JPH04258338A - L形断面部材の塑性加工方法 - Google Patents

L形断面部材の塑性加工方法

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JPH04258338A
JPH04258338A JP1883091A JP1883091A JPH04258338A JP H04258338 A JPH04258338 A JP H04258338A JP 1883091 A JP1883091 A JP 1883091A JP 1883091 A JP1883091 A JP 1883091A JP H04258338 A JPH04258338 A JP H04258338A
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隆昭 井村
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一登 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L形断面部材の塑性加
工方法に係わり、特に、縦壁部の肉厚が底部の肉厚より
大きいL形断面部材を塑性加工により形成するためのL
形断面部材の塑性加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、縦壁部の肉厚が底部の肉厚より大
きいL形断面部材を塑性加工により形成する方法として
は、例えば、図15あるいは図16に示すようなものが
知られている。すなわち、図15の方法では、先ず、(
a)に示すように、パンチ11とダイ13により、板状
素材が曲げ成形され、底部15と縦壁部17とがほぼ同
様の肉厚を有する中間素材19が形成され、この後、(
b)および(c)に示すように、この中間素材19を、
ダイ21内において、パンチ23とカウンターパンチ2
5により据え込み成形することにより、底部15の肉厚
を減少し、縦壁部27の肉厚が底部29の肉厚より大き
いL形断面部材31が形成される。
【0003】また、図16の方法では、先ず、(a)に
示すように、パンチ11とダイ13により、板状素材が
曲げ成形され、底部15と縦壁部17とがほぼ同様の肉
厚を有する中間素材19が形成され、この後、(b)お
よび(c)に示すように、この中間素材19の縦壁部1
7を、パンチ33により据え込み成形し、縦壁部17の
肉厚を増大することにより、縦壁部27の肉厚が底部2
9の肉厚より大きいL形断面部材35が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示した、底部15の肉厚を減少させるL形断面部材の
塑性加工方法では、底部15の肉厚が薄くなるに従い、
素材の流れにより、底部15と縦壁部17とのコーナー
部Aが浮き上がり、ひけ等の欠陥が生じ、また、(a)
の曲げ加工において、肉厚の比較的大きい板状素材を曲
げる必要があるため、曲げ加工時に、コーナー部Bに割
れ等の欠陥が生じ易いという問題があった。
【0005】一方、図16に示した、据え込み成形によ
り、縦壁部17の肉厚を増大させるL形断面部材の塑性
加工方法では、縦壁部17の肉厚の増加量が大きい時、
あるいは、据え込み成形前の縦壁部17の高さが高い時
には、座屈が発生し、縦壁部27の内壁または外壁に皺
が寄る欠陥が発生するため、極めて少ない肉厚増加率で
、縦壁部27の高さが低いL形断面部材にしか採用でき
ないという問題があった。
【0006】また、縦壁部17を圧縮すると、底部15
に素材が流動しようとするため、これを防止するために
は、かなり強い拘束力で、底部15を拘束する等の対策
が必要であった。なお、上述した以外のL形断面部材の
塑性加工方法としては、側方押し出しにより、L形断面
部材を形成する方法が知られているが、この方法では、
素材を拘束した状態での成形となるため、加工荷重が高
く、金型に作用する応力が大きくなり、金型寿命が短く
、また、金型構造が複雑であり、さらに、側方に押し出
す部分の肉厚が薄いほど断面減少率が大きくなるため、
成形可能な肉厚の比に限度があるという問題があった。
【0007】本発明は、上記のような問題を解決したも
ので、縦壁部の肉厚が底部の肉厚より大きいL形断面部
材を、容易,確実に形成することのできるL形断面部材
の塑性加工方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のL形断面部材
の塑性加工方法は、対向配置され成形部寸法の異なる第
1押圧工具と第2押圧工具とを使用して、板状素材を、
板状素材の端部を残して底部となる部分を据え込み成形
し、端部の肉厚を底部の肉厚より大とするとともに、前
記第1押圧工具と第2押圧工具の成形部の面積の違いに
より板状素材の端部を立ち上げる予備成形を行う据え込
み工程と、この据え込み工程により得られた中間素材の
立ち上げ部を、1ないし数工程の曲げ加工を含む成形を
することにより、板状素材の端部により形成される縦壁
部の肉厚が、底部の肉厚よりも大きいL形断面部材を得
る成形工程とを有するものである。
【0009】請求項2のL形断面部材の塑性加工方法は
、対向配置され成形部寸法の異なる第1押圧工具と第2
押圧工具とを使用して、板状素材を、板状素材の端部を
残して底部となる部分を据え込み成形し、端部の肉厚を
底部の肉厚より大とするとともに、前記第1押圧工具と
第2押圧工具の成形部の面積の違いにより板状素材の端
部を立ち上げる予備成形を行う据え込み工程と、この据
え込み工程により得られた中間素材の立ち上げ部をサイ
ジングにより成形することにより、板状素材の端部によ
り形成される縦壁部の肉厚が、底部の肉厚よりも大きい
L形断面部材を得る成形工程とを有するものである。
【0010】請求項3のL形断面部材の塑性加工方法は
、請求項1または2におけるL形断面部材の塑性加工方
法における据え込み工程において、板状素材の端部の外
方向への伸びを抑制する段部を形成した押圧工具を使用
し、板状素材の端部の予備成形による立ち上げを大きく
するものである。
【0011】
【作用】請求項1のL形断面部材の塑性加工方法では、
据え込み工程により、板状素材の端部を残して、底部と
なる部分が据え込み成形され、端部の肉厚が底部の肉厚
より大とされ、同時に、第1押圧工具と第2押圧工具の
成形部の面積の違いにより板状素材の端部を立ち上げる
予備成形が行われ、この後の成形工程において、板状素
材の端部により形成される縦壁部の肉厚が、底部の肉厚
よりも大きいL形断面部材が成形される。
【0012】請求項2のL形断面部材の塑性加工方法で
は、据え込み工程により得られた中間素材の立ち上げ部
がサイジングにより成形され、板状素材の端部により形
成される縦壁部の肉厚が、底部の肉厚よりも大きいL形
断面部材が加工される。請求項3のL形断面部材の塑性
加工方法では、据え込み工程において、板状素材の端部
の外方向への伸びを抑制する段部を形成した押圧工具が
使用され、板状素材の端部の予備成形による立ち上げが
大きくされる。
【0013】
【実施例】以下、本発明方法の詳細を図面を用いて実施
例について説明する。本発明のL形断面部材の塑性加工
方法の一実施例では、先ず、図1に示すようにして据え
込み工程が行われる。すなわち、先ず、図1の(a)に
示すように、対向配置される第1押圧工具37と第2押
圧工具39との間に、板状素材41が配置される。
【0014】なお、この実施例では、第1押圧工具37
および第2押圧工具39は、パンチからなり、上側に配
置される第1押圧工具37の成形部寸法が、下側に配置
される第2押圧工具39の成形部寸法より大とされてい
る。この後、第1押圧工具37を第2押圧工具39側に
移動し、第1押圧工具37を板状素材41に押圧するこ
とにより、図1の(b)に示すように、板状素材41の
端部43を残して底部45となる部分が据え込み成形さ
れ、これにより、板状素材41の底部45の肉厚のみが
、肉厚t1 からt2 に減少され、端部47の肉厚が
底部45の肉厚より大とされる。
【0015】そして、この時同時に、第1押圧工具37
と第2押圧工具39の成形部の面積の違いにより板状素
材41の端部43が第1押圧工具37側に高さH立ち上
げられ、予備成形が行われる。すなわち、板状素材41
における第1押圧工具37側の受圧部L1 に対して、
第2押圧工具39側の受圧部L2 が大きくなり、第2
押圧工具39側の素材流動速度が第1押圧工具45側の
素材流動速度より大きくなり、据え込みにより端部43
方向に排除された素材は、斜め上方へと流動し、また、
受圧部L1 ,L2 の終端位置P1 ,P2 の違い
により板状素材41は、P1 とP2 のラインで曲げ
変形を受け、端部43が立ち上がり、端部47と底部4
5に肉厚差が形成されると同時に、予備成形が行われる
【0016】この後、この据え込み工程により得られた
中間素材49が、図2の(a)に示すように、ダイ51
のカウンターパンチ53とパンチ55との間に配置され
、パンチ55を下方に向けて移動することにより、中間
素材49の端部47が、ダイ51のテーパ部57により
内側に向けて折曲され、この後、(b)に示すように、
端部47がパンチ55とダイ51との間の間隙寸法に成
形され、縦壁部59の肉厚が、底部61の肉厚よりも大
きい中間素材63が曲げ成形される。
【0017】この後、この曲げ成形により得られた中間
素材63が、図3の(a)に示すように、パンチ65と
パンチ67との間に配置され、パンチ65を下方に向け
て移動することにより、中間素材63の端部59が、パ
ンチ65に形成される凹部69に挿入され、さらに、パ
ンチ65を下降することにより、(b)に示すように、
端部59が、凹部69の間隙寸法t3 に成形され、縦
壁部75の肉厚t3 が、底部71の肉厚t4 よりも
大きいL形断面部材73がサイジング成形される。
【0018】しかして、以上述べたL形断面部材の塑性
加工方法では、対向配置され成形部寸法の異なる第1押
圧工具37と第2押圧工具39とを使用して、板状素材
41を、板状素材41の端部43を残して底部45とな
る部分を据え込み成形し、端部47の肉厚を底部45の
肉厚より大とするとともに、第1押圧工具37と第2押
圧工具39の成形部の面積の違いにより板状素材41の
端部47を立ち上げる予備成形を行う据え込み工程と、
この据え込み工程により得られた中間素材49の立ち上
げ部(端部47)を、曲げ加工を含む成形をすることに
より、板状素材41の端部43により形成される縦壁部
75の肉厚が、底部71の肉厚よりも大きいL形断面部
材73を得る成形工程とにより、L形断面部材73を塑
性加工するようにしたので、縦壁部75の肉厚が底部7
1の肉厚より大きいL形断面部材73を、容易,確実に
形成することが可能となる。
【0019】すなわち、以上述べたL形断面部材の塑性
加工方法では、第1押圧工具37と第2押圧工具39と
を使用して、板状素材41を据え込み成形して、底部4
5と端部47との肉厚差を形成するようにしたので、非
常に容易に縦壁部75の肉厚が底部71の肉厚より大き
いL形断面部材73を形成することができる。また、据
え込み工程において、端部47を立ち上げる予備成形が
行われるため、次工程の曲げ成形が非常に容易となり、
図2の(b)に示すコーナー部77の割れ等の発生の虞
れを低減することができる。
【0020】なお、据え込み工程において、据え込み率
を大きくすることにより、素材流動速度差および曲げ変
形量が大きくなるため、端部59の立ち上がりを大きく
することができる。さらに、この実施例では、図1の(
b)に示したように、板状素材41の側面を拘束するこ
となく、据え込み成形を行うようにしたので、押し出し
成形により成形する場合に比較して、パンチ37の面圧
および荷重が極めて少なくなる。
【0021】図4は、本発明のL形断面部材の塑性加工
方法の他の実施例を示すもので、このL形断面部材の塑
性加工方法では、図2に示した曲げ成形および図3に示
したサイジング成形が一工程で行われる。すなわち、こ
の実施例では、図4の(a)に示すように、パンチ79
とカウンターパンチ81との間に、中間素材49が配置
され、この後、(b)に示すように、パンチ79を下降
することにより、パンチ79とダイ83との間隙85に
より中間素材49の端部47が曲げ成形され、この後、
(c)に示すように、パンチ87によりサイジング成形
が行われる。
【0022】なお、図4において符号89,91は、そ
れぞれスプリングからなる付勢部材を示している。図5
および図6は、本発明のL形断面部材の塑性加工方法の
さらに他の実施例を示すもので、このL形断面部材の塑
性加工方法では、図5に示す据え込み工程の後、図6に
示すように、縦壁部93形成用の凹部95,97の形成
されたパンチ99とダイ101によりサイジング成形が
行われる。
【0023】すなわち、この実施例では、(a)に示す
ように、パンチ99とカウンターパンチ103との間に
、中間素材49が配置され、この後、(b)に示すよう
に、パンチ99を下降することにより、パンチ99とダ
イ101の凹部95,97により中間素材49の端部4
7のサイジング成形が行われる。なお、図6において符
号105は、スプリングからなる付勢部材を示している
【0024】この方法は、図5に示した予備成形時の中
間素材49の端部47の形状が、一般に山型となるため
、特に、断面形状が三角形,丸形等の縦壁部93を形成
する場合に適している。図7ないし図9は、本発明のL
形断面部材の塑性加工方法のさらに他の実施例を示すも
ので、このL形断面部材の塑性加工方法では、図7に示
すように、据え込み工程において、板状素材41の端部
43の外方向への伸びを抑制する段部107を形成した
第2押圧工具39が使用されている。
【0025】また、段部107はテーパ状をしており、
段部107の位置は、板状素材41の端面とほぼ同一と
されている。そして、段部107により、板状素材41
の端部43の外方向への伸びを抑制することにより、板
状素材41の端部43の予備成形による立ち上げが大き
くされている。
【0026】なお、図7において、(a)は据え込み成
形前の状態を、(b)は据え込み成形途中の状態を、(
c)は第1押圧工具37が下死点にある時の状態を示し
ている。この後、図8に示すように、端部109が曲げ
成形され、さらに、図9に示すように、サイジング成形
が行われる。
【0027】この実施例においても図1に示した実施例
とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例で
は、板状素材41の端部43の予備成形による立ち上げ
を容易に大きくすることができる。図10は、本発明の
L形断面部材の塑性加工方法のさらに他の実施例を示す
もので、このL形断面部材の塑性加工方法では、ダイ1
11に段部113が形成され、据え込み成形の初期に、
段部113により、板状素材41の端部43に軽い曲げ
を付与することにより、板状素材41の端部43の予備
成形による立ち上げがより大きくされている。
【0028】なお、図10において、(a)は据え込み
成形前の状態を、(b)は据え込み成形途中の状態を、
(c)は第1押圧工具37が下死点にある時の状態を示
している。この実施例においても図7に示した実施例と
ほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例では
、板状素材41の端部43の予備成形による立ち上げを
さらに大きくすることができる。
【0029】なお、図7および図10に示した実施例で
は、予備成形による端部43の立ち上がりが大きいため
、例えば、図11に示すように、図8に示した曲げ成形
および図9に示したサイジング成形を一工程で容易に行
なうことができる。すなわち、図11の(a)に示すよ
うに、パンチ79とカウンターパンチ81との間に、中
間素材49が配置され、この後、(b)に示すように、
パンチ79を下降することにより、パンチ79とダイ8
3との間隙85により中間素材49の端部47が曲げ成
形され、この後、(c)に示すように、パンチ87によ
りサイジング成形が行われる。
【0030】なお、以上述べた実施例では、成形部の面
積の小さい第1押圧工具37を第2押圧工具39の上方
に配置した例について説明したが、本発明はかかる実施
例に限定されるものではなく、第2押圧工具を第1押圧
工具の上方に配置しても良いことは勿論である。また、
以上述べた実施例では、通常の単純なL形断面部材に本
発明を適用した例について説明したが、本発明はかかる
実施例に限定されるものではなく、例えば、図12に示
すように両側に縦壁部75の形成された両側L形断面部
材、図13に示すようにその一部にのみ縦壁部75の形
成されたL形断面部材、図14に示すように三角形状の
縦壁部75の形成されたL形断面部材等にも適用できる
ことは勿論であり、さらには、縦壁部が複数に分割され
ているL形断面部材にも適用できることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のL形断面
部材の塑性加工方法では、対向配置され成形部寸法の異
なる第1押圧工具と第2押圧工具とを使用して、板状素
材を、板状素材の端部を残して底部となる部分を据え込
み成形し、端部の肉厚を底部の肉厚より大とするととも
に、第1押圧工具と第2押圧工具の成形部の面積の違い
により板状素材の端部を立ち上げる予備成形を行う据え
込み工程と、この据え込み工程により得られた中間素材
の立ち上げ部を、1ないし数工程の曲げ加工を含む成形
をすることにより、板状素材の端部により形成される縦
壁部の肉厚が、底部の肉厚よりも大きいL形断面部材を
得る成形工程とにより、L形断面部材を塑性加工するよ
うにしたので、縦壁部の肉厚が底部の肉厚より大きいL
形断面部材を、容易,確実に形成することが可能となる
【0032】請求項2のL形断面部材の塑性加工方法で
は、対向配置され成形部寸法の異なる第1押圧工具と第
2押圧工具とを使用して、板状素材を、板状素材の端部
を残して底部となる部分を据え込み成形し、端部の肉厚
を底部の肉厚より大とするとともに、前記第1押圧工具
と第2押圧工具の成形部の面積の違いにより板状素材の
端部を立ち上げる予備成形を行う据え込み工程と、この
据え込み工程により得られた中間素材の立ち上げ部をサ
イジングにより成形することにより、板状素材の端部に
より形成される縦壁部の肉厚が、底部の肉厚よりも大き
いL形断面部材を得る成形工程とにより、L形断面部材
を塑性加工するようにしたので、縦壁部の肉厚が底部の
肉厚より大きいL形断面部材を、容易,確実に形成する
ことが可能となる。
【0033】請求項3のL形断面部材の塑性加工方法で
は、請求項1または2におけるL形断面部材の塑性加工
方法における据え込み工程において、板状素材の端部の
外方向への伸びを抑制する段部を形成した押圧工具を使
用したので、板状素材の端部の予備成形による立ち上げ
を容易に大きくすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のL形断面部材の塑性加工方法の一実施
例の据え込み工程を示す説明図である。
【図2】本発明のL形断面部材の塑性加工方法の一実施
例の曲げ成形を示す説明図である。
【図3】本発明のL形断面部材の塑性加工方法の一実施
例のサイジング成形を示す説明図である。
【図4】図2および図3の工程を一工程で行う方法を示
す説明図である。
【図5】本発明のL形断面部材の塑性加工方法のさらに
他の実施例の据え込み工程を示す説明図である。
【図6】本発明のL形断面部材の塑性加工方法のさらに
他の実施例のサイジング成形を示す説明図である。
【図7】本発明のL形断面部材の塑性加工方法のさらに
他の実施例の据え込み工程を示す説明図である。
【図8】本発明のL形断面部材の塑性加工方法のさらに
他の実施例の曲げ成形を示す説明図である。
【図9】本発明のL形断面部材の塑性加工方法のさらに
他の実施例のサイジング成形を示す説明図である。
【図10】本発明のL形断面部材の塑性加工方法のさら
に他の実施例の据え込み工程を示す説明図である。
【図11】図8および図9の工程を一工程で行う方法を
示す説明図である。
【図12】本発明のL形断面部材の塑性加工方法により
形成されたL形断面部材の一例を示す斜視図である。
【図13】本発明のL形断面部材の塑性加工方法により
形成されたL形断面部材の一例を示す斜視図である。
【図14】本発明のL形断面部材の塑性加工方法により
形成されたL形断面部材の一例を示す斜視図である。
【図15】従来のL形断面部材の塑性加工方法を示す説
明図である。
【図16】従来のL形断面部材の塑性加工方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
37  第1押圧工具 39  第2押圧工具 41  板状素材 43  端部 45  底部 49  中間素材 73  L形断面部材 75  縦壁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  対向配置され成形部寸法の異なる第1
    押圧工具と第2押圧工具とを使用して、板状素材を、板
    状素材の端部を残して底部となる部分を据え込み成形し
    、端部の肉厚を底部の肉厚より大とするとともに、前記
    第1押圧工具と第2押圧工具の成形部の面積の違いによ
    り板状素材の端部を立ち上げる予備成形を行う据え込み
    工程と、この据え込み工程により得られた中間素材の立
    ち上げ部を、1ないし数工程の曲げ加工を含む成形をす
    ることにより、板状素材の端部により形成される縦壁部
    の肉厚が、底部の肉厚よりも大きいL形断面部材を得る
    成形工程とを有することを特徴とするL形断面部材の塑
    性加工方法。
  2. 【請求項2】  対向配置され成形部寸法の異なる第1
    押圧工具と第2押圧工具とを使用して、板状素材を、板
    状素材の端部を残して底部となる部分を据え込み成形し
    、端部の肉厚を底部の肉厚より大とするとともに、前記
    第1押圧工具と第2押圧工具の成形部の面積の違いによ
    り板状素材の端部を立ち上げる予備成形を行う据え込み
    工程と、この据え込み工程により得られた中間素材の立
    ち上げ部をサイジングにより成形することにより、板状
    素材の端部により形成される縦壁部の肉厚が、底部の肉
    厚よりも大きいL形断面部材を得る成形工程とを有する
    ことを特徴とするL形断面部材の塑性加工方法。
  3. 【請求項3】  据え込み工程において、板状素材の端
    部の外方向への伸びを抑制する段部を形成した押圧工具
    を使用し、板状素材の端部の予備成形による立ち上げを
    大きくすることを特徴とする請求項1または2記載のL
    形断面部材の塑性加工方法。
JP1883091A 1991-02-12 1991-02-12 L形断面部材の塑性加工方法 Expired - Lifetime JPH07115109B2 (ja)

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