JPH0426066B2 - - Google Patents

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JPH0426066B2
JPH0426066B2 JP18164483A JP18164483A JPH0426066B2 JP H0426066 B2 JPH0426066 B2 JP H0426066B2 JP 18164483 A JP18164483 A JP 18164483A JP 18164483 A JP18164483 A JP 18164483A JP H0426066 B2 JPH0426066 B2 JP H0426066B2
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JP18164483A
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Takahiro Yamaguchi
Norio Arakawa
Hiromi Ozawa
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Advantest Corp
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Advantest Corp
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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は測定対象に試験信号を供給し、その
測定対象の入力信号及び出力信号を高速フーリエ
変換し、その位相周波数特性を求め、その位相周
波数特性の差分から群遅延量を求める群遅延測定
装置に関する。
〈従来技術〉 従来アナログ的手法により群遅延を測定するに
は測定対象にバースト状の振幅変調波を供給し、
その入出力間の包絡線のずれ時間からその搬送波
周波数の群遅延時間を測定していた。このように
して或る周波数範囲内における群遅延を測定する
にはいちいち搬送波周波数を変化させて行う必要
があり、測定時間が長くなる。このような点より
入出力信号を高速フーリエ変換して伝達関数を求
めて位相差を求め、その位相差を周波数に対して
微分して群遅延を求めることが行われていた。し
かし例えば第1図Aに曲線1に示すように得られ
た伝達関数の振幅周波数特性が周波数軸に対して
急激に変化し、共振点1aや反共振点1bが存在
すると、第1図Bに示すようにその位相特性曲線
2はこれら共振点1aや反共振点1bと対応して
位相特性が急激に変化する部分2a,2bが生
じ、このためこの位相特性の差分をとり、つまり
周波数で微分しても群遅延量を正しく得ることが
できない。
〈発明の概要〉 この発明の目的は高速フーリエ変換によつて位
相特性を求めて群遅延を測定するもので、高い精
度で誤まることなく正しく群遅延を測定すること
ができる群遅延測定装置を提供することにある。
この発明によれば、高速フーリエ変換によつて
位相周波数特性を求め、その位相周波数特性の位
相軸を展開し、その際に隣接する位相データの差
がほゞπの近傍にある場合は、その位相展開が不
定となるが、この不定をはつきりさせるため、そ
の附近の周波数軸を拡大し、いわゆるズーミング
して高速フーリエ変換し、高分解の位相特性を求
め、これより不定点の位相展開を誤りなく求め、
位相展開された位相周波数特性の差分をとつて群
遅延量を求める。
〈実施例〉 第2図はこの発明による群遅延測定装置の一例
を示す。試験信号発生器11からの試験信号は測
定対象12へ供給されると共に増幅器13に供給
され、更に測定対象12の出力は増幅器14に供
給される。増幅器13,14の各出力は低域通過
波器15,16を通された後、AD変換器1
7,18でそれぞれデジタル信号に変換され、こ
れら変換されたデジタル信号は切替器21,22
をそれぞれ通じてバツフアメモリ23,24と、
周波数軸拡大処理部25,26とに切替供給され
る。この周波数軸拡大処理部25,26は同一構
成であり、その処理部26について説明すると、
スイツチ22よりのデジタル信号は乗算器27,
28によりそれぞれcos2πfcnΔt,sin2πfcnΔtが
それぞれ乗算され、その乗算出力はデジタル低域
通過フイルタ31,32を通じ、更にサンプルス
イツチ33,34を通じてバツフアメモリ24に
供給される。
バツフアメモリ24に取込まれたデータの一定
量、例えば1024個のサンプル値は高速フーリエ解
析器(FFT解析器と称する)35に供給されて
高速フーリエ変換が行われ、更にパワースペクト
ラムが演算され、これより伝達関数や遅延量が測
定され、その測定結果は表示器36に表示され
る。
即ち第3図に示すようにFFT解析器35にお
いては、まず各チヤネルつまり入力信号系と出力
信号系に対する各1024個のサンプルについて高速
フーリエ変換を行い、それぞれ得られたスペクト
ラムの各周波数成分についての実部の二乗と虚部
の二乗との和からパワースペクトラムを求め、即
ち入力信号に対する各周波数成分のパワースペク
トラムGaaと出力信号に対する各周波数成分のパ
ワースペクトラムGbbと、更にこれら入力信号の
周波数成分と出力信号の周波数成分の共役と対応
する出力信号の周波数成分との積から相互スペク
トラムGabをステツプS2において演算する。
このような各1024個のサンプルについてスペク
トラムを求めるが、更に各1024個のサンプルにつ
いて次々とパワースペクトラムを演算することを
行い、得られた複数個のパワースペクトラムを各
周波数成分について平均して平均パワースペクト
ラム〈Gaa〉〈Gbb〉、平均相互スペクトラム
〈Gab〉を演算する。ステツプS4において伝達関
数は〈Gaa〉で相互スペクトラム〈Gab〉を割算
して求められる。これよりステツプS5において位
相周波数特性を演算する。この位相周波数特性は
得られた伝達関数又は相互スペクトラム〈Gab〉
から求める。この位相周波数特性を位相展開する
が、その際不定となる点が存在する。
例えば第4図Aに示すように位相軸が±πで表
わされた位相周波数特性曲線27を、第4図Bに
示すようにその位相軸を例えば3倍とした±3π
で表わすように展開する。この場合に第4図Aの
周波数1で示すように隣接するサンプルデータの
位相差がほゞπである場合において、この位相差
の発生は増加してπとなつたのか、減少してπと
なつたか不明であり、展開した位相特性は第4図
Bにおいて実線の曲線28と点線の曲線29との
何れが正しいものか不明である。
このように不定となる部分についてはFFT解
析の周波数軸を拡大して分解能を上げて測定し直
し、位相特性を得て、これから何れが正しい位相
であるかを判定する。即ち、また高分解能解析前
の測定データが第5図Aに示すようにφ(k−1)
とφ(k)との差がほゞπである場合は位相展開は第
5図Bに示すように位相θ1を選ぶべきかθ2を選ぶ
べきか不定となる。これに対して周波数軸を拡大
した、いわゆるズーミングによつて高分解能の解
析をした結果のデータが第5図Cに示すように前
のデータφ(k−1)とφ(k)との間に複数の位相
データφ(l−1),φ(l)、更にφ(l+1),φ
(l+2)が得られ、これら位相データの変化状
態から正しい位相展開点を知ることができる。即
ちこの例においては|φ(l)−φ(l−1)|がπよ
り小さくかつφ(l)よりもφ(l−1)が小さい場
合はθ2の側であり、|φ(l−1)−φ(l)|がπよ
り小さくかつφ(l)がφ(l−1)より小ならばθ1
が正しいものである。
第3図においてステツプS6において位相展開に
おける不定があるか否かを調べ、不定がある場合
はステツプS7において周波数軸の拡大、いわゆる
ズーム解析を行つてステツプS8に移り、位相展開
の不定が存在しない場合は直ちにステツプS8に移
つて位相展開を行い、その位相展開された位相特
性についてステツプS9において位相差分、つまり
周波数に対する微分を行つて群遅延量を求める。
この測定結果は表示器36に表示する。
先に述べた位相展開処理及び不定検出、更にそ
の周波数軸の拡大処理を含む位相展開の処理の具
体的な処理動作を第6図を参照して説明する。即
ちステツプS1においてまずFFT変換された時に
得られるスペクトラム数、いわゆるライン数を
keとする。例えばサンプル数が1024の場合keは
400となる。処理するk番目の周波数スペクトラ
ム(ライン)を初期設定でkを0に設定し、また
φ(0)を0とし、φ(−1),C(0)、更にC(−
1)をそれぞれ0に設定する。ステツプS2におい
て隣接する位相データ間の絶対値がほゞπに等し
いかどうか検出し、即ち|φ(k)−φ(k−1)|≒
πをチエツクし、等しくない場合はステツプS3
おいてφ(k)−φ(k−1)がπより大きいか否か
チエツクし、大きい場合はステツプS4においてC
(k)をC(k−1)−2πと設定し、ステツプS3にお
いてπより大きくない場合はステツプS5において
φ(k−1)−φ(k)がπより大きいか否かをチエツ
クし、πより大きい場合はステツプS6でC(k)をC
(k−1)+2πとおき、ステツプS5でπより大き
くない場合はステツプS7でC(k)をC(k−1)と
する。
一方、ステツプS2においてφ(k)−φ(k−1)
の絶対値がπとほゞ等しい場合はステツプS8にお
いて、いわゆるズーム拡大を行うことになり、そ
の時のkつまりライン番号から拡大中心周波数k
を決定し、更に拡大率をPとし、ズームに設定す
る。ステツプS9において試験信号発生器(第1図
中の11)に対して、中心周波数k、ズームであ
ること、振幅V、更に発生する信号の種類、例え
ば多重正弦波、ランダム雑音などを示す試験デー
タを転送し、試験信号発生器11より試験信号を
これらデータに応じて発生させ、その試験信号を
測定対象に与えてFFT解析を行い、ステツプS10
において平均回数mが0の場合は前記ズーム試験
信号に対するFFT解析を行うとステツプS11に移
り、mが0でない場合はm組のデータをサンプル
してm個の各スペクトラムについての平均パワー
を求め、更に位相特性を求めることをステツプ
S12で行う。
ステツプS11においてはk番目とk−1番目と
の間に入つている拡大により得られたl番目のデ
ータφ(l)とl−1番目のデータφ(l−1)との
差の絶対値がπより小さいかどうかがチエツクさ
れる。πより小さい場合はステツプS13において
拡大率Pを+1してステツプS9に戻る。ステツプ
S11においてπより小さい場合はステツプS14にお
いてφ(l)がφ(l−1)より大きいかが判定され、
φ(l)の方が大きい場合はステツプS15に移つてC
(k−1)+2πをC(k)とし、ステツプS14において
φ(l)の方が小さい場合はステツプS16においてC
(k−1)−2πをC(k)とする。
このようにしてあらゆる場合についてのC(k)が
決定され、つまりステツプS4,S6,S7,S15,S16
よりステツプS17に移り、φ(k)+C(k)をθ(k)とし、
つまり展開された位相が得られる。ステツプS18
においてkが+1され、これよりステツプS19
移り、kが最終ライン数keより大きいかどうか
チエツクされ、小さい場合はステツプS2に戻つて
再び次のラインスペクトラムについて同様のこと
が行われ、すべてのラインスペクトラムについて
位相展開を行うと終了する。
尚上述において位相展開表示において不定点が
発生する場合はズームプロセツサ部25,26で
高分解能のスペクトラムを得て判定したが、例え
ばバツフアメモリ23,24の容量を大きくし、
例えば1回の高速フーリエ変換に必要とするデー
タ数が1kワードの場合に16kワードのメモリと
し、その16kワードのデータを取込み、1kワード
の高速フーリエ変換を行い、位相展開で不定の部
分はメモリ23,24中の多くのデータを用いて
分解能を向上した位相特性を得るようにし、いわ
ゆるホールドズーミングを行つてもよい。また測
定対象12に対する入力信号と出力信号との間に
位相差がある場合は、その位相特性は第7図に示
すように伝達関数の位相特性が直線的な変化をし
てしまう。このような場合はその入出力の時系列
の時間遅れ分だけ位相をずらし、つまりバツフア
メモリ23,24のデータの読出しの番地をずら
して位相特性を第7図Bに示すように補正したも
のを得ることによつて正しい群遅延の測定が可能
となり、この場合群遅延は測定された位相差分か
ら得られた群遅延に、補正した時間遅れを加える
ことによつて正しいものが得られる。尚このよう
に位相特性を展開して群遅延を得ることはアナロ
グのスペクトルアナライザにおいては局部発振周
波数による周波数範囲の変化をゆつくり行うこと
によつて表示軸を拡大したことになる。
〈効果〉 以上述べたようにこの発明によれば、FFT解
析によつて群遅延量を測定することができ、短時
間で測定することが可能となり、しかも位相表示
を展開し、その際に生じる不定部分をFFT解析
における周波数分解能を上げることによつて解消
し、これにより正しい群遅延量を測定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は伝達関数の振幅特性と伝達関数の位相
特性を示す図、第2図はこの発明による群遅延測
定装置の一例を示すブロツク図、第3図はその動
作例を示す流れ図、第4図Aは測定した位相周波
数特性を示す図、第4図Bは第4図Aの位相展開
を行つた例を示す図、第5図は位相展開による不
定部分の判定を説明するための図、第6図は位相
展開処理の動作例を示す流れ図、第7図は入出力
間の時間遅れを伴う位相特性と、その補正した位
相特性を示す図である。 11……試験信号発生器、12……測定対象、
17,18……AD変換器、23,24……バツ
フアメモリ、25,26……周波数軸拡大処理
部、35……FFT解析器、36……表示器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 試験信号発生器から試験信号を測定対象物へ
    供給し、その測定対象物の入力信号及び出力信号
    を高速フーリエ変換し、これら高速フーリエ変換
    信号より測定対象物の位相周波数特性を測定する
    手段と、その測定した位相周波数特性の位相の変
    化範囲を展開する位相展開手段と、前記位相周波
    数特性における隣接データの位相差がπの近傍に
    あるとき、その周波数をほゞ中心として周波数軸
    を拡大して高速フーリエ変換を行う手段と、その
    周波数軸を拡大した高速フーリエ変換信号より得
    られた位相特性から前記位相差がπ近傍附近にお
    ける前記位相展開における位相を決定する手段
    と、位相展開された位相特性の差分を算出して群
    遅延を求める手段とを具備する群遅延測定装置。
JP18164483A 1983-09-28 1983-09-28 群遅延測定装置 Granted JPS6071969A (ja)

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JP18164483A JPS6071969A (ja) 1983-09-28 1983-09-28 群遅延測定装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20050251353A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Zoltan Azary System and method for analyzing an electrical network
JP5225994B2 (ja) * 2007-08-15 2013-07-03 株式会社アドバンテスト 測定装置、試験装置および測定方法

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