JPH04258550A

JPH04258550A - 免震装置

Info

Publication number: JPH04258550A
Application number: JP3944291A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Kamei; 俊明亀井; Takeji Shizume; 鎮目　武治; Riyuuichi Isonami; 磯浪　隆一; Kenichi Yano; 箭野　憲一
Original assignee: Kajima Corp; Kayaba Industry Co Ltd
Current assignee: Kajima Corp; KYB Corp
Priority date: 1991-02-08
Filing date: 1991-02-08
Publication date: 1992-09-14
Anticipated expiration: 2013-08-27
Also published as: JP2791718B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、床免震用のエアー式
アイソレータとして、レベリング機構、ダンピング機構
を一体化し、コンパクト化した免震装置の提供を目的に
している。

【０００２】

【従来の技術】従来の免震装置は、図５〜６に図示した
ように、免震台ｉの下部に免震装置ｍが取付けてあり、
該免震装置ｍは、ベースプレートｇ上に、ボールｈを有
するボール・アイソレータｆを介して下板ｂを配設し、
該下板ｂと上板ａとは、空気ばねｃと該空気ばねｃの外
側に配設され、アウターチューブｄとインナーチューブ
ｅから形成された、軸方向に伸縮可能なガイドパイプｄ
１で連結している。

【０００３】また、上板ａには、空気ばねｃの空気室に
連通する空気圧供給口ａ１を設けて、空気ばねの高さを
調整している。

【０００４】そして、床用免震装置、機器用免震装置の
支承部及び空気ばね式三次元免震用として使用され、水
平地震に対しては、ボールとベースプレートの傾斜で免
震を行い、上下動地震に対しては、空気ばねで免震を行
っている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技
術では、１）空気ばねの外周側にガイドパイプを設けて
、空気ばねのロッキングを防止し、自立させているため
、ガイドパイプの嵌合比Ｄ／Ｌが大きくなる。従って、
ガイドパイプの外径が大きくなり、機器自体の重量も増
すという問題点がある。２）また、ショツクアブソーバ
、レベリングバルブ、リミットスイッチ等の付属機能品
が取付け難いという問題点がある。

【０００６】そこで、本発明は、上記従来の技術の問題
点に鑑み案出されたもので、免震装置のコンパクト化、
軽量化を可能にする免震装置の提供を目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における免震装置においては、ベースプレー
ト上に、ボール・アイソレータを介して下板を配設し、
該下板上に、空気ばねと軸方向に伸縮可能なガイドパイ
プを用いて上板を連結した免震装置において、上板と下
板間とは、空気ばね及びショツクアブソーバで連結し、
上板とボール・アイソレータ間は、前記該空気ばねの内
側に配置された、軸方向に伸縮可能なガイドパイプで連
結し、上板には、レバーを介し、下板に連結されたター
ンバックルに連動するレベリングバルブを取付けると共
に、空気ばねの高さの異常を検知するリミットスイッチ
を設置した構成にされている。

【０００８】

【作用】上下動地震に対しては、空気ばねがガイドパイ
プでガイドされて伸縮する。この時、ショツクアブソー
バの減衰作用が働き、空気ばねの共振を防止する。

【０００９】また、上板に取付けられているレベリング
バルブは、ターンバックルとレバーを介して弁軸を揺動
回転させる。そして、レベリングバルブは、時間遅れ機
能を有しているため、地震の周波数では、弁を開かず（
給気、排気はしない。）密閉している。他方、床積載物
のレイアウト変更や、荷重の増減により、荷重が静的に
変化すると空気ばねが変位し、レベリングバルブは弁軸
を回転して、レバーが水平になる迄、給気又は排気を行
い、規定の高さに空気ばねを保つ。なお、リミットスイ
ッチは、空気ばねの高さの異常を検知し、別に手段を用
いて警告を出すようにしている。

【００１０】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１〜図４において、本考案は、ベースプレート３上に、
ボール・アイソレータ９を介して下板２を配設し、該下
板２上に、空気ばね４と軸方向に伸縮可能なガイドパイ
プ５を用いて上板１を連結した免震装置に係るものであ
る。

【００１１】上板１と下板２間は、空気室４１を有する
空気ばね４をボルト４２止めして連結すると共に、該空
気ばね４の外周側には、ブラケット６１を介してショツ
クアブソーバ６で連結されている。

【００１２】また、上板１とボール・アイソレータ９間
は、前記空気ばね４の内側に配置され、軸方向に伸縮可
能なガイドパイプ５で連結されている。

【００１３】このガイドパイプ５は、内側は空気室５３
に形成され、アウタチューブ５１とインナチューブ５２
の組合せからなり、上下伸縮可能に形成され、アウタチ
ューブ５１には、空気ばね４の空気室４１に連通する空
気室同通穴４３を所定位置に設け、該アウタチューブ５
１の上端は上板１　　にほぼ垂直方向に取付けられてい
る。

【００１４】また、インナチューブ５２は、摺動部５５
を介してアウタチューブ５１の内側に配置され、下端に
はボール・アイソレータ９が取付けられている。

【００１５】さらに、インナチューブ５２の下端には、
水平板５６を取付け、該水平板５６は、ボルト３１を介
して一定高さにベースプレート３上に連結されている。また、上板１には、空気室４１に連通する通路１１が設
けられ、該通路１１には、空気供給口７１を有し、自動
高さ調整弁を備えたレベリングバルブ７が取付けられて
いる。このレベリングバルブ７は、時間遅れ機能を有し
、地震の周波数では、弁を開かず、すなわち、給気、排
気はしないで密閉している。

【００１６】前記レベリングバルブ７は、床積載物のレ
イアウト変更や、荷重の増減により、荷重が静的に変化
して空気ばね４が変位すると、弁軸を回転させて、レバ
ー７２が水平になる迄、給気又は排気を行い、規定の高
さに空気ばね４を保つように形成されている。

【００１７】ターンバックル８は、下端部に排気弁８１
を備え、該ターンバックル８の下端は下板２に揺動自在
に連結され、上端はレバー７２を介してレベリングバル
ブ７に連結されている。

【００１８】また、上板１には、ドッグ１０ａが取付け
られ、該ドッグ１０ａには、空気ばね４の高さの異常を
検知するリミットスイッチ１０が設置されている。

【００１９】図３及び図４は、免震装置の別の実施例を
示したもので、図３ではショツクアブソーバ６を１箇所
に２個組み付けるとし、図４では空気ばね４を二重に設
けるとしたものである。

【００２０】

【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。

【００２１】ガイドパイプを空気ばねの内側に配置した
ため、ガイドパイプの嵌合比Ｄ／Ｌが小さくなり、全体
としてコンパクト化が実現でき、さらに、全体の重量を
軽減できる。

【００２２】また、倒れ変位を微小にして、摺動性を向
上させ、かつガイドパイプのインナチューブ内に、走行
部を組み込んで全体高さを低くできる。従って、特に大
型機種の場合程、効果は大きくなる。

【００２３】また、レベリングバルブ、空気ばね、ショ
ックアブソーバ、リミットスイッチ等を一体化したため
、施工性が容易となり、全体高さを低く統一できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本装置の一部断面図である。

【図２】本装置の平面図である。

【図３】本装置の別実施例の平面図である。

【図４】本装置の別実施例の一部断面図である。

【図５】従来例の免震装置の正面図である。

【図６】従来例の免震装置を取付けた免震台の斜視図で
ある。

【符合の説明】１　　上板２　　下板３　　ベースプレート４　　空気ばね５　　ガイドパイプ６　　ショツクアブソーバ７　　レベリングバルブ７２　　レバー８　　ターンバックル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ベースプレート上に、ボール・アイソレー
タを介して下板を配設し、該下板上に、空気ばねと軸方
向に伸縮可能なガイドパイプを用いて上板を連結した免
震装置において、上板と下板間とは、空気ばね及びショ
ツクアブソーバで連結し、上板とボール・アイソレータ
間は、前記該空気ばねの内側に配置された、軸方向に伸
縮可能なガイドパイプで連結し、上板には、レバーを介
し、下板に連結されたターンバックルに連動するレベリ
ングバルブを取付けると共に、空気ばねの高さの異常を
検知するリミットスイッチを設置して成る免震装置。