JP2011236695A - 破風化粧板 - Google Patents

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JP2011236695A JP2010110971A JP2010110971A JP2011236695A JP 2011236695 A JP2011236695 A JP 2011236695A JP 2010110971 A JP2010110971 A JP 2010110971A JP 2010110971 A JP2010110971 A JP 2010110971A JP 2011236695 A JP2011236695 A JP 2011236695A
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Eiji Furukawa
英治 古川
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Abstract

【課題】妻側端部を装飾する破風化粧板に家屋内部を換気するための換気孔を設けるにあたり、換気孔を軒下から目に付き難く且つ雨水が浸入し難い位置に形成し、ケラバの見栄えを良くする。
【解決手段】屋根側端部4の側面を覆う本体化粧板1の下端に屋根側端部4の下方を覆う下部被覆部12を設け、この下部被覆部12に隣接させて断面略U字状に形成された換気部材2を設置するとともに、両部材間に下向きに開口した凹所2aを設け、この凹所2aに面した換気部材2の前側壁22に屋根裏空間とを連通した換気孔22aを形成して破風化粧板を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、屋根の妻側端部であるケラバに取り付けてケラバを装飾する破風化粧板に係り、屋根裏空間に通ずる換気孔を備えて家屋の内部を換気できるように構成された構成のものに関する。
家屋の切妻屋根廻りの造作において、妻側端部の意匠性を高めて見栄えを良くするために、塩化ビニル樹脂シートなどで被覆された樹脂被覆鋼板を折り曲げて破風板状の化粧板を形成し、これをケラバに沿って取り付けることがある。
かかる従来の破風化粧板として、例えば図5に示されるように、本体化粧板91と、上部化粧板92と、破風受板93とにより構成した破風化粧板9が知られている。
同図に示されるように、この破風化粧板9は、屋根側端部94に沿わせた本体化粧板91をビスや釘などの固着具96aで固定し、屋根側端部94の側面とその下方を本体化粧板91で覆うとともに、本体化粧板91の上端に上部化粧板93を連結して屋根側端部94の上部を一体的に覆い、さらに本体化粧板91の下方で破風受板93を外壁に沿ってあてがい、その端部を本体化粧板91の下縁に固着具96bで連結し、破風受板92の他端部を家屋の外壁95に固着具96cで固定することで、妻側端部を恰も鋼製の破風板がケラバに沿って取り付けられた如き外観に納めるものである(例えば特許文献1参照)。
また、図6に示されるように、屋根側端部94の下側を覆う本体化粧板91に換気孔91aを形成し、この換気孔91aから外気を流入させて屋根裏空間の換気を行えるようにした構成のものも知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2003−155811号公報 実開平5−42498号公報
図示した従来の破風化粧板9は、家屋の外壁95から屋根側端部94までの軒の出を小さくした軒天井のない、いわゆる軒ゼロタイプの家屋に適したものであり、軒の出を大きくして外壁から破風化粧板までの間に軒天井を設けたタイプの屋根には取り付けることができない。
また、図6に示されるように、換気孔91aを本体化粧板91の屋根側端部94の下部に対向する位置に設けたのでは、軒下から屋根を見上げたときに換気孔91aが目に付き、また、降雨時に本体化粧板91の下面を棟側から軒先へと伝い落ちる雨水が換気孔91aから本体化粧板91の内側に入り込み、換気機能を低下させるという問題がある。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、屋根側端部に破風化粧板を取り付けて妻側端部を見栄え良く装飾するとともに、軒下から目に付き難く且つ雨水が浸入し難い位置に換気孔を形成し、この換気孔を通して屋根裏空間の換気を十分に行えるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、屋根側端部に取り付けてケラバを装飾する破風化粧板において、屋根側端部の側面を覆う本体化粧板の下端に屋根側端部の下方を覆う下部被覆部を設け、この下部被覆部に隣接させて断面略U字状に形成された換気部材を設け、前記下部被覆部と換気部材との間に下向きに開口した凹所を設けるとともに、換気部材の前側壁に前記凹所と屋根裏空間とを連通する換気孔を設けた構成を有することを特徴とする。
前記構成の破風化粧板によれば、屋根側端部の下方を覆う下部被覆部と換気部材との間に下向きに開口した凹所を設け、この凹所に面する換気部材の前側壁に換気孔を形成してあるので、この換気孔から外気を家屋の内部に取り入れて屋根裏空間へと流入させることで、屋根裏空間の換気を十分に行うことが可能である。換気孔は凹所に面して形成してあるので、降雨時に換気孔から化粧板内部に雨水が浸入する虞がなく、また、屋根側端部を下から見上げたとき換気孔が目に触れることもなく、破風化粧板によってケラバを見栄え良く納めることができる。
また、前記構成の破風化粧板において、前記構想に加え、破風化粧板を構成する本体化粧板の下部被覆部と、換気部材の底壁とが略同一平面となるように形成し、換気部材の後側壁に軒天井の一端縁を支持する係止凹部を設けて構成することが好ましい。
このような構成とすることにより、家屋の妻側端部で軒天井の一端縁を簡単且つ確実に支持することができ、切妻屋根回りの造作がスッキリとしたより見栄えの良いものとなる。
本発明の一実施形態の破風化粧板を屋根側端部に取り付けた状態を示す外観斜視図である。 図1における屋根側端部の要部断面図である。 破風化粧板の構成を示す展開斜視図である。 換気部材の要部斜視図である。 従来の破風化粧板を取り付けた屋根側端部の要部断面図である。 換気孔を備えた従来の破風化粧板を取り付けた屋根側端部の要部断面図である。
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の破風化粧板を屋根側端部に取り付けた状態を示す外観斜視図、図2は破風化粧板を屋根側端部に取り付けた状態を示す断面図、図3は破風化粧板の展開斜視図、図4は換気部材の斜視図である。
図示した形態の破風化粧板は、屋根側端部4の側面及び下方を覆う本体化粧板1と、屋根側端部4の下方を覆う換気部材2と、屋根側端部4の上方を覆う上部化粧板3とで構成されるものである。
これら各部材は、表面を塩化ビニル樹脂シートで覆うなどの耐蝕加工が施された樹脂被覆鋼板をベンダー等で折り曲げて形成されている。各部材を構成する鋼板としては、例えば厚みが0.4mmの鋼板の表面を0.25mm厚の塩化ビニル樹脂シートで被覆し、裏面を0.1mm厚の塩化ビニル樹脂シートで被覆した樹脂被覆鋼板が好適である。
本体化粧板1は、屋根側端部4の側面を覆う側面被覆部11と、屋根側端部4の下方を覆う下部被覆部12とからなり、図2に示されるように、側面被覆部11の上方には断面コ字状の凹部110が設けられており、この凹部110にビスや釘などの固着具Nを打ち込むことによって、屋根側端部4の側面に本体化粧板1が固定されるようになっている。
また、この本体化粧板1の下端は、家屋側に向かって略直角に折り曲げられて下部被覆部12が形成されており、その先端には略垂直に立ち上げられた側壁13と、さらにその先端が水平方向に折り曲げられた係止片14が形成してある。
換気部材2は、図4に示されるように、底壁23の両端縁から立ち上がる前側壁22と後側壁24とによって断面略U字状の換気室2bが形成されており、それぞれの前後側壁22、24の上端には水平且つ外方へ突出したフランジ状の係止片21、25が設けてある。
また、換気部材2の前後側壁22、24と前記本体化粧板1の側壁13とは、略同じ高さ寸法に形成してある。このため、換気部材2を本体化粧板1の下部被覆部12に隣接させて並行に配置し、換気部材2の係止片21を本体化粧板1の係止片14に重ね合わせて当該重合部に固着具Nを打ち込んで屋根側端部4の下面に固定した際に、下部被覆部12と換気部材2の間に下向きに開口した凹所2aが形成されるとともに、本体化粧板1の下部被覆部12と換気部材2の底壁23とが略同一平面となるようになっている。
換気部材2の前側壁22には、多数の換気孔22aが形成してあり、各換気孔22aを介して前記凹所2aと換気室2b及び屋根裏とが連通して、図2中に破線矢印で示した如く、軒先から家屋内部に外気が流入するように設けてある。また、換気部材2の後側壁24には、家屋側に向かって開口した係止凹部2cが形成してあり、この係止凹部2cで軒天井5の一端縁を支持できるように設けてある。
上部化粧板3は、屋根側端部4から屋根6の上面を適宜な幅で覆う断面形状に形成されており、屋根側端部4の上方を覆う上部被覆部31の一側端には下方へ垂直に折れ曲がって屋根側端部4の上部側面を覆う側面被覆部32が形成してあり、この側面被覆部32の下端部で本体化粧板1の上端部が部分的に覆われるようになっている。
これらの部材により構成される本形態の破風化粧板は、例えば以下の施工手順により屋根側端部4に取り付けることができる。
先ず、本体化粧板1を屋根側端部4の所定位置に取り付ける。このとき、本体化粧板1の下部被覆部12の係止片14を屋根側端部4の下面にあてがって位置決めをしながら、側面被覆部11の上部に設けられた凹部110に固着具Nを打ち込んで固定する。
次に、本体化粧板1の下部被覆部12に換気部材2を隣接させて並行に配置し、下部被覆部12の係止片14に換気部材2の係止片21を重ね合わせながらこの重合部にビスや釘などの固着具Nを打ち込んで固定し、同様に換気部材2の他方の係止片25に固着具Nを打ち込んで固定する。
このようにして本体化粧板1と換気部材2を固定したならば、換気部材2の係止凹部2cに軒天井5の一端縁を係合させて支持する。
最後に、屋根側端部4から屋根6の上面を上部化粧板3で覆うとともに、側面被覆部32を本体化粧板1の上部に重ね合わせて固定することにより、施工作業が完了する。
本形態の破風化粧板によれば、屋根側端部4の下側に凹所2aを設け、この凹所2aに面する換気部材2の前側壁22に換気孔22aを形成してあるので、この換気孔22aから外気を家屋の内部に取り入れて屋根裏空間へと流入させることで、屋根裏空間の換気を十分に行うことが可能である。この換気孔22aは換気部材22aの前側壁22に形成してあるので、降雨時に換気孔から化粧板内部に雨水が浸入する虞がなく、また、屋根側端部を下から見上げたとき換気孔22aが目に触れることもなく、ケラバは破風化粧板により見栄え良く納められる。
また、破風化粧板はその本体化粧板1の下部被覆部12と、換気部材2の底壁23とが略同一平面となるように形成してあるとともに、換気部材2の後側壁24に軒天井5の一端縁を支持する係止凹部2cを設けてあるので、妻側端部で軒天井5の一端縁を簡単且つ確実に支持し、切妻屋根回りの造作をスッキリとした見栄えの良いものに納めることができる。
なお、前記実施形態の破風化粧板は、本体化粧板1と換気部材2と、さらには上部化粧板3とが各々別体となったものを例示したが、本発明はこの形態に限定されない。本体化粧板1の係止部14と換気部材2の係止部21とが一体に結合した形態や、本体化粧板1に上部化粧板3が一体となった形態、或いは本体化粧板1、換気部材2及び上部化粧板3が一体となった形態とすることもできる。
1 本体化粧板、11 側面被覆部、12 下部被覆部、13 側壁、14 係止片、110 凹部、2 換気部材、2a 凹所、2b 換気室、2c 係止凹部、21 係止片、22 前側壁、22a 換気孔、23 底壁、24 後側壁、25 係止片、3 上部化粧板、31 上部被覆部、32 側面被覆部、4 屋根側端部、5 軒天井、6 屋根、N 固着具

Claims (2)

  1. 屋根側端部(4)に取り付けてケラバを装飾する破風化粧板において、
    屋根側端部(4)の側面を覆う本体化粧板(1)の下端に屋根側端部(4)の下方を覆う下部被覆部(12)を設け、この下部被覆部(12)に隣接させて断面略U字状に形成された換気部材(2)を設け、前記下部被覆部(12)と換気部材(2)との間に下向きに開口した凹所(2a)を設けるとともに、換気部材(2)の前側壁(22)に前記凹所(2a)と屋根裏空間とを連通する換気孔(22a)を設けた構成を有することを特徴とする破風化粧板。
  2. 本体化粧板(1)の下部被覆部(12)と、換気部材(2)の底壁(23)とが略同一平面となるように形成し、換気部材(2)の後側壁(24)に軒天井(5)の一端縁を支持する係止凹部(2c)を設けた構成を有することを特徴とする請求項1記載の破風化粧板。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016183524A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 株式会社ハウゼコ ケラバ通気部材

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