JPH04257640A - 換気ガラリの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の換気用開口部
において、風や雨水等の侵入を防止しながら換気を可能
にすべく設けられる換気ガラリ（ルーバー）の取付構造
に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の換気ガラリとしては、実開昭６
２−１０５２１１号公報，実開昭６３−１６７５８９号
公報等に示されるものなど種々あるが、このような換気
ガラリを、住宅等の壁部に開口形成された換気用開口部
に、内部側から取り付けることはできないため、図４に
示すように、従来より外部側から取り付けている。

【０００３】つまり、壁部１に形成された換気用開口部
２の外周部には、住宅等の内部側において、木製の開口
部補強材３が、壁部１外部側から打ち込まれた釘４によ
り取り付けられている。

【０００４】また、換気用開口部２および開口部補強材
３の内周に沿って、スチール製の四方枠５が取り付けら
れる。この四方枠５は、釘６により開口部補強材３に対
して取付・固定されている。

【０００５】そして、換気ガラリ本体７は、壁部１の外
部側から四方枠５にリベット８により取付・固定される
。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の換気ガラリの取付構造では、換気ガラリ本
体７を四方枠５に取り付ける際、リベット８用のリベッ
ト穴を換気ガラリ本体７および四方枠５にあけておく必
要があるが、このとき、四方枠５と換気ガラリ本体７の
双方のリベット穴が合わないと、その下穴をあけ直さな
ければならず、その取付作業工数が多くなるという課題
がある。

【０００７】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、リベットを用いずに換気ガラリを換気用開
口部に直接取付できるようにして、その取付作業を容易
にして作業性の向上をはかった換気ガラリの取付構造を
提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の換気ガラリの取付構造は、壁部にあけられ
た換気用開口部に外部側から設けられるものにおいて、
前記換気ガラリの枠体を、前記換気用開口部外周の前記
壁部に木ねじにより固定するとともに、前記木ねじによ
る固定部を、前記枠体に嵌合される化粧材により覆うこ
とを特徴としている。

【０００９】

【作用】上述した本発明の換気ガラリの取付構造では、
木ねじにより換気ガラリの枠体を換気用開口部外周の壁
部に直接固定するだけで、リベットを用いることなく換
気ガラリが換気用開口部に設けられる。そして、化粧材
を枠体に嵌合させることにより、その固定部が覆われて
木ねじが露出しないので、美観が損なわれることもない
。

【００１０】

【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
換気ガラリの取付構造について説明すると、図１はその
縦断面図（図３のＡ−Ａ矢視断面図に対応）、図２はそ
の横断面図（図３のＢ−Ｂ矢視断面図に対応）、図３は
その取付構造を適用された換気ガラリの正面図である。

【００１１】本実施例では、図３に示すように、屋根け
らば（切妻屋根の端部）１６の下方における壁部１にあ
けられた換気用開口部２に、換気ガラリ本体７を取り付
ける場合の構造について説明する。

【００１２】図１および図２に示すように、本実施例の
換気ガラリ本体７は、枠体１０と、この枠体１０内に適
当な間隔をあけて水平に並設された多数の傾斜板９と、
各傾斜板９の相互間に形成された通気路１１を必要に応
じて開閉するためのフラップ１２とから構成されている
。

【００１３】従来と同様に、壁部１に形成された換気用
開口部２の外周部には、内部側において、木製の開口部
補強材３が、壁部１外部側から打ち込まれた釘４により
取り付けられている。

【００１４】そして、本実施例では、換気ガラリ本体７
の枠体１０外周に設けられたフランジ部１０ａを、換気
用開口部２外周の壁部１に木ねじ１３により固定するこ
とで、換気ガラリ本体７が壁部１に直接取り付けられて
いる。

【００１５】また、枠体１０外周のフランジ部１０ａと
壁部１との間には、壁部１の内部側に雨水等が浸入する
のを防止すべく、止水材（防水材；例えばブチルゴム含
浸ウレタン発泡体製のもの）１４が介装されている。な
お、同様の止水材１５が、屋根けらば１６の下面と枠体
１０との間にも介装されている。

【００１６】さらに、枠体１０外周のフランジ部１０ａ
には、化粧カバー１８を取り付けるための嵌合部１７が
形成されており、この嵌合部１７に、化粧カバー１８側
に形成された嵌合用突起部１９を嵌め込んで、化粧かバ
ー１８を枠体１０の外周に取り付けることにより、木ね
じ１３による固定部が化粧カバー１８により覆われるよ
うになっている。

【００１７】上述の構成により、木ねじ１３により換気
ガラリ本体７の枠体１０（フランジ部１０ａ）を換気用
開口部２外周の壁部１に直接固定するだけで、従来のよ
うなリベット（図４の符号６，８参照）を用いることな
く、換気ガラリ本体７が換気用開口部２に取り付けられ
る。 従って、換気ガラリ本体７の取付作業が従来構造に比べ
て極めて容易になり、作業性が大きく向上する。

【００１８】また、化粧カバー１８を枠体１０に嵌合さ
せることにより、木ねじ１３による固定部が覆われて木
ねじ１３が外部に露出しないので、美観が損なわれるこ
ともない。

【００１９】なお、上記実施例では、屋根けらば１６下
方に設けられた換気用開口部２に、枠体１０，傾斜板９
，フラップ１２等からなる換気ガラリ本体７を取り付け
る場合について説明したが、本発明の構造は、これらに
限定されるものではない。

【００２０】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明の換気ガラ
リの取付構造によれば、換気ガラリの枠体を、換気用開
口部外周の壁部に木ねじにより固定するとともに、この
木ねじによる固定部を枠体に嵌合される化粧材により覆
うという極めて簡素な構成により、リベットを用いずに
且つ美観を損なうことなく、換気ガラリを換気用開口部
に直接取付でき、その取付作業が容易になって作業性が
大幅に向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例としての換気ガラリの取付構
造を示す縦断面図（図３のＡ−Ａ矢視断面図に対応）で
ある。

【図２】本実施例の構造を示す横断面図（図３のＢ−Ｂ
矢視断面図に対応）である。

【図３】本実施例の取付構造を適用された換気ガラリの
正面図である。

【図４】従来の換気ガラリの取付構造を示す横断面図で
ある。

【符号の説明】

１　　　　壁部 ２　　　　換気用開口 ３　　　　開口部補強材 ４　　　　釘 ７　　　　換気ガラリ本体 ９　　　　傾斜板 １０　　　　枠体 １０ａ　　フランジ部 １１　　　　通気路 １２　　　　フラップ １３　　　　木ねじ １４，１５　　　　止水材 １６　　　　屋根けらば １７　　　　嵌合部 １８　　　　化粧カバー（化粧材） １９　　　　嵌合用突起部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】壁部にあけられた換気用開口部に外部側か
   ら設けられる換気ガラリの取付構造において、前記換気
   ガラリの枠体が、前記換気用開口部外周の前記壁部に木
   ねじにより固定されるとともに、前記木ねじによる固定
   部が、前記枠体に嵌合される化粧材により覆われている
   ことを特徴とする換気ガラリの取付構造。