、第2図は、
この発明の第1の実施例を示す平面図、 第3図は、この発明の第1の実施例を示す回路図、 第4図は、この発明の第2の実施例を示す断面図、 第5図は、この発明の第3の実施例を示す断面図、 第6図は、従来例を示す断面図、 第7図は、従来例を示す回路図である。 100…N形半導体基板、101…P形ウェル領域、1
03、190、506、507…絶縁層、104、10
5、501、502…SOI薄膜領域、150…フィー
ルド絶縁膜、160…層間絶縁膜、110、111、1
12…P形高濃度拡散領域、130、131、132…
N形高濃度拡散領域、170、111、172、173
…配線、201…入力保護抵抗、202、203、20
5…ダイオード、204、301、302…バイポーラ
トランジスタ、206…寄生容量 特許出願人 日産自動車株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 半導体基板上に形成されたCMOS構成の内部回路へ信
    号を伝達する信号線と前記半導体基板外からの信号が入
    力される入力端子との間に直列に接続された入力保護抵
    抗と、アノードを前記信号線へ接続し、カソードを電源
    端子へ接続したプルアップダイオードと、アノードをグ
    ランド端子へ接続し、カソードを前記信号線へ接続した
    プルダウンダイオードと、ベースを前記グランド端子へ
    接続し、エミッタを前記信号線へ接続し、コレクタを前
    記電源端子へ接続したNPNトランジスタと、ベースを
    前記電源端子へ接続し、エミッタを前記信号線との接続
    点へ接続し、コレクタを前記グランド端子へ接続したP
    NPトランジスタとを具備し、 前記NPNトランジスタ又はPNPトランジスタの少な
    くともどちらか一方を、前記半導体基板と絶縁物によつ
    て誘電体分離された半導体領域内に設けたことを特徴と
    する入力保護装置。
JP2280480A 1990-10-18 1990-10-18 入力保護装置 Pending JPH04261061A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0643422A1 (en) * 1993-09-13 1995-03-15 Texas Instruments Incorporated Method and system for protecting integrated circuits

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0643422A1 (en) * 1993-09-13 1995-03-15 Texas Instruments Incorporated Method and system for protecting integrated circuits

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