JPH04257352A - 編目を形成する繊維機械において繊維を制御する方法および装置 - Google Patents

編目を形成する繊維機械において繊維を制御する方法および装置

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JPH04257352A
JPH04257352A JP3264339A JP26433991A JPH04257352A JP H04257352 A JPH04257352 A JP H04257352A JP 3264339 A JP3264339 A JP 3264339A JP 26433991 A JP26433991 A JP 26433991A JP H04257352 A JPH04257352 A JP H04257352A
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fibers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間的に急速に繊維消
費量の変化する、編目を形成する繊維機械において繊維
を制御する方法および装置に関する。この場合、処理さ
れるべき繊維を、個々の編目形成個所へ進入する前に繊
維ストック源から編目形成個所への繊維の走行経路上で
、繊維リザーブを形成しながら繊維引き戻し手段を介し
て繊維消費量に依存してときおり巻き戻すようにし、さ
らに前記繊維リザーブは次の編目形成工程において少な
くとも部分的に再び解かれ、その際、処理すべき繊維の
繊維張力は、編目形成個所へ繊維が進入される前に連続
的に測定され、さらに得られた繊維張力実際値の測定値
は調整装置へ導かれ、この調整装置は目標値と実際値と
の比較を行ない、さらに当該調整装置により制御される
繊維制動器を用いて、ないし当該調整装置により制御さ
れ繊維走行経路において前記繊維制動器に後置接続され
た繊維引き戻し手段を用いて、編目形成工程中に制動お
よび/または巻き戻しを行なうことにより、繊維張力を
所定の繊維張力目標値に維持する。
【0002】
【従来の技術】平型編機の場合、さらに振り子行程で動
作する丸編機の場合、ならびに編み目を形成するそのほ
かの機械の場合にも、繊維ガイドの戻り位置における動
作方向の折り返しの際に、編物幅を変更する際に、ない
しは丸編機の旋回方向の折り返しの際に、必然的に繊維
張力の変化が生じる。このような繊維張力の変化は、通
常、ばね力が加えられ旋回可能な繊維通し穴支持体いわ
ゆる繊維引き戻し引張器により調整され、これによりあ
る程度均等な繊維張力を維持することができる。つまり
繊維張力の変動により、編地における不所望なむらが生
じる。
【0003】例えば通常のように繊維引き戻し引張器が
機械フレームの側方に設けられている平型編機の場合に
は上記のような繊維張力の相違は、往復するキャリッジ
の折り返し運動の際に著しく大きい。左側のおよび右側
のいくらか外側から繊維ガイドへ互いに平行に導かれる
繊維は、キャリッジの折り返し後に新たな編目列を開始
する際に、基本的に種々の張力状態が生じるのは免れな
い。繊維が右の外側から繊維ガイドへ導かれる場合、新
たな編目列を開始するためにキャリッジを右から左へ走
行させる際、あたかもキャリッジが左から右へ走行して
いるかのように、大きな繊維張力が生じる。したがって
キャリッジを右から左へ走行させる際には、最初から繊
維をボビンから引き出す必要があり、他方、キャリッジ
を左から右へ走行させる際には、編目列の残りのために
ボビンからの繊維がさらに必要になるまで、右側の繊維
方向変換点から左側の繊維ガイド停止位置までを利用で
きる繊維を予め取り付ける必要がある。
【0004】ボビンにおける不均一の繊維繰出抵抗の影
響を排除する目的で、ボビンと自動的に設定調整可能な
繊維制動器との間の繊維走行方向に、繊維ストック源を
構成するいわゆる繊維貯蔵ホイールが設けられることが
知られており(ヨーロッパ特許第0242401号)、
そこから繊維をごく僅かな張力で引き出すことができる
。この場合、繊維制動器の制動作用は電気モータを用い
ることにより両方の旋回方向に設定調整可能であって、
この電気モータは繊維張力測定器の相応の信号により制
御される。繊維張力測定器は、繊維走行方向において編
機の側方に配置された繊維引き戻し引張器の後方に配置
されている。繊維張力測定器により送出された信号によ
る繊維引き戻し引張器の制御は行なわれない。
【0005】編目形成工程中に生じる繊維張力の変動に
よって、平型編機で製造される編地の場合にはとりわけ
その編物の長さもそれぞれ異なってしまうので、平型編
機で製造される編物の長さおよび編目形成をを制御する
ための公知の方法の場合には、既に次のような手段(ド
イツ連邦共和国特許第3609719号)が講ぜられて
いる。即ち、編成されるべき繊維の繊維張力は、繊維ガ
イド給糸口へ進入される前に連続的に測定され、繊維張
力の測定値が所定の張力目標値と連続的に比較され、さ
らに、目標値と実際値との比較に応じて繊維制動器およ
び/または繊維引き戻しバネを用いて繊維を制動および
/または引き戻すことにより、繊維張力が常に所定の張
力目標値になるように設定調整される。この場合、張力
目標値のプリセットおよび目標値と実際値との比較はマ
イクロプロセッサにおいて行なわれ、その際、マイクロ
プロセッサを有する、所定の繊維張力目標値のためのプ
ロセス調整装置を設けることもできる。
【0006】このプロセスを実施するために提案されて
おり繊維引き戻しバネと称される繊維引き戻し引張器を
、上記のプロセス調整装置により自動的に制御可能する
ことができる。繊維引き戻し引張器は、自動的に設定調
整される繊維制動器と同様にステッピングモータを有し
ており、このステッピングモータは引張バネを介して、
一方の端部が旋回可能に支承された旋回アームと接続さ
れている。この旋回アームの他方の端部はフックを介し
て繊維と繋がれている。ステッピングモータは引張バネ
のバイアス力を変化させ、それにより旋回アームに加え
られるトルクの大きさを変化させる。しかしこのような
独特な構成のために、ステッピングモータは、例えばそ
れにより生じる繊維リザーブの変化の際、迅速な旋回運
動を行なう旋回アームを制動することはできない。 したがってステッピングモータはレバーを介して結合さ
れている引張バネのバイアス力を高めるかまたは低減す
ることができるだけである。キャリッジの折り返し運動
の際に、つまり編目形成が行なわれず繊維消費量が短期
間ゼロに戻るような時間中に、繊維制動器と繊維引き戻
しバネとをどのように制御するかはそれ以上示されてい
ない。
【0007】しかしながら、まさにキャリッジ折り返し
の際にとりわけ複雑な繊維張力状態が生じるのであって
、公知の繊維引き戻し引張器の場合には、この状態を極
めて不十分にしか考慮することができない。したがって
繊維引き戻し工程を開始する際、つまり繊維リザーブの
形成を開始する際、繊維引き戻し引張器が作動しなくな
るので、一方では一時的に繊維引張力の消失した状態が
生じる。他方、繊維リザーブがいっぱいになると、繊維
引き戻し引張器が加速して付加的な繊維張力が生じるの
で、著しく高い繊維張力ピークが生じる。この結果、横
側の編地周縁領域において不所望に、緩い編目とかたい
編目とが交互に生じる。このような編目は編地の品質を
損なうものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、編目を形成する繊維機械において以下のことを保
証するようにした、繊維を制御する方法および装置を提
供することにある。即ちこの方法および装置によって、
例えば平型編機においてキャリッジの折り返し運動ごと
に生じるような、編目形成の一時的な中断後の繊維供給
再開時において、繊維リザーブ形成中も繊維張力を予め
定められた値に維持し、あるいは迅速にその値になるよ
うにし、その結果、編目形成工程を開始または継続する
際、ただちに繊維が実質的に一定の張力で供給されるこ
とが保証されるようにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭で述べ
た方法において請求項1の特徴部分に記載の方法ステッ
プによって解決され、他方、この方法を実施するための
装置は請求項7の特徴部分に記載の構成を有する。
【0010】
【発明の利点】このような新規な方法および新規な装置
によって、例えば平型編機においてキャリッジの折り返
し運動の際に十分に一定の繊維張力を得ることができる
ようになり、したがっていっそう確実な繊維引き戻しと
ともに側方の編地周縁部における申し分のない周縁編目
が得られるようになる。
【0011】図面には本発明の実施例が示されている。
【0012】
【実施例の説明】図1に部分的に示された平型編機は、
機械フレーム1上に配置された2つの針床2を有してお
り、これらの針床の上には、キャリッジ3が長手方向に
変位可能に案内されている。この場合、キャリッジ3は
その左側の端部位置において図示されており、このキャ
リッジは針と共働する複数個の針用カムを支持している
。これらの針用カムのうち、図2、3には1つのシンカ
カム4だけが示されている。キャリッジ3には通常のよ
うに複数個の繊維ガイドが設けられており、これらの繊
維ガイドのうち図1には、繊維ガイドの繊維進入通し穴
5だけが示されている。繊維ガイドは図2、3では6で
示されている。さらに繊維ガイド給糸口は7で示されて
いる。
【0013】機械フレーム1はボビンレール8を支持し
ており、このボビンレール上には一連のボビン9が差し
込まれている。これらのボビンから個々の繊維10が、
11で示された繊維監視−方向変換装置11を介しさら
にそれぞれ1つの繊維制動器を介して繊維貯蔵ホイール
へ延びている。このホイール13は機械フレーム1側方
の支持部材14に設けられている。繊維貯蔵ホイール1
3から同軸の搬出通し穴15を通して、頭部から繊維を
引き出すことができる。この場合、この種の繊維貯蔵ホ
イール13の特徴的な機能に相応するように、引き出さ
れた繊維の張力は実質的に一定であり、かつ著しく小さ
い。このように繊維貯蔵ホイールの作用および構造は周
知であり、したがって詳細に説明する必要はない。
【0014】繊維ストック源を構成する繊維貯蔵ホイー
ル13から繊維ガイド6への繊維走行経路においてまず
最初に、例えばドイツ連邦共和国特許第3609719
号公報により公知であるような、電気的に又は電気機械
的に調整可能な繊維制動器16を通って繊維が走行する
。さらに繊維はこの繊維制動器16から、位置固定され
て支承された方向変換ローラ17を介して繊維案内通し
穴18へと進む。この繊維案内通し穴18は、繊維引き
戻し手段の一部を構成する旋回アーム19に取り付けら
れている。次に繊維は、固定的な繊維案内通し穴20を
通って繊維張力測定装置21へ走行し、さらに繊維はそ
こから繊維方向変換通し穴5を通って、キャリッジ3と
ともに針床2に沿って移動する繊維ガイド給糸口7(図
2、3)へ達する。
【0015】繊維引き戻し手段の詳細は例えば図2、3
から明らかであり、これらの図には、公知の繊維貯蔵ド
ラム22と、このドラムに配属された繊維貯蔵巻回部2
3と、さらに搬出通し穴15とを備えた繊維貯蔵ホイー
ル13が詳細に示されている。
【0016】繊維引き戻し手段の旋回アーム19は、繊
維案内通し穴18に対向して位置するその端部の側で、
回転軸を有する支承個所24に旋回可能に支承されてい
る。この旋回アーム19は質量が僅かであって、小さな
直流電流モータの形式の、またはそれ自体公知の回転角
度駆動装置の形式の、電気機械的なトルク発生器25と
接続されている。例えば直流電流モータにより構成され
たトルク発生器25の巻線が励磁されると、このトルク
発生器25は旋回アーム19に対してトルクを加える。 このトルクの大きさは加えられる電圧に依存して可変で
あって、その際、このトルクによって、旋回運動を行な
う旋回アーム19を加速させることもできるし減速させ
ることもできる。
【0017】繊維張力測定装置21は公知の形式である
。この繊維張力測定装置21は例えば距離をおいて固定
的に配置された2つの繊維案内部材26を有しており、
これらの繊維案内部材26の間に、繊維を走査する繊維
センサ素子27が運動可能に支承されている。この繊維
センサ素子27は、例えばポテンショメータの形式の電
気的な信号発生器と接続されており、この信号発生器は
、繊維が繊維ガイド6へ進入されたときの繊維張力の実
際値を表わす電気信号を送出し、さらにこの信号は線路
28を介して電気的な調整装置29へ導かれる。この調
整装置29は、線路30を介して電気機械的なトルク発
生器25と接続されており、かつ線路31を介して、電
気的に設定調整可能な繊維制動器16の調整部材と接続
されている。
【0018】調整装置29は、張力測定装置21により
受信された繊維張力実際値信号を所定の目標値と比較し
て、線路30、31を介してトルク発生器25および繊
維制動器31へ相応の調整信号を送出し、編目形成工程
中、繊維張力が編成個所において実質的に一定に目標値
に維持されるように、トルク発生器25および繊維制動
器31を制御することができる。
【0019】図5からわかるように調整装置29は、編
機に配属されている制御装置32と接続されており、こ
の制御装置32は繊維張力のための目標値発生器33を
有しており、しかもこの制御装置32は線路34を介し
て、キャリッジ3が折り返し運動を行なうたびごとに編
成動作のためのスタート信号を、繊維制動器16とトル
ク発生器25のための電子制御装置35へ供給する。
【0020】キャリッジ3が折り返し運動をするときの
繊維制御は以下のようにして行なわる。その際、図4に
概略的に示されている、順次行なわれるプロセス経過の
段階を参照する。
【0021】図示されていない平型編機のキャリッジ3
が右側の端部に位置していると想定する。このことは繊
維ガイド6が、36で概略的に示されている編地の右側
に距離をおいて位置しているように描かれていることに
よって表わされている。平型編機の左側に配置された旋
回アーム19の繊維案内通し穴18から到来する繊維1
0は、編地36の幅方向にわたって、この編地の右側に
停止している繊維ガイド6まで延在しており、さらに繊
維はこの繊維ガイド6の給糸口7から編地の周縁部まで
延びている。図1中には示されていない、編機の所属の
繊維ガイド駆動装置は37で示されている。この繊維ガ
イド駆動装置37は公知のように針床2(図1)の長手
方向にわたってキャリッジ3とともに移動し、これはパ
ターンにしたがって機械制御装置32(図5)から送出
された制御命令によって選択することができる。したが
って、新しい編目列に必要な繊維を入れる目的で、繊維
ガイド駆動装置37は図4において右側から左側へ向か
って行なわれるキャリッジ3の戻り行程において繊維ガ
イド6をいっしょに動かすことができる。
【0022】一番上の略図a)は出発状態を表わしてい
る。繊維ガイド6は編地の周縁部の右側に距離をおいて
位置している。先行の編目列形成は終了されており、こ
のため編目形成行程は、キャリッジ3がその折り返し運
動を終えるまで短期間中断されている。繊維ガイド駆動
装置37は機械制御装置32から選択命令を受け取る。 この命令は線路34を介して制御装置35へも導かれる
(図5)。
【0023】その次の略図b)には、繊維ガイド6が繊
維ガイド駆動装置37によってちょうど駆動され始めた
瞬間における状態が示されている。制御装置35は、繊
維駆動装置37による駆動開始によりトリガされて機械
制御装置32により送出されたスタート信号の受信後、
線路39を介して繊維制動器16へ閉鎖信号を伝送する
。したがって繊維制動器16は閉鎖され、これによりも
はやいかなる繊維10も繊維貯蔵ホイール13から引き
出すことができなくなる。この直後にまたはこれと同時
に、線路38を介して制御装置35から旋回アーム19
のトルク発生器へ信号が伝送され、この信号の作用下で
、トルク発生器25によって旋回アーム19へ加えられ
るトルクが次のように高められる。即ち、繊維走行経路
上で何度も行なわれる繊維の方向変換とは無関係に、既
にこの時点で繊維10において十分な繊維張力が保証さ
れるように高められる。
【0024】その次の略図c)には、繊維ガイド駆動装
置37が繊維ガイド6をすでに編地36の周縁部へ近づ
けて、編目形成を開始した瞬間が示されている。旋回ア
ーム19は繊維引き戻し−旋回運動経過においてその最
大の変位量に到達しており、このことによって繊維リザ
ーブ形成は終了される。不所望な繊維張力のピークが発
生するのを防止する目的で、制御装置35はトルク発生
器25へ伝送される信号を次のように修正する。即ち旋
回アーム19がその最大変位量に到達する少し前に、つ
まり運動折り返し点に到達する少し前に緩やかに制動さ
れるように、上記の信号を修正する。さらにこの時点に
おいて、制御装置35は線路39を介して繊維制動器1
6へ開放信号を送出する。これにより繊維制動器16は
、線路31を介して調整装置29から導出される設定調
整信号により定められる所定値まで開放される。この設
定調整信号は、調整装置29により行なわれた実際値と
目標値との比較結果である。
【0025】さらにこれに続く略図d)には、編目形成
工程の再開直後の瞬間が示されている。この場合、繊維
張力は調整装置29により繊維制動器16とトルク発生
器25とを相応に制御することによって、目標値発生器
33より予め設定された繊維張力目標値に維持される。 同時にこれによりトルク発生器25から旋回アーム19
へ加えられるトルクが次のように低減される。即ち旋回
アーム19が、図3による最大の繊維リザーブ位置から
図2による通常の作動位置まで戻され、これにより繊維
リザーブが解消されるように低減される。繊維貯蔵ホイ
ール13からは、さらに付加的に必要とされる残りの繊
維量が引き出されるだけである。旋回アーム19のその
作動位置への戻り行程は、調整装置29によって補償す
ることのできない突発的な繊維張力の変動がこの戻り行
程によって生じないようにゆっくりとかつ均等に行なわ
れる。
【0026】旋回アーム19が作動位置へあるいは停止
位置へ戻されるときには、トルク発生器25により旋回
アーム19へ加えられるトルクはゼロには戻らない。む
しろ制御装置35または調整装置29によって、所定の
小さな残留トルクが保持される。この残留トルクによっ
て、図2に関していえば、旋回アーム19が時計回り方
向に旋回するように構成されている。
【0027】上記の残留トルクは次のことに用いられる
。即ち繊維破損が生じたときに、機械に対して停止信号
を送出する信号発生器としてはたらく、図2に39で示
されたスイッチと噛み合うまで、旋回アーム19を時計
回り方向に旋回させるために用いられる。
【0028】このような遮断を旋回アーム19によって
トリガさせないのでであれば、停止位置における残留モ
ーメントはゼロであってもよい。
【0029】図5によるブロック図には、必要に応じて
付加的に設けることのできる、繊維長のためのさらに別
の調整装置40が設けられている。この調整装置40は
、機械制御装置32内に設けられている目標値発生器4
1から繊維長−目標値信号を受け取る。さらにこの調整
装置40は繊維長測定器42と回路接続されており、こ
の繊維長測定器42は単位時間ごとに編成個所へ供給さ
れる繊維の長さを測定し、調整装置40へ相応の実際値
信号を供給する。この繊維長−実際値信号は調整装置4
0によって目標値発生器41から到来した繊維長−目標
値信号と比較される。調整装置40はこの比較結果とし
て線路43を介して相応の調整信号を、針用カムのシン
カカム4の相応の設定調整装置44(図2)へ送出し、
これにより、単位時間ごとの編成される繊維長が所定の
目標値にー定に維持されるように、シンカカム4が連続
的に設定調整される。
【0030】形式上言及しておくと、目標値発生器33
、41により送出される、繊維張力ないし単位時間ごと
の繊維長のための目標値は、もちろん、必要な場合には
個々のプログラムに応じて時間に依存して変更すること
ができる。
【0031】説明した実施例の場合、制御装置35は調
整装置29とは別個の制御回路として示されている(図
5)。しかしもちろん、実際に構成する際には両方の装
置を互いに1つにまとめることもできる。つまり制御回
路を調整回路29内に一体化させることもできる。
【0032】次に本発明の有利な実施形態を要約する。
【0033】スタート信号の発生後、まず最初に繊維制
動器が閉じられ、次に繊維引き戻し力が高められるよう
にし、さらに繊維リザーブ形成後、繊維制動器は再び、
繊維張力を調整するための調整装置により所定の値まで
開かれる。
【0034】繊維リザーブ形成の終了直前に繊維引き戻
し手段を制動する。
【0035】繊維引き戻し手段には、一方の端部が旋回
可能に支承された旋回アームが用いられ、該旋回アーム
の他方の側は繊維と繋がれており、さらに繊維引き戻し
力を形成するために、当該旋回アームと接続された電気
機械的なトルク発生器を用いて、前記旋回アームに可変
のトルクを加える。
【0036】編目形成工程の開始後、的に一定の速度で
繊維リザーブを解くようにする。
【0037】繊維引き戻し手段はバイアス力で保持され
ており、該バイアス力の作用のもとで該繊維引き戻し手
段は、繊維張力が消失したときに遮断信号発生器を操作
するのに十分な運動を行なうことができる。
【0038】スタート信号が発生すると、繊維制動器は
制御回路により閉鎖される。
【0039】上記繊維制動器は、旋回アームの制動開始
とともに、あるいは遅くとも旋回アームが制動されてか
ら、調整装置により予め設定された値まで制御回路によ
って開放される。
【0040】制御装置は調整装置内に一体化される。
【0041】編目形成工程開始後行なわれる繊維リザー
ブの解消時に、調整装置および/または制御装置の作用
のもとでトルク発生器は、実質的に一定な速度の旋回ア
ームの帰還旋回運動を生じさせるトルクを加える。
【0042】繊維リザーブが解かれた後、調整装置およ
び/または制御装置の作用のもとでトルク発生器は、実
質的に一定の速度の旋回アームの帰還旋回運動を生じさ
せるトルクを加える。
【0043】上記の旋回アームに停止信号発生器が配属
されており、該停止信号発生器は、繊維張力が消失した
ときに残留トルクにより運動する旋回アームにより操作
可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明による方法および装置によって、
編地の周縁領域においても均質な編目形成が行なわれる
。さらに編目形成中は、繊維張力測定装置を有する調整
装置によって繊維張力が一定に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】側方に配置された本発明による繊維制御装置を
備えた平型編機を側方から見た縦断面図である。
【図2】編目形成工程中の繊維引き戻し手段の通常の作
動状態を示している、図1による繊維制御装置の図であ
る。
【図3】平型編機のキャリッジの折り返し運動が開始さ
れて折り返し運動後の編目形成工程が再開されたときの
、繊維引き戻し手段を示す、図2による繊維制御装置の
図である。
【図4】平型編機のキャリッジが折り返し運動する際の
、本発明による繊維制御を示すために描かれた、図1に
よる平型編機の4つの概略図である。
【図5】本発明による繊維制御装置の電気回路を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1  機械フレーム 2  針床 3  キャリッジ 4  シンカカム 5  繊維進入孔 6  繊維ガイド 7  給糸口 8  ボビンレール 9  ボビン 10  繊維 11  繊維監視−方向変換装置 12  繊維制動器 13  繊維貯蔵ホイール 14  支持体 15  搬出通し穴 16  繊維制動器 17  方向変換ローラ 18  繊維案内通し穴 19  旋回アーム 20  繊維案内通し穴 21  繊維張力測定装置 22  繊維貯蔵ドラム 23  繊維貯蔵巻回部 24  支承個所 25  トルク発生器 26  繊維案内部材 27  繊維センサ素子 29  調整装置 32  機械制御装置 33  目標値発生器 35  制御装置 36  編地 37  駆動装置 39  スイッチ 40  調整装置 41  目標値発生器 42  繊維長測定装置 44  設定調整装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  時間的に急速に変化する繊維消費量を
    有する、編目を形成する繊維機械において繊維を制御す
    る方法であって、処理されるべき繊維を、個々の編目形
    成個所へ進入する前に繊維ストック源から編目形成個所
    への繊維走行経路上で繊維リザーブを形成しながら、繊
    維引き戻し手段を介して繊維消費量に依存してときおり
    引き戻すようにし、さらに前記繊維リザーブは次の編目
    形成工程において少なくとも部分的に再び解かれ、その
    際、処理すべき繊維の繊維張力は、編目形成個所へ繊維
    が進入される前に連続的に測定され、さらに得られた繊
    維張力実際値の測定値は調整装置へ導かれ、この調整装
    置は目標値と実際値との比較を行ない、さらに当該調整
    装置により制御される繊維制動器を用いて、ないし当該
    調整装置により制御され繊維走行経路において前記繊維
    制動器に後置接続された繊維引き戻し手段を用いて、編
    目形成工程中に制動および/または巻き戻しを行なうこ
    とにより、繊維張力を所定の繊維張力目標値に維持する
    ようにした、編目を形成する繊維機械において繊維を制
    御する方法において、編目形成が一時的に中断された後
    で繊維供給を再開する際、繊維張力測定に依存しないス
    タート信号が繊維引き戻し手段に対して発生されるよう
    にし、この信号の受信後、繊維引き戻し手段により繊維
    に加えられる繊維引き戻し力が高められ、さらに前記繊
    維引き戻し手段が繊維リザーブの形成とともに開始する
    ようにし、該繊維リザーブの形成は遅くとも編目形成工
    程の開始とともに終了するようにし、さらに該繊維リザ
    ーブを形成する際、繊維張力は所定の最大値よりも小さ
    く維持されており、さらに編目形成工程を開始する際、
    繊維制動器および繊維引き戻し手段は、繊維張力が所定
    の目標値へ設定調整されるように調整装置によって再び
    制御されるようにし、その際に前記繊維リザーブが解か
    れるようにしたことを特徴とする、編目を形成する繊維
    機械において繊維を制御する方法。
  2. 【請求項2】  編目を形成する繊維機械において繊維
    を制御する装置であって、繊維ストック源と編目形成個
    所との間の繊維走行経路上で繊維リザーブを形成するた
    めの、電磁的に制御可能な繊維引き戻し手段と、前記繊
    維ストック源と繊維引き戻し手段の間の繊維走行経路上
    に配置され、電気的に制御可能な繊維制動器と、繊維引
    き戻し手段と編目形成個所との間の繊維走行経路上に配
    置された繊維張力測定装置と、さらに、電子調整装置と
    が設けられており、該電子調整装置は、前記繊維張力測
    定装置から受信した、繊維張力の実際値を表わす信号を
    目標値と実際値の比較を行なうことにより処理するよう
    にし、さらに当該電子調整装置は、繊維張力が一定に維
    持されるように前記繊維制動器および/または前記繊維
    引き戻し手段を制御するようにした、編目を形成する繊
    維機械において繊維を制御する装置において、前記繊維
    引き戻し手段は、一方の端部が旋回可能に支承されてい
    る旋回アーム(19)を有しており、該旋回アーム(1
    9)は他方の端部において繊維(10)と結合されてお
    り、さらに前記繊維引き戻し手段には少なくとも1つの
    固定的な繊維ガイド部材(20)が配属されており、さ
    らに前記旋回アーム(19)は、両回転方向に作用する
    電気機械的なトルク発生器(25)と接続されており、
    当該旋回アーム(19)へ加えられる前記トルク発生器
    (25)のトルクは選択的に変化可能であり、さらに電
    気制御装置(35)が設けられており、該制御装置(3
    5)は、編目形成の一時的な中断後の繊維供給再開時に
    機械側で送出されたスタート信号を受信すると、前記ト
    ルク発生器(25)により発生されたトルクが高まるよ
    うにトルク発生器(25)を制御するようにし、当該ト
    ルクの作用のもとで前記旋回アーム(19)は繊維リザ
    ーブを形成しながら旋回し、さらに前記制御装置(35
    )は、相応に制御されるトルク発生器(25)を介して
    、繊維リザーブが最大値に達する直前に繊維張力が所定
    値よりも小さく維持されるように前記旋回アーム(19
    )を制動するようにしたことを特徴とする、編目を形成
    する繊維機械において繊維を制御する装置。
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