JPH0425954Y2 - - Google Patents

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JPH0425954Y2
JPH0425954Y2 JP1986019052U JP1905286U JPH0425954Y2 JP H0425954 Y2 JPH0425954 Y2 JP H0425954Y2 JP 1986019052 U JP1986019052 U JP 1986019052U JP 1905286 U JP1905286 U JP 1905286U JP H0425954 Y2 JPH0425954 Y2 JP H0425954Y2
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film
eyeball
birds
pattern
black
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JPS62130455U (ja
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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は土の表面に被覆して地盤の保温或いは
上昇抑制をして地温を調節する農業用フイルムに
関するもので、特に鳥の害を防止するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
従来の農業用フイルムは地温制御を目的とする
もので、以下の2種のタイプに分類できる。
第1のタイプは地温上昇を目的としたフイルム
で、比較的気温の低い時期に栽培を開始する場
合、及び高緯度寒冷地帯に多く使用される。フイ
ルムとしては透明のポリエチレンフイルムが中心
で、この外に地温はやや低下するが雑草の発生を
抑えるため緑色又は黒色等に着色したポリエチレ
ンフイルム或いは透明な部分と黒色の部分よりな
る畦の肩部の雑草発生を抑制する2色マルチフイ
ルムも市販され使用されている。
第2のタイプは地温の上昇を抑制するのを目的
としたフイルムで比較的気温の高い時期に栽培を
開始する場合や低温性作物を対象に多く使用され
る。フイルムとしては太陽光を反射し、太陽光エ
ネルギーが地面に入射するのを抑えるように設計
された各種の光反射性の主にポリエチレンをベー
スとしたフイルムが市販されている。代表的なフ
イルムを以下に略記する。
アルミ粉末練込みポリエチレンフイルム(シ
ルバーマルチフイルム) アルミ粉末を約2重量%以上含有した、厚み
20〜30μのものが多い。
アルミ蒸着ポリエチレンフイルム(ミラーマ
ルチフイルム) 厚み20μ程度のポリエチレンフイルム表面に
アルミニウムを数百Åのオーダーで真空蒸着し
たもの。高価である。
アルミ箔貼合せポリエチレンフイルム(アル
ミマルチフイルム) アルミ箔とポリエチレンフイルムを貼合せた
フイルムで光反射性の大変優れたもの。高価で
ある。
酸化チタン粉末を練込んだ白色層とカーボン
ブラツク粉末を練込んだ黒色層の白色、黒色2
層からなる厚み20〜30μの積層ポリエチレンフ
イルム(白黒ダブルマルチフイルム) かかる農業用フイルムは植物の発芽期に用いら
れるが、丁度その発芽時には鳥が発芽により盛上
つた地を掘り起こして食べる時期と一致し、鳥害
の防止が望まれている。而して従来はかかる鳥を
追い払うため、目玉を印刷した風船或いは爆音機
等が提案されたが、目玉風船は発芽種子の近くに
置けず、また爆音機は民家に近い所では騒音公害
となり、しかも高価である。
一方、タカ、ワシ、猫等の比較的大型動物や蛇
は鳥特にハト、カラス、ムクドリ、スズメ等の畑
の害鳥にいわゆる天敵としても嫌われ、中でもそ
の鋭い目が恐れられ、ある種のりん翅目蝶類の羽
や、スズメガ等の幼虫の体には鳥に対し防衛する
ためこれら天敵類の目玉の偽目いわゆる眼状紋が
あることが知られている。この特性を利用して、
目玉風船が市販されている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる各種動物の目玉の特性を利用し
て鳥害を防止するため、農業用のフイルムの表面
に動物の目玉の類似図形を印刷しかつ切目を設け
たものである。
〔実施例〕 以下、図面につき本考案を説明すると、第1図
において1は農業用フイルム、2,2……はその
農業用フイルム1に設けた植物の種を植えるため
の孔で、このフイルム1の表面に動物の目玉の類
似の図形3,3……を印刷する。
このフイルム1は第2図示のように畦4の上に
敷き、その両側を土5で押さえる。
目玉の形状は円形、又は円に近い形、及び円又
は円に近いリング形である。またその大きさにつ
いて、目玉の外径Rは1cm以下でも鳥は識別でき
るが早く慣れる。目玉は大きいほど効果があり、
慣れも遅く有効である。従つて外径Rは数cm以上
が良好である。また外径Rは一般的な畦幅や、フ
イルムの印刷の難易から考えて50〜60cm程度が上
限と考えられる。
目玉の数、幅、間隔ともに任意でよい。
一般には目玉の間隔には一定で、1列又は2列
以上の印刷が効果、生産性の点から良好である。
スズメは赤とスミレ色を嫌い、緑色を好むとい
う報告等もあるが、赤、黄、青、紫、黒、白、
銀、金系統等の色から、ベースフイルムの色調を
考慮して保護色にならないように選べばよい。
色を強調するため、蛍光剤や反射剤を適量混合
使用すると良好である。
色は2色以上刷り分けてもよい。
作り方は、一般の印刷法でフイルムに直接印刷
するのが最も経済的で簡単である。
別に目玉模様を印刷したシートを作り、フイル
ムに別工程で貼り合わせてもよく、又畑現場で適
当間隔にフイルムに貼つてもよい。
ベースフイルムとしては市販されている前記し
たような各種フイルムが任意に使用できる。
さらに目玉模様が固定しているほど慣れが早
い。これに対し、第3図示のようにフイルムに切
目6,6……を入れた形状にしているので、この
切目6が風等で微妙に変動し目玉3の模様に動き
を生ずるため、鳥の慣れをかなり防止でき良好で
ある。
〔効果〕
而して本考案の農業用フイルムには動物の目玉
の類似図形が印刷してあるので、植物の発芽期に
おいてそれを餌とする鳥は動く目玉模様を一種の
眼状紋として恐れて接近せず、したがつて種を鳥
から守ることができるものである。
特に、いわゆる眼状紋が、播種した種の近くに
あるのでその効果は目玉風船より優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
その使用状態の説明図、第3図は本考案の他の実
施例の斜視図である。 1は農業用フイルム、2,2……は孔、3,3
……は動物の目玉の類似図形、6……切目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に動物の目玉の類似図形を印刷しかつ風を
    受ける切目を設けて目玉の図形が動くようにした
    ことを特徴とする農業用フイルム。
JP1986019052U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH0425954Y2 (ja)

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JP1986019052U JPH0425954Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JP1986019052U JPH0425954Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JPS62130455U JPS62130455U (ja) 1987-08-18
JPH0425954Y2 true JPH0425954Y2 (ja) 1992-06-23

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5545757B2 (ja) * 1975-08-06 1980-11-19
JPS6055377B2 (ja) * 1982-04-19 1985-12-04 武内プレス工業株式会社 逆止弁を有する押出しチュ−ブの製造方法

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5545757U (ja) * 1978-09-19 1980-03-25
JPS6055377U (ja) * 1983-09-21 1985-04-18 株式会社 スワン 果物、その他の農作物の栽培に用いる虫、鳥等の防除袋

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JPS62130455U (ja) 1987-08-18

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