JPH04258359A - 加圧鋳造装置 - Google Patents

加圧鋳造装置

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Publication number
JPH04258359A
JPH04258359A JP2021791A JP2021791A JPH04258359A JP H04258359 A JPH04258359 A JP H04258359A JP 2021791 A JP2021791 A JP 2021791A JP 2021791 A JP2021791 A JP 2021791A JP H04258359 A JPH04258359 A JP H04258359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
slide
molten metal
guide surfaces
casting
Prior art date
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Pending
Application number
JP2021791A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Fujita
順一 藤田
Yutaka Tomono
友野 裕
Yuzuru Kobayashi
小林 讓
Seiichi Kotake
小竹 誠一
Ryuichi Hotta
堀田 隆一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp, Osaka Gas Co Ltd filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2021791A priority Critical patent/JPH04258359A/ja
Publication of JPH04258359A publication Critical patent/JPH04258359A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般の金属材料や、炭
素繊維やアルミナ繊維などの強化長繊維を内在させた複
合金属材の成形に利用できる加圧鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の加圧鋳造装置は、図6に示すよう
に、湯溜部31に湯道32を介して鋳型部33を形成し
、湯溜部31をピストン34で加圧して溶湯35を湯道
32から鋳型部33に注入し、製品を加圧成形するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の加圧鋳
造装置は、鋳型部33への加圧効果が小さいため、脱気
泡や組織の微細化が不十分となり、とくに棒状の製品で
は端部の均質化が図れなかった。また、強化長繊維を内
在させた複合金属材(以下、FRMと称する)の製造方
法においても、加圧鋳造方法は注目されており、例えば
棒状製品を製造する際に、繊維の直線性を維持するもの
や繊維への母材の含浸性を高めるもの等は提案されてい
るが、装置が大型でかつ複雑になる。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、簡単な
構造で棒状の製品であっても均質なものが得られ、FR
Mの製造にも利用可能な加圧鋳造装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の加圧鋳造装置は、段部状の下鋳型部を挟ん
で上下両側に互いに平行に傾斜するガイド面が形成され
た固定金型を設け、この固定金型のガイド面上に配置さ
れるスライド金型に、前記下鋳型部に対向して段部状の
上鋳型部を形成するとともに、この上鋳型部を挟んで上
下両側に前記ガイド面と同一角度に傾斜し両ガイド面に
それぞれスライド自在に支持されるスライド面を形成し
、前記固定金型およびスライド金型の両側部に上下鋳型
部間の鋳型空間部の端部を閉止する閉止側板を設け、前
記鋳型空間部に溶湯を供給遮断可能な湯道を形成したも
のである。
【0006】
【作用】上記構成において、固定金型のガイド面上部に
スライド金型を配置し、湯道から鋳型空間部に溶湯を供
給してスライド金型を自重により下降させ、鋳型空間部
を圧縮して溶湯を加圧し鋳造成形する。したがって、溶
湯を加圧するのにスライド金型の自重を利用するので、
加圧装置を省略あるいは小型化することができる。しか
も、上鋳型部を直接駆動するので棒状の製品であっても
、端部まで均一な圧力をかけることができ、均質な製品
を鋳造成形することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。この加圧鋳造装置は、アルミニウム合金
を母材としてセラミック系強化繊維を複合化した例えば
直径20mm、長さ300mm程度のFRM丸棒を製造
するものである。図1乃至図3に示すように、この加圧
鋳造装置は固定金型1と、固定金型1上にスライド自在
に配置されるスライド金型2と、両金型1,2の両側部
に配置される閉止側板3,3と、スライド金型2に設け
られる湯受具4と、スライド金型2をワイヤロープ5を
介して持ち上げるための金型用ウインチ装置(図示せず
)と、必要に応じてスライド金型2を滑りローラー6A
および作動ロッド6Bを介して下方に押し下げるハンド
プレス装置(図示せず)とで構成されている。
【0008】前記固定金型1は、図1,図2に示すよう
に、上面に傾斜面が位置する横置きの三角柱状で、傾斜
面の中央部に段部状でかつ上向き凹状の半円形断面の下
鋳型部7が幅方向に形成され、下鋳型部7の上下両側が
互いに平行な上部ガイド面8Aおよび下部ガイド面8B
に形成されている。このガイド面8A,8Bの傾斜角α
は35°〜80°の範囲に設定され、図示したものでは
45°に形成されている。この傾斜角αが35°未満で
あれば、スライド金型2の自重によるスライドが円滑に
行えず、適正な加圧力が得られないためであり、また8
0°を越えると固定金型1とスライド金型2の密着度が
低下するためである。
【0009】前記スライド金型2は、下面に傾斜面が位
置する横向きの三角柱状で固定金型1より前後長さが小
さく形成され、傾斜面の中央上部に前記下部鋳型部7に
対向する段部凹状でかつ下向きの半円形断面の上鋳型部
9が幅方向に形成される。そして、上鋳型部9の上下両
側には前記ガイド面8A,8Bに平行な上部スライド面
10Aおよび下部ガイド面10Bが形成され,スライド
金型2はこれら上部スライド面10Aおよび下部ガイド
面10Bが固定金型1の上部ガイド面8Aおよび下部ガ
イド面8Bにそれぞれスライド自在に案内支持される。
【0010】前記湯受具4は、図4に示すようにスライ
ド金型2の正面中央下部に取り付けられており、湯受具
4の出口が、スライド金型2に水平方向に貫通されて下
部スライド面10Bに開口する湯道11に接続されてい
る。この湯道11は貫通孔内にガラスウール等からなる
スリーブ12が内嵌されて溶湯の保温と抜き出しを容易
にするように構成されている。
【0011】固定金型1およびスライド金型2の両側部
には、蟻溝状のスライド溝13A,13Bが傾斜面に沿
い両金型1,2にわたって形成され、これらスライド溝
13A,13Bの底面に両ガイド面8A,8Bおよびス
ライド面10A,10Bと上下鋳型部9、7の側端部が
臨んで形成されている。そして、これらスライド溝13
A,13Bには上下鋳型部9、7により形成される鋳型
空間部14からの湯漏れを防ぐ閉止側板3,3がそれぞ
れスライド自在に嵌合配置される。この閉止側板3,3
は台形状断面で上端部近傍が固定ボルト15によりスラ
イド金型2に固定され、上部鋳型部9の対応位置外面に
強化繊維プリフォーム体16を緊張させて固定する繊維
保持具17がそれぞれ設けられる。
【0012】前記繊維保持具17は、図5に示すように
、閉止側板3に強化繊維プリフォーム体16の挿通孔1
8が形成され、この挿通孔18の外側に形成された雌ね
じ孔19に緊張用ボルト20が螺着される。この緊張用
ボルト20の軸心部には強化繊維プリフォーム体16の
透し孔20aが形成されるとともに、ねじ部20bにボ
ルト固定ナット21が装着されており、強化繊維プリフ
ォーム体16は挿通孔18および透し孔20aを介して
外部に導き出された後、両端部を緊張用ボルト20に取
り付けた固定具22に固定されている。したがって、ボ
ルト固定ナット21が緩んだ状態で緊張用ボルト20を
回して強化繊維プリフォーム体16を適度に緊張させ、
ボルト固定ナット21を締め付けることにより、強化繊
維プリフォーム体16を鋳型空間部14内で適度に緊張
させて保持することができる。
【0013】次にこの加圧鋳造装置によるアルミニウム
合金を母材にしたFRM丸棒の製造方法を説明する。 (1)固定金型1およびスライド金型2を250℃〜3
00℃に予熱し、図1に示すように、スライド金型2を
金型用ウインチ装置により持ち上げて固定金型1の上部
に配置するとともに、閉止側板3,3をスライド溝13
A,13Bにそれぞれ装着し、強化繊維プリフォーム体
16を繊維保持具17に取り付けて張力を与え直線性を
保つようにセットする。
【0014】(2)アルミニウム合金を700℃〜78
0℃に加熱、溶融させた溶湯を湯受具4に入れ、湯道1
1を介して上下鋳型部9,7間の鋳型空間部14内に所
定レベルまで注入する。
【0015】(3)金型用ウインチ装置によりワイヤロ
ープ5をゆっくりと緩め、スライド金型2を自重により
下方にスライドさせて上鋳型部9を下降させる。これに
より、鋳型空間部14内の空気は固定金型1およびスラ
イド金型2ならびに閉止側板3,3の隙間より排出され
るとともに、強化繊維プリフォーム体16が溶湯に没入
され、さらに湯道11の開口部が固定金型1の下部ガイ
ド面8Bに閉止されて溶湯が加圧され、溶湯が強化繊維
プリフォーム体16に含浸する。
【0016】(4)スライド金型2がさらに下降される
と、溶湯が固定金型1およびスライド金型2ならびに閉
止側板3,3の隙間、詳しくはガイド面8A,8Bおよ
びスライド面10A,10Bの隙間と、スライド溝13
A,13Bおよび閉止側板3,3の隙間から溶湯が僅か
に漏れ出しバリとなる。この漏れ出し等により、スライ
ド金型2の下降が妨げられて適正な圧力(10Kg/c
m2 〜30Kg/cm2 )が得られない場合には、
ハンドプレスにより作動ロッド6を介して加圧する。な
お、充分な加圧力が得られる場合にはハンドプレスを使
用する必要はない。
【0017】(5)実際にはスライド金型2は図2に示
すより少し上位で停止して溶湯が凝固し、鋳造品は幾分
長円形状の断面となり、また強化繊維プリフォーム体1
6が偏在することがあるが、仕上げ加工により良好な製
品を得ることができる。なお、この様に製造された製品
は、内燃機関のコネクションロッドやピストンロッド、
ロボットのアーム等に利用される。
【0018】上記実施例の加圧鋳造装置によれば、(a
)簡易形状の2つの金型1,2の組み合わせで、FRM
鋳造品を製造することができる。(b)スライド金型2
の自重を加圧力に利用するので、加圧装置が不要かある
いは小さい容量の加圧装置(ハンドプレスなど)ですむ
。(c)固定金型1およびスライド金型2の治具以外に
骨組みを必要とする据え付け部材は不要で全体をコンパ
クトにでき、設備コストを低減できる。(d)スライド
金型2により鋳型空間部14を全体にわたって直接加圧
するので、端部でも強化繊維プリフォーム体16への含
浸性の優れた均質な鋳造品を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、固
定金型のガイド面上部にスライド金型を配置し、湯道か
ら鋳型空間部に溶湯を供給してスライド金型を自重によ
り下降させることにより、鋳型空間部を圧縮して溶湯を
加圧し鋳造成形することができる。溶湯を加圧するのに
スライド金型の自重を利用するので、加圧装置を省略あ
るいは小型化することができ、しかもスライド金型によ
り上鋳型部を直接駆動して鋳型空間部を全体にわたって
加圧するので、長尺状の製品であっても端部まで均一な
圧力を付加することができ、均質な製品を鋳造成形する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧鋳造装置の一実施例を示す金型の
中央縦断面図である。
【図2】同スライド金型の鋳造状態を示す中央縦断面図
である。
【図3】同装置の分解斜視図である。
【図4】同装置の正面図である。
【図5】同鋳型空間部の横断面図である。
【図6】従来の加圧鋳造装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1    固定金型 2    スライド金型 3    閉止側板 4    湯受具 5    ワイヤロープ 6B    作動ロッド 7    下鋳型部 8A    上部ガイド面 8B    下部ガイド面 9    上鋳型部 10A   上部スライド面 10B   下部スライド面 11    湯道 13A,13B     スライド溝 14    鋳型空間部 16    強化繊維プリフォーム体 17    繊維保持具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  段部状の下鋳型部を挟んで上下両側に
    互いに平行に傾斜するガイド面が形成された固定金型を
    設け、この固定金型のガイド面上に配置されるスライド
    金型に、前記下鋳型部に対向して段部状の上鋳型部を形
    成するとともに、この上鋳型部を挟んで上下両側に前記
    ガイド面と同一角度に傾斜し両ガイド面にそれぞれスラ
    イド自在に支持されるスライド面を形成し、前記固定金
    型およびスライド金型の両側部に上下鋳型部間の鋳型空
    間部の端部を閉止する閉止側板を設け、前記鋳型空間部
    に溶湯を供給遮断可能な湯道を形成したことを特徴とす
    る加圧鋳造装置。
JP2021791A 1991-02-14 1991-02-14 加圧鋳造装置 Pending JPH04258359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021791A JPH04258359A (ja) 1991-02-14 1991-02-14 加圧鋳造装置

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JP2021791A Pending JPH04258359A (ja) 1991-02-14 1991-02-14 加圧鋳造装置

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JP (1) JPH04258359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10507088B2 (en) 2014-08-15 2019-12-17 Align Technology, Inc. Imaging apparatus with simplified optical design

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10507088B2 (en) 2014-08-15 2019-12-17 Align Technology, Inc. Imaging apparatus with simplified optical design

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