JPH04260517A - 円形偏平物品の検査装置 - Google Patents

円形偏平物品の検査装置

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JPH04260517A
JPH04260517A JP3020950A JP2095091A JPH04260517A JP H04260517 A JPH04260517 A JP H04260517A JP 3020950 A JP3020950 A JP 3020950A JP 2095091 A JP2095091 A JP 2095091A JP H04260517 A JPH04260517 A JP H04260517A
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Takeshi Masuda
武司 増田
Takahiro Nozaki
野▲崎▼ 隆裕
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錠剤等の円形偏平物品
を検査する検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の製造ラインにおいて、搬送されて
いる製品をイメージセンサ等を撮像素子として用いた撮
像装置により撮像して画像処理することにより、製品の
割れや欠け等の欠陥の有無を検査することが行われてい
る。このような検査を行う場合には、製品の外面全体を
網羅するように検査を行うことが必要である。
【0003】そのため錠剤のような円形偏平物品の製品
検査を行う場合には、例えば、先ず円形偏平物品を横に
向けた状態で、その表側及び裏側から検査し、更に円形
偏平物品を縦に向けて回転させながらその外周側からも
検査する必要がある。
【0004】本明細書において、「円形偏平物品」とは
、錠剤のように外周部の輪郭形状が円形を呈し、該円形
の輪郭の中心軸線方向の厚み寸法が外周部の直径よりも
小さい物品を意味する。
【0005】また本明細書において、「円形偏平物品を
横に向ける」とは、その円形の輪郭の中心軸線を上下方
向に向けた姿勢にすることを意味し、「円形偏平物品を
縦に向ける」とは、その円形の輪郭の中心軸線を横方向
に向けた状態にすることを意味する。円形偏平物品を縦
に向けた状態に保持するためには、該物品を所定の幅の
スロット(貫通孔または切り欠き)内に挿入して倒れな
いようにすることが必要である。
【0006】従来、円形偏平物品を外周側から検査する
装置として、図9ないし図11に示したものが提案され
ている。これらの図において1は搬送装置、2はイメー
ジセンサを撮像素子とした撮像装置、3は搬送装置1に
円形偏平物品を縦にした状態で供給する物品供給装置で
ある。
【0007】搬送装置1は、キャタピラ式のエンドレス
の搬送装置で、互いに平行に配置されて少なくとも一方
が図示しない駆動源により回転駆動されるホイール4,
5と、該ホイール4,5間に搬送方向と直交する方向に
間隔を設けて張設されたベルト6,6と、ベルト6,6
の長さ方向に沿って、相互間に所定の間隔をあけて平行
に並べて橋設された短冊形の多数のキャリア7,7,…
とからなり、各キャリアはその両端がピン8によりベル
ト6,6に取付けられている。各キャリア7には、搬送
方向の後方側に開口したコの字形の切り欠きからなるス
ロット7aが複数個(図示の例では4個)設けられてい
る。スロット7aは、被検査物品としての偏平円形物品
(以下単に物品ともいう。)9を受け入れて該物品を縦
に向けた状態に保持するためのもので、キャリアを厚み
方向に貫通した状態で設けられている。
【0008】ベルト6,6の上部の水平部分の間には、
少なくとも一方が図示しない駆動源により回転駆動され
るプーリ10,11と、該プーリ10,11により駆動
されるベルト12とが配置されている。このベルト12
は、その上部12aがキャリア7,7,…の下方を水平
方向に伸びるように設けられていて、図示の例では、こ
のベルトの上部12aがキャリア7,7,…の搬送方向
と反対の方向に移動するように駆動される。ベルト12
の前後にはそれぞれ固定の底板13及び14が水平に配
置されている。ベルト12及び底板13,14はそれぞ
れの上面がほぼ同一の平面上に位置するように設けられ
ており、底板13,14により、キャリア7の各スロッ
ト7a内に挿入された被検査物品9を受け止め、搬送途
上でベルト12により各スロット内の物品9を回転させ
るようになっている。ベルト12が設けられた領域が回
転駆動領域となっており、ベルト12及びプーリ10,
11により、円形偏平物品を回転駆動する回転駆動装置
15が構成されている。
【0009】尚、図示の例ではベルト12をキャリアの
移動方向と反対の方向に移動させているが、スロット内
の物品9に回転を与えるためには、キャリア7の移動速
度とベルト12の移動速度との間に差を生じさせれば良
いので、摩擦ベルト12をキャリアの移動方向と同方向
に、該キャリアの移動速度よりも高い速度で移動させる
場合もある。
【0010】物品供給装置3は、搬送装置1の搬送方向
の後端部側に設定された物品供給位置Pで、各キャリア
のスロット内に円形偏平物品9を供給する。この物品供
給装置は、例えば斜めに配置されたガイド部材16を所
定個数(図示の例では5個)平行に並べて端部を金具1
7,17により連結することにより、ガイド部材相互間
にキャリアのスロット7a,7a,…にそれぞれ対応す
るガイド溝18,18,…を形成したもので、ガイド部
材16の下方にはプーリ20,21により駆動され、テ
ンションローラ22により所定の張力が付与された搬送
ベルト23が配置されている。
【0011】物品供給装置3の上端部は、横向きの姿勢
で搬送されてきた円形偏平物品9の姿勢を縦向きに変換
する姿勢変換部となっていて、この姿勢変換部で縦向き
にされた物品9が各ガイド溝18内に投入される。ガイ
ド溝18内に投入された物品9は搬送ベルト23により
搬送されて搬送装置1のキャリア7の対応するスロット
に向けて下降していく。ガイド溝18の下端部には図1
2に示したように、物品9を下方に指向させる案内板2
5が取付けられており、ガイド溝18内を下降してきた
物品9はこの案内板25により下方に向きを変えられて
対応するスロット7a内に挿入される。
【0012】図9及び図10には示してないが、物品供
給装置3よりも左側には、円形偏平物品9を横向きにし
た状態でその表面側及び裏面側から撮像して検査を行う
他の検査装置が配置され、この検査装置により表面側及
び裏面側から見える部分が正常であると判定された物品
のみが物品供給装置3の入口に供給される。
【0013】物品供給装置3の入口に横向きの姿勢で供
給された物品9は、その姿勢が縦向きに変換されて各物
品案内溝18内に投入され、搬送装置1の物品供給位置
Pで各キャリア7のスロット7a内に物品9が縦向きの
状態で挿入される。このようにして搬送装置1に供給さ
れた円形偏平物品9は、各キャリア7のスロット7a内
に保持されて図9において右側に搬送される。各物品は
回転駆動領域においてベルト12により回転駆動され、
回転している各物品9がイメージセンサを撮像素子とし
た撮像装置2によりその外部から撮像される。撮像装置
2から得られる画像信号は、予め正常物品を同じように
して撮像して得た画像信号と比較されて、欠陥の有無が
判定される。検査を終了した物品9は搬送装置1から次
の搬送装置に受け渡されるが、その際に不良品が排除さ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の検査装置におい
て、図14(A)に示したように、キャリアの各スロッ
ト7aの幅が狭く、スロット内で円形偏平物品9が正し
い姿勢に保持されていれば、物品9は正しく回転し、該
物品をイメージセンサにより搬送方向と直角な方向に走
査して得た画像は図14(B)に符号9´で示したよう
に矩形状を呈する。この場合各被検査物品を外周側から
見た像を正しくとらえることができるため、検査を正確
に行うことができる。
【0015】これに対し、キャリア7に設けるスロット
7aを広くした場合には、図15(A)〜(C)に示し
たように、回転中に物品9が傾いたり踊ったりするため
、撮像装置2により得られる画像9´は図15(D)の
ように歪む。この場合画像の歪み方は物品毎に一定しな
いため、正確な検査を行うことができない。
【0016】従って、検査の正確性を期するためには、
キャリア7に設けるスロット7aの幅を必要最小限の大
きさに(回転している円形偏平物品に損傷を与えない範
囲でできるだけ狭く)設定する必要がある。ところがス
ロット7aの幅を狭くすると次のような問題が生じる。
【0017】キャリア7に設けるスロットの幅を狭く設
定した場合、図13(A)(B)に示したように、部品
供給装置のガイド溝18内を降下してくる円形偏平物品
9の中心がスロット7aの中心に正しく一致していると
きには、部品9をスロット7aに素早く挿入することが
できる。しかし図13(C)に示したように、ガイド溝
18内を下降してくる物品9の中心Oがスロット7aの
中心O´からずれると物品9がスロット7a内に嵌まり
込む際にスロット7aの角部に当たるため、スロット内
への物品の挿入速度が遅くなる。
【0018】ガイド溝18内を下降してきた物品の中心
とスロット7aの中心とが一致している場合には、物品
9を一定の速度でスロット内に挿入することができるた
め、物品の供給速度(ガイド溝18の下端付近での物品
の下降速度)とキャリア7の移動速度とを整合させるこ
とが容易である。物品の供給速度とキャリアの移動速度
とのマッチングがとれている場合、物品がスロットに挿
入される際の様子はおよそ図12(A)に示す通りであ
り、各キャリアのスロット内に正しく物品9が挿入され
る。
【0019】これに対し、スロット7a内への物品の挿
入速度が物品の供給速度よりも遅くなると、図12(B
)に示したようにガイド溝18の下端で物品9が案内板
25に突き当たって詰まることがあり、一旦物品が詰ま
ってしまうと以後は物品を供給することができなくなる
。このような状態が生じた場合には、ラインを止めて物
品の詰まりを解消する必要があり、処理能率が著しく低
下する。更に、物品が詰まった状態で搬送を継続すると
、図12(C)に示したように、スロット内への挿入が
遅れている物品9に後続のキャリア7の角部が当たって
物品9が割れることとなる。
【0020】上記のように、円形偏平物品を縦に向けた
状態でスロット内に挿入して、該スロット内で物品を回
転させながら検査する装置では、検査の正確を期するた
めにキャリアに設けるスロットの幅を狭くすると物品を
スロット内に挿入しにくくなって、物品が損傷したり、
検査が中断して処理能率が低下したりするという問題が
あった。またキャリアのスロット内への物品の挿入を円
滑に行わせるために、スロットの幅を広く設定した場合
には、物品が回転した際に傾いたり踊ったりするため、
正確な検査を行うことができないという問題があった。
【0021】本発明の目的は、スロット内への物品の供
給を円滑に行わせることができる上に、検査領域におい
ては、スロット内で物品を傾けることなく常にほぼ一定
の姿勢で回転させることができるようにして、処理能率
と検査の正確性の向上とを図った円形偏平物品の検査装
置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、円形偏平物品
を受け入れて該物品を縦に向けた状態に保持するスロッ
トを備えて互いに平行に並べて配置された多数のキャリ
アと、多数のキャリアを平行な状態を保って並設方向に
搬送する搬送機構とを備えたキャタピラ式のエンドレス
の搬送装置と、搬送装置の物品供給位置で各キャリアの
スロット内に円形偏平物品を供給する物品供給装置と、
各キャリアのスロット内に挿入された円形偏平物品を搬
送路の途中に設定された回転駆動領域で回転させる回転
駆動装置とを備えて、回転駆動領域で回転している円形
偏平物品をその外部から検査する円形偏平物品の検査装
置を対象とする。
【0023】本発明においては、各キャリアに、搬送装
置の搬送方向に対して直角な方向にスライドして各スロ
ットの幅寸法を変化させるスロット幅調整用スライダー
を設ける。
【0024】またキャリアの搬送動作に関連させてスロ
ット調整用スライダーをスライドさせるスライダー駆動
機構を設け、該スライダー駆動機構により、物品供給位
置では各キャリアのスロットの幅寸法を円形偏平物品の
受け入れに適した大きさに拡大し、検査領域では各キャ
リアのスロットの幅寸法を円形偏平物品の回転に適した
大きさに縮小するようにスライダーをスライドさせる。
【0025】上記スライダー駆動手段は、スライダーの
一部に当接して該スライダーを搬送方向と直角な方向に
変位させるカム手段により構成できる。
【0026】
【作用】上記のように、キャリアにスロット幅を調整す
るスライダーを設けて、キャリアの搬送動作に関連させ
て該スライダーをスライドさせることにより、部品供給
位置ではスロットの幅を拡大し、スロット内で物品を回
転させる回転駆動領域ではスロットの幅を狭くするよう
にすると、スロット内へ部品を挿入する際に部品の詰ま
りが生じるのを防いで、高速度でスロット内へ物品を挿
入することができるため、処理能率を向上させることが
できる。また回転駆動領域のうち、検査領域では、スロ
ット内で部品を傾けることなく常に正しい姿勢で回転さ
せることができるため、検査を正確に行わせることがで
きる。
【0027】
【実施例】図1ないし図4は、図9ないし図11に示し
た検査装置に本発明を適用した実施例を示したもので、
図1は同実施例で用いる搬送装置のキャリアを示す斜視
図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のスロッ
ト部付近を矢印B方向から見た正面図である。また図4
はスライダーの動作を示す説明図である。
【0028】本発明においては、搬送装置1に設けられ
る各キャリア7がキャリア本体700と、スライダー7
01とにより構成される。キャリア本体700は、図9
の既提案の検査装置で用いられていたキャリアの本体部
分と類似のものであり、搬送方向の後方側に開口した切
り欠き700aを備えている。本発明においては、この
切り欠き700aの幅を従来のキャリアのスロットの幅
よりも広く設定しておく。
【0029】図1において700b,700bはキャリ
アの両端に設けられたピン係入孔で、搬送装置のベルト
6,6に取付けられたピン8,8がこれらのピン係入孔
に係入されて、各キャリア7がベルト6,6に取付けら
れる。
【0030】本実施例で用いるスライダー701は、キ
ャリア本体700の上面に当接する上面板701aと、
該上面板701aの両端から直角に立上がった起立部7
01b,701bと、上面板701aの幅方向の一端か
らキャリアの搬送方向の前方側に位置する側面に添うよ
うに直角に折れ曲った側板部701cと、上面板701
aの幅方向の他端からキャリアの搬送方向の後方側に位
置する側面に添うように折れ曲った側板部701dとを
備えている。
【0031】上面板701aの各切り欠き700aに対
応する位置には、切り欠き700aの幅W1 と同じか
、または該切り欠きの幅よりも僅かに広い程度の幅寸法
W2 を有する切り欠き701eが設けられている。各
切り欠き701eの幅方向の一端には、対応する切り欠
き700aの対向面a1 ,a2 (図3参照)に沿う
ように直角に折れ曲ったスロット幅調整片701f が
設けられ、該調整片701fがスロット700a内に挿
入されている。
【0032】スライダーの両端部付近に位置させて、側
板部701cの下端からキャリア本体の下面側に伸びる
L字形の突出片701g,701gが設けられ、これら
の突出片の先端部g1 ,g1 がキャリア本体700
の裏面に当接されている。また搬送方向の後方側に設け
られたスライダーの側板部701dの下端d1 が、キ
ャリア本体700の裏面に沿うように折り曲げられ、該
側板部の下端d1 がキャリア本体700の裏面に当接
されている。これによりスライダー701がキャリア7
の長手方向にスライド自在に支持されている。スライダ
ー701の移動範囲は、調整片701fと切り欠き70
0aの対向面a1 ,a2 との当接により規制される
【0033】切り欠き700aの対向面の一方a1 と
調整片701fとの間の間隙が円形偏平物品9を実際に
受け入れるためのスロット7aとなる。このスロット7
aの幅Wx は、スライダー701の移動により調整さ
れる。
【0034】搬送装置1には、キャリア7,7,…の搬
送路に沿ってカム手段が設けられ、該カム手段とスライ
ダー701の両端の起立部701b,701bとの協働
により、各キャリアに取付けられたスライダー701が
搬送動作に関連して駆動される。
【0035】このカム手段は、例えば図4に示したよう
に、キャリア7の長手方向の両端付近に配置された対の
ローラ40,40´及び41,41´により構成される
。図4の対のローラ40,40´及び41,41´は、
スライダー701の起立壁701b,701bの外面間
の距離Lに等しい間隔を隔てて対向するように配置され
ている。
【0036】ローラ40,40´は、図9に示した物品
供給位置Pよりも搬送方向の上流側に配置され、キャリ
ア7がこれらのローラ40,40´の位置を通過する際
にローラ40,40´がスライダー701の起立壁70
1b,701bに当接してスロット7aの幅Wx を拡
大するようになっている。
【0037】ローラ41,41´は、物品供給位置より
も搬送方向の下流側で、回転駆動領域の検査領域に相当
する位置に配置されている。スロット幅Wx をΔWだ
け縮小するために、ローラ41,41´はローラ40,
40´に対して、ΔWだけ位置をずらして設けられてい
る。部品供給位置を通過したキャリア7がこれらのロー
ラ41,41´の位置を通過すると、ローラ41,41
´がスライダー701の起立壁701b,701bに当
接して、スライダー701をΔWだけ移動させる。これ
により各スロット幅調整片701fが切り欠き700a
の対向面a1 側にΔWだけ移動してスロット7aの幅
Wx を縮小する。検査装置のその他の構成は既提案の
ものと同様である。
【0038】上記のように構成すると、物品供給位置P
ではキャリア7のスロット7aの幅を拡大しておくこと
ができるため、該スロット7a内への物品9の挿入を容
易に行わせることができる。従ってスロット内への物品
の挿入速度を高めることができ、処理能率を向上させる
ことができる。
【0039】また回転駆動領域の検査領域においては、
キャリア7のスロット7aの幅を必要最小限の大きさま
で縮小することができる。従って、図14(A)に示し
たようにスロット7a内に物品9を正しい姿勢で保持さ
せて回転させることができ、同図(B)に示したように
歪みのない画像を得て正確な検査を行わせることができ
る。
【0040】また、既提案の検査装置では、各キャリア
のスロットの幅を被検査物品の厚み寸法に合わせて厳密
に設定しておく必要があったため、被検査物品の寸法が
異なる場合には、キャリアを交換する必要があったが、
上記実施例のように構成すると、ローラ40,40´及
び41,41´の位置を適宜に調整し得るようにしてお
くことにより、スロット7aの幅を物品の厚みに応じて
適宜に調整できるため、種々の厚み寸法を有する被検査
物品に対してキャリアを共用することができる。
【0041】図5ないし図8は本発明の他の実施例で用
いるキャリアを示したもので、このキャリアは図5に示
したキャリア本体702と、図6に示したスライダー7
03とを、図7及び図8に示したように重ね合わせるこ
とにより構成される。
【0042】この実施例においては、キャリア本体70
2及びスライダー703が共にアルミダイカスト等の鋳
造により形成される。キャリア本体702は、切り欠き
702a,702a,…と、合計4個の取付孔702b
,702b,…と、キャリアの長手方向に伸びる案内溝
702c,702cと、各切り欠きの片側から起立した
起立壁702dと、ピン状突起702e,702eとを
有している。またスライダー703は、キャリア本体の
各切り欠き702aに対応する切り欠き703aと、キ
ャリア本体702の案内溝702cに係入する突起70
3cと、各切り欠き703aの片側から起立した起立壁
703dと、キャリア本体の突起702e,702eを
嵌合させる長孔703e,703eとを備えている。
【0043】キャリア本体702にスライダー703を
重ね合わせた状態では、スライダーの突起703cがキ
ャリア本体702cに嵌合し、キャリア本体の突起70
2eがスライダーの長孔703eに嵌合する。突起70
2eはその先端が長孔703eから外部に突出するよう
になっており、各突起702eの先端にサークリップ等
の抜け止め具704が取付けられる。キャリア本体70
2とスライダー703とを重ねた状態では、キャリア本
体702の起立壁702dがスライダー703の切り欠
き703aに挿入される。またスライダー703の起立
壁703dがキャリア本体702の切り欠き702a内
に挿入され、対応する起立壁702dと703dとの間
に物品を受け入れるためのスロット7aが形成される。 スライダー703は、その長手方向の両端の端面をカム
当接面としてカム手段により駆動され、長孔703eま
たは案内溝702cにより規制された範囲を自在にスラ
イドする。スライダー703の移動によりスロット7a
の幅が調整される。このキャリアは取付孔702b,7
02b…にそれぞれ挿入した取付ピンまたはボルトによ
り搬送装置のベルトに取付けられる。
【0044】上記の実施例では、スライダーを駆動する
カム手段としてローラを用いたが、カム手段はローラに
限られるものではなく、キャリアが移動する過程でスラ
イダーの一部に当接して該スライダーを変位させること
ができるものであればいかなるものでもよい。勿論、キ
ャリア本体及びスライダーに設けた案内溝と突起とを相
互に逆に配設することもできる。
【0045】上記の各実施例において、スロットの幅を
縮小する方向にスライダーを付勢するばね手段を設けて
、部品供給位置でスロットの幅を拡大するときにのみス
ライダーにカム手段を当接させ、キャリアが部品供給位
置を通過した後はスライダーをカム手段から解放してス
ロットの幅を自動的に縮小させるようにすることもでき
る。
【0046】同様に、スロットの幅を拡大する方向にス
ライダーを付勢するばね手段を設けて、回転駆動領域で
スロットの幅を縮小するときにのみスライダーにカム手
段を当接させ、キャリアが回転駆動領域を通過した後は
スライダーをカム手段から解放してスロットの幅を自動
的に拡大するようにすることもできる。
【0047】上記の例では、物品9をスロット7a内に
挿入する際に物品を重力により自然落下させているが、
物品9をスロット7a内に挿入する際に物品に圧縮空気
を吹き付けたり、スロット7a側から物品9を吸引した
りすると、各スロット内への物品の供給をよりいっそう
迅速に行わせることができ、処理能率を向上させること
ができる。
【0048】上記の各実施例では、スロットを構成する
切り欠きが搬送方向の後方側に開口しているが、この切
り欠きを搬送方向の前方側に開口させることもできる。 またスロットを切り欠きにより構成する代りに、搬送方
向に細長い矩形状の貫通孔により形成することもできる
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、キャリ
アにスロット幅を調整するスライダーを設けて、キャリ
アの搬送動作に関連させて該スライダーを搬送方向と直
交する方向にスライドさせることにより、部品供給位置
ではスロットの幅を拡大し、スロット内で物品を回転さ
せる回転駆動領域のうち、検査領域ではスロットの幅を
狭くするようにしたので、スロット内へ部品を挿入する
際に部品の詰まりが生じるのを防いで、高速度でスロッ
ト内への物品の挿入を行わせることができ、処理能率を
向上させることができる利点がある。
【0050】また本発明によれば、スロット内で部品を
傾けることなく常に正しい姿勢で回転させることができ
るため、検査を正確に行わせることができる利点がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いるキャリアの斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB方向矢視図である。
【図4】本発明の実施例で用いるキャリアの動作を説明
する説明図である。
【図5】本発明の他の実施例で用いるキャリアを構成す
るキャリア本体の平面図である。
【図6】同実施例で用いるキャリアを構成するスライダ
ーの平面図である。
【図7】同実施例で用いるキャリアの組立て状態を示す
平面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】本発明が対象とする検査装置の構成例を示す正
面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9の検査装置で用いる搬送装置の要部を示
す斜視図である。
【図12】図9の検査装置で用いる物品供給装置の出口
付近の状態を示すもので、(A)は正常に物品が供給さ
れている状態を示す要部の断面図、(B)は物品供給装
置の出口付近で物品が詰まった状態を示した要部の断面
図、(C)は物品供給装置の出口付近で物品が詰まって
キャリアにより物品が破壊された状態を示す要部の断面
図である。
【図13】(A),(B),(C)は物品供給装置から
キャリアに物品が供給される際の種々の状態を示した説
明図である。
【図14】(A)はキャリアに設けられた適正幅のスロ
ット内に円形偏平物品が挿入された状態を示した要部上
面図、(B)は(A)の状態にある物品を撮像した場合
に得られる画像を示した正面図である。
【図15】(A)ないし(C)はキャリアのスロットの
幅を広くした状態でスロット内で物品を回転させた場合
の物品の動きの一例を示した要部上面図、(D)は(A
)ないし(C)のように物品が動いた場合に撮像装置に
より得られる画像の一例を示した正面図である。
【符号の説明】
1…搬送装置、2…撮像装置、3…物品供給装置、7…
キャリア、7a…スロット、9…円形偏平物品、12…
ベルト、15…回転駆動装置、700…キャリア本体、
700a…切り欠き、701…スライダー、701e…
切り欠き、701f…スロット幅調整片、702…キャ
リア本体、702a…切り欠き、703…スライダー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  円形偏平物品を受け入れて該物品を縦
    に向けた状態に保持するスロットを備えて互いに平行に
    並べて配置された多数のキャリアと、前記多数のキャリ
    アを平行な状態を保って並設方向に搬送する搬送機構と
    を備えた搬送装置と、前記搬送装置の物品供給位置で各
    キャリアのスロット内に円形偏平物品を供給する物品供
    給装置と、各キャリアのスロット内に挿入された円形偏
    平物品を搬送路の途中に設定された回転駆動領域で回転
    させる回転駆動装置とを備え、前記回転駆動領域で回転
    している円形偏平物品を外部から検査する円形偏平物品
    の検査装置において、各キャリアは、前記搬送装置の搬
    送方向に対して直角な方向にスライドして各スロットの
    幅寸法を変化させるスロット幅調整用スライダーを備え
    、前記物品供給位置では各キャリアのスロットの幅寸法
    を円形偏平物品の受け入れに適した大きさに拡大し、前
    記検査領域では各キャリアのスロットの幅寸法を円形偏
    平物品の回転に適した大きさに縮小するように搬送動作
    に関連させて前記スライダーをスライドさせるスライダ
    ー駆動手段を前記搬送装置に設けたことを特徴とする円
    形偏平物品の検査装置。
  2. 【請求項2】  前記スライダー駆動手段は、前記スラ
    イダーの一部に当接して該スライダーを搬送方向と直角
    な方向に変位させるカム手段からなっている請求項1に
    記載の円形偏平物品の検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138429A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Taizo Yamamoto 扁平錠剤の外観検査機
JP2019194557A (ja) * 2017-10-26 2019-11-07 ハインリヒ ゲオルク ゲーエムベーハー マシーネンファブリークHeinrich Georg GmbH Maschinenfabrik 検査システム及び欠陥分析方法

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