JPH09187576A - 音声発生玩具 - Google Patents

音声発生玩具

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JPH09187576A
JPH09187576A JP8018116A JP1811696A JPH09187576A JP H09187576 A JPH09187576 A JP H09187576A JP 8018116 A JP8018116 A JP 8018116A JP 1811696 A JP1811696 A JP 1811696A JP H09187576 A JPH09187576 A JP H09187576A
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eccentric cam
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良一 佐藤
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H5/00Musical or noise- producing devices for additional toy effects other than acoustical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
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  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電源を必要とせず、簡単な構造で効果的な音声
を発生することができるとともに、リアル感のある音声
発生玩具を提供すること。 【解決手段】音声発生玩具の頭部内部には口部4に食物
玩具3を入れた時に押圧されて回動する扉部材5と、該
扉部材5に連動して作動するゼンマイの巻上機構6と、
該巻上機構6によりゼンマイが巻き上げられるゼンマイ
ユニット7と、音声を発生する音声発生手段8と有する
音声出力ユニット10を配置し、上記ゼンマイユニット
7の出力軸14に固定した偏心カム15が上記音声発生
手段8に係合することにより、該音声発生手段8は周期
的に音声を発生するように設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声を発生する玩
具、特に食物を模した食物玩具を口から入れた時に音声
を発生する音声発生玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音声発生玩具としては玩具の適
宜場所に配置されたスイッチやセンサで振動や音を検出
し、玩具本体内に収容された音声合成IC等の音声発生
装置を作動して音声を発生させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
音声発生玩具では音声発生装置を作動させるための電源
が必要になり、電源としての電池を絶えず補給しなけれ
ばならないため維持費がかかるとともに、電池が切れる
とそのまま放置され遊びに供されなくなるのが常であっ
た。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、電源を必要
とせず、簡単な構造で効果的な音声を発生することがで
きるとともに、リアル感のある音声発生玩具を提供する
ことをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る音声発生玩具は食物を模した食物玩具
を口から入れた時に音声を発生する音声発生玩具であっ
て、以下の要件を備えたことを特徴とする。 (イ)上記音声発生玩具の頭部内部には口部に食物玩具
を入れた時に押圧されて回動する扉部材と、該扉部材に
連動して作動するゼンマイの巻上機構と、該巻上機構に
よりゼンマイが巻き上げられるゼンマイユニットと、音
声を発生する音声発生手段とを配置したこと (ロ)上記ゼンマイユニットの出力軸には偏心カムが固
定され、出力軸が回転して上記偏心カムが上記音声発生
手段に係合することにより、該音声発生手段は周期的に
音声を発生するように設けられていることなお、上記ゼ
ンマイユニットの出力軸には第2の偏心カムを固定し、
該第2の偏心カムには上記口部に回動自在に設けられた
下顎を上下に揺動するレバーを係合させてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について説明する。
【0007】図1は本発明に係る音声発生玩具を示し、
この音声発生玩具はリュック2を背負った子熊を模して
形成され、食物を模した食物玩具3を口部4から入れた
時に音声を発生するように設けられ、図2に示すように
頭部1の内部には口部4に食物玩具3を入れた時に押圧
されて回動する扉部材5と、該扉部材5に連動して作動
するゼンマイの巻上機構6と、この巻上機構6によりゼ
ンマイが巻き上げられるゼンマイユニット7と、音声を
発生する音声発生手段8(スプリング8a、拡声器8
b)とを有し、上記扉部材5、巻上機構6、ゼンマイユ
ニット7及び音声発生手段8は音声出力ユニットAに配
置されている。
【0008】上記音声出力ユニットAは前面と下面とが
開口した箱状で、頭部1から背中に斜めに配置された角
筒状の通路10の上部に配置されている。この通路10
の一端は口部4に連設して開口するとともに、他端は背
中を貫通しリュック2内に開口し、口部4に投入した物
品(食物を模した食物玩具3)をリュック2に案内する
ように設けられている。
【0009】そして、図3(a)、(b)に示すように
上記音声出力ユニットAの前面の開口部9には断面略L
字状の扉部材5が軸11で回動可能に軸支され、口部4
に食物玩具3を押し込んだ時に押されて内側に回動する
ように設けられている。
【0010】上記扉部材5には後述するゼンマイユニッ
ト7のゼンマイを巻き上げる巻上機構6が形成されてい
る。この巻上機構6は扉部材5の背面に形成された扇状
の板部材で周面にはラックギヤ6aが形成され、扉部材
5の回動に連動して後述する巻上ギヤ13を回転するよ
うに設けられている。
【0011】ゼンマイユニット7は音声出力ユニットA
内の収納部12に適宜手段で固定された公知のゼンマイ
ユニットで、上記ラックギヤ6aに噛合するゼンマイの
巻上ギヤ13と、図示しないゼンマイと、該ゼンマイの
巻き戻り力によって回転する複数の歯車と減速ガバナと
に連係して回転する出力軸14とが設けられている。
【0012】上記出力軸14の一端はゼンマイユニット
7の側面から突出し、先端には偏心カム15が固定され
ている。この偏心カム15の長径の周面の一部にはノコ
ギリ歯状の凹凸溝16が形成されている(図4参照)。
【0013】音声発生手段8はスプリング8aと拡声器
8bとで構成され、このスプリング8aは音声出力ユニ
ットAの内側上部に斜めに掛け渡され、上記偏心カム1
5が回転することにより該偏心カム15の凹凸溝16が
周期的に係合し、凹凸溝16でスプリング8aを引っ掻
いて「ガリッ」という振動音を周期的に発生させ、恰も
子熊が食物を噛むような擬音「ガリッ、ガリッ、・・
・」を出力させるように設けられている。
【0014】拡声器8bはプラスチック等の合成樹脂製
で逆円錐状に形成されたコーンで、このコーン8bは支
持部材17の一端の上面に固定されている。この支持部
材17の一端の下面には検出片18が形成され、この検
出片18の下端は音声出力ユニットAの上面に形成され
た貫通孔19を貫通して音声出力ユニットAの内部に配
置され、先端は上記スプリング8aの一部に接触してス
プリング8aの振動音をコーンに伝導するように設けら
れている。そして、支持部材17の他端は音声出力ユニ
ットAの上面に固定されている。
【0015】なお、図5に示すように、スプリング8a
の一端を上記貫通孔19を貫通して音声出力ユニットA
の上方に突出させ、上記支持部材17の一端の下面に直
接取着してもかまわない。このことにより振動音をさら
に効率よくコーン8bに伝導することができる。
【0016】上述のように、音声発生玩具は構成されて
いるので、音声発生玩具の口部4へ食物を模した食物玩
具3を押し込むと、図4に示すように扉部材5が押され
て軸11を中心に回動する。この時扉部材5に連動して
ゼンマイの巻上機構6がゼンマイユニット7の巻上ギヤ
13を回転しゼンマイを巻き上げる。食物玩具3を音声
出力ユニットAから通路10内に落下させ扉部材5の押
圧を解除すると扉部材5はゼンマイの巻き戻り力で逆方
向に回動して口部4(開口部9)を塞ぐとともに、ゼン
マイユニット7の出力軸14に固定された偏心カム15
が回転する。この偏心カム15に形成された凹凸溝16
が周期的にスプリング8aに係合し、スプリング8aを
引っ掻いて「ガリッ」という振動音を周期的に発生させ
る。この振動音は検出片18を介して拡声器8bに伝導
され、恰も子熊が食物を噛み砕いているような擬音とし
て出力される。
【0017】上述のように、食物玩具3を口部4にいれ
るだけで動力源であるゼンマイユニット7のゼンマイを
巻き上げ、このゼンマイの巻き戻り力で音声発生手段8
を作動させることができ、音声合成ICや、センサなど
を必要とせず、しかも動力源となる電池も必要とせずリ
アルな音声を出力することができ、何時でも音声発生玩
具を作動させて遊ぶことができる。
【0018】次に、図3(a)、(b)に示すように上
記ゼンマイユニット7の出力軸14に第2の偏心カム2
0を固定し、この第2の偏心カム20に前記音声出力ユ
ニットAの前面に回動自在に設けられた下顎21を上下
に揺動するレバー22を係合させた音声発生玩具につい
て説明する。
【0019】上記出力軸14には第2の偏心カム20が
固定され、この偏心カム20の偏心軸20aには略L字
状のレバー22に形成された長孔22aが係合してい
る。このレバー22は音声出力ユニットAの左側面に回
動自在に軸支され、先端は下顎21に連結した係合片2
3に形成された係合突部23aに係合している。上記係
合片23はスプリング24で下顎21を上方に回動する
ように付勢されている。
【0020】なお、符号25は下顎21に被せる被い部
材で、音声発生玩具の表面に使用されている外皮を模し
た織布で形成されている。
【0021】上述のように構成された音声発生玩具は、
食物玩具3を口部4から入れると扉部材5が回動し、ゼ
ンマイユニット7のゼンマイを巻き上げる。食物玩具3
が通路10に落下すると、ゼンマイの巻き戻り力で音声
発生手段8が周期的に音声を出力するとともに、出力軸
14に固定された第2の偏心カム20が回転するのでレ
バー22が回動する。レバー22が回動すると先端22
bが係合片23の係合突部23aを押し上げるので、下
顎21はスプリング24に抗して下方に回動すし、レバ
ー22の先端22bが下がると係合突部23aの係合が
解除されるのでスプリング24に付勢されて上方に回動
する。下顎21は出力軸14の回転に伴って音声発生手
段8から出力される音声と同期して上下に揺動し、音声
の出力停止とともに下顎21の作動も停止する。
【0022】上述したように、音声発生手段8を作動さ
せる偏心カム15と下顎21を作動させる第2の偏心カ
ム20とが同一の出力軸14に固定されているので、音
声の発生から停止まで音声に同期して下顎21を作動さ
せることができ、簡単な構造にもかかわらずリアル感の
ある音声発生玩具を実現することができる。
【0023】なお、通路10に落下した食物玩具3は通
路10の後端の開口部10aから背中に配置された収納
部(リュック)2内に自動的に収容されるので、収容さ
れた食物玩具3は腹や背中を開ける不自然な取り出し方
をすることなくリュック2から取り出すことができ、よ
り自然な玩具を提供することができる(図6参照)。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、簡単な構造で
リアル感のある音声を出力できる。そして、音声を発生
させるための電池を必要としないので、何時何処ででも
遊ぶことができるとともに、環境に優しい音声発生玩具
を提供することができる。
【0025】請求項2の発明によれば、音声の発生から
停止に至るまで音声の出力と同期して下顎を作動させる
ことができるので、よりリアル感のある音声発生玩具を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声発生玩具の使用状態を示す斜
視図
【図2】上記音声発生玩具の構成を示す要部断面図
【図3】(a)(b)は音声発生玩具の構成を示す分解
斜視図
【図4】音声発生玩具の作動状態を説明する要部断面図
【図5】音声発生玩具の他の例を示す要部断面図
【図6】音声発生玩具の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 頭部 2 リュック 3 食物玩具 4 口部 5 扉部材 6 巻上機構 7 ゼンマイユニット 8 音声発生手段 14 出力軸 15 偏心カム A 音声出力ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食物を模した食物玩具を口から入れた時
    に音声を発生する音声発生玩具であって、以下の要件を
    備えたことを特徴とする音声発生玩具。 (イ)上記音声発生玩具の頭部内部には口部に食物玩具
    を入れた時に押圧されて回動する扉部材と、該扉部材に
    連動して作動するゼンマイの巻上機構と、該巻上機構に
    よりゼンマイが巻き上げられるゼンマイユニットと、音
    声を発生する音声発生手段とを配置したこと (ロ)上記ゼンマイユニットの出力軸には偏心カムが固
    定され、出力軸が回転して上記偏心カムが上記音声発生
    手段に係合することにより、該音声発生手段は周期的に
    音声を発生するように設けられていること
  2. 【請求項2】 前記ゼンマイユニットの出力軸には第2
    の偏心カムが固定され、該第2の偏心カムには前記口部
    に回動自在に設けられた下顎を上下に揺動するレバーを
    係合させたことを特徴とする請求項1記載の音声発生玩
    具。
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