JPH0425758Y2 - - Google Patents

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JPH0425758Y2
JPH0425758Y2 JP18294587U JP18294587U JPH0425758Y2 JP H0425758 Y2 JPH0425758 Y2 JP H0425758Y2 JP 18294587 U JP18294587 U JP 18294587U JP 18294587 U JP18294587 U JP 18294587U JP H0425758 Y2 JPH0425758 Y2 JP H0425758Y2
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glass
friction body
leather
coating
sound generating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、音楽自動演奏装置、特に各種イベン
トで行われる自動演奏等に利用し得る音楽自動演
奏装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
電子技術の発達に伴い、シンセサイザ等を利用
した音響発生装置は広く用いられており、これを
利用した各種音楽自動演奏装置も普及している
が、装置自体が見ていて楽しく、発生する音も幻
想的で興趣に富み、自動演奏させることによつて
多大のデモンストレーシヨン効果を達成し得る音
楽自動演奏装置の開発が望まれていた。
上記用件を満足する装置としてグラスと、上記
グラスをその中心軸の周りに回転させる装置と、
適宜の圧力で上記グラスの縁に押し当てられる多
孔質の皮革様被膜を具備する摩擦体と、上記多孔
質の皮革様被膜を湿すためそれに給水する装置
と、上記各構成要素を制御する装置とから成る音
響発生装置を複数個設置すると共に、上記音響発
生装置の各グラスをガラスの厚さと大きさが異な
りそれぞれ所定の音階の音を発生するグラスと
し、制御装置により上記各音響発生装置を予め定
められたプログラムに従つて動作せしめ、音楽を
自動演奏するように構成した音楽自動演奏装置が
開発された。
而して、上記音楽自動演奏装置は、それぞれ別
異の音を発生し得る複数の音響発生装置が予め定
められたプログラムに基づき動作せしめられ、グ
ラスの共鳴による幻想的な音により所定の音楽が
自動演奏されるので、見ていても楽しく、斬新で
集客力の高いものであつたが、給水ホース等が用
いられていたので給水の調節が困難である上、見
苦しい部分もあり、また、長時間にわたる演奏等
に於いては給水装置から上記多孔質の皮革様被膜
への給水が円滑に行われなくなり、演奏が途切れ
途切れになると云う問題点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記の問題点を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、ホース
等を用いないで見栄えもよく、長時間にわたる演
奏等に於いても給水装置から上記多孔質の皮革様
被膜へ円滑な給水が行われ、演奏に途切れが生じ
ることのない音楽自動演奏装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
而して、上記の目的は、グラスと、上記グラス
をその中心軸の周りに回転させる装置と、適宜の
圧力で上記グラスの縁に押し当てられる多孔質の
皮革様被膜を具備する摩擦体と、上記多孔質の皮
革様被膜を湿すためそれに給水する装置と、上記
各構成要素を制御する装置とから成る音響発生装
置を複数個設置すると共に、上記音響発生装置の
各グラスをガラスの厚さと大きさが異なりそれぞ
れ所定の音階の音を発生するグラスとし、制御装
置により上記各音響発生装置を予め定められたプ
ログラムに従つて動作せしめ、音楽を自動演奏す
るよう構成した音楽自動演奏装置に於いて、 上記摩擦体の少なくとも一部を覆うカバーを設
けると共に、軟質材料で形成され、下端に排水管
と、上部に吸気孔とを有する水容器を上記排水管
開口から摩擦体に給水可能に取り付けて成る上記
の音楽自動演奏装置によつて達成される。
なお、上記摩擦体の皮革様被膜としては人工セ
ーム革が好適であり、また、摩擦体を覆うカバー
はプラスチツクで形成されている。
〔作用〕
上記の如く構成することにより、ホース等を用
いないので見栄えもよく、長時間にわたる演奏等
に於いても給水装置から上記多孔質の皮革様被膜
へ円滑な給水が行われ、演奏に途切れが生じるこ
となく、自動演奏を長時間にわたり円滑に行うこ
とができるものである。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の詳細を具体的に説明
する。
第1図は、本考案にかゝる音楽自動演奏装置の
一実施例を示す外観図、第2図は、音楽自動演奏
装置を構成する音響発生装置の構成を示す拡大断
面図、第3図は、グラス固定部分の構成を示す拡
大断面図、第4図は、摩擦体と上記摩擦体に給水
する装置の構成を示す横方向断面図、第5図は上
記摩擦体と上記摩擦体に給水する装置の構成を示
す正面図である。
先ず、第1図より説明する。
第1図中、1は音楽自動演奏装置であり、2乃
至4はそれぞれガラスの厚さと大きさが異なるグ
ラス5乃至7を備えた音響発生装置、8は上記複
数の音響発生装置2乃至4を予め定められたプロ
グラムに従つて一括して制御し、所定の音楽を自
動演奏せしめる制御装置である。
而して、音響発生装置2乃至4に設けられたグ
ラス5乃至7はそれぞれガラスの厚さと大きさが
異なり、各音響発生装置2乃至4がそれぞれ所定
の音階の音を発生するよう構成されている。従つ
て、制御装置8が予め定められたプログラムに基
づき上記音響発生装置2乃至4を動作することに
より、所定の音楽が演奏されるものである。
なお、図面では音響発生装置を3台としたが、
実際は通常の音楽の演奏するものに必要な数の音
響発生装置が設置されるものであり、また、その
設置の仕方等も様々な形状に象り設置されるもの
である。
次に、第2図乃至第5図について説明する。
第2図乃至第5図中、第1図中に付した番号と
同一の番号を付したものは同一の構成要素を示し
ており、9はグラス5が固定される回転盤、1
0,11は上記グラス5をスポンジ12,13を
介して固定する固定具、14はシヤフト、15は
上記シヤフト14に取り付けられたギヤ、16は
上記回転盤9を回転させるモータ、17は上記モ
ータ16のシヤフト16aに取り付けられたウオ
ームギア、18はソレノイド、19はロツド、2
0は支持体、21は上記支持体20に揺動自在に
支承された中空アーム、21aは上記中空アーム
21に形成された給水孔、22は上記中空アーム
21の一端に人工セーム皮等の皮革様被膜を巻き
付けて成る摩擦体、23はスプリング、24は一
端が中空アーム21に取り付けられ、他の一端が
ソレノイド18のロツド19に取り付けられたス
プリング、25は軟質ポリエチレンで形成した水
容器、25aは上記水容器25の空気孔、26は
上記摩擦体22の少なくとも上半分を覆うカバ
ー、27は駆動電源回路、28は上記モータ1
6、ソレノイド18及びその他装置全体を制御す
る制御装置、29は筐体、30は蓋体、31はホ
ルダ、32はチユーブ、33及び34は糸、35
はパイプである。
而して、グラス5は回転盤9上にスポンジ1
2,13等のクツシヨン部材を介して固定具1
0,11によつて固定されており、モータ16を
作動させて上記回転盤9を回転させることによ
り、約84r.p.m.程度の速度で回転せしめられる。
摩擦体22は、合成樹脂の中空アーム21の先
端部分に、多孔質の皮革様被膜を巻き付け、その
両端部を糸33及び34を巻き付けて固定したも
のであり、上記摩擦体22の少なくとも上半分が
塩化ビニールで形成されたカバー26で覆われて
いる。
また、中空アーム21の中空部にはパイプ35
が取り付けられ、上記中空アーム21の外周部に
はアームに対して直角にホルダ31及びチユーブ
32を介して軟質ポリエチレンで形成された水容
器25が取り付けられている。而して、上記水容
器25からチユーブ32を介して中空アーム21
内のパイプ35に供給された水等の液体は、給水
孔21aから多孔性の皮革様被膜に浸透、供給さ
れるように構成されており、上記摩擦体22を構
成する皮革様被膜の表面は常時湿潤状態に保たれ
る。特に、摩擦体22は少なくとも上半分が塩化
ビニールで形成されたカバー26で覆われている
ので、室温等が高くとも液体の蒸発量が抑えら
れ、摩擦体22の表面は常時湿潤状態に保たれる
ものである。
なお、上記皮革様被膜の材質としては、天然皮
革、不織布等各種の材料が利用できるが、本考案
者が幾つか実験した中では人工セーム皮が最も好
適であることが判明している。
そこで、グラス5を回転させつゝ、その上縁に
摩擦体22の表面を当接させこれを摩擦すると、
摩擦により発生する振動がグラス5に共鳴を生じ
て、ここに精妙な音響が発生する。
而して、この音の断続は、空中アーム21を駆
動して上記摩擦体22をグラス5の上縁に接離せ
しめることにより達成される。上記中空アーム2
1の駆動は制御装置28によりソレノイド18を
電源回路27を介して制御することにより実施し
得るよう構成されている。
一方、音の高さ、大きさは、グラス5の共鳴振
動数及び摩擦体22のグラス5に対する押圧力等
を制御することにより任意に調整し得る。
その場合、共鳴振動数はグラスの肉厚や大きさ
により調整され、また、摩擦体22のグラス5に
対する押圧力の変更は前記の如く中空アーム21
の作動を制御することにより可能である。グラス
5の回転速度は、制御装置28により回転盤9を
駆動するモータ16をその電源回路27を介して
制御することにより変更可能であり、そして、通
常のサイズのグラスを用いたとき、回転速度は60
〜120r.p.m.とする。
而して、第1図に示した如く、それぞれグラス
のガラスの厚さが異なり、各々が所定の音階の音
を発生する複数の音響発生装置を制御装置8に予
め組み込まれたプログラムに従つて制御すること
により、所望の曲目を自動演奏することが可能で
あり、見る者を大いに楽しませることができる。
なお、上記グラス5に於て発生する音を、図示
されていないマイクロホンでピツクアツプし、増
幅装置により増幅してスピーカから放送するよう
構成することも堆奨される。
〔考案の効果〕
本考案は叙上の如く構成されるから、本考案に
よるときは、それぞれ別異の音を発生し得る複数
の音響発生装置が予め定められたプログラムに基
づき動作せしめられ、グラスの共鳴による幻想的
な音により所定の音楽が自動演奏されるので、見
ていても楽しく、斬新で集客力の強く、しかもホ
ース等を用いないので見栄えもよく、長時間にわ
たる演奏等に於いても給水装置から上記多孔質の
皮革様被膜へ円滑な給水が行われ、演奏に途切れ
が生じることなく、自動演奏を長時間にわたり円
滑に行うことができるものである。
なお、本考案は叙上の実施例に限定されるもの
ではない。即ち、例えば本実施例に於いては摩擦
体の少なくとも上半分を塩化ビニールのカバーで
覆うよう構成したが、上記摩擦体全体をカバーで
覆いグラスと接触する部分のみを外部に突出させ
るようにしてもよく、また、水容器を軟質ポリエ
チレンで形成したが、軽量で、且つ摩擦体へ水を
円滑に供給し得るよう形成し得るものであれば、
上記軟質ポリエチレンに限定されず広く公知の部
材を採用できるものであり、本考案の構成はその
目的の範囲内で上記の説明から当業者が容易に想
倒し得るすべての変更実施例を包摂するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかゝる音楽自動演奏装置の
一実施例を示す外観図、第2図は、音楽自動演奏
装置を構成する音響発生装置の構成を示す拡大断
面図、第3図は、グラス固定部分の構成を示す拡
大断面図、第4図は、摩擦体と上記摩擦体に給水
する装置の構成を示す横方向断面図、第5図は上
記摩擦体と上記摩擦体に給水する装置の構成を示
す正面図である。 1……音楽自動演奏装置、2,3,4……音響
発生装置、5,6,7……グラス、8……制御装
置、9……回転盤、10,11……固定具、1
2,13……スポンジ、14……シヤフト、15
……ギア、16……モータ、16a……シヤフ
ト、17……ウオームギア、18……ソレノイ
ド、19……ロツド、20……支持体、21……
中空アーム、22……摩擦体、23,24……ス
プリング、25……水容器、26……カバー、2
7……駆動電源回路、28……制御装置、29…
…筐体、30……蓋体、33,34……糸、35
……パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 グラスと、上記グラスをその中心軸の周りに
    回転させる装置と、適宜の圧力で上記グラスの
    縁に押し当てられる多孔質の皮革様被膜を具備
    する摩擦体と、上記多孔質の皮革様被膜を湿す
    ためそれに給水する装置と、上記各構成要素を
    制御する装置とから成る音響発生装置を複数個
    設置すると共に、上記音響発生装置の各グラス
    をガラスの厚さと大きさが異なりそれぞれ所定
    の音階の音を発生するグラスとし、制御装置に
    より上記各音響発生装置を予め定められたプロ
    グラムに従つて動作せしめ、音楽を自動演奏す
    るよう構成した音楽自動演奏装置に於いて、 上記摩擦体の少なくとも一部を覆うカバーを
    設けると共に、軟質材料で形成され、下端に排
    水管と、上部に吸気孔とを有する水容器を上記
    排水管開口から摩擦体に給水可能に取り付けて
    成る上記の音楽自動演奏装置。 2 上記摩擦体の皮革様被膜が人工セーム革であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の音楽自
    動演奏装置。
JP18294587U 1987-12-02 1987-12-02 Expired JPH0425758Y2 (ja)

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JP18294587U JPH0425758Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02

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JPH0188998U JPH0188998U (ja) 1989-06-12
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